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2010.05.31.MON
イングランドvs日本戦の平均視聴率は23.7%!!本日の超最新情報

INDEX

調整&試合
練習試合
日本代表6−0シオンBチーム(スイス1部)
日本代表のスイス合宿6日目は2班に分かれて軽めの調整と練習試合を実施!

23.7%
昨夜NHK総合で生中継されたイングランド代表vs日本代表の平均視聴率は第1部(午後9〜10時)が19.4%、第2部(午後10時7分〜11時20分)が23.7%!

ドロー
国際親善試合
ベラルーシ1−0韓国
チュニジア1−1フランス
ガンビア1−5メキシコ
パラグアイ2−2コートジボワール
チリ1−0北アイルランド
チリ3−0イスラエル
ナイジェリア1−1コロンビア
6月4日に日本と対戦するコートジボワールは2点差を追い付かれてドロー!韓国は格下相手にまさかの敗戦!

発表
W杯のガーナ代表の最終登録メンバー23名発表!インテルMFムンタリらが順当に選出!

新監督
フィオレンティーナのプランデッリ監督(52)がW杯終了後にイタリア代表監督に就任!

新監督
日本代表FW森本貴幸が所属するカターニャの来季新監督に元シエナ監督のジャンパオロ氏(42)が就任!

開幕13戦無敗
JFL前期第13節
横河武蔵野1−1Honda FC
ソニー仙台1−1ガイナーレ鳥取
流通経済大学FC0−2ホンダロック
SAGAWA SHIGA FC2−0佐川印刷
栃木ウーヴァ0−2V・ファーレン長崎
ツエーゲン金沢0−3ブラウブリッツ秋田
町田ゼルビア2−3アルテ高崎
松本山雅6−0MIOびわこ草津
FC琉球2−2ジェフリザーブズ
首位鳥取、2位SAGAWA SHIGAはともに無敗記録を13に伸ばす!

逆転負け
国際親善試合
イングランド代表2−1日本代表
日本はまさかのオウンゴール2失点での逆転負けで国際Aマッチ3連敗!

本日の超サカFLASH
岡山がC大阪からFW白谷建人(20)を完全移籍で獲得ほか


本文
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調整&試合
練習試合結果

日本代表6−0シオンBチーム(スイス1部)

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に臨む日本代表は本日31日、合宿中のスイスで2班に分かれて軽めの調整と練習試合を行った。
 30日のイングランド戦で出場機会のなかった中村俊(横浜M)らの控え組は、シオン近郊での地元クラブのスイス1部リーグのシオン(Bチーム=2軍)と練習試合を行い、6−0で大勝した。
 左足首痛の中村俊は右の攻撃的MFで先発し、2ゴールを挙げた。2トップの玉田(名古屋)、森本(カターニャ)もそれぞれ得点した。
 本田(CSKAモスクワ)らイングランド戦の先発メンバーは合宿拠点のザースフェーで軽めに体を動かした。
 スイス合宿は6月5日までで、4日にはシオンでW杯前最後の強化試合となるコートジボワール戦を行う。6日に南ア入りし、14日のW杯グループリーグ初戦のカメルーン戦に備える。

【合宿地、お笑い、卓球、ゲーム機も】
 ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会本番に向けた日本代表の合宿は31日で6日目。宿舎がある標高約1800メートルのリゾート地、ザースフェーは閑散期で、人口約1700人の小さな村に「繁華街」もない。練習は長くても1日2回の計4時間。選手はどうやって1日を過ごしているのか。
 代表一行が宿泊するホテルは村の中心にあり、各自1部屋が与えられ、マッサージ効果もあるジェットバス付きの部屋もある。ホテルには筋力トレーニング用のジムも付属しており、いつでも使える。
 だが気晴らしも必要。「お笑いやライブのDVDを見てますね」と話すのはディフェンダーで愛媛県出身の長友佑都(23)。ホテルのリラックスルームにはゲーム機や卓球台が置かれ、選手同士で対戦して盛り上がっているという。携帯型のゲーム機を持ち込む選手も多い。
 村を歩いても日本人サポーターの姿はほとんどなく、選手も気軽にスーパーや土産物店に買い物に出掛けている。
 スキー客向けのクラブやバーはほとんどが休業中で、ふもとの町に行こうにもバスで1時間。サッカーに集中するには絶好の環境といえそうだ。


