NEW!
ガンバレ日本代表特別キャンペーンスタート☆
全品¥3980☆超最新
オフィシャルレプリカユニフォーム!


2010.03.04.THU
カメルーンはW杯王者イタリアとスコアレスドロー!!本日の超最新情報

INDEX

基金設立
右大腿骨骨肉腫と診断されたDF塚本泰史(24)の闘病生活を支えようと大宮が「アルディージャ後援会・塚本泰史選手支援基金」を設立!

0−0
国際親善試合
イタリア0−0カメルーン
オランダ2−1アメリカ
オーストリア2−1デンマーク
フランス0−2スペイン
ドイツ0−1アルゼンチン
イングランド3−1エジプト
ポルトガル2−0中国
コートジボワール0−2韓国
スロバキア0−1ノルウェー
スロベニア4−1カタール
ナイジェリア5−2コンゴ民主共和国
アルジェリア0−3セルビア
南アフリカ1−1ナミビア
ギリシャ0−2セネガル
ボスニア・ヘルツェゴビナ2−1ガーナ
スイス1−3ウルグアイ
トルコ2−0ホンジュラス
アスレティック・ビルバオ1−3パラグアイ
W杯初戦で日本と対戦するカメルーンはW杯王者とスコアレスドロー!スペインはアウェーでフランスに快勝!

46位
最新FIFAランキング発表、2月の東アジア選手権で3位に終わった日本は6ランクダウンの46位!

獲得
ゼニト・サンクトペテルブルクがPSVからセルビア代表FWラゾビッチ(26)を獲得!4年契約で移籍金は約6億円!

全治2ヶ月
リバプールのスロバキア代表DFシュクルテル(25)が右足の中足骨骨折で全治2ヶ月!

J2開幕
6日からJ2が開幕!優勝&J1昇格争いは柏&千葉が中心!

1位通過
アジアカップ最終予選第6戦(最終戦)
グループA
日本代表2−0バーレーン代表
香港0−0イエメン
グループB
オーストラリア1−0インドネシア
オマーン0−0クウェート
グループC
ウズベキスタン0−1UAE
グループD
シリア4−0レバノン
グループE
イラン1−0タイ
ヨルダン2−1シンガポール
日本は岡崎慎司と本田圭佑のゴールで勝利して1位で予選突破!

本日の超サカFLASH
名古屋MF中村直志が右腓腹筋肉離れで全治10日ほか


本文
=INDEXに戻る

基金設立
 J1の大宮アルディージャは本日4日、右大腿(だいたい)骨骨肉腫と診断されたDF塚本泰史(24)の闘病生活を支えようと「アルディージャ後援会 塚本泰史選手支援基金」を設立すると発表した。
 ホームで開催される7日のC大阪戦、20日の鹿島戦、28日のFC東京戦で募金活動を行い、大宮の選手も協力を呼び掛ける。集められた基金の一部は塚本と同じような病気と闘う人々への支援のため、寄付する予定。塚本はクラブを通じ「命がある限り、精一杯の努力をして皆さまの前で『ただいま』と言える日を夢見て頑張ります」とコメントした。


