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本日の超最新情報
千葉合宿の日本代表候補メンバー23名発表!!
2012.04.22.SUN

INDEX

発表
千葉合宿(23〜25日)の日本代表候補メンバー23名発表!橋本和(柏)、山田大記(磐田)、高橋秀人(FC東京)が初招集!

2連勝
J1第7節最終日
G大阪3−1清水
16位G大阪は佐藤晃大のゴールなどで快勝し、2連勝で14位浮上!清水は公式戦連勝が5でストップ!
J2第9節
水戸1−0草津
栃木1−1岐阜
甲府1−1町田
愛媛0−0熊本
北九州0−1山形
横浜FC2−1京都
東京V1−2湘南
松本1−0千葉
富山2−3大分
岡山2−0鳥取
徳島0−4福岡
湘南は3位の東京Vに競り勝ち、唯一無敗で首位堅守!5位山形は宮阪政樹の決勝弾で2位浮上!

開幕2連勝
なでしこリーグ第2節最終日
日テレ・ベレーザ3−0ASエルフェン狭山
アルビレックス新潟レディース1−0スペランツァFC大阪高槻
福岡J・アンクラス0−7INAC神戸レオネッサ
伊賀FCくノ一0−5岡山湯郷Belle
INAC神戸、岡山湯郷、日テレ、新潟が開幕2連勝!INAC神戸のMF澤穂希(33)が後半27分から出場し、公式戦1ヶ月半ぶりに復帰!

首位浮上
JFL第7節最終日
AC長野パルセイロ3−1MIOびわこ滋賀
V・ファーレン長崎0−0佐川印刷
Honda FC3−1カマタマーレ讃岐
ホンダロック2−3FC琉球
藤枝MYFC0−1横河武蔵野
HOYO AC ELAN大分1−1ソニー仙台
ツエーゲン金沢0−0栃木ウーヴァ
首位の讃岐は今季初黒星で2位後退!唯一無敗の2位長野は3連勝で首位浮上!

2連覇
ドイツブンデスリーガ第32節
ドルトムント2−0ボルシア・メンヘングラッドバッハ
ブレーメン1−2バイエルン
ケルン1−1シュツットガルト
香川真司はスタメン出場し、今季13点目となる2点目をGET!首位ドルトムントは2年連続8度目の優勝が決定!宇佐美貴史は初スタメンでフル出場、酒井高徳は12試合連続のフル出場!大津祐樹はベンチ入りも出番なし、岡崎慎司は後半24分から出場!

同点GOAL
オランダエールディビジ第31節
ヘーレンフェーン1−1フィテッセ
RKC0−2ユトレヒト
エクセルシオール0−1トゥヴェンテ
安田理大はフル出場、ハーフナー・マイクは後半17分から出場して同点ゴールをGET!高木善朗はフル出場して先制ゴールをアシスト!

フル出場
ロシアプレミアリーグ第40節
ディナモ・モスクワ1−0CSKAモスクワ
クバン・クラスノダール2−2ゼニト・サンクトペテルブルク
本田圭佑は6試合ぶりに先発してフル出場!4位CSKAは優勝の可能性が消滅!

フル出場
ベルギージュピラーリーグ・ELプレーオフ第4戦
リールセ2−2サークル・ブルージュ
川島永嗣は公式戦40試合連続のフル出場!リールセは引き分けて2位キープ!

スタメン
イングランドプレミアリーグ第35節
ボルトン1−1スウォンジー
アーセナル0−0チェルシー
クイーンズ・パーク・レンジャーズ1−0トッテナム
ニューカッスル3−0ストーク・シティー
宮市亮はスタメン出場も、18位ボルトンは引き分けて19位転落!3位アーセナルvs6位チェルシーはスコアレスドロー、6連勝の5位ニューカッスルはトッテナムをかわして4位浮上!

出番なし
イタリアセリエA第34節
ナポリ2−0ノバーラ
キエーボ0−0ウディネーゼ
森本貴幸はベンチ入りも出番なし!6位ナポリは6試合ぶりの勝利で暫定5位浮上!

ベンチ外
スペインリーガエスパニョーラ第35節
セビージャ1−1レバンテ
バルセロナ1−2レアル・マドリード
指宿洋史はベンチ外、首位レアルはカンプ・ノウで2007年以来の勝利を挙げ、4年ぶりの優勝に大きく前進!2位バルセロナはホームでの公式戦無敗記録が54試合でストップ!

ベンチ外
フランスリーグ1第33節
ディジョン0−2リール
モンペリエ1−0バランシエンヌ
ボルドー2−1マルセイユ
松井大輔は24試合連続のベンチ外!モンペリエは競り勝って首位キープ!10位の名門マルセイユは12試合連続未勝利!

欠場
イングランドチャンピオンシップ第45節
ミドルズブラ2−1サウサンプトン
レディング2−2クリスタル・パレス
右足を手術した李忠成は欠場!2位サウサンプトンが敗れ、プレミア自動昇格は持ち越し!首位レディングは1試合を残してリーグ優勝が決定!

本日の超サカFLASH
中国遠征中のU-17女子日本代表が江蘇省のクラブのU-17チームに快勝ほか


本文
=
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発表
 日本サッカー協会は本日22日、千葉県内で23日から3日間の合宿を行う日本代表候補を発表し、FW山田(磐田)、MF高橋(FC東京)、DF橋本(柏)の3名を初招集した。
 メンバーは国内組のみの23名。主力のMF遠藤やDF今野(ともにG大阪)が順当に選ばれたほか、ロンドン五輪出場を決めた男子のU-23(23歳以下)日本代表の年代からFW清武(C大阪)、DF酒井(柏)ら5名が入った。
 日本代表は6月に始まるワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア最終予選で3日にオマーン、8日にヨルダン、12日にオーストラリアと3連戦を控える。ザッケローニ監督は日本協会を通じ「大切な3試合に向けて、一度このタイミングで集まることができて嬉しく思っている。チーム力全体のレベルアップを図れる絶好の機会になる」とコメントした。
 日本代表候補メンバー23名は以下の通り。

日本代表候補23名
GK:
西川周作(
広島)
林彰洋(
清水)
権田修一(
FC東京)
DF:
駒野友一(
磐田)
岩政大樹(
鹿島)
今野泰幸(
G大阪)
栗原勇蔵(
横浜M)
徳永悠平(
FC東京)
伊野波雅彦(
神戸)
森脇良太(
広島)
橋本和(
)
槙野智章(
浦和)
酒井宏樹(
)
MF:
遠藤保仁(
G大阪)
中村憲剛(
川崎)
高橋秀人(
FC東京)
柏木陽介(
浦和)
FW:
前田遼一(
磐田)
藤本淳吾(
名古屋)
山田大記(
磐田)
清武弘嗣(
C大阪)
大迫勇也(
鹿島)
原口元気(
浦和)

