本日の超最新情報
2010.07.06.TUE
INDEX
★決勝進出★
W杯準決勝
ウルグアイ2−3
オランダ
オランダが32年ぶりの決勝進出を決め、悲願の初優勝まであと1勝!欧州以外で開催されたW杯で欧州勢が初めて優勝することが確定!
★最終調整★
本日6日のW杯準決勝で対戦するウルグアイとオランダが最終調整!祖父から3代がW杯出場のウルグアイ代表FWフォルランは父の敵討ちに意欲!
★表敬訪問★
W杯でベスト16入りを果たした日本代表の岡田武史監督と長谷部誠が首相官邸で菅直人首相を表敬訪問!
★特別感謝状★
福岡県がW杯で活躍した日本代表FW大久保嘉人(28)とDF長友佑都(23)に特別感謝状を贈呈!
★出発★
ベルギー1部リーグのリエーセに移籍する日本代表GK川島永嗣(27)がベルギーに向けて出発!
★第4審判★
FIFAがW杯準決勝2試合の担当審判員を発表、西村雄一氏がウルグアイvsオランダ戦の第4審判を担当!
★辞任★
パラグアイ代表をW杯ベスト8に導いたマルティノ監督(47)が辞任!同代表FWサンタクルス(28)は代表引退を表明!
★射殺★
ドイツ北部ハノーバーの繁華街のバーでW杯でのドイツとイタリアの優勝回数を巡って口論となり、ドイツ人の男(42)がイタリア人男性(47)を射殺!
★統一★
サッカー界で最も権威のあるFIFA年間最優秀選手とフランス・フットボール誌が選出する世界年間最優秀選手「バロンドール」の両賞が統一!
★日程発表★
ドイツブンデスリーガの今季開幕カードが発表!日本代表MF長谷部誠(26)のボルフスブルクは昨季王者バイエルンと、DF内田篤人(22)のシャルケはハンブルガーSVと、MF香川真司(21)のドルトムントはレバークーゼンと対戦!
★8月以降決定★
日本代表の次期監督の決定は8月以降!日本協会の犬飼基昭会長は「名前にはこだわらない」
★協力要請★
Jリーグの鬼武健二チェアマンがJ2大分に対する地元自治体の協力を要請!
本日の超サカFLASH
徳島がブラジルのトンベンセからブラジル人FWドゥグラス(22)をレンタルで獲得ほか
本文
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★決勝進出★
W杯準決勝結果
6日(火)
日本時間27:30〜
ウルグアイ2−3
オランダ
会場:グリーンポイント・スタジアム
観衆:62479人
主審:ラフシャン・イルマトフ(ウズベキスタン)
天気:晴れ
気温:11℃
湿度:65%
ピッチ:全面良芝
≪得点者≫
ウルグアイ:フォルラン41、M・ペレイラ90+2
オランダ:ファン・ブロンクホルスト18、スナイデル70、ロッベン73
≪出場メンバー≫
【
ウルグアイ】
GK:
1.ムスレラ
DF:
16.M・ペレイラ
■=21分
6.ビクトリーノ
3.ゴディン
22.カセレス
■=29分
MF:
15.ペレス
5.ガルガーノ
17.アレバロ
11.A・ペレイラ
(78分13.アブレウ)
FW:
10.フォルラン
(74分21.S・フェルナンデス)
7.カバーニ
フォーメーション
(4-4-2)
7 10
11 15
17 5
22 3 6 16
1
【
オランダ】
GK:
1.ステケレンブルフ
DF:
12.ブラルーズ
■=78分
3.ハイティンガ
4.マタイセン
5.ファン・ブロンクホルスト
MF:
11.ロッベン
(90分17.エリア)
6.ファン・ボメル
■=90+4分
14.デ・ゼーウ
(46分23.ファン・デル・ファールト)
7.カイト
10.スナイデル
■=30分
FW:
9.ファン・ペルシ
フォーメーション
(4-5-1)
9
7 10 11
14 6
5 4 3 12
1
≪各種データ≫
ウルグアイ:
オランダボール支配率:
47%:53%
シュート数:
12:11
直接FK数:
16:15