0−0
国際親善試合結果

イタリア0−0カメルーン

オランダ2−1アメリカ
≪得点者≫
オランダ:カイト39=PK、フンテラール73
アメリカ:ボカネグラ88

オーストリア2−1デンマーク
≪得点者≫
オーストリア:シーマー12、ボールナー37
デンマーク:ベントナー17

フランス0−2スペイン
≪得点者≫
スペイン:ビジャ21、セルヒオ・ラモス44

ドイツ0−1アルゼンチン
≪得点者≫
アルゼンチン:イグアイン44

イングランド3−1エジプト
≪得点者≫
イングランド:クラウチ57、80、S・ライト・フィリップス75
エジプト:モハメド・ジダン23

ポルトガル2−0中国
≪得点者≫
ポルトガル:アルメイダ36、リエジソン89

コートジボワール0−2韓国
≪得点者≫
韓国:イ・ドングク4、カク・テヒ89

スロバキア0−1ノルウェー
≪得点者≫
ノルウェー:モルドスクレッド67

スロベニア4−1カタール

ナイジェリア5−2コンゴ民主共和国

アルジェリア0−3セルビア
≪得点者≫
セルビア:パンテリッチ13、クズマノビッチ54、トシッチ64

南アフリカ1−1ナミビア
≪得点者≫
南アフリカ:ムフェラ70
ナミビア:ベスター42

ギリシャ0−2セネガル
≪得点者≫
セネガル:ニアン71、ヌドゥ80

ボスニア・ヘルツェゴビナ2−1ガーナ
≪得点者≫
ボスニア:イビシェビッチ40、ピアニッチ65
ガーナ:ムンタリ22

スイス1−3ウルグアイ
≪得点者≫
スイス:インレル29
ウルグアイ:フォルラン38、スアレス49、カバーニ87

トルコ2−0ホンジュラス
≪得点者≫
トルコ:エムレ42、ハミト・アルティントップ55

アスレティック・ビルバオ1−3パラグアイ
≪得点者≫
ビルバオ:デ・セリオ80
パラグアイ:カルドソ11、40、サンタクルス20

スコットランド1−0チェコ
ウェールズ0−1スウェーデン
ベルギー0−1クロアチア
ハンガリー1−1ロシア
アルメニア1−3ベラルーシ
モザンビーク0−1ボツワナ
ジンバブエ2−1マラウイ
マケドニア2−1モンテネグロ
タンザニア2−3ウガンダ
グルジア2−1エストニア
アンゴラ1−1ラトビア
キプロス0−0アイスランド
モルドバ1−0カザフスタン
マルタ1−2フィンランド
ルーマニア0−2イスラエル
ルクセンブルク1−2アゼルバイジャン
ポーランド2−0ブルガリア
アルバニア1−0北アイルランド

 サッカーの国際親善試合が3日、各地で行われ、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会グループリーグ・グループEの初戦で日本と対戦するカメルーンは、モンテカルロで2006年W杯覇者のイタリアと対戦し、0−0で引き分けた。
 カメルーンはイタリアに押し込まれる時間が長く、決定的な場面もつくれなかった。そのほかのグループE勢は、オランダがフンテラールのゴールなどでアメリカを2−1と下し、デンマークはオーストリアに1−2で敗れた。
 南ア大会で優勝候補の一角に挙げられるスペインは2006年大会準優勝のフランスに2−0で快勝。アルゼンチンはドイツを1−0で破り、イングランドはエジプトを3−1で、ポルトガルは中国を2−0で下した。韓国はアフリカの強豪、コートジボワールに2−0で完勝した。

【オランダは新エースが得点】
 オランダは3試合連続で無得点の引き分けが続いていたが、久々に攻撃陣が本領を発揮。前半40分にPKで先制し、後半28分にはフンテラールが加点した。
 フンテラールは後半開始から出場し、昨年9月の日本戦以来となる5試合ぶりの得点を決めた。ゴール正面から素早い動作で放った右足シュートが、相手選手に当たってゴール左隅へ吸い込まれた。
 新エースと期待されながら伸び悩み、所属のミラン(イタリア)でも代表でも途中出場が多い。26歳は「今までで一番うれしいゴールかもしれない。最近は良い方向に進んでいる」とホッとした表情だった。

【オランダ、一瞬で見せる勝負強さ】
 ゴール前、一瞬で見せる勝負強さにオランダの真骨頂がある。前半39分にDFファン・デルヴィールの右クロスに合わせ、トップスピードでゴール中央に切り込んだのはMFスナイデル。アメリカ選手はユニホームを引っ張って止めるしかなく、楽々とPKを得た。後半27分の追加点は、目前の相手選手をものともせずにFWフンテラールがミドルシュート。相手に当たってコースが微妙に変わった。
 「得点までの流れは狙っていたものだ」とファン・マルウェイク監督。さほど好機があったわけではないが、ゴールが近くなるほど集中力が増す。一流国たるゆえんかもしれない。

