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2008.06.11.WED
ユーロ2008、ポルトガルが決勝トーナメント進出一番乗り!!本日の超最新情報

INDEX

一番乗り
ユーロ2008グループリーグ第2戦
グループA
チェコ1−3ポルトガル
スイス1−2トルコ
ポルトガルが決勝トーナメント進出一番乗り!トルコは土壇場でスイスに逆転勝ち、開催国スイスは敗退が決定!

非公開練習
W杯アジア3次予選第5戦のタイ戦(14日)に向け、日本代表はバンコクで非公開練習!中村俊輔と長友佑都は前日に続いて別メニュー調整!

最終調整
U-23日本代表が明日のU-23カメルーン代表戦に向けて最終調整!

6連勝
J2第19節
仙台2−0横浜FC
水戸2−1鳥栖
湘南2−3草津
甲府0−2広島
岐阜0−0熊本
徳島2−0C大阪
福岡0−3山形
広島は破竹の6連勝で首位独走!山形が2位浮上!

ユーロ展望
ユーロ2008グループリーグ・グループA・第2戦、決勝トーナメント進出一番乗りを懸け、チェコとポルトガルが激突!

ハットトリック
ユーロ2008グループリーグ第1戦
グループD
スペイン4−1ロシア
ギリシャ0−2スウェーデン
スペインはビジャのハットトリックなどで大勝発進!

得点有効
UEFAがユーロ2008で9日に行われたオランダvsイタリアで、オランダのファン・ニステルローイが決めた先制点の主審の判定は妥当と発表!

開催地変更要請
ソウルで22日に行われるW杯アジア3次予選3の韓国vs北朝鮮の開催地を第三国か韓国南部の済州島に変更するように北朝鮮が要請!

本日の超サカFLASH
京都がMF倉貫一毅(29)との契約を解除ほか


本文
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一番乗り
ユーロ2008(欧州選手権)グループリーグ第2戦結果

グループA:

チェコ1−3ポルトガル
(ジュネーブ)
≪得点者≫
チェコ:シオンコ17
ポルトガル:デコ8、クリスティアーノ・ロナウド63、クアレスマ89
≪出場メンバー≫
チェコ
GK:
1.ツェフ
DF:
2.グリゲラ
21.ウイファルシ
22.ロゼーナル
6.ヤンクロフスキ
MF:
4.ガラセク
(73分9.コラー)
17.マテヨフスキー
(68分11.ブルチェク)
3.ポラーク
7.シオンコ
20.プラシル
(85分14.ヤロリーム)
FW:
15.バロシュ
ポルトガル
GK:
1.リカルド
DF:
2.フェレイラ
16.リカルド・カルバーリョ
15.ペペ
4.ボジングワ
MF:
10.ジョアン・モウティーニョ
(75分5.フェルナンド・メイラ)
8.ペティート
20.デコ
FW:
11.シモン
(80分17.クアレスマ
7.クリスティアーノ・ロナウド
21.ヌーノ・ゴメス
(80分9.ウーゴ・アルメイダ)

スイス1−2トルコ
(バーゼル)
≪得点者≫
スイス:ハカン・ヤキン32
トルコ:セミフ・シェンテュクル57、トゥラン89
≪出場メンバー≫
スイス
GK:
1.ベナリオ
DF:
5.リヒトシュタイナー
20.ミュラー
4.センデロス
3.マニン
MF:
19.ベーラミ
8.インラー
15.フェルナンデス
(76分7.カバナス)
16.バルネッタ
(66分22.フォンランテン)
FW:
10.ハカン・ヤキン
(85分14.ギガックス)
12.デルディオク
トルコ
GK:
23.ボルカン
DF:
3.ハカン・バルタ
2.セルべト・チェティン
15.エムレ・アシュク
22.ハミト・アルトゥントップ
MF:
7.アウレリオ
14.アルダ
10.ギョクデニズ
(46分9.セミフ)
11.トゥメル
(46分6.メフメト・トパル)
FW:
17.トゥンジャイ
8.ニハト
(85分18.カズム・カズム)