間接FK数:
5:4
CK数:
4:5
GK数:
5:5
PK数:
0:0
オフサイド:
5:4
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会第22日は6日、ケープタウンで準決勝の1試合目が行われ、初優勝を目指すオランダが、過去2度優勝のウルグアイを3−2で破り、1974、1978年の両大会に続く決勝進出を果たした。7日に行われるドイツvsスペインの勝者と11日(日本時間12日・ヨハネスブルク)の決勝で優勝を争う。
オランダは主将のファン・ブロンクホルストの鮮やかなロングシュートで先制。前半に追い付かれたが、後半にスナイデル、ロッベンが得点を重ね、相手の追い上げを1点差でかわした。これで今大会は6戦全勝。ウルグアイは1930年、1950年の両大会に続く3度目の優勝には届かなかった。
また、欧州以外で開催された大会で欧州勢が初めて優勝することが確定した。
準決勝の残り1試合は7日午後8時半(日本時間8日午前3時半)からダーバンで、4度目の制覇を目指すドイツと初の王者を狙うスペインが対戦する。
オランダ代表・ファン・マルウェイク監督
「非常にうれしく誇りに思う。本気で信じれば、不可能なことはない。終盤はハラハラしたが何とか生き延びた」
ファン・ブロンクホルスト
「(先制点は)蹴った瞬間に十分な手応えがあって、鳥肌が立った。夢のようだった」
ファン・ペルシ
「最高の試合。お互いに最後まで戦い抜いた」
ウルグアイ代表・タバレス監督
「準決勝を戦うにふさわしいチームであることは証明できた。得点能力によりたけたチームが勝った。悲しみ以上に満足感がある」
アレバロ
「いいW杯だったが、ガッカリしている。長く離れていたW杯決勝の舞台に戻る大きなチャンスだったが、相手がとても強かった。これがサッカーだ」
A・ペレイラ
「勝敗を分けたのは個人でもチームの力でもなく、得点の時間帯だった。それでも南アフリカで新たな歴史をつくれたので、このチームの一員だったことを誇りに思う」
【ロッベン、ヘッドで決勝点】
オランダはロッベンがチーム3点目を決めた。結果的に、このゴールが決勝点となり「信じられない」と喜びを爆発させた。
この日は右サイドから切れ込む得意の突破が切れ味を欠いた。後半23分、絶好の得点機で右足のシュートを大きく枠の上に外してしまった。それでも5分後、得点となったヘディングは少し後方に跳び上がるような難しい体勢から左隅に叩き込んだ。
昨季までスペインのレアル・マドリードでプレーし、今季はドイツのバイエルンで大活躍。決勝の相手がどちらでも思い入れがあるだろう。「目標は1つ。この仲間となら達成できる」と初優勝に自信をみせた。
【ロッベンはW杯通算2200号弾】
オランダのロッベンのゴールが節目のW杯通算2200得点となった。前回のドイツ大会まで18大会の通算は2063得点で、ロッベンのゴールが今大会137点目だった。
後半ロスタイムにはウルグアイのM・ペレイラが138点目をマーク。前回大会の147点まで、残り3試合で9ゴールとなった。
【オランダ守護神、臀部に痛み訴える】
オランダは前半、ミドルシュートに対して、GKステケレンブルフの伸ばした手が弾かれて失点した。セーブミスのように見えたが、ファン・マルウェイク監督は「今大会のボールはおかしな回転をする」とかばった。
6試合フル出場の守護神は、試合前に臀部(でんぶ)の痛みを訴えていたという。同監督は「私の目では今大会ナンバーワンGKだ。決勝を欠場するようなことがあったら痛い」と心配そうだった。
【オランダ、6連勝で決勝進出】
オランダは6連勝で決勝に駒を進めた。1大会の連勝では、ブラジルが2002年大会に7連勝で優勝を決めているほか、19700年大会も6連勝で制した。
大会をまたいでの連勝記録は、2006−2006年のブラジルの11連勝が最多。
