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本日の超最新情報
日本代表が2大会ぶり4度目のアジア王者に君臨!!2011.01.29.SAT

INDEX

アジア王者
アジアカップ決勝
オーストラリア代表0−1日本代表
日本が延長戦の末、2大会ぶりの優勝!李忠成が劇的決勝ゴールを決め、最多4度目のアジア制覇!大会最優秀選手には本田圭佑が選出!

帰国
右足第5中足骨(右足小指の付け根)を骨折したドルトムントの日本代表MF香川真司(21)が帰国!全治3ヶ月と診断され、近日中に東京都内で手術!

予選免除
アジアカップ3位決定戦
ウズベキスタン代表2−3韓国代表
韓国が3−0から逃げ切って2大会連続の3位!韓国は次回大会の予選免除が決定!

賞金
次回の2015年アジアカップのオーストラリア大会から3位までのチームに総額約8億2千万円の賞金を授与!

代表引退
マンチェスター・ユナイテッドの韓国代表MF朴智星=パク・チソン(29)が代表引退を発表!

獲得
リバプールがアヤックスからウルグアイ代表FWスアレス(24)を獲得!4年半契約で移籍金は約30億円!

移籍請願書提出
リバプールのスペイン代表FWトーレス(26)が移籍請願書をクラブに提出!移籍金約52億1000万円でチェルシーに移籍?

トレード
インテルがサンプドリアからイタリア代表FWパッツィーニ(26)を獲得!4年半契約で移籍金は約13億2000万円+フランス人MFビアビアニ(22)!

獲得
セビージャがシャルケからクロアチア代表MFラキティッチ(22)を獲得!3年半で移籍金は約1億7000万円!

レンタル
ウェスト・ブロムウィッチがアーセナルからメキシコ代表FWカルロス・ベラ(21)を期限付き移籍で獲得!

レンタル
バーミンガムがルビン・カザン(ロシア)からナイジェリア代表FWマルティンス(26)を期限付き移籍で獲得!

2位キープ
ドイツブンデスリーガ第20節
レバークーゼン2−0ハノーバー
2位vs3位対決は、ドイツ代表MFバラックが約4ヶ月に先発復帰したレバークーゼンが快勝して2位キープ!

本日の超サカFLASH
浦和がサンパウロ(ブラジル)からブラジル人FWマゾーラ(21)を期限付き移籍で獲得ほか


本文
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アジア王者
アジアカップ決勝結果

オーストラリア代表0−1日本代表

会場:カリファ・スタジアム
観衆:37174人
主審:ラブシャン・イルマトフ(ウズベキスタン)
天気:晴れ
風:弱風
気温:20℃
湿度:64%
ピッチ表面:乾燥
ピッチ状態:全面良芝

≪得点者≫
日本:李忠成109

≪出場メンバー≫
オーストラリア代表
GK:
1.シュウォーツァー
DF:
8.ウィルクシャー
2.ニール(cap)
6.オグネノブスキ
3.カーニー
MF:
14.ホルマン=39分
(65分7.エマートン)
16.バレリー=16分
15.ジェディナク
17.マッケイ=112分
FW:
10.キューウェル
(103分23.クルーズ)
4.ケーヒル
(110分22.キルケニー)
ベンチ:
GK:
12.コー
18.ジョーンズ
DF:
13.ノース
20.スピラノビッチ
21.マケイン
MF:
19.オアー
FW:
9.マクドナルド
11.バーンズ

フォーメーション
(4-2-2-2)

   4  10
17      14
  15  16
3  6  2  8
    1

日本代表
GK:
1.川島永嗣(リールセ)
DF:
6.内田篤人(シャルケ)
(120分2.伊野波雅彦(鹿島))
22.吉田麻也(VVV)
4.今野泰幸(FC東京)
5.長友佑都(チェゼーナ)
MF:
14.藤本淳吾(名古屋)
(56分3.岩政大樹(鹿島))
17.長谷部誠(ボルフスブルク)(cap)
7.遠藤保仁(G大阪)
9.岡崎慎司(シュツットガルト)
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
FW:
11.前田遼一(磐田)
(98分19.李忠成(広島))
ベンチ:
GK:
21.西川周作(広島)
23.権田修一(FC東京)
DF:
20.永田充(浦和)
12.森脇良太(広島)
MF:
15.本田拓也(鹿島)
13.細貝萌(アウクスブルク)
16.柏木陽介(浦和)

フォーメーション
(4-2-3-1)

    11
9   18   14
   7  17
5  4  22  6
    1

≪各種データ≫
オーストラリア代表日本
ボール支配率:
48%:52%
シュート数:
23:13
直接FK数:
15:22
間接FK数:
1:3
CK数:
9:6
GK数:
8:17
PK数:
0:0
オフサイド:
1:3

 サッカーのアジアカップ最終日は29日、ドーハ(カタール)で決勝が行われ、日本が延長の末に1−0でオーストラリアを破って2大会ぶりの優勝を果たした。延長後半4分、李忠成(広島)が代表初ゴールとなる劇的な決勝点を挙げて激闘を制し、単独最多4度目のアジア頂点に立った。
 日本は2014年ワールドカップ(W杯)のプレ大会として2013年にブラジルで開催されるコンフェデレーションズカップの出場権を獲得。大会最優秀選手には本田圭佑(CSKAモスクワ)が選ばれた。オーストラリアは初優勝を逃した。
 日本はオーストラリアの高さのある攻撃に苦しんだが、GK川島永嗣(リールセ)が再三の好守を見せた。延長後半、途中出場の李が長友佑都(チェゼーナ)の左クロスを鮮やかな左足ボレーで決めた。
 日本のザッケローニ監督は就任後8試合連続負けなしで、初めて迎えた公式大会を優勝で飾った。

川島永嗣
「(前の試合では岩政ともつれたシーンがあり、前に出るのが難しいと感じることは)自分自身、この大会を通じてまだまだ成長していかないといけないと思ったし、そういった意味ではミスもあったけど、それを引きずっていたら前に進めない。常にゴールを守るために、味方や相手とぶつかったとしても体を張っていくことは変わらない。(個人的な課題は)今回はDFラインも変わったり、チームとしても今までと違って攻撃がベースにある中で守備をしなければいけないので、流れが違う中で自分がどうプレーしていかないといけないのかと考えさせられた。アジアではこういう戦いをしていかないといけないので、そういうところを意識してやっていきたい。(完封で優勝できたことは)数字も大切だけど、自分としては勝つことしか考えていなかった。今日の試合は1点がゲームを大きく左右すると思っていたので、ゼロで終わることができたのは良かった。(チームの成長は)若いチームで臨んだことで、ゲームの中で経験のなさが出たこともあったけど、みんなでカバーする意識のあるチームだったし、こういう試合展開は今後も出てくると思う。頭で分かっていても、こういう経験を通じてしか分からないこともある。今回は勝って終わることができたけど、大会を通して自分達がもっと成長していかないといけない」

