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本日の超最新情報
日本代表が韓国から帰国!!2010.10.13.WED

INDEX

帰国
韓国戦を終えた日本代表が韓国・ソウルから帰国!次戦は来年1月開幕のアジアカップ!

高視聴率
12日にフジテレビ系列で生中継された国際親善試合の韓国代表vs日本代表戦の平均視聴率が26.8%の高視聴率を記録!瞬間最高視聴率は36.6%!

長期離脱
12日の韓国戦で負傷退場した磐田の日本代表DF駒野友一(29)は右上腕骨骨折で長期離脱!

全治3週間
代表離脱した清水の日本代表FW岡崎慎司(24)は右太ももの肉離れで全治3週間!

J1を撃破
第90回天皇杯全日本選手権3回戦
広島2−2(PK5−6)福岡
川崎2−1横浜FC
清水4−1水戸
磐田2−1甲府
J2福岡は延長、PK戦の末にJ1広島を撃破!清水は小野伸二、磐田は山本康裕の決勝ゴールで逆転勝利!川崎は延長戦の末に4回戦進出!

試合中止
ユーロ2012(欧州選手権)予選第4戦
グループA
カザフスタン0−3ドイツ
ベルギー4−4オーストリア
アゼルバイジャン1−0トルコ
グループB
マケドニア0−1ロシア
スロバキア1−1アイルランド
アルメニア4−0アンドラ
グループC
イタリアvsセルビア
(観客の暴動で中止)
エストニア0−1スロベニア
フェロー諸島1−1北アイルランド
グループD
フランス2−0ルクセンブルク
ベラルーシ2−0アルバニア
グループE
オランダ4−1スウェーデン
フィンランド1−2ハンガリー
サンマリノ0−2モルドバ
グループF
ギリシャ2−1イスラエル
ラトビア1−1グルジア
グループG
イングランド0−0モンテネグロ
スイス4−1ウェールズ
グループH
アイスランド1−3ポルトガル
デンマーク2−0キプロス
グループI
スコットランド2−3スペイン
リヒテンシュタイン0−2チェコ
前回王者のスペインは3戦全勝、前回準優勝のドイツは4戦全勝で首位堅守!イタリアvsセルビアはセルビア・サポーターの暴徒化で前半6分に試合中止!セルビアは大会追放の可能性も!

大勝
国際親善試合
アメリカ0−0コロンビア
メキシコ2−2ベネズエラ
中国0−4ウルグアイ
ニュージーランド0−2パラグアイ
サウジアラビア0−2ブルガリア
オマーン0−1チリ
クロアチア2−1ノルウェー
コスタリカ2−1エルサルバドル
エクアドル2−2ポーランド
ホンジュラス2−0グアテマラ
パナマ1−0ペルー
W杯ベスト4のウルグアイは後半25分からの4ゴールで大勝!

DRAW
国際親善試合
韓国代表0−0日本代表
攻守に激しくぶつかり合った激闘は、両チーム無得点で引き分け!

本日の超サカFLASH
シュツットガルトが成績不振でグロス監督(38)を解任ほか


本文
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帰国
 サッカーの日本代表は本日13日、国際親善試合の韓国戦(12日・ソウル)を終え、帰国した。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング30位の日本は8日に同5位のアルゼンチン戦(埼玉スタジアム)で1−0の金星を挙げ、ライバルの韓国とは0−0で引き分けた。ザッケローニ監督が指揮した2試合は1勝1分けで、年内の試合を終えた。
 日本は来年1月にザッケローニ監督が迎える初の公式大会、アジアカップ(カタール)に臨む。同監督はこの後も日本に滞在してJリーグなどを視察する予定で、2大会ぶり4度目の優勝に向けた準備を進める。

【縦への速さに「驚き」】
 サッカーの日本代表は12日にソウルで韓国代表と0−0で引き分け、年内全ての試合を終えた。ワールドカップ(W杯)後の監督人事に時間はかかったが、8月末に就任したザッケローニ監督の下で上々の再出発となった。2試合を指揮したイタリア人監督は「日本はさらに強くなれる」と手応えを口にした。
 1−0で勝ったアルゼンチン戦と、これまでは身体的な強さで圧倒されていた韓国戦で、日本は球際や1対1で互角に渡り合った。岡田前監督が築いたW杯16強の土台の確かさを示し、その上で新監督は縦に速い攻撃を志向。本田圭(CSKAモスクワ)を軸に積極的にシュートへ持ち込む姿勢が加わり、韓国では「日本が変わった」と驚きを持って報じられた。
 ザッケローニ監督は戦術面で細かい指示を出すが、内田(シャルケ)は「なるほどと思わせ、分かりやすい話が多い」と言い、中村(川崎)も「とっぴな戦術はない」と話す。イタリア流の堅守に、日本の技術と素早いパス回し、さらに一気に前へ仕掛ける意識を組み合わせる方向性も見えてきた。長谷部(ボルフスブルク)は「日本サッカー界の未来は明るい」と頼もしく話した。
 新監督は「流れを読み、状況に合わせた戦術を用いること」を課題に挙げる。選手だけでなく来年1月のアジアカップ(カタール)では展開に応じた監督の采配も重要性を増す。真価を見せるのはこれから。歩み始めた新生日本代表が、次はアジアの頂点を目指す。