23.7%
 30日にNHK総合で放送されたサッカーの国際親善試合、イングランド代表vs日本代表戦の平均視聴率は、第1部(午後9〜10時)が関東地区で19.4%、第2部(午後10時7分〜11時20分)が23.7%だったことが本日31日、ビデオリサーチの調べで明らかになった。
 瞬間最高視聴率は、日本が逆転された直後の午後10時55分の28.8%だった。
 関西地区は第1部が16.3%、第2部が17.6%だった。
 試合は日本が1−2で敗れた。


ドロー
国際親善試合結果

ベラルーシ1−0韓国
≪得点者≫
ベラルーシ:キスリャク53

チュニジア1−1フランス
≪得点者≫
チュニジア:ジョマア6
フランス:ギャラス62

ガンビア1−5メキシコ
≪得点者≫
ガンビア:ボナ65
メキシコ:エルナンデス18、50、バウティスタ59、74、メディーナ81

パラグアイ2−2コートジボワール
≪得点者≫
パラグアイ:パリオス75、アウレリアーノ・トーレス89
コートジボワール:ドログバ54、バンバ74

チリ1−0北アイルランド
≪得点者≫
チリ:パレデス30

チリ3−0イスラエル
≪得点者≫
チリ:スアソ19、アレクシス・サンチェス49、ティージョ90+1

ナイジェリア1−1コロンビア
≪得点者≫
ナイジェリア:ハルナ69
コロンビア:バルデス12

ベネズエラ1−1カナダ

 サッカーの国際親善試合は30日、各地で行われ、ワールドカップ(W杯)開幕戦で開催国の南アフリカと対戦するメキシコはドイツのバイロイトでW杯出場を逃したガンビアに5−1で快勝した。
 韓国はオーストリアのクーフシュタインで格下のベラルーシに0−1で敗れた。前回準優勝のフランスは敵地でチュニジアと対戦し、DFギャラス(アーセナル)の同点ゴールで1−1のドロー。韓国と同じグループリーグ・グループBのナイジェリアもコロンビアと1−1で引き分けた。
 6月4日に日本と対戦するコートジボワールはエースFWドログバ(チェルシー)の得点などで2点を先行したが、パラグアイに追い付かれて2−2で引き分けた。
 チリは北アイルランド、イスラエルとのダブルヘッダーを1−0、3−0で2連勝した。


発表
 ガーナ代表のミロバン・ライェバッチ監督は30日、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に臨む同国代表の最終登録メンバー23名を発表し、インテルMFムンタリらが選出された。
 同監督は7日に30名の候補選手を選出しているが、すでに欠場が発表されていたMFマイケル・エッシェン(チェルシー)、DFエリック・アッド(ローダ)ら7選手が外れた。
 また先のFAカップ決勝でドイツ代表のMFミヒャエル・バラック(チェルシー)を負傷させたMFケビン・ボアテング(ポーツマス)もメンバー入りした。
 ガーナはW本大会のグループリーグでドイツ、オーストラリア、セルビアと同じグループDを戦う。
 ガーナ代表メンバー23名は以下の通り。

GK:
リチャード・キングストン(ウィガン/イングランド)
ダニエル・アギェイ(リバティ・プロフェッショナルズ)
ステファン・アホール(ハーツ・オブ・ライオンズ)
DF:
リー・アディ(ベレクム・チェルシー)
ラヒム・アイェウ(エル・ザマレク/エジプト)
サミュエル・インコーム(バーセル/スイス)
ハンス・サルパイ(レバークーゼン/ドイツ)
イサーク・ボルサー(ホッフェンハイム/ドイツ)
ジョン・ペイントシル(フルハム/イングランド)
ジョン・メンサー(サンダーランド/イングランド)
ジョナサン・メンサー(グラナダ/エジプト)
MF:
クインシー・オウス・アベイエ(アル・サッド/クウェート)
アンソニー・アナン(ローゼンボリ/ノルウェー)
デレク・ボアテング(ヘタフェ/スペイン)
アンドレ・アイェウ(アルル・アビニョン/フランス)
クワドウォ・アサモアー(ウディネーゼ/イタリア)
ステファン・アッピアー(ボローニャ/イタリア)
サリー・ムンタリ(インテル/イタリア)
ケビン・プリンス・ボアテング(ポーツマス/イングランド)
FW:
アサモアー・ギャン(レンヌ/フランス)
マシュー・アモアー(NAC/オランダ)
プリンス・タゴエ(ホッフェンハイム/ドイツ)
ドミニク・アディイアー(ミラン/イタリア)