今野泰幸
「表彰式の時、本田の隣に行けたのが良かった。(MVPもらって来いって)それは本田に言われたんじゃなくて、ヤットさん(遠藤)に言われた。行けないです。オレが行ったらブーイングです。オーストラリアは高さもあったし、技術もあったし、運動量もあったし、前線にはいい選手がいたし、強かった。(途中から左サイドバックに入ったのは)ビックリした。でも、できるかと聞かれたので大丈夫と答えて、それで監督もそうしたんだと思う。(ボランチに入るのを断ったのは)足を痛めていたからではない。痛めた時はやっちゃったかなと思ったけど、やっているうちに痛みも引いてきたので、これならいけると思った。痛さは関係ない。(オーストラリアの高さ対策は)最初はマークに付く意識があったけど、マークが付いているにも関わらず、フワッとしたボールに相手が頭を当ててきて、もう勝てないということが分かった。だから相手にやらせないことだけを考えた。飛ばせないとか、相手がジャンプした瞬間にちょっと体を当ててバランスを崩させて、後ろにボールをこぼさせてそれを拾うこととかに頭を切り替えた。(考えを切り替えたのは)前半のセットプレーで2回くらいやられたときに、これでは勝つのは不可能だと思った。ファウル、ギリギリだったけど、跳ね返すのは難しかったので相手に触らせないように心掛けた」

吉田麻也
「こういう経験ができることは何回かしかないと思うので、もっともっと上に行けばそういう戦いができると思うし、さらに強い相手とやるためには、僕が代表に入り続けないといけない。ここまでは何とか入ってきたけど、代表は入り続けることが一番難しい。チームに戻っても積み重ねてやっていくだけ。(最後にボールを蹴り出したときの心境は)後はやばかった。後半ロスタイムが長かった。(ケーヒル、キューウェルとのマッチアップは)ケーヒルは凄かった。キューウェルは分からないけど。ボランチとFWの選手がボールを動かして、前半のうちに疲れさせようということだったけど、結果的に2人とも交代したので。ケーヒルはあの身長であれだけ強いというのは、プレミアでやっているだけあると思った。僕がそういう舞台に行きたいのであれば、もっともっとあれくらいの意識を持って勝たないといけない。結果に満足せずにやっていきたい。(ケーヒルは)強い。骨格が違うから。それを言ってもしょうがないけど。(前半30分過ぎから慣れてきたように見えたが)あのボール回しをもっと早くからやらないといけなかったけど、なかなか収まらなくて落ち着かなかった。前半30分過ぎからのボール回しでかなり相手も疲れたと思う。ボールを回しているうちに、みんながこうやった方がいいと何となく分かってきた。それをやろうとはしていたけど、なかなか収まらなかったし、相手もロングボールが多かったので入りは難しかった。(後半の布陣変更は)マサさん(岩政)が強いので任せた。あの形は初めて。練習でもあまりなかった。延長になったらあまりリスクを背負わずに入った。(ザッケローニ監督の求めるサッカーへの理解は)ある程度のことは分かったけど、もっと詰めていかないといけない部分はある。コミュニケーションの部分でどっちがいくのかはっきりしなかったところもあったけど、それはやっていきながら改善していくしかない。ただ、この1ヶ月は密に練習できたと思う。(監督に日本のサッカーにない部分を教えてもらったと感じることは)体の向きについては若干あったけど、基本的には変わらない。Jリーグにも外国人監督はいるし、やっていて違和感はない」

長友佑都
「1対1には自信を持って挑めていたし、絶対にスピードでかわせると自信を持っていたので、あとはいいボールを上げれば点は取れると思っていた。(決勝アシストの場面は)相手が疲れていてボールウォッチャーになっていたので、チュン君(李忠成)の前に入る動きから後ろにスーと抜ける動きで決まったかな。あれで全てが決まったかなと思う。動きが全部見えていたわけじゃないけど、ニアにだけ引っ掛けないようにと思っていた。(ポジションチェンジで攻撃の意識は)スイッチになった。最初はバタバタしていてどうなるのかと思っていたけど、自分も(イタリアで)いろいろ学んで攻撃に自信を持っていたし、しっかりやれば得点に絡めると思っていた。(交代のときに選手や監督といろいろと話していたが)誰がどこに入るのかを監督と話した。今ちゃん(今野)をボランチに上げるという話だったが、(ピッチの)中で話し合った結果、今ちゃんを左サイドバックにしてオレを上げるという方がいいんじゃないかということになった。監督から話が来た後、選手で話して今ちゃんを左に持っていく方がいいと監督に言って変えた」

藤本淳吾
「相手は体が大きくて戸惑った。相手の胸の位置に自分の頭があってどうしようと思った。中を絞って外へ出す対応だけを気を付けてやった。この大会で感じたことを練習、試合で出していかないといけない。今は優勝して興奮しているので、冷静になって思い出しながらこれからしっかりやっていきたい」

長谷部誠
「試合ごとにヒーローが変わる。試合にあまり出られなかった選手も結果を残した。こういう大会ではそういうのがある。相手が落ちてくるというよりも、相手のサッカーは放り込んでヘディングで競って、こぼれ球を拾うというものだったので、向こうとしてはそんなに体力を使わないサッカーだった。自分達がボールを回して走らせることを考えていたが、自分達の方が体力的にキツくて決していいサッカーはできなかった。(李のゴールは)あそこでよく決めてくれた。チュンソン(李)もあまり試合に出ていなかったけど、そういう選手が決めて総力戦で勝てたことが嬉しい。(優勝できた要因は)集まった時に若い選手が“お客さん感覚”だったので、そこをみんなで変えていこうと話した。ただ、まだ甘い部分もたくさんあるが、今大会で間違いなく成長した。ここで止めずに続けてほしい。アジアカップの優勝は頂上じゃない。クラブに帰って高い意識でやってほしい」

遠藤保仁
「前回もロスタイムで失点していたし、それはみんなも分かっていたので、集中が途切れないようにボールが止まったときに声を掛けていた。(決勝点をアシストした長友にパスを出したのは)右サイドバックの8番(ウィルクシャー )がバテバテだった。守備がそんなにいい選手じゃなかったので、佑都(長友)が持ったらどんどん1対1を仕掛けろと言っていた。オカ(岡崎)のヘディングもあったし、いい形を作れていた。(長友を前に上げて、今野を左サイドバックにしたことについては)左サイドで1対1を仕掛けられる選手がいれば、相手は守備がそんなに強くなかった。あれがいい形だと思った。今ちゃん(今野)が後ろにいれば、守備のブロックも作れるし、後半の最後も延長も、仕掛ける選手が相手にとって一番嫌だったと思う。佑都もそれは分かっていたと思う。(前回のアジアカップ優勝と比較して)前回は前回で嬉しかったし、今回も嬉しい。比べようとは思わない。(2004年の)中国大会も厳しくて、アウェーの中で優勝した。今回も10人の試合が2回あったり、開催国とやったり、韓国、オーストラリアと戦って優勝した。今回は今回で嬉しい。(チームの成長は)劣勢に立たされながら勝つというのは、今までの代表になかなかなかった。準決勝、決勝と厳しい試合を勝ち切ったのは成長の証だと思う。若い選手もメンタル的に代表の難しさ、重みを感じられたと思う。次につなげたい」