 ユーロ2008(欧州選手権)第5日は11日、スイスの2都市でグループリーグ・グループA第2戦の2試合が行われ、ジュネーブではポルトガルがFWクリスティアーノ・ロナウドの活躍でチェコに3−1で快勝し、2勝の勝ち点6で同グループ2位以内が確定し、準々決勝へ進出した。バーゼルでは地元スイスがトルコに1−2で逆転負けし、敗退が決まった。
 ロナウドは全得点に絡んだ。前半8分にシュートをGKに阻まれたが、こぼれ球をMFデコが押し込んだ。後半18分には自ら右足で決め、終了間際には横パスでFWクアレスマの得点を引き出した。
 トルコは0−1の後半12分にFWセミフが頭で決め、ロスタイムにMFアルダが勝ち越した。
 グループAでは勝ち点3同士のトルコとチェコが準々決勝進出を懸けて15日に対戦する。

【ポルトガルの中心にいるデコ】
 高速ドリブルに無回転のFK。そして、指令塔デコのスルーパスに絶妙のタイミングであわせた決勝ゴール。今大会最高の選手との評判が高いクリスティアーノ・ロナウドの持ち味が凝縮された試合だった。
 ただ、ポルトガルを決勝トーナメント一番乗りに導いた主因はデコの勝利への執念だろう。
 前半8分、ゴール前で粘って先制点を奪うと、後半18分には抜群のタイミングでスルーパスを出し、ロナウドの今大会初得点をアシスト。後半ロスタイムにも素早いリスタートでダメ押し点の起点となった。
 特に相手の隙をついて奪った3点目のシーンは狡猾ともいえるプレー。それこそが、デコの強欲に勝利を求める姿勢の表れといえるだろう。
 ブラジルから帰化したデコにとって、地元開催でポルトガルが準優勝した前回のユーロ2004(欧州選手権)は一つの転機だった。前年に代表入りしたものの、「ポルトガル人ではない」との批判も受けた。それを自身の献身的なプレーで封じ、今やロナウドと並ぶチームに不可欠の存在となった。
 「デコはポルトガルの頭脳」と敗れたチェコのブリュックナー監督。スコラリ監督は「彼が今日の仕事をしたのは、彼の能力を考えると当然だよ」と振り返った。
 マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたロナウドは「我々は全員が犠牲になるプレーができる。」と胸を張る。そんな“大人のチーム”の中心にいるのがデコなのは間違いない。

【チェコの堅守が崩壊】
 堅守が持ち味のチェコが3失点と崩れた。クリスティアーノ・ロナウドら強力な攻撃陣を誇るポルトガルに対し、真っ向勝負を挑んだ戦い方が災いした。何度も好セーブを見せたGKツェフも持ちこたえられなかった。
 ブルックナー監督は「相手のパフォーマンスに我々の足がついていかなくなった」と残念そうに話した。

【トルコ、劇的な逆転勝ち】
 トルコのテリム監督は、選手時代にバーゼルでのスイス戦で代表デビューを飾った。思い出の地で貴重な勝利を挙げ「一気に希望が沸いてきた。我々の大会は今から始まる」と大喜びだった。
 先制されたが、強い雨でぬかるんだピッチで必死に前進した。後半12分に左クロスをセミフが頭で決め、終了直前にはアルダが左から切れ込んでGKの頭上を抜く鮮やかな一発を蹴り込んだ。
 国内でプレーする選手がほとんどで、国外では無名の選手が多い。同監督は「セミフは得点センスが抜群。アルダは欧州屈指の選手になる素質がある。まあ見てなさい」と不敵に笑った。

【スイス、大声援むなしく散る】
 超満員のスタンドから「ホップ(頑張れ)」と懸命の声援が送られた。だが初のグループリーグ突破を目指したスイスは2連敗で早々と散った。クーン監督は「ベストは尽くしたが…」と肩を落とした。
 前半32分、右を突破したデルディヨクのパスをヤキンが右足で決めた。だが今季国内リーグ得点王のベテランは、その後の決定機を外し続けてヒーローになり損ねた。
 「選手はよく頑張ってくれた。ただ、この国は欧州トップクラスの選手に溢れているわけではない」と同監督。ドイツで活躍するエースのフレイが初戦で負傷離脱した穴は大きかった。
 過去に出場した2大会は、いずれも1分け2敗だった。今大会限りで退任する指揮官は「国民のために最高の試合をしたい」と、初勝利をせめてもの手土産にするつもりだ。