新監督
 イタリアサッカー連盟は30日、フィオレンティーナ(イタリア)のチェーザレ・プランデッリ監督(52)がワールドカップ(W杯)終了後に同国代表監督に就任することが決定したと発表した。契約期間は4年。金銭条件やスタッフの人選はまだ決まっていないものの、大会終了後に就任会見が行われるとしている。
 同日行われた理事会でW杯終了後のマルチェロ・リッピ監督の辞任と、大会後のプランデッリ氏の就任が決議された。
 プランデッリ氏は2005年から率いたフィオレンティーナを、今季は欧州チャンピオンズリーグのベスト16に導いた手腕などが評価された。


新監督
 サッカーのイタリアセリエAでワールドカップ(W杯)日本代表の森本貴幸が所属するカターニャは30日、同リーグのシエナを昨年10月まで指揮したマルコ・ジャンパオロ氏(42)が新監督に就任すると発表した。契約期間は1年。
 カターニャはシニシャ・ミハイロビッチ前監督が24日に辞任していたため、後任を探していた。


開幕13戦無敗
JFL前期第13節結果

横河武蔵野1−1Honda FC
≪得点者≫
横河武蔵野:冨岡大吾62
Honda:西望実90+5

ソニー仙台1−1ガイナーレ鳥取
≪得点者≫
仙台:桐田英樹11
鳥取:実信憲明79

流通経済大学FC0−2ホンダロック
≪得点者≫
ホンダ:竹井竜太56、下木屋翔90+1

SAGAWA SHIGA FC2−0佐川印刷
≪得点者≫
SAGAWA:高橋延仁64、90+2

栃木ウーヴァ0−2V・ファーレン長崎
≪得点者≫
長崎:山城純也52、有光亮太68=PK

ツエーゲン金沢0−3ブラウブリッツ秋田
≪得点者≫
秋田:横山聡9、松田正俊21=PK、千野俊樹67

町田ゼルビア2−3アルテ高崎
≪得点者≫
町田:雑賀友洋37、64
高崎:秋葉勇志28=PK、オウンゴール45+1、一柳穣58

松本山雅6−0MIOびわこ草津
≪得点者≫
松本山雅:北村隆二11、鐡戸裕史40、柿本倫明42=PK、53、大西康平52、63

FC琉球2−2ジェフリザーブズ
≪得点者≫
琉球:田中康平11、大澤雄樹83
ジェフ:高田健吾23=PK、福田建61

 JFL前期第13節は29日、30日に全9試合が行われ、今季無敗の首位ガイナーレ鳥取はソニー仙台に終盤に追い付いて1−1で引き分けた。
 同じく今季無敗の2位SAGAWA SHIGA FCは、佐川印刷に2−0で勝ち、無敗記録を13に伸ばした。3位町田ゼルビアは、アルテ高崎に2−3で敗れ、2連敗を喫した。