岡崎慎司
「みんな疲れがきていて、足が出なかったし、オーストラリアが逆にガンガンきていた。サイドで数的優位を作ってきて、最初ロングボールがくるかなと思っていたけど、結構つないできたので戸惑った。佑都(長友)くんが左で上がって、守備で頑張らないといけないなと思った。(藤本との位置関係は)いつもやっている感じでやれたと思うけど、みんなも前に力が入らないという感じで、どちらかというと淳吾さん(藤本)が可哀そうな感じだった。孤立してしまう場面があって、連動できていなかった。相手の方が良かった。(今回は左サイドだったことの影響は)それはなかった。ただ、チーム自体が動けていなかった。(今野、長友のポジションを変えたのは)僕は分からない。今野さんがボランチは無理と言っていた。練習であまりやっていない形だったので、たぶん今野さんが無理だって言ったんだと思う。(後半に持ち直せた理由は)相手が止まってきたというのもあるし、自分達が動き出していった。最初は疲れていたけど、あとあといけるという感じだった」

本田圭佑
「素晴らしい時間になった。チャンピオンになれて満足している。とても難しい試合だった。想像はしていたけど、PKも覚悟した。ボールをキープしようとしたし、日本らしいサッカーをしようとしたが、もっと成長していかないといけない。内容には満足していない。優勝したことは気持ちいいし、チームのみんなに満足している。みんなの力がなければ優勝できなかったし、いろんな意味でチームとして成長できたし、本当に充実した3週間だった。(勝因は)いろいろな要素があると思うが、1つはチュンソン(李忠成)が持っていたということ。あそこで決める決めないは彼個人の能力なので。そういう選手が準々決勝から現れたというのは、日本にとってギリギリの試合を制する状況に必要だったことなので、それが優勝できた1つの大きな要因だと思う。(本田自身のゲームメイク能力は)個人的なことはあまり喋りたくない。自分が見せたかったものがあまり見せられなかったし、悔しさの方が残っている。またチームに戻ってやっていこうと思う。何をやっていくかというと、攻撃においての個を高めていく。それだけかなと。僕がトップレベルの選手と争って、勝つにはそこかなとはっきりしている。(自分の課題を再発見したかは)もっと全試合を通じて圧倒したかった。全部がギリギリで、この優勝は全部が周りの力に助けられた感がある。オレ個人が目指す理想はそういうものじゃない。また、こういう何かの大会で優勝した時に、オレが優勝させたと言えるくらい自分が成長していかないといけない。チームを救える、個人的なプレーで救える存在になりたい。MVPは僕に送られたというより、チームに送られたと思う。今回はチームメイト、スタッフに捧げたい。(チームの成長は)チームとしては成長したと思う。ギリギリのところで競り勝っていくというのは、何か持っていないと勝てないので。(日本が勝ち続けている理由は)分からない。決勝前も自分の準備の仕方が難しかった。前日からどう準備していいのか。いつもとちょっと違った準備の仕方であったり、らしくない準備の仕方をしてイメージトレーニングをしていた。みんながそういうことをしている中で、例えば前回優勝したヤットさん(遠藤)がいるいないで大きく違ったと感じているし、今回1人も優勝を経験している人がいないメンバーで行っていたら、紙一重の差で負けていたと思う。いろんな選手が活躍していたと思うけど、正直ヤットさんの代わりは今大会ではいなかったと思う。代わりが利かなかったと思う。個人的にはMVPだと思っている。(遠藤とは)常に話をしていた。宿舎というよりピッチの上で話していた」

岩政大樹
「昨日も僕だけスタメン組に入ってやっていたので出番はあると思っていた。予想より早かったけど、ハーフタイムのあいだに(ウォーミングアップのペースを)上げろという感じだったので来るかなと思っていた。ミニゲームの時は(スタメン組とサブ組)半々だったけど、セットプレーの練習の時に麻也(吉田)と一緒だったので、麻也と変わるよりも一緒にやることを想定していた。(決勝で出場のチャンスがきたが)あれを生かさなければバカでしかないし、特に周りが疲れていたので、全て僕のところにボールが飛んで来いと思ってやっていた。(DFラインの並びが変わったことについては)今ちゃん(今野)が足の状態が厳しくてボランチが厳しいということだった。最初は今ちゃんをボランチに上げて3ボランチにする感じだったけど、今ちゃんが後ろじゃないとキツいと言っていた。(後半立ち上がりはかなりピンチが多かったが)僕はアップしていたのであまり見ていなかったけど、前半からかなりクロスに対してシュートまで持っていかれていたので、それに対抗するために期待されて出されたと思う。クロスが上がってきても、体をつけてシュートを打たせないとか。それがなければDFラインを変える理由がないし、僕を入れる理由がない。それが僕のストロングポイント」

李忠成
「試合にも出れなかったし、本当にモチベーションを保つのが難しかったけど、絶対に自分にチャンスが来ると信じていた。それを助けてくれたのが、チームのスタッフ、監督、選手だった。チーム一丸となって大会に臨んだ結果だと思う。(ゴールシーンは)ニアに動いたら結構食い付いてきたのでファーに動いた。佑都(長友)もいいボールを蹴ってくれて、ファーにきた。トラップしようかと思ったけど、トラップしたらダメだと勘が働いてダイレクトで打った。この舞台であんな綺麗なゴールはもう決められないんじゃないかと思う。(ゴール後に監督に抱きつきにいったのは)試合に出ているスタメンの11人だけじゃなく、ベンチの選手も結果を出せることをアピールしたかったし、僕はまだスタメンを1回も張ったことがない。これからの目標はスタメンを張ることだと思うので、日々向上心を持ってトレーニングに励んでいかないといけない。(ゴール後のパフォーマンスは)僕は広島の選手なので、広島ならではのパフォーマンスということで弓矢をやった。(モチベーションを保てた理由は)フィジカルコーチとか表には全く出ないスタッフの人達の気遣い、言葉遣いでモチベーションを保てた。このチームで大会に臨めたことを幸せに思う。最高のメンバーで戦った結果、最高の結果が出たと思う。サッカーの神様はいると思う。一生懸命やった結果だと思う。でもこれに一喜一憂するんじゃなくて、これからだと思うんで、日々の練習を頑張っていきたい」

