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2010.04.07.WED
日本代表がホームで2軍のセルビア代表に惨敗!!本日の超最新情報

INDEX

惨敗
国際親善試合
日本代表0−3セルビア代表
日本は2軍のセルビア相手にホームで惨敗!

インテルvsバルサ
欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦
CSKAモスクワ0−1(TOTAL0−2)インテル
バルセロナ4−1(TOTAL6−3)アーセナル
本田圭佑はスタメン出場も、パスミスから失点につながるFKを献上!インテルは7季ぶりのベスト4進出!バルサはメッシが4ゴールの大活躍!

本日の超サカFLASH
FC東京のMF今野泰幸は左足側底筋挫傷で全治1〜2週間ほか


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惨敗
国際親善試合結果

日本代表0−3セルビア代表

会場:長居陸上競技場
観衆:46270人
主審:チェ・ミョンヨン(韓国)
天気:曇り
気温:9℃
湿度:48%
ピッチ:全面良芝

≪得点者≫
セルビア:ムルジャ15、23、トミッチ60
≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
1.楢崎正剛(名古屋)
DF:
21.徳永悠平(FC東京)
19.栗原勇蔵(横浜M)
(46分16.石川直宏(FC東京))
22.中澤佑二(横浜M)(cap)
5.長友佑都(FC東京)
MF:
10.中村俊輔(横浜M)
(70分8.山瀬功治(横浜M))
2.阿部勇樹(浦和)
20.稲本潤一(川崎)
9.岡崎慎司(清水)
7.遠藤保仁(G大阪)
(82分25.槙野智章(広島))
FW:
13.興梠慎三(鹿島)
(46分11.玉田圭司(名古屋))
(82分12.矢野貴章(新潟))
ベンチ:
GK:
18.川島永嗣(川崎)
FW:
24.永井謙佑(福岡大)

フォーメーション
(4-5-1)

   13
9   7   10
  20  2
5  22  19  21
    1

セルビア代表
GK:
1.ブルキッチ
(86分12.ヨバニッチ)
DF:
2.ニンコフ
(64分3.ブリチェビッチ)
6.ミロビッチ
4.ボイスラフ・スタンコビッチ
13 ロミッチ
MF:
8.トミッチ
(85分16.ベリッチ)
7.フェイサ
(70分14.ミトロビッチ)
5.ペトロビッチ(cap)=44分
10.タディッチ
(52分17.ダビドフ)
FW:
18.ムルジャ
9.レキッチ
(78分11.カルジェロビッチ)
ベンチ:
DF:
15.ビロティッチ

フォーメーション
(4-4-2)

   9  18
10       8
   5  7
13  4  6  2
    1

≪各種データ≫
日本セルビア
ボール支配率:
70%:30%
シュート数:
19:7
直接FK数:
19:7
間接FK数:
2:2
CK数:
8:2
GK数:
6:8
PK数:
0:0
オフサイド:
2:1

 サッカーの国際親善試合、キリンチャレンジカップは7日、大阪市の長居陸上競技場で日本代表vsセルビア代表を行い、日本は0−3で完敗した。
 6月に開幕するワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場するチーム同士の一戦で、日本は前半に2点を失い、後半にも失点。反撃の機会はほとんどなかった。
 日本は5月中旬にW杯代表を発表後、24日に韓国代表と壮行試合(埼玉)を行う。26日未明に直前合宿地のスイスに出発し、6月6日に南アフリカ入りする予定。

栗原勇蔵
「個人的はもうちょっとやれたと思っている。(最初の失点は)ボールの取られ方が悪かった。中盤でフリーで持たれて、その一瞬の隙でFWが裏に出てきて、簡単に抜かれてしまった」

中村俊輔
「ホームで0−3は良くない。いつもいない5人くらいの選手と連係がうまくいかなかった。その辺が課題。相手ゾーンの間を狙ったが、誰かがずれてしまった。いくら外から放り込んでもキーパーに取られる。少し工夫が足りなかった。(サポーターに対して)良くない試合をして申し訳ない」