逆転負け
国際親善試合結果

イングランド代表2−1日本代表

会場:UPCアレナ
観衆:13000人
主審:アイスナー(オーストリア)
天気:曇りのち雨
気温:18℃
湿度:85%
ピッチ:全面良芝

≪得点者≫
イングランド:オウンゴール71、83
日本:田中マルクス闘莉王7

≪出場メンバー≫
イングランド代表
GK:
1.デイヴィッド・ジェームス
(46分29.ジョー・ハート)
DF:
2.グレン・ジョンソン
(46分13.ジェイミー・キャラガー)
5.リオ・ファーディナンド(cap)
6.ジョン・テリー
3.アシュリー・コール
MF:
7.テオ・ウォルコット
(46分24.ショーン・ライト・フィリップス)
4.トム・ハドルストーン
(46分20.スティーブン・ジェラード)
8.フランク・ランパード
11.アーロン・レノン
(77分28.エミール・ヘスキー)
FW:
9.ダレン・ベント
(46分25.ジョー・コール)
10.ウェイン・ルーニー
ベンチ:
GK:
12.ロバート・グリーン
DF:
18.レイトン・ベインズ
14.マイケル・ドーソン
15.マシュー・アップソン
16.レドリー・キング
17.スティーブン・ワーノック
MF:
19.スコット・パーカー
21.マイケル・キャリック
22.ジェームス・ミルナー
23.アダム・ジョンソン
FW:
26.ピーター・クラウチ
27.ジャーメイン・デフォー

フォーメーション
(4-4-2)

  10  9
11       7
   8  4
3  6  5  2
    1

日本代表
GK:
21.川島永嗣(川崎)
DF:
15.今野泰幸(FC東京)
22.中澤佑二(横浜M)
4.田中マルクス闘莉王(名古屋)
5.長友佑都(FC東京)
MF:
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
17.長谷部誠(ボルフスブルク)(cap)
2.阿部勇樹(浦和)
7.遠藤保仁(G大阪)
(86分11.玉田圭司(名古屋))
16.大久保嘉人(神戸)
(71分8.松井大輔(グルノーブル))
FW:
9.岡崎慎司(清水)
(65分19.森本貴幸(カターニャ))
ベンチ:
GK:
23.川口能活(磐田)
1.楢崎正剛(名古屋)
DF:
3.駒野友一(磐田)
13.岩政大樹(鹿島)
25.酒井高徳(新潟)
MF:
10.中村俊輔(横浜M)
20.稲本潤一(川崎)
14.中村憲剛(川崎)
24.香川真司(C大阪)
27.山村和也(流通経済大)
FW:
12.矢野貴章(新潟)
26.永井謙佑(福岡大)

フォーメーション
(4-5-1)

    9
16  7  17  18
    2
5  4  22  15
    21

≪各種データ≫
イングランド日本
ボール支配率:
63%:37%
シュート数:
19:13
直接FK数:
13:8
間接FK数:
2:2
CK数:
4:3
GK数:
12:12
PK数:
1:0
オフサイド:
2:2

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に臨む日本代表は30日、オーストリアのグラーツで強化試合を行い、強豪イングランド代表に1−2で敗れた。4月のセルビア戦、今月のW杯壮行試合の韓国戦に続いて国際Aマッチ3連敗となった。
 日本は前半7分、DF闘莉王(名古屋)が3試合ぶりの得点となる先制ゴールを奪った。GK川島(川崎)がMFランパード(チェルシー)のPKを止めるなど好セーブを連発したが、後半27、38分のオウンゴールで殊勲の白星を逃した。左足首痛のMF中村俊(横浜M)は出場しなかった。イングランドとの対戦成績は1分け2敗。
 イングランドはFWルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)ら世界的なスターが先発出場。後半からMFジェラード(リバプール)が入って攻勢に出て、オウンゴールを誘った。
 日本は6月4日にスイス・シオンで、コートジボワールとW杯開幕前最後の強化試合を行う。

川島永嗣
「(PKを止めたのは)イメージ通り。止められて良かった。まだ準備の段階。これからが本当の戦いになる」

中澤佑二
「(惜敗にも)負けは負け。勝ちたかった。オウンゴールだったが、どんな形でも失点は失点」

田中マルクス闘莉王
「チャンスで2点目を取っていれば楽になったが…。(攻守)両面で目立ってしまった。申し訳ない」

長友佑都
「相手はスピードがあって止めるのが大変だった。2失点は悔しい。前を向いて、次の試合に全力でいきたい」

本田圭佑
「あれ(先制点)がなかったら難しい試合になっていた。どう2点目を取るか、どう失点しないか。このままでは勝てない」

遠藤保仁
「ちょっと引きすぎたところもあったけど、バランス良く守備ができた。セットプレーで先制点も取れたし、チームのバランスが韓国戦より良かった」

松井大輔
「プレッシャーが激しかった。準備をしっかりしないと。コンディションを上げたい」

ジョン・テリー
「日本はとても良いチームだった。切れのある選手が数名いた。前半は我々より良かった」

フランク・ランパード
「前半は立ち上がりから終始、動きだしが遅かった。W杯開幕まであと少しになったが、いい調整をしたい。日本は動きがシャープでボールを動かすのが速かった。ビデオで韓国戦は見たが、今回の方が良かった」