日本代表・アルベルト・ザッケローニ監督
「この結果には非常に満足している。望んでいた結果を出すことができた。試合直前の全体ミーティングで、合宿初日に私が言ったことをもう一度言った。『合宿初日に成長しながら優勝を目指そうと話したが、そこまで来ている。絶対に勝とう』と話した。このチームは非常に若いが、若いから勝てないということはない。この大会は道中が本当に大変だった。先制される戦いが続いたりとか、10人での戦いとかを引き分けではなく勝ち切ることができた。そこにはベンチのメンバーの力が非常に大きい。チームとして戦ってきたと思っている。今日の李のゴールもチーム力を象徴している。細貝、伊野波、岡崎など、後から入った選手が決定的な仕事をしてくれた。本当に選手を誉めてやりたい。全ての試合で全力を出し切ってくれた。決勝にたどり着くまでにかなりエネルギーを使ってきた。消耗は非常に激しかったと思う。大会前からフィジカルコンディションの遅れやばらつきに色々苦労はしたが、この大会で成長しながら、団結しながら最後に勝つことができた。最後に、オーストラリアは非常に完成度の高くて素晴らしいチームだという印象を受けた。(後半10分に長友のポジションを一列前に上げたことが試合の岐路になったと思うが、そのいきさつは)まず考えたのは中盤を厚くしたいということだった。藤本は悪くはなかったが、1ヶ月ぐらい試合から遠ざかっていたので、試合勘がなかったのかもしれない。最初は今野をアンカーに入れようとしたが、今野に聞くとずっとDFでやってきたから中盤に入るのはちょっと、ということだったので、長友を一列前に上げて今野を左サイドバックにすることにした。長友はあそこでもプレーすることができる。システムの変更をしなかったのは、FWやMFの選手を下げてDFの選手を入れるとチームが守りに入ったと相手にも思わせてしまうし、選手達もそういう気持ちになってしまうと思ったから(今回のアジアカップ優勝で監督自身のキャリアの中での位置付けは)イタリアではセリエB以外では全部優勝してきた。個人的にインターナショナルレベルでの優勝が足りなかったが、それを達成することができた。今回、日本代表の監督に就任でき、素晴らしいチームを率いることができて本当に誇りに思う」

オーストラリア代表・ホルガー・オジェック監督
「ロッカールームで選手達は大変失望していたが、ここまで来れたことを誇りに思う。前半にあったチャンスを決めることができなかったのが、勝てなかった最大の要因だろう。短期間で6試合をするという日程だったので、120分間を戦うには疲れがあった。(ハリー・)キューウェルの交代はチャンスを外していたからではない。彼はトーナメントで重要な働きをしてくれていた。(失点シーンについては)唯一のポジションミスだったのかもしれない。日本には『おめでとう』と申し上げたい。日本は韓国と同様、若いタレントが出てきており、チームの世代交代を進めながら素晴らしい成果を挙げたと思う」

日本代表21名
GK:
1.川島永嗣(リールセ)
21.西川周作(広島)
23.権田修一(FC東京)
DF:
3.岩政大樹(鹿島)
4.今野泰幸(FC東京)
20.永田充(浦和)
2.伊野波雅彦(鹿島)
12.森脇良太(広島)
5.長友佑都(チェゼーナ)
6.内田篤人(シャルケ)
22.吉田麻也(VVV)
MF:
7.遠藤保仁(G大阪)
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
14.藤本淳吾(名古屋)
15.本田拓也(鹿島)
13.細貝萌(アウクスブルク)
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
16.柏木陽介(浦和)
FW:
11.前田遼一(磐田)
19.李忠成(広島)
9.岡崎慎司(シュツットガルト)

【激戦制して4度目のアジア王者】
 日本は前半、立ち上がりからオーストラリアの高さを使った攻撃に苦しみ、ピンチを数度作ったがDF陣の踏ん張りで無失点で前半を終えた。後半に入ると序盤にDF岩政を投入も流れを代えることはできなかった。後半27分にはオーストラリアが決定的なシーンを作ったがGK川島が好セーブを見せ切り抜けた。
 延長戦に入ると両チームとも運動量が大きく落ちた所で日本はFW李を投入。すると延長後半4分、長友が左サイドで粘りながら突破し、クロス。李が完全フリーの状態でボレーシュートを決めた。
 2大会ぶりにアジア王者に返り咲いた日本。アルベルト・ザッケローニ監督(57)の指導のもと、大会入り後も一戦ごとにチーム力が上昇。準々決勝の地元カタール戦では10人で逆転勝ち、準決勝の韓国戦では延長戦でも決着が付かずPK戦の死闘を制し、決勝への切符を手にした。
 怪我でMF香川真司(ドルトムント)やMF松井大輔(グルノーブル)主力らが離脱する苦しい大会に。しかし、ザックは主力から控えまでを含めたチーム全体を「Grande Compattezza(グランデ・コンパッテッツァ=偉大なる団結力)」と表現し、平均年齢約25歳のチームをまとめ上げ、優勝へ導いた。

【ザック監督は「本当によく見てる」】
 ザッケローニ監督にとって初タイトルを懸けた決勝戦。イタリアで数々の功績を築いた指揮官は劇的勝利に「すごく満足。決勝も総合力でものにした。この選手達と、日本という国の代表チームの監督であることを誇りに思う」と万感の思いで語った。
 道のりは平坦ではなかった。大会前の準備試合は一切なし。ぶっつけ本番でアジアカップに突入した。グループリーグでは格下に苦戦続き。準々決勝のカタール戦では終盤、数的不利になりながら逆転、準決勝の韓国戦も120分+PK戦の激闘となった。際立ったのが、突然の起用に応えた岡崎、伊野波、細貝、李の活躍だ。周囲は自然と“ザックマジック”と呼ぶようになった。
 もちろん偶然ではない、必然の活躍だ。指揮官は練習はもとより食事会場など普段の生活から選手の行動を鋭く観察している。内田は「本当によく見てる。どの選手にいたずらするかも見てます」と笑う。
 ピッチに立てない状況で、どの選手が、どんな準備をしているのか。卓越した眼力で見守った。平均年齢25歳の若いチームは、その指揮官のもと、1戦ごとに成長を重ねていった。

【ザック采配ズバリ的中】
 日本を4度目の王者に導く値千金の左足ボレーだった。延長後半4分、途中出場の李が、長友からのフワリとした左クロスを迷いなく振り切った。オーストラリアの名手、GKシュウォーツァーが一歩も動けない一発。高さ、強さを生かすオーストラリアの攻めを耐えた末、アジア王者の座を奪還した。
 攻め終わると自陣を固める相手に対し、なかなか突破口が開けない。ザッケローニ監督は後半11分、動きの悪い藤本を下げ岩政を投入。今野を左サイドバックに移して長友を前線に上げ、岡崎を右へ移動させて攻撃を活性化した。延長前半9分、イタリア人監督は前田に代えて李を投入。イタリアセリエAの修羅場を知る監督が切った攻めのカードが、歴史に残るゴールをもたらした。

【オーストラリア封じの変則シフト】
 優勝を目指し、ザッケローニ監督は執念の采配も振った。後半11分、MF藤本に代え、1メートル87の長身DF岩政を投入。左サイドバックの長友を2列目に上げる変則的な4−2−3−1に移行した。高さに勝り、徹底して空中戦を仕掛けてくるオーストラリアの攻撃を封じることが最大の狙いだ。決勝の大一番でも、指揮官は冷静に勝つための手を打った。

