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本日の超最新情報
天皇杯3回戦、3連覇を目指すG大阪は前半0-2からの大逆転勝利!!2010.10.09.SAT

INDEX

代表離脱
日本代表からDF田中マルクス闘莉王(名古屋)が右膝負傷で、MF本田拓也(清水)が右内転筋痛で、FW岡崎慎司(清水)が右太もも裏の炎症で代表離脱!

大逆転勝利
第90回天皇杯全日本選手権3回戦
鹿島2−1熊本
ソニー仙台(宮城)1−3C大阪
新潟2−1町田ゼルビア(JFL)
名古屋2−1札幌
京都0−4千葉
山形3−1湘南
横浜M2−1鳥栖
G大阪3−2栃木
史上初の3連覇を狙うG大阪は前半0−2からの大逆転勝利!J2千葉はネットのハットトリックなどでJ1京都に完勝!

ナビスコ展望
ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦日程
10日()
15:00〜
川崎vs磐田
(等々力)
(第1戦=磐田0−1川崎)
15:00〜
清水vs広島
(アウスタ)
(第1戦=広島2−1清水)
明日10日はヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦!

vs韓国
U-19アジア選手権グループリーグ第3戦(最終戦)
グループD
韓国0−0オーストラリア
イエメン0−2イラン
日本は11日の準々決勝でU-20W杯の出場権を懸けて韓国と激突!

快勝
ユーロ2012(欧州選手権)予選第3戦
グループA
ドイツ3−0トルコ
カザフスタン0−2ベルギー
オーストリア3−0アゼルバイジャン
グループB
アイルランド2−3ロシア
アルメニア3−1スロバキア
アンドラ0−2マケドニア
グループC
北アイルランド0−0イタリア
セルビア1−3エストニア
スロベニア5−1フェロー諸島
グループD
アルバニア1−1ボスニア・ヘルツェゴビナ
ルクセンブルク0−0ベラルーシ
グループE
モルドバ0−1オランダ
ハンガリー8−0サンマリノ
グループF
ギリシャ1−0ラトビア
グルジア1−0マルタ
グループG
ウェールズ0−1ブルガリア
モンテネグロ1−0 スイス
グループH
ポルトガル3−1デンマーク
キプロス1−2ノルウェー
グループI
スペイン3−1リトアニア
チェコ1−0スコットランド
前回王者のスペインは2戦全勝!前回準優勝のドイツは前回4強のトルコに快勝して3戦全勝!

大勝
国際親善試合
ウクライナ2−2カナダ
インドネシア1−7ウルグアイ
W杯ベスト4のウルグアイはスアレスとカバーニのハットトリックで7ゴール大勝!

売却承認
イングランドプレミアリーグがニューイングランド・スポーツ・ベンチャーズ(NESV)へのリバプール売却を承認!

資格停止解除
FIFAがナイジェリア・サッカー連盟に対する資格停止処分を解除!

未払い金請求
W杯南アフリカ大会の複数の開催自治体が、FIFAに未払い金を請求!

劇勝
国際親善試合
日本代表1−0アルゼンチン代表
新生・日本代表は大殊勲の勝利でザッケローニ監督の初陣を飾る!

本日の超サカFLASH
VVVのDF吉田麻也(22)が古巣・J1名古屋の練習に参加ほか


本文
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代表離脱
 日本サッカー協会は本日9日、ザッケローニ監督の初采配となった8日のアルゼンチン戦、12日の韓国戦に向け、FW岡崎慎司(清水)が右太もも裏の炎症で、MF本田拓也(清水)が右内転筋痛のためチームを離脱し、韓国遠征の不参加が決まったと発表した。追加の選手は招集しない。
 本田拓は「今回初めて代表に選ばれたのにケガで離脱することになってしまい、非常に悔しい思い」とコメントした。

【闘莉も代表離脱】
 日本サッカー協会は8日、DF田中マルクス闘莉王(名古屋)が右膝負傷のため代表から離脱すると発表した。韓国遠征には参加しない。選手の追加招集はないという。
 闘莉王は8日のアルゼンチン戦も登録から外れていた。

【故障者続出、松井は回復】
 12日に日韓戦を控え故障者が増えている。8日のアルゼンチン戦で決勝点を挙げた岡崎(清水)は試合中に右太もも裏を痛めて離脱。右内転筋を故障した川島(リールセ)も、この日は休養した。
 闘莉王(名古屋)、本田拓(清水)も故障で韓国遠征は不参加となった。その中で、左膝痛の松井(トム・トムスク)は回復している様子で「(韓国戦は)多分大丈夫」と明るい表情だった。

【練習試合で調整】
 サッカー日本代表は本日9日、さいたま市内で国際親善試合の韓国戦(12日・ソウル)に向けて調整し、激しい雨の中で流通経大と45分間の練習試合を行った。前日のアルゼンチン戦に先発しなかった前田(磐田)、中村(川崎)、阿部(レスター)、槙野(広島)らがプレーし、0−0で引き分けた。
 日本はザッケローニ監督の初戦で格上のアルゼンチンを1−0で破った。先発組は軽いランニングなどで体を動かし、右内転筋を痛めたGK川島(リールセ)は宿舎で静養した。
 チームは10日にソウル入り。韓国とは今年2度対戦し、日本は連敗している。

【本田圭、勝利の価値強調】
 アルゼンチン戦後にほとんど口を開かなかった本田圭(CSKAモスクワ)は、一夜明けて「勝てたのは良かった。ほとんどの人は勝つと思っていなかったでしょう」と試合を振り返った。
 格上を撃破し「1つ1つサプライズを起こしていくことで、ワールドカップ(W杯)後もファンは喜んでくれると思う」。W杯で熱を帯びたサッカー人気を維持するためにも、価値ある勝利だったことを強調した。

