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2006.07.01.SAT

☆完勝★
2006年ワールドカップドイツ大会・準々決勝結果

イタリア3−0ウクライナ
(ハンブルク・50000人)

主審:フランク・デ・ブリークケレ(ベルギー)
天気:晴れ
気温:24℃
マン・オブ・ザ・マッチ:ジャンナロ・ガットゥーゾ(イタリア)

≪得点者≫
イタリア:ザンブロッタ6、トーニ59、69

≪出場メンバー≫
【イタリア】
GK:
1.ブッフォン
DF:
19.ザンブロッタ
5.カンナバーロ
6.バルザーリ
3.グロッソ
MF:
21.ピルロ
(68分17.バローネ)
16.カモラネージ
(68分22.オッド)
20.ペッロッタ
8.ガットゥーゾ
(77分2.ザッカルド)
10.トッティ
FW:
9.トニ

フォーメーション
(4-5-1)

    9
 20 10 16
  21  8
3  6  5  19
    1

【ウクライナ】
GK:
1.ショフコフスキ
DF:
9.フシェフ
22.スビデルスキー
(20分16.ボロベイ)
6.ルソル
(44分17.バシュチュク)
2.ネスマチニ
MF:
4.ティモシュチュク
14.フシン
8.シェライェフ
19.カリニチェンコ
FW:
15.ミレフスキー
(72分20.ベリク)
7.シェフチェンコ

フォーメーション
(4-4-2)

  15  7
19       8
   4  14
2  6  22  9
    1

≪各種データ≫
ボール支配率:
イタリア…41%
ウクライナ…59%
シュート数:
イタリア…10
ウクライナ…13
枠内シュート数:
イタリア…7
ウクライナ…7
PK数:
イタリア…0
ウクライナ…0
CK数:
イタリア…1
ウクライナ…3
FK数:
イタリア…33
ウクライナ…17
OS数:
イタリア…2
ウクライナ…2

 ワールドカップ(W杯)ドイツ大会第20日は30日、ハンブルクなどで準々決勝2試合を行い、ドイツとイタリアがベスト4に進んだ。ドイツは2大会連続11度目、イタリアは3大会ぶり8度目の4強入りで、両チームは7月4日午後9時(日本時間5日午前4時)からの準決勝で顔を合わせる。
 イタリアは今季の同国1部リーグ得点王のトニが2得点を挙げるなど、3−0で初出場のウクライナを退けた。
 前半6分、右サイドバックのザンブロッタがトッティとのワンツーで突破し、ミドルシュートを決めて先制。後半のピンチをGKブッフォンの好守で逃れると、同14分にトッティの左クロスをトニが頭で決め、同24分にもザンブロッタのパスをトニが左足で押し込んだ。一瞬の隙を見逃さない抜け目ない攻めが光った。
 ウクライナは後半、立て続けにつかんだ決定機を逃した直後に追加点を許したのが致命的。イタリアの堅守をあと一歩で破れなかった。

【勝負を分けた神髄の守り】
 イタリアの神髄を見せた守りだった。「カテナチオ(かんぬき)」と呼ばれてきた伝統の堅守は今大会も息づいている。1−0の後半13分、ウクライナの波状攻撃に体を投げだし、ゴールを死守した場面はまさに勝負の分かれ目だった。
 まずは世界最高の呼び声高いGKブッフォンが、フリーで打たれた至近距離のシュートを好反応でブロックした。こぼれ球は鉄壁のDFカンナバーロ主将の体に当たって再び相手の足元へ。だがカンナバーロは瞬時にシュートコースを消しにいく。最後はゴールカバーに戻っていたザンブロッタが強烈なシュートを体で跳ね返し、窮地を脱した。
 5試合でわずか1失点の堅守でベスト4進出。唯一の失点は味方のオウンゴールだ。ネスタを負傷で欠き、マテラッツィが出場停止で苦しい布陣とはいえ、ゴール前ではきっちり鍵をかけてしまう。体に染み付いた伝統の守りから流れを引き寄せる試合運びは健在だ。
 このプレーの1分後、ショートコーナーから2点目となるトニのゴールが決まった。トッティのクロスにトニの手前で飛び込み、相手GKを揺さぶったのは、攻め上がっていたカンナバーロだった。