【MVPは“持ってる”本田圭】
 本田圭は試合後のインタビューで「(優勝もMVPも)正直、実感がない」と率直に語り「うまくいかないこともある中で厳しい試合を競り勝って、(今日も)延長までいって勝てたのが先につながる。大きな大会だった」と総括。MVP獲得に「この賞はチームメートとスタッフに捧げたい。みんながいなければもらえなかった」と感謝の気持ちを伝えた。
 本田圭は第3戦のサウジアラビア戦を欠場したが、他の試合では全て先発出場。第2戦のシリア戦ではPKから決勝点を決め、準決勝の韓国戦ではPK獲得につながる決定的なスルーパスを出すなど多くの得点に絡んだ。

【川島「ゼロで終われて良かった」】
 最後の試合を無失点で締めたGK川島永嗣は「今日は結果にこだわった。こういう形で終われて良かった」と誇らしげにコメント。「自分が後ろから支える、という気持ちで入れたのが結果につながった」と快心の笑みをみせた。
 終了間際に与えたゴール正面の直接FKは「(準決勝の)韓国戦で失点したことで、みんなが集中力を切らさずにやれた。最後までゼロで終われて良かった」と完封勝利を誰よりも喜んだ。
 一方、日本代表の主将としてチームをまとめた長谷部誠は「体力的にも厳しくいいサッカーも出来なかったが、勝ったことに意味がある」と勝利に満足顔。「今大会は毎試合ヒーローが違い、日本の底力をみせられた」と層の厚さに胸を張った。

【李、決勝弾に「信じて待ち続けた」】
 大舞台でA代表初ゴールを決めた李は開口一番に「最高です」と短い言葉に最大限の喜びを込めた。途中出場だったが「ずっと試合に出れなかったんで、絶対にチャンスを掴めると信じて待ち続けた結果、(点が)取れました。本当に嬉しい」と感激に浸った。ずっと「オレがヒーローになると自分に言い聞かせていた」と言い、「このピッチに立てたことが本当に幸せ。これからもアジアのチャンピオンとして頑張る」と顔をほころばせた。

【期待以上だった吉田】
 センターバックの主力として優勝に貢献した22歳の吉田は「ロスタイムが長かった。ギリギリの場面はあったけど、何とか対応できた」と達成感に浸った。189センチの高さを生かし、オーストラリアの攻撃を跳ね返した。後半早々にはゴールラインギリギリで失点を防ぐ場面もあった。
 中澤(横浜M)、闘莉王(名古屋)という日本を代表するDFを欠いた大会で、グループリーグ初戦ヨルダン戦の後半ロスタイムに同点ゴールを決めるなど期待以上の働きを見せた。代表の責任感を感じられた。これからも入り続けたい」と話した。

【期待外れのの藤本】
 右足小指の付け根を骨折した香川(ドルトムント)に代わって起用された藤本は、期待に応えられなかった。大一番で代表初先発となったが、持ち味の積極的な仕掛けはほとんど見られず、後半途中にベンチに退いた。
 昨季はJ1 清水で13得点と活躍し、今季から名古屋へ移籍する26歳。「(本田)圭佑、岡崎としっかりコンビネーションを合わせたい。清水でやっているプレーを出したい」と意気込んでいたが、不完全燃焼に終わった。

【日本人サポーターも喜び分かち合う】
 ドーハで響いた「ニッポン・コール」―。29日にドーハで行われたサッカーのアジアカップ決勝で、日本がオーストラリアを延長戦の末に下し、アジア制覇を果たした。約3万7000人の観衆でほぼ満員となったハリファ・スタジアムには、日本人サポーターも詰めかけ、かつて「ドーハの悲劇」となった地で優勝の喜びを分かち合った。
 日本代表を追って、世界中を飛び回っているという会社員の大沼宏之さん(31)は前日、東京から到着。「日本で見ていてカタール戦と韓国戦の逆転劇が印象的だった」。UAE(アラブ首長国連邦)のドバイ在住の航空会社の客室乗務員、加納美智子さん(27)は準々決勝のカタール戦、準決勝の韓国戦に続く、3度目の観戦。「やっぱり日韓戦が印象的だった。毎試合感動をありがとう」と話した。
 カタールでは2022年ワールドカップ開催が決まったが、日本人ファンで埋まった一角には英語で「ありがとうカタール。2022年に会いましょう」と書かれた横断幕も掲げられていた。

【中田英寿氏も称賛】
 元サッカー日本代表MF中田英寿氏が、アジアカップ優勝の後輩達を称賛した。
 30日は東京・六本木で行われたイベント「Coca‐Cola Zero 3D CHALLENGER’S SUMMIT」に出席。途中から観戦したという前夜の決勝戦を「今回の日本は逆転で勝ち抜いてきたけど、その成果が最後も出た。新しい監督で勝って、次のステップになる」と高く評価。「1つの大会だけに終わらず、次の大会につなげないといけない」と期待を高めた。

【オジェック監督、唯一のミス悔やむ】
 再三好機がありながら、得点に至らなかったオーストラリア。前評判も高く、ここ10年、日本に負けていないことからも“普通にやれば”という思いが選手には強かった。
 しかし、予想外の延長戦。高さを生かした攻撃は結果的に最後まで不発だった。オジェック監督は「好機はあったが、決定力を欠いた。選手は沈んでいる」とガックリ。「失点の場面は、この試合で唯一ともいえる位置取りのミスだった」と最後の最後にほころびが出たことを悔やんだ。

【豪紙「たった一度のミスが痛手に」】
 オーストラリア紙オーストラリアン(電子版)は30日、アジアカップ決勝について、「控えの李忠成が豪州のアジア杯初優勝という夢を砕き、日本に新たな記録となる4度目、そして過去4大会で3度目というタイトルをもたらした」とするAAP通信の記事を掲載した。
 記事は、「サッカールーズ(豪州チームの愛称)は多くのチャンスを手にした。しかし、たった一度のささいなミスが痛手となった」と分析。DFのニールは「複雑な気持ちだ。誇りもあるし、落胆もある」と振り返り、「日本に何度もボールを支配されても、常に試合をコントロールしていると感じていた。本当に日本が我々を負かすとは思いもしなかった」と話した。
 また、「守りは強固だった。一度の集中のミスがあり、たぶん延長戦のせいで疲れが出た瞬間だっただろう。それが日本にゴールを与えることになった。(決勝点が入った瞬間は)みんな疲れていて集中できなかった。それだけだ」と唇を噛んだ。

【韓国紙「在日同胞がやり遂げた」】
 韓国紙、中央日報(電子版)は30日、アジアカップ決勝について、在日同胞の「李忠成がやり遂げた」と、韓国から日本に帰化した李の決勝ゴールを称えた。 
 同紙は、李が「延長戦後半に値千金の決勝ゴールを決め日本を優勝に導いた」、「自身を選んだザッケローニ監督に走り寄り厚い抱擁を交わした」と伝えた。
 同紙によれば、李は2004年U-19(19歳以下)韓国代表チーム候補として国内でテストを受けたがチーム入りはできなかった。在日韓国人をさげすむ「パンチョッパリ」という悪口まで耳にしたという。
 李は、2007年に日本国籍を取得。2008年の北京五輪では日本代表のレギュラーとして出場した。当時、「大きな舞台でゴールを入れ、世界に在日韓国人の可能性をアピールしたい」と話していたという。

