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2010.03.09.TUE
ACLグループリーグ第2節、鹿島は劇的逆転劇で2連勝!!本日の超最新情報

INDEX

逆転2連勝
アジアチャンピオンズリーグ・グループリーグ第2節
グループE
川崎1−3北京国安(中国)
メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)0−1城南一和(韓国)
グループF
長春亜泰(中国)9−0ペルシプラ・ジャヤプラ(インドネシア)
全北現代(韓国)1−2鹿島
鹿島は遠藤康の公式戦初ゴールとなる劇的逆転弾で2連勝!川崎はホームで敗れて痛恨の2連敗!

誤審
6日のJ1第1節の広島vs清水で前半3分に広島の佐藤寿人が決めたPKは反スポーツ行為の反則で、得点を認めた岡部拓人主審に誤審!

新監督
元日本代表監督でFC琉球(JFL)のトルシエ総監督(54)がコートジボワール代表の新監督に就任!

CL展望
本日9日、10日は欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント第2戦!

敗れる
イングランドプレミアリーグ第29節
ウィガン1−0リバプール
勝てば4位浮上のリバプールは敗れて6位停滞!

勝ち点15差
スペインリーガエスパニョーラ第25節
バレンシア0−0ラシン・サンタンデール
バレンシアは3位キープも、首位レアル・マドリードとの勝ち点差が15に広がる!

クラブと交渉
日本代表が4月7日に対戦するセルビア戦(長居)で欧州組を招集できるように各所属クラブと交渉!

記者会見
14日に開幕するJFLが記者会見を開き、全18チームの監督が意気込みを語る!

組み合わせ
第15回全日本フットサル選手権大会・決勝トーナメントの組み合わせが決定!

三位一体
再建の第一歩を踏み出した大分が「三位一体」をどう実現するか?

本日の超サカFLASH
大宮FWラファエルが右太もも裏肉離れで全治2ヶ月ほか


本文
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逆転2連勝
アジアチャンピオンズリーグ・グループリーグ第2節結果

グループE:

川崎1−3北京国安(中国)
(等々力・6606人)
≪得点者≫
川崎:菊地40
北京国安:グリフィス37、ワン・チャン65、86
≪出場メンバー≫
川崎
GK:
1.川島永嗣
DF:
19.森勇介
17.菊地光将
2.伊藤宏樹
8.小宮山尊信
MF:
20.稲本潤一=58分
29.谷口博之
6.田坂祐介
(88分22.木村祐志)
FW:
7.黒津勝
(88分23.登里享平)
34.レナチーニョ
(70分15.矢島卓郎)
9.鄭大世

メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)0−1城南一和(韓国)
(メルボルン)
≪得点者≫
城南一和:オグネノフスキ41

グループF:

長春亜泰(中国)9−0ペルシプラ・ジャヤプラ(インドネシア)
(長春)
≪得点者≫
長春亜泰:ガオ・ジャン23、34、57、ウッドリー44、52、59、ウェイドン65、84、ウェンチャオ90+1

全北現代(韓国)1−2鹿島
(全州)
≪得点者≫
全北現代:エニーニョ42
鹿島:中田70、遠藤89
≪出場メンバー≫
鹿島
GK:
21.曽ケ端準
DF:
2.内田篤人
3.岩政大樹=71分
19.伊野波雅彦
7.新井場徹
(86分5.ジウトン)
MF:
40.小笠原満男
6.中田浩二=82分
8.野沢拓也
(91分15.青木剛)
11.フェリペ・ガブリエル
(86分25.遠藤康)
FW:
13.興梠慎三
18.マルキーニョス=33分

アジアチャンピオンズリーグ・グループリーグ第2節日程

グループG:

10日(水)

19:00〜
G大阪vs河南建業(中国)
(万博)

日本時間20:30〜
アームド・フォース(シンガポール)vs水原三星(韓国)
(シンガポール)

グループH:

10日(水)

日本時間16:30〜
山東魯能(中国)vsアデレード・ユナイテッド(オーストラリア)
(済南)

日本時間19:30〜
浦項スティーラーズ(韓国)vs広島
(浦項)