日本代表・岡田武史監督
「もう少し攻撃でボールを動かせればよかったが、足が止まった。先に点を取って、守り切りたい意識が強かった。意図した攻撃の形は何本か出た。コンディションを上げて、攻撃の推進力を出さないと」

イングランド代表・ファビオ・カペッロ監督
「日本は非常にいいプレーをした。特にGKが好セーブを何度も見せた。組織力にも優れている。韓国戦はよくなかったが、この試合はいいパフォーマンスだった」

日本サッカー協会・犬飼基昭会長
「結果は結果だけど、チームの出来具合はいいところまできていると感じた。選手達が吹っ切れて、怖がらずにプレーしている感じ。あと2週間でどれだけ上げられるか。可能性を感じた」

日本代表23名
GK:
23.川口能活(磐田)
1975/08/15
1.楢崎正剛(名古屋)
1976/04/15
21.川島永嗣(川崎)
1983/03/20
DF:
22.中澤佑二(横浜M)
1978/02/25
4.田中マルクス闘莉王(名古屋)
1981/04/24
3.駒野友一(磐田)
1981/07/25
13.岩政大樹(鹿島)
1982/01/30
15.今野泰幸(FC東京)
1983/01/25
5.長友佑都(FC東京)
1986/09/12
6.内田篤人(鹿島)
1988/03/27
MF:
10.中村俊輔(横浜M)
1978/06/24
20.稲本潤一(川崎)
1979/09/18
7.遠藤保仁(G大阪)
1980/01/28
14.中村憲剛(川崎)
1980/10/31
8.松井大輔(グルノーブル)
1981/05/11
2.阿部勇樹(浦和)
1981/09/06
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
1984/01/18
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
1986/06/13
FW:
11.玉田圭司(名古屋)
1980/04/11
16.大久保嘉人(神戸)
1982/06/09
12.矢野貴章(新潟)
1984/04/05
9.岡崎慎司(清水)
1986/04/16
19.森本貴幸(カターニャ)
1988/05/07

予備登録メンバー7名

DF:
徳永悠平(FC東京)
槇野智章(広島)
MF:
小笠原満男(鹿島)
石川直宏(FC東京)
香川真司(C大阪)
FW:
前田遼一(磐田)
田中達也(浦和)

サポートメンバー4名

DF:
25.酒井高徳(新潟)
MF:
24.香川真司(C大阪)
27.山村和也(流通経済大)
FW:
26.永井謙佑(福岡大)

【機能した4−1−4−1】
 新システムの4−1−4−1が機能した。ルーニーを中心としたイングランドの強力攻撃陣に対して、中澤、闘莉王のセンターバックコンビとアンカー(守備専門のボランチ)の阿部が囲い込んで止めた。「守備ではそこそこ計算できた。W杯の初戦に向けた道筋が、まあ見えたと思います」と岡田監督も手応えを口にした。
 ザースフェー合宿から本格的に導入した4−1−4−1のキーマンは阿部だった。「役割がはっきりしていた。後ろも動かしてくれた」。DFラインの前で、下がってきた相手FWをマークし、時には相手のトップ下に体を寄せてピンチの芽を摘んだ。「負けてしまった。結果が全て。自分としてはもっと後ろと前の助けになるプレーがしたい」と反省したが、岡田監督は「(阿部)勇樹は90分持たないと思っていたが、よく持ってくれた。後ろとの連係、ルーニーが下がったら勇樹が見て、勇樹が(マークに)いったら後ろがステイとポジショニングが非常によかった」と高い評価を与えた。
 素晴らしいパフォーマンスを発揮したのには理由がある。試合会場のUPCアレナはシュトルム・グラーツの本拠地。阿部が師と仰ぐ前日本代表監督のオシム氏が、かつて指揮を執ったスタジアムだった。イングランド戦はそのオシム氏が視察。オシム氏から「運動量が減った。かつての輝きがない」と厳しい指摘を受けたこともあったが、健在ぶりをアピールした。