【決勝観戦できないトラブル】
 29日に行われたアジアカップ決勝の日本vsオーストラリアで、試合開始直前に警官によってゲートが閉められ、入場券を持った大勢の観客が入場できないトラブルが起きた。
 目撃者の証言によると、入場を求める群衆に対し、警官は警棒を振り回し、チケット完売を理由に立ち去るよう命じたという。観戦できなかった42歳の日本人ファンの不満の声も伝えた。ただし、決勝が始まってから、ゲートは開かれたとの報告もあるとしている。

【次戦は3.25モンテネグロ戦】
 アジアカップを制した日本の次の相手はモンテネグロ。3月25日に国際親善試合、キリンチャレンジカップで対戦する。2006年独W杯にセルビア・モンテネグロとして出場。同年の国家独立と同時に現サッカー協会が設立された。FIFAランクは25位と日本の29位を上回る。
 監督はクロアチア人のズラトコ・クラニツァール氏。旧ユーゴスラビア代表FWとして活躍した熱血漢で、2010年1月に就任した。2007年以降はU-17、U-19、U-21の各欧州選手権に出場エントリーするなど、若い世代も国際舞台で経験を積んでいる。
 中心は主将を務める27歳のFWミルコ・ブチニッチ(ローマ)。代表通算11得点は歴代トップだ。若手の逸材はFWファトス・ベチライ(ディナモ・ザグレブ)。まだ22歳ながら2009年の南アW杯欧州予選で代表に初招集され、2010年11月のアゼルバイジャン戦で初ゴール。期待の大砲だ。
 日本はアジア杯で若手の力が証明された。2014年ブラジルW杯予選に向け、この一戦をさらなる強化の場としたい。

≪超サカ採点表≫
オーストラリア代表
GK:
1.シュウォーツァー 6.0
ほとんどピンチがなく、安定した仕事ぶり
DF:
8.ウィルクシャー 5.5
右サイドから度々クロスを上げてチャンスを演出。ただ、長友に決定的なクロスを2本許し、その1本が失点に繋がる
2.ニール 6.0
強靭なフィジカルを武器に前田に仕事をさせず
6.オグネノブスキ 6.0
190cmを越える高さに日本は手を焼いた
3.カーニー 5.5
前半は自身のサイドから内田に何度もクロスを許した
MF:
14.ホルマン 5.0
チャンスメイクはほとんどできずに途中交代
(65分7.エマートン 5.5)
延長後半に迎えたチャンスは最低でもシュートを枠に飛ばしたかった
16.バレリー 5.5
早い時間帯に警告を受けていたが、最後まで守備で奮闘
15.ジェディナク 5.5
得意のミドルシュートは打てず
17.マッケイ 6.0
中央に飛び込む動きで日本の脅威になる
FW:
10.キューウェル 5.5
後半に迎えた2度の決定機は決めたかった
(103分23.クルーズ --)
4.ケーヒル 6.0
日本の守備陣に恐怖を与え続けたが、最後までネットを揺らせず
(110分22.キルケニー --)
監督:
オジェック 6.0
高さを生かす戦術を徹底。守備の戻りも早く、あとはゴールを奪うだけだった
日本代表
GK:
1.川島永嗣 7.5
何度も訪れたピンチをグレートセーブで防ぎ、勝利の立役者になった
DF:
6.内田篤人 5.5
前半はクロスでチャンスメイク
(120分2.伊野波雅彦 --)
22.吉田麻也 5.0
対人プレーでは良かったが、連係ミスからピンチを招いた
4.今野泰幸 5.5
後半途中から左サイドバックもこなす。ただ、吉田との連係ミスからキューウェルをフリーにしてしまう場面も
5.長友佑都 7.5
豊富な運動量は健在。決定機を2度演出し、そのうちの1つが決勝点となった
MF:
14 藤本淳吾 5.0
初先発も攻撃的な仕事はできなかった
(56分3.岩政大樹 5.0)
後半、ミスからキューウェルに突破を許す。また前線のフィードも悪かった
17.長谷部誠 6.0
体を張って守備で貢献。しかし、これまでのような鋭い縦パスは見られなかった
7.遠藤保仁 5.5
黒子役ながら、前半には飛び出しからチャンスを演出
9.岡崎慎司 6.0
延長に入っても豊富な動きを見せた。後半のダイビングヘッドは決めたかった
18.本田圭佑 6.0
なかなかシュートは打てなかったが、パスで攻撃の起点となった
FW:
11.前田遼一 5.0
ボールが収まらず、後半は疲れも見せてシュートが打てない場面も
(98分19.李忠成 7.0)
起用に応えて値千金の決勝ゴール
監督:
ザッケローニ 7.5
采配がズバリ的中し、最高の一手を打って勝利を呼び寄せた


帰国
 サッカーのアジアカップ準決勝(25日)の韓国戦で右足第5中足骨(右足小指の付け根)を骨折した日本代表のMF香川真司(21)が本日29日、ドイツから帰国した。ドイツの病院で全治約3ヶ月と診断された香川は、車椅子で成田空港の到着ロビーに現れて「これも試練だと思って、前向きにやるしかない」と気丈に話した。
 近日中に東京都内で手術し、リハビリも日本で行う予定。所属するドイツブンデスリーガ、ドルトムントのクロップ監督は今季絶望との見解を示したが、香川は「シーズン最後の1ヶ月には戻りたい。優勝する時のピッチに立てるよう、今から努力したい」と、リーグ戦が終わる5月までの復帰に意欲を示した。
 日本での手術は香川本人の希望で、クラブ側もこれに同意した。香川がドイツに戻る時期については未定で、帰国中は担当医とドルトムントのクラブドクターが頻繁に連絡を取り合う。
 今季前半の活躍でリーグ前半戦の最優秀選手に輝いた。この時期の長期離脱に「これからの半年で人生が変わるくらいの経験ができると思っていたが、それができなくて寂しい」と率直に話した。
 カタールから一時立ち寄ったドイツのドルトムントでは、所属クラブの監督や選手から「本当に残念、早く帰ってきて」と温かく迎えられたという。ドルトムントは、香川の活躍もあり、首位を独走している。


予選免除
アジアカップ3位決定戦結果

ウズベキスタン代表2−3韓国代表
(アルサッド・スタジアム・8199人)
≪得点者≫
ウズベキスタン:ゲインリフ45=PK、53
韓国:ク・ジャチョル28、チ・ドンウォン28、39

ウズベキスタンvs韓国
ハイライト(You Tube)