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超最新TVスケジュール

 サッカーのアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は9日、各地でグループリーグの第2節が行われ、グループFの鹿島は全州で全北現代(韓国)に2−1で逆転勝ちし、2連勝とした。グループEの川崎は川崎市等々力陸上競技場で北京国安(中国)に1−3で敗れ、2連敗となった。
 鹿島は前半に先制されたが、後半に中田のゴールで追い付き、終了間際に遠藤が勝ち越し点を決めた。川崎は0−1の前半に菊地が同点としたものの、後半に2失点した。
 32チームによるグループリーグは東西各4グループに分かれ、上位2チームが決勝トーナメントに進出。決勝は11月に東京・国立霞ヶ丘競技場で行い、優勝チームはクラブワールドカップ(W杯)に出場する。
 10日はG大阪、広島が第2節に臨む。

【鹿島が敵地で大きな白星】
 敵地での逆転勝利。日韓のリーグ王者の対決では、Jリーグ3連覇中の鹿島の冷静な試合運びが光った。
 Kリーグを制した全北に前半、ダイレクトのパスをつながれて、鮮やかに先制を許した。昨年の光景がよぎる。敵地で一昨季のKリーグ王者、水原に先制されてズルズルと崩れ、大量4失点を喫して敗れた試合だ。
 だが同じ失敗は繰り返さない。「我慢しながらの試合展開だった」と中田は振り返る。焦らず、好機を待った。そして後半、相手のクリアをフェリペ・ガブリエルが拾って左サイドにふんわりとパス。中田が冷静に右足で決めて追い付いた。
 そして試合を決めたのは、途中出場したばかりの21歳の遠藤。終了間際、右サイドの小笠原のパスを中央に猛然と走り込みながら受け、右足を振り抜いた。公式戦初ゴールが劇的な決勝点になった。
 「ホーム、アウェーの意識はなかった。自分達のサッカーをやることが重要だった。特別な指示はしていない」とオリベイラ監督。敵地での逆転勝ちは、鹿島の1年間の成長を示すものだった。

【遠藤、値千金公式戦初ゴール】
 鹿島の21歳、遠藤がピッチに立って5分足らずで殊勲のゴールを決めた。途中出場の後半終了間際、小笠原の右からのパスに走り込み、そのままゴール前に切れ込んで右足でネットを揺らした。「公式戦初ゴールですごくうれしい」と素直に喜んだ。
 将来を嘱望されながら、実力者揃いのチームで昨季まではJ1出場がわずか4試合だった。それが今季は途中出場した開幕戦で得点をアシストしたのに続く活躍。「うまくいき過ぎている感じがする」と続けた。

【川崎、グループリーグ突破危うし】
 激しい雪がピッチを真っ白に覆った。おぼつかない足もと、滑ったり止まったりするボール、つながらないパス。前線で鄭大世が「とにかくボールを蹴れ」と苛立つ。悪条件の中でホームの川崎は完敗し、痛恨のグループリーグ2連敗スタート。決勝トーナメント進出まで雪にかすんだ。
 気温0.9度。寒さに縮こまったのは川崎の方だった。この日の最低気温が氷点下11度という極寒の北京から訪れた相手は確実にパスをつなぎ、川崎のミスを突いてきた。前半37分、クリアミスから先制点を奪われた。
 すぐにCKから菊地のゴールで追い付いたものの、風下の後半、王長慶に華麗なシュート2本を決められた。こぼれ球をことごとく拾われ、稲本は「球際の強さが足りなかった」と言い、高畠監督は「全体的にパワー不足」を敗因に挙げた。
 大黒柱の中村があごに大ケガを負った城南(韓国)戦に続き、2点差での黒星。まだ逆転の可能性はあるが、鄭大世は「グループリーグを突破するチームは連敗なんてしない。悠長に次があると言いたくないが、次こそ背水の陣」と話した。過去2度の8強を超える高みを目指すクラブは、早くも苦境に追い込まれた。

【稲本「厳しさ持たないと」】
 今季新加入した川崎の稲本は最悪のピッチ状態でも持ち前の強さが光った。当たり負けせずに相手のチャンスを封じながら、攻撃でも前線にパスを供給。北京国安の洪元碩監督も「印象に残った」と、そのプレーぶりを称えた。
 しかし、2連敗という結果には険しい表情。「集中力で相手が上だった。90分間通して、もう少しチームが厳しさを持たないと」と、つたない試合運びを反省した。