【デンマーク、セットプレーに課題】
 デンマークはFWトマソン、DFアッガーら主力をけがで欠き、持ち味の安定した試合運びは影を潜めた。攻撃は縦パス頼みで工夫が見られず、CKからエースのベントナーが頭で決めた同点弾の1点が精一杯。自慢の守備陣はセットプレーから2失点を喫した。W杯本大会出場を逃したオーストリアに完敗。
 オルセン監督は「新しい選手も使ったが、チームにとっていいレッスンにはならなかった」と残念そうに話し、ケガでベストメンバーを組めなかったこともあり、「選手が戻ってくることで改善されるとは思う」と話した。

【カメルーンは攻守に内容欠く】
 2006年W杯覇者と引き分けた結果にのみ満足できるのか。カメルーンのルグエン監督は「イタリアは経験があり、落ち着いていた。その相手に0−0はいい成績だ」。努めて前向きに語ったが、内容は決して芳しいものではなかった。
 1月のアフリカネーションズカップ(アフリカ選手権)で露呈した守備のもろさが、この日も顔をのぞかせた。高いDFラインの裏を何度もイタリアに突かれる。前半32分にはDF陣の前にぽっかりと空いたスペースでパスを回され、ディ・ナターレに決定的なシュートを打たれた。ヌクルとセンターバックを組む選手を前後半で代えて試したところに指揮官の苦悩がうかがえる。
 攻撃陣も迫力を欠いた。3トップの左に入ったエトーが個人技で時折仕掛ける場面はあったが、周囲との息は噛み合わない。「エトーを生かせるような連係をつくっていきたい」とルグエン監督。エトーは試合後、ひと言も話さずに競技場を後にした。
 6月14日のW杯グループリーグ初戦の日本戦までに組まれたスロバキア、ポルトガルとの強化試合で、どこまでチームの完成度を高められるのか。日本のライバルも苦しんでいる。

【リッピ監督、新戦力の台頭喜ぶ】
 W杯連覇を狙うイタリアは様々なことを試し、カメルーンと引き分けた。
 GKブッフォン、DFザンブロッタら主力を故障で欠く中、最大の収穫は代表初招集のMFコッス。前半は3トップの右、後半は攻撃的MFとして好機を何度もつくり、リッピ監督は「よく動いて知的なプレーをした」と新戦力の台頭を喜んだ。
 守備も前半は3バック、後半は4バックに変えて連係を確認。指揮官は「役に立つ試合だった。満足した」とうなずいた。

【クラウチ「ベストを尽くした」】
 英・ロンドンで行われたエジプトとの親善試合で、後半からの出場ながら2ゴールを決め、イングランドを逆転勝利に導いたFWクラウチ。
 途中出場ながら見事な結果を残したクラウチは、試合後、「イングランド代表の名の下でプレーする選手には誰しも大きなプレッシャーがある。でも誰もがW杯に行きたいと思ってプレーしている。最終メンバーに入るには、最善を尽くすしか方法はない。そして自分は今日ベストを尽くした。チャンスを与えられたら、選手はそれを掴むこと。自分は監督に(メンバー選考で)考える何かを与えたと思う」と興奮気味に語った。
 W杯最終メンバー入りが保証されてはいないクラウチだが、この日の、2ゴールはカペッロ監督を大いに悩ませることになりそうだ。


46位
 国際サッカー連盟(FIFA)は3日、最新の世界ランキングを発表し、2月の東アジア選手権で3位に終わった日本は前回から6つ下がって46位となった。ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のグループリーグ・グループEで日本と対戦するオランダは3位、カメルーンは20位で変動なし。デンマークは7つ下げて33位となった。
 1位スペイン、2位ブラジル、4位イタリアも変わらず、5位にはドイツが浮上した。アジア勢最高はオーストラリアの23位。韓国は4つ下げて53位。

NEW!
最新FIFAランキング


獲得
 ロシア1部リーグの強豪、ゼニト・サンクトペテルブルクは3日、PSV(オランダ)からセルビア代表FWダンコ・ラゾビッチ(26)を完全移籍で獲得したと発表した。契約期間は4年。で、移籍金は500万ユーロ(約6億円)。
 同クラブによると、ラゾビッチは4日からトルコで行われているゼニトのプレシーズンキャンプに合流する。なお、ロシアでは今月のシーズン開幕まで移籍市場が開いている。