【ザック、長期的な視野で守備強化】
 フィールドプレーヤーの半分、10人をDFが占めた。ザッケローニ監督が、長期的な視野でチーム力の底上げを考えている表れだろう。
 W杯3次予選は終盤2試合で北朝鮮とウズベキスタンから得点が奪えず、2連敗。最終予選直前まで国内組が集まれるのは今回が最後で、応急処置として攻撃の選手を多く呼ぶとみられていた。
 一般に、攻撃より守備の方が戦術理解に時間を要する。この機会により多くのDFに戦術を浸透させるのは、最終予選だけでなく、その先を見据えているからだ。「アジアを超えて世界の強豪と互角に戦えるチームを目指す」と宣言するザッケローニ監督の狙いは一貫している。
 同監督の下ではこれまでサイドバックの控えは守備の万能型選手が多かったが、徳永と橋本のスペシャリスト2人が新たに試される。同監督は3次予選後に「現状で層が薄いのはセンターバックと守備的MF、センターフォワード」と話したが、長友や内田、駒野の代役を安心して任せられる選手の必要性も強く感じていそうだ。


2連勝
J1第7節最終日結果

G大阪3−1清水
(万博/8548人)
≪得点者≫
G大阪:武井択也20、ラフィーニャ27、佐藤晃大81
清水:アレックス90+3
≪出場メンバー≫
G大阪
GK:
藤ヶ谷陽介
DF:
加地亮、中澤聡太、今野泰幸、藤春廣輝
MF:
明神智和、武井択也、遠藤保仁、寺田紳一(63分倉田秋)
FW:
ラフィーニャ(66分阿部浩之)、佐藤晃大
(83分イ・スンヨル)
清水
GK:
林彰洋
DF:
河井陽介(83分伊藤翔)、岩下敬輔、ヨン・ア・ピン、李記帝
MF:
村松大輔、高原直泰(46分小野伸二)、アレックス
FW:
大前元紀(46分石毛秀樹)、フランサ、高木俊幸

 J1第7節最終日は本日22日、万博記念競技場で残りの1試合が行われ、16位G大阪が清水に3−1で快勝し、2連勝の勝ち点7で14位に浮上した。清水は連勝が3で止まり、勝ち点12のまま。
 G大阪は前半に2点を先行。後半にも1点を追加し、清水の反撃を終了間際の1点に抑えた。

G大阪3−1清水
【今野&遠藤の日本代表組が活躍】
 すっかり日本代表の常連となったG大阪の2人も連勝に貢献した。DF今野は終了間際の失点で移籍後の初完封を逃したものの、安定したプレーを披露。23日からの代表合宿に向け「負けていたら嫌な気持ちで行くところだった」と上機嫌だった。
 CKのアシストなど2得点に絡んだ遠藤は「(代表に)新しいメンバーも入ったし、海外組がいない分、国内組でやれることもある」と頭を切り替えていた。

★清水はMF高原も不発
 ナビスコカップを含む清水の公式戦連勝は5でストップ。故障者が多いこともあって元日本代表FWの高原をトップ下で今季初先発させる策に出たが、機能性は乏しく、高原は前半のみでMF小野と交代した。
 ゴドビ監督は、高原のプレーに「セットプレーでのヘディングの落としなどは良かった」と及第点を与えた。一方で「後半は美しいサッカーができていた。欠けていたのはゴール前での正確性」と語っており、高原のアピールが不足だったことを印象づけた。

J2第9節結果

水戸1−0草津
(Ksスタ/3999人)
≪得点者≫
水戸:塩谷司36

栃木1−1岐阜
(栃木グ/2607人)
≪得点者≫
栃木:サビア68
岐阜:井上平44

甲府1−1町田
(中銀スタ/7451人)
≪得点者≫
甲府:ダヴィ20=PK
町田:下田光平11

愛媛0−0熊本
(ニンスタ/1950人)

北九州0−1山形
(本城/3286人)
≪得点者≫
山形:宮阪政樹20

横浜FC2−1京都
(ニッパ球/7329人)
≪得点者≫
横浜FC:大久保哲哉31、田原豊49
京都:原一樹90+5

東京V1−2湘南
(駒沢/6544人)
≪得点者≫
東京V:阿部拓馬87
湘南:遠藤航70=PK、島村毅71

松本1−0千葉
(松本/6740人)
≪得点者≫
松本:多々良敦斗84

富山2−3大分
(富山/2003人)
≪得点者≫
富山:福田俊介16、48
大分:オウンゴール43、高松大樹60、森島康仁77

岡山2−0鳥取
(カンスタ/5851人)
≪得点者≫
岡山:川又堅碁39、後藤圭太66

徳島0−4福岡
(鳴門大塚/2103人)
≪得点者≫
福岡:城後寿45+1、成岡翔63、66、木原正和80

 J2第9節は本日22日、駒沢陸上競技場などで全11試合が行われ、首位の湘南が3位の東京Vを2−1で下し、唯一無敗(1分け)で勝ち点25に伸ばした。東京Vは5位後退。5位山形が北九州を1−0で退け、勝ち点19で2位浮上。唯一未勝利だった最下位(22位)の横浜FCは京都を2−1で破って今季初白星を挙げ、19位に浮上した。

東京V1−2湘南
【無敗の湘南に“一体感”】
 湘南は東京Vの攻撃をよくしのぎ、後半25分に逆襲から得たPKを遠藤が決めて先制。わずか1分後にFKから加点すると、終盤の相手の猛攻も1失点で切り抜けた。チョウ・キジェ監督は「相手の良さをうまく消せた。気持ちが出ていた」と満足感をにじませた。
 昨季は14位。今季は主力を固定しない戦い方で首位を快走する。遠藤は「試合に出ている選手も控えの選手も、一体感がある」と好調の要因を挙げた。

★失点で気落ちした東京V
 東京Vは押し気味に試合を進めたが、後半25分にPKで失点。これで気落ちした隙を突かれ、わずか1分後に2点目を失った。
 川勝監督は「1点を取られると、野球で満塁ホームランを打たれたみたいに過敏に反応してしまう」と嘆き節。「レフェリーに言い寄っても何も意味はないのに」と力なく話した。


開幕2連勝
なでしこリーグ第2節最終日結果

日テレ・ベレーザ3−0ASエルフェン狭山
(駒沢陸上/3012人)
日テレ:岩渕真奈45+1、中里優88、永里亜紗乃90+2

アルビレックス新潟レディース1−0スペランツァFC大阪高槻
(新潟市陸/1289人)
≪得点者≫
新潟:大石沙弥香27

福岡J・アンクラス0−7INAC神戸レオネッサ
(レベスタ/3517人)
≪得点者≫
神戸:チ・ソヨン21、46、瀬愛実35、川澄奈穂美42、京川舞65、中島依美77、大野忍81

伊賀FCくノ一0−5岡山湯郷Belle
(上野陸/1049人)
≪得点者≫
岡山湯郷:水島久美14、有町紗央里55、中野真奈美57、加戸由佳75、宮間あや88

 サッカー女子のプレナスなでしこリーグ第2節最終日は本日22日、各地で残り4試合が行われ、INAC神戸は池笑然(チ・ソヨン)の2ゴールなどで福岡ANに7−0で圧勝し、開幕2連勝とした。
 岡山湯郷は伊賀を5−0で退け、日テレはAS狭山に3−0で快勝し、いずれも2連勝。新潟も1−0で大阪高槻に勝って2連勝した。