誤審
 J1第1節、6日の広島vs清水で前半3分に広島の佐藤が決めたPKは反スポーツ行為の反則で、得点を認めた岡部拓人主審の誤審だったと、日本サッカー協会の松崎康弘審判委員長が本日9日、明らかにした。試合は1−1で成立しているため、判定は覆らない。
 この場面では、広島の槙野がペナルティーマークにボールを置き、そのまま後方に下がった。だが主審の笛の後、槙野はペナルティーエリア外に出て、佐藤がペナルティーエリア外から突然現れて左足で決めた。
 競技規則第14条では、「PKを行う競技者は特定されなければならない」と定めている。松崎委員長は、槙野は審判が笛を吹いた時にただ1人、ペナルティーエリア内にいて「誰が見ても槙野が蹴る選手と特定される」と説明。このため、佐藤は「反スポーツ行為で警告になる」と話した。松崎委員長によると、岡部主審は「何かおかしいと思ったが、清水側も何も言わなかったし、不安だったが、得点は認めた」と話したという。
 松崎委員長は岡部主審に今後のJリーグの試合を割り当てず、研修させる考えを示した。
 これを受け、広島の本谷祐一社長は「ルール違反ならその場で判定すべき」と言い、清水の早川巌社長も「ルールブックを理解してやってほしい」と述べた。


新監督
 サッカーの元日本代表監督で、現在は日本フットボールリーグ(JFL)のFC琉球で総監督を務めるフィリップ・トルシエ氏(54)が、コートジボワール代表の監督に就任することが決定的となったことが本日9日、明らかになった。FC琉球関係者によると、交渉は詰めの段階で、トルシエ氏は就任に前向きという。
 コートジボワールは6月に開幕するワールドカップ(W杯)のグループリーグでブラジル、北朝鮮、ポルトガルと同じグループGに入っているが、2月にハリルホジッチ監督を解任した。W杯開幕直前の6月4日には、スイスで日本代表との強化試合を行うことが決まっている。
 トルシエ氏は1998年に日本代表監督に就任。2002年のW杯日韓大会では日本を初のベスト16に導き、その後はフランスリーグ1のマルセイユやモロッコ代表監督などを務めた。