全治2ヶ月
 イングランドプレミアリーグのリバプールは3日、2月25日に行われた欧州リーグのウニレア・ウルジチェニ戦で負傷したスロバキア代表DFマルティン・シュクルテル(25)が右足の中足骨を骨折し、全治2ヶ月と診断されたと発表した。
 シュクルテルは試合中に右足中足骨を骨折。その後の検査で手術の必要はないものの、全治までには2ヶ月を要するという診断が下った。シュクルテルは193cmの長身と圧倒的なフィジカルで相手をねじ伏せるプレミアリーグを代表するDF。


J2開幕
 Jリーグ2部(J2)は1部(J1)と同じ6日に開幕する。北九州が加わった今季は、19チームの2回戦総当たりで行われる。優勝争いは、J1から降格の柏、千葉が中心になりそうだ。
 柏は主力選手の流出がほとんどなく、1シーズンでのJ1復帰を目指す。カウンター攻撃の鋭さには定評があるものの、昨季J1でワースト2位の57失点。昨季途中から指揮を執るネルシーニョ監督がどう守備を立て直してくるか。
 千葉はオシム元監督の薫陶を受けた村井、茶野、佐藤勇らが復帰した。J1でわずか32得点にとどまった攻撃を活性化させることが課題となる。このほか、昨季、3位湘南に勝ち点1差届かずに昇格を逃した甲府、5位鳥栖、6位札幌も上位に迫る力を持つ。
 J1から降格して多くの主力が去った大分は、韓国代表の金甫※(※=日の下に火)ら実力者もいるが、選手層は非常に薄く苦しいシーズンになる。今季も上位3チームがJ1に自動昇格する。ただし、経営再建中の大分が3位以内に入った場合は、他の2チームのみが昇格となる。
 リーグ最年長43歳の三浦(横浜FC)、42歳の中山(札幌)らベテランのプレーぶりも注目される。


1位通過
アジアカップ最終予選第6戦(最終戦)結果

グループA:

日本代表2−0バーレーン代表

会場:豊田スタジアム
観衆:38042人
主審:アブドゥル・バシル(シンガポール)
天気:晴れ(屋内)
気温:11℃
湿度:72%
ピッチ:全面良芝

≪得点者≫
日本:岡崎36、本田89

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
18.楢崎正剛(名古屋)
DF:
20.内田篤人(鹿島)=55分
22.中澤佑二(横浜M)(cap)
4.田中マルクス闘莉王(名古屋)
25.長友佑都(FC東京)
MF:
10.中村俊輔(横浜M)
(87分11.玉田圭司(名古屋))
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
7.遠藤保仁(G大阪)=83分
8.松井大輔(グルノーブル)
(67分59.森本貴幸(カターニャ))
57.本田圭佑(CSKAモスクワ)
FW:
33.岡崎慎司(清水)
ベンチ:
GK:
23.川島永嗣(川崎)
DF:
3.駒野友一(磐田)
15.今野泰幸(FC東京)
MF:
6.阿部勇樹(浦和)
FW:
19.興梠慎三(鹿島)

フォーメーション
(4-5-1)

   33
8   57   10
   7  17
25  4  22  20
   18

バーレーン代表
GK:
1.サイド・ジャファル
DF:
5.アブドゥルハミド
(83分44.フセイン・アリ)
16.モハメド・アドナン
2.フセイン・モハメド
14.サルマン・イサ=89分
MF:
29.モハメド・フバイル
41.アブドゥルワハブ・アリ=43分
10.サルミーン(cap)
(72分18.フセイン・サルマン)
21.アブドゥルラフマン
11.イスマイール・ラティフ
FW:
24.ハサン・ラディ
(89分32.アヤド)
ベンチ:
GK:
22.ハミス
DF:
23.イブラヒム・メシュハス
35.ダウード・サード
MF:
28.アッバス

フォーメーション
(4-5-1)

   24
21  11   29
  10  41
14  2  16  5
    1

≪各種データ≫
日本バーレーン
ボール支配率:
64%:36%
シュート数:
17:8
直接FK数:
14:19
間接FK数:
3:4
CK数:
9:3
GK数:
10:9
PK数:
0:0
オフサイド:
1:4