【韓国紙も日本代表を評価】
 引き分けに終わったサッカー日韓戦から一夜明け、本日13日付の韓国紙(日本語版)は「韓国代表の問題点をことごとく露呈させた」と日本代表への賛辞を並べ、本田圭佑(CSKAモスクワ)に「ピッチで断然引き立って見えた」と賞賛を送った。
 朝鮮日報は「“強豪”に成長した日本は、もはや侮れるような相手ではなかった」と、W杯南ア大会で16強進出を果たした日本を評価。「ペナルティーエリアで体で止めようとした際、ボールが手に当たりPKを取られるところだった」と苦戦の様子を伝えた。
 指揮を執った韓国のチョ・グァンレ監督も同紙に対し「日本は強くなった。前進守備のプレスが強く、攻撃のテンポも早かった」と成長を認めた。
 中央日報は本田の存在感を強調。「独特の強いフィジカルと左足シュートで韓国ゴールを脅かし、なぜ日本の次世代エースと呼ばれるかをはっきりと示した」と絶賛した。


高視聴率
 12日夜にフジテレビ系列で生中継されたサッカー国際親善試合、韓国代表vs日本代表戦の平均視聴率が、関東地区で26.8%(関西地区で19.6%)の高視聴率を記録したことが本日13日、明らかになった。ビデオリサーチが同日発表した。
 瞬間最高視聴率は試合終了直後の午後9時53分で、関東地区で36.6%(関西地区で27.4%)だった。
 ザッケローニ新監督が指揮を執るサッカー日本代表が、初めて韓国代表と対戦したこの試合は、0−0の引き分けに終わった。
 伝統の日韓戦とあって視聴者の関心も高く、ザッケローニ監督が初采配を振ったアルゼンチン戦(8日)の19.6%を大幅に上回った。


長期離脱
 日本サッカー協会は12日、国際親善試合の韓国戦で負傷した日本代表の磐田DF駒野友一(29)がソウル市内の病院で右上腕骨骨折と診断されたと発表した。全治は不明。代表チームとともに予定通りに13日に帰国するが、長期離脱は避けられない見込み。この試合を前に「一番のライバルだし、一番負けたくない相手」と燃えていたが、無念の結果となった。
 駒野は前半10分過ぎに、自陣ゴール前で韓国選手と浮き球を競った際に後ろから激しく接触され、同15分に交代。担架で運ばれ、救急車でソウル市内の病院に緊急搬送された。
 ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の決勝トーナメント1回戦パラグアイ戦では、PK戦でチーム敗退につながるキック失敗を犯してしまった。新監督のもと迎えた強豪韓国戦は、再起にうってつけの舞台だったが、見せ場をつくる前に再び悲運に見舞われた。


全治3週間
 J1の清水エスパルスは本日13日、日本代表FW岡崎慎司(24)が右太ももの肉離れで全治3週間と診断されたと発表した。
 岡崎はゴールを決めた8日のアルゼンチン戦で負傷し、チームを離脱。12日の韓国戦(ソウル)にも同行しなかった。
 一方、同じく代表離脱した本田拓也(24)の右内転筋痛は軽傷で、16日の京都戦(アウスタ)で復帰できる見込みとなった。


J1を撃破
第90回天皇杯全日本選手権3回戦結果

広島2−2(PK5−6)福岡
(コカ広島ス)
≪得点者≫
広島:高萩洋次郎89、槙野智章116=PK
福岡:田中佑昌49、高橋泰107

川崎2−1横浜FC
(等々力)
≪得点者≫
川崎:ジュニーニョ88、楠神順平110
横浜FC:久木野聡82

清水4−1水戸
(アウスタ)
≪得点者≫
清水:岩下敬輔63、小野伸二66=PK、大前元紀90+1、原一樹90+4
水戸:大橋正博53

磐田2−1甲府
(ヤマハ)
≪得点者≫
磐田:菅沼実78、山本康裕85
甲府:畑田真輝76

第90回天皇杯全日本選手権4回戦日程

11月17日(水)

鹿島vsC大阪
(会場未定)

新潟vs名古屋
(会場未定)

福岡vs大宮
(会場未定)

FC東京vs千葉
(会場未定)

川崎vs山形
(会場未定)

清水vs横浜M
(会場未定)

G大阪vs
(会場未定)

浦和vs磐田
(会場未定)

 サッカーの第90回天皇杯全日本選手権は本日13日、各地でいずれもJリーグ1部(J1)勢と2部(J2)勢による3回戦の残り4試合が行われ、ヤマザキナビスコカップで決勝に進出した広島が、J2の福岡にPK戦で敗れる波乱があった。このほかJ1勢の川崎、清水、磐田が勝ち上がり、ベスト16が出揃った。
 福岡は2−2からのPK戦を6−5で制した。川崎は延長の末に横浜FCを2−1で振り切った。清水は水戸に4−1、磐田は甲府に2−1でともに逆転勝ちした。
 4回戦は11月17日に開催される。

【福岡、J1昇格へ向け弾みの1勝】
 J2の福岡がPK戦の末に競り勝った。数少ない好機を生かして2得点。体を張った守備も光り、一度もリードを許さなかった。篠田監督は「120分間、ハードワークしてくれた」と選手を称えた。
 J2では3位につけ、5季ぶりのJ1昇格へ向けてしのぎを削っている。「PK戦でも何でも勝って次のステージに行けるのだから、自信になる」と指揮官。弾みとなる1勝となりそうだ。

