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本日の超最新情報
2007.04.19.THU

☆レベルアップ必要★
 日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンは本日19日、前日のシリア戦(ダマスカス)で北京五輪アジア2次予選突破を決めたU-22(22歳以下)日本代表について、「試合ごとに良くなってはいるが、レベルアップしないと最終予選突破は難しい」と厳しい見方を示した。
 日本は前半で2点を先行しながら、後半は受け身となってもたついた。田嶋幸三専務理事も「次(最終予選)に向けて引き締めるにはちょうどいいのではないか」と4大会連続の五輪出場へ一層の奮起を期待していた。

☆S級取得★
 日本サッカー協会は本日19日の理事会で、Jリーグ監督に必要な最上級指導者資格のS級ライセンスを現U-22(22歳以下)日本代表コーチの江尻篤彦氏(39)、元日本代表の森下申一(46)、大嶽直人(38)両氏、青森山田高監督の黒田剛(36)、長崎・国見高監督の瀧上知巳(40)両氏ら計9人に交付することを決めた。
 協会活動を宣伝するアンバサダーには元日本代表の本田泰人氏(37)のほか、初の女性アンバサダーとなる川上直子(29)、大竹奈美(32)両氏ら元女子日本代表5人の就任が決まった。
 またJリーグと同様、女子にも特別指定選手制度を導入することを決定。同制度では学生などが所属チームでの選手登録のまま、なでしこリーグ1、2部のチームで試合出場ができる。
 JリーグのプロA契約の最低報酬を来年度から年480万円とすることも決めた。従来は最低報酬の規定はなかったが、3月のJリーグ理事会で年俸480万円を下限とすることが承認されていた。

☆本格スタート★
 日本サッカー協会が子供たちの心の成長に寄与しようと設立した「心のプロジェクト」が本日19日、本格的にスタートした。第1回は1996年アトランタ五輪の代表チーム主将を務めた元日本代表MFの前園真聖氏(33)が講師役。東京都文京区立明化小で5年生41人を相手に約1時間半の「夢の教室」で熱弁を振るった。
 前半は体育館で体を動かし、後半は教室で講義。前園氏はサッカー部がなかった中学時代の苦労や、五輪後に望んだ海外移籍が実現しなくても周囲の支えで立ち直れたことなどを例に挙げ「夢をあきらめないでほしい。僕もあきらめなかったから今ここにいる」と語り掛けた。
 「楽しかった」「あっという間に時間が過ぎた」と、児童たちには好評だった様子。視察した日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンは「夢を持つことの大切さを伝えてくれた」と話した。「夢の教室」はこの日品川区の小学校でも実施。今月26日にも文京区の小学校で行われる。

☆vsバルサ★
 J1横浜F・マリノスは本日19日、スペインリーガエスパニョーラの強豪バルセロナと8月7日に日産スタジアムで親善試合を行うと発表した。
 横浜Mはバルセロナと過去2回、親善試合で対戦しているが、ともに引き分けに終わっている。
 なお、チケットの一般発売は6月2日から開始される。

☆初スタメン★
オーストリアブンデスリーガ結果

ザルツブルク2−0リート

 オーストリアブンデスリーガは18日、第29節が行われ、DF宮本恒靖とMF三都主アレサンドロの所属するザルツブルクは、ホームでリートと対戦し、2−0で快勝した。
 初先発した宮本はセンターバックとして守備をまとめフル出場。無失点に貢献した。三都主はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。
 これで勝ち点64としたザルツブルクは、7試合を残して2位マッタースブルク(同46)との差を18ポイントとし、次節にも10シーズンぶりの優勝が決定する可能性が出てきた。ザルツブルクの次節は21日、アウェーでアルタッハと対戦する。