【GK川島、好セーブ連発】
 GK川島が好セーブを連発し、チームを引き締めた。1−0の後半11分、イングランドのランパードのPKを読み切り、右に横っ跳びして手で弾き、雄たけびを上げた。後半24分にはルーニーのシュートも左に飛んで、右手で弾き出した。
 オウンゴールで2失点したが、代表戦では昨年11月以来の出場ながら切れのいい動きを見せた。34歳の楢崎に続く第2GKの立場だが、「PKを止めたのはイメージ通り。チャンスをもらえて自分のプラスにしたかった。ここからが本当の戦い」と目を輝かせていた。

【中澤は再び左手負傷】
 日本代表DF中澤は以前負傷していた左手を試合中に再び痛め、試合後、包帯を巻いて報道陣の前に現れた。
 右足をかすめた、2失点目のオウンゴールについては「失点は失点。あそこまでサイドで展開されて、後ろに(向かって)守らないといけなかった」と反省。手応えはあったか、との質問には「あまり気にしていない。負けは負け。選手単位の問題を詰めていかないと」と前を向いた。

【“有言実行”闘莉王】
 「日本は優しすぎる。(試合は)戦争のつもりでやるべきだ。殴られたから殴り返すのではなく、先に殴ってしまえばいい」。闘争心をむき出しにするブラジル出身のDFは、0−2で敗れた24日の韓国戦後にこう話しており、自ら実践してみせた。
 闘莉王は、0−3で惨敗した4月のセルビア戦が出場停止、韓国戦はケガで出られず、この日が3試合ぶりの代表戦だった。「仲間の力になれず、悔しい」と語っていただけに、イングランド戦は待ち遠しかった。溜まっていた鬱憤(うっぷん)を自らの右足で吐き出した。

【長友、左サイドに戻って奮闘】
 韓国戦は右サイドバックで起用された長友が、本来の左サイドバックに戻ってフル出場した。自慢のスタミナを武器に、体を張った守りで奮闘したものの「相手はスピードがあって止めるのが大変だった」と強豪との対決に疲れた様子だった。
 2失点とも相手クロスがオウンゴールにつながってしまっての逆転負け。「2失点は悔しい。際どいところにボールを入れられて、なかなか厳しい」と悔しがった。

【阿部、新布陣に手応え】
 守備に重点を置いた新布陣で、中盤の底に就いた阿部は「やりやすかった」と手応えを口にした。相手の攻撃をつぶす役割だけでなく、前に位置した遠藤や長谷部とのパスワークもさえた。
 もちろん、逆転負けに納得はしていない。「本大会でも負けては意味がない。もう1点を取りにいけるかどうか」と攻撃面を課題に挙げた。

【本田「どう2点目を取るか」】
 強豪相手に善戦したが、本田は「どう2点目を取るか、どう失点しないか。このままでは勝てない」と、W杯本番に向けて表情は厳しかった。
 3トップ気味の右サイドで先発。しかし、攻撃面で目立ったのは後半6分にミドルシュートで相手ゴールを脅かした程度だった。
 岡田監督から得点を期待されているが、韓国戦に続いてゴールはなし。試合後ももどかしさを隠せなかった。

【森本、悔しさの中にも手応え】
 森本は1点リードの後半20分から途中出場。岡田監督から「とどめを刺してこい」と送り出され、22分にはペナルティーエリア内で左足で強烈なシュートを放ったが、GKの正面を突き、阻まれた。
 24日の韓国戦に続く途中出場。本大会でも切り札的な起用が予想される。「自分が決めていれば2−0だった」と悔しがったが、「チーム全体としていい戦いができた」と手応えも口にした。

