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2006.07.09.SUN

☆3位★
2006年ワールドカップドイツ大会・3位決定戦

ドイツ3−1ポルトガル
(シュツットガルト・52000人)

主審:上川徹(日本)
天気:曇り
気温:25℃
マン・オブ・ザ・マッチ:バスティアン・シュバインシュタイガー(ドイツ)

≪得点者≫
ドイツ:シュバインシュタイガー56、78、オウンゴール60
ポルトガル:ヌーノ・ゴメス88

≪出場メンバー≫
【ドイツ】
GK:
12.カーン
DF:
16.ラーム
21.メッツェルダー
6.ノボトニー
2.ヤンセン
MF:
19.シュナイダー
5.ケール
8.フリンクス
7.シュバインシュタイガー
(79分15.ヒツルスペルガー)
FW:
11.クローゼ
(65分10.ノイビル)
20.ポドルスキ
(71分9.ハンケ)

フォーメーション
(4-4-2)

   20  11
7       19
   5  8
2  21  6 16
    12

【ポルトガル】
GK:
1.リカルド
DF:
2.パウロ・フェレイラ
4.リカルド・コスタ
5.フェルナンド・メイラ
14.ヌーノ・バレンテ
(69分21.ヌーノ・ゴメス)
MF:
6.コスティージャ
(46分8.ペティー)
18.マニシェ
11.シモン
20.デコ
17.クリスティアーノ・ロナウド
FW:
9.パウレタ
(77分7.フィーゴ)

フォーメーション
(4-5-1)

    9
11  20   17
  18  6
14  4  5  2
    1

≪各種データ≫
ボール支配率:
ドイツ…43%
ポルトガル…57%
シュート数:
ドイツ…12
ポルトガル…13
枠内シュート数:
ドイツ…5
ポルトガル…8
PK数:
ドイツ…0
ポルトガル…0
CK数:
ドイツ…2
ポルトガル…7
FK数:
ドイツ…18
ポルトガル…16
OS数:
ドイツ…1
ポルトガル…3

 W杯ドイツ大会第24日は8日、シュツットガルトで3位決定戦を行い、ドイツが21歳のMFシュバインシュタイガーの2得点などで3―1でポルトガルを下し、3度目の3位になった。得点王争いのトップに立つクローゼ(ドイツ)はゴールがなく、決勝を残す2位アンリ(フランス)とは2点差の通算5得点で大会を終えた。
 ドイツは後半11分、シュバインシュタイガーがミドルシュートを決めて先制。その後にオウンゴールでリードを広げ、30分過ぎにもシュバインシュタイガーが加点した。大会初登場のGKカーンも好守でこたえた。1966年大会以来の3位を狙ったポルトガルは途中出場のフィーゴのクロスから1点を返しただけだった。
 最終日は本日9日午後8時(日本時間10日午前3時)からベルリンでイタリアvsフランスの決勝を行う。

【若いチームが最後まで躍動】
 3位決定戦は開催国の“お祭り”となった。5万2000人の観衆のほとんどが大声援でドイツを後押しする中、21歳のシュバインシュタイガーが全3得点に絡む活躍でポルトガルに快勝。若いチームが最後まで成長と躍動を続け、1カ月間を締めくくった。
 バラック主将は膝の腱が炎症を起こし、ドクターストップで欠場。中盤の要が不在のチームは前半、ポルトガルの技巧の前に苦しんだ。だが、今のドイツは組織力で対抗できないなら、個々の力量で打開する。この日はシュバインシュタイガーが輝きを増した。
 後半11分、左サイドから2人のDFを避けるようにドリブルで中央へ持ち込むと、右足を思い切り振り抜いた。ほぼ無回転のボールは相手のGKリカルドを迷わし、ネットを揺らした。
 これで勢いに乗った。4分後、21歳の新鋭が任されたFKはオウンゴールを誘い、33分にも先制点と同じような形から強烈なシュートを決めた。「既に代表で2得点はしていたが、W杯は別。言葉にできない」と興奮冷めやらぬ様子だった。
 この日は、20歳のヤンセンを含めて先発のピッチに22歳以下が5人もいた。2年間でチームをつくり上げてきたクリンスマン監督も「こうした筋書きはサッカーだけでしか描けない」と驚きを隠さなかった。
 チームだけでなく周囲の目は、既に2年後のユーロ2008(欧州選手権)、そして4年後のW杯南アフリカ大会へと向いている。このまま成長を続ければ充実した戦力になるのは間違いない。シュバインシュタイガーは「まだまだ個人としてもチームとしても変わらなければいけない。でも、この道をたどっていけば成功できる」と断言した。