稲本潤一
「先制点を取られて、あれだけ高いDFで組織で守られるとキツいということが分かった。先制点をやらない戦い方をしなければならない。全ての面でまだまだ足りない部分があった」

遠藤保仁
「欧州でやっている選手がいなくても、同じように戦えないといけない。今日出た反省、いい部分もあったと思うし、次は直前の合宿なので、そこでしっかり修正して上を目指していきたい」

石川直宏
「ご覧の通りで、非常に残念。自信を持って1日1日やっていくしかない」

日本サッカー協会・犬飼基昭会長
「あんなに簡単に点を入れられるとリズムが狂う。強い相手から点を取っていないのも心配。岡田監督はショックを受けていたようだ。期待度と結果のギャップがあった」

日本代表19名
GK:
1.楢崎正剛(名古屋)
18.川島永嗣(川崎)
DF:
22.中澤佑二(横浜M)
19.栗原勇蔵(横浜M)
21.徳永悠平(FC東京)
5.長友佑都(FC東京)
25.槙野智章(広島)
6.内田篤人(鹿島)
MF:
10.中村俊輔(横浜M)
20.稲本潤一(川崎)
7.遠藤保仁(G大阪)
16.石川直宏(FC東京)
2.阿部勇樹(浦和)
8.山瀬功治(横浜M)
FW:
11.玉田圭司(名古屋)
12.矢野貴章(新潟)
9.岡崎慎司(清水)
13.興梠慎三(鹿島)
24.永井謙佑(福岡大)

【W杯へ失望感広がる惨敗】
 満員に埋まったスタンドを包んだのは、W杯へ向けた期待感ではなく失望感だった。一線級の主力がいない2軍のセルビアに0−3の惨敗。限りなく収穫の少ない試合にブーイングが鳴り響いた。
 岡田監督は「いくつかテストをしたい」と話していた。層の薄いセンターバックに抜擢した栗原は簡単に裏のスペースを取られて失点を防げなかった。
 W杯本大会を考えれば、前半で0−2というスコアは劣勢での反発力を試すには絶好のシミュレーションだった。後半は石川や山瀬ら前線で仕掛けられる選手を次々に投入した。
 しかし、ボールは保持しても、確実にブロックを形成するセルビアの守備網を崩せない。後半13分、中村俊のパスで石川がGKと1対1となったがゴールを奪えず、直後に直接FKで失点する最悪の流れになった。
 欧州予選を勝ち抜いた強国はレギュラー不在でも高いレベルを誇った。対する日本は海外組が不在とはいえ、多くの主力がいたのに歯が立たなかった。W杯メンバー決定前の最後の試合で、改めて突き付けられた厳しい現実。南アフリカへ向かう23人は果たしてどうなるのか。岡田監督に決断の時が迫っている。

【俊輔「申し訳ない」】
 日本代表は世界ランク15位のセルビアと対戦し、0−3で完敗。詰め掛けた満員のサポーターから容赦ないブーイングが浴びせられ、MF中村俊輔は試合後のインタビューで「申し訳ない」と謝罪した。
 先発出場した中村は後半13分に石川へ絶妙の縦パスを出し決定機を演出したが、輝いたのはこのプレーのみ。周りと連係が取れず、得意のフリーキックはセルビアの高い壁に阻まれ、サイドから上げたクロスは相手GKにキャッチされた。
 前半に守備の崩壊から2失点し、後半にもFKから被弾。経験豊富な日本のエースはチームを立て直すことができず、持ち味を発揮できぬまま後半25分にピッチを退いた。中村は試合後「ホームで0−3は良くない」と、先の見えない現在のチーム状況を嘆き、サポーターへの謝罪を口にして引き上げた。