【澤穂希が1ヶ月半ぶり復帰】
 サッカー女子の日本代表MFでINAC神戸の澤穂希(33)が22日、福岡市のレベルファイブスタジアムで行われたプレナスなでしこリーグ、福岡AN戦に途中出場し、実戦復帰した。澤は3月に「良性発作性頭位めまい症」と診断され、試合から遠ざかっていた。
 澤の公式戦出場は、ポルトガルで行われた国際大会アルガルベカップのグループリーグ初戦、ノルウェー戦(2月29日)以来。この日は後半27分から出場して軽快なプレーを見せ「本当に長い1ヶ月半だった。ベストに程遠いが、素直に嬉しい。まずはチームの練習を1日1日大切にやって、ロンドン(五輪)でもしっかり結果を出せればいい」と話した。


首位浮上
JFL第7節最終日結果

AC長野パルセイロ3−1MIOびわこ滋賀
(南長野/1914人)
≪得点者≫
長野:野澤健一15、38、宇野沢祐次50=PK
MIO:半田武嗣56

V・ファーレン長崎0−0佐川印刷
(島原陸/1732人)

Honda FC3−1カマタマーレ讃岐
(都田/499人)
≪得点者≫
Honda:河野大星19、68、伊賀貴一51
讃岐:石田英之76

ホンダロック2−3FC琉球
(宮崎市/492人)
≪得点者≫
ホンダロック:肝付将臣46、松瀬拓矢57
琉球:棚橋雄介31、高橋駿太70、87

藤枝MYFC0−1横河武蔵野
(藤枝サ/285人)
≪得点者≫
横河武蔵野:常盤亮介23

HOYO AC ELAN大分1−1ソニー仙台
(大銀サA/335人)
≪得点者≫
HOYO:日野竜一74
ソニー仙台:村田純平46

ツエーゲン金沢0−0栃木ウーヴァ
(金沢/956人)

 サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)は本日22日、第7節最終日の残り7試合が行われ、首位のカマタマーレ讃岐は10位Honda FCに1−3で敗れ、今季初黒星で2位に後退した。
 唯一無敗の2位AC長野パルセイロは3位MIOびわこ滋賀に3−1で快勝し、3連勝で首位に浮上した。


2連覇
ドイツブンデスリーガ第32節結果

ドルトムント2−0ボルシア・メンヘングラッドバッハ
(シグナル・イドゥナ・パルク/80720人)
≪得点者≫
ドルトムント:ペリシッチ23、香川真司59
≪出場メンバー≫
【ドルトムント】
GK:
バイデンフェラー
DF:
ピシュチェク、スボティッチ、フンメルス、シュメルツァー
MF:
ケール、ギュンドアン(74分ライトナー)、ブワシチコフスキ(89分S・ベンダー)、香川真司(74分ゲッツェ)、ペリシッチ
FW:
レバンドフスキ
【ボルシアMG】
GK:
テル・シュテーゲン
DF:
ブラウウェルス、ダンチ・ボンフィン、シュトランツル、ダームス
MF:
ノルトベイト、ヤンチュケ、ヘアマン(65分リング)、アランゴ(70分ベント)
FW:
ロイス、ハンケ

ブレーメン1−2バイエルン
(ヴェーザーシュタディオン/42100人)
≪得点者≫
ブレーメン:ナウド51
バイエルン:オウンゴール75、リベリー90
≪出場メンバー≫
【バイエルン】
GK:
ノイアー
DF:
ラフィーニャ、コンテント、ルイス・グスタボ、プラニッチ(65分クロース)
MF:
シュバインシュタイガー、ティモシチュク、宇佐美貴史、ミュラー
FW:
オリッチ(65分リベリー)、ペテルゼン(71分M・ゴメス)

ケルン1−1シュツットガルト
(ラインエネルギーシュタディオン/50997人)
≪得点者≫
ケルン:ペシュコ50
シュツットガルト:カカウ72
≪出場メンバー≫
【シュツットガルト】
GK:
ウルライヒ
DF:
酒井高徳、タスチ(83分F・ロドリゲス)、ニーダーマイアー、モリナーロ
MF:
W・クヴィスト、ゲントナー、ハイナル、ハルニク(70分岡崎慎司)
FW:
シーバー(58分カカウ)、イビシェビッチ