【広島、遠かった3点目】
 連戦の疲れはあっただろう。それでも勝たなければいけない試合だった。10日にナビスコ杯で決勝進出を決めたばかりの広島が、J2福岡に足をすくわれた。「成功の後には落とし穴が待っているもの」。ペトロビッチ監督の試合前の不安が現実になった。
 勝利に対する執念は十分に見せた。敗色が濃厚の後半44分、ミドルシュートのこぼれ球を高萩が押し込み、ゲームを振り出しに戻す。再びリードされた延長後半11分には槙野がPKを決めて再び追い付いた。120分を通じてのシュート数は相手の倍近い24。だが、勝利を呼び込む3点目は遠かった。
 佐藤ら主力をケガで欠くというマイナス要素もあった。それでも槙野は「相手はJ2。勝たなければいけなかった」と言い訳はしなかった。
 天皇杯で敗退したことでアジアチャンピオンズリーグの出場権を得るチャンスはリーグ戦だけに絞られた。「いろいろ考えずに済む。これをプラスにとらえたい」。高萩の言葉はチームの思いを代弁するようだった。

【川崎が執念の逆転勝ち】
 0−1のまま敗色濃厚の後半43分にジュニーニョが右CKから押し込んで同点とすると、延長後半5分に楠神が左から技ありのシュートを決めて逆転。川崎が土壇場でタイトルへの執念を見せ、粘る難敵を振り切った。
 序盤はJ2相手にゴールラッシュすら予感させる勢い。しかし10分までにあった3度の絶好機を逃すと、徐々に主導権を失った。予想外の展開にも、高畠監督は「番狂わせが起こりやすい大会。手強い相手だとは思っていた」と言う。
 その予感が的中し、後半37分に川崎から横浜FCに期限付き移籍中の久木野に先制点を許した。日本代表の中村を欠いた影響が大きく、攻撃は単調だったが、その後はなりふり構わずに攻め続けて最悪の結果は免れた。
 2005年のJ1昇格以来、リーグ戦で2位が3度、ナビスコ杯でも準優勝を2度経験するなど、あと一歩でタイトルに届かない。今季もナビスコ杯の準決勝で敗退したばかり。楠神は「ナビスコ杯のこともあったし、絶対に勝たないといけない試合だった」。決勝ゴールの余韻に浸ることなく、安堵感を漂わせた。

【横浜FC、惜しくも番狂わせならず】
 横浜FCは惜しくも番狂わせを逃した。1−2の延長後半終了間際にはゴール前の混戦から渡辺が同点ゴールを決めたかに思われたが、判定はオフサイドだった。
 昨年までJ2鳥栖を率いていた岸野監督はこの大会で、前回は広島、前々回は大分と神戸、3大会前は新潟とJ1勢を相手に何度も波乱を起こしてきた。その再現はならずに「惜しかったとかは関係なくて、勝たなきゃいけなかった」と険しい表情で話した。

【磐田、中2日で“お疲れ”も逆転】
 磐田が疲労の中で2点を奪って逆転勝ちした。J2甲府に苦戦したが、柳下監督は「天皇杯は結果が大事」と4回戦進出を喜んだ。
 決勝進出を決めた10日のナビスコ杯準決勝第2戦から中2日。「何人かの選手は動きを見ていて疲れていると感じた」と指揮官も認める通り、全体的に運動量が少なかった。決勝ゴールの山本康も「(得点後に)喜ぶ気力もなかった」と疲れ切った様子だった。

【清水、3点差勝利も課題残る】
 清水はJ2の水戸を退けたが、課題の残る勝利となった。
 終了間際の2得点で結果は4−1ながら、序盤からパスや連係のミスで何度も水戸の攻撃陣に押し込まれた。同点ゴールを決めた岩下は「内容がひどかった。組織として成り立っていない」と笑みなく話した。
 長谷川監督も「延長戦に入ってもおかしくない試合だった」と苦笑いし「いい形でつなげたい」と週末に再開するリーグ戦に向けて気持ちを切り替えた。


試合中止
ユーロ2012(欧州選手権)予選第4戦結果

グループA:

カザフスタン0−3ドイツ
≪得点者≫
ドイツ:クローゼ48、ゴメス76、ポドルスキ85

ベルギー4−4オーストリア
≪得点者≫
ベルギー:ヴォッセン11、フェライニ47、オグンジミ87、ロンベルツ90
オーストリア:シーマー14、62、アルナウトビッチ30、ハルニク90+3

アゼルバイジャン1−0トルコ
≪得点者≫
アゼルバイジャン:シャディゴフ38

グループB:

マケドニア0−1ロシア
≪得点者≫
ロシア:ケルジャコフ8

スロバキア1−1アイルランド
≪得点者≫
スロバキア:ジュリツァ36
アイルランド:セント・レジャー16

アルメニア4−0アンドラ
≪得点者≫
アルメニア:ガザリアン4、ムキタリアン16、モブシシャン33、ピゼーリ52

グループC:

イタリアvsセルビア
(観客の暴動で中止)

エストニア0−1スロベニア
≪得点者≫
スロベニア:オウンゴール60

フェロー諸島1−1北アイルランド
≪得点者≫
フェロー諸島:クリスティアン・ホルスト60
北アイルランド:ラファティ76

グループD:

フランス2−0ルクセンブルク
≪得点者≫
フランス:ベンゼマ23、グルキュフ76

ベラルーシ2−0アルバニア
≪得点者≫
ベラルーシ:ロディノフ10、キシャク77

グループE:

オランダ4−1スウェーデン
≪得点者≫
オランダ:フンテラール4、55、アフェライ37、58
スウェーデン:グランクビスト69

フィンランド1−2ハンガリー
≪得点者≫
フィンランド:フォーセル86
ハンガリー:スザライ50、ズスザク90+4

サンマリノ0−2モルドバ
≪得点者≫
モルドバ:ジョサン20、ドリョス86=PK

グループF:

ギリシャ2−1イスラエル
≪得点者≫
ギリシャ:サルピンギディス22、カラグーニス63=PK
イスラエル:オウンゴール59

ラトビア1−1グルジア
≪得点者≫
ラトビア:カウナ90+1
グルジア:シラーゼ74

グループG:

イングランド0−0モンテネグロ

スイス4−1ウェールズ
≪得点者≫
スイス:ストッカー8、89、ストレラー21、ゴクハン・インレル82=PK
ウェールズ:ベイル13

グループH:

アイスランド1−3ポルトガル
≪得点者≫
アイスランド:ダニエルソン18
ポルトガル:クリスティアーノ・ロナウド3、ラウール・メイレレス27、ポスティガ72

デンマーク2−0キプロス
≪得点者≫
デンマーク:ラスムッセン48、ロレンツェン81

グループI:

スコットランド2−3スペイン
≪得点者≫
スコットランド:ネイスミス58、オウンゴール66
スペイン:ビジャ44、イニエスタ55、ジョレンテ79

リヒテンシュタイン0−2チェコ
≪得点者≫
チェコ:ネチド12、カドレツ29

 サッカーのユーロ2012(欧州選手権)予選は12日、各地で行われ、連覇を期すグループIのスペインはFWジョレンテ(アスレティック・ビルバオ)の決勝点でスコットランドに3−2で競り勝ち、3戦3勝で首位を守った。
 グループAは前回準優勝のドイツがカザフスタンに3−0で快勝し、グループEはオランダがスウェーデンに4−1で圧勝した。ともに4戦4勝で首位。グループGではイングランドがホームでモンテネグロと0−0で引き分けた。モンテネグロが3勝1分けで首位、イングランドは2勝1分けで2位にいる。
 グループCのイタリアvsセルビアは0−0の前半6分に一部観客が暴徒化して試合が中止された。

【観客の暴徒化でイタリア戦が中止】
 イタリア同国北西部のジェノバで行われたグループCの大一番は、発炎筒が飛び、爆竹が鳴り響く大混乱の末に中止された。英国人のクレイグ・トムソン主審が、競技場内の安全を確保できないと判断した。
 試合前に騒ぎが始まり、キックオフが30分以上遅れた。発炎筒はセルビアのサポーターが陣取るスタンドからゴール付近へ投げられ、セルビア選手が軽傷を負った。同国代表の正GKは試合前日に過激なサポーターに脅迫され、出場を見送っていたという。
 開始直後に一部サポーターの暴動が再び活発化し、わずか6分を経過したところでイタリア代表のGKエミリアーノ・ビビアーノのすぐ近くに発炎筒が投げつけられる。この事態を重く見たトムソン主審は試合を一時中断し、審判団および関係者との協議の末、試合中止を決定した。
 ジェノバのルイジ・フェッラーリス(ジェノアの本拠地)が会場となったこの一戦には、セルビアから1500名を越えるサポーターが懸け付けたと見られているが、このうち300人近くの過激サポーターが日中から市内の商店に石や爆竹を投げつけるなど暴動を起こし、試合前までに10名以上の逮捕者を出していた。また、これらのフーリガンはスタジアムに到着した母国代表のバスにも攻撃を加え、GKブラディミル・ストイコビッチが危害を加えられたとも伝えられている。
 欧州サッカー連盟(UEFA)は本日13日、イタリアvsセルビアについて調査に乗り出したことを明らかにした。暴徒化したのはセルビアのサポーターで、UEFAの規則では、同国に対する処分は大会追放や将来の大会出場停止に及ぶ可能性もある。

【モンテネグロ無失点で首位守る】
 モンテネグロは統率の取れた守備で、イングランドに得点を与えなかった。4試合を終え、全て無失点。3勝1分けの勝ち点10とし、グループGトップを守った。
 クラニチャール監督は2006年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会ではクロアチアを率い、日本とは引き分けた。セルビアと分離後、初のユーロ2012(欧州選手権)予選での快進撃に、同監督は「我々全ての期待を上回る結果だ」と胸を張った。

【イングランド、ドローにぶ然】
 抱き合って喜ぶモンテネグロのイレブンを横目に、選手はぶ然とした表情で引き揚げた。イングランドは完全に主導権を握りながら守りを固めた格下の相手を崩せず、無得点のままホームで消化不良の引き分けに終わった。
 負傷していたエースFWのルーニーが先発出場。後半14分、MFジェラードからのスルーパスをルーニーがシュートしたが相手GKに阻まれるなど、好機をものにできなかった。カペッロ監督は「4度あった決定的チャンスに決められなかった。モンテネグロはコンパクトに守るいいチームだ」と悲観はしていなかった。