【ドイツ国民「ダンケ」】
 W杯準決勝、大接戦で惜しくも敗れたものの、ドイツvsイタリアのドイツ国内での視聴率は脅威の90%。
大観衆で埋まったスタジアムは「ダンケ(ありがとう)」の横断幕を振る観客、いつまでも続く手拍子。8日、シュツットガルトW杯スタジアムで行われたW杯3位決定戦で、開催国ドイツがポルトガルに3―1で快勝した。観客席の大半を埋めたドイツのサポーターは、若い自国代表のここまでの健闘に惜しみない拍手を送った。
 地元優勝は果たせなかったが、チームは勝って大会を終えようと積極的なプレーを見せた。後半11分に21歳のシュバインシュタイガーが鮮烈なミドルシュートで先制点を決めると、場内は大歓声に包まれ、お祭り騒ぎとなった。
 試合後の表彰式では、ドイツが誇る世界的名選手だったベッケンバウアー大会組織委員会会長らとともに、ケーラー大統領とメルケル首相も登壇。3位のメダルを首にかけた選手を1人1人ねぎらった。
 選手達は最後にピッチを一周し、声援に感謝した。批判を浴びながらも代表チームの改革を断行した41歳のクリンスマン監督が手を振ると、功績を称えるように一際大きな歓声が沸き起こった。

【カーンが好セーブを連発】
 最後に巡ってきた出番でポルトガルの前に大きく立ちはだかった。ドイツの守護神、37歳のカーンは好セーブを連発し、3位に貢献。試合後「今日が代表でプレーする最後の日」と明かし、静かにピッチを去った。
 前回大会は準優勝ながらGKとして初のMVPに輝いた。有り余るほどの実績がありながら、今大会は控えに甘んじた。その悔しさをプレーで表現した。前半15分のパウレタのシュートをはじめ、1対1の場面をことごとく跳ね返す。そのたびに「オリバー・カーン」の大合唱が競技場内に鳴り響いた。
 1994年、名門バイエルン・ミュンヘンに加入し、1995年6月に代表デビューした。当初はやぼったい髪形で目立たなかったが、所属クラブや代表での活躍が自信となり、いつしか威圧感にあふれた風貌へと変化していた。
 3位が確定した後、チームメートと離れ、先頭を切って場内を一周した。誇りに満ちた表情でサポーターに別れを告げた。そして、こんな思いを口にした。「もし感傷があるかと問われたら、優勝者としてここに今立っていたらという感情はある」

【代表引退表明】
 ドイツ代表のGKオリバー・カーン(37)が8日、代表引退すると発表した。
 カーンはこの日行われたW杯3位決定戦のポルトガル戦に先発出場し、ドイツの3―1の勝利に貢献した。
 カーンは試合後、記者団に「これが私の最後の国際試合になる。素晴らしい時間だったが、それにも終わりが来るのを知っておかなければいけない」とコメントした。
 カーンは代表86試合に出場。主将を務めた2002年のW杯では決勝でブラジルに敗れるものの、チームを準優勝に導き、最優秀選手に輝いた。