☆優勝持ち越し★
イタリアセリエA結果

インテル1−3ローマ
≪得点者≫
インテル:マテラッツィ52=PK
ローマ:ペッロッタ44、トッティ89、カッセッティ89

ラツィオ0−0キエーボ

アスコリ2−5ミラン
≪得点者≫
アスコリ:ディ・ビアッジョ33=PK、グベルティ41
ミラン:ジラルディーノ3、27、カカ25=PK、35、セードルフ75

レッジーナ3−1メッシーナ
≪得点者≫
レッジーナ:ビアンキ13、アモルーゾ59、72=PK
メッシーナ:リガノ27=PK

シエナ1−0トリノ
≪得点者≫
シエナ:アントニーニ65

エンポリ2−0アタランタ
リボルノ2−1カリアリ
ウディネーゼ1−0サンプドリア
パルマ2−0フィオレンティーナ

 イタリアセリエAは18日、第22節延期分の9試合が行われ、首位インテルと2位ローマの頂上決戦は3−1でローマが快勝。この試合に勝てば2年連続のスクデット(優勝)が決まっていたインテルだが、歓喜の瞬間は持ち越しとなった。
 ここ2試合勝ち星なしと、優勝を前に軽い足踏みを強いられているインテルは、この日もローマに主導権を握られ、前半の見せ場と言えば、スタンコビッチのバーに嫌われたシュート1本のみ。対するローマはトッティが決定的なシュートを放ち、マンシーニがバー直撃の一発を見舞うなど得点の雰囲気を漂わせると、前半終了間際の44分、チブのクロスからペッロッタが先制弾をマークする。
 後半、インテルも巻き返しを図って攻勢を仕掛けると、後半7分、アドリアーノがGKドーニに倒されてPKを獲得。アドリアーノのシミュレーションにも見えたが、これをマテラッツィがきっちりと沈め、試合を振り出しに戻す。この得点で息を吹き返したインテルは試合を優位に運び始め、逆転勝ちでのスクデット獲得も現実味を帯びてきた。
 だが、目の前でライバルの歓喜など見たくないローマが意地を見せた。終了間際の44分、トッティがFKを直接狙うと、これがフィーゴに当たってそのままゴールへ。さらにロスタイムにはカッセッティがダメ押しの3点目を叩き込んで3−1で勝利。この結果、インテルは今季初の黒星を喫し、優勝も次節以降に持ち越しとなった。
 試合後、インテルのマンチーニ監督は「少々痛い黒星。シーズンを無敗で終えたかった」と今季初の敗戦を悔しがっていたが「でも、タイトルに関して言えば、状況は大して変わらない。この結果は選手達に日曜日の試合(シエナ戦)に対するモチベーションを与えてくれると思っている」と語り、スクデットがお預けになったことに対しては余裕の表情を見せていた。
 一方、欧州チャンピオンズリーグ出場権を確保したい4位ミランはアスコリに5−2と大勝。開始早々3分にロナウドのお膳立てからジラルディーノが先制弾をマークすると、25分にはロナウドが獲得したPKをカカが決める。序盤から2点のリードを奪ったミランはその後もジラルディーノ、カカ、セードルフと得点を重ね、アスコリの反撃を2点に抑えて勝ち点3を上積みした。
 3位ラツィオは残留争いに巻き込まれているキエーボと0−0で引き分けた。
 FW大黒将志の所属するトリノは、アウェーでシエナと対戦し、0−1で敗れた。MF小笠原満男のメッシーナは敵地でレッジーナに1−3で完敗。大黒と小笠原はともにベンチ入りしなかった。

【インテル、決定力不足】
 イタリアセリエAで18日、首位のインテルがホームで2位ローマに1−3で敗れ、今季初黒星を喫した。勝てば優勝という試合だったが、決定力不足に泣いた。マンチーニ監督は「優勝を目前にして平常心を保てなかった。特に前半は動きが硬すぎた」と無念の表情だった。
 気温が高く、強い日差しの残る午後5時半のキックオフ。ややスローペースで始まった試合はローマが前半44分、持ち前の素早く正確なパス回しからペッロッタが決めて先制した。
 インテルは後半7分にPKで追いつくと、一気に攻勢に出た。だがローマも必死の守備で応戦。なかなか勝ち越せないインテルに焦りが見え始めた同44分、均衡を破ったのはローマの主将トッティのFKだった。ローマはロスタイムにも追加点を挙げて突き放した。
 欧州チャンピオンズリーグでマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)に大量7点を奪われたローマは、守備陣が健闘した。DFフェラーリは「自分達の本当の力を示せた。精神面でも今後につながる重要な勝利だ」と胸を張った。