大勝
国際親善試合結果

アメリカ0−0コロンビア

メキシコ2−2ベネズエラ
≪得点者≫
メキシコ:ハビエル・エルナンデス34、ジオバンニ・ドス・サントス61
ベネズエラ:ジュアン・アランゴ6、40

中国0−4ウルグアイ
≪得点者≫
ウルグアイ:オウンゴール70、カバーニ79、クリスティアン・ロドリゲス82、セバスチャン・フェルナンデス84

ニュージーランド0−2パラグアイ
≪得点者≫
パラグアイ:アエド・バルデス22、オスバルド・マルティネス27

サウジアラビア0−2ブルガリア
≪得点者≫
ブルガリア:ランゲロフ40、ドモフチイスキ45

オマーン0−1チリ
≪得点者≫
チリ:ペドロ・モラレス27

クロアチア2−1ノルウェー
≪得点者≫
クロアチア:マンズキッチ35、クラニチャール50
ノルウェー:アブデラウエ21

コスタリカ2−1エルサルバドル
≪得点者≫
コスタリカ:ホセ・サンチェス10、ホスエ・マルティネス86
エルサルバドル:ブルゴス50

エクアドル2−2ポーランド
≪得点者≫
エクアドル:クリスチャン・ベニテス32、78
ポーランド:スモラレク61、オブラニャク70

ホンジュラス2−0グアテマラ
≪得点者≫
ホンジュラス:ロジェール・ロハス21、ウェルカム81

パナマ1−0ペルー
≪得点者≫
ペルー:G・トーレス76

バーレーン2−4ウズベキスタン
カタール1−2イラク
インドネシア3−0マレーシア
フィリピン5−0マカオ
台湾1−1香港
クウェート3−1ベトナム
UAE0−2アンゴラ

 国際親善試合は12日、世界各地で行われ、ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会ベスト4のウルグアイは武漢(中国)で中国と対戦し、後半25分からの4ゴールで4−0と大勝した。
 W杯ベスト8のパラグアイはアウェーでニュージーランドに快勝。アメリカはコロンビアと0−0で、メキシコはベネズエラと2−2でそれぞれ引き分けた。
 このほか、ブルガリア、チリ、クロアチアなどが勝利した。


DRAW
国際親善試合結果

韓国代表0−0日本代表

会場:ソウルW杯スタジアム
観衆:62503人
主審:イルマトフ(ウズベキスタン)
天気:晴れ
気温:17℃
湿度:65%
ピッチ:全面良芝(乾燥)

≪出場メンバー≫
韓国代表
GK:
1.チョン・ソンリョン
DF:
15.ホン・ジョンホ
4.チョ・ヨンヒョン
14.イ・ジョンス
MF:
2.チェ・ヒョジン
(82分22.チャ・ドゥリ)
23.シン・ヒョンミン=45分
(46分16.キ・ソンヨン)
8.ユン・ピッカラム
12.イ・ヨンピョ(cap)
FW:
20.チェ・ソングッ
(66分19.ヨム・ギフン)
(82分9.ユ・ビョンス)
10.パク・チュヨン
17.イ・チョンヨン
ベンチ:
21.キム・ヨングァン
5.カク・テヒ
6.キム・ヨングォン
3.ファン・ジェウォン
13.ク・ジャチョル
18.チョ・ヨンチョル
24.キム・シヌク
11.イ・スンリョル

フォーメーション
(3-4-3)

   10
 17    20
12  8  23  2
 14  4  15
    1

日本代表
GK:
21.西川周作(広島)
DF:
3.駒野友一(磐田)
(15分6.内田篤人(シャルケ))
15.今野泰幸(FC東京)
20.栗原勇蔵(横浜M)
5.長友佑都(チェゼーナ)
MF:
8.松井大輔(トム・トムスク)
(78分16.金崎夢生(名古屋))
17.長谷部誠(ボルフスブルク)(cap)
7.遠藤保仁(G大阪)
(85分14.中村憲剛(川崎))
11.香川真司(ドルトムント)
(72分13.細貝萌 (浦和))
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
FW:
12.前田遼一(磐田)
ベンチ:
GK:
28.曽ヶ端準(鹿島)
23.権田修一(FC東京)
DF:
25.伊野波雅彦(鹿島)
24.槙野智章(広島)
MF:
8.松井大輔(トム・トムスク)
2.阿部勇樹(レスター・シティー)
27.関口訓充(仙台)
FW:
19.森本貴幸(カターニャ)

フォーメーション
(4-5-1)

   12
11  18    8
   7  17
5  20  15  3
   21

≪各種データ≫
韓国日本
ボール支配率:
44%:56%
シュート数:
8:6
直接FK数:
20:16
間接FK数:
0:0
CK数:
4:5
GK数:
12:8
PK数:
0:0
オフサイド:
0:0

 サッカーの日本代表は12日、ソウル・ワールドカップ(W杯)スタジアムでの国際親善試合で韓国代表と対戦し、0−0で引き分けた。ともに今夏のW杯南アフリカ大会でベスト16入りしたアジアのライバル対決は、最後まで緊迫した展開が続き、ともに得点なく終わった。海外初遠征のザッケローニ監督の下で韓国から5年ぶりの白星はならなかった。日本は同監督が指揮を執った今年2試合をアルゼンチン戦の金星に続き、通算1勝1分けで終えた。
 攻守に激しくぶつかり合った一戦。前半は互いに守備の集中力が高く、日本も本田圭のミドルシュートなど好機は数えるほど。後半開始からは韓国に押し込まれる場面が増えたが、栗原と今野の両DFを中心に粘り強く跳ね返して無失点でしのいだ。終盤には長谷部、本田圭が好機を得たが、ゴールは割れなかった。
 両国の対戦成績は日本の11勝21分け(PK勝ち2、PK負け1を含む)38敗。今年の日韓戦は日本がホームで2連敗していた。
 年内最終戦を終え、来年1月にアジア王者を決めるアジアカップ(カタール)に臨む。

