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2010.05.25.TUE
日本代表は明日26日に大会直前合宿地のスイスへ出発!!本日の超最新情報

INDEX

明日出発
W杯日本代表は明日26日、大会直前合宿地のスイスにチャーター機で出発!

進退伺は冗談
日本代表の岡田武史監督(53)が韓国戦後に日本サッカー協会の犬飼基昭会長に進退伺いも、翌日には冗談だったと弁明!

17.9%
昨夜テレビ朝日系列で生中継された日本代表vs韓国代表の平均視聴率は17.9%!

軽めの調整
女子日本代表が27日の女子アジアカップ準決勝のオーストラリア戦に向けて軽めの調整!

準優勝
フローニンゲン国際ユース大会
第4戦
U-19日本代表2−0へーレンフェーン(オランダ)
第5戦
U-19日本代表3−0スポルティング・ロケレン(ベルギー)
準決勝
U-19日本代表2−0トゥヴェンテ(オランダ)
決勝
U-19日本代表0−1U-20韓国代表
日本はG大阪のFW宇佐美貴史の活躍などで決勝進出も、1つ上の世代の韓国に敗れて準優勝!

準々決勝進出
フットサルアジア選手権グループリーグ第2戦
グループD
日本代表10−1イラク代表
日本は2戦全勝の1位通過で準々決勝進出!

快勝
国際親善試合
イングランド3−1メキシコ
アルゼンチン5−0カナダ
ポルトガル0−0カボベルデ
南アフリカ1−1ブルガリア
オーストラリア2−1ニュージーランド
W杯優勝候補のイングランド、アルゼンチンはともに快勝!ポルトガルはFIFAランク114位の格下相手にドロー!

発表
W杯のフランス代表最終登録メンバー23名と背番号発表!遺伝性の貧血病、鎌状赤血球症と診断されたMFラサナ・ディアッラが外れる!

辞任
カターニャのミハイロビッチ監督(41)が辞任!インテルの新監督就任が濃厚!

新監督
ハンブルガーSVの新監督にボルフスブルク前監督のフェー氏(49)が就任!

新監督
オランダ王者のトゥヴェンテの新監督にゲント監督のプロドローム氏(51)が就任!

完敗
国際親善試合
日本代表0−2韓国代表
日本はW杯壮行試合で完敗し、国内最終戦を白星で飾れず!

本日の超サカFLASH
川崎DF寺田周平が半月板を損傷していた両膝を手術ほか


本文
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明日出発
 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に臨む日本代表は本日25日、さいたま市内で国内最後の練習を約1時間行い、国内合宿を打ち上げた。
 前日の韓国戦は0−2で完敗。一夜明けて重苦しい雰囲気はそれほどなく、先発した選手はランニングなど軽めの調整。右太もも裏を痛めた闘莉王(名古屋)を除く残りの選手は、コート半面を使った4対3の練習などをこなした。
 岡田武史監督は、韓国戦後に犬飼基昭日本協会会長に自らの進退について伺いを立てたことに関し、練習開始前に選手に弁明。「投げ出すことは絶対にない」と話した。
 日本代表は明日26日早朝に事前合宿地のザースフェー(スイス)へ向け出発。欧州で強化試合を2試合行い、6月6日に南アフリカ入り。14日にグループリーグ・グループE初戦のカメルーン戦を迎える。

【岡田監督が鳩山首相を表敬訪問】
 鳩山由紀夫首相は本日25日、サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場する日本代表の岡田武史監督、中村俊輔らの表敬を官邸で受けた。ただ共に国民の期待に応えられない状況が続いているだけに、今一つ気勢が上がらない顔合わせとなった。
 岡田監督は、それぞれ「HATOYAMA」、幸夫人の「MIYUKI」と名前が入った日本代表のサイン入りユニフォームと、ボールをプレゼント。ユニホームの背番号は「司令塔」とされる「10」で、首相は驚いた様子で受け取った。
 日本代表はスイス合宿に向かう直前の訪問。韓国戦で完敗したばかりとあって岡田監督は「気持ち良く行きたかったのですが…」と暗い表情だった。

【強運の翼が操縦桿を握る】
 サッカー・ワールドカップ(W杯)日本代表が明日26日未明、大会直前合宿地のスイスへ日本航空(JAL)のチャーター機で向かう。操縦桿(そうじゅうかん)を握る機長には、アジア最終予選で「負け知らず」だった中本洋一機長(49)が指名された。代表は24日の韓国戦で完敗。「強運の翼」で流れを変えられるか。
 日本代表はW杯アジア最終予選を4勝1敗3分けで勝ち抜いた。うち4戦にJALのチャーター機を利用している。
 中本機長が乗務したのは、(1)2008年9月のバーレーン戦(2)同年11月のカタール戦(3)2009年6月のウズベキスタン戦の3回。いずれも日本が勝った。予選最後のオーストラリア戦もJAL機を利用したが、中本機長は乗務せず、1−2で敗れた。
 この強運にすがろうと、日本サッカー協会側は今回のフライトで、中本機長の乗務をJALに打診。JALも経営再建中ながら、「力になりたい」と応じた。ジーコ・ジャパン時代は中本機長が乗務して負けたこともあるが、「今回の代表チームとの相性は抜群」と関係者は期待する。
 中本機長は大のサッカー好きでもある。地元横浜のサッカーチームに所属し、選手やスタッフとして活躍している。乗務がなければ週に2回、練習にも参加する。
 2002年の日韓大会では、英語力を生かしてロシアチームやブラジルチームを案内するボランティアを務めた。決勝戦でブラジルが優勝し、歓喜に沸いたスタジアムの雰囲気が忘れられない。その後も、横浜で国際大会が開かれる際には、「裏方」を引き受けてきた。W杯で日本代表をサポートできることになった中本機長は「大変光栄」と話す。
 日本代表は韓国戦に敗れ、「目標」のベスト4どころか、グループリーグ突破も厳しいムードが漂うが、中本機長は「まだまだ」とあきらめていない。「ソフトな離着陸で、選手の100%の力を引き出したい」と語った。
 今回のチャーターは、経営再建中のJALが今年度限りでの全廃を決めているジャンボ機(B747―400型)。「ジャンボにとって最後のチャーターになるかもしれない」。1983年の入社以来、ジャンボ一筋だった中本機長は、気持ちを込めてフライトに臨む。