【限界だったフォルラン】
1点を追う前半41分、中盤でボールを受けたフォルランは中央に切れ込むと、ペナルティーエリア外から左足を振り抜いた。GKの左手を弾く強烈なシュートは、そのままゴール右隅に突き刺さった。
優勝した1950年のブラジル大会以来となる60年ぶりの決勝進出を懸けた一戦。フォルランは36年前の父の雪辱も期してピッチに立っていた。ウルグアイは1974年西ドイツ大会でオランダに0−2と完敗。その時の代表メンバーには父パブロさん(64)も名を連ねていた。
過去2回W杯で優勝した経験を持つ古豪はその後、W杯出場権を逃すなど長らく低迷が続いた。だが、2006年3月にスタートした強化プログラムが功を奏し、2007年南米選手権はベスト4、2009年のU-17W杯は8強、同年のU-20W杯は16強。今大会は南米予選5位、コスタリカとの大陸間プレーオフを制して出場権を獲得すると、本大会では40年ぶりに4強入りを果たした。
この試合はガーナ戦で相手のシュートをハンドで止めたFWスアレスに加え、DFフシレも出場停止。オランダが圧倒的優位との下馬評の中、同点ゴールを決めたフォルランは「見たか!」と言わんばかりに喜びを爆発させた。
だが、後半25分にスナイデル、その3分後にロッベンと、立て続けにゴールを割られた。痛みを抱えてピッチに立っていたフォルランの足も限界だった。同38分に無念の交代。「負けている場面で彼を交代させるほど、私はおろかではない」。タバレス監督にとってもこれは苦渋の決断だった。
今大会4ゴールのストライカーを失ったウルグアイは、それでも最後の粘りを見せた。同47分にFKから短いパスを受けたM・ペレイラが低い弾道でシュート。ボールはGKの手前でワンバウンドし、ゴール左隅のネットを揺らした。だが、反撃はここまで。ケープタウンの夜空に響くホイッスルとともにウルグアイの優勝の望みは消え、10日の3位決定戦に回ることになった。「屈辱。こんなまたとないチャンスを逃すなんて…」とフォルラン。目の前の栄光をつかみそこね、失望を隠し切れなかった。
【勝敗分けたオフサイドの微妙な判定】
オランダが32年ぶりのW杯決勝進出を決めたウルグアイとの準決勝は、またも微妙な判定が勝敗を分けた。1−1の均衡を破ったスナイデルの一撃は、オフサイド・ポジションにいたFWファン・ペルシがGKの面前でまたぎ、ゴールとなった。ウルグアイ側の抗議も実らず得点は認められた。
後半25分、ペナルティーエリア左サイドでパスを受けたスナイデルが右足で振り抜いたシュートは、ウルグアイのDFペレイラの足をかすめてコースを変え、FWファン・ペルシの足下へ。ファン・ペルシは右足を振ってこのシュートをスルーし、そのままゴールへと吸い込まれた。
試合後、BBCは「ファン・ペルシはオフサイドのポジションにいた」、ライブサッカーTVは「審判はファン・ペルシのオフサイドを見逃した」と報じた。英インデペンデント紙はウルグアイのタバレス監督が「スナイデルのゴールは間違いだ。ファン・ペルシはオフサイドだった」と話したと報じ、英デーリー・メール紙は同監督の「審判団は間違いを犯した。この間違いは初めてではなく、間違いはW杯だけで起きているわけではない」という談話を紹介した。
ファン・ペルシはボールに触れていないが、GKの目の前で足を振ってシュートをスルーした行為が「プレーに関与しなかった」と言い切れるか。ゴールの瞬間、ウルグアイの選手は一斉にファン・ペルシを指さしてラインズマンを振り返ったが、旗は上がらず、そのままシュートは認められた。
今大会、イングランドのランパードが放った「幻のゴール」や、アルゼンチンのテベスが明らかなオフサイドの位置で決めたゴールで、FIFAのブラッター会長が関係国の協会に謝罪し、ビデオ判定導入の検討再開を約束。両試合の審判は、そのまま大会を去った。