西川周作
「ゼロで抑えられて良かった。日本で体験できない雰囲気を背中で感じた。いい経験ができた」

今野泰幸
「韓国とは今年2回やって勝てなかったので、勝ちたかった。押し込まれる場面はあると(栗原)勇蔵とも言っていたので落ち着いて対応した。無失点は良かった」

栗原勇蔵
「重圧は感じなかった。立ち上がりに混乱せずに抑えられたから(以後は)落ち着いてできた。今野とはやりやすい。何試合もやっているような感じでできた」

長友佑都
「チームが(ボールを)つないでくれるとやりやすいが、ピッチがこういうふうに悪いとやりにくい。課題は出たが、克服していきたい」

松井大輔(
「こういう試合を続けていきたい。新監督になって、いい戦いができている。若い選手も思い切りできているのではないか」

遠藤保仁
「(国際Aマッチ通算100試合出場について)記録は伸ばしていければいい。1試合1試合の積み重ねでここまで来た」

香川真司
「改めて(韓国の)身体の強さを感じた。もっと自分を上げていかないと。攻撃の質を上げたい」

本田圭佑
「タフな試合だった。1点が取れなかったのは残念。惜しいじゃ意味がないので次は決められるように準備したい。(チームとして)まだ満足いく形は見えていないが、若い選手が多いので僕も含めて成長できる」

前田遼一
「FWで出てゼロというのは悔しい。低い位置ではボールをもらえたが、厳しいところではまだまだ」

日本代表・ザッケローニ監督
「日本は技術を、韓国は体の強さを出した。自分達のプレーができた時は日本は韓国ゴールを狙うことができていた。日本は素晴らしいチームだし、さらに強くなれる」

韓国代表・趙広来監督
「日韓戦はいつも緊張感ある試合になるが、今日の結果は少し残念。オーバーラップが足りなくて、チャンスをつくれなかった。」

日本サッカー協会・小倉純二会長
「いい試合で、お互いにいいところを見せられた。ザッケローニ監督になって守備がよくなってきた。日本が変わってきたという印象を持ってもらえたんじゃないか。来年に期待が持てる」

日本代表メンバー22名
GK:
28.曽ヶ端準(鹿島)
1979.8.2生/187cm/80Kg
21.西川周作(広島)
1986.6.18生/183cm/81kg
23.権田修一(FC東京)
1989.3.3生/187cm/83Kg
DF:
3.駒野友一(磐田)
1981.7.25生/172cm/76kg
20.栗原勇蔵(横浜M)
1983.9.18生/184cm/80kg
25.伊野波雅彦(鹿島)
1985.8.28生/179cm/73kg
5.長友佑都(チェゼーナ)
1986.9.12生/170cm/68kg
24.槙野智章(広島)
1987.5.11生/182cm/75kg
6.内田篤人(シャルケ)
1988.3.27生/176cm/67kg
MF:
7.遠藤保仁(G大阪)
1980.01.28生/178cm/75kg
14.中村憲剛(川崎)
1980.10.31生/175cm/67kg
8.松井大輔(トム・トムスク)
1981.5.11生/175cm/64kg
2.阿部勇樹(レスター・シティー)
1981.9.6生/177cm/77kg
15.今野泰幸(FC東京)
1983.1.25生/178cm/73kg
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
1984.1.18生/177cm/65kg
27.関口訓充(仙台)
1985.12.26生/170cm/64kg
13.細貝萌 (浦和)
1986.6.10生/176cm/69kg
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
1986.6.13生/182cm/76kg
16.金崎夢生(名古屋)
1989.2.16生/180cm/70kg
11.香川真司(ドルトムント)
1989.3.17生/172cm/63kg
FW:
12.前田遼一(磐田)
1981.10.9生/183cm/80kg
19.森本貴幸(カターニャ)
1988.5.7生/180cm/75kg

【ザッケローニ監督Q&A】
試合の印象は?

「2つのチームが全力を出し切った。日本はサイドチェンジを使って、うまく攻撃できたときの内容が良かった。やはり素晴らしい能力を持ったチームだ。選手には、自分達には能力があるという自信を植え付けたい」

対韓国としては?

「試合前、恐れていたのはフィジカルを生かしたセットプレーと10番(朴主永)を起点としたカウンター。それとピッチのコンディション。(今日は)パスミスがあったが、ポゼッションしている時、コンディションが悪くなければこんなミスは犯さない。少し不利だったと思う」

先発したFW前田の評価は?

「前回はFW森本が先発し、前田が終盤、後からだった。今日見る限り、終盤もまだやれるという状況で、最後までどんなプレーをするのか、興味があった」

試合後、センターサークルの審判の元に行き、主審とは握手しなかったが、判定に不満があった?