CL展望
欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦日程

9日(火)
日本時間28:45〜

アーセナルvsポルト
(エミレーツ)
第1戦=ポルト2−1アーセナル

フィオレンティーナvsバイエルン
(アルテミオ・フランキ)
第1戦=バイエルン2−1フィオレンティーナ

10日(水)
日本時間28:45〜

レアル・マドリードvsリヨン
(サンティアゴ・ベルナベウ)
第1戦=リヨン1−0R・マドリード

マンチェスター・ユナイテッドvsミラン
(オールド・トラフォード)
第1戦=ミラン2−3マンU

16日(火)
日本時間28:45〜

チェルシーvsインテル
(スタンフォード・ブリッジ)
第1戦=インテル2−1チェルシー

セビージャvsCSKAモスクワ
(サンチェス・ピスファン)
第1戦=CSKA1−1セビージャ

17日(水)
日本時間28:45〜

バルセロナvsシュツットガルト
(カンプ・ノウ)
第1戦=シュツットガルト1−1バルセロナ

ボルドーvsオリンピアコス
(スタッド・シャバン・デルマ)
第1戦=オリンピアコス0−1ボルドー

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超最新TVスケジュール

 欧州チャンピオンズリーグは本日9日から、決勝トーナメント1回戦第2戦が行われる。10日にリヨン(フランス)と対戦するレアル・マドリード(スペイン)は、本拠地「サンティアゴ・ベルナベウ」での決勝進出に向け、0−1で敗れた第1戦のスコアを挽回する必要がある。
 スペインメディアの多くは、昨夏にカカやクリスティアーノ・ロナウドを獲得したレアルが本拠地で開かれる決勝へ進出することは義務だと主張している。リーグ戦ここ3試合で14ゴールを挙げているレアルだが、対するリヨンは1月31日のパリ・サンジェルマン(フランス)戦を最後に、6試合連続で無失点中。レアルはその堅固な守備を打ち破って逆転しなければならない。
 レアルMFグティは、「リヨンはいいチームだが、欧州のビッグクラブには含まれない。そのリヨンを相手にこのラウンドを突破できないのは、失敗と言えるだろう」とコメント。MFシャビ・アロンソも3−2と大逆転勝利を収めた6日のセビージャ(スペイン)戦後、「リヨン戦は僕らにとって決勝だ」と、意気込みを示している。
 また、10日にはマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)vsミラン(イタリア)の一戦も行われる。イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカムのオールド・トラフォード帰還が注目されるが、最近のリーグ戦ではベンチスタートが多く、先発出場の可能性は低いとみられている。
 ホームでの第1戦を2−3と落としたミランのレオナルド監督は、「サッカーは大きなチャンスを与えてくれる。オールド・トラフォードで大勝しなければいけないのは、大変なこと。我々は敵地でゴールを挙げ、独自のスタイルを持つマンU相手に戦わなければいけない」と、逆転でのベスト8進出へ期待を口にした。
 一方、マンUでは第1戦で2得点を挙げたものの、イングランド代表の試合で膝を痛めたFWウェイン・ルーニーの出場が危ぶまれている。アレックス・ファーガソン監督は「ついてない。(代表戦が行われた)ウェンブリースタジアムのピッチが彼を殺した」と不満をあらわにしている。
 9日には、第1戦でジャッジが議論を呼んだ2試合が行われる。好調アーセナル(イングランド)はホームでポルト(ポルトガル)と対戦。アーセナルは第1戦の失点場面で素早い間接FKが認められたことに不満を隠さず、アルセーヌ・ベンゲル監督も「まず、UEFA(欧州サッカー連盟)は審判の選定基準を明らかにすべきだ。どうやって審判を決めているのか、誰も知らない。審判の序列はどうなっているんだ?サッカーにとってよくないことだ」と怒りを抑えられない様子だった。第1戦を1−2で落としたアーセナルは、ハムストリングを痛めているMFセスク・ファブレガスが欠場するため、厳しい戦いが予想される。
 また、公式戦18試合無敗のバイエルン(ドイツ)は、敵地でフィオレンティーナ(イタリア)と対戦。バイエルンは第1戦で終了直前に決勝点を挙げたが、FWミロスラフ・クローゼが明らかなオフサイドポジションにいたことは両チームの監督が認めている。
 国際サッカー評議会は先日、得点場面におけるテクノロジーの導入を完全却下しているだけに、審判達にはさらなる注目が集まるだろう。

【セスクがポルト戦を欠場】
 イングランドプレミアリーグ、アーセナルのアルセーヌ・ベンゲル監督は8日、スペイン代表MFセスク・ファブレガス(22)がハムストリングの故障により、本日9日に行われる欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦のポルト(ポルトガル)戦を欠場することを明かした。
 6日に行われた国内リーグのバーンリー戦で、以前から度々発症していたハムストリングのケガを再発させてしまったセスク。ベンゲル監督は記者会見で「彼はプレーできる状態ではない。我々はギャンブルに出ることはできない」と語り、ポルト戦で同選手が欠場することを明かした。
 8日にスキャン検査を受けたセスクだが、ベンゲル監督は軽症と見込んでおり「短期間で戻ってくると思う。ひょっとしたら来週の(国内リーグの)ハル・シティー戦で戻ってこれるかもしれない。もし、ハル戦がダメでもその週には復帰できるだろう」とコメントしている。
 一方、ベンゲル監督はポルトとの第2戦に臨むにあたり、「我々は勝ち進みたいと思っているし、セスクがいないことは言い訳にならない。十分な戦力が揃っており、我々は十分強いチームだ。勝ち進むチャンスは大いにある」と1−2で敗れた第1戦からの挽回に自信を見せている。
 なお、アーセナルではフランス代表DFウィリアム・ギャラスも、ふくらはぎに問題を抱えていることからポルト戦の欠場が決定的となっている。