【真価問われる韓国戦】
 ザッケローニ監督の初陣を飾った余韻に浸る間もなく、サッカーの日本代表は12日の韓国戦に向けた調整に入った。アルゼンチンを破った自信をさらに深められるか。ソウルでの7年半ぶりの日韓戦は、新監督に率いられたチームに大きな意味を持つ。
 韓国との過去の対戦成績は、日本の11勝20分け(PK勝ち2、PK負け1を含む)38敗と大きく負け越している。今年の2度の対戦でも1−3、0−2で続けて完敗。最後の勝利はジーコ監督時代の2005年8月までさかのぼる。長谷部(ボルフスブルク)は「本気かどうか分からなかったアルゼンチンに勝って満足してはいけない。韓国とは厳しい戦いになる。そこで結果が出たら自信になる」と、韓国戦の重要性を強調する。
 ザッケローニ監督が初めて指導した4日からの合宿では「守備ではサイドに追い込んで」「攻撃は縦にシンプルに」などの約束事が徹底された。アルゼンチン戦でもその意識は見られたが、ベースにあったのはワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で16強入りした戦い方。新監督による味付けは、まだまだこれからといった感じだ。
 W杯南ア大会は日韓ともベスト16で肩を並べた。来年1月のアジアカップ前、最後の強化試合となる伝統の一戦で、先につながる確かな手応えを手にしたい。

日本代表メンバー22名
GK:
1.川島永嗣(リールセ)
1983.3.20生/185cm/80Kg
21.西川周作(広島)
1986.6.18生/183cm/81kg
23.権田修一(FC東京)
1989.3.3生/187cm/83Kg
DF:
3.駒野友一(磐田)
1981.7.25生/172cm/76kg
20.栗原勇蔵(横浜M)
1983.9.18生/184cm/80kg
25.伊野波雅彦(鹿島)
1985.8.28生/179cm/73kg
5.長友佑都(チェゼーナ)
1986.9.12生/170cm/68kg
24.槙野智章(広島)
1987.5.11生/182cm/75kg
6.内田篤人(シャルケ)
1988.3.27生/176cm/67kg
MF:
7.遠藤保仁(G大阪)
1980.01.28生/178cm/75kg
14.中村憲剛(川崎)
1980.10.31生/175cm/67kg
8.松井大輔(トム・トムスク)
1981.5.11生/175cm/64kg
2.阿部勇樹(レスター・シティー)
1981.9.6生/177cm/77kg
15.今野泰幸(FC東京)
1983.1.25生/178cm/73kg
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
1984.1.18生/177cm/65kg
27.関口訓充(仙台)
1985.12.26生/170cm/64kg
13.細貝萌 (浦和)
1986.6.10生/176cm/69kg
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
1986.6.13生/182cm/76kg
16.金崎夢生(名古屋)
1989.2.16生/180cm/70kg
11.香川真司(ドルトムント)
1989.3.17生/172cm/63kg
FW:
12.前田遼一(磐田)
1981.10.9生/183cm/80kg
19.森本貴幸(カターニャ)
1988.5.7生/180cm/75kg


大逆転勝利
第90回天皇杯全日本選手権3回戦結果

鹿島2−1熊本
(カシマ)
≪得点者≫
鹿島:マルキーニョス14、岩政大樹45+2
熊本:福王忠世26

ソニー仙台(宮城)1−3C大阪
(ユアスタ)
≪得点者≫
ソニー仙台:大久保剛志31
C大阪:乾貴士29、アドリアーノ40=PK、67

新潟2−1町田ゼルビア(JFL)
(東北電ス)
≪得点者≫
新潟:田中亜土夢24、45+2
町田:太田康介49

名古屋2−1札幌
(瑞穂陸)
≪得点者≫
名古屋:中村直志61、花井聖88
札幌:高木純平51

京都0−4千葉
(西京極)
≪得点者≫
千葉:ネット9、30、67、深井正樹33

山形3−1湘南
(NDスタ)
≪得点者≫
山形:長谷川悠12、田代有三14、宮崎光平57
湘南:新居辰基82

横浜M2−1鳥栖
(ニッパ球)
≪得点者≫
横浜M:中村俊輔23、小野裕二59
鳥栖:早坂良太85

G大阪3−2栃木
(万博)
≪得点者≫
G大阪:イ・グノ53、平井将生83、大塚翔平86
栃木:高木和正14、船山貴之83

第90回天皇杯全日本選手権3回戦日程

11日()
13:00〜
大宮vs大分
(熊谷陸)
13:00〜
北九州vsFC東京
(正田スタ)
13:00〜
神戸vs
(ホームズ)
13:00〜
浦和vs徳島
(駒場)
13日(水)
19:00〜
広島vs福岡
(コカ広島ス)
19:00〜
川崎vs横浜FC
(等々力)
19:00〜
清水vs水戸
(アウスタ)
19:00〜
磐田vs甲府
(ヤマハ)

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超最新TVスケジュール

 サッカーの第90回天皇杯全日本選手権は本日9日、各地で3回戦の8試合が行われ、J1勢は史上初の3連覇を狙うG大阪、J1首位の名古屋などが4回戦に進んだ。
 G大阪はJ2の栃木に前半で2点を先行されたが、後半に3点を奪って大逆転勝利。名古屋はJ2の札幌に2−1で逆転勝ちした。このほかJ1勢では鹿島、C大阪、新潟、山形、横浜Mが3回戦を突破。J2勢は千葉がJ1の京都を破って4回戦に進出した。日本フットボールリーグ(JFL)のソニー仙台(宮城)と町田ゼルビア(JFLシード)は敗れ、Jリーグ勢以外は姿を消した。
 3回戦の残りは11、13日に4試合ずつを行う。

【西野監督「これほど苦しむとは」】
 史上初の3連覇を目指す王者、G大阪がJ2の栃木を相手に苦しみながらも逆転勝ち。3回戦を突破した西野監督は「接戦は予想していたが、これほど苦しむことになるとは…」と渋い表情で話した。
 豪雨でピッチが水浸しとなった影響もあってミスが重なった。前半を終えて2点のリードを許した。嫌な雰囲気でハーフタイムを迎えたが、後半から途中出場の佐々木が流れを一気に変えた。
 後半8分に左CKで李根鎬のゴールをアシストすると、後は独壇場に。同38分に平井の動きに完璧に合わせたスルーパスを通して同点ゴールを生み出した。そしてその3分後には中央にドリブルで切り込み、DFを十分に引きつけてパス。受けた途中出場の大塚が決勝点を決めた。
 佐々木は「たまたまです。3連覇が懸かっているし、こんなところで負けていられない」と力強かった。ナビスコ杯で敗退し、リーグ戦の優勝は厳しい状況に追い込まれている。残された天皇杯全日本選手権のタイトルに全精力を注ぐ。