「答えはノーだ。それには気付いてもいなかった。あいさつはしたつもりだ」

【日本、価値あるドロー】
 2003年4月以来、7年半ぶりのソウルでの伝統の一戦。韓国から5年ぶりの勝利を奪うことはできなかった。ただ真っ赤に染まった敵地のスタジアムで日本は一歩も引かず、価値あるドローを引き寄せた。
 試合開始直後、いきなり本田圭が相手選手に激しく当たられ、倒れた。その後も自陣ペナルティーエリア内で駒野が李青龍に体ごとぶつかられ、前半15分に負傷交代。韓国にボールが渡ると大歓声が響く。だが、敵意を剥き出しにしてくるライバルに対し、日本はしたたかに好機を築いた。
 前半27分、本田圭がペナルティーエリア外から鋭く左足を振り抜いたシュートは惜しくもGKに阻まれた。選手が口を揃えた「球際の勝負」でも負けず、後半も長谷部、本田圭の力強いドリブルでゴールに迫った。
 今年2度の韓国戦で日本は連敗。だが、W杯南アフリカ大会で16強入りした自信がチームの根幹を支えている。「W杯を経験したメンバーはやれるという自信がある」と遠藤。ザッケローニ監督の初陣となった8日のアルゼンチン戦も1−0で勝利した。
 アジア王者を決める来年1月のアジアカップでも好敵手となるとみられる韓国との立ち位置を対等に戻したことは大きい。「選手にはもっと能力があること、自信を植え付けたい」と話すザッケローニ監督に率いられて2戦。日本は着実に階段を上っている。

【ザック、選手は「才能に気づいていない」】
 新生日本は初のアウェー戦で韓国とスコアレスドロー。ザッケローニ監督は試合後「日本はテクニック、韓国はフィジカルという対戦だったが、やはり韓国の方がフィジカルが強かった。だが、ピッチコンディションが悪い中、自分達のプレーができた時は韓国ゴールに迫れた」と分析し、攻撃に手応えを感じた様子。
 「我々はすごくいいチームだが、自分達の才能にまだまだ気づいていない選手、チームがもっと良くなると信じていない選手もいる。このチームが成長していけるともっと自覚して、強くなりたい」とチームの意識改革を課題に挙げた。

【本田圭、無得点にもどかしさ】
 今回のライバル同士の戦いを宣伝する韓国国内のポスターは、朴智星=パク・チソンと本田圭が向かい合う構図だった。W杯での活躍で一躍、日本の顔になったことがうかがえる。韓国の大エースは右膝の負傷で欠場したが、日本の背番号18はアウェーでも存在感を放った。
 前半27分、松井からのパスを受けると遠めの位置から思い切り左足を振り抜く。ブレる球がゴール左上を襲ったが、GKの好セーブに阻まれた。「惜しいじゃ意味ない。次は決められるようにしたい」。積極的にゴールを狙っていく姿勢は、またも実らなかった。
 W杯後、日本代表でもクラブでもゴールから遠ざかっている。「それが実力。警戒されても決められるようにならないと」と、苦悩の一端を漏らす。南アフリカで一気にブレーク後、大きな壁に当たっている。新監督の下で再出発した代表でも「悪くはないが、今日も(ゴールは)ゼロ。まだ満足いく形は見えない」と、もどかしさを隠せない。
 日本の真の顔になれるかどうか。「(今の代表は)若い選手が多いので、僕も含めて成長できるはず」。本田圭が壁を越えれば、さらに強い代表が期待できる。

【栗原&今野、2戦連続無失点】
 W杯のレギュラーだった中澤(横浜M)と闘莉王(名古屋)に続く選手の発掘が課題のセンターバックには、アルゼンチン戦に続いて栗原、今野が入り、2試合連続で無失点の好結果を残した。
 前の試合で、メッシら世界屈指の攻撃陣に点を許さなかった自信か。高さ、強さで勝る韓国にも屈しなかった。欧州でプレーするFW朴主永らレベルの高い攻撃陣にも中央は破られなかった。
 闘莉王は29歳、中澤は既に32歳。4年後のW杯を見据えれば、世代交代は急務だ。
 27歳の栗原は「立ち上がりに混乱せずに抑えられたから、落ち着いてできた。今野とはやりやすい。何試合もやっている感じでできた」と満足げに振り返った。同い年の今野と組んだザッケローニ体制の2試合で手応えを掴んだ。

【香川の仕掛け通じず】
 攻撃陣で期待された香川は不発だった。得意のドリブルで仕掛けても韓国選手に阻まれるシーンが目立ち「改めて(韓国の)身体の強さを感じた。もっと自分を上げていかないと。攻撃の質を上げたい」と反省した。
 期待されたゴールは奪えず、後半27分に途中交代でピッチを退いた。

【前田、1年ぶり先発も不発】
 前田が昨年10月のスコットランド戦以来、1年ぶりに先発出場。センターFWの位置に入ったが、期待された得点はできなかった。
 「FWで出てゼロというのは悔しい」と前田。昨季のJ1得点王ながらW杯メンバーから漏れ、期するものがあったはずだが、不完全燃焼に終わった。

【代役GK西川、2度目の先発で無失点】
 川島(リールセ)が負傷離脱したGKは西川がフル出場し、無失点で切り抜けた。代表戦は3試合目の出場で、先発は昨年10月の香港戦以来、2度目だった。
 W杯南アフリカ大会のメンバー入りを期待されながらベテランの川口(磐田)に押し出される形で落選した。4年後のW杯ブラジル大会を目指す24歳。守備ラインとの連係に不安をのぞかせる場面もあったが、朴主永のシュートをブロックするなど韓国の攻撃を抑えた。