香港0−0イエメン

グループB:

オーストラリア1−0インドネシア
≪得点者≫
豪州:マーク・ミリガン42

オマーン0−0クウェート

グループC:

ウズベキスタン0−1UAE
≪得点者≫
UAE:アル・メンハリ89

グループD:

シリア4−0レバノン

グループE:

イラン1−0タイ
≪得点者≫
イラン:ネクナム89

ヨルダン2−1シンガポール

 サッカーのアジアカップ最終予選・グループAの日本代表は3日、愛知・豊田スタジアムでバーレーン代表と同グループ最終戦を行い、既に本大会出場権を得ている日本が2−0で勝ち、通算5勝1敗、勝ち点15で同グループ1位通過を決めた。バーレーンは4勝2敗、同12の2位。
 日本は招集した海外組4選手のうち本田(CSKAモスクワ)ら3選手が先発した。前半36分、1トップの岡崎(清水)が松井(グルノーブル)の左クロスを頭で合わせて先制。試合終了間際には内田(鹿島)の右クロスに本田が頭から飛び込んで追加点を奪った。後半途中から出場した21歳の森本(カターニャ)は得点できなかった。
 本大会は来年1月にカタールで開催され、予選を免除された前回大会優勝のイラクなど計16チームが参加して行われる。
 日本は次回、4月7日のキリンチャレンジカップでワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場するセルビア代表と大阪・長居陸上競技場で対戦する。

中村俊輔
「前半は何回かいい場面があったけど、後半はスムーズにボールが回らなかった。でも本番もうまいことボールなんて回らないので、ロングボールの質や(守備ラインの)裏に出るタイミングを意識した」

本田圭佑
「(得点まで)何本も外れていたので、ホッとした気持ち。今回はほぼぶっつけ本番で(連係に)不安もあったが、勝つことが第一の目標だったので良かった」

岡崎慎司
「(得点の)前に(中村)俊さんのパスを外していたので、決めないとと思った。ようやくいい試合ができて、勝てたことが収穫。これを次につなげたい」

日本代表・岡田武史監督
「チャンスに決め切れていない課題はあるが、結果を出してくれたので、良かったかなと思う。本田に期待しているのは得点力。彼の得点はほかの誰が点を取るより、我々にとってうれしいことだ」

バーレーン代表・マチャラ監督
「完全に正しい結果だ。日本は私達より強かった。日本のW杯グループリーグの対戦相手はみんな強いが、岡田監督の幸運を祈る」

日本サッカー協会・犬飼基昭会長
「欧州組のコンディションが良かった。みんな成長している。岡田監督は手応えがあったんじゃないかな。あと100日しかない。しっかりと仕上げていってほしい」

日本代表20名
GK:
18.楢崎正剛(名古屋)
23.川島永嗣(川崎)
DF:
22.中澤佑二(横浜M)
4.田中マルクス闘莉王(名古屋)
3.駒野友一(磐田)
15.今野泰幸(FC東京)
25.長友佑都(FC東京)
20.内田篤人(鹿島)
MF:
10.中村俊輔(横浜M)
5.稲本潤一(川崎)
7.遠藤保仁(G大阪)
8.松井大輔(グルノーブル)
6.阿部勇樹(浦和)
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
57.本田圭佑(CSKAモスクワ)
FW:
11.玉田圭司(名古屋)
81.平山相太(FC東京)
33.岡崎慎司(清水)
19.興梠慎三(鹿島)
59.森本貴幸(カターニャ)