ニュルンベルク1−1ハンブルガーSV
≪得点者≫
ニュルンベルク:ディダヴィ65
HSV:ソン・フンミン59

ホッフェンハイム0−1レバークーゼン
≪得点者≫
レバークーゼン:シュールレ80

ヘルタ・ベルリン1−2カイザースラウテルン
≪得点者≫
ヘルタ:ニーマイヤー60
カイザースラウテルン:キルヒ27、ウッテン38

 ドイツブンデスリーガは21日、第32節の6試合が行われ、MF香川真司が所属する首位ドルトムントは、ホームでFW大津祐樹所属の4位ボルシア・メンヘングラッドバッハを2−0で下し、2年連続8度目のリーグ制覇を決めた。香川はこの試合で今季13点目となる2点目を決め、優勝決定に大きく貢献した。欧州主要1部リーグで日本人選手の2連覇は初の快挙。
 トップ下で先発した香川は1−0の後半14分、左後方からのパスで抜け出し、左から追加点を決めた。28分に退いた。
 2季目の香川は今季、欧州主要1部リーグの日本人選手最多得点記録を更新するなど大きく貢献。チームは26戦無敗で既に塗り替えたリーグ記録をさらに伸ばした。
 ドイツブンデスリーガ(ドイツ1部)での日本人選手は過去に奥寺康彦(ケルン)、長谷部誠、大久保嘉人(ともにボルフスブルク)が優勝を経験している。
 3試合を残した時点で2位バイエルンに勝ち点8差をつけ、勝てば無条件で連覇が決まる状況となっていたドルトムント。序盤はボルシアMGがボールを支配する展開となったものの、ドルトムントは香川やレバンドフスキが決定機を迎えるなどチャンスを作り始めると23分、FKにペリシッチが頭で合わせて先制点を奪う。その後、シーズン後のドルトムント加入が決まっているロイスに決定的な場面を許したものの、シュメルツァーのブロックでこれを凌ぐと、後半に入った14分、貴重な追加点は香川から生まれる。
 ドルトムントはGKのフィードから早い展開で前線のレバンドフスキにボールを送ると、レバンドフスキは香川へスルーパス。エリア内で受けた香川は飛び出してきたGKに対しワンタッチでシュートコースを作ると、素早く左足で流し込み今季13点目。これにはクロップ監督も香川のもとに駆け寄り、香川を抱き上げて喜びを爆発させた。
 2点目を奪い連覇を大きく引き寄せたドルトムントは28分に香川に代えてケガ明けのゲッツェを投入するなど余裕も見せ、2−0のまま試合終了。ブンデスの無敗記録を26に塗り替え、見事リーグ2連覇を達成した。なお、ボルシアMGの大津はベンチ入りしたものの出番はなかった。
 試合後、ドルトムントの面々はピッチ上でビールを掛け合い歓喜に沸き、クロップ監督もタッチラインから試合中継をしていた独『スカイ』のコメンテーターもビール責めに遭った。そのクロップ監督は「このチームが成し遂げたことは、言葉ではとても表現できない。ただ驚嘆するばかりだ。王者にふさわしいチームがいるとすれば、それは我々だ」と偉業を達成したチームを称えた。
 この試合の前には、FW宇佐美貴史所属の2位バイエルンが、敵地で8位ブレーメンを2−1で下した。負ければその時点でドルトムントの優勝が決まる状況下にあったバイエルンだが、25日の欧州チャンピオンズリーグ準決勝、レアル・マドリード(スペイン)との第2戦を見据え、控え中心メンバーでスタート。宇佐美も先発に名を連ねた。
 ブレーメンに押し気味に試合を進められたバイエルンは後半6分に失点。しかし、その後リベリーとゴメスを投入すると30分、リベリーのクロスが相手のオウンゴールを誘発して同点に追い付くと、終了間際にはリベリーが自ら決めて逆転勝ち。この時点で数字上は優勝の可能性が残っていたバイエルンは、意地を見せて勝ち点3を獲得した。なお、リーグ戦で初めて先発出場した宇佐美は、フル出場を果たした。
 FW岡崎慎司とDF酒井高徳が所属する5位シュツットガルトはアウェーで16位ケルンと1−1で引き分けた。ここ9試合負けなしのシュツットガルトは、後半5分に先制を許したものの、26分にカカウのゴールで追い付く。しかし、勝ち越すまでには至らず引き分けで試合を終えた。前節の試合でFKからアシストを記録した酒井は12試合連続となるフル出場を果たしたものの、クリアをポドルスキに拾われピンチを招くなど、この日は守備で危うさを見せた。また、ベンチスタートの岡崎は後半24分から投入され、2試合連続で途中出場となった。ケルンの北朝鮮代表FW鄭大世(チョン・テセ)は出番がなかった。
 そのほか、6位レバークーゼンは敵地で9位ホッフェンハイムに1−0で勝利し、11位ニュルンベルクと14位ハンブルガーSVの一戦は1−1の引き分けに終わった。最下位カイザースラウテルンは17位ヘルタ・ベルリンを2−1で下して勝ち点を23としたが、この日引き分けた16位ケルンが同30としたため、残り3試合で16位に届くことは不可能となり、降格が決定した。
 バイエルンの次戦は25日に行われ、欧州チャンピオンズリーグの準決勝第2戦にてレアル・マドリードとアウェーで対戦する。ブンデスリーガの次節は28日に一斉開催される。ドルトムントはアウェーでカイザースラウテルンと対戦し、ボルシアMGはMF細貝萌が所属するアウクスブルクをホームに迎える。シュツットガルトはアウェーでバイエルンと対戦する。

【香川真司Q&A】
 2年連続8度目の優勝を決めたドルトムントのMF香川は、快挙を達成した喜びに浸った。

 今年の優勝の味は?

「試合中に泣きそうになったくらい、本当に。自分のゴールで決めたっていうのもあったし、幸せです。この1年、濃かった。感動的な瞬間でした」

 昨季と違う充実感?

 「昨年は半年間、ケガで出られなかったから。そういう意味では、今年は本当に、本当に素晴らしい1年だった。欧州チャンピオンズリーグではなかなか結果が出なかった。うまくいかない中でも自分自身は辛抱強く後半戦に向けて信じてやってこられた」

 優勝が近づいて苦しさもあった?

 「この3、4試合、本当にキツかったし、精神的な面も、プレーもギリギリのところでやっていた。それを勝ち抜いた強さというのがチームとしても生きると思う」

 ドイツに来て2年、積み上げたものへの手応えは?

 「2年連続で優勝できるのは、奇跡に近いこと。本当にこのチームと巡り合えて良かった。素晴らしいサポーターと仲間、監督、本当にいろんな人に支えられている」

【香川、独記者は残留のススメ】
 加入から2季連続でドイツブンデスリーガ優勝を経験した香川は来季、どこで活躍するのか。日本選手の欧州主要リーグ最多得点記録を更新し、13点を挙げたMFの去就が注目されている。
 契約は来夏まで。契約切れで移籍金なしの放出を避けたいドルトムントからは、年俸倍増となる約300万ユーロ(約3億2千万円)で2016年夏までの契約延長を求められたとされるが、香川は回答を保留した。
 マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー(ともにイングランド)やミラン(イタリア)などビッグクラブが獲得に興味を示したとの報道もあり、向上心の強い香川がさらなる成長を求める可能性はある。
 残留して今季は結果が出なかった欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝を狙うのも悪くない。ドイツ・サッカーを長く取材するベテラン記者は「ドルトムントでまだやり残したことがあるはず。残れば今後数年のうちに(欧州CL、国内リーグ、カップの)3冠達成も夢ではない」と特長を生かせるチームに残るのが最良との見方だ。

【酒井、独代表入りは否定】
 シュツットガルトの酒井は「引き分けで良かった」と納得した様子。ドイツ代表FWポドルスキへの対応に苦しんだが「凄いFWだと思った。勉強になった」と前向きだった。
 最近の活躍で、地元紙が酒井の代表入りを希望する記事を掲載。ドイツ人の母を持つ酒井は「光栄なことだけど、オレは日本人。(下の年代から)ずっと日本代表として戦ってきた。全然ドイツ代表という気持ちはない」と語った。
 勝ち点1で、チームは来季の欧州リーグ予選に出場できる7位以上が確定した。

【大津「悔しいけど、いい手本」】
 ボルシア・メンヘングラッドバッハの大津はベンチ入りしたが出番はなく、目の前でドルトムントの優勝を見せつけられた。「こっちもチャンスはあったし、悪い展開ではなかったけれど。でも結果が全て」と無念さをにじませた。
 試合後には香川から優勝を記念した黒いTシャツをプレゼントされた。「やっぱり凄い選手。何にしても質が高い。ミスも少ないし、その中で結果も出す。悔しいけど、いい手本」と奮起を誓った。


同点GOAL
オランダエールディビジ第31節結果

ヘーレンフェーン1−1フィテッセ
(アベ・レンストラ・スタディオン/25000人)
≪得点者≫
ヘーレンフェーン:ジュリチッチ5
フィテッセ:ハーフナー・マイク79
≪出場メンバー≫
【フィテッセ】
GK:
フェルトハイゼン
DF:
安田理大、カラス、G・カシア、ファン・デル・ハイデン(62分ハーフナーマイク)
MF:
ビュットネル、ホフス(76分ジョナタン・レイス)、ファン・ヒンケル、アナン
FW:
イバーラ、ボニー