【名古屋、逆転で16強】
 名古屋は前半、玉田のシュートがクロスバーの上に外れ、橋本のミドルシュートもGKに弾かれた。決定機を逃し、後半の立ち上がりには先制点を奪われた。J2下位の札幌に流れが傾きかけたが、J1で首位を走るチームに焦りはなかった。
 歯車が噛み合ったのは後半16分。橋本のパスを受けた中村が右足を振り抜き、ゴール右上に吸い込まれるようなミドルシュートを決めた。ゲームキャプテンを務めた背番号7は「先制されても焦りはなかった」と冷静に振り返った。
 同点ゴールに呼応するように、若手も躍動した。終了間際、名古屋ユース出身の花井がこぼれ球を押し込んで勝ち越した。ストイコビッチ監督に高く評価されながら結果を残せていなかった20歳は「ずっと歯がゆかった。チームにとって貴重なゴールを決められた」とプロ初得点を喜んだ。
 闘莉王、金崎、ケネディの代表組ら主力を欠いたが、J1と合わせ3試合連続の逆転勝ち。中村は「リーグで勝っている雰囲気が若手にも伝わるんじゃないか」と言う。決勝で敗れた前回の借りを返すべく、まずは4回戦に駒を進めた。

【横浜Mはベテランと若手が融合】
 横浜Mはベテランと若手のゴールで快勝。32歳の中村と17歳の小野が得点した。
 「練習で何回か蹴って感触は掴んでいた」という中村は得意の左足で鮮やかにFKを直接決めた。それでも「後半にいい場面で2回も(FKが)あったのに決められなくて残念」と不満そう。
 パスカットを追加点につなげた小野は「取った時はゴールしか見ていなかった。試合に出たらゴールしようといつも心掛けている」とうれしそうだった。

【山形は長谷川の今季初得点で勝利】
 山形はFW長谷川が今季公式戦初ゴールを挙げた。左サイドからのパスを胸でトラップし、間を置かずに左足でシュートを放った。「正直ホッとした。次につながるゴール」と喜んだ。
 187センチの長身を生かしたポストプレーが持ち味で、昨季はリーグ戦10得点。今季はここまでリーグ戦16試合に出場していたが、ゴールが遠かった。小林監督は「今までも点は取れなかったが、じれずに黒子になってよく働いてくれていた」と評価した。

【千葉・ネットの活躍で京都を撃破】
 J1京都を撃破したJ2千葉の原動力となったのは、故障明けで久々に先発出場したネットだった。前半9分の先制ゴールを皮切りに3得点の大暴れ。「みんなの協力のおかげ」と満面の笑みを見せた。
 右脚付け根のケガで1ヶ月近く戦列を離れていた。ストライカーの復帰はJ1復帰を目指すチームにとって強力な追い風となりそうだ。「ジェフはJ1にいるべきチーム。昇格に向けリーグでも頑張りたい」と力強かった。

【京都、完敗で監督呆然】
 京都は4失点で完敗した。「難しい試合になるとは思っていたが、まさか4点も取られるとは…」と秋田監督。J2千葉に面白いように得点を奪われ、呆然とした様子だった。
 前半9分に先制を許すと、守備陣が落ち着きを失った。J2降格圏に沈むリーグ戦での低迷に追い打ちをかける大敗。指揮官の「何とかこの流れを変えなければ」という言葉が空しく響いた。


ナビスコ展望
ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦日程

10日()

15:00〜
川崎vs磐田
(等々力)
(第1戦=磐田0−1川崎)

15:00〜
清水vs広島
(アウスタ)
(第1戦=広島2−1清水)

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 ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦は明日10日に行われ、清水はホームで広島と対戦する。長谷川監督は「使ってみたい」と2年ぶりの決勝進出が懸かる一戦で、6月に加入したFW伊藤翔(22)を切り札に指名。伊藤が大一番でデビューする可能性が高くなった。伊藤は7日の練習で途中から主力組に抜擢され、実戦形式で豪快な左足シュートを決めるなど、アピールした。
 中京大中京からいきなり海外移籍を決断し、フランスのグルノーブル入り。今年6月に帰国して清水入りし“和製アンリ”として期待されたが、7月末に右大腿を痛めたこともあり、ここまで出番に恵まれなかった。「暑さに慣れなかった。本当に嫌だった。生活のサイクルに慣れず、体が全然動かなかった」と伊藤は振り返る。フランスでは夏はほとんど夜に練習。4年に及んだフランスの感覚が体に染みついていた。
 「涼しくなってきたし、準備はできている。僕は1試合1試合が大事」と伊藤は即戦力としてのプライドをのぞかせる。長谷川監督は「守備ができるようになったことが一番大きい」と話し、「強引さが魅力」とフランス仕込みの攻撃センスに期待した。


vs韓国
U-19アジア選手権グループリーグ第3戦(最終戦)結果

グループA:

中国1−1タイ
シリア0−1サウジアラビア

グループB:

ウズベキスタン2−0イラク
バーレーン0−2北朝鮮

グループC:

U-19ヨルダン代表0−3U-19日本代表
≪得点者≫
日本:永井龍50、84、指宿洋史77

UAE4−0ベトナム

グループD:

韓国0−0オーストラリア
イエメン0−2イラン

U-19アジア選手権準々決勝日程

11日()

日本時間15:30〜
中国vs北朝鮮

日本時間19:00〜
ウズベキスタンvsサウジアラビア

日本時間15:30〜
U-19日本代表vsU-19韓国代表

日本時間19:00〜
オーストラリアvsUAE

グループリーグ順位表
(全日程終了)
…準々決勝進出

グループA:
(勝ち点/試合数/得失点差)
1.中国(7/3/+4)
2.サウジアラビア(6/3/±0)

3.シリア(3/3/-2)
4.タイ(1/3/-2)

グループB:
(勝ち点/試合数/得失点差)
1.ウズベキスタン(9/3/+4)
2.北朝鮮(6/3/+4)