ウルグアイvsオランダ戦を裁いたのはウズベキスタンのイルマトフ主審で、この試合で1大会でのW杯タイ記録となる5試合目の主審を務めた。決勝戦の笛を吹く有力候補でもあったが、この判定がどう影響するか。
また、この試合では日本の西村雄一氏が「第4の審判員」を務め、無難にこなした。西村氏は今大会すでに4試合で主審を務めており、決勝戦の主審も務める可能性を残している。
【法則が崩れる】
準決勝でウルグアイがオランダに敗れたため、南米勢が全て姿を消した。もう一方の準決勝はドイツvsスペイン。どちらが勝ち進んでも決勝は欧州勢の対決で、欧州以外で開催されたW杯で初めて欧州勢が制することになる。
欧州以外で開かれた過去8度のW杯は全て南米勢が優勝。ブラジルが4度、アルゼンチンとウルグアイが2度ずつ頂点に立っていた。
さらに1962年のチリ大会以降は南米、欧州から交互に優勝チームが出ていて、この「法則」に従えば今大会は南米が優勝する番だったが、それも途絶えた。
【
ウルグアイ代表23名】
GK:
1.フェルナンド・ムスレラ(ラツィオ/イタリア)
12.ファン・カスティージョ(デポルティボ・カリ/コロンビア)
23.マルティン・シルバ(ディフェンソール・スポルティング)
DF:
2.ディエゴ・ルガーノ(フェネルバフチェ/トルコ)
3.ディエゴ・ゴディン(ビジャレアル/スペイン)
4.ホルヘ・フシレ(ポルト/ポルトガル)
6.マウリシオ・ビクトリーノ(ウニベルシダ・デ・チリ/チリ)
16.マキシミリアーノ・ペレイラ(ベンフィカ/ポルトガル)
19.アンドレス・スコッティ(コロコロ/チリ)
22.マルティン・カセレス(ユベントス/イタリア)
MF:
5.ワルテル・ガルガーノ(ナポリ/イタリア)
8.セバスチャン・エグレン(AIKソルナ/スウェーデン)
11.アルバロ・ペレイラ(ポルト/ポルトガル)
14.ニコラス・ロデイロ(アヤックス/オランダ)
15.ディエゴ・ペレス(モナコ/フランス)
17.エヒディオ・アレバロ・リオス(ペニャロール)
18.イグナシオ・ゴンサレス(ナシオナル)
20.アルバロ・フェルナンデス(ウニベルシダ・デ・チリ/チリ)
FW:
7.エディンソン・カバーニ(パレルモ/イタリア)
9.ルイス・スアレス(アヤックス/オランダ)
10.ディエゴ・フォルラン(アトレティコ・マドリード/スペイン)
13.セバスチャン・アブレウ(ボタフォゴ/ブラジル)
21.セバスチャン・フェルナンデス(バンフィエルド/アルゼンチン)
【
オランダ代表23名】
GK:
1.マールテン・ステケレンブルフ(アヤックス)
16.ミシェル・フォルム(ユトレヒト)
22.サンデル・ボスフケル(トゥヴェンテ)
DF:
2.グレゴリー・ファン・デル・ビール(アヤックス)
3.ヨン・ハイティンガ(エバートン/イングランド)
4.ヨリス・マタイセン(ハンブルガーSV/ドイツ)
5.ジオバンニ・ファン・ブロンクホルスト(フェイエノールト)
12.ハリド・ブラルーズ(シュツットガルト/ドイツ)
13.アンドレ・オーイェル(PSV)
15.エドソン・ブラーフハイト(セルティック/スコットランド)
MF:
6.マルク・ファン・ボメル(バイエルン/ドイツ)
8.ニヘル・デ・ヨンク(マンチェスター・シティー/イングランド)
10.ウェスレイ・スナイデル(インテル/イタリア)
14.デミー・デ・ゼーウ(アヤックス)
18.スタイン・スハールス(AZ)
20.イブラヒム・アフェライ(PSV)
23.ラファエル・ファン・デル・ファールト(レアル・マドリード/スペイン)
FW:
7.ディルク・カイト(リバプール/イングランド)
9.ロビン・ファン・ペルシ(アーセナル/イングランド)
11.アリイェン・ロッベン(バイエルン/ドイツ)
17.エルイェロ・エリア(ハンブルガーSV/ドイツ)
19.ライアン・バベル(リバプール/イングランド)
