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本日の超最新情報
2004.06.23.WED

☆敗退★
ユーロ2004グループリーグ・グループC結果

デンマーク2−2スウェーデン
≪得点者≫
デンマーク:トマソン28、65
スウェーデン:ラーション47=PK、ヨンソン89

ユーロ2004は22日、第11日目を迎え、グループC最終戦の2試合が行われ、デンマークvsスウェーデンの北欧勢同士の対決は2−2のドローに終わり、両チームが決勝トーナメントへの切符を手にした!デンマークとスウェーデンが2−2以上のスコアで引き分ければ、並行して行われるイタリアvsブルガリアの結果に関わらず、両チームともベスト8進出が決まるこの試合。ロンメダールに代わってグロンケアが先発に入った以外はこれまでと同じメンバーで臨んだデンマークに対して、スウェーデンは中盤の底で攻守の起点となっていたリンデロースが出場停止。中盤ではアンデションを起用するなど、イタリア戦から3選手を入れ替えてきた。まず先手を取ったのはデンマーク。28分、エースのトマソンがペナルティエリア外からドライブシュートを叩き込んでリードを奪う。しかしスウェーデンも47分、ロングパスに抜け出すラーションがGKに倒されてPKを獲得。これをラーション自身が決めて、試合を振り出しに戻す。1−1のままでは敗退の可能性があるデンマーク。ハイペースの攻め合いの中で、チャンスをつかむ。66分、CK後の混戦から、こぼれ球を拾ったトマソンが抜け目なくゴールネットへ流し込んで、再び均衡を破る。それでもスウェーデンはあきらめず、相手の攻勢をなんとかしのぐと、89分に好機を得る。途中出場のウィルヘルムションが左サイドからセンタリングを送ると、相手GKがクリアしきれなかったところを最後はヨンソンが押し込み、土壇場で2−2の同点に持ち込んだ。この後は両サポーターの大声援の中、両者とも攻めに出ず、ボールキープで数分を過ごし、引き分けたままタイムアップを迎えた。ラスト1分で決勝トーナメント進出を勝ち取ったスウェーデンのラガーバック共同監督は「大変な試合だった。ギリギリで追い付けたなんて信じられない。とにかくうれしい」と喜びを爆発させる。キャプテンのラーションも「今日は劣勢を跳ね返したチームのファイティングスピリットが素晴らしかった。これをこの先の試合でも出していきたい」と話していた。一方、デンマークのオルセン監督は「ベスト8進出はもちろんうれしいが、今日の内容は決して良いものではなかった」と冷静に語る。「スウェーデンのセットプレーは常に危険だったし、PKを与えた後、我々は落ち着きを失ってしまった」と振り返った。2−2のスコアは出来レースだったのではとの質問が飛ぶと「試合を見た人には、両チームとも勝利を目指していたのが分かると思う」と取り合わなかった。なお、準々決勝ではグループC首位のスウェーデンが26日にグループD2位と、グループC2位のデンマークは27日にグループD首位の強敵チェコと対戦する。

イタリア2−1ブルガリア
≪得点者≫
イタリア:ペッロッタ48、カッサーノ90
ブルガリア:ペトロフ45=PK
≪出場メンバー≫
イタリア
GK:ブッフォン
DF:パヌッチ、ネスタ、マテラッツィ(83分ディ・バイオ)、ザンブロッタ
MF:ペッロッタ(68分オッド)、ピルロ、フィオーレ
FW:デル・ピエロ、コッラーディ(53分ビエリ)、カッサーノ