【興梠「悔いだけが残った」】
 W杯メンバー入りが微妙な選手達は好アピールできずに終わった。
 岡田監督下では初の代表戦だったDF栗原はあっさり守備の裏を取られ、FWムルジャの後ろ姿を追いかける場面が目立った。前半4分はシュートがポストに当たって助けられたが、同15分に先制点を決められた。
 岡田監督から「身体能力は世界に通用する」と評されたが、前半だけで交代。栗原は「個人的にはもうちょっとやれた。でも、やられてからじゃ遅い」と悔やんだ。
 目立った存在と言えば、持ち味のスピードで右サイドを突破し、果敢にゴールを狙った石川ぐらい。「結果は出なかったが、もっとやれると感じた」
 だが、ケガの内田の代わりに右サイドバックに入った徳永はW杯メンバー入りの手応えを聞かれ、即座に「全くない」。2月の東アジア選手権では代表から漏れながら再招集されたFW興梠もシュートなしに終わり「悔いだけが残った」。注目の大学生、永井(福岡大)は出場の機会すら与えられなかった。

【メンバー選考に恐怖感】
 日本の最終ラインは、相手の速さと高さに苦しんで3失点。W杯メンバー発表前の最終テストの試合は不安ばかりが募る結果になった。守備を統率する中澤は「メンバー選考にみんな恐怖を感じている。もっとみんなが思い切ってやらないといけなかった」と歯がゆそうだった。
 もろさをのぞかせた守備については「失点はちょっとしたところの判断ミス。でも結果は結果」と厳しく受け止めた。

【稲本「ボールの取られ方が悪い」】
 稲本は激しい当たりで屈強な相手から何度もボールを奪い、持ち味を発揮。それでも「先に点を与えないように気を付けたが…。ボールの取られ方が悪かった」と悔しがった。
 昨年10月以来の先発出場となった阿部は守備的MFで出場した前半について「相手のFWにフリーで持たれる場面があった」と反省した。

【岡崎、フル出場も見せ場なし】
 前半は攻撃的な左MF、後半に1トップでプレーした岡崎のシュートは前半の1本だけに終わった。攻撃陣で唯一フル出場したが、見せ場はつくれず「点を取れる位置にいないといけなかった」と唇を噛んだ。
 セルビアは長身揃いで、W杯で対戦するデンマークを想定して戦ったという。「今日の試合を繰り返しちゃいけない」と反省ばかりが口を突いて出た。

【大学生・永井は出番なし】
 サプライズ招集された大学生FW永井は出番なく終わった。3点ビハインドの展開に出場機会は得られずじまい。試合後は「相手が引いてしまったので、裏も抜けない。(出番がないことは)うすうす感じた。参加できていろんな経験ができた」と前向きに話したが、W杯メンバー発表前の試合はこれが最後。話題だけが先行し翻弄された形になった。

【水飲んで放送時間に間に合わず】
 岡田監督の試合直後のテレビインタビューが放送されなかった。水を飲みにロッカーに戻った分、放送時間に間に合わなかった。協会関係者は「試合後は興奮しているから、頭を冷やした感じ。(テレビ局から)ちょっと怒られた」。昨年10月14日のトーゴ戦ではTBSのインタビューを拒否して問題になったが、中継した日本テレビ関係者は「協会側の先導がうまくいかなかっただけ。問題になってはいない」と話していた。

【犬飼会長、岡田監督を慰める】
 試合後はふがいない戦いが続いた2月の東アジア選手権同様、観客からはブーイングが起こった。それでも日本協会の犬飼会長は岡田監督への信頼感を口にし、ショックを受けている様子の同監督を慰めたという。
 犬飼会長はW杯メンバー当落線上の選手の奮起が見られなかったことが残念だったようで、「W杯を狙っているならもっとやらなきゃ話にならない」と言葉を強めた。