【燃え尽きていたポルトガル】
 40年ぶりの3位を目指したポルトガルに、開催国ドイツの壁は予想以上に高く、厚かった。1−3の敗戦を素直に受け入れたスコラリ監督は「いくら選手の尻を叩いても、モチベーションがまるで違う状況だった」と振り返った。
 試合前の指揮官は「準決勝で燃え尽きた選手を発奮させるにはつらい戦いだ」と珍しく弱気だった。前半は得意の短いパスをつないで攻め、サイド攻撃も仕掛けた。だが、ドイツはゴール前に屈強なDF陣とGKカーンが立ちはだかる。大会初戦でゴールを挙げたきり眠ったままのFWパウレタの不調も響いた。
 1点を返したのは、ようやく後半43分。途中出場のフィーゴの右クロスをヌーノ・ゴメスが頭で合わせた。小国の意地が実ったのはこの場面だけだった。
 スコラリ監督は2年間の契約延長を要請されている。「今のポルトガルはまだ粗削りの宝石のまま。磨き足りないところが残っている」と続投を示唆したが、母国ブラジルへの復帰の話も出ている。4位の結果に監督の心も揺れ動いている。

【代表引退表明】
 ポルトガルのFWパウレタ(33)が8日、同国代表からの引退を表明した。3位決定戦でドイツに敗れ、同国のテレビに「競技人生で最も悲しい日だ。このチームのためにプレーすること、得点することが大好きだったが、僕の(やめる)時が来た」と話した。パウレタはポルトガル代表として、通算88試合に出場し歴代最多の47得点を記録。今大会はグループリーグ初戦の1点だけに終わり不調だった。

【上川主審、的確ジャッジ】
 W杯ドイツ大会は8日、シュツットガルトで開催国ドイツとポルトガルによる3位決定戦が行われ、上川徹主審(43)が日本人審判員として初めて決勝トーナメント以降の試合で笛を吹いた。
 今大会では広嶋禎数(44)、金大英(韓国)の両副審とトリオを組み、グループリーグで2試合を担当した。上川主審は、この日も冷静かつ的確な判定で大一番をコントロールした。
 黄の蛍光色のシャツを着た上川主審は前半7分、ドイツのフリンクスに両チームで初の警告(イエローカード)を出し、これで選手のプレーが一気に締まった。観客にも分かりやすい大きな身ぶり、選手には対話を心掛けて高揚している気持ちを静めさせた。
 イエローカードは計5枚出したが、「いつもの試合と同じようにやること」と話していた通り、スムーズな試合の流れをつくり“陰の演出者”となった。
 2002年大会では1試合しか笛を吹く機会のなかった上川主審だが、今大会は日本人主審として初めて1大会で3試合を裁いた。「前回の経験もあり、判定が選手に理解してもらえているのが分かる」と大会の進行に合わせ、自らのジャッジにも自信を深めていったようだ。
 「決勝の笛を吹きたい」という夢こそかなわなかったが、W杯では審判員に45歳定年制が敷かれており、最後の機会を生かした。試合後の表彰式では、3位になったドイツに先立ち、審判団が記念のメダルを授与された。上川主審の誇らしそうな笑顔が印象的だった。
 J1のジュビロ磐田を率いた経験を持ち、前回大会ではブラジルを優勝に導いたポルトガルのフェリペ監督も上川主審のジャッジを褒めた。「素晴らしいゲームにした。日本人審判も高い質を持っていることを証明したのではないか」と話した。

≪採点表≫
【ドイツ】
GK:
12.カーン 6.5
DF:
16.ラーム 6.0
21.メッツェルダー 6.5
6.ノボトニー 6.0
2.ヤンセン 6.0
MF:
19.シュナイダー 6.5
5.ケール 6.5
8.フリンクス 6.0
7.シュバインシュタイガー 7.5
(79分15.ヒツルスペルガー --)
FW:
11.クローゼ 6.0
(65分10.ノイビル --)
20.ポドルスキ 6.0
(71分9.ハンケ --)
【ポルトガル】
GK:
1.リカルド 5.5
DF:
2.パウロ・フェレイラ 5.0
4.リカルド・コスタ 5.5
5.フェルナンド・メイラ 5.5
14.ヌーノ・バレンテ 5.0
(69分21.ヌーノ・ゴメス 6.5)
MF:
6.コスティージャ 5.0
(46分8.ペティー 5.0)
18.マニシェ 5.5
11.シモン 6.0
20.デコ 5.5
17.クリスティアーノ・ロナウド 5.5
FW:
9.パウレタ 4.5
(77分7.フィーゴ 6.5)

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