【俊輔ベンチで勝ち見守る】
 日本代表MF中村俊輔は試合後に早川トレーナーが見守る中、ピッチ脇でダッシュを繰り返した。イングランド戦は左足首痛を押して強行出場する可能性もあったが、最後まで出場機会はなし。
 だが、24日の韓国戦後に注射を打ってからは「効いてきていい状態。大丈夫」と痛みも徐々に引いてきており、6月4日のコートジボワール戦出場に向けて回復ぶりをアピールした。

【オシム氏「どっちがイングランドだ?」】
 前日本代表監督のイビチャ・オシム氏(69)が、日本協会関係者とともに観戦した。
 監督時代さながらの鋭い眼光をピッチへ向けたオシム氏。自宅のあるグラーツで、かつての教え子たちが強豪相手に奮闘した様子をしっかりと見届けた。
 観戦後には記者会見し「今日の試合は非常にポジティブな出来事。時間帯によっては、どっちがイングランドなんだというプレーをした。収穫の多い試合だった」と日本を高く評価した。
 試合は序盤に日本が先制し、後半途中までリードを奪っていた。「チェスならば後半25分の時点でイングランドが参ったと投了してもおかしくはなかった」。日本が強豪を追い込んだとあって、自宅のあるグラーツでの熱弁は約45分間続いた。
 J1千葉の監督時代にも指導したMF阿部(浦和)の働きぶりに「あんなにいいプレーをしたのを見たのは記憶にない。ちょっとお世辞だが…」と感慨深げ。PKを止めるなど好守が光ったGK川島(川崎)も「日本のサッカー界にとってグッドニュース」と絶賛した。
 もちろん褒めるだけではない。「右サイドの運動量が少し足りなかった。最後まで耐え抜くんだという意地もほしかった」と注文も付けた。
 岡田監督が「進退伺」を立てたことについて問われると「私も監督を何十年もやっているが、重圧の対処の解決策は見つけていない」と述べた。

【イングランド、後半に圧力強めて逆転】
 イングランドは選手が厳しいシーズンを終えたばかりとあって精彩を欠いた。それでも後半は攻撃の圧力を強め、2つのオウンゴールを誘って逆転勝ち。カペッロ監督は「日本は非常にいいプレーをした」と相手の頑張りを称えたが、試合中は終始ベンチでイラついた表情だった。
 ランパードはPKを失敗。左へ蹴ったボールをGK川島に止められ、顔をしかめた。W杯前最後の調整試合で不満の残る内容に「W杯の開幕まであと少しになったが、いい調整をしたい」と笑顔はなかった。

【英BBC、日本戦は「説得力に欠ける試合」】
 イングランドのふがいない戦いぶりに英国BBC放送は試合後、日本戦を「説得力に欠ける試合」とバッサリ切り捨てた。
 4−4−2の布陣で試合に臨んだイングランドは、開始直後から気だるいプレーを展開。動きの鈍さから先制点を奪われたと非難した。先制点を決めた闘莉王に対して、マークについたG・ジョンソンは簡単に前に入られシュートを許した。強靭な体を持つセンターバックのファーディナンドは20分、小柄な岡崎に競り負けあわやというシュートを許した。
 攻撃では、両サイドのレノンとウォルコットが試合を通してスペースを見つけるのに苦労。レノンは19分の得点機も生かせなかった。W杯への生き残りを懸けて試合に臨んだFWベントも、至近距離のヘディングシュートを外した。
 後半には4−4−1−1のコンパクトな布陣に変更。パスもつながり始めたが、A・コールが森本にかわされ危ないシュートを許し、FWヘスキーも押し込むだけのダイビングヘッドを左に逸らし、「あのミスが代表落ちにつながる可能性もある」と厳しく報じた。
 イングランドは6月1日、現在の30名から最終メンバーを23名に絞り込むが、BBCは「期待外れの試合を終えたカペッロ監督は、答えを出すよりも、逆に頭を悩ますことになるだろう」と選考の混乱を予想した。