【巨大漫画で日本の勝利祈る】
 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で日本が優勝するという“革命”を成し遂げるまでのストーリーを描いた巨大漫画「SKY COMIC」が完成。本日25日、東京・羽田空港近くの城南島海浜公園で披露された。
 長方形の漫画(1枚約350平方メートル)を13枚並べた。右手人差し指を突き出した岡田監督がベンチを飛び出す場面など、躍動感ある構図を青を主体に描いた。
 26日、羽田空港から出発する日本代表メンバーにも機内から見てもらえるよう地上でライトアップされる予定だが、24日の韓国戦で完敗したばかりの代表メンバーにとっては、見下ろすのが辛いかも…。

【トルシエ氏が岡田監督批判】
 2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)日韓大会で日本代表監督を務めたフランス人のフィリップ・トルシエ氏が本日25日、同国のスポーツ紙レキップ(電子版)で日本代表について「(優勝候補の)スペインやブラジルのように戦うという強迫観念があるようだ」と、岡田武史監督の采配を批判した。
 トルシエ氏は「状況は、(岡田監督が)1998年W杯で日本代表を率いた時と変わっていない」として「チームは特にメンタル面で大きな問題を抱えている」と指摘した。
 0−2で完敗した24日の韓国戦については「早い時間帯に失点した後、残りの時間で修正が示せなかった。高いレベルでは、ゲームプランを変更する方法を知らなければならない」とチクリ。最後に「W杯では、オランダには絶対に勝てない。カメルーンにはひょっとすると勝てるかもしれない」と予想した。

【日本代表の到着心待ち】
 サッカー・ワールドカップ(W杯)が開かれる南アフリカ。「ヨハネスブルグ日本人学校」の児童生徒25人が、6月6日の日本代表の到着を今から心待ちにしている。
 南アで毎週金曜日は、好きなサッカーTシャツで登校したり出勤する「フットボール・フライデー」。教室には「サムライブルー」や南ア代表ユニホーム姿で授業を受ける児童も。
 アジア予選突破時に学校で作った横断幕は、日本戦のあるスタジアムで掲げる予定。日本人会の子どもサッカーチームは、代表のエンブレムになっている「八咫烏(やたがらす)」の千羽鶴を折り、選手に手渡すつもりだ。
 オランダ戦のあるダーバンで観戦予定の女子児童(9歳)は「いつまでも応援するから頑張ってください」とエール。北海道旭川市出身の山本昇一校長(55)は「日本代表の頑張る姿を見て、将来力強く生きていく糧にしてほしい」と話している。


進退伺は冗談
 サッカー日本代表の岡田武史監督は24日、韓国代表に0−2で敗れた後、日本サッカー協会の犬飼基昭会長に対して「このまま続けていいんですか?」と進退を尋ねたことを明らかにした。会長からは続投の意向を伝えられたという。
 日本代表は今年に入って不振が続き、2月の東アジア選手権で韓国に1−3で敗れて過去最低の3位に終わった後は岡田監督の解任騒動が起こった。同監督は試合後の会見で「1年で2度も韓国に負けて本当に申し訳ない。当然、責任問題を言われると思う」と語った。
 犬飼会長は「(残る強化試合が)あと2つうまく行かなくても、体制はいじらない」と語り、岡田監督の下でワールドカップを戦うことを明言した。

【岡田監督、進退伺は冗談】
 日本代表の岡田武史監督(53)は本日25日、前日に行われた南アフリカW杯への壮行試合を兼ねた韓国代表との試合後、日本サッカー協会の犬飼基昭会長(67)に進退を伺った件について、冗談めかした発言だったと弁明した。
 岡田監督は今日の練習後の会見で「選手が付いてきてくれているのに投げ出すことは絶対にない」と昨日の憔悴しきった表情とは違い、晴れやかな表情で応えた。
 岡田監督は「1年で韓国に2回も負けて申し訳ない。当然責任問題ということになると思うので、会長に問いただす…というか、尋ねました。でも『やれ』ということでしたので、前を向いてやるしかないと思っています」と発言していた。