ユーロ2004グループリーグ、グループCのもう1試合、イタリアはロスタイムのカッサーノの奇跡的な逆転ゴールでブルガリアを2−1と下したが、同時間帯に行われたデンマークvsスウェーデンが2−2の引き分けに終わったため、デンマークに総得点数で及ばず、グループC3位が確定し、まさかのグループリーグ敗退となってしまった!後半ロスタイム、残された時間はわずか。すでに敗退が決まっているブルガリア相手に1−1と苦しんでいたイタリアだったが、カッサーノがチームに希望を与える。フィオーレがはたいたボールからオッドが右クロス。エリア内に飛び込んできたピルロがスルーすると、待ち構えていたカッサーノが右足を振り抜きネットへ突き刺す。土壇場での勝ち越し弾。喜びを爆発させ、グラウンドを駆け回るカッサーノ。だが、祭典はすぐに幕を閉じる。カッサーノはピッチに力なく崩れ落ち、顔色は真っ青な絶望の色。イタリアのユーロ終焉を告げるに十分なシーンだった。試合直前に降り出した雨がイタリアの運命を暗示していた。滑りやすくなったピッチに影響され、序盤は両チームともリズムに乗れず。次第に地力に勝るイタリアが主導権を握り始めるも、フィニッシュの精度を欠き、逆に前半終了間際にM・ペトロフのPKでビハインドを背負ってしまう。勝つしかないイタリアは後半開始直後、カッサーノのシュートがバーを叩き、最後は混戦からペッロッタが押し込み同点とする。53分には左膝の故障で先発を外れたビエリを投入し、さらなる攻勢をかけるが不発。防戦一方となったブルガリアを攻め続けるも、ビエリがチャンスをことごとく潰し、デルピエロ、カッサーノらも沈黙を破れず。疲れの見えるブルガリアから、後半ロスタイムのカッサーノのゴールでなんとか勝ち越したものの、もう1試合の結果によりグループリーグ敗退となった。悪夢に直面したイタリアの選手数人は理性を失い、嘆かわしいコメントを残す。「恥を知るべき人々がいる。我々じゃなくてね。彼ら(デンマークとスウェーデン)はみんなの前でフェアプレーとスポーツの意義を見せる必要があると言われてきたけど、結果はこれだ。フェアプレー精神とか言っていた人間は目をしっかりと見開くべきだ」とブッフォンが怒りに任せれば、普段は冷静なネスタも「1回も負けず、勝ち点5も獲得したのに敗れ去るなんて本当につらい。我々より劣る2チームに抜かされ、3位に終わるなんて悲惨だよ」と自チームの不甲斐なさを捨て置く発言。一方、トラパットーニ監督は「残念な結果に終わったけど、我々は胸を張って帰る。やれることは全てやったし、勝つために役割もこなした。不幸にも結果が付いてこなかったが…」と現実を受け止めていた。

グループC最終順位表

1.スウェーデン
勝ち点5
得点8
失点3
得失点差+5

2.デンマーク
勝ち点5
得点4
失点2
得失点差+2

3.イタリア
勝ち点5
得点3
失点2
得失点差+1

4.ブルガリア
勝ち点5
得点1
失点9
得失点差-8

☆ユーロ展望★
ユーロ2004は本日23日に大会12日目を迎え、グループDの最終戦が行われる!グループDでは、ここまで全勝のチェコがすでに首位で決勝トーナメント進出を決め、ドイツ、オランダ、ラトビアの3チームが2位の座を懸けて争うことになる。勝てば自力で決勝トーナメントに進出できるドイツは、すでにベスト8入りを決めているチェコと対戦する。初戦でオランダに1−1と引き分けたときには復調したかと思われたドイツ。しかし、ラトビア相手に再三のチャンスを活かせず、スコアレスドローという失態を見せて評価は急降下。それでも、グループ最強のチェコを迎えるフェラー監督は「私は選手を信じているし、ベスト8へ進めると確信している」と楽観的だ。フェラー監督が自信を見せるのは、チェコがネドベド、コラー、ポボルスキー、ロシツキーといった主力を休ませる意向が伝わっているからだ。さらに、チェコはグループリーグで警告を受けているガラセクも準々決勝のために温存する可能性が高い。とはいえ、ドイツは4年前のユーロ2000でも、グループリーグ最終戦で主力抜きのポルトガルに敗れ、ベスト8に進めなかった過去がある。「あの時とは事情が違い、今回は勝てば自力で先へ進める。状況は単純だ。我々は勝たなければならない。そしてそれができると信じている」とフェラー監督は力強く語っていた。ドイツはラトビア戦で機能しなかった2トップをあきらめ、クラニーの1トップに戻す。そのため、攻撃的な役割を担うバラックに得点力不足解消の期待が寄せられている。また、負傷のシュナイダーに代わって、19歳のシュバインシュタイガーが起用される模様。もう1試合ではオランダがラトビアと対戦する。両チームとも勝てば準々決勝進出の可能性を残すが、それはドイツがチェコに勝てなかった場合に限られる。「今や我々の運命はチェコがどうするかにかかっている。あんまりいい状況じゃない。ともあれ、我々はチェコやドイツを苦しめてきた目の前の敵に集中すべき」と、オランダMFダービッツはラトビア戦に向けて気を引き締める。アドフォカート監督は「できればチェコ戦と同じメンバーで戦いたい」と話したが、出場停止のハイティンハに代わってはレイジハーを、ケガのバウマのポジションにはF・デブールを起用することを示唆した。そして、「チェコが主力を休ませるのは、我々も同じ立場だったら同様のことをするだろうから仕方ない。我々自身が招いたことだ。しかし、ベスト8進出の可能性がなくなったわけではない」と最後のチャンスに全力を尽くすことを誓っていた。対する初出場のラトビアはドイツ戦でユーロ初の勝ち点を獲得してから雰囲気は最高潮。「ユーロ本大会出場という第一の夢が叶ったんだから、第二の夢(勝利)が叶わない理由はない」とFWベルパコフスキスは欲を見せる。スタルコフス監督も「チェコには負けて、ドイツとは引き分けた。あと我々に足りないのは勝利だけだ」と明るく話していた。

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