 サッカーのアジア・カップ第17日は28日、ドーハで3位決定戦が行われ、韓国がウズベキスタンを3−2で振り切り、2大会連続の3位となった。
 韓国は前半に具滋哲=ク・ジャチョルが先制すると、チ・ドンウォンが2得点して3点を先行。その後、ウズベキスタンのゲインリフにPKなど2点を返されたが、逃げ切った。具滋哲は今大会通算5得点で、得点王争いで単独トップに立った。
 韓国の朴智星=パク・チソン主将は欠場した。関係者によると、右膝のケガのために大事を取ったという。
 韓国は今大会の3位までに与えられる次回の2015年オーストラリア大会の予選免除が決まった。

【韓国の予選免除が決定】
 韓国がウズベキスタンを3−2で振り切って3位を確保。次回の2015年オーストラリア大会の予選免除が決まった。趙広来=チョ・クァンレ監督は2大会連続の3位に「進む方向は正しい。今大会で力負けした試合はなく、韓国の素晴らしいサッカーを世界中に披露できた」と胸を張った。
 同監督はまた、この試合を欠場した主将のMF朴智星=パク・チソンについて「引き留めたいが、彼は本日を最後に引退する」と明言した。

【0−3から意地の反撃】
 ウズベキスタンは0−3の劣勢から1点差に詰め寄る気骨を見せた。アブラモフ監督は「自信さえ失わなければチャンスは訪れる。よくやってくれた」と選手達をねぎらった。
 準決勝はオーストラリアに0−6で完敗。この日も序盤に連続失点して緊張の糸が切れたかと思われたが、諦めずにゴールに迫った。前半終了直前にPKをゲインリフが決め、後半8分にもゲインリフが左から持ち込んでゴールネットを揺らした。
 1996年大会からの出場で、今大会が初の4強入り。旧ソ連の新興国はアジアの強豪として足場を固めている。


賞金
 アジアサッカー連盟(AFC)のモハメド・ビン・ハマム会長(カタール)は本日29日、アジアカップが開催されているドーハ(カタール)で記者会見し、2015年にオーストラリアで開催される次回大会から、3位までのチームに総額1千万ドル(約8億2千万円)の賞金を出す意向を示した。現在、アジア杯に賞金は出ていない。
 同会長はまた、次回大会も1月となる見込みの開催時期について、将来的には1月か7月に固定すべきだと主張。開催年は夏季五輪などと重なることを避け、ワールドカップ(W杯)翌年開催を継続する意向を示した。


代表引退
 サッカーのアジアカップで3位となった韓国の趙広来=チョ・クァンレ監督は28日、主将のMF朴智星=パク・チソン(29)の代表引退を明らかにした。
 アジアを代表するMFの朴智星は今大会前、所属するマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)でのプレーに集中するためとして今大会限りの代表引退を示唆。同監督は28日の3位決定戦後に「引き留めたいが、彼は本日を最後に引退する」と明言した。
 朴智星もケガで欠場した試合後の3位表彰式で胴上げされたことを振り返って「これで最後になるんだなと思った」と話した。
 同選手は代表100試合出場で13得点。Jリーグの京都でプロ生活をスタートさせた朴は、2002年度の天皇杯全日本選手権優勝に貢献。4強入りした2002年日韓大会などワールドカップ(W杯)3大会に出場した。


獲得
 イングランドプレミアリーグのリバプールは28日、オランダエールディビジのアヤックスからウルグアイ代表FWルイス・スアレス(24)を獲得することで合意したと発表した。契約期間は4年半で、移籍金は2650万ユーロ(約30億円)。
 スアレスは昨季、リーグ戦35ゴールで得点王を獲得。2007年に加入したアヤックスで159試合で111得点と高い決定力を誇る。
 ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会では3得点を挙げ、ウルグアイの4強に大きく貢献。準々決勝のガーナ戦では、延長後半に相手の決定的なシュートを手で弾き返して止め、物議を醸した。
 スアレスの移籍期限を29日までに設定していたアヤックスだが、ギリギリでのクラブ間合意となった。


移籍請願書提出
 イングランドプレミアリーグのリバプールは28日、同クラブに所属するスペイン代表FWフェルナンド・トーレス(26)が、移籍請願書をクラブに提出したと発表した。
 リバプールは公式サイト上で、「トーレスは今夜、クラブに移籍請願書を提出した。しかし、リバプールはこれを拒否した。トーレスとは長期契約を結んでいる。彼は契約にサインした時、リバプール、それにリバプールのサポーターとの関係を交わした。クラブは、それを全うすることを期待している」との声明を発表。トーレスの移籍請願書を受け入れない姿勢を示した。
 なお、リバプールは同日に、オランダ代表FWルイス・スアレス(24)を獲得することでアヤックスと合意に至っている。リバプールがスアレスを獲得した理由は、トーレス獲得を目指すチェルシー(イングランド)から届いた移籍金4000万ポンド(約52億1000万円)という高額なオファーを受けるための布石ではないかと考えられている。これによって、リバプールがトーレス売却を決めた場合でも、ストライカーの穴を埋めることができる上、移籍金による利益も見込める。

【チェルシーがトーレス獲得に固執】
 イングランドプレミアリーグ、チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏が、この冬の移籍市場でリバプールからスペイン代表FWフェルナンド・トーレスを獲得することに固執している。
 チェルシーはトーレス獲得のため、リバプールに対して移籍金3500万ポンド(約46億6000万円)を提示したものの、リバプールはこれを拒否。クラブの公式サイトで、「チェルシーがトーレス獲得のためのオファーを提示してきたが、我々はそれを拒否した。トーレスは売りに出されていない」との声明を発表した。
 それにも関わらず、チェルシーはリバプールに対するオファーの額を引き上げ、今度は4000万ポンド(約52億1000万円)を提示した。
 アブラモビッチ氏がトーレス獲得に固執する背景には、イングランドプレミアリーグで現在4位に甘んじている今季のチェルシーの成績への不満があるようだ。また、エースストライカーであるFWディディエ・ドログバが3月で33歳を迎え、選手としては高齢になっていることも要因として挙げられている。


トレード
 イタリアセリエAのインテルは28日、同じイタリアのサンプドリアからイタリア代表FWジャンパオロ・パッツィーニ(26)を完全移籍で獲得したと発表した。契約期間は2015年6月30日までの4年半で、移籍金は1200万ユーロ(約13億2000万円)。フランス人MFジョナタン・ビアビアニ(22)を加えた形でサンプドリアと合意に至った。パッツィーニの背番号は『7』に決定した。
 インテルはFWディエゴ・ミリートやFWサミュエル・エトーといったストライカーを擁しているが、選手層は決して厚いとは言えず、ミリートも負傷が絶えないため前線の選手の補強に動いていた。
 チームのイタリア化を進めるインテルは、今冬の移籍市場でイタリア代表DFアンドレア・ラノッキアに続いて2人目のイタリア代表クラスの選手を獲得している。