【「進退伺」の収拾追われる】
 そもそも、公の場で外に漏らす必要のない発言だった。25日の練習前、岡田監督は選手に対し「このメンバーを選んだ以上は投げ出すつもりはない」と釈明し、犬飼会長も「(辞めたいという)意味では受け取らなかった」と収拾を図った。本人は冗談のつもりでも、岡田ジャパンの不振もあって、周囲はそう受け止めなかった。
 低調だった東アジア選手権後も岡田監督の進退が取りざたされた。この時、協会は水面下で監督交代を模索したといわれ、岡田監督は不信感を募らせたという。犬飼会長の意向で試合にスーツ姿で臨んでいたが、25日の韓国戦は自らのスタイルであるジャージー姿でベンチに座った。これも協会トップへのささやかな「反抗」だったのか。
 幸い選手達に動揺は見えなかった。キャプテンのGK川口能活(磐田)は「そんなに深刻に考えていなかった。終わった話」と冷静に話し、MF長谷部誠(ボルフスブルク)は「選手として、監督が冗談でも(進退について)言わないといけない状況にしてしまった責任を感じる」と発奮材料にしたようだ。
 岡田監督が率いた1998年W杯フランス大会で日本代表の主将を務めた井原正巳氏は「ああいう言い方をしたが、本音は違うと思う。岡田さんは、そんなに弱い人じゃない。選手に批判が行かないよう、自分の責任に矛先を向けさせようとしたのではないか」と見た。


17.9%
 24日夜にテレビ朝日系列で放送されたサッカーのW杯壮行試合、日本代表vs韓国代表(午後7時17分〜)の平均視聴率が17.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが本日25日、明らかになった。
 4強入りを狙うW杯南アフリカ大会前最後の国内での試合。視聴者の関心も高く、同時間帯に放送された「NHKニュース7」(NHK・午後7時〜)の17.5%、「世界まる見え!テレビ特捜部」(日本テレビ・午後7時56分〜)の14.8%、「ネプリーグ」(フジテレビ・午後7時〜)の14.0%を上回り、トップの数字を記録した。
 また、2月14日に行われた東アジア選手権・韓国戦の13.5%も超え、岡田ジャパンの試合では今年1位の視聴率。しかし試合は0−2で宿敵に完敗し、サポーターの期待を裏切る結果となった。


軽めの調整
 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねた女子アジアカップで、グループリーグ・グループAを3戦全勝の1位で通過した日本はあさって27日にオーストラリアとの準決勝に臨む。来年のW杯ドイツ大会の出場権が懸かる一戦に向け、日本チームは本日25日、中国四川省成都市内で約1時間半、調整した。
 時折小雨が降る中、24日の北朝鮮戦に出場した宮間(アスレティカ)らが明るい雰囲気で、コートを狭くしたゲーム形式の練習などで軽めに汗を流した。今大会の3位までがW杯出場権を獲得する。

女子日本代表
GK:
山郷のぞみ(浦和)
福元美穂(岡山湯郷)
海堀あゆみ(INAC)
DF:
須藤安紀子(日テレ)
近賀ゆかり(日テレ)
豊田奈夕葉(日テレ)
岩清水梓(日テレ)
矢野喬子(浦和)
熊谷紗希(浦和)
MF:
澤穂希(フリーダム)
宮間あや(アスレティカ)
川澄奈穂美(INAC)
南山千明(日テレ)
宇津木瑠美(日テレ)
上尾野辺めぐみ(新潟)
菅沢優衣香(新潟)
中野真奈美(岡山湯郷)
鮫島彩(東京電力)
FW:
安藤梢(デュイスブルク)
大野忍(日テレ)
山口麻実(ビート)
永里優季(ポツダム)
高瀬愛実(INAC)


準優勝
フローニンゲン国際ユース大会結果
※20分ハーフ

第4戦:
U-19日本代表2−0へーレンフェーン(オランダ)
≪得点者≫
日本:宇佐美貴史7=PK、27

第5戦:
U-19日本代表3−0スポルティング・ロケレン(ベルギー)
≪得点者≫
日本:古林将太31、宇佐美貴史37、堀米勇輝39

準決勝:
U-19日本代表2−0トゥヴェンテ(オランダ)
≪得点者≫
日本:加藤大25、杉本健勇35

決勝:
U-19日本代表0−1U-20韓国代表

 オランダ遠征中のU-19(19歳以下)日本代表は24日、アムステルダム近郊のアイトヘーストでのフローニンゲン国際ユース大会の決勝に進み、U-20韓国代表に0−1で敗れ、準優勝に終わった。
 日本は第4戦、第5戦と宇佐美貴史のゴールなどで競り勝って決勝に進出したが、1つ上の世代のU-20韓国代表には競り負けた。

U-19日本代表
GK:
18.川浪吾郎(柏)
1.中村隼(山形)
DF:
8.藤田息吹(慶應義塾大学)
3.古林将太(湘南)
2.寺岡真弘(関西大)
6.内田達也(G大阪)
7.キローラン木鈴(東京Vユース)
4.岡本拓也(浦和ユース)
5.遠藤航(湘南ユース)
9.松原健(大分ユース)
MF:
10.大ア淳矢(広島)
11.山崎直之(東京学芸大)
13.茨田陽生(柏)
14.小島秀仁(前橋育英高)
15.堀米勇輝(甲府ユース)
20.宮市亮(中京大学附属中京高)
FW:
19.宇佐美貴史(G大阪)
17.杉本健勇(C大阪ユース)


準々決勝進出
フットサルアジア選手権グループリーグ第2戦結果

グループD:

日本代表10−1イラク代表

 フットサルのアジア選手権は24日、ウズベキスタンのタシケントで行われ、グループリーグ・グループDの日本代表は10−1でイラクを下して2戦全勝とし、同グループ1位と準々決勝進出を決めた。
 大会は16チームが4グループに分かれてグループリーグを行い、各グループの上位2チームが準々決勝へ進む。

日本代表
GK:
川原永光(名古屋)
冨金原徹(湘南)
藤原潤(大阪)
FP:
木暮賢一郎(名古屋)
上澤貴憲(府中)
小宮山友祐(浦安)
村上哲哉(大阪)
高橋健介(カハ・セゴビア/スペイン)
菅原和紀(北海道)
松宮充義(大阪)
小曽戸允哉(大分)
星翔太(浦安)
滝田学(町田)


快勝
国際親善試合結果

イングランド3−1メキシコ
≪得点者≫
イングランド:キング17、クラウチ34、グレン・ジョンソン47
メキシコ:フランコ45

アルゼンチン5−0カナダ
≪得点者≫
アルゼンチン:マキシ・ロドリゲス16、32、ディ・マリア37、テベス63、アグエロ71

ポルトガル0−0カボベルデ

南アフリカ1−1ブルガリア
≪得点者≫
南アフリカ:サングウェニ20
ブルガリア:ボジノフ31

オーストラリア2−1ニュージーランド
≪得点者≫
オーストラリア:ビドシッチ57、ホルマン90+2
ニュージーランド:キレン16

国際親善試合日程

25日(火)
グルジアvsカメルーン
ナイジェリアvsサウジアラビア
ギリシャvs北朝鮮
アイルランドvsパラグアイ
アメリカvsチェコ

 6月開幕のサッカーのワールドカップ(W杯)出場国が24日、ロンドン北西部のウェンブリースタジアムなどで強化の場となる国際親善試合を行い、イングランドはメキシコを3−1で下した。この試合の主審は家本政明国際主審が務めた。イングランドは30日に日本と強化試合で対戦する。
 アルゼンチンはホームでカナダに5−0で圧勝した。メッシは出場しなかった。W杯開催国の南アフリカはブルガリアと1−1で引き分けた。ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウドがフル出場したが、FIFAランク114位の格下相手カボベルデと0−0に終わった。
 イングランドはW杯本大会グループリーグで、アメリカ、アルジェリア、スロベニアと同じグループC。メキシコは南アフリカ、ウルグアイ、フランスと同じグループAを戦う。アルゼンチンは、ナイジェリア、韓国、ギリシャと同じグループBを戦う。ポルトガルはブラジル、北朝鮮、コートジボワールと同じグループGを戦う。

【日本人審判団が裁く】
 サッカーの国際親善試合、イングランドvsメキシコは24日、ロンドン近郊のウェンブリー・スタジアムで行われ、家本政明主審、名木利幸、大塚晴弘両副審の日本人3人が審判を務めた。
 スタジアムがほぼ満員の約8万8千人で埋め尽くされる中、イングランドが2点目を狙う場面でのオフサイドの判定など、難しい決断を求められる場面もあった。危険なタックルには警告で対応し、毅然(きぜん)とした姿勢で試合を裁いた。
 ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場するチーム同士の対戦となった試合は、イングランドがメキシコを3−1で下した。イングランドは30日に、日本代表とオーストリアのグラーツで強化試合を行う。

【スペイン代表はツイッター禁止】
 W杯南アフリカ大会に出場すスペイン代表のデルボスケ監督が代表選手に対し、合宿やW杯の大会期間中は、ツイッターなどのインターネット投稿サイトの使用禁止を言い渡したことが24日、明らかになった。サッカー界では、2009年イングランドの選手が自身の移籍に関する情報を投稿し、関係者に謝罪する事態に発展するなど、ツイッターを巡るトラブルも起きている。


発表
 フランス代表のレイモン・ドメネク監督は24日、6月のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に臨む同国代表最終登録メンバー23名と背番号を発表した。
 ティーニュの合宿に参加した24名の選手から回復が心配されたDFウィリアム・ギャラス(アーセナル)が残り、腸の疾患で離脱したMFラサナ・ディアッラ(レアル・マドリード)が外れた。
 ドメネク監督は「ディアッラが病気になるまで、キャンプには24名のメンバーがいた。我々はディアッラの代わる追加招集についても考えたが、このティーニュにいる23名でW杯決勝を目指すことを決めた」と最終選考に至った経緯を語った。
 またディアッラは、遺伝性の貧血病「鎌状赤血球症(かまじょうせっけっきゅうしょう)」であることも併せて発表された。
 W杯本大会のグループリーグでフランスは、南アフリカ、メキシコ、ウルグアイ同じグループAを戦う。
 フランス代表メンバー23名と背番号は以下の通り。