☆3差キープ★
イングランドプレミアリーグ結果

ウェストハム1−4チェルシー
≪得点者≫
ウェストハム:テベス35
チェルシー:S・ライト・フィリップス31、36、カルー52、ドログバ62

リバプール2−0ミドルスブラ
≪得点者≫
リバプール:ジェラード58、65=PK

ブラックバーン3−1ワトフォード

 イングランドプレミアリーグは18日、3試合が行われ、3連覇を目指す2位チェルシーは残留争いを繰り広げる19位ウェストハムに敵地で4−1と大勝。勝ち点を78と伸ばし、前日に勝利を収めていた首位マンチェスター・ユナイテッド(同81)との差を3ポイントのままキープした。
 前半31分、巧みなステップでペナルティエリア際まで侵入したS・ライト・フィリップスのミドルシュートで先制したチェルシーは、その4分後にテベスに同点弾を許すも、直後にS・ライト・フィリップスがボレーで再び決めて勝ち越し。この5分間の攻防を制して流れを掴むと、後半7分にカルー、17分にはドログバが追加点を挙げ、一気に試合を決めた。
 試合後、ランパードは「2−1になって勝利を確信した。モウリーニョ監督は、このままいけば、4−1か5−1になると言っていたけど、全くその通りになった」と、余裕のコメントで試合を振り返っていた。これに対し、残留圏内の17位シェフィールド・ユナイテッド(勝ち点34)との差を5ポイントから縮めることができなかったウェストハムのカービシュリー監督は「チャンスに決め切れなかった代償を払わされた」と、うなだれるしかなかった。
 一方、欧州チャンピオンズリーグ予備戦からの出場権(3〜4位)を早いところ確保したい3位リバプールも、ジェラードの2発でホームに迎えたミドルスブラに2−0と快勝した。

☆優勝持ち越し★
フランスリーグ1結果

リヨン0−0レンヌ

ボルドー3−0ナンシー

 フランスリーグ1は18日、第30節延期分の2試合が行われ、首位リヨンはホームでレンヌとスコアレスドロー。前人未到の6連覇に王手のリヨンだったが、今節の優勝はならなかった。
 この試合に勝てば優勝が決まるという状況の中、会場のスタッド・ジェルランはチームカラーの青と赤で染まった。ところが、地元優勝を果たす絶好のチャンスを得たリヨンはこの日、攻撃に精彩を欠きレンヌ相手に最後まで得点を奪うことはできなかった。
 ただ、2位トゥルーズが逆転優勝するためには、残り6試合を大量得点差で全勝しなければならないだけに、リヨンの優勝はほぼ確定的。次節トゥルーズが勝利することができなければ、無条件で優勝が決まるとあって、ウリエ監督も「私の考えとしては、我々はすでにチャンピオンだ」と余裕のコメントを残していた。

☆伝説ゴール再現★
 スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)は18日、準決勝第1戦の1試合が行われ、バルセロナはホームでヘタフェに5−2で先勝。この試合で、2得点を挙げる活躍を見せたメッシが、かつてマラドーナが1986年ワールドカップ(W杯)メキシコ大会で決めた伝説的ゴールの再現を果たしてみせた。
 シャビの先制ゴールで開始18分で1−0とリードしたバルサは、そして11分後、“マラドーナ2世”と称される天才プレーヤーが、その名に値することを証明する最上級のゴールを記録した。中盤でボールを持ったメッシは、次々と相手選手を抜き去り、最後はGKをかわして倒れ込みながらゴール。1986年W杯でマラドーナが記録した5人抜きのまさにリプレイとも言うべき得点を決め、会場を興奮の坩堝へと誘った。その後、メッシの2点目で追加点を奪ったバルサは、後半に2失点を喫したものの、グジョンセン、エトーが加点して大勝した。
 試合後、バルサのライカールト監督はメッシのゴールについて「選ばれし者の偉大なゴール。まさに芸術作品」と絶賛。スペインの各紙は公式HP上で動画を公開し、英雄マラドーナを文字って“メッシドーナ”と大々的に報じていた。
 スペイン国王杯準決勝第1戦は、本日19日にデポルティボvsセビージャの残り1試合が行われる。

☆決勝進出★
 ドイツDFBカップは18日、準決勝の残り1試合が行われ、シュツットガルトがボルフスブルクを1−0で破り、決勝進出を決めた。
 リーグ戦で首位シャルケに勝ち点4差の3位に付けるシュツットガルトが、今季2冠獲得に向け前進した。開始16分、ゴールまで25メートルの好位置でFKを得たシュツットガルトは、これをA・ダ・シウバが直接沈めて先制に成功すると、そのまま逃げ切った。
 この結果、5月26日にベルリンで行われる決勝戦では、前日の試合でFW高原直泰の所属するフランクフルトを下したニュルンベルクとシュツットガルトが対戦する。

☆決勝進出★
 フランスカップは18日、準決勝の残り1試合が行われ、同大会11度目の優勝を目指すマルセイユがナントに3−0と完勝し、2年連続の決勝進出を決めた。
 マルセイユがホームスタジアムで実力を発揮した。前半27分、リベリーがナントGKバルテズを破る豪快な先制弾を決める。ハーフタイムにそのリベリーが太ももを傷めて退いたものの、後半10分にはナスリのお膳立てからマウリダが追加点を挙げる。最後は31分に途中出場のシセがファーストタッチで加点し、リーグ戦で降格の危機に瀕するナントを粉砕してみせた。
 フランスカップ決勝は5月12日、スタッド・ドゥ・フランスでマルセイユとソショーが優勝カップ獲得を懸けて対戦する。