【ロナウド「CLは特別に重要】
 6日に行われたスペインリーガエスパニョーラのセビージャ戦で大逆転勝利し、レアル・マドリード(スペイン)は得失点差でバルセロナを上回って首位に浮上した。だが、クラブが満足できるのは、5年連続でベスト16敗退に終わっている欧州チャンピオンズリーグで勝ち進んだ場合だけだろう。
 0−2とリードされながら、セビージャに3−2で勝利を収めたレアル。だが、昨夏に2億5000万ユーロ(約307億6000万円)の大金を投じて補強を敢行した同クラブにとって、より重要なのは欧州の舞台だ。10日に行われるリヨン(フランス)との試合でCL敗退が決まってしまえば、リーグ首位浮上の喜びなど吹き飛んでしまう。
 FWクリスティアーノ・ロナウドも8日の記者会見で、「このクラブにとってCLが特別に重要だということを僕らは理解している。レアルは9度優勝しており、10度目の戴冠を望んでいる。決勝はここサンティアゴ・ベルナベウで行われる」とコメント。「もちろん1試合1試合勝っていかないといけない。勝ち進めなければものすごく落ち込んでしまうのは間違いないけど、僕は次に行けると確信している」と、ベスト8進出に意欲を燃やしていた。
 セビージャ戦ではホーム無敗の記録を守ったレアルだが、2点を先行される展開だっただけに、リヨン戦でのペジェグリーニ監督の采配にも注目が集まる。慎重な姿勢を見せるのか、あるいは攻撃的なメンバーを先発で起用するのか。C・ロナウドは後者を望んでいるようで、「僕らは勝利を目指し、ゴールを狙うというメンタリティーが求められる。中盤がもっと攻撃的なら、その方がいいだろう。ただ、決めるのは監督だ」と話している。
 クラブを率いるフロレンティーノ・ペレス会長が、指揮官に対して忍耐強くないことはよく知られている。その同会長は先日、「レアルはCLを何よりも愛している。クラブには『欧州』というDNAがあるんだ」と、何を優先すべきか明らかにしている。
 リヨン戦で敗れても、ペジェグリーニ監督が解任される可能性は低いが、ダメージは大きい。ペジェグリーニ監督の拠りどころは、リーグ戦ここ3試合で14ゴールを決めている爆発的な攻撃力。だが、リヨンも1月31日から公式戦6試合で無失点を誇っている。

【ベッカム「ルーニーは出る」】
 10日に行われる欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦で、古巣マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)と対戦するミラン(イタリア)のMFデイヴィッド・ベッカム(34)だが、マンUを退団してから初の古巣対決に臨む同選手は現在のマンUのエース、FWウェイン・ルーニーの出場を確信した。
 ルーニーは第1戦で2得点を挙げるなど好調を維持しているが、膝の問題で第2戦の出場が危ぶまれている。だが、ベッカムは、「ルーニーが出てくると確信している。ここ数日は問題があったようだが、週末に回復する時間はあったはずだ」とコメント。「彼はプロフェッショナルな選手だし、出場を望んでいる。ファーガソン監督はできるだけベストのメンバーを起用してくるはずだ」と、ルーニーの出場を確信していると語った。
 マンU時代の1999年にCL優勝を経験したベッカムはファーガソン監督との確執が騒がれ、2003年にレアル・マドリード(スペイン)へと移籍した。だが、同選手は「ファーガソン監督は選手達にたくさんの助言を与えるし、最高の指揮官の1人だ。彼は選手を守ってきたけど、間違っている時は分からせてくれた」と、恩師に賛辞を送っている。
 また、ベッカムは「出場したら、恐れることはなく、興奮するだろう。僕は何年もあのスタジアムでプレーしたし、マンUの選手であることの意味を理解している。対戦相手にとって、あそこでプレーするのがどんなことかも分かっている」とオールド・トラフォードでの試合を楽しみにしている様子。ただ、ベッカムは第1戦では先発出場したものの、FWアレシャンドレ・パトやMFクラレンス・セードルフ、MFジェンナーロ・ガットゥーゾが復帰しており、第2戦では出場機会に恵まれない可能性もある。