GK:
1.ユーゴ・ロリス(リヨン)
16.スティーブ・マンダンダ(マルセイユ)
23.セドリック・カラッソ(ボルドー)
DF:
3.エリック・アビダル(バルセロナ/スペイン)
22.ガエル・クリシー(アーセナル/イングランド)
13 パトリス・エウ゛ラ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
5.ウィリアム・ギャラス(アーセナル/イングランド)
6.マルク・プラニュス(ボルドー)
4.アンソニー・ルベイエール(リヨン)
2.バカリ・サニャ(アーセナル/イングランド)
17.セバスチャン・スキラシ(セビージャ/スペイン)
MF:
19.アブー・ディアビ(アーセナル/イングランド)
18.アルー・ディアッラ(ボルドー)
8.ヨアン・グルキュフ(ボルドー)
15.フローラン・マルダ(チェルシー/イングランド)
14.ジェレミー・トゥララン(リヨン)
FW:
21.ニコラ・アネルカ(チェルシー/イングランド)
9.ジブリル・シセ(パナシナイコス/ギリシャ)
11.アンドレ・ピエール・ジニャク(トゥールーズ)
10.シドニー・ゴブ(リヨン)
12.ティエリ・アンリ(バルセロナ/スペイン)
7.フランク・リベリー(バイエルン/ドイツ)
20.マチュー・バルブエナ(マルセイユ)


辞任
 イタリアセリエAで、日本代表FW森本貴幸の所属するカターニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督(41)が辞任したことが24日、明らかになった。同氏は昨年12月、低迷していたカターニャ監督に就任し、13位でチームを残留させた。地元メディアは、ミハイロビッチ氏がインテルの監督に就任する可能性が非常に高いと報じている。
 欧州チャンピオンズリーグで優勝したインテルは、モウリーニョ監督が退任し、レアル・マドリード(スペイン)の監督就任が確実とみられている。
 ミハイロビッチ監督はカターニャのサポーターに向け、「許して欲しい。プロとしての野望を理由に辞任したことが、すぐに明らかになると思う。人間としての感情ではなく、あくまでもプロとしての決断を行わなくてはいけなかった。それを理解してくれたカターニャの会長には感謝している」とクラブ公式サイトでコメントした。


新監督
 ドイツブンデスリーガ、ハンブルガーSVは24日、来季からの新監督としてアルミン・フェー氏(49)と2年契約を結んだと発表した。ハンブルガーは今季終盤にラバディア監督を解任していた。
 シュツットガルトを優勝に導いた実績を持つフェー氏は、今季は日本代表MF長谷部誠が所属するボルフスブルクを率いたが、成績不振で1月に解任されていた。
 ハンブルガーは今季、欧州リーグを戦い4強に進出したものの、リーグ戦では7位に終わり、欧州リーグの出場を逃しており、同氏にチームの再建が託されることとなった。


新監督
 オランダエールディビジの今季王者のトゥヴェンテは24日、ミシェル・プロドローム氏(51)を新監督に迎えたと発表した。契約期間は明らかにされていない。
 トゥヴェンテは今季限りでチームをエールディビジ優勝に導いたスティーブ・マクラーレン監督が退任。後任監督の人事を急いでいた。後任のプロドローム氏は、2008年から母国ベルギーのゲントを指揮。2009−2010年シーズン、ゲントはベルギーカップ優勝、リーグ戦では2位に入っていた。


完敗
国際親善試合結果

日本代表0−2韓国代表

会場:埼玉スタジアム2002
観衆:57873人
主審:アトウェル(イングランド)
天気:雨一時曇り
気温:18℃
湿度:75%
ピッチ:全面良芝

≪得点者≫
韓国:パク・チソン6、パク・チュヨン90+1

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
1.楢崎正剛(名古屋)=90+1分
DF:
5.長友佑都(FC東京)
22.中澤佑二(横浜M)(cap)
2.阿部勇樹(浦和)
15.今野泰幸(FC東京)
MF:
10.中村俊輔(横浜M)
(63分19.森本貴幸(カターニャ))
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
7.遠藤保仁(G大阪)=74分
(79分3.駒野友一(磐田))
16.大久保嘉人(神戸)
(87分12.矢野貴章(新潟))
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
(72分14.中村憲剛(川崎))
FW:
9.岡崎慎司(清水)
ベンチ:
GK:
23.川口能活(磐田)
21.川島永嗣(川崎)
DF:
13.岩政大樹(鹿島)
MF:
25.酒井高徳(新潟)
24.香川真司(C大阪)
27.山村和也(流通経済大)
FW:
26.永井謙佑(福岡大)

フォーメーション
(4-5-1)

    9
16   18   10
   7  17
15  2  22  5
    1

韓国代表
GK:
1.チョン・ソンリョン
DF:
24.チャ・ドゥリ
(67分4.オ・ボムソク=85分)
30.カク・テヒ
25.イ・ジョンス
17.イ・ヨンピョ
MF:
27.イ・チョンヨン=38分
28.キム・ジョンウ
22.キ・ソンヨン
(76分7.キム・ボギョン)
14.パク・チソン(cap)
(77分20.イ・スンリョル)
FW:
12.イ・グノ
(46分15.キム・ナミル)
10.ヨム・ギフン
(46分19.パク・チュヨン)
ベンチ:
GK:
21.イ・ウンジェ
18.キム・ヨングァン
DF:
2.チョ・ヨンヒョン
5.キム・ドンジン
23.キム・ヒョンイル
MF:
6.ク・ジャチョル
29.シン・ヒョンミン
FW:
8.アン・ジョンファン

フォーメーション
(4-4-2)

  10  12
14      27
  22  28
17 25  30 24
    1

≪各種データ≫
日本韓国
ボール支配率:
49%:51%
シュート数:
11:9
直接FK数:
21:21
間接FK数:
2:0
CK数:
2:4
GK数:
8:10
PK数:
0:1
オフサイド:
2:0