獲得
 スペインリーガエスパニョーラのセビージャは28日、ドイツブンデスリーガで、DF内田篤人の所属するのシャルケからクロアチア代表MFイバン・ラキティッチ(22)を獲得したと発表した。契約期間は3年半で、移籍金は150万ユーロ(約1億7000万円)。
 クロアチア人の両親をもつスイス生まれのラキティッチは、セビージャ中盤のてこ入れの働きを求められている。セビージャは昨シーズンの4位から順位を上げることを目標としているが、セビージャは現在8位。前回優勝したスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)では26日の準決勝第1戦で、レアル・マドリードにホームで0−1と敗れている。
 また、セビージャは同日、ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)に期限付き移籍していたチリ代表DFギャリー・メデル(24)の復帰も発表した。


レンタル
 イングランドプレミアリーグのウェスト・ブロムウィッチは28日、同じイングランドのアーセナルからメキシコ代表FWカルロス・ベラ(21)を今季末までの期限付き移籍で獲得したと発表した。
 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、ベラの出場機会を増やすため、ロベルト・ディ・マッテオ監督が率いるWBAに移籍させることを決めた。英国内ではここ数日、ベラの期限付き移籍先としてバレンシア(スペイン)の名前が挙がっていたが、最終的には同じプレミアリーグのクラブに落ち着いた。
 ベラは今季、リーグ戦4試合の出場に留まっていた。


レンタル
 イングランドプレミアリーグのバーミンガムは28日、ルビン・カザン(ロシア)からナイジェリア代表FWオバフェミ・マルティンス(26)を今シーズン終了までの期限付き移籍で獲得したことを発表した。
 ルビン・カザンのクルバン・ベルディエフ監督は、マルティンスの移籍について「彼には最近、子供が生まれた。そして、彼は家族のそばに居たいと願い、イングランドへの移籍を希望した」と説明。イングランドに住む家族の下でプレーすることを希望していたことがクラブを離れる要因になったと明かした。なお、マルティンスは2006〜2009シーズンまでニューカッスルでプレーした経歴を持っており、2009年以来のプレミアリーグ復帰となった。


2位キープ
ドイツブンデスリーガ第20節結果

レバークーゼン2−0ハノーバー
≪得点者≫
レバークーゼン:ビダル21、ロルフェス42

 ドイツブンデスリーガは28日、第20節の1試合が行われ、2位レバークーゼンは3位ハノーバーとの上位対決を2−0で制した。レバークーゼンではこの試合、前節に長期離脱から復帰したドイツ代表MFミヒャエル・バラックが昨年9月以来の先発出場を果たした。
 昨年9月半ばに左足脛骨を骨折して以来長期離脱を強いられていたバラックは、前節のボルシア・メンヘングラッドバッハ戦で4ヶ月ぶりに公式戦復帰。ハノーバー戦では復帰後初となる先発出場を果たした。
 試合は前半からレバークーゼンが積極的に攻め、前半21分にビダルが先制ゴールを挙げると、42分にはロルフェスが追加点を奪い、2−0で快勝。フル出場を果たしたバラックは、エリア内でフリーになってヘディングシュートを放つ場面もあったが、シュートは枠を捉えることができなかった。
 バラックは試合後、「監督を信じ続けてやってきた。先発でプレーできてすごく嬉しい」とコメント。久々の先発出場に喜びをあらわにした。
 レバークーゼンは勝ち点を39に伸ばし、同34のハノーバーとの差を広げて2位の座を固めた。翌日に試合を控える首位ドルトムントとの勝ち点差は暫定8。


超サカFLASH

レンタル
 J1浦和は本日、サンパウロ(ブラジル)からブラジル人FWマゾーラ(21)を期限付き移籍で獲得したと発表した。契約期間は2011年シーズン終了までの1年間で明日30日に来日する。メディカルチェック後に正式契約を結ぶ。マゾーラは抜群のスピードと突破力を持つレフティーで2008年にサンパウロ入り。昨シーズンはパウリスタ、グアラニにレンタル移籍。グアラニでは29試合に出場し、7得点をマークした。マゾーラにはフランスリーグ1のリヨンやマルセイユなども興味を示していた。

キャンプ地変更
 J2の東京Vは本日、静岡、高知の両県で春季キャンプを行うことを発表した。30日から2月2日まで静岡県御殿場市で第1次キャンプを、第2次は4日から10日まで高知県春野町に場所を移して行われる。東京Vは28日から宮崎キャンプに入る予定だったが、霧島山(宮崎、鹿児島県)の新燃岳噴火の影響で中止に。クラブ側は代替地を探していた。

獲得
 J2岐阜は本日、J2札幌から北朝鮮代表の経験があるMF李漢宰=リ・ハンジェ(28)を完全移籍で獲得すると発表した。

獲得
 イングランドプレミアリーグで現在最下位に沈むウェストハムは28日、ホッフェンハイム(ドイツ)からセネガル代表FWデンバ・バ(25)を獲得したと発表した。デンバ・バは、同じくプレミアリーグのストーク・シティーへの移籍で一度は合意に達していたが、同クラブのメディカルチェックをパスすることができず、契約には至らなかった。デンバ・バは今季、17試合に出場し6ゴールを挙げている。ウェストハムにとってデンバ・バは、ウェイン・ブリッジ、ギャリー・オニールに次ぐこの冬3人目の補強となる。

レンタル
 スペインリーガエスパニョーラのアルメリアは28日、同じスペインのバレンシアからフランス人MFソフィアン・フェグリ(21)を期限付き移籍で獲得したと発表した。移籍期間は今季終了まで。フェグリは、2部に降格したグルノーブルから昨年の夏に入団したが、バレンシアでは同選手と同じ攻撃的MF、サイドのポジションに多くの競合選手がおり、今季のリーグ戦ではわずか3試合、計28分のみの出場に留まっていた。

獲得
 ドイツブンデスリーガで、DF内田篤人の所属するのシャルケは28日、ローゼンボリ(ノルウェー)から元ガーナ代表MFアンソニー・アナン(24)を獲得したと発表した。移籍金は500万ユーロ(約5億6000万円)。

ドロー
オランダエールディビジ第21節結果

NEC1−1ヘラクレス
≪得点者≫
NEC:フレミンクス52
ヘラクレス:フレッデラス63

 オランダエールディビジは28日、第21節の1試合が行われ、11位NECはホームで13位ヘラクレスと1−1で引き分けた。スコアレスの後半7分に得点ランク首位のフレミンクスがシーズン17得点目を挙げてNECが先制。しかし、ヘラクレスも後半18分にフレッデラスが同点ゴールを奪うと、その後はゴールが生まれず。両者が勝ち点1ずつを分け合う結果となった。

警告
 欧州サッカー連盟(UEFA)は28日、ウクライナ政府が同国サッカー連盟のスルキス会長を追放しようとする干渉をやめなければ、同国連盟を資格停止にすると警告した。2月4日までに状況が改善されなければ、処分が科され、ウクライナはポーランドと共催予定のユーロ2012(2012年欧州選手権)を開催できなくなる。この問題では国際サッカー連盟(FIFA)も警告を与えている。資格停止処分となれば、欧州チャンピオンズリーグのシャフタール・ドネツクも決勝トーナメントに出場できなくなる。


[提携サイト]
日本代表ニュース

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