☆決勝進出★
 オランダ・ゲータレードカップは18日、準決勝の1試合が行われ、前回王者アヤックスがRKCを3−1で下し、決勝戦に駒を進めた。
 開始12分、スナイデルが35メートルのFKを直接決めて先制したアヤックスは、その後にハイティンハのオウンゴールでRKCに1点を献上し同点で前半を折り返したものの、地力に勝るアヤックスは後半、相手GKの隙に付け込み2得点。ガブリとミテアが1ゴールずつを奪いRKCを退けた。
 アヤックスは、本日19日に行われる準決勝のもう1試合、AZvsNAC戦の勝者と決勝で顔を合わせる。

☆闘莉王に警告?★
 日本代表のオシム監督が千葉県内で行われていた日本代表合宿最終日の18日、右太もも裏痛のため、今合宿中1度も全体練習に参加しなかったJ1浦和のDF田中マルクス闘莉王に対し、今後は代表への招集を見送る可能性を示唆した。
 オシム監督が闘莉王を厳しく突き放した。「彼が確実に代表に入るわけでもない」。同監督らしい痛烈なメッセージ。3日間の合宿で1度もチームに合流しなかった守備のリーダーに対し非情通告を突きつけた。
 オシムジャパンに「VIP待遇」はないとの姿勢を強くにじませた。同部の痛みを抱えながら闘莉王は浦和でJリーグやアジアチャンピオンズリーグにも出場。オジェック監督の「闘莉王なしでチームは考えられない」との期待を背負い、先発フル出場を続ける。プレーできないわけではないため、オシム監督は歯がゆさを感じている様子。「故障していたら合宿に呼んでいない。故障する可能性が高いということなので、故障しないことを優先させた」と不満そうな表情を見せた。
 今回の代表合宿には、浦和側も困惑していた。週末21日の川崎戦を皮切りにアジアCLを含め、約3週間で7試合も戦うため「配慮してほしい」と協会サイドに招集しないことを要望。オシム監督が直々にオジェック監督と会談し、理解を求めた経緯もある。オシム監督は「彼(闘莉王)は浦和から給料をもらっている。浦和に必要な選手を故障させてはいけない」とクラブ側に配慮したことを強調した。ランニングなどの別メニュー調整だけで代表合宿を終えた当の闘莉王は「とりあえず来てみましたが、わからないっす」と最後まで浮かない表情だった。

☆最終予選進出★
2008年北京五輪アジア2次予選・グループB・第4戦結果

U-22シリア代表0−2U-22日本代表
(シリア・アルアバシーンスタジアム)

≪得点者≫
U-22日本:水野17、本田圭43

≪出場メンバー≫
【U-22日本代表】
GK:
12.西川周作(大分)
DF:
3.青山直晃(清水)
4.水本裕貴(千葉)
5.伊野波雅彦(FC東京)(cap)
MF:
6.青山敏弘(広島)
8.本田圭佑(名古屋)
10.梶山陽平(FC東京)
(66分15.上田康太(磐田))
14.家長昭博(G大阪)
(78分7.増田誓志(鹿島))
18.水野晃樹(千葉)
FW:
9.平山相太(FC東京)
11.カレン・ロバート(磐田)
(84分13.菅沼実(柏))

ベンチメンバー
GK:
1.山本海人(清水)
DF:
2.細貝萌(浦和)
MF:
16.本田拓也(法大)
MF:
17.李忠成(柏)

 22歳以下で争うサッカー男子の北京五輪アジア2次予選は18日、ダマスカス(シリア)などでグループBの第4戦が行われ、U-22日本代表はU-22シリア代表に2−0で快勝し、4連勝で勝ち点を12に伸ばして最終予選進出を決めた。
 日本は前半17分に水野(千葉)のミドルシュートで先制。同43分には本田圭(名古屋)が追加点を挙げた。後半はシリアに押される場面もあったが、逃げ切った。
 グループBのもう1試合は、香港がマレーシアを1−0で下した。また、グループFでは韓国がアウェーでウズベキスタンを1−0で下し、4連勝で勝ち点12として最終予選進出を決めた。
 2次予選の各グループ2位までが進出する8月からの最終予選も、ホームアンドアウェー方式で12チームが3グループに分かれて実施され、各グループ1位だけが五輪出場権を獲得する。