【やはり頼みは海外組】
 今年初めて、試合後のスタンドから大歓声がこだました。「初めてバーレーンに2点差で勝てた」。就任後6度目となる“因縁の対決”に決着を付け、岡田監督も納得の表情を見せた。
 ブーイングにまみれた2月との違いはやはり、今年初出場の中村俊と海外組の存在だ。中村俊ならパス、松井ならドリブル、長谷部なら運動量、本田ならパワー。全員が出し惜しみすることなく持ち味を披露した。「海外組が入って、量より質という感じになった」と内田。コンセプトに縛られず、勝つために最善のプレーを選択できるのが、彼ら最大の強みだ。
 特に初めてトップ下で起用された本田は出色のプレーを見せた。前線でタメを作り、シュートも最多の5本。「もっと危険なプレーを選択できた」と不満気だが、岡崎の先制弾も本田が相手DFを引きつけたことで生まれた。岡田監督も「彼が入ったことでチームを1つ上に押し上げる形になった」と絶賛した。
 何より彼らが頼もしいのは、目先の勝利に一喜一憂しないこと。「いつもカメルーンを相手にした場合を考えないと。誰が決めたとかは意味がない」と中村俊。世界を知る彼らは、この勝利が何も保証しないことを知っている。
 中澤は「控え組は何くそと思ってエネルギーに変えてほしい」と話した。最低限、国内組全員が彼らのレベルに達しないと、とても世界では戦えない。

【逆風下での勝利に安堵感】
 2月の東アジア選手権で、日本は韓国に惨敗するなど過去最低の3位。解任の声が世間に巻き起こっただけに、岡田監督はホッとしたのだろう。「言い訳なしに結果が残せて良かった」。勝利に安堵感を漂わせた。
 「言い訳」とは東アジア選手権の敗因だ。まだ先のW杯を選手達に意識させすぎたため、目の前の試合に集中させられなかったと説明してきていた。今回のバーレーン戦は海外組を含めたベストメンバー。負ければ言い訳は許されず、解任騒動が再燃するのは必至だった。
 東アジア選手権との違いについて、岡田監督は「戦術も理解できているし、経験も技術も持っている」と今回のチームへの信頼感を口にした。後半ロスタイムにダメ押し点を決めた本田や中村俊ら欧州でプレーしてきた選手達に救われた。

【本田と俊輔で新たな可能性】
 試合終盤、本田は時計を気にしていた。「危機感があった。点を取らなきゃ」。W杯に向け、代表では数少ない実戦の機会。後半ロスタイム、内田からの右クロスが入る。頭から突っ込んでダメ押しゴールを奪った。「勝てたこと、点を取れたこと。気分は悪くない」と胸を張った。
 これまで中村俊の控えに甘んじることが多かった。練習中も互いに意識しているのだろうか。微妙な距離感がある。今回は同時にピッチに立ち、前半36分には2人の連係を起点に、胸がすくような先制点が生まれた。後半4分には中村俊からのクロスを頭で合わせる。GKの好守に阻まれたが、互いのイメージは一致していた。
 これまで23歳のMFに対して常に辛口だった中村俊が「(前線が)本田と岡崎の組み合わせで、サイドから期待を持ってクロスを上げられた。オプションになる」と存在を認めた。欧州で成長を続ける本田と、既に実績ある31歳の大黒柱。「まだまだ連係には改善の余地がある」(本田)ものの、2人の並立は大きな可能性を感じさせた。
 本田はこの日、チーム最多の5本のシュートを放ち、松井への決定的なスルーパスでも見せ場をつくった。ゴールへの迫力を醸し出し、東アジア選手権の停滞感も振り払う活躍。岡田監督は成長を実感した様子で「かなり切れていた」と喜んだ。「もっと危険なプレーをしていきたい」という本田が、W杯メンバー入りに大きく前進した。

【岡崎、待望の今年初得点】
 待望の初ゴールだった。昨年は日本代表でトップの15点を挙げた岡崎だったが、今年はここまで無得点。重圧から解放され「1つ取れてホッとしている。ようやくスタートできた」と、表情を緩めた。
 昨季は得点を量産し、W杯出場の立役者となったが、今季に入って不発の試合が続き、それとともにチームも下降線をたどった。東アジア選手権でも得点できず、サポーターから強烈なブーイングを浴びた。
 チームに漂う重苦しい雰囲気を振り払う意味でも、大きな先制点だった。前半36分、松井の左クロスを遠いサイドでタイミング良く呼び込み、ヘディングで合わせた。シュートは豪快にネットを揺らし、本田と抱き合って喜びを全身で表した。
 ようやくW杯イヤーの第一歩を踏み出したストライカーは「結果を出していかないといけない。常に求められるので」と浮かれる様子はなかった。