21.クラース・ヤン・フンテラール(ミラン/イタリア)
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★最終調整★ ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で本日6日(日本時間7日未明)に準決勝を戦うオランダとウルグアイが5日、最終調整を行った。
準々決勝でブラジルに逆転勝ちし、悲願の初優勝に向け勢いづくオランダは1時間以上、精力的に汗を流し、ファン・ペルシやマタイセンら故障を抱える選手も全体練習をこなした。ファン・マルウェイク監督は「何も問題はない。ピッチに送り出す11人に自信を持っている」と力強く話した。
欧州勢以外で唯一4強入りし、40年ぶりの準決勝に挑むウルグアイは練習の冒頭だけを公開。ウォーミングアップでは笑い声が絶えず、リラックスした雰囲気が漂った。タバレス監督は「オランダは最強チームの1つ。厳しい試合になるが、互角にやり合える」と選手達の奮闘を期待した。
【オランダ、ウルグアイ監督が会見】
6日の準決勝で対戦するオランダとウルグアイの両監督が5日、試合会場のグリーンポイント・スタジアムで記者会見し、抱負を語った。オランダのファン・マルウェイク監督は「肉体的にも精神的にも全員準備が整った」と自信を示し、欧州勢に交じって唯一の南米勢として4強入りしたウルグアイのタバレス監督は「ここまでは、やってきたサッカーに幸せな気持ちを抱いている」と話した。
両チームはケープタウンの別会場で最終調整。オランダは最初に円陣を組んだ後、サイドを使った組み立てからの攻撃練習などに余念がなかった。ウルグアイは出場停止となるスアレスを選手が囲んでおどけたしぐさも見せるなど、緊張した中でリラックスムードも漂わせた。
下馬評ではオランダが上とみられているが、ファン・マルウェイク監督は「我々の目標は優勝すること。だが、大事なのはその前の準決勝に集中することだ」と気を引き締める。タバレス監督は「スコアボードはまだ埋まっていない。可能な限り相手の弱点に付け込みたい」と述べた。
【フォルラン“父の敵討ち”】
南米勢で唯一勝ち残ったウルグアイが36年前の雪辱を目指す。6日のW杯準決勝で対戦するオランダには1976年西ドイツ大会で0−2と完敗。FWディエゴ・フォルラン(31)=アトレティコ・マドリードの父パブロさん(64)がDFとして出場しており、息子が敵討ちの舞台に臨む。ウルグアイは大陸間プレーオフを勝ち抜いて本大会に駒を進め、4強に生き残った。これまでプレーオフを経て出場したチームの優勝はなく、復活した古豪は偉業に挑戦する。
40年ぶりのベスト4進出を果たしたウルグアイの次の目標は、優勝した1950年ブラジル大会以来となる60年ぶりの決勝進出(1950年は決勝リーグ最終戦)。立ちはだかるオランダは、祖父から3代にわたってW杯を経験しているフォルランにとって、因縁の相手となる。父パブロさんは1974年大会のオランダ戦でW杯デビューとなったが、当時の新興国に0−2で屈し、1分け2敗で1次リーグ敗退。その後は2大会続けて出場を逃すなど、優勝2回を誇る古豪が低迷をたどるきっかけとなった。
それだけに、フォルランは「我々は結果を必要としている」と強調し続けてきた。「誰が得点するかは重要ではない」というものの、準々決勝のガーナ戦ではFKを直接決め、奇跡のPK勝ちにつなげた。パブロさんは「息子が好調を維持できればチームは勝ち進める」と信じている。
40年ぶりの4強は4年間にわたる強化のたまもの。2006年3月に強化プロジェクトがスタートし、2007年南米選手権はベスト4、2009年のU-17W杯は8強、同年のU-20W杯は16強。各年代とも献身的にハードワークを続けて結果を出してきた。33歳のベテランFWアブレウは「ラッキーなんかじゃない」と言い切った。