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に臨む日本代表は24日、さいたま市の埼玉スタジアムで行われた壮行試合、キリンチャレンジカップで韓国代表と対戦し、0−2で完敗した。日本は国内最後の強化試合を白星で飾れなかった。
 両チームの対戦成績は、日本の11勝20分け(PK勝ち2、PK負け1を含む)38敗となった。
 日本は欠場した闘莉王(名古屋)に代わり、阿部(浦和)が中澤(横浜M)とセンターバックを組んで先発した。だが前半6分に朴智星(マンチェスター・ユナイテッド)のドリブルシュートで先制点を許すと、試合終了間際には朴主永(モナコ)にPKを決められた。
 日本はトップ下で先発した本田(CSKAモスクワ)や後半途中出場の森本(カターニャ)らを中心に反撃を試みたが、4月のセルビア戦に続いて無得点だった。
 日本は26日未明に羽田空港発のチャーター機で直前合宿地のスイスへ出発。イングランドやコートジボワールと強化試合を行った後、6月6日に南アフリカに入る。W杯は11日に開幕し、日本は14日に初戦となるカメルーン戦に臨む。

長友佑都
「悔しい。朴智星に負けたくなかったし、チームとしても負けたくなかった。今日で終わったわけじゃない。前を向いて進みたい」

中澤佑二
「勝ちにこだわって臨んだ一戦だったのでとても悔しい。もっと力をつけないといけないと感じた。こういう敗戦を糧にしないと次へ進めない」

長谷部
「運動量が足りなかった。力の差は感じなかったが、結果は結果。下を向いてもしょうがない。前を向いてやる」

本田圭佑
「早く(攻めに)行きたい人と、行きたくない人で分かれている。もう少し統一する必要がある」

岡崎慎司
「(トップ下に入った本田との連係について)ワンツーとか、そういう動きをもうちょっと増やしたい。話し合いながらやりたい」

日本代表・岡田武史監督
「選手は全力で戦ってくれた。結果を出さないといけないので責任を感じる。もうちょっと崩せるかと思った。自分達のやり方を信じて前に進むしかない」

韓国代表・許丁茂監督
「(アウェーの)満員の大観衆の中で冷静さ、集中力を失うことなく最後まで戦った。それが今日の勝因だ」

日本サッカー協会・犬飼基昭会長
「負けないようにという気持ちだけは垣間見えた。ただ、それでは勝てない。残念。本番に向かって、みんながワクワクできないような結果だった」

日本代表23名
GK:
23.川口能活(磐田)
1975/08/15
1.楢崎正剛(名古屋)
1976/04/15
21.川島永嗣(川崎)
1983/03/20
DF:
22.中澤佑二(横浜M)
1978/02/25
4.田中マルクス闘莉王(名古屋)
1981/04/24
3.駒野友一(磐田)
1981/07/25
13.岩政大樹(鹿島)
1982/01/30
15.今野泰幸(FC東京)
1983/01/25
5.長友佑都(FC東京)
1986/09/12
6.内田篤人(鹿島)
1988/03/27
MF:
10.中村俊輔(横浜M)
1978/06/24
20.稲本潤一(川崎)
1979/09/18
7.遠藤保仁(G大阪)
1980/01/28
14.中村憲剛(川崎)
1980/10/31
8.松井大輔(グルノーブル)
1981/05/11
2.阿部勇樹(浦和)
1981/09/06
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
1984/01/18
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
1986/06/13
FW:
11.玉田圭司(名古屋)
1980/04/11
16.大久保嘉人(神戸)
1982/06/09
12.矢野貴章(新潟)
1984/04/05
9.岡崎慎司(清水)
1986/04/16
19.森本貴幸(カターニャ)
1988/05/07

W杯南アフリカ大会の日本代表の予備登録メンバー7名

DF:
徳永悠平(FC東京)
槇野智章(広島)
MF:
小笠原満男(鹿島)
石川直宏(FC東京)
香川真司(C大阪)
FW:
前田遼一(磐田)
田中達也(浦和)

W杯南アフリカ大会の日本代表のサポートメンバー4名

DF:
酒井高徳(新潟)
MF:
香川真司(C大阪)
山村和也(流通経済大)
FW:
永井謙佑(福岡大)

【岡田監督が進退伺】
 サッカー日本代表の岡田武史監督は24日、韓国代表に0−2で敗れた後、日本サッカー協会の犬飼基昭会長に対して「このまま続けていいんですか?」と進退を尋ねたことを明らかにした。会長からは続投の意向を伝えられたという。
 日本代表は今年に入って不振が続き、2月の東アジア選手権で韓国に1−3で敗れて過去最低の3位に終わった後は岡田監督の解任騒動が起こった。同監督は試合後の会見で「1年で2度も韓国に負けて本当に申し訳ない。当然、責任問題を言われると思う」と語った。
 犬飼会長は「(残る強化試合が)あと2つうまく行かなくても、体制はいじらない」と語り、岡田監督の下でワールドカップを戦うことを明言した。

【岡田監督“韓敗”を謝罪】
 試合後、岡田武史監督は「選手は全力で戦った。(2月の東アジア選手権に続く韓国戦敗戦に)一年に2回負けるのは申し訳ないと思ってる。結果を出せなかったことに責任を感じてる」と駆けつけた5万7000人の日本サポーターに謝罪した。
 試合を振り返り「先制されたが、チャンスは十分あると思っていた。(終了間際の)PKは余分だったが、もうちょっと崩せる形ができればと思った」とふがいのない内容に落胆の様子。簡単にボールを奪われ、攻めの形を全く作れない内容にも「もう前に進むしかない。我々のやり方を信じてこのまま続けたい」と言葉を振り絞った。
 W杯前最後の国内試合を終えたイレブンはグラウンドを一周。勝利に沸く韓国サポーターから送られた“余裕の拍手”がスタジアムにむなしく響いた。