≪超サカ採点表≫
日本代表
GK:
1.楢崎正剛 5.0
FKの失点は防ぎたかった
DF:
21.徳永悠平 4.5
不用意なプレー目立つ
19.栗原勇蔵 4.5
緊張から精彩欠く
(46分16.石川直宏 5.5)
持ち味生かすも絶好機を外した
22.中澤佑二 4.0
W杯に不安を感じさせる内容
5.長友佑都 5.5
クロスの精度と種類の少なさに課題
MF:
10.中村俊輔 5.0
覇気感じられず決定的パスは1本のみ
(70分8.山瀬功治 5.5)
積極性は見えた
2.阿部勇樹 5.5
中盤起用の前半は積極性が感じられた
20.稲本潤一 5.0
間延びしてバイタルエリアをケアし切れず
9.岡崎慎司 5.0
適正でないポジションに苦戦
7.遠藤保仁 5.0
相変わらずコンディション悪い
(82分25.槙野智章 --)
FW:
13.興梠慎三 5.5
サイドに流れて起点となる
(46分11.玉田圭司 5.0)
強行出場して負傷交代
(82分12.矢野貴章 --)
セルビア代表
GK:
1.ブルキッチ 6.0
好セーブ連発で完封勝利に貢献
(86分12.ヨバニッチ --)
DF:
2.ニンコフ 5.5
攻守に無難な内容
(64分3.ブリチェビッチ 5.5)
サイドを崩させず
6.ミロビッチ 6.0
冷静な対応見せた
4.V・スタンコビッチ 6.0
最終ラインをしっかりコントロール
13 ロミッチ 6.0
安定感抜群だった
MF:
8.トミッチ 6.0
右サイドで起点となった
(85分16.ベリッチ --)
7.フェイサ 6.0
中盤を上手くコントロールした
(70分14.ミトロビッチ 5.5)
無難に対応した
5.ペトロビッチ 6.5
攻撃面で高いポテンシャル披露
10.タディッチ 5.5
前への意識が高かった
(52分17.ダビドフ 5.5)
守備面でチームに貢献した
FW:
18.ムルジャ 7.0
日本の脅威となって2得点の活躍
9.レキッチ 6.0
ムルジャとの好連係見せた
(78分11.カルジェロビッチ --)


インテルvsバルサ
欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦結果

CSKAモスクワ0−1(TOTAL0−2)インテル
(ルジニキ・スタジアム・54000人)
≪得点者≫
インテル:スナイデル6
≪出場メンバー≫
【CSKAモスクワ】
GK:
35.アキンフェーエフ
DF:
4.イグナシェビッチ
6.A・ベレズツキ
24.V・ベレズツキ
(14分15.オディア)
42.シェンニコフ
MF:
2.シェンベラス
10.ジャゴエフ
11.ママエフ
13.マルク・ゴンサレス
18.本田圭佑
(77分25.ラヒミッチ)
FW:
89.ネチド
(71分20.ギジェルメ)
【インテル】
GK:
12.ジュリオ・セーザル
DF:
4.サネッティ
6.ルシオ
13.マイコン
25.サムエル
MF:
5.スタンコビッチ
10.スナイデル
(86分11.ムンタリ)
19.カンビアッソ
FW:
9.エトー
22.ディエゴ・ミリート
(74分45.バロテッリ)
27.パンデフ
(63分26.キブ)

バルセロナ4−1(TOTAL6−3)アーセナル
(カンプ・ノウ・90000人)
≪得点者≫
バルセロナ:メッシ21、37、42、88
アーセナル:ベントナー18
≪出場メンバー≫
【バルセロナ】
GK:
1.バルデス
DF:
2.ダニエウ・アウベス
4.マルケス
18.ガブリエル・ミリート
22.アビダル
(53分19.マクスウェル)
MF:
6.シャビ・エルナンデス
15.セイドゥ・ケイタ
16.ブスケッツ
FW:
10.メッシ
11.ボージャン
(56分24.トゥーレ・ヤヤ)
17.ペドロ
(86分8.イニエスタ)
【アーセナル】
GK:
1.アルムニア
DF:
3.サーニャ
5.ヴェルメーレン
18.シルベストル
(63分27.エブエ)
22.クリシー
MF:
2.ディアビ
8.ナスリ
15.デニウソン
FW:
7.ロシツキー
(73分9.エドゥアルド)
14.ウォルコット
52.ベントナー

欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦日程

7日(水)