南米予選は5位。コスタリカとの大陸間プレーオフを経てのW杯出場。現地入り直後は数人だった取材陣が、4日には数百人に膨れ上がった。ガーナ戦で相手のシュートをハンドで止めたFWスアレスに加え、DFフシレも出場停止だが、控え選手にも堅守速攻は浸透している。右膝の負傷で出場が微妙なDFルガノ主将は「代わりになる選手は大勢いる」と心配していない。雪辱の先に見据えるのは史上初のプレーオフからの優勝。「歴史は我々が世界王者になることを求めている」。主将の言葉には自信がみなぎっていた。
【日本人選手がウルグアイに声援】
サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で南米勢で唯一4強に進んだウルグアイで、サッカーの武者修行に励む日本人の若者達がいる。所属する地元のプロリーグで、レギュラー獲得が最初の目標だ。
「神懸かり的な勝ち方をしてきたウルグアイには運も味方している。決勝まで行ってほしい」。対戦相手のオランダ優位が伝えられる6日の準決勝に熱い声援を送っている。
香川毅志さん(24)=松山市、井上真理雄さん(21)=和歌山県田辺市、近藤翔太さん(20)=横浜市=の3人。福岡市のサッカー名門校で主将を務めた香川さんは高校卒業後、アルゼンチンでプレーした経験の持ち主。井上さん、近藤さんは今年、2部リーグのチームに入ったばかりだ。
W杯で過去2回の優勝を誇るウルグアイは伝統的に守備が強く、激しいプレーで知られる。1〜3部まで約40チーム、1000人以上がプレー。スポンサー契約料や選手の移籍金、入場料収入が各チームの主な運営資金源で「選手を育てて海外に送り出すというシステムが国全体で成り立っている」(香川さん)という。
3人とも「目標はW杯出場」と言い「闘志むき出しのウルグアイの選手に、日本人が学ぶべき点は多い」と話している。
【得点王はビジャ?クローゼ?】
W杯南アフリカ大会の得点王争いは実力者揃い。トップのビジャ(スペイン)はユーロ2008(2008年欧州選手権)の得点王で、クローゼ(ドイツ)は史上初の2大会連続得点王を狙う。インテル所属のスナイデル(オランダ)は今季の欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦のバルセロナ戦で同点弾を決めるなど勝負強さが光る。いずれも攻撃力のあるチームだけに、チャンスは十分だ。
決勝トーナメント1回戦が行われるようになった1986年メキシコ大会以降、得点王7人(94年は2人)はいずれも準々決勝終了時に4得点以上をマークしている。準決勝以降に逆転して得点王となったのはスキラッチ、スーケルの2人、追い付いたのはストイチコフだけで、3人とも決勝ではなく3位決定戦に出場した。今大会でブレークしたミュラー(ドイツ)、今季のオランダリーグ得点王のスアレス(ウルグアイ)は準決勝が出場停止だが、3位決定戦に回るようなら、チャンスは出てきそうだ。
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★表敬訪問★
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でベスト16入りを果たした日本代表の岡田武史監督、ゲームキャプテンを務めた長谷部誠が本日6日午前、首相官邸で菅直人首相を表敬訪問した。首相は「本当に素晴らしい。みんな最高でした」と健闘をねぎらった。
岡田監督は「ありがとうございます」と応じ、日本代表全員のサインが入ったユニフォームをプレゼント。ユニフォームを手にした首相は「これで我々も優勝したい」と笑顔で語った。首相は参院選に向け、全国遊説で飛び回っているが、消費税問題で内閣支持率は低下する一方。それほど高くなかった前評判を跳ね返した日本代表に自分を重ねたか?