【前半の2点で形勢決める】
 前半の2ゴールで試合の形勢を決め、日本は2次予選を突破した。反町監督は「いい立ち上がりで試合に入れたのが勝因」と振り返った。前半17分に水野が豪快なミドルシュートを決め、シリアの出鼻ををくじくと、思惑通りに主導権を掌握した。
 追加点も効果的だった。前半43分に水野の左CKが流れたところを、本田圭が胸トラップから左足シュート。ゴールネットを揺らし、最終予選がはっきりと見えてきた。
 だが、後半は失速。球際の詰めが甘く、ミスも目立ち始めた。水野は「自分達からリズムを失った。こういうのをなくさないと最終予選は苦しい」と反省した。予想以上にシリアの出来が悪かったことで助けられたが、強豪揃いの最終予選は簡単に逃げ切れない。相手の戦意を奪うくらいに畳み掛ける力はなかった。
 今一歩の強さが足りない印象を残した。反町監督は「2次突破が決まっただけで、最終予選は何も始まっていない」と厳しい表情を崩さず、さらなる成長と上積みが必要との認識だ。北京五輪への道は、ここからが本番だ。

【水野が弾丸ミドルで先制】
 目の覚めるようなミドルシュートで、水野晃樹(千葉)が日本に先制点をもたらした。立ち上がりは静かに時間が流れたが、前半17分、右サイドから水野がドリブルで中央へ切り込む。ゴールまで約25メートル。迷いなく左足を振り抜くと、ボールはクロスバーに当たってゴール内側に落ちた。
 チームは13日にダマスカス入り。「早くからこちらに入っていたのでアウェーという言い訳はできない」と話していた。骨折していた左手甲の痛々しい包帯もなくなり、右サイドで持ち前の果敢なプレーを披露した。
 千葉で薫陶を受けたオシム監督の下で3月にはフル代表デビューも果たし「それに恥じないプレーをしないと」と意識を高めていた。これが反町監督就任後の初ゴール。もともと得点力の高いMFだけに、その能力は北京を目指すチームに不可欠だ。

【平山シュートゼロ】
 FW平山相太(FC東京)はシュートゼロで不完全燃焼のまま終わった。ゴール前で相手DFのマークに苦戦。前半8分にMF水野のクロスからヘディングを試みたのが唯一のチャンスだったが、それも相手DFが先に触って大きくバーの上を越えた。連続ゴール記録は3試合でストップ。「大丈夫です」と強がったが、反町監督は「こんなもんだろう」と決定的な仕事ができなかったエースをバッサリ切り捨てた。FC東京でも出場機会が少ないだけに、最終予選へ向けて課題は多そうだ。

【菅沼デビュー】
 初招集のJ1日本人得点王、柏MF菅沼実が五輪代表デビューを果たした。後半39分にカレンとの交代で出場。平山と2トップを組んだが、出場時間が短く決定機は訪れなかった。それでも41分には中盤に下がって激しいチェックで味方ボールにし、すかさず前線に駆け上がってパスを受けるなど、攻守に積極性を披露。「(代表招集が)1回きりじゃダメ。また呼ばれるようにJでアピールしたい」と代表定着を目標に掲げた。

【超サカFLASH】

☆大幅増★
 J1浦和は本日の株主総会で2006年度の事業報告を承認し、営業収入が前年度比12億7400万円増の70億7800万円となったと発表した。昨季J1を初制覇し、入場料、広告料、グッズの収入がいずれも大幅に増えた。また藤口光紀社長は再任された。

☆負傷★
 J1のG大阪FW播戸竜二が18日に行われた日本代表候補合宿の練習試合中に左ふくらはぎ内側を負傷した。全治は不明。

☆1万4000枚★
 22日に札幌ドームで行われるJ2の札幌vs東京V戦の前売りチケットが18日現在、1万4000枚以上売れていることが明らかになった。札幌は今季最高の1万8000人〜2万人を見込んでいる。

☆レンタル★
 J2の東京Vは本日、DF三原直樹(19)が中国リーグのファジアーノ岡山へ今季いっぱいまで期限付き移籍すると発表した。

☆全治2週間★
 J2愛媛は本日、MF新井翔太が右太もも裏の肉離れで全治2週間と診断されたと発表した。17日の練習試合で負傷した。

☆復帰★
 スペインリーガエスパニョーラのレアル・マドリードは18日、右膝を痛め3月初旬以来戦列を離れていた元イングランド代表主将MFデイヴィッド・ベッカムの故障箇所が完治したと発表した。21日のバレンシア戦でベンチ入りする可能性もある。

[提携サイト]
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