日本時間27:45〜
マンチェスター・ユナイテッドvsバイエルン
(オールド・トラフォード)
第1戦=バイエルン2−1マンU

日本時間27:45〜
ボルドーvsリヨン
(スタッド・シャバン・デルマ)
第1戦=リヨン3−1ボルドー

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 サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は6日、各地で準々決勝第2戦の2試合が行われ、日本代表MF本田圭佑の所属するCSKAモスクワ(ロシア)はホームでイタリアセリエA覇者のインテルに0−1で敗れ、2試合合計0−2で敗退が決まった。本田は守備的MFで先発したが振るわず、後半32分に交代した。
 昨季覇者バルセロナ(スペイン)はホームでアーセナル(イングランド)に4−1で快勝し、合計6−3で準決勝進出。先制を許したがFWメッシの4得点で逆転した。
 20日からの準決勝でインテルとバルセロナが対戦する。
 本田は前半に約35メートルの距離から得意の左足FKでゴールを狙ったが、左へ外れた。インテルは7季ぶりのベスト4進出。前半6分にオランダ代表MFスナイデルが右足FKで得点した。

【本田、見せ場作れず敗退】
 日本代表MF本田圭佑(23)の所属するCSKAモスクワ(ロシア)はホームでイタリアセリエA覇者のインテルと対戦。0−1で敗れて敗退が決まった。MFで先発出場した本田は見せ場を作ることができず、後半32分に退いた。
 本田は試合開始直後、味方が落としたボールに詰め、エリア外中央から左足でミドルシュートを放ったが、惜しくもゴール左へ外れた。だが、6分に本田の軽率なパスミスから得たフリーキックをインテルが決めて先制。オランダ代表MFスナイデルが放った右足シュートは、跳び上がった本田の股間をすり抜け、GKのブロックを弾いてゴール中央に豪快に突き刺さった。
 この試合に勝たなければ後がないCSKAは14分、右FKから本田が左足で無回転シュートを放ったが、ゴール左へ外れた。CSKAは後半4分に退場者を出し10人に。その後も必死に攻めたが、最後まで主導権を握ることができなかった。本田は精力的に動いたが、周囲と呼吸が合わず、32分にピッチを後にした。初戦を0−1で落としたCSKAは2試合合計で0−2となり、初の準決勝進出を逃した。

【本田、声震わせる】
 はるばるモスクワまで、日本がワールドカップの初戦で対戦するカメルーン代表のル・グエン監督が訪れた。「ホンダを見に来た。とても高い技術を持つ選手だから気になる」と真剣な表情でスタンドに向かったが、試合後は杞憂(きゆう)だったと感じたかもしれない。
 前半19分、自らファウルを誘ってFKを得た。ゴール斜め右と得意の角度だが、距離は約35メートルと長め。持ち味の無回転ボールは狙い通りにストンと落ちたが、大きく左へそれた。見せ場といえばこれぐらいだった。
 スルツキ監督は本田について「悪くはなかったが、守備的な位置からだと思うように攻められないようだった」と話した。退場者が出て数的不利になった後半4分から本田は「(攻めに)行ったら取られる、としか頭をよぎらなかった」と、前へ仕掛けられずバックパスばかりが目立った。
 シュート3本は、いずれも枠の外へ。「この悔しさを忘れることはない。何かを得たかは、今後に表れる。毎日、限界を求めてやっていく」。いつもは威勢のいい23歳が、少し声を震わせた。

【達成感噛みしめたい】
 サッカーの欧州チャンピオンズリーグで6日、ロシア勢初の4強進出の期待が掛かっていたCSKAモスクワが敗退した。最後はイタリア王者インテルに力負けしたが、選手達は視線を落とさず、今季の健闘ぶりを誇った。
 敵地での第1戦を0−1で落とし、本拠地で迎えた第2戦。地下鉄連続爆破テロのショックが残るモスクワだが、約5万4千人の大観衆が入った。前半6分に失点する絶望的な展開となっても、あきらめず攻めるチームに声援は途絶えなかった。
 ロシア勢はソ連時代の1991年にスパルタク・モスクワが前身の欧州チャンピオンズカップで準決勝まで勝ち進んだ。だがその後はサッカーの巨大ビジネス化が進む中で、急激に資金力を伸ばした西欧のクラブに引き放された。
 2000年代に入ると石油や天然ガスで潤う国内企業をバックに巻き返し始めた。欧州連盟(UEFA)杯(現欧州リーグ)ではCSKAが2005年、ゼニトが2008年に優勝。それでも主軸選手の国外流出は止まらなかった。
 ただ、最高峰のCLで巻き起こした旋風は、国内リーグの人気回復のきっかけとなるかもしれない。主将のGKアキンフェーエフは「敗退したほろ苦さなどない。この戦力で8強まで残った達成感を素直に噛みしめたい」と胸を張った。