【俊輔「足が止まった」】
 8年ぶりにJリーグへ復帰する中村俊は定位置の右MFでチャンスを演出した。だが、満足度は小さく「前半は何度かいい場面があったが、後半は足が止まった。パスも雑になった」とチームの反省点を挙げた。
 今後は時差や長距離移動から解放され、日本代表の活動のためには利点が多い。「マリノスに戻ったので、いいプレーをして(日本サッカーを)盛り上げていきたい」と、改めて意気込みを口にした。

【長谷部、松井は今ひとつ】
 海外組の長谷部、松井は今ひとつの出来だった。W杯メンバー入りが有力な長谷部は「ミスが多くボールに触った回数も少ない」と不満げに話した。
 メンバー当落線上の松井は「自分の良さを生かすため、周りと最大限のコミュニケーションを取った」と言うように、味方のパスを受けて抜け出す場面も度々あった。左からのクロスで先制点もアシストしたが、GKとの1対1の場面を決め切れないなど、強烈アピールとまではいかなかった。

【森本はアピール不足で笑顔なし】
 後半22分から途中出場した森本は決定機をつくれず。シュートなしに終わり「自分のやるべきことをやろうと思ったんだけど」と悔やんだ。
 日程の都合上、海外組にとってはW杯メンバー入りに向けてアピールできる最後の機会だったが、良い結果を残すことはできなかった。
 森本は「自分の持ち味を出すことで精一杯だった」と笑顔を見せることなく話した。

【生き残る海外組は誰?】
 サッカー日本代表は3日のアジアカップ最終予選でバーレーンに2−0で快勝した。不振に終わった2月の東アジア選手権には不在だった海外組の力が改めて証明された。今回は、彼らにとって5月中旬に予定されるワールドカップ(W杯)メンバー発表前の事実上、最後の試合だった。果たして誰が生き残るのか。
 次戦の4月のセルビア戦は国際試合日でないため、海外組の合流は難しい。スペイン帰りの中村俊(横浜M)を除き海外組は4人。MF長谷部(ボルフスブルク)は実績から見て当確と思われるが、難しいのは当落線上の本田(CSKAモスクワ)、松井(グルノーブル)、森本(カターニャ)の評価だ。
 MF本田はバーレーン戦でアピール。トップ下で献身的に動き、ゴールも奪った。得点力に期待していた岡田監督は「ほかの誰がゴールを取るよりうれしい」と喜んだ。中村俊との共存にもめどが立ち、希望は膨らんだ。
 左MFでプレーした松井は先制点をアシスト。独特のボールタッチや高い技術を披露したが、決定機を逃す場面もあった。後半途中出場のFW森本は代表経験が浅く、アピールする時間も少なかった。「自分のことで精一杯だった」と振り返った21歳の潜在能力は誰もが認めるが、W杯行きは不透明だ。
 監督やスタッフは今後、各国リーグへの視察を検討中。最後までプレーを見極め、岡田監督が最終決断を下す。

【バーレーン戦は完売】
 日本サッカー協会は3日、豊田スタジアムで行われたアジアカップ最終予選の日本vsバーレーン戦は4万500枚のチケットが完売したと発表した。国内での日本代表戦のチケットの完売は、昨年5月31日に国立競技場で行われたベルギー戦以来。
 代表戦の観衆は今年に入って不入りが続いていた。