3.バーレーン(3/3/-2)
4.イラク(0/3/-6)

グループC:
(勝ち点/試合数/得失点差)
1.日本(9/3/+8)
2.UAE(4/3/+3
)
3.ベトナム(3/3/-7)
4.ヨルダン(1/3/-4)

グループD:
(勝ち点/試合数/得失点差)
1.オーストラリア(7/3/+6)
2.韓国(7/3/+3)

4.イラン(3/3/-3)
3.イエメン(0/3/-6)

 サッカーのU-19(19歳以下)アジア選手権は8日、中国山東省シ博(しはく)市などでグループリーグ第3戦(最終戦)が行われ、既にグループC・1位で準々決勝進出を決めていた日本はヨルダンを3−0で下し、3戦全勝での突破となった。
 控え選手中心の日本は、後半立ち上がりに永井(C大阪)が先制。その後、途中出場の指宿(サバデル)と永井が追加点を挙げた。
 日本は11日の準々決勝でグループD・2位の韓国と対戦する。勝てば来年にコロンビアで開催されるU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得する。
 グループDでは2連勝同士の韓国vsオーストラリアは0−0の引き分けに終わり、得失点差でオーストラリアが1位、韓国が2位。イランはイエメンに2−0で勝って初勝利を挙げた。
 グループAでは中国がタイと1−1で引き分けて首位通過。サウジアラビアはシリアに1−0で勝利。2連勝で準々決勝に進出した。
 グループBはイラクに2−0で快勝したウズベキスタンが3連勝で首位通過を果たした。また、勝ち点で並んでいたバーレーンとの直接対決を2−0で制した北朝鮮が2位での突破を決定。これにより、準々決勝の2カードは中国vs北朝鮮、ウズベキスタンvsサウジアラビアとなった。

【永井「次の試合でも決めたい」】
 グループリーグ通過を決めていた日本は、第1、2戦で出番が少なかった選手を起用してヨルダンに快勝。3戦全勝で突破を決めた布監督は「これで準備完了。全員で決勝トーナメントに臨むことができる」とU-20W杯出場権が懸かる準々決勝に手応えを示した。
 前回大会は準々決勝で韓国に敗れ、ワールドユース選手権時代から7大会続いたU-20W杯出場が途切れた。この日2得点の永井は「次の試合でも決めて、勝利に貢献したい」と、韓国との決戦に向けて意気込んだ。

U-19日本代表23名
GK:
1.中村隼(山形)
18.川浪吾郎(柏)
21.嘉味田隼(神戸)
DF:
2.田中優毅(日体大)
3.平出涼(FC東京)
4.内田達也(G大阪)
5.阿部巧(横浜FC)
13.遠藤航(湘南ユース)
15.古林将太(湘南)
19.岡本拓也(浦和ユース)
22.寺岡真弘(関西大)
MF:
6.藤田息吹(慶應義塾大)
7.菊池大介(草津)
8.酒井高徳(新潟)
10.六平光成(中央大)
16.古田寛幸(札幌)
17.小林祐希(東京Vユース)
24.風間宏希(ロウレターノ/ポルトガル)
26.加藤大(新潟)
FW:
9.永井龍(C大阪)
12.宇佐美貴史(G大阪)
14.杉本健勇(C大阪)
23.指宿洋史(CEサバデル/スペイン)


快勝
ユーロ2012(欧州選手権)予選第3戦結果

グループA:

ドイツ3−0トルコ
≪得点者≫
ドイツ:クローゼ42、87、エジル79

カザフスタン0−2ベルギー

オーストリア3−0アゼルバイジャン

グループB:

アイルランド2−3ロシア
≪得点者≫
アイルランド:ロビー・キーン72=PK、ロング78
ロシア:ケルジャコフ10、ザゴエフ28、シロコフ50

アルメニア3−1スロバキア

アンドラ0−2マケドニア

グループC:

北アイルランド0−0イタリア

セルビア1−3エストニア

スロベニア5−1フェロー諸島

グループD:

アルバニア1−1ボスニア・ヘルツェゴビナ

ルクセンブルク0−0ベラルーシ

グループE:

モルドバ0−1オランダ
≪得点者≫
オランダ:フンテラール37

ハンガリー8−0サンマリノ

グループF:

ギリシャ1−0ラトビア

グルジア1−0マルタ

グループG:

ウェールズ0−1ブルガリア

モンテネグロ1−0 スイス

グループH:

ポルトガル3−1デンマーク
≪得点者≫
ポルトガル:ナニ29、31、クリスティアーノ・ロナウド85
デンマーク:オウンゴール79、

キプロス1−2ノルウェー

グループI:

スペイン3−1リトアニア
≪得点者≫
スペイン:ジョレンテ47、56、シルバ79
リトアニア:シェルナス47

チェコ1−0スコットランド

 サッカーのユーロ2012(欧州選手権)予選は8日、各地で行われ、グループIは連覇を狙うスペインがFWジョレンテ(アスレティック・ビルバオ)の2得点などでリトアニアを3−1で破り、2戦2勝とした。グループAは前回準優勝のドイツがFWクローゼ(バイエルン)が2点決め、前回4強のトルコに3−0で快勝して3戦3勝とした。
 グループEはワールドカップ(W杯)準優勝のオランダがモルドバを1−0で下して3戦3勝とした。グループGのモンテネグロとグループHのノルウェーも3連勝。グループHではポルトガルがFWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)などの得点でデンマークを3−1で破り、初勝利を挙げた。

【クローゼ、代表では絶好調】
 前回準優勝のドイツはFWクローゼ(バイエルン)が2点決め、前回4強のトルコに3−0で快勝して3戦3勝とした。
 ドイツは前回大会の準決勝と同じ顔合わせとなったトルコ戦に快勝し、首位を固めた。2得点のクローゼは代表通算57ゴールで歴代単独2位に浮上し、首位の「爆撃機」ミュラーまで11得点に迫った。
 前半42分に味方のシュートがゴールの枠に跳ね返されたこぼれ球を頭で押し込み、後半42分には相手GKのキックを胸で止めてから右足で決めた。今季の国内リーグでは無得点だが、代表では今予選で3試合連続の計5得点。「これがサッカー。代表ではなぜかツキが回ってくるんだ」と口元を緩めた。