非公開練習
 日本代表は本日11日、ワールドカップ(W杯)アジア3次予選グループ2・第5戦のタイ戦(14日)に備え、バンコク近郊で練習を行った。
 公開されたのは最初の約30分だけで、その後は報道陣をシャットアウトして行われた。ともに右足首痛の中村俊(セルティック)と長友(FC東京)は前日に続いて別メニューで調整。大久保(神戸)は前夜、発熱したため、大事を取ってホテルで静養した。岡田監督は「ケガ人や出場停止は必ず出ること。その時のベストでやるだけ」と話した。大久保は途中帰国せず、遠征の最後までチームに同行することが決まった。
 日本は2勝1分け1敗の勝ち点7でグループ2で2位。タイ戦で勝つか引き分ければ、バーレーンvsオマーンの結果次第では同グループの2位以内が確定し、最終予選に進む。

【暑さは問題なく、課題は決定力】
 日本代表は、バンコクで14日に行われるワールドカップ(W杯)アジア3次予選グループ2のタイ戦に向けて調整を続けている。
 日本は7日のアウェー、オマーン戦では暑さの影響もあり1−1で引き分けた。バンコク近郊での練習は試合時間帯(午後5時20分キックオフ)に合わせているが、マスカットに比べればバンコクの気温は低い。主将の中澤(横浜M)も「この時間帯になれば涼しい。特にやりにくさはない」と話す。
 オマーン戦は特に日没前の前半で苦しんだ。湿気を伴った厳しい暑さのため精彩を欠き、得点は後半の遠藤(G大阪)のPKだけ。もっとも、決定機の数では、試合を通して相手を上回っていた。
 2月の埼玉スタジアムでのタイ戦は4点を奪った。だが、この試合で勝ち越し点をマークした大久保(神戸)を出場停止で欠くことになり、チャンスを確実にゴールに結び付けられるか。岡田監督は「前線の組み合わせは、いくつかのパターンをイメージしている。それをこれから試したい」。3次予選突破の可能性もある14日の一戦を見据えた。

【俊輔、タイ戦へ時間との闘い】
 右足首痛の中村俊はこの日も別メニュー調整。「無理をして反動が出るのが一番嫌。抑えてやった」と、患部をテーピングで固定して控えめに体を動かした。
 本人は12日に合流してタイ戦に間に合わせる覚悟。時間との闘いになりそうだ。岡田監督は「回復が遅れている。合流してそのプレーを見てみないことには分からない」と最後まで回復状況を見守る構えだ。

【追加処分は16日に検討】
 ワールドカップ(W杯)アジア3次予選のオマーン戦(7日・マスカット)で相手GKを蹴って退場となった日本代表FW大久保嘉人(神戸)への追加処分が、16日の国際連盟(FIFA)規律委員会で検討されることになった。FIFAから本日11日、日本協会に連絡が入った。
 14日のタイ戦は自動的に出場停止で、さらに数試合の出場停止処分が科される可能性がある。大久保は現在、代表チームに同行して練習に参加している。

【タイは若手を起用?】
 タイは試合会場となるスタジアム脇のフットサルコートで約1時間半の練習を行った。チャンビット監督は日本戦に向け「ケガの中村俊や出場停止の大久保がいなくても、日本には代わりとなるいい選手がたくさんいるんだろう」と警戒した。
 前回日本と対戦した2月には不在だったマンチェスター・シティー(イングランド)所属の3人の若手も合流。指揮官は「経験を積ませるために彼らをプレーさせるかもしれない」と将来を見据えた選手起用の可能性も示唆した。


最終調整
国際親善試合日程

12日(木)
19:10〜
U-23日本代表vsU-23カメルーン代表
(国立競技場)

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最新TVスケジュール

≪予想スタメン≫
U-23日本代表
GK:
1.西川周作(大分)
DF:
5.伊野波雅彦(鹿島)
4.水本裕貴(G大阪)(cap)
19.吉田麻也(名古屋)
12.田中裕介(横浜M)
MF:
7.水野晃樹(セルティック)
10.梶山陽平(FC東京)
2.細貝萌(浦和)
8.本田圭佑(VVV)
FW:
20.李忠成()
22.森本貴幸(カターニャ)