RKC0−2ユトレヒト
(マンデマーケルス・スタディオン/7091人)
≪得点者≫
ユトレヒト:スフート77、ゲルント85
≪出場メンバー≫
【ユトレヒト】
GK:
R・ファン・ダイク
DF:
ファン・デル・マーレル、スフート、ブルトハイス、ワイテンス
MF:
アサレ(82分モーテンソン)、高木善朗、R・スナイデル
、デュプラン
FW:
ゲルント(87分オアー)、ファン・デル・フン

エクセルシオール0−1トゥヴェンテ
(スタディオン・ワウデステイン/3452人)
≪得点者≫
トゥヴェンテ:シャドリ90
≪出場メンバー≫
【トゥヴェンテ】
GK:
ミハイロフ
DF:
ベントソン(30分レゼラー)、R・ロサレス、ダウグラス、ティエンダッリ
MF:
ブラーマ、フェル、W・ヤンセン(72分プレート)
FW:
L・デ・ヨング、W・フェルフーク(61分シャドリ)、O・ヨーン

デフラーフスハップ2−3ヘラクレス
≪得点者≫
デフラーフスハップ:エル・ハスナウィ12、デ・レーウ83=PK
ヘラクレス:アルメンテロス18、ゴウリイェ26、 エベルトン53

 オランダエールディビジは21日、第31節の4試合が行われ、DF安田理大とFWハーフナー・マイクが所属する7位フィテッセは6位ヘーレンフェーンと1−1で引き分けた。後半17分から出場したハーフナーは同34分に同点ゴールを決めた。今季5点目。安田は右サイドバックでフル出場した。
 ヘーレンフェーンとのアウェー戦に臨んだフィテッセは、開始5分で失点する苦しい展開となった。しかし、途中投入されたハーフナーが34分、エリア内左でパスを受けてトラップでDFをかわすと、右足でゴール右隅にシュートを突き刺し同点弾。ハーフナーの今季5点目で、チームは勝ち点1を拾った。
 MF高木善朗が所属する12位ユトレヒトは、敵地で8位RKCに2−0で勝利。前節の試合で3アシストをマークするなど、全4得点に絡んで逆転勝利に貢献した高木は、この日も先発メンバーに名を連ねると、後半32分にFKから先制点をアシストした。高木はフル出場も果たし、チームの勝利に貢献した。
 ユトレヒトとフィテッセの次戦は28日に行われる。ユトレヒトはNACを、フィテッセはエクセルシオールをそれぞれホームに迎える。
 4位トゥヴェンテは敵地で最下位エクセルシオールを1−0で下し、暫定2位に浮上した。

【高木「やっと蹴らせてもらえた」】
 高木はフル出場し、後半32分にFKで先制点をアシスト。全4点に絡んだ前節のVVVフェンロ戦に続く活躍に「GKも出てこられないところに蹴った。やっとFKを蹴らせてもらえるようになって、それでアシストも増えた」と説明した。
 初ゴールはまだだが、試合の中で持ち味を出せるようになってきた。「後半はプレーの内容も良かった。徐々にステップアップしてきた」と手応えを口にした。

【ハーフナー「個人的にうれしい」】
 ハーフナーは0−1の後半途中から出場し、同点ゴールを決めた。今季5点目。
 ハーフナーが貴重な同点ゴールで勝ち点1をもたらした。00−1の後半33分に利き足と逆の右足で流し込み「見事に決まった。これで左足と頭と右足で決めたので個人的には嬉しい」と素直に喜んだ。
 限られた時間で期待に応えたが、試合後は「やっぱりスタメンで出たい」。フル出場した安田は「途中から出た選手がああやって結果を出してくれたら、チームとしても上昇していく」と称えた。


フル出場
ロシアプレミアリーグ第40節結果

ディナモ・モスクワ1−0CSKAモスクワ
(アレナ・ヒムキ/10000人)
≪得点者≫
D・モスクワ:ミシモビッチ17
≪出場メンバー≫
【CSKA】
GK:
アキンフェエフ
DF:
ナバブキン、A・ベレズツキ、シチェンニコフ、シェンベラス
MF:
本田圭佑、Z・トシッチ、ママイェフ、ヴェアンブローム(78分オリセー)
FW:
ネツィト、ドゥンビア

クバン・クラスノダール2−2ゼニト・サンクトペテルブルク
≪得点者≫
クバン・クラスノダール:L・トラオレ60、73
ゼニト:アルシャビン78、シロコフ80

アムカル・ペルミ1−0スパルタク・ナリチク
≪得点者≫
アムカル:グリシン35

ボルガ・ニジニー2−0トム・トムスク
≪得点者≫
ボルガ:カリャカ21=PK、ビビロフ90=PK

 ロシアプレミアリーグは21日、第40節が行われ、MF本田圭佑が所属する4位CSKAモスクワはアウェーで3位ディナモ・モスクワと対戦し、0−1で敗れた。負傷で欠場の続いていた本田がこの試合にフル出場し、戦線復帰を果たした。
 3月3日に行われたゼニト・サンクトペテルブルク戦で左太ももを負傷した影響で、公式戦6試合欠場の続いていた本田。逆転優勝のためには負けられない一戦に先発し実戦復帰すると、いきなりのフル出場を果たした。勝ち点を伸ばせず、残り4試合となったCSKAは、首位ゼニトとの14ポイント差を詰められず、優勝の可能性が消滅した。
 CSKAモスクワの次節は28日に行われ、ホームでスパルタク・モスクワと対戦する。


フル出場
ベルギージュピラーリーグ・ELプレーオフ第4戦結果

リールセ2−2サークル・ブルージュ
≪得点者≫
リールセ:クラーセン5、マリッチ26
サークル・ブルージュ:ヴァン・エーノー7、31

 ベルギージュピラーリーグ(ベルギー1部)で、日本代表GK川島永嗣が所属するリールセは21日、来季欧州リーグ予選出場権が懸かったプレーオフ第4戦でサークル・ブルージュとホームで対戦し、2−2で引き分けた。川島は公式戦40試合連続でフル出場し、好セーブ連発で勝ち点1に貢献した。
 リールセは2度のリードを生かせず、引き分けた。川島が不満そうに振り返ったのは前半7分に失点し、11−1と追い付かれた場面。味方DFのクリアし損ねた球を川島が抱えると、主審にバックパスを手で扱ったと判定されてペナルティーエリア内での間接FKに。「不可解すぎる。どう考えてもバックパスじゃない」と納得いかない様子だった。
 シーズンも大詰めになり、去就が注目される。川島は「やっぱり上のレベルでやりたい。(残留は)ない」と改めて移籍を希望した。


スタメン
イングランドプレミアリーグ第35節結果

ボルトン1−1スウォンジー
(リーボック・スタジアム/25401人)
≪得点者≫
ボルトン:イーグルス14
スウォンジー:S・シンクレア6
≪出場メンバー≫
【ボルトン】
GK:
ボグダーン
DF:
ステインソン
、リーム、ウィーター、リケッツ
MF:
イーグルス、M・デイビス(90分ベラ)、レオ・コーカー、宮市亮(65分エンゴグ)、M・ペトロフ
FW:
K・デイビス(79分クラスニッチ)