【トルコ系3世エジル「特別な日」にゴール】
 トルコ系3世でトルコからの誘いを断ってドイツ代表を選んだ21歳のエジルは「友人と戦う感覚。特別な日になる」と心待ちにした初対戦をゴールで飾った。
 ドイツ国内のトルコ人社会は約250万人に上る。試合会場はベルリンで、約7万4000人の観客の大半がトルコを応援した。エジルが4年前にトルコ連盟へ送った代表招集拒否の文書を入手したドイツ大衆紙が8日付で紙面に掲載したこともあり、トップ下で先発したエジルはボールを持つたびに相手サポーターから激しいブーイングを浴びた。
 戸惑いを隠せないエジルは序盤、ミスが目立った。だが今季移籍したレアル・マドリード(スペイン)で早くも欠かせない主軸となった技巧派は徐々にリズムを取り戻し、後半34分にGKの横をすり抜ける鋭いシュートを決めた。
 得点後はガッツポーズをせず、笑顔を一瞬見せただけだった。この試合前日に「ドイツ人であることを誇りに思うし、ほかの国籍なんて考えられない」と話していたが、やはり胸中は複雑だったのだろう。


大勝
国際親善試合結果

ウクライナ2−2カナダ
≪得点者≫
ウクライナ:ミレフスキー59、ティモシュク80
カナダ:ジャクソン12、ハッチンソン29

インドネシア1−7ウルグアイ
≪得点者≫
インドネシア:サロサ18
ウルグアイ:カバーニ35、80、84、L・スアレス43、55、70、エグレン59

ペルー2−0コスタリカ
ボリビア1−3ベネズエラ
中国2−1シリア
クウェート1−3バーレーン
オマーン1−0ガボン
インド3−1ベトナム

 サッカーの国際親善試合は8日、各地で行われ、ユーロ2012(欧州選手権)共催国のウクライナはカナダと対戦し、2点差から追い付いて2−2で引き分けた。
 ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会・ベスト4のウルグアイはスアレスとカバーニのハットトリックなどにより、インドネシアに7−1で大勝した。ウルグアイは12日に中国と対戦する予定。


売却承認
 サッカーのイングランドプレミアリーグは8日、米大リーグのレッドソックスを所有するニューイングランド・スポーツ・ベンチャーズ(NESV)へのリバプール売却を承認したと発表した。
 同リーグは声明で、NESVの代表者から受けた情報に「満足した」と説明。しかし、クラブと対立するアメリカ人オーナーは争う姿勢を見せており、同リーグは「正式な売却成立への問題はまだ解決されていない」と推移を見守る姿勢を示した。


資格停止解除
 国際サッカー連盟(FIFA)は8日、ナイジェリア・サッカー連盟に対する資格停止処分を、26日まで一時的に解除すると発表した。FIFAはナイジェリア政府が運営に介入したとして、同連盟を4日に資格停止としていたが、状況が改善したとしている。
 政府が理事会機能停止の原因となった理事への訴えを取り下げ、国家スポーツ委員会の指示で辞任していた専務理事が職務に復帰した。再び混乱した場合は、自動的に資格停止処分が有効となる。


未払い金請求
 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の複数の開催自治体が、国際サッカー連盟(FIFA)に未払い金を支払うよう求めていることが分かった。7日付の南アフリカ紙タイムズ(電子版)が報じた。総額は5億ランド(約60億円)に上るとされる。
 同紙によると、開催自治体は入場料収入の10%を受け取る契約をFIFAと交わしたが支払われていないという。このうち、準決勝などを開催したダーバン市は、FIFAの要望による追加工事費用なども支払われていないとして、FIFAに警告書を送付。法的手段も視野に入れているという。
 これに対し、FIFAの広報担当者は「地元組織委員会と開催都市の間の問題だ」と話した。


劇勝
国際親善試合結果

日本代表1−0アルゼンチン代表

会場:埼玉スタジアム2002
観衆:57735人
主審:パベル・ギル(ポーランド)
天気:晴れ
気温:20℃
湿度:74%
ピッチ:全面良芝

≪得点者≫
日本:岡崎慎司19

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
1.川島永嗣(リールセ)
(85分21.西川周作(広島))
DF:
6.内田篤人(シャルケ)
15.今野泰幸(FC東京)
20.栗原勇蔵(横浜M)
5.長友佑都(チェゼーナ)
MF:
9.岡崎慎司(清水)
(71分27.関口訓充(仙台))
17.長谷部誠(ボルフスブルク)(cap)=90+1分
7.遠藤保仁(G大阪)
(71分2.阿部勇樹(レスター・シティー))
11.香川真司(ドルトムント)
(77分14.中村憲剛(川崎))
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
FW:
19.森本貴幸(カターニャ)
(65分12.前田遼一(磐田))
ベンチ:
GK:
23.権田修一(FC東京)
DF:
3.駒野友一(磐田)
25.伊野波雅彦(鹿島)
24.槙野智章(広島)
MF:
13.細貝萌 (浦和)
16.金崎夢生(名古屋)

フォーメーション
(4-5-1)

   19
11  18    9
   7  17
5  20  15  6
    1

アルゼンチン代表
GK:
1.ロメロ(AZ)
DF:
4.ブルディッソ(ローマ)
(78分21.ラベッシ(ナポリ))
2.デミチェリス(バイエルン)=80分
18.ガブリエル・ミリート(バルセロナ)
6.エインセ(マルセイユ)
MF:
15.ダレッサンドロ(インテルナシオナル)=29分
(59分20.パストーレ(パレルモ))
14.マスチェラーノ(バルセロナ)(cap)
19.カンビアッソ(インテル)
(45分5.ボラッティ(フィオレンティーナ))
(84分7.ディ・マリア(レアル・マドリード))
FW:
10.メッシ(バルセロナ)
22.ディエゴ・ミリート(インテル)
(33分9.イグアイン(レアル・マドリード))
11.テベス(マンチェスター・シティー)
ベンチ:
GK:
12.アンドゥハル(カターニャ)
17.ウスタリ(ヘタフェ)
DF:
13.パレハ(スパルタク・モスクワ)
3.アンサルディ(ルビン・カザン)
MF:
8.ソーザ(ナポリ)
16.ガイタン(ベンフィカ)