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★特別感謝状★
福岡県は本日6日、サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で日本代表として活躍した同県苅田町出身の大久保嘉人(28)と、福岡市の東福岡高校を卒業した長友佑都(23)=愛媛県出身=に特別感謝状を贈呈すると発表した。
チームの中心選手としてベスト16進出に貢献し、県民に大きな希望を与えたのが理由で、贈呈式の日程は調整中。
麻生渡知事は6日の定例記者会見で「最後まで走り負けない、知的で非常に優れたチームだった。福岡とゆかりの深い2人に感謝の気持ちを表したい」と述べた。
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★出発★
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場した日本代表GKで、来季からベルギー1部リーグのリエーセに移籍することでクラブ間合意している川島永嗣(27)=川崎=が本日6日、「試合には全部出たい」などと抱負を語り、成田空港からベルギーに向けて出発した。
川島はW杯で全4試合に出場し、好セーブを連発して2大会ぶりの16強進出に貢献。「大会を通じてもっと厳しい環境に身を置くしか成長はないと思った」と移籍の理由を説明した。
日本代表のGKではイングランドのポーツマスなどでプレーした川口能活(磐田)に続く欧州挑戦。「日本のGKの欧州挑戦は難しいと思っていたが、いい形で成功して今後につなげたい」と意気込んだ。
同僚のMF中村憲からは「W杯でインパクトを与えたし、移籍話になるのは普通のこと。そういう選手が出たことを誇りと思う」とエールを送られた。
川島はベルギーに到着した後、メディカルチェックを受けた上で正式に契約する。
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★第4審判★
国際サッカー連盟(FIFA)は5日、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の準決勝2試合の担当審判員を発表し、西村雄一氏がウルグアイvsオランダの「第4の審判員」に決まった。第4の審判員は主審と副審に次ぐ審判で、主審を支援し選手交代の援助などをする。相楽亨氏は副審の控え。
西村氏は今大会でグループリーグの3試合と、準々決勝のオランダvsブラジルの合計4試合で主審を務めている。
試合は6日午後8時半(日本時間7日午前3時半)からケープタウンで行われる。
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★辞任★
ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で日本代表を決勝トーナメント1回戦で破り、パラグアイ代表をベスト8に導いたヘラルド・マルティノ監督(47)が5日、辞任を表明した。契約満了のためという。
また、マンチェスター・シティーのFWロケ・サンタクルス(28)は「続けたいが、体が言うことを聞かない」と話し、今回が最後のW杯になり、代表を引退することを明らかにした。
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★射殺★
ドイツ北部ハノーバーの繁華街で5日、ドイツ人の男(42)とイタリア人男性(47)が、サッカー・ワールドカップ(W杯)でのドイツとイタリアの優勝回数を巡りバーで口論となり、ドイツ人の男がイタリア人男性を射殺、男性の友人(49)にも重傷を負わせた。
イタリアは最多優勝ブラジルの5回に次ぐ4回、ドイツは3回優勝しているが、双方は優勝回数について意見が合わなかったという。詳しい口論内容は不明。
犯人は地元に住む男で、朝までバーにいて口論した後、一旦は立ち去ったものの、約1時間後に拳銃を手に戻りイタリア人男性の頭に発砲した。男性と友人はともにハノーバーのイタリアレストランで働いていた。
W杯南アフリカ大会では、イタリアはグループリーグで敗退したが、ドイツはベスト4に残り、7日に決勝進出を懸けてスペインと対戦する。
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★統一★
国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は5日、ヨハネスブルクで、FIFA年間最優秀選手と、フランス・フットボール誌が選出する世界年間最優秀選手「バロンドール」を統一した賞にすると、同誌の関係者とともに発表した。サッカー界で最も権威のある両賞が統一される。