 サッカー男子の北京五輪日本代表候補は、明日12日午後7時10分からカメルーン五輪代表候補と国際親善試合で対戦する。本日11日、日本は会場となる東京・国立霞ヶ丘競技場で公式練習となる最終調整を行い、狭いスペースのパスゲームで汗を流し、冒頭以外は非公開で最終調整した。
 日本は5月下旬のトゥーロン国際大会で4位となり、今回の試合が五輪代表決定前最後の実戦で、7月中旬には代表メンバーが決まる。8月の北京五輪ではグループリーグ・グループBでアメリカ、ナイジェリア、オランダと対戦する。
 カメルーンは2000年シドニー五輪で金メダルを獲得した強豪で、北京五輪グループリーグは韓国、ホンジュラス、イタリアと同じグループD。

【本田圭、五輪代表へアピール狙う】
 左MFで先発する可能性が高い本田圭は五輪代表決定前最後の実戦について「非常に重要な試合。しっかりアピールしたい」と表情を引き締めた。
 カメルーン戦の試合球は本田圭が所属するオランダエールディビジで使用するボールよりも軽い。「無回転シュートがとても蹴りやすい。軽さのメリットを生かして遠くからでもシュートを狙いたい」と話した。

【カメルーン監督、日本を格下扱い】
 カメルーンのムピレ監督は日本を完全に格下扱いした。北京五輪での目標を問われ「日本ですら表彰台を狙っていると思う。我々も同じだ」と不敵に答えた。
 W杯アフリカ予選に臨んでいるフル代表には五輪代表候補から4人が選出。完全な“五輪仕様”とはいえないが、「五輪へ向けいい調整ができると思う」と意気込んだ。


6連勝
J2第19節結果

仙台2−0横浜FC
(ユアスタ・12815人)
≪得点者≫
仙台:平瀬24、田村68

水戸2−1鳥栖
(笠松・1130人)
≪得点者≫
水戸:オウンゴール43、西野72
鳥栖:レオナルド57

湘南2−3草津
(平塚・3869人)
≪得点者≫
湘南:アジエル25、89
草津:島田43、鳥居塚75、高田87

甲府0−2広島
(小瀬・8676人)
≪得点者≫
広島:オウンゴール31、佐藤84

岐阜0−0熊本
(長良川・2030人)

徳島2−0C大阪
(鳴門大塚・2179人)
≪得点者≫
徳島:ドゥンビア4、68

福岡0−3山形
(レベスタ・5729人)
≪得点者≫
山形:長谷川48、佐藤52、宮崎77

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Jリーグディビジョン2
順位表&得点ランキング


 J2第19節は本日11日、山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場などで全7試合が行われ、首位のサンフレッチェ広島はヴァンフォーレ甲府を2−0で下し、6連勝で勝ち点を41に伸ばした。モンテディオ山形はアビスパ福岡に3−0で快勝して同34とし、徳島ヴォルティスに0−2で敗れたセレッソ大阪と並び、得失点差で2位に浮上した。
 ベガルタ仙台は横浜FCを2−0で破った。ザスパ草津は3−2で湘南ベルマーレに、水戸ホーリーホックはサガン鳥栖に2−1でそれぞれ競り勝った。FC岐阜vsロアッソ熊本は0−0で引き分けた。


ユーロ展望
ユーロ2008(欧州選手権)グループリーグ第2戦日程

グループA:

日本時間25:00〜
チェコvsポルトガル
(ジュネーブ)

日本時間27:45〜
スイスvsトルコ
(バーゼル)