フォーメーション
(4-3-3)

11  22   10
  19  15
   14
6  18  2  4
    1

≪各種データ≫
日本アルゼンチン代表
ボール支配率:
39%:61%
シュート数:
15:13
直接FK数:
8:25
間接FK数:
2:0
CK数:
5:5
GK数:
7:10
PK数:
0:0
オフサイド:
2:0

 サッカーの国際親善試合、キリンチャレンジカップは8日、埼玉スタジアムに5万7735人の大観衆を集めて行われ、日本代表はワールドカップ(W杯)で2度の優勝を誇るアルゼンチン代表を1−0で破る殊勲の勝利を挙げた。
 8月末に就任したイタリア人のアルベルト・ザッケローニ監督(57)は初采配を白星で飾った。2014年W杯ブラジル大会に向けて幸先の良いスタートとなった。
 日本は前半19分に岡崎慎司(清水)がゴールを決め、そのまま逃げ切った。日本は過去6戦全敗だったアルゼンチンに7度目の対戦で初勝利した。
 ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会8強のアルゼンチンは、昨年の世界年間最優秀選手のメッシ(バルセロナ)やテベス(マンチェスター・シティー)ら、ほぼベストの先発メンバーを組んだが、無得点だった。
 日本代表は12日に、ソウルで韓国代表と国際親善試合を行う。

栗原勇蔵
「相手が全力でやったかどうか分からない。それでも勝ちは勝ちだ」

長友佑都
「メッシと対戦できたし、一瞬一瞬が最高だった。やれる自信がついた。もっとレベルを上げたい」

香川真司
「(アルゼンチンは)単純なミスもあったし、雰囲気を見てもそんなに本気じゃない感じがした」

岡崎慎司
「(ゴール前に)良い形で入っていくことができたし、あそこを狙えていたのが良かった。みんながうまくなって、個人でも打開できるようになってきた」

長谷部誠
「合宿で詰め込んでやってきたものを、少し出した手応えはある。韓国戦の方が厳しい戦いになるだろう」

森本貴幸
「カウンターで良い攻撃ができた。点を取れなかったのは悔しい」

西川周作
「(途中出場の)準備はしていた。楽しもうと思っていた。無失点で終えたいという気持ちが強かったので、笛が鳴った時はホッとした」

前田遼一
「点を取って味方を楽にできればいいと思って入った。次は出られるか分からないので、練習で頑張りたい」

関口訓充
「短い時間だったので、失点しないよう守備に重点を置いていた。次は攻撃でアクセントを加えられたらいい」

日本代表・ザッケローニ監督
「デビュー戦で非常に良い結果を出せて、満足している。日本の選手、チームにはまだまだ伸びしろがある。2014年(W杯ブラジル大会)の最終目標に向け、成長していきたい」

アルゼンチン代表・バティスタ監督
「日本は秩序があり、良いチームだった。選手は疲れと時差もあって調子が悪かった。試合を支配できなかった」

日本サッカー協会・小倉純二会長
「出来過ぎ。選手が自信を持って戦ってくれた。岡田前監督の遺産も残っているでしょうし、ザッケローニ監督のスタイルで戦って、素晴らしい試合だった。監督にとってはいいスタートを切れた」

日本代表メンバー25名
GK:
1.川島永嗣(リールセ)
1983.3.20生/185cm/80Kg
21.西川周作(広島)
1986.6.18生/183cm/81kg
23.権田修一(FC東京)
1989.3.3生/187cm/83Kg
DF:
4.田中マルクス闘莉王(名古屋)
1981.4.24生/185cm/82kg
3.駒野友一(磐田)
1981.7.25生/172cm/76kg
20.栗原勇蔵(横浜M)
1983.9.18生/184cm/80kg
25.伊野波雅彦(鹿島)
1985.8.28生/179cm/73kg
5.長友佑都(チェゼーナ)
1986.9.12生/170cm/68kg
24.槙野智章(広島)
1987.5.11生/182cm/75kg
6.内田篤人(シャルケ)
1988.3.27生/176cm/67kg
MF:
7.遠藤保仁(G大阪)
1980.01.28生/178cm/75kg
14.中村憲剛(川崎)
1980.10.31生/175cm/67kg
8.松井大輔(トム・トムスク)
1981.5.11生/175cm/64kg
2.阿部勇樹(レスター・シティー)
1981.9.6生/177cm/77kg
15.今野泰幸(FC東京)
1983.1.25生/178cm/73kg
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
1984.1.18生/177cm/65kg
26.本田拓也(清水)
1985.4.17生/177cm 73kg
27.関口訓充(仙台)
1985.12.26生/170cm/64kg
13.細貝萌 (浦和)
1986.6.10生/176cm/69kg
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
1986.6.13生/182cm/76kg
16.金崎夢生(名古屋)
1989.2.16生/180cm/70kg
11.香川真司(ドルトムント)
1989.3.17生/172cm/63kg
FW:
12.前田遼一(磐田)
1981.10.9生/183cm/80kg
9.岡崎慎司(清水)
1986.4.16生/174cm/76kg
19.森本貴幸(カターニャ)
1988.5.7生/180cm/75kg

アルゼンチン代表メンバー23名
GK:
マリアーノ・アンドゥハル(カターニャ/イタリア)
オスカル・ウスタリ(ヘタフェ/スペイン)
セルヒオ・ロメロ(AZ/オランダ)
DF:
ガブリエル・エインセ(マルセイユ/フランス)
ワルテル・サムエル(インテル/イタリア)
ガブリエル・ミリート(バルセロナ/スペイン)
マルティン・デミチェリス(バイエルン/ドイツ)
ニコラス・ブルディッソ(ローマ/イタリア)
ニコラス・パレハ(スパルタク・モスクワ/ロシア)
クリスティアン・アンサルディ(ルビン・カザン/ロシア)
MF:
エステバン・カンビアッソ(インテル/イタリア)
アンドレス・ダレッサンドロ(インテルナシオナル/ブラジル)
ハビエル・マスチェラーノ(バルセロナ/スペイン)
マリオ・ボラッティ(フィオレンティーナ/イタリア)
ホセ・ソーザ(ナポリ/イタリア)
アンヘル・ディ・マリア(レアル・マドリード/スペイン)
ニコラス・ガイタン(ベンフィカ/ポルトガル)
ハビレル・パストーレ(パレルモ/イタリア)
FW:
ディエゴ・ミリート(インテル/イタリア)
カルロス・テベス(マンチェスター・シティー/イングランド)
エセキエル・ラベッシ(ナポリ/イタリア)
リオネル・メッシ(バルセロナ/スペイン)
ゴンサーロ・イグアイン(レアル・マドリード/スペイン)

【ザッケローニ監督Q&A】
試合を振り返っては?