「FIFAバロンドール」は世界各国の代表チームの監督、主将と記者によって選ばれる。2010年の受賞者には、来年1月にスイスのチューリヒで授賞式を行う予定。
これまでのFIFA年間最優秀選手は各国代表監督らの投票で選ばれ、「バロンドール」は記者投票で選出。昨年はメッシ(アルゼンチン)が両方の賞を受けた。
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★日程発表★ドイツブンデスリーガ第1節(開幕戦)日程
8月20日(金)
バイエルンvsボルフスブルク
8月21日(土)or22日(日)
ドルトムントvsレバークーゼン
ハンブルガーSVvsシャルケ
マインツvsシュツットガルト
ホッフェンハイムvsブレーメン
ボルシア・メンヘングラッドバッハvsニュルンベルク
ケルンvsカイザースラウテルン
フライブルクvsザンクトパウリ
ハノーバーvsフランクフルト
2010−2011シーズン、ドイツブンデスリーガの今季開幕カードが5日に発表され、日本代表MF長谷部誠(26)が所属するボルフスブルクは昨季のリーグ王者バイエルンと対戦することが決定した。8月20日の午後8時30分(日本時間21日午前3時30分)にバイエルンのホームで行われる。
日本代表DF内田篤人(22)が加入した昨季2位のシャルケは21日か22日にアウェーでハンブルガーSVと、MF香川真司(21)が加入した昨季5位のドルトムントは21日か22日にホームでレバークーゼンと対戦する。
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★8月以降決定★
日本サッカー協会の犬飼基昭会長は5日、ワールドカップ(W杯)の行われている南アフリカから帰国し、日本代表の次期監督の決定は8月以降となる見通しを示した。
成田空港で取材に応じた犬飼会長は「(W杯終了後に)技術委員会が大会を総括した上で、日本の足りないところをどう強化すべきか、次の日本サッカーをどうすべきか詰めて(新監督候補と)交渉することになる」と話した。「(交渉は)8月にずれるか」との質問には「そうなるのかなと思う」と答えた。
新監督については「哲学があり、頑固じゃなくて、マスコミとうまくやれる。カリスマ性がある」との条件を挙げ、「名前にはこだわっていない」と語った。
W杯で日本代表を率いた岡田武史監督はすでに退任の意向を示している。
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★協力要請★
Jリーグの鬼武健二チェアマンが5日、大分県庁を訪れ、広瀬勝貞県知事に経営再建に取り組むJ2の大分トリニータに対する地元自治体の協力を要請した。
鬼武チェアマンは「再建に向けて力をいただいているが、昨年に比べると観客数が減っているし、もうひと踏ん張り力になっていただけないかお願いした」と説明した。
大分はリーグから融資を受けた6億円の完済もしなければならない。鬼武チェアマンは「スポンサーがつかないなど、よくない部分もある。まだまだやらないといけないことがある」と話し、さらなるクラブ側の努力を求めた。
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【超サカFLASH】
★レンタル
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J2徳島は5日、ブラジルのトンベンセからブラジル人FWドゥグラス(22)を期限付き移籍で獲得したと発表した。契約期間は来年1月1日まで。
★レンタル
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J2北九州は5日、J2東京VからJ2栃木に期限付き移籍していたFWレオナルド(24)が、期限付き移籍で加入すると発表した。期間は来年1月31日まで。
★禁止撤回
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サッカーのナイジェリア代表が同国のジョナサン大統領から2年間、国際試合への参加禁止を命じられた問題で、同大統領が禁止を撤回したことが5日、明らかになった。同大統領に近い人物が正式に発表されていないとして匿名を条件に明かした。ナイジェリアは今回のワールドカップ(W杯)はグループリーグで敗退している。
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