≪超サカ採点表≫
イングランド代表
GK:
1.ジェームス 5.5
失点に責任はなし。無難な出来
(46分29.ハート 6.0)
出場早々に本田のミドルシュートを弾き出す
DF:
2.G・ジョンソン 5.0
オーバーラップした後のプレーが雑
(46分13.キャラガー 6.0)
途中出場の松井に仕事をさせず
5.ファーディナンド 6.0
サイドからのクロスボールは完璧に跳ね返す
6.テリー 5.5
タックルが遅れる場面が多かった
3.A・コール 6.0
オーバーラップの場面は少なかったが、中澤のオウンゴールを誘発
MF:
7.ウォルコット 5.0
常に2対1の状況を作られ、ドリブル突破はほとんどできず
(46分24.ショーン・ライト・フィリップス 5.0)
左サイドでの起用だったが、縦へのスピードを生かしきれず
4.ハドルストン 5.0
球離れが悪くボールの奪いどころに
(46分20.ジェラード 5.5)
ほとんど存在感はなかったが、終盤に突然スイッチを入れて日本ゴールを脅かす
8.ランパード 6.0
強烈なキックで幾度も日本ゴールを脅かす
11.レノン 5.0
スペースを消され、持ち味を発揮できず
(77分28.ヘスキー --)
FW:
9.D・ベント 6.0
前線で身体を投げ出し、前半はルーニー以上の脅威に
(46分25.ジョー・コール 6.0)
鋭いクロスでオウンゴールを誘発
10.ルーニー 5.5
闘莉王、中澤に上手く押さえ込まれる
監督:
カペッロ 5.5
完全にテストとして割り切っていた様子
日本代表
GK:
21.川島永嗣 7.0
PK阻止など、数え切れないほどのビックセーブを連発
DF:
15.今野泰幸 6.0
攻撃面では物足りないが、守備では十分な存在感
22.中澤佑二 5.5
キャプテンという重責からは解放されたはずだが、身体が重かった
4.田中マルクス闘莉王 6.5
ストライカーのような振り抜きで先制弾。長友の裏を上手くカバーした
5.長友佑都 6.0
身体を投げ出した守備で、イングランドの強力な右サイドを押さえ込む
MF:
18.本田圭佑 6.0
前半は存在感が薄かったが、後半はまさに攻撃の中心になる
17.長谷部誠 6.5
攻守に躍動し、身体を張り続ける。キャプテンマークも似合っていた
2.阿部勇樹 7.0
危険なスペースをきっちりと埋めた。シンプルなパスで攻撃の潤滑油に
7.遠藤保仁 6.0
中盤でボールを落ち着け、前線にも積極的に飛び出す。コンディションは徐々に戻ってきた
(86分11.玉田圭司 --)
16.大久保嘉人 6.5
高い位置で積極的に仕掛けてチャンスメイク
(71分8.松井大輔 5.5)
試合に入り切れず、効果的なプレーは少なかった
FW:
9.岡崎慎司 6.0
ボールは収まらなかったが、積極的に裏を狙い、献身的な守備でチームに貢献した
(65分19.森本貴幸 6.0)
出場してすぐのビッグチャンスは決めたかった。閉塞した試合の流れを打破できず
監督:
岡田武史 6.0
新布陣はひとまず目処が立つ。本戦を見据えた采配も良かった


超サカFLASH

観戦
 元浦和監督のギド・ブッフバルト氏が30日に行われた国際親善試合、日本代表vsイングランド代表戦を観戦した。

獲得
 J2岡山は本日、J1のC大阪からFW白谷建人(20)が完全移籍で加入すると発表した。今季は期限付き移籍先のJ2水戸でプレーしていた。

W杯欠場
 ドイツサッカー協会は20日、DFハイコ・ヴェスターマン(27)=シャルケが29日の国際親善試合で左足を骨折したため、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会を欠場すると発表した。主将のバラック(チェルシー)をケガで欠くドイツは、負傷による5人目のW杯離脱者となった。

出場可能
 サッカーのポルトガル代表候補で右膝手術から回復中だったDFペペが、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会への出場が可能になった。30日、所属するレアル・マドリードの医療スタッフから復帰の許可が得た。ペペは昨年12月のスペインリーガエスパニョーラの試合で、右膝をひねり戦列を離れていた。


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