≪超サカ採点表≫
日本代表
GK:
18.楢崎正剛 6.5
イレギュラーな場面も冷静に対応
DF:
20.内田篤人 5.5
守備面では安定感なかった
22.中澤佑二 6.0
落ち着いた対応を見せる
4.田中マルクス闘莉王 5.5
フィフティーなボールの処理が曖昧だった
25.長友佑都 6.0
献身的な上下動見せた
MF:
10.中村俊輔 6.5
数多くの得点機に絡んだが、終盤は運動量が落ちた
(87分11.玉田圭司 --)
17.長谷部誠 6.0
無難なプレーを見せるも、決定機はものにしたい
7.遠藤保仁 6.0
ピッチを広く使えていたが、守備時の対応に不満を感じる場面も
8.松井大輔 6.0
岡崎へのアシストは見事も、前半の絶好機を決めれず
(67分59.森本貴幸 5.5)
中盤が前を向いてボールを持てない時間帯に投入され、不運な部分も
57.本田圭佑 6.5
意欲的なプレーでチームに刺激を与える
FW:
33.岡崎慎司 6.0
先制点を挙げるも、あと1、2点は決めれた
監督:
岡田武史 5.0
選手の足が止まっている時間帯に流れを変える選手交代を見せる必要あり
バーレーン代表
GK:
1.サイド・ジャファル 6.0
素晴らしい対応で何度かあった絶好機を防ぐ
DF:
5.アブドゥルハミド 5.5
粘り強い対応を見せる
(83分44.フセイン・アリ --)
16.モハメド・アドナン 5.0
ボールを扱うプレーは良かったが…
2.フセイン・モハメド 5.0
基本的にマークが緩い
14.サルマン・イサ 5.0
慣れないサイドバックで苦心
MF:
29.モハメド・フバイル 5.5
右サイドから何度か良い攻撃を仕掛ける
41.アブドゥルワハブ・アリ 5.0
序盤は厳しいチェックも中盤以降はバイタルエリアを利用される
10.サルミーン 5.5
攻撃の起点はここだった
(72分18.フセイン・サルマン 5.5)
豊富な運動量で中盤を支えた
21.アブドゥルラフマン 6.0
可能性を感じさせるプレーを見せた
11.イスマイール・ラティフ 5.5
足下にボールを収める
FW:
24.ハサン・ラディ 5.0
良い形であまりボールが入らず
(89分32.アヤド --)
監督:
マチャラ 5.5
選手を投入していくタイミングは悪くなかった

【本戦出場チームが出揃う】
 2011年アジアカップ最終予選の最終戦は3日、8試合が行われ、オーストラリア、ウズベキスタン、中国などの本大会出場が決定した。
 グループAは、勝ち点を15に伸ばした日本が首位通過、バーレーンは2位通過(勝ち点12)。
 グループBは、勝ち点を11に伸ばして首位に浮上したオーストラリアと2位クウェートの本大会出場が決定。
 グループCは、勝ち点を9に伸ばしたUAEが首位通過。同勝ち点のウズベキスタンは2位通過。
 グループDは、勝ち点を14に伸ばしたシリアが首位通過。2位通過は中国(勝ち点13)。
 グループEは、勝ち点を13に伸ばしたイランが首位通過。勝ち点を8に伸ばしたヨルダンが2位に浮上し、本大会出場を決めた。
 カタールで開催されるアジアカップ本大会の組み合わせ抽選は4月に行われる。


超サカFLASH

名称決定
 関西を本拠地とするJ1の4クラブ(京都、G大阪、C大阪、神戸)と関西学生選抜2チームの計6チームによる関西育成リーグの正式名称が「関西ステップアップリーグ」に決まったと関西サッカー協会などが本日4日に発表した。同リーグは若手選手の強化や育成を目的に設立され、3月15日に開幕する。

全治3週間
 J1清水は本日、FW鍋田亜人夢が左膝外側半月板損傷で全治3週間と診断されたと発表した。

全治10日
 J1名古屋は本日、MF中村直志が右腓腹筋(ひふくきん)肉離れで全治10日と診断されたと発表した。3日の練習中に負傷した。

主将決定
 J1神戸は3日、日本代表FWの大久保嘉人(27)が今季の主将に決定したと発表した。大久保は2007〜2008年シーズンにも主将を務めた。副主将は、DF北本久仁衛が務める。

日程発表
 日本女子サッカーリーグは本日、なでしこリーグの今季日程を発表した。1部は4月4日に開幕し、10チームによる2回戦総当たり戦を10月31日まで行う。連覇を狙う浦和は、開幕戦で2部から昇格した福岡と対戦する。下部リーグのチャレンジリーグも4月4日に開幕し、東西各6チームが3回戦総当たり戦で争う。


[提携サイト]
日本代表ニュース

日本の超サッカー情報
TOP PAGE


NEW!
2010年冬の移籍市場完全反映版♪
PS3版ウイイレ2010完全
修正データ販売開始!