【希望持てない日本】
 岡田監督は「我々がW杯でどういう戦いをするかを見せる試合にしたい」と話していた。だが、この内容では日本に希望が持てない。
 合宿で守備の連係に重点を置いて取り組んできたはずなのに、前半の失点シーンはあまりにもずさんだった。韓国で最も注意すべき選手の朴智星に右サイドでこぼれ球を拾われると、ドリブルを許す。近くにいた長谷部も今野も体の寄せが甘い。そのまま相手エースに持ち込まれ、右足で左隅を射抜かれた。
 指揮官は「メンバーが欠けると厳しい」と言っていたが、守備の柱の1本である闘莉王がベンチ外だったことを差し引いても、やってはいけないミス。「日本は先に点を取られると苦しい」と岡田監督が懸念していた通りの展開で、攻撃陣が点を奪うことができなかった。
 同監督は「韓国はカメルーンと同じくらいに強い」と語っていた。だとすれば、この敗北はW杯を不安にさせる。本番でなくて良かったと思うしかない。

【積み上げてきたものが、消えつつある】
 うつむき加減に話し始めた中村俊が、ぽつりと漏らした。「今まで積み上げてきたものが、消えつつある…」。強みだった中盤とサイドとの連動が無残なまでに機能不全に陥った。その理由を遠藤は「1人1人の距離が離れ過ぎていた」と言う。球際の当たり負けも目立ち、日本が誇るMF陣は隣国の宿敵に、いとも簡単に封じられた。
 前半34分、長谷部から中村俊、遠藤とリズム良くボールがつながり、最後は岡崎がゴールへ迫った。だが、敵のプレッシャーをかいくぐったのはこの場面だけ。「ああいうのが以前は多かったのに」と中村俊。後半途中、チームで最初に交代となった自身のプレーも不調を極め、「論外。描いているイメージと動きが違う」と悩みは深刻だ。
 遠藤も精彩を欠き「あまりボールに触れなかった」と嘆いた。チームを引っ張ってきた2人のMFの行き詰まりが、停滞感に輪を掛ける。運動量を支えに、素早いパス回しで相手を崩すという岡田監督が掲げてきたコンセプトは、本番直前になって完全に形骸(けいがい)化。「切り替えてやるしかない」と話す中村俊の目はうつろだった。

【本田、中盤での連係乏しく】
 高い得点能力を期待される本田は無得点での完敗に「散々な結果。チームとしても個人としても、相手のDFの脅威になることができなかった」と唇を噛んだ。
 トップ下で先発したが、中盤のほかの選手との連係はほとんど見られなかった。得意の左足のシュートも不発で、FKの見せ場もなかった。W杯本番まで強化試合は残り2試合。本田は「早く(攻めに)行きたい人と、行きたくない人で分かれている。もう少し統一する必要がある」と課題を口にした。

【楢崎、悔しい2失点】
 GK楢崎は2失点の悔しさを隠せなかった。前半6分、朴智星にゴール左隅へ沈められ、試合終了間際にはDF裏に飛び出した朴主永を倒してPKを献上。そのPKも朴主永のタイミングを外したシュートでネットを揺らされた。
 「あまりにも1点目が早かった。最後(のPK)も完全に駆け引きにやられた」と表情をゆがめながら振り返った。

【森本「やるべきことを」】
 森本は後半18分、中村俊と代わってピッチに立った。32分には右足を思い切り振り抜いて鋭いシュートを打ったが、GK正面。ゴールは奪えなかったが、前線で強い体を生かして起点となり、期待を抱かせた。
 「本番でも負けている時にこういう使われ方をすると思う。その中でやるべきことをやりたい」と、イタリアで成長を遂げた22歳は前向きに話した。

【闘莉王は右もも裏炎症】
 闘莉王は23日に精密検査を受け、右もも裏に炎症が見られたため欠場した。内田も左もも裏痛で欠場したため、この日は阿部と今野が代わってDFラインに入った。
 W杯本番でもケガ人が出る可能性はあり、不測の事態の予行演習にはなった。中澤は「闘莉王はレギュラーだけど、いない時にはほかのメンバーが大事になる。阿部ちゃんの良さも分かっている。大きな問題はなかったと思う」と、2失点の敗戦にも前向きなコメントだった。

【韓国、W杯に向けて着々】
 日本と韓国の勢いの差を象徴するような先制ゴールだった。
 前半6分、こぼれ球を拾った韓国の朴智星が追いすがる遠藤らを振り切り、右足でシュートを放つ。「雨でピッチが濡れていたから」と、狙い通りに地面を這うようなボールをゴール左隅へ。イングランドの強豪、マンチェスター・ユナイテッドでもレギュラーを張る29歳が、日本の出鼻をくじいた。
 韓国にとってはW杯への調整の意味合いが強かった試合。それでも球際の競り合い、出足の鋭さでは日本を最後まで上回った。
 苦しむ日本を尻目に、2002年大会4強の韓国は大舞台へ着々と準備を整える。かつてJリーグでもプレーした朴智星は「日本もW杯でいい成績を残せるよう戦ってほしい」と気遣った。