【ついに見せたトニの得点力】
 世界屈指のイタリア1部リーグ(セリエA)で他を圧倒した得点力を、ついにW杯の舞台で見せた。出場3試合で無得点だったトニが本領を発揮し2得点。「誇らしげな気分。満足感に浸っている」と声が弾んだ。
 あわや同点のピンチが続いた直後だった。1−0の後半14分、左CKをグロッソと短くつないだトッティが中へ上げる。トニは背後からDFに押されながら、194センチの長身を折り曲げて頭で合わせた。
 不安を募らせていた母国のサポーターは一気に喜びを爆発させた。コーナー付近まで走り抜けたトニは、右手を耳の横で広げ「僕のゴールに沸く歓声を聞いてくれ」との意味を込めた得意のパフォーマンスを披露した。
 10分後には、左から切れ込むザンブロッタにタイミングを合わせてゴール前へ入り、低いパスを左足で決めた。
 遅咲きのストライカーだ。1994年に3部リーグでプロビューし、複数のチームを渡り歩いたが芽が出なかった。2季前に2部で最多30得点をマークして注目され、今季はセリエAで31ゴールの得点王。欧州の最優秀得点者に与えられる「ゴールデンシュー」賞を受賞した。
 「実は今朝、そろそろ得点できるぞ、と自信を持たせたんだ」とリッピ監督。復活を予期してワントップに据えたエースの活躍にご満悦だった。

【早い失点に泣く】
 初出場で準々決勝に進出したウクライナは、欧州屈指のサッカー伝統国の強さ、うまさの前に歯が立たなかった。
 一昨年のユーロ2004(欧州選手権)を制したギリシャを引き合いに出して、番狂わせをもくろんだブロヒン監督だったが、前半6分の失点で堅守速攻に徹するプランが崩れさった。
 攻め上がったザンブロッタへ誰がマークにいくか判断が遅れ、強烈なシュートを打たれて失点した。「子供のようなミス。0−0ならもっとプレッシャーを与えられた」とブロヒン監督。
 後半は果敢に攻めに出たが、これは本来の戦い方ではない。後半13分には決定的チャンスをつくったが、その直後に追加点を許す悪循環で、万事休した。
 先制点で余裕を持ったイタリアの巧妙な守備の駆け引きに、頼みのエース、シェフチェンコが孤立。ボールを受けに下がっては、独力で突破に挑んだがゴールは遠かった。
 旧ソ連勢として大国ロシアが予選敗退する中で本大会に出場。旧東側諸国で唯一、グループリーグ突破を果たしたことも価値がある。「ここまでやり遂げたことを誇りに思う」。最後は完敗だったがブロヒン監督の表情には笑みが浮かんだ。

【母国支えたシェバ】
 イタリアセリエAのミランで数々の栄光を分かち合ってきた元同僚のピルロ、ガットゥーゾが厚い壁となってウクライナのエース、シェバことシェフチェンコの前に立ちふさがった。
 クラブで彼らが自分に供給してくれたような質の高いパスは、祖国のチームからは出てこない。それでも、ときには中盤まで下がってでも、ボールを受けて独力でゴールに向かった。
 ソ連解体後、揺れる母国を主将として悲願のW杯出場に導き、そして迎えた「第2の故郷」イタリアとの対戦。来季からはそのイタリアを離れ、イングランドの強豪チェルシーに移籍する。「W杯の準々決勝でしかも相手はイタリア。すごく特別な試合だった」と惜別の意味を込めた試合を振り返った。
 試合は前半6分の失点で終始イタリアのペース。後半35分に直接FKでゴールを狙ったが、GKブッフォンに阻まれた。シュートは結局3本に終わった。「最高の試合をしないと勝てないと思っていた。チャンスもつくったが、運がなかった」と言った。チーム力の差は、世界屈指のストライカーの力だけではどうしようもなかった。
 試合後はピルロらと軽く肩をたたき合い、イタリアサポーターが陣取るスタンドに自ら向かい、頭の上で拍手のしぐさをしてイタリアへの感謝の気持ちを示した。
 「せめてもの救いはイタリアの友人達に敗れたということ。これからは彼らを応援する」。セリエAで名声を得た世界屈指のストライカーは、今度はサッカーの母国に活躍の舞台を移す。

≪採点表≫
【イタリア】
GK:
1.ブッフォン 6.5
DF:
19.ザンブロッタ 7.5
5.カンナバーロ 6.5
6.バルザーリ 6.0
3.グロッソ 6.0
MF:
21.ピルロ 5.5
(68分17.バローネ 5.5)
16.カモラネージ 6.5
(68分22.オッド 5.0)
20.ペッロッタ 7.0
8.ガットゥーゾ 6.5
(77分2.ザッカルド --)
10.トッティ 6.5
FW:
9.トニ 7.0
【ウクライナ】
GK:
1.ショフコフスキ 5.0
DF:
9.フシェフ 5.5
22.スビデルスキー 5.0
(20分16.ボロベイ 5.5)
6.ルソル 5.5
(44分17.バシュチュク 5.5)
2.ネスマチニ 5.0
MF:
4.ティモシュチュク 5.5
14.フシン 5.0
8.シェライェフ 5.0
19.カリニチェンコ 5.0
FW:
15.ミレフスキー 5.0
(72分20.ベリク 5.0)
7.シェフチェンコ 5.5

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