アーセナル0−0チェルシー
(エミレーツ・スタジアム/60111人)
≪出場メンバー≫
【アーセナル】
GK:
シュチェンスニー
DF:
サニャ、コシールニー、ヴェルマーレン、ギブス
MF:
ラムジー、ソング、ロシツキー(64分ディアビー)、チェンバレン(69分アンドレ・サントス)
FW:
ウォルコット(60分ジェルビーニョ)、ファン・ペルシー
【チェルシー】
GK:
ツェフ
DF:
ボジングワ、G・ケーヒル、テリー、バートランド(77分A・コール
MF:
エッシェン、オリオル・ロメウ(66分ミケル)、マルダ
FW:
スタリッジ、トーレス、カルー(74分マタ)

クイーンズ・パーク・レンジャーズ1−0トッテナム
(ロフタス・ロード/18021人)
≪得点者≫
QPR:ターラブト24
≪出場メンバー≫
【トッテナム】
GK:
フリーデル
DF:
ウォーカー、ギャラス、キング、アス・エコト(66分ローズ)
MF:
サンドロ(46分レノン)、モドリッチ、パーカー(84分G・ドス・サントス)、ベイル、ファン・デル・ファールト
FW:
デフォー

ニューカッスル3−0ストーク・シティー
≪得点者≫
ニューカッスル:カベイェ14、57、P・シセ18

フルハム2−1ウィガン
≪得点者≫
フルハム:ポグレブニャク58、センデロス89
ウィガン:ボイス57

ブラックバーン2−0ノーウィッチ
≪得点者≫
ブラックバーン:フォルミカ41、ホイレット49

アストンビラ0−0サンダーランド

 イングランドプレミアリーグは21日、第35節の7試合が行われ、FW宮市亮が所属する残留争いの渦中にいる18位ボルトンは、12位スウォンジーと1−1で引き分け、勝ち点3を得られなかった。マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルを相手に連勝を飾った16位ウィガンは10位フルハムに1−2で敗れ、3連勝はならず。19位ブラックバーンは11位ノーウィッチを2−0で下した。また、15位アストンビラは9位サンダーランドと0−0で引き分けた。
 この結果、アストンビラ(34試合消化)は勝ち点36で15位を維持。これに同34のクイーンズ・パーク・レンジャーズとウィガン(ともに35試合消化)が続く。一方、同31としたブラックバーン(35試合消化)は順位を1つ上げたものの、依然降格圏のまま。敗れたボルトン(33試合消化)は同30で19位に順位を落とした。
 宮市は、ホームでのスウォンジー戦に右MFで先発したが、目立った活躍はなく後半20分に退いた。前戦はボルトンでのデビュー以来の途中出場となった宮市は、この日はスタメンに名を連ねて2試合ぶりに先発出場を果たす。前半34分にワンツーからクロスを送り、シュートチャンスを作った宮市だが、得点に絡むことはできず。1−1で迎えた20分に途中交代となった。
 ボルトンの次戦は24日に行われ、アウェーでアストンビラと対戦する。
 一方、3位アーセナルと6位チェルシーの強豪対決は0−0のスコアレスドローに終わった。5位ニューカッスルは6連勝を果たし、他会場で敗れたトッテナムをかわして4位に浮上。上位陣の足踏みを尻目に来季の欧州チャンピオンズリーグ出場に名乗りを上げた。
 CLに本戦から出場できる3位死守を願うアーセナルは、プレミア得点ランクトップのファン・ペルシーが何度かゴールに迫るも、テリーとケーヒルを中心としたチェルシーの堅い守備を崩すことはできず。一方のチェルシーも、ドログバを負傷で欠いた影響からか、チャンスを十分に作り出せず、両者得点を挙げられないまま90分を終了した。
 こちらもCL出場を確実にしたい4位トッテナムは、敵地で17位クイーンズ・パーク・レンジャーズに0−1で敗戦。前半24分に先制弾を許すと、最後までゴールを奪い返せず完封負けを喫した。今季は飛ぶ鳥を落とす勢いで一時は優勝の可能性もあったトッテナムだが、ここ9試合でわずか1勝と、深刻な不振に陥っている。
 一方でニューカッスルは順調に勝ち点を重ねた。14位ストークと対戦したこの日も、前半14分にカバイェのゴールで先制すると、その4分後にはP・シセが追加点。後半にもカバイェがこの日自身2点目を挙げ、3−0で快勝。連勝を6に伸ばした。
 この結果、勝ち点を62としたニューカッスル(34試合消化)が4位に浮上。同65の3位アーセナル(35試合消化)に3ポイント差と迫る勢いを見せている。一方、敗れたトッテナム(34試合消化)は同59のまま5位に後退し、6位チェルシー(34試合消化)に1ポイント差と詰められた。

【宮市は不完全燃焼】
 2試合ぶりに先発出場したボルトンの宮市だったが「あまりいいプレーができなかった」と不完全燃焼の一戦をもどかしそうに振り返った。
 中盤の右サイドでプレー。監督の指示で外からゴール前にクロスを入れることに専念した。しかし、好機をつくる場面は少なかった。
 アーセナルからの移籍直後は目立つ活躍をしてきたが、最近はケガもあり、持ち味を出せない試合が続く。「自分のポジションが危ういという感じがしている」と定位置維持への不安を口にした。


出番なし
イタリアセリエA第34節結果

ナポリ2−0ノバーラ
(サン・パオロ/20000人)
≪得点者≫
ナポリ:カバーニ21、P・カンナバーロ37
≪出場メンバー≫
【ナポリ】
GK:
デ・サンクティス
DF:
カンパニャーロ
、P・カンナバーロ、アロニカ
MF:
スニガ(89分ドッセーナ)、マッジョ、ガルガノ、インレル(77分E・バルガス)
FW:
ジェマイリ、ハムシク(90+3分アンメンドラ)、カバーニ
【ノバーラ】
GK:
フォンターナ
DF:
モルガネッラ、リズッツォ、チェントゥリオーニ、デッラフィオーレ
MF:
ゲミティ、ポルカーリ、ラドバノビッチ(56分ペッシェ)、D・イェンセン
FW:
マスカーラ(79分ルビーノ)、カラッチョロ