【インテル、低い弾道で先制点】
 インテルは前半6分、右斜めから約25メートルのFKをスナイデルが決めた。低い弾道の鋭いシュートが、壁となった選手達が飛び跳ねた足の下を抜けてゴールに突き刺さった。
 「観客を魅了するような試合ではなかったかもしれないが、とにかく勝ち進むことが大事だった」とモウリーニョ監督が話したように、先制してからは手堅いプレーに終始した。第1戦で得点したFWディエゴ・ミリートが再三の好機を逸すなど、物足りなさも残った。

【メッシ劇場に大熱狂】
 アウェーの第1戦で相手を圧倒しながら2−2で引き分けたバルセロナ。第2戦は前半18分に先制点を許す不穏な立ち上がりだったが、メッシの得点ショーが本拠カンプ・ノウを熱狂させた。4−1の勝利で全得点をマークし「メッシ様々」とサポーターから拝むように両手で仰がれた。
 1点目は先制された3分後。ゴール前でパスを一度はカットされたが、相手DFのクリアミスを拾い左足で豪快に蹴り込んだ。2点目は至近距離から右足で決め、前半42分に速攻でGKと向かい合うと、左足で浮かせる技ありのゴールでハットトリックを達成した。
 絶好調の22歳はここ1ヶ月で3度目の1試合3得点。引いて攻撃を組み立てたかと思えば、前線に飛び出してシュートを狙う。自在に動く小柄なエースに、グアルディオラ監督は「彼のすごさは言葉で説明できない。実際に見てもらうしかないね」と舌を巻いた。
 後半43分は足にボールが吸い付くようなドリブルでDF2人を翻弄し、左足でGKの股間を抜いた。「自分のしたことよりもチーム全体のプレーが肝心だ」と控えめに話したが、自身初の4得点はうれしかったのだろう。仲間の祝福に笑顔で応じながら、記念のボールを持ったままピッチを後にした。

【ベンゲル監督「メッシはプレステの選手」】
 アーセナルのベンゲル監督も、4得点のメッシには「不可能に見えることを可能にしてしまう、世界最高の選手。メッシはまるでプレイステーションの選手のようだ」と脱帽した。
 それでも逆転負けに悔しさがにじむ。前半18分に大型FWベントナーがシュートをGKに防がれながら粘り強く押し込み先制した。フランス人指揮官は「直後のチャンスで2点目を決めていれば展開は違っただろう。守備で多くのミスをしすぎた」と話した。

【メッシ、4得点でトップ】
 4得点のメッシは今季の欧州CLで8ゴールとなり、既に敗退したレアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドの7得点を抜いてトップに躍り出た。
 バルセロナ優勝の原動力となった昨季は9ゴールで大会得点王に輝いた。チームと個人で2シーズン連続の“2冠”も視界に入ってきた。


超サカFLASH

2試合出場停止
 Jリーグは6日、J1鹿島のFWマルキーニョスに2試合の出場停止処分を科した。10日のFC東京戦、18日の広島戦が対象になる。マルキーニョスは4日の仙台戦で左腕を振り上げて相手選手の顔を強く打ち、「乱暴な行為」で一発退場となった。

全治1〜2週間
 J1のFC東京は本日、左足のかかとを痛めていたDF今野泰幸が、左足側底筋挫傷で全治1〜2週間と診断されたと発表した。4日の川崎戦で負傷。日本代表として招集されていた7日のセルビア戦を辞退した。

プロA契約
 J1浦和の新人DF宇賀神友弥(22)が6日、クラブ側とプロA契約を締結した。

解任&新監督
 スペインリーガエスパニョーラで19位と低迷するバジャドリードは6日、成績不振でオネシモ・サンチェス監督を解任したと発表した。後任に元スペイン代表監督のハビエル・クレメンテ氏が務める。契約は今季終了まで。


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