【朴智星が日本を酷評】
 先制点をマークするなど格の違いを見せつけた韓国の朴智星=パク・チソンは「ボクがプレーしていた時より、レベルが下がっているのを感じた」と余裕の表情で日本の力量を分析。闘莉王を欠いた日本守備陣に関しても「今日はコミュニケーションに問題があったのでは…」と流暢な日本語で指摘した。
 自身のプレーを「まだ100%じゃない」と振り返ったアジアのスーパースターは「日本と試合をするのは重圧があるが、みんなが我慢してプレーしたのはW杯につながる」と力強かった。

≪超サカ採点表≫
日本代表
GK:
楢崎正剛 5.0
ロスタイムのPKは余計だった
DF:
長友佑都 6.0
いつもとは違う右サイドでの起用にも対処し、懸命なプレーを見せた
今野泰幸 5.0
先制点を奪われた際の軽率な対応は見逃せない
中澤佑二 4.5
ラインを下げ過ぎたことに加え、イ・グノには競り合いで負けるなど良いところなし
阿部勇樹 5.5
急遽センターバックに入ったが、無難に対処
MF:
中村俊輔 4.5
全てのプレーで精彩を欠いた
(63分森本貴幸 5.5)
強引なシュートなど積極性は評価できる
長谷部誠 5.5
攻守に走り回ったが、決定的な仕事はできず
遠藤保仁 5.0
守備時に相手のプレーに付いていけてない場面が目立った
(79分駒野友一 --)
大久保嘉人 5.5
前半はいつになく積極的な姿勢を見せた。ただ、後半は見せ場なし
(87分矢野貴章 --)
本田圭佑 5.5
積極的にシュートを放った場面は1、2度。パスが回ってこなかったことは同情に値する
(72分中村憲剛 5.5)
少ない時間の中でも、チャンスメイクに奔走した
FW:
岡崎慎司 4.5
数少ないチャンスが回ってきた時の冷静さや突破力が必要
監督:
岡田武史 4.0
中村俊を交代させるという決断には一定の評価。「調整」とも「勝負に徹した」とも取れない試合展開には不満
韓国代表
GK:
チョン・ソンリョン 5.5
大した仕事はなし
DF:
チャ・ドゥリ 6.0
チャンスは作り出せなかったが、攻守でフィジカルの強さを見せた
(67分オ・ボムソク 5.5)
逃げ切り勝利に貢献
カク・テヒ 6.0
狡猾なプレーで日本攻撃陣に柔軟に対応
イ・ジョンス 6.0
幾度となく相手の攻撃を跳ね返した
イ・ヨンピョ 6.0
ベテランらしい安定したプレーを披露
MF:
イ・チョンヨン 6.0
攻守に顔を出した。決定的な仕事ができれば、なお良い
キム・ジョンウ 6.0
賢いプレーで、試合の流れを引き寄せた
キ・ソンヨン 5.5
セットプレーは可能性を感じさせた
(76分キム・ボギョン --)
パク・チソン 6.5
風格が違った。先制点は主将として100点の仕事
(77分イ・スンリョル --)
FW:
イ・グノ 5.5
中澤との競り合いには勝っていたが、シュートを打ちたかった
(46分キム・ナミル 5.5)
守備面でチームに貢献。また惜しいループシュートを放った
ヨム・ギフン 5.5
チャンスに巡り合えなかった
(46分パク・チュヨン 6.0)
1トップで苦しい戦いを強いられたが、最後に試合を決めるPKを獲得
監督:
ホ・ジョンム 6.0
交代枠を使って選手を調整させた他、1点のリードを奪った際のシミュレーションをしっかりと行った


超サカFLASH

手術
 J1川崎は24日、DF寺田周平が半月板を損傷していた両膝の手術を受けたと発表した。全治は約8週間。

義援金
 J1の川崎と仙台は本日、口蹄(こうてい)疫の被害を受けている宮崎県の畜産農家に対し、義援金を贈ると発表した。ともに同県内でキャンプを行っている。川崎は綾町、仙台は同県を通じて、100万円を贈る。

新加入
 J1磐田は24日、明治大学のMF山田大記(21)の来季加入内定を発表した。同大サッカー部のキャプテンも務める山田は、2008年から3年連続で全日本大学選抜に選出された、テクニックとパスセンスに優れたMF。

2試合出場停止
 Jリーグは24日、J2鳥栖のDF呂成海に2試合の出場停止処分を科したと発表した。22日の横浜FC戦で退場となった足裏を見せる無謀なタックルが「極めて危険な行為」と判定された。

辞任
 元ブラジル代表監督でウズベキスタンのブニョドコルを率いているルイス・フェリペ・スコラリ監督が24日、辞任の意向を示した。今後は欧州または祖国のブラジルへ戻る予定。同監督は2002年W杯でブラジル代表を優勝に導いている。

新監督
 イタリアセリエAのウディネーゼは24日、今季パルマで指揮を執っていたフランチェスコ・グイドリン氏が、来季から同クラブの監督に就任することで合意したと発表した。契約期間は2年。グイドリン氏は今季パルマで8位という好成績を残したが、過去に一度指揮を執った経験があるウディネーゼへ戻ることを決めた。ウディネーゼは今季15位でシーズンを終えている。


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