キエーボ0−0ウディネーゼ

パルマ3−0カリアリ
≪得点者≫
パルマ:ジョビンコ24、フロッカリ73=PK、オカカ90=PK

カターニャ2−0アタランタ
≪得点者≫
カターニャ:A・ゴメス31、セイムル85

 イタリアセリエAは21日、第34節の4試合が行われ、6位ナポリはFW森本貴幸が所属する19位ノバーラを2−0で下し、6試合ぶりの勝利を挙げた。これで暫定5位に浮上したナポリは、来季の欧州チャンピオンズリーグ出場圏内の3位につけるラツィオに暫定3差と迫った。森本はベンチ入りしたが、出番がなかった。
 ナポリのホームで行われたこの試合では、開始直後、主審がFKを指示した際に右肩を傷めるアクシデントが発生。治療のため20分近く試合は中断した。そして再開後、ナポリは21分にカバーニ、37分にカンナバーロが決めて2点をリード。最後までこのリードを守り抜き、久々の勝利を手にした。
 ノバーラの次戦は25日に行われ、ホームでラツィオと対戦する。
 ナポリらとCL出場権を争う4位ウディネーゼは、敵地で9位キエーボと0−0で引き分けた。今年1月までウディネーゼに所属し、先日試合中に倒れて亡くなったリボルノのMFピエルマリオ・モロジーニ選手の追悼セレモニーが行われたこの試合、ウディネーゼは最後までゴールを割れず、勝利を手にすることはできなかった。
 なお、先週に開催予定だったセリエA第33節はモロジーニ選手の急逝を受け、24日と25日へ延期された。


ベンチ外
スペインリーガエスパニョーラ第35節結果

セビージャ1−1レバンテ
(ラモン・サンチェス・ピスファン/35000人)
≪得点者≫
セビージャ:ネグレド21
レバンテ:A・コネ28
≪出場メンバー≫
【セビージャ】
GK:
ハビ・バラス
DF:
エスキュデ
(45分デイビド)、カラ(83分コケ)、ファシオ、F・ナバーロ
MF:
ヘスス・ナバス、メデル、トロホウスキ、ルーナ(53分レジェス)
FW:
デル・モラル、ネグレド

バルセロナ1−2レアル・マドリード
(カンプ・ノウ/95000人)
≪得点者≫
バルセロナ:A・サンチェス70
R・マドリード:ケディラ17、クリスティアーノ・ロナウド73
≪出場メンバー≫
【バルセロナ】
GK:
バルデス
DF:
マスチェラーノ、プジョル、アドリアーノ(76分ペドロ)
MF:
ダニエウ・アウベス、シャビ・エルナンデス(69分A・サンチェス)、ブスケッツ、チアゴ・アルカンタラ
FW:
テージョ(81分セスク)、メッシ、イニエスタ
【R・マドリード】
GK:
カシージャス
DF:
アルベロア、ペペ、セルヒオ・ラモス、ファビオ・コエントラン
MF:
シャビ・アロンソ、ケディラ、ディ・マリア(74分グラネロ)、エジル(89分カジェホン)、クリスティアーノ・ロナウド
FW:
ベンゼマ(92分イグアイン)

スポルティング・ヒホン2−1バジェカーノ
≪得点者≫
ヒホン:サンゴイ18、ビリッチ78
バジェカーノ:ラバカ51

マジョルカ1−0サラゴサ
≪得点者≫
マジョルカ:ビクトル33

 スペインリーガエスパニョーラは21日、第35節の4試合が行われ、首位レアル・マドリードと2位バルセロナの伝統の一戦「クラシコ」は、アウェーのレアルが2−1で競り勝った。レアルは4試合を残して勝ち点差を4から7に広げ、4年ぶりのタイトルをほぼ手中に収めた。
 「クラシコ」と呼ばれるスペインの両雄による伝統の一戦で、レアルがバルセロナのホームで勝つのは2007年以来。
 勝ち点85で首位に立つレアルと、これを4差で追うバルセロナ。勝った方がリーグタイトルに大きく近付く大一番は、バルサの本拠地「カンプ・ノウ」で開催された。ホームでは公式戦54試合負けなしと絶対の自信を誇るバルサのグアルディオラ監督は3バックを採用。A・サンチェス、セスク・ファブレガス、ペドロをベンチスタートとした一方で、バルサBチームのテージョを先発させた。
 一方、就任以来クラシコでは10試合戦ってわずかに1勝と分の悪いレアルのモウリーニョ監督は、クリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ディ・マリアらを起用。17日の欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦のバイエルン(ドイツ)戦で敗れた際と同じメンバーで、2勝目を目指した。
 バルサは序盤、後がない状況によるプレッシャーからか、いつもの流麗なパスワークが影を潜め、ペースを握れない。対するレアルは17分、CKのチャンスにペペが合わせ、それをGKバルデスが弾いたところをケディラが押し込み、先制に成功する。
 これで目を覚ましたバルサは徐々に圧力を強め、相手陣内に攻め入るようになるが、レアルゴールを破るまでには至らない。この状況にグアルディオラ監督は後半24分、シャビ・エルナンデスに代えてA・サンチェスを投入。すると、この交代策がわずか1分で実る。メッシの突破をきっかけに攻撃陣がゴール前に迫ったバルサは、エリア内左からテージョがシュート。これはGKカシージャスが片足で阻んだが、ゴール前の混戦から最後はサンチェスが倒れ込みながら同点ゴール。バルサが試合を振り出しに戻す。
 しかし、カンプ・ノウの歓声もその3分後には静まり返ること。タイトルへの渇望を見せるレアルはカウンターからエジルが右サイドでボールを受けると、前線にキラーパス。これを受けたC・ロナウドはGKとの1対1を冷静に制し、レアルがあっという間に勝ち越しに成功する。
 なんとかゴールが欲しいバルサは、ペドロ、セスク・ファブレガスを相次いで投入してゴールを目指したものの、最後までレアルの守備を破れず、試合は2−1のまま終了。ついに敵地で宿敵を下したレアルは、1989−1990年シーズンのクラブ記録である「リーガ107点」を「109」へ塗り替えたほか、これまで大舞台に弱いと批判を受けてきたC・ロナウドもリーガ記録となる42ゴール目を挙げ、祝杯ムードをより盛り上げた。
 この日行われたそのほかの試合では、FW指宿洋史が所属する9位セビージャが5位レバンテとホームで1−1で引き分けた。セビージャは前半21分にネグレドのゴールで先制したが、28分に同点弾を許し、勝ち点1を得るにとどまった。指宿はベンチ入りしなかった。

【ペップ「祝福したい」】
 21日に行われた伝統の一戦「クラシコ」に1−2で敗れた2位バルセロナ。4試合を残した段階で両者の勝ち点差は7に開き、レアルがタイトルに王手をかけた。試合後、バルサのペップ・グアルディオラ監督は宿敵を祝福した。
 一時は1−1の同点に追い付きながら、その3分後に失点し、そのまま黒星を喫したバルサ。ホーム「カンプ・ノウ」では公式戦54試合無敗と絶対の安定感を誇っていたが、レアルの前にその記録も途切れた。
 グアルディオラ監督は、試合後の記者会見で「レアル・マドリードの勝利と、リーグタイトルの獲得を祝福したい」と白旗宣言。バルサは中2日で欧州チャンピオンズリーグ準決勝・チェルシー(イングランド)との第2戦に臨むが、「今、選手は疲労し悲しみに暮れている。この結果がチェルシー戦に影響するかどうかは分からない」とコメントした。
 バルサはチェルシーとの第1戦を落としているが、同監督は「相手を攻略する術を探すよう努力する。しかし、今はしっかりと休んで回復し、今日の敗戦をできるだけ早く忘れる必要がある」と、次の大一番に向けて切り替えることが大切だと語った。
 敵将から祝福を受けたレアルだが、レアルのMFシャビ・アロンソは「バルサに大きな一撃を与えることができたが、まだこれで決まったわけじゃない」とコメント。「もちろん、これはタイトルに向けて大きな一歩になったが、まだ先がある」と残り4試合に向け気を引き締めた。
 同選手は一方で、この日の戦いぶりについて「追い付かれた直後にクリスティアーノ(・ロナウド)が決めてくれた。あれが相手をくじいた。大きかった」とエースの42得点目を称え、「完璧に試合をコントロールできた。素晴らしいパフォーマンスだったし、結果も最高。凄く嬉しい」と喜んだ。
 なお、レアルのジョゼ・モウリーニョ監督は、指揮官としてのキャリア9試合目のカンプ・ノウで、ようやく初勝利。しかし、この日も報道陣の前で口を開くことはなかった。