「まず、デビュー戦でのこの結果に満足。合宿で自分が言ったことを選手がどれだけやってくれるか、楽しみにしていたが、そこに特に満足している。試合前には『勝ちたいならチーム力で相手を上回るしかない』と話した。それからサポーターには本当に感謝したい。まさに12番目の選手だった」

戦い方には?

「我々のサイドチェンジが相手DFに的を絞らせなかった。課題は経験の差。終盤は間延びしてスペースを与えた。疲れる前までは見事にコンパクトにまとまって不安はなかった。持っている実力を信じて、深めてもらえれば。ただ、目的はアルゼンチンに勝つことではない。成長していくこと」

一番の収穫は?

「『縦にゴールへ向かう姿勢を』と言った。精神面では『どんな相手でも怯えるな』と話したが、よくやってくれた」

1点リードしたハーフタイムの指示は?

「DFの修正。あとは2点目をと」

改めて日本の印象は?

「以前から抱いているものと同じ。クオリティはある。みんなが気づいていないだけ。海外組の能力は高いが、Jリーグも非常にいい選手を輩出している。Jの監督達は素晴らしい」

ネガティブな驚きはあったか?

「ない、ない。みんな実力を出してくれた。森本、圭佑、岡崎、香川…。みんな犠牲になって、守備でも助けてくれた」

交代も的確では?

「交代選手はよくやった。疲労と、中盤のバランスを考えて代えた」

今後のメンバーは?

「本田拓、松井、闘莉王らの状態を確認しながら。韓国戦は難しいものになると思う」

【岡崎がザックジャパン1号弾】
 メッシのスピードにどよめいてばかりだった序盤のスタンドを、あっという間に「ニッポンコール」に変えた。前半19分、長谷部の強烈なミドルシュートを相手GKが弾いたボールに反応したのは岡崎。右足で冷静に流し込み、拳を突き上げた。
 ベンチではザッケローニ監督が手を叩き、通訳とがっちり握手した。記念すべきザックジャパン第1号ゴール。イタリアから来た指揮官の胸に、このゴールは深く刻まれたはずだ。
 エースストライカーとして乗り込んだ南アW杯では調子を落とし、先発から外れた。パラグアイに敗れても泣くことはできなかった。自身を覆ったのは無力感。「力不足だった。もっと強くならないと世界には勝てない」。帰国後、「独力でも打開できる選手になる」と新たなテーマを掲げた。
 もちろん、本来の運動量や泥臭さを消すつもりはない。この日もまるでサイドバックかのように、守備時には最終ラインまで下がって何度も日本のピンチを救った。ザッケローニ監督はサイドアタッカーに激しい上下動を求めるが、その期待通りのプレーだった。
 後半26分、関口と交代でベンチで下がると、ザッケローニ監督とがっちり握手した。4年後こそエースストライカーとしてピッチへ−。新指揮官への名詞代わりの1発としては十分だろう。

【2004年チェコ戦以来の金星挙げる】
 日本が国際AマッチでFIFAランキング10位以内の相手に勝つのは、2004年4月にアウェーでチェコを1−0で破って以来となった。
 アルゼンチン戦は1992年の初対戦から7試合目での初勝利。だが、国際Aマッチ以外では1964年の東京五輪で対戦し、川淵三郎(現日本サッカー協会名誉会長)の得点などで日本が3−2で逆転勝ちしている。

【ザック、初采配の勝利に「満足」】
 岡崎が相手GKより一歩早く詰めて決勝ゴールを突き刺すと、ザッケローニ監督は手を叩き、右拳を力強く握った。初采配の一戦。強豪アルゼンチンを破った新監督は「デビュー戦で良い結果を出せ、満足している」と充実した表情で言った。4年後のW杯ブラジル大会へ向け、最高のスタートを切った。
 試合後の記者会見でザッケローニ監督が喜びを表した時はわずかだった。「我々の目標はアルゼンチンに勝つことではなく、成長すること」。さらに「試合終盤は間延びして、相手にスペースを与えてしまった」と課題を続けた。視線は常に前を見据えるように映った。イタリア人指揮官に率いられた「新生日本」の挑戦がいよいよ幕を開けた。

【遠藤がMF歴代最多出場】
 中盤の底で後半26分までプレーした30歳の遠藤が、国際Aマッチ通算99試合目の出場を果たした。日本代表MFとしては中村俊(横浜M)の98試合を抜いて最多となった。
 歴代1位は長年DFとして活躍した井原正巳氏の122試合。

【川島、負傷交代も「大丈夫」】
 前半にメッシのFKを止めるなどして、無失点勝利に貢献したGK川島は後半40分に交代した。右脚の内転筋を痛めたそうで、試合後に「ボールを蹴った時に少し違和感があった。今は大丈夫」と説明した。
 栗原、今野の両センターバックとの連係もスムーズにこなした。「新しい監督がやろうとしているサッカーにプラスして、自分たちの判断でいい形で試合を運べた」と手応えを口にした。

【長友「自信を感じた」】
 左サイドバックの長友はメッシと相対したが、ひるむことなくボールを奪いにいった。「一瞬、一瞬が最高だった」とスターとの対戦に目を輝かせ、「やれる自信を感じた」と手応えを掴んだ。
 イタリアセリエAでプレーしている経験から、大物相手でも臆することはない。「メッシは僕に対してイライラしていた。にらまれましたから」と、無失点に満足げな表情を見せた。

