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本日の超最新情報
2004.06.25.FRI

☆PK勝ち★
ユーロ2004準々決勝結果

ポルトガル2−2(PK6−5)イングランド
(リスボン)

≪得点者≫
ポルトガル:ポスティガ83、ルイ・コスタ110
イングランド:オーウェン3、ランパード115
≪PK戦≫
イングランド:ベッカム×、オーウェン○、ランパード○、テリー○、ハーグリーブス○、A・コール○、バッセル×
ポルトガル:デコ○、シモン○、ルイ・コスタ×、C・ロナウド○、マニシェ○、ポスティガ○、リカルド○
≪出場メンバー≫
ポルトガル
GK:リカルド
DF:ミゲル(79分ルイ・コスタ)、リカルド・カルバーリョ、アンドラーデ、ヌーノ・バレンテ
MF:コスティーニャ(63分シモン)、マニシェ、C・ロナウド、デコ、フィーゴ(75分ポスティガ)
FW:ヌーノ・ゴメス
イングランド
GK:ジェームズ
DF:G・ネビル、キャンベル、テリー、A・コール
MF:ベッカム、ジェラード(81分ハーグリーブス)、ランパード、スコールズ(57分P・ネビル)
FW:オーウェン、ルーニー(27分バッセル)

ユーロ2004は24日、準々決勝第1試合のポルトガルvsイングランドが行われ、延長戦でも決着が付かず、PK戦の末にポルトガルがベスト4進出を決めた!開始早々、いきなり試合が動く。先制したのはイングランド。GKジェイムズからのロングボールをコスティーニャがクリアミスし、絶好のポジションにいたオーウェンが反転しながらうまく押し込んだ。しかし27分、イングランドを痛恨のアクシデントが襲う。躍進劇の主役だったルーニーが骨折で負傷退場。イングランドは前線の起点を失い、守勢を強いられる。予想外の早い時間に失点してしまったポルトガルだが、地元サポーターの大声援を背に得意のパスゲームを披露。前半58%と高いボール支配率で攻勢をかける。しかし、13本のシュートも枠内は1本のみと精度を欠き、1点ビハインドのままハーフタイムを迎える。後半もポルトガルが圧倒的に攻め込むが、決定力不足は変わらず。業を煮やしたスコラリ監督はシモン、ポスチガ、ルイ・コスタと攻撃の駒を次々と投入し、勝負に出る。すると、これがピタリと当たり、83分にシモンのクロスからポスチガがヘッド。ポルトガルは23本目のシュートでようやく同点とする。逃げ切り一歩手前で追い付かれてしまったイングランドは終了直前にキャンベルがネットを揺らし決勝弾、かと思われたが主審はGKへのチャージをとってノーゴール。1−1のまま延長戦へ突入する。ここでも攻め続けたポルトガルは延長後半5分、ルイ・コスタがポスト直撃のミドルを叩き込み、ついにリードを奪う。だが、白熱の試合はまだ終わらず、イングランドも終了5分前にCKからランパード。勝負の行方はPK戦に委ねられた。イングランド第1キッカーは志願のベッカム。ところがデコボコしたペナルティスポットに足を取られ、バーの上に大きくふかす。後攻のポルトガルも3番手のルイ・コスタがやはりボールをスタンドに蹴り込んだ。ルイ・コスタはセンターサークルに戻ると「なぜ逆側のゴールでPK戦をしない?」と予備審判に抗議していた。そんな中でポルトガルが神経戦を制した。PK戦のハイライトは、サドンデスに入りキッカーの緊張度が増した6人目の後攻、ポルトガル、ポスティーガのチップシュート。これがGKジェームスをあざ笑うように決まり、イングランドに心理的プレッシャーをかけた。次のイングランド7番手、バッセルのシュートをポルトガルGKリカルドが左に飛んで完璧に止め、その勢いに乗ってリカルドが自らPKを蹴って、ポルトガルの勝利とベスト4進出を決め、緊迫の熱戦に終止符を打った。ヒーローとなったリカルドは「これまでで一番大切なセーブだった。止めることができて本当にうれしい。PKを蹴ることについては、回ってくれば蹴りたいって思っていた」と喜びを爆発させた。スコラリ監督も上機嫌。「本当にスペクタクルだった。病院に行って心臓のチェックをしてもらわないと…。それくらいスリリングだった」とうれしそうに話していた。一方、最後のところで競り負けたイングランドのエリクソン監督は「不幸にもPKで敗れた。つらい…。今日の試合はいろいろとツイてないことがあったけど、これがフットボールだ」とコメントした。

☆歓喜★
ユーロ2004の準々決勝で、強豪イングランドに勝利した開催国のポルトガルでは、試合後に数十万人ものサポーターたちが街に飛び出し、勝利の美酒に酔った!各地の主要都市で多くのサポーターたちが街の広場などに繰り出し、ポルトガル国旗を振りながら、劇的勝利の喜びを分かち合う場面が国内のTVで映し出された。15歳のポルトガル少年は、「絶対勝つと信じていた。イギリス人は国へ帰れ!」と、劇的な勝利に大興奮。この日、約3万人のイングランドサポーターもスタジアム観戦していたが、試合後、イングランド・サポーターらが関与する暴動事件が起きたとの情報は入っていない。

☆骨折★
ユーロ2004で今大会の得点ランキングトップだったイングランド代表のFWウェイン・ルーニー(18)がポルトガル戦で右足の中足骨を骨折した!エリクソン監督は「W杯前のベッカムのケガと同じ。数ヶ月はプレーできないだろう」と話した。ルーニーは前半に相手DFと競り合いになった際に負傷。しばらくプレーを続けたが、前半27分にベンチに下がった。

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