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超ユーロ2008特集

 ユーロ2008(欧州選手権)は本日11日、グループA第2戦の2試合が行われる。初戦を2−0と快勝したポルトガルは、グループリーグ勝ち抜き第1号を目指して難敵チェコの挑戦を受ける。また、共催国のスイスは、2年半前に乱闘騒ぎの起こったトルコと因縁の対決を迎える。
 7日の初戦ではペペとメイレレスのゴールで2−0とトルコを寄せ付けず、好スタートを切ったポルトガル。このチェコ戦に勝利すれば、1試合を残してグループリーグ突破が決まる可能性もある。MFデコは、「勝利のためにプレーし、勝ち抜きを狙う」と、ベスト8進出第1号を目指す意気込みを明かした。
 21歳の新鋭MFモウティーニョとのコンビについて聞かれたデコは、「いい関係だよ。彼は1日ごとに成長しているし、コンビネーションも取りやすい」とコメント。ポルトガルは、第2GKのキムの負傷によって急遽追加招集したヌーノ・エスピリト・サントが8日に合流し、故障者なしの万全の状態で第2戦を迎える。
 対するチェコも、初戦で1−0とスイスを下して白星スタート。しかし、ブルックナー監督は内容には満足していないようで、「(初戦は)コラーのところまでボールを配球できず、彼があまり機能していなかった。勝っているチームだが、いじる可能性はある」と、何らかの変更を示唆した。これまでコラーの1トップを採用することの多かったチェコだが、スイス戦で決勝ゴールを挙げたスベルコシュかバロシュを加えた2トップへのシステム変更もあると見られている。
 もう1試合では、大会共催国のスイスがトルコと対戦する。両国の間には2005年11月、イスタンブールで行われた2006年W杯予選プレーオフで乱闘騒ぎが起こった因縁がある。試合終了とともに選手らによる乱闘が起こり、スイスDFグリシュタンが負傷して病院へ運ばれた。この結果、トルコ選手2人、スイス選手1人がFIFA(国際サッカー連盟)から出場停止処分を受け、トルコはユーロ2008予選3試合を中立地・無観客で開催するという処分が下された。
 スイスMFバルネッタは、「イスタンブールで何が起こったか忘れるのは難しい。でも、そのことについては語らないようにしている。イスタンブールの時と同じなのは、両チームとも勝利が必要だということだけ。我々にとっては決勝戦のような試合になる」と、初勝利をグループ突破への足がかりとする決意を話した。
 スイスは、キャプテンでエースのFWフレイが初戦でヒザの靱帯を傷めて今大会絶望となったのが痛い。FWシュトレラーも股関節の故障を抱えていたが、トルコ戦には間に合う見込み。一方のトルコでは、ゴクハン、セルフェトとDF2人が初戦で故障。守備陣のやりくりがテリム監督の課題となりそうだ。


ハットトリック
ユーロ2008(欧州選手権)グループリーグ第1戦結果

グループD:

スペイン4−1ロシア
(インスブルック)
≪得点者≫
スペイン:ビジャ20、44、75、セスク89
ロシア:パフリチェンコ86
≪出場メンバー≫
スペイン
GK:
1.カシージャス
DF:
15.セルヒオ・ラモス
4.マルチェナ
5.プジョル
11.カプデビラ
MF:
21.シルバ
(78分.14 シャビ・アロンソ)
19セナ
8.シャビ・エルナンデス
6.イニエスタ
(74分12.カソルラ)
FW:
7.ビジャ
9.フェルナンド・トーレス
(54分10.セスク)
ロシア
GK:
1.アキンフェエフ
DF:
18.シロコフ
8.コロジン
14.シロコフ
22.アニュコフ
MF:
15.ビリアレトジノフ
20.セムショフ
(57分7.トルビンスキー)
11.セマク
17.ズリアノフ
21.シチョフ
(46分23.ブイストロフ)
(70分6.アダモフ)
FW:
19.パブリュチェンコ

ギリシャ0−2スウェーデン
(ザルツブルク)
≪得点者≫
スウェーデン:イブラヒモビッチ67、ハンソン72
≪出場メンバー≫
ギリシャ
GK:
1.ニコポリディス
DF:
2.セイタリディス
16.キルギアコス
19.アンザス
5.デラス
(70分20.アマナティディス)
15.トロシディス
MF:
9.ハリステアス
6.バシナス
21.カツラニス
10.カラグーニス
FW:
17.ゲカス
(46分7.サマラス)
スウェーデン
GK:
1.イサクソン
DF:
2ニルション
4.ペッター・ハンソン
3.メルベリ
7.アレクサンデション
(78分5.ストール)
MF:
8.アンデルス・スベンション
9.リュングベリ
21.ビルヘルムソン
19.ダニエル・アンデション
FW:
10.イブラヒモビッチ
(71分11.エルマンデル)
17.ヘンリク・ラーション