【パトがマンUとの大一番に出場】
 太ももを負傷していたミラン(イタリア)のブラジル代表FWアレシャンドレ・パトが、10日にアウェーで行われる欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)戦のメンバーに選ばれ、同試合に出場できる見込みとなった。
 2月28日のセリエA・アタランタ戦で同箇所を痛め、6日に行われたローマ戦を欠場したパト。ベスト8進出を懸けたマンUとの大一番への出場も危ぶまれていたが、クラブによると同選手もチームに帯同し、敵地オールド・トラフォードへ向かうとしている。ローマ戦では本来の3トップではなく、イタリア代表FWマルコ・ボッリエッロとオランダ代表FWクラース・ヤン・フンテラールの2トップで試合に臨んだミランのレオナルド監督にとっても、3トップのキーマンであるパトの復帰は心強いはずだ。
 パトが先発メンバーに戻った場合、フンテラールと入れ替わる形での起用が予想される。


敗れる
イングランドプレミアリーグ第29節結果

ウィガン1−0リバプール
≪得点者≫
ウィガン:ロダリェガ35

 イングランドプレミアリーグは8日、第29節の1試合が行われ、6位リバプールは敵地で16位ウィガンと対戦し、0−1で敗れた。
 勝てば欧州チャンピオンズリーグ出場圏の4位に浮上するリバプールだったが、この試合は前半からミスが目立ち、ペースを掴めない展開が続いた。15分にはトーレスが決定的な場面を迎えたものの、このチャンスを活かせず先制点を奪うことはできない。すると35分、ウィガンのロダリェガにゴールを決められ、リバプールは1点ビハインドで前半を折り返す。
 後半での巻き返しを図りたいリバプールだったが、悪い流れを断ち切ることができない。結局、最後まで相手ゴールを陥れることはできず、試合はこのまま終了。この結果、勝ち点48で6位と変動のなかったリバプールは来季の欧州チャンピオンズリーグ出場圏内の4位を争う、同49の4位トッテナム、5位マンチェスター・シティーに一歩遅れを取る形となった。一方、勝利したウィガンは14位に浮上した。


勝ち点15差
スペインリーガエスパニョーラ第25節結果

バレンシア0−0ラシン・サンタンデール

 スペインリーガエスパニョーラは8日、第25節の残り1試合が行われ、3位バレンシアはホームで16位ラシン・サンタンデールと0−0で引き分けた。
 バレンシアはFWビジャのシュートがポストを直撃するなどチャンスはあったものの、逆にラシンの19歳MFカナレスに終始ゴールを脅かされ、この日は格下相手に苦戦が続いた。終盤にはDFナバーロの退場で数的不利に陥ると、退場直後にはカナレスに至近距離から決定的なシュートを打たれ、黒星がちらつく展開。最後はなんとかスコアレスドローに持ち込んだバレンシアは勝ち点1を獲得して3位の座をキープしたが、今節首位に立ったレアル・マドリードとの勝ち点差は15ポイントになっている。
 バレンシアは次節、アウェーで2位バルセロナと対戦する。


クラブと交渉
 日本サッカー協会の犬飼基昭会長は8日、日本代表が4月7日に戦う国際親善試合のセルビア戦(大阪・長居陸上競技場)で欧州組を招集できるように各所属クラブと交渉する考えを明かした。
 4月7日は国際試合日(Aマッチデー)でなく、岡田武史監督は当初、国内組で臨む考えを示していた。しかしワールドカップ(W杯)に向けて残された貴重な実戦の場のため、犬飼会長は「遠慮するな、と言った。監督が納得いくように戦わせたい。W杯イヤーなので交渉の余地はある」と述べた。
 本田圭佑(CSKAモスクワ)は欧州チャンピオンズリーグで、長谷部誠(ボルフスブルク)は欧州リーグで勝ち上がった場合、4月7日前後にそれぞれ準々決勝第2戦が予定されている。


記者会見
 14日に今季が開幕するサッカーの日本フットボールリーグ(JFL)は8日、東京都内で記者会見を開き、全18チームの監督がリーグ戦に向けて意気込みを語った。
 元日本代表DF、町田ゼルビアの相馬直樹新監督は「昇格のために1年間、頑張りたい。僕自身、新しい監督なので若々しいサッカーをしたい」とJ2入りへ意気込んだ。
 会見には全18チームの監督が出席。Jリーグ準加盟は町田ゼルビアをはじめ、ガイナーレ鳥取、V・ファーレン長崎とJFL初参戦の松本山雅FCの4クラブで、4位以内に入ることが、成績面でのJ2入りの条件となる。松本山雅FCの吉沢監督は「闘争心が見えるチーム。そこを見てほしい」とアピールした。
 今季は栃木ウーヴァFC、ツエーゲン金沢も新たに加わり、18チームが11月28日まで2回戦総当たりで争う。