ベンチ外
フランスリーグ1第33節結果

ディジョン0−2リール
(スタッド・ガストン・ジェラール/7000人)
≪得点者≫
リール:マヴュバ39、アザール45+1
≪出場メンバー≫
【ディジョン】
GK:
レイネ
DF:
メイテ
(46分)、スプレイェン、ポール、バロー(46分バンバ)
MF:
クモルジ(77分)、サンカレ
、コルニェ、K・コネ(62分カクタ)、ジョビアル(80分ディアバテ)
FW:
ボテアク
【リール】
GK:
ランドロー
DF:
ドゥビュシー、ベリア、シェジュ、バシャ
MF:
I・グエイェ(36分)、ペドレッティ、マヴュバ、J・コール(64分ブルーノ
FW:
アザール(80分ディニュ)、ルー(68分トゥーリオ・デ・メロ)

モンペリエ1−0バランシエンヌ
(スタッド・ドゥ・ラ・モソン/30000人)
≪得点者≫
モンペリエ:S・カマラ5
≪出場メンバー≫
【モンペリエ】
GK:
ジュルドラン
DF:
ボカリ、ヤンガ・ムビワ、イウトン、ベディモ
MF:
スタンブリ、ベランダ(79分カベラ)、エストラダ(59分マルボー)、ウタカ
FW:
ジルー、S・カマラ

ボルドー2−1マルセイユ
≪得点者≫
ボルドー:ジュシエ1、29
マルセイユ:J・アユー56

ニース1−0オセール
≪得点者≫
ニース:モンソン36=PK

エビアン2−1トゥールーズ
≪得点者≫
エビアン:アングラ10、75
トゥールーズ:ベン・イェデル72

カーン1−4サンテティエンヌ
≪得点者≫
カーン:ナバブ72
サンテティエンヌ:オウンゴール40、P・オーバメヤン60、84、グラデル70

ブレスト0−1レンヌ
≪得点者≫
レンヌ:フェレ45+1=PK

 フランスリーグ1は21日、第33節の7試合が行われ、首位モンペリエは12位バランシエンヌを1−0で下し、翌日に試合を控える2位パリ・サンジェルマンとの勝ち点差を暫定5に広げた。
 昨季は14位に甘んじたものの、今季はタイトル獲得に向け邁進中のモンペリエ。ホームにバランシエンヌを迎えたこの日は開始6分にカマラのゴールで先制すると、最後までこの1点を守り切って勝ち点3を獲得。パリSGにプレッシャーを掛けることに成功した。
 昨季王者の3位リールは、MF松井大輔が所属する16位ディジョンを2−0で下した。この試合では、今オフのビッグクラブ移籍が噂されるアザールが1ゴール1アシストの活躍でチームを勝利に導いた。なお、松井は24試合連続でベンチ入りしなかった。
 3連敗となったディジョンの次節は29日に行われ、アウェーでサンテティエンヌと対戦する。
 一方、極度の不振から抜け出せずにいる10位の名門マルセイユは、8位ボルドーに1−2で敗れ、これでリーグ12試合未勝利となった。前半のうちに2点を先行されたマルセイユは、後半11分にジョルダン・アユーが1点を返すもその後が続かなかった。


欠場
イングランドチャンピオンシップ第45節結果

ミドルズブラ2−1サウサンプトン
(セルネット・リバーサイド/19002人)
≪得点者≫
ミドルズブラ:ベイリー45+1、ゼママ77
サウサンプトン:シャープ1
≪出場メンバー≫
【サウサンプトン】
GK:
K・デイヴィス
DF:
ジョゼ・フォンテ
、バターフィールド(84分シュネデルラン)、フォックス、ホーイフェルト
MF:
コーク、ハモンド、チャプロウ(62分ド・プラード)
FW:
ランバート、シャープ、ララナ

レディング2−2クリスタル・パレス
≪得点者≫
レディング:ゴルクシュス20、ル・フォンドル53
クリスタル・パレス:ザハ14、マレー76

 サッカーのイングランドチャンピオンシップ(イングランド2部)は21日、第45節が行われ、FW李忠成が所属する2位サウサンプトンは、敵地で7位ミドルズブラに1−2で敗れ、2位以内に与えられるプレミアリーグ自動昇格は持ち越しとなった。右足を手術した李はベンチから外れた。
 既に昇格を決めているレディングはクリスタルパレスと2−2で引き分けて勝ち点89とし、1試合を残してリーグ優勝を決めた。


超サカFLASH

快勝
 中国に遠征しているサッカー女子U-17(17歳以下)日本代表は21日、江蘇省のクラブのU-17チームと南京で対戦し、4−0で快勝した。日本は前半15分に井上(河内ジュベニール)が先制点を挙げると、その後は伊藤、白木(ともに宮城・常盤木学園高)、万屋(兵庫・日ノ本学園高)が加点した。

フル出場
 サッカー女子の欧州チャンピオンズリーグ準決勝第2戦が21日に行われ、フランクフルトの女子日本代表、熊谷紗希はホームでのアーセナル(イングランド)戦に守備的MFでフル出場し、2−0の勝利に貢献した。チームは2戦合計4−1で決勝に進んだ。熊谷は「難しい試合だったが勝てたのは大きい。決勝は楽しみたい」と話した。

全治6〜8週間
 J2富山は21日、FW木本敬介が右膝膝蓋骨骨折で全治約6〜8週間と診断されたと発表した。

復帰に意欲
 イングランドプレミアリーグ、ボルトンに所属するFW宮市亮の同僚、MFファブリス・ムアンバ(24)が、本日22日付の英大衆紙サンのインタビューで「再びサッカーをすることを望んでいる」と復帰への意欲を語った。コンゴ生まれのムアンバは「神は私を見捨てなかった。私に起こったのは奇跡以上のことだ」と話した。倒れる瞬間には、相手選手がそれぞれ2人いるように見えたという。ムアンバは3月17日のイングランド協会(FA)カップ準々決勝、トッテナム戦の試合中に心臓発作でピッチに倒れ、心停止状態が78分間も続いた。その後、ロンドン市内の病院に入院し、4月16日に退院した。


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