 ユーロ2008(欧州選手権)第4日は10日、オーストリアの2都市でグループリーグ・グループDの第1戦の2試合が行われ、インスブルックではスペインがFWビジャの今大会第1号ハットトリックなどでロシアに4−1と圧勝した。ザルツブルクでは前回優勝のギリシャがスウェーデンに0−2で敗れた。
 ビジャは前半20分に横パスを流し込んで先制し、同44分と後半30分にも決めた。終了間際の4点目はMFセスクが頭で押し込んだ。スウェーデンは後半22分にFWイブラヒモビッチが豪快に右足で先制し、5分後にDFハンソンが加点した。

【ビジャがハットトリック達成】
 スペインが緩急自在な動きで試合のペースを握り、ロシアに本領を発揮させなかった。“らしさ”を演出したのが、ハットトリックで殊勲者のFWビジャだ。
 ビジャは前半20分、2トップを組んだエースFWフェルナンド・トーレスが相手GKを引きつけて出したパスに走り込んで楽々と先制点。前半終了間際にはエースが守備陣を引き付けたおかげでスルーパスにタイミング良く反応できて2点目を挙げた。後半30分には速攻から3点目をもぎ取った。
 ハットトリックはユーロ(欧州選手権)史上7人目の快挙。スペイン選手では初めてで、2度のプラティニ欧州連盟(UEFA)会長やファンバステン・オランダ監督らビッグネームの仲間入りを果たした。「最初の2点はフェルナンド・トーレスのおかげ。3点目は彼に譲ろうと思ったんだけど」と上機嫌。
 今季、ビジャが所属するバレンシアはスペインリーグで最後まで残留争いを繰り広げ、辛いシーズンを送った。うっぷんを晴らすかのようなゴールラッシュ。しかも主将として長らく代表を牽引してきたラウールの背番号「7」を引き継いでの活躍。アラゴネス監督は「簡単な勝利のように見えるが、そうじゃない。この勝利は我々を心理的に助けてくれるだろう」と称賛した。
 移籍したリバプールで好成績を残したフェルナンド・トーレスや、アーセナルのセスクら若手がイングランドプレミアリーグで脚光を浴びる中、一気に存在感を浮かび上がらせた。「この日のパフォーマンスを続けないと」とビジャ。1964年の地元開催以来の2度目の優勝を見据えた。

【ロシア、エースの出場停止が響く】
 ロシアは1−4のスコアほどスペインとの実力差はなかった。ボール支配率は相手を上回り、好機を何度もつくったが決定力不足。欧州連盟(UEFA)カップでゼニトの優勝に大きく貢献したエースFWアルシャビンを出場停止で欠いた影響が大きかった。
 ヒディング監督は「運がなかった。結果には失望しているが、まだ2試合ある」と前を向いたが、エースは次のギリシャ戦も出場停止で苦しい状況だ。

【イブラヒモビッチが圧巻ゴール】
 スウェーデンは後半22分にエースFWイブラヒモビッチが豪快に右足で先制ゴールすると、5分後にはDFペッター・ハンソンが追加点を奪った。
 スウェーデンは動きの切れと気迫でギリシャを圧倒した。ラーゲルベック監督は「完璧に近い出来だった。100パーセント、勝利に値した」と満足そうだった。
 イブラヒモビッチが決めた先制点が圧巻だった。後半22分、DF2人の間を抜く強いパスをヘンリク・ラーションへ通すと、すぐ戻された球に走り込んで右足で左上隅に強烈な大砲を叩き込んだ。
 代表では約2年半、15試合ぶりのゴールに「左上に狙いどころが見えたので迷わずに蹴った。最高だよ」と大喜びだった。

【前回王者ギリシャにブーイング】
 目を覆いたくなるような光景だった。前半の終わりに近づくとギリシャはDF間で横パスを回し続けた。攻める意思を全く見せず、耳をつんざくブーイングを誘った。
 とても連覇を狙うチームとは思えないふがいなさ。前回大会で奇跡的な優勝に導いたドイツ人のレーハーゲル監督は「これほどひどい試合をするとは思わなかった」と切り捨てた。ほぼ5バックで臨み、相手のエースFWイブラヒモビッチを密着マークさせたが、あまりに守備的な戦術が選手の積極性を奪ったか。
 今大会のギリシャは、ドイツブンデスリーガで得点王になった実績を持つゲカスら新戦力を上乗せし、ワールドカップ(W杯)予選で敗退した3年前より格段にレベルアップしたと評判だった。だが、この日の戦いぶりからは浮上の気配はうかがえなかった。