組み合わせ
第15回全日本フットサル選手権大会・決勝トーナメント組み合わせ

準々決勝

12日(金)

10:30〜
ペスカドーラ町田vs府中アスレティック
(国立代々木競技場第一体育館)

12:45〜
バルドラール浦安vs湘南ベルマーレ
(国立代々木競技場第一体育館)

15:00〜
デウソン神戸vsバサジィ大分
(国立代々木競技場第一体育館)

17:15〜
シュライカー大阪vsエスポラーダ北海道
(国立代々木競技場第一体育館)

準決勝

13日()

第1試合
12:00〜

第2試合
14:00〜

決勝・3位決定戦

14日()

3位決定戦
12:00〜

決勝
14:30〜

 フットサルの第15回全日本フットサル選手権大会の決勝トーナメントの組み合わせ抽選が8日、東京都内で行われ、前回3位の神戸は準々決勝で大分と対戦することになった。
 残った8チームはすべてFリーグ勢で、リーグ2位の町田は府中と顔を合わせる。このほか、浦安vs湘南、大阪vs北海道に決まった。Fリーグ3連覇の名古屋オーシャンズはアジアクラブ選手権のため、今大会には出場していない。


三位一体
 J2の大分トリニータはリーグから6億円を借り入れ、どうにかチーム存廃の窮地から脱することができたが、融資の完済とクラブ債務超過を解消しない限り、J1に昇格できないことになった。
 大分は昨季、成績不振で8季ぶりにJ2へ降格。大手スポンサーの撤退や監督、選手への人件費などで経営も悪化。実質債務超過額は9億円以上に膨れ上がり、溝畑宏社長が引責辞任した後は、県とJリーグが中心となり再建を進めてきた。広瀬勝貞大分県知事は「トリニータは県民の財産」と話し、積極的な支援を表明。
 リーグから策定を求められた再建計画は県が派遣した現社長の青野浩志氏らが主導、4年間で負債の解消を目指す。また、県は県民、行政、経済界に呼びかけて「大分トリニータを支える県民会議」を設立。参加団体にシーズンチケットの購入目標を設定するなど、収入確保にも動いた。
 昨年末には広瀬知事が青野社長ら新経営陣を指名するなど、まさに県とクラブは「一心同体」で動いてきた。収入の柱であるシーズンチケットは、J2降格にも関わらず2月末時点で7519席と前年並みの売れ行き。だが、再建計画の目標である1万3000席には届いていない。
 再建の第一歩を踏み出した大分。今後、チーム名の由来となった県民、企業、行政の「三位一体(トリニティ)」をどう実現するかに、力を尽くさなければならない。


超サカFLASH

時間変更
 日本サッカー協会は8日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ・グループFのペルシプラ(インドネシア)vs鹿島(30日・ジャカルタ)の試合開始時間が、午後7時(日本時間午後9時)から午後4時(同午後6時)に変更になったと発表した。

アドバイザー就任
 G大阪、東京V、神戸でプレーした元カメルーン代表FWパトリック・エムボマ氏がW杯全試合を生中継するスカパーのメディアアドバイザーに就任し、12日に東京都内で記者会見を行うことが8日、明らかになった。

練習参加
 前橋育英高MF小島秀仁(2年)が8日、J1浦和の練習に参加した。小島は2月にはFC東京の練習にも参加している。

全治2ヶ月
 J1大宮は本日、FWラファエルが右太もも裏肉離れで全治2ヶ月と診断されたと発表した。7日のC大阪戦の終了間際に負傷した。

全治6〜8ヶ月
 ドイツブンデスリーガのニュルンベルクは8日、バイエルン(ドイツ)から期限付き移籍中のブラジル人DFブレーノが、右膝十字靭帯断裂の重傷で、全治6〜8ヶ月と診断されたと発表した。今季中の復帰は絶望的となった。ブレーノは7日のレバークーゼン戦で同箇所を負傷した。ブレーノは1月にバイエルンから期限付きで加入していた。


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