【長谷部「悪くなかった」】
 攻守に奮闘した長谷部は「守備はサイドに出させるということを合宿でやってきた。それを多少は出せた」と、主将らしい冷静な口ぶりで手応えを口にした。
 強豪相手から奪った決勝点は、長谷部のミドルシュートをGKが弾いたことで生まれた。「試合内容は悪くなかった。チャンスもつくれた。個人的にはもっとシュートを狙えたと思う」と貪欲だった。

【関口「やっぱり緊張した」】
 初招集された関口が後半26分、岡崎に代わってピッチに入った。記念すべき代表デビュー戦を「やっぱり緊張した。でも代表の誰もが最初に通る道なので、これを良い経験にしたい」と明るい表情で振り返った。
 大きな見せ場はつくれなかったが「次にチャンスがあれば、もっと自分から仕掛けていきたい。それができないと駄目だし、良い勉強になった」と、12日の韓国戦(ソウル)出場にも意欲的だった。

【メッシ、フル出場も無得点】
 バロンドール、世界最優秀選手の名に恥じぬプレーは披露した。アルゼンチンのメッシは鋭いドリブルや巧みなワンツーで日本のゴールに迫り、前半27分の直接FKは弧を描くような弾道で右隅へ。最大の見せ場を川島の好セーブに阻まれると、起死回生の同点弾を狙った試合終了間際のFKは壁に当たって万事休した。フル出場して両チーム最多のシュート5本を放ったが得点は奪えず、チームに勝利をもたらすことはできなかった。
 9月に右足首を痛めたばかり。バティスタ監督は「早期に回復した」と強調したが、香川が「ちょっと抑えていたのかと思った」と感じたように、万全の出来ではなかった。試合前日に「何かをやるために来た」と話した23歳は試合後、うつろな表情で言葉を発しないまま引き上げた。

【アルゼンチン地元紙「日本の勝利は当然」】
 アルゼンチンでは現地時間8日午前8時前から日本戦をテレビで生中継。多くのファンが見守った。地元紙ナシオンは公式サイトで結果を速報。
 「日本には遠藤のテンポを刻む才能、香川がゲームに与えたリズム、岡崎のスピード、本田のハイクラスなプレー、センターバックを混乱させた森本のポテンシャルがあった。日本の勝利は当然だった」と伝えた。またオレ紙はアルゼンチンに関し「チームとしてまとまっていない。一歩後退した」と厳しかった。

【サッカー好きナダルがお忍び観戦】
 スペイン人のプロテニスプレーヤー、ラファエル・ナダルが試合を観戦した。親戚にサッカーのスペイン代表選手を持つナダルは、自身も幼少期にサッカー選手志望だったというほどのサッカー好き。関係者によれば「お忍びで観戦に来た」とのことで、スタンドからアルゼンチン戦代表のプレーぶりに熱視線を送っていた。

≪超サカ採点表≫
日本代表
GK:
1.川島永嗣 6.5
安定したパフォーマンスでメッシのFKもセーブ
(85分21.西川周作 --)
時間短く採点なし
DF:
6.内田篤人 6.0
攻撃面もさることながら守備面でも奮闘
15.今野泰幸 6.0
時折バランスを崩すこともあったが粘り強く対応
20.栗原勇蔵 6.0
最初はヒヤヒヤしたものの、その後は強さを見せた
5.長友佑都 6.5
相変わらずのハードワークとタイトなマークで存在感を示す
MF:
9.岡崎慎司 6.5
攻守に幅広く動き、ゴールも挙げる
(71分27.関口訓充 5.5)
持ち味を発揮することはできなかった
17.長谷部誠 7.0
攻守に質の高い動き、プレーでチームを牽引
7.遠藤保仁 6.5
的確な捌きで潤滑油となり攻守のバランスも良かった
(71分2.阿部勇樹 6.0)
守備の局面で存在感を見せる
11.香川真司 7.0
神出鬼没な動きでアルゼンチン守備陣に脅威を与える
(77分14.中村憲剛 --)
18.本田圭佑 6.5
フィジカルの強さを生かしタメを作る。守備の意識も高かった
FW:
19.森本貴幸 5.5
悪くはなかったが持ち味は発揮できず
(65分12.前田遼一 6.5)
引き出しの多さを見せた
監督
ザッケローニ 6.5
これまでのチームをベースにプラスアルファを加えるアプローチが良かった
アルゼンチン代表
GK:
1.ロメロ 5.5
失点場面の弾き方はまずかった
DF:
4.ブルディッソ 5.5
やはり攻撃面に物足りなさが残る
(78分21.ラベッシ -)
2.デミチェリス 5.0
不用意なパスミスが目に付いた
18.ガブリエル・ミリート 5.5
無難な対応
6.エインセ 5.0
やはりセンターの方が良さが生きる
MF:
15.ダレッサンドロ 5.5
積極的にボールを受けるもリズムを作りきれず
(59分20.パストーレ 5.5)
センスの高さは窺えたが、違いを作るまでには至らず
14.マスチェラーノ 5.5
本来のパフォーマンスではなかった
19.カンビアッソ 5.0
良いところが出せないまま負傷交代
(45分5.ボラッティ 5.0)
持ち味を発揮できずに負傷交代
(84分7.ディ・マリア --)
FW:
10.メッシ 6.5
アルゼンチンの攻撃に唯一可能性を感じさせた
22.ディエゴ・・ミリート 5.0
前線で起点になりきれず
(33分9.イグアイン 5.0)
ほとんど何もできなかった
11.テベス 5.0
良い形でボールも持てず消化不良
監督
バティスタ 4.5
守備的なサイドバックの場合、前線の陣容が異なる方が機能しただろう


超サカFLASH

練習参加
 オランダエールディビジ、VVVのDF吉田麻也(22)が8日、古巣・J1名古屋の練習に参加した。日本でリハビリを行っていた吉田は近くオランダに戻り、VVVの練習に合流する。

全治3ヶ月
 J2草津は8日、DF有薗真吾が右膝半月板損傷で全治3ヶ月と診断されたと発表した。


[提携サイト]
日本代表ニュース

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