得点有効
 欧州サッカー連盟(UEFA)のテイラー事務局長は10日、ユーロ2008(欧州選手権)で9日に行われたグループリーグ・グループCのオランダvsイタリアで、オランダのファン・ニステルローイが決めた先制点がオフサイドではなく、得点を認めた主審の判定は妥当との声明を発表した。
 ファン・ニステルローイは左後方からのボールに右足を合わせて得点。ピッチ内には同選手の前にGKしかいなかったため、オフサイドだとするクレームがあった。同事務局長は「勢い余ってゴールラインを越えたが、すぐプレーに戻れる状態のDFがいたため得点は有効」と説明した。
 試合はオランダが3−0で快勝した。

【他国監督達が規則に異論】
 ユーロ2008(欧州選手権)のオランダvsイタリア(9日・ベルン)で、オランダのFWファン・ニステルローイが奪った先制点が物議を醸している。オフサイドか否か。欧州連盟(UEFA)は「オフサイドではない」との声明を出したが、他国の監督が異論を唱えている。
 ファン・ニステルローイの合わせたボールが左後方から蹴られた時、直前のプレーで味方GKと接触したイタリアのDFパヌッチがゴールラインの外で倒れていた。UEFAは「すぐにピッチに戻ってプレーにかかわれる状態だった。オフサイドの判定を受けるためにDFがわざと外に出たりしないためのルールが今回も適用できる」と説明した。
 だが、これが実用的ではないとの意見が相次いだ。「相手に押されて外に出てしまっても同じ判定か。理解できない」とはドイツのレーウ監督。ポルトガルのスコラリ監督も「パヌッチは仕方なく突き出されただけだ。主審の判定には賛同できない」と声を荒らげた。
 チェコのブルックナー監督は「母国の審判員に詳しく聞いて理解した。ゴールは有効だと思う」。賛否両論あるようだ。


開催地変更要請
 韓国サッカー協会は10日、ソウルで22日に予定されているサッカーのワールドカップ(W杯)アジア3次予選グループ3の韓国vs北朝鮮の開催地を第三国か韓国南部の済州島に変更するよう北朝鮮が要請してきたと発表した。
 北朝鮮は先月も開催地を第三国に変えるよう求めたことがある。韓国側はあくまでソウルで開催する方針を北朝鮮側に伝えた。
 聯合ニュースによると、北朝鮮側は、ソウルは牛肉問題で大規模な抗議集会が繰り返されており、選手団の安全に問題が生じる可能性があるためと主張している。


超サカFLASH

監督決定
 日本サッカー協会は10日、JOMOカップ(8月2日、東京・国立競技場)でJリーグ選抜と対戦する韓国Kリーグ選抜の監督が、水原三星監督の車範根氏に決まったと発表した。Kリーグ公式ホームページでのファン投票で最多得票を獲得した。

一時帰国
 J1大宮は本日、左大腿部を痛めているFWペドロ・ジュニオールが治療のためブラジルに一時帰国したと発表した。同選手は2年目の今季、リーグ戦9試合に出場して2得点。再来日の日程は未定。

契約解除
 J1京都は本日、MF倉貫一毅(29)との契約を解除したと発表した。今後、移籍先を探す。今季はリーグ戦、ナビスコ杯ともに出場機会がなかった。昨季はJ2で35試合に出場した。

トップ昇格
 J2広島は本日、同クラブユース所属のU-19日本代表MF岡本知剛(17)のトップチーム昇格を決定したと発表した。岡本はこれまで各年代の日本代表に名を連ねており、昨年のU-17W杯にも参加した。

全治6週間
 J2のC大阪は本日、DF前田和哉が左膝外側半月板損傷のため、全治6週間と診断されたと発表した。8日のJ2第18節・水戸戦で同箇所を負傷した同選手は手術を受ける。


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