【駒野、右腕骨折し負傷交代】
 駒野が序盤に負傷交代した。ゴール前で浮き球を韓国選手と競り合った際に、空中でバランスを失って倒れた。右腕を冷やしながら担架で運び出された。日本サッカー協会によると、ソウル市内の病院で右上腕骨骨折と診断された。
 アルゼンチン戦では出場機会がなかったが、この日は右サイドバックで先発。だが攻守両面で持ち味を発揮する前に残念な結果に終わってしまった。

【遠藤が史上4人目の100試合出場】
 遠藤保仁(G大阪)が日本代表史上4人目の国際Aマッチ通算100試合出場を果たした。「光栄なこと。さらに試合数を伸ばし、ピッチの上でプレーすることで、いろんな人に恩返しがしたい」と話していた30歳の守備的MFは、韓国戦でもいつも通り先発した。
 通算出場のトップは横浜Mなどでプレーした井原正巳の122試合。川口能活(磐田)が116試合、中澤佑二(横浜)が110試合で続く。

【韓国はパクの欠場で混乱】
 韓国はホームの大歓声に押されながらも日本守備陣を崩せなかった。W杯後に就任した趙広来監督は「難しかった。目標のサッカーとは違った」と渋い表情で振り返った。
 日本の中盤でのパス回しに対抗するため、両センターバックの前に1人据える布陣。さらに朴智星=パク・チソンも中盤に入れる予定だったが、そのエースが故障で欠場し「チームに混乱が生じた」と分析した。
 韓国にとってもアジアカップ前最後の試合。同監督は「足りない部分はアジア杯直前の合宿で補いたい」と話した。

【対決姿勢鮮明の完全アウェー】
 2002年W杯の開幕戦が行われたソウルW杯スタジアムのスタンドが韓国サポーターで赤く染まった。試合開始前には初代韓国統監の伊藤博文暗殺で知られる安重根と、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に朝鮮水軍を率いて戦った李舜臣の描かれた巨大な横断幕が掲げられ、ゴール裏では真っ赤な発煙筒も焚かれ、日本との対決姿勢を鮮明にした。
 スタンドの一角には日本サポーターも陣取ったが、声援はかき消され、まさに雰囲気は“完全アウェー”だった。

≪超サカ採点表≫
韓国代表
GK:
1.チョン・ソンリョン 7.0
素晴らしい反応でゴールを死守
DF:
15.ホン・ジョンホ 6.0
タイトな守備でチャンスの芽を摘む
4.チョ・ヨンヒョン 6.5
バランスを取りながらバイタルエリアで目を光らせた
14.イ・ジョンス 6.5
的確なカバーと正確なフィード
MF:
2.チェ・ヒョジン 5.5
粘り強い対応、守備面で存在感を発揮
(82分22 チャ・ドゥリ --)
23.シン・ヒョンミン 5.5
各局面に頻繁に顔を出したが攻撃面がもう一つ
(46分16.キ・ソンヨン 6.0)
機を見た飛び出しと的確な繋ぎを見せた
8.ユン・ピッカラム 6.0
豊富な運動量で中盤を支えた
12.イ・ヨンピョ 6.0
冷静な応対
FW:
20.チェ・ソングッ 6.0
縦への強力な推進力を見せる
(66分19 ヨム・ギフン 6.0)
正確なクロスで決定機を演出
(82分9.ユ・ビョンス --)
時間短く採点なし
10.パク・チュヨン 5.5
日本守備陣の激しい寄せに苦しむも何度か好機の起点に
17.イ・チョンヨン 6.0
攻守に渡ってアグレッシブにプレー
監督:
チョ・グァンレ 6.0
守備の組織作りは良かった
日本代表
GK:
21.西川周作 5.5
落球するなどやや安定感に欠ける内容
DF:
3.駒野友一 --
前半15分に負傷交代
(15分6.内田篤人 5.5)
オーバーラップのタイミングはさすが
15.今野泰幸 6.0
素晴らしいカバーリング
20.栗原勇蔵 6.0
守備の強さだけでなく、繋ぎの部分も及第点
5.長友佑都 5.5
さすがの上下動も韓国のフィジカルに苦しむ
MF:
8.松井大輔 5.5
素晴らしいキープ力を見せるも、怖さが欠けた
(78分16.金崎夢生 --)
17.長谷部誠 6.5
アルゼンチン戦同様、攻守に効いていた
7.遠藤保仁 6.0
ミスの少ないつなぎで散らした
(85分14.中村憲剛 --)
11.香川真司 5.5
ピッチの悪さと韓国の当たりの強さに苦しんだ
(72分13.細貝萌 5.5)
攻撃面に課題が多かった
18.本田圭佑 6.5
圧倒的に強靭なフィジカルで当たり負けず好機に絡む
FW:
12.前田遼一 5.5
厳しいプレスと気負いからか持ち味を発揮しきれず
監督:
ザッケローニ 6.0
縦パスの意識付けや攻守の切り替えなどが良くなっている


超サカFLASH

継続的に開催
 日本サッカー協会の小倉純二会長は12日、来年以降の日本代表vs韓国代表戦について「調整はしている。この試合が終わったら、(韓国協会と)来年の話をしましょうということになっている」と話し、来年以降も日韓戦を継続的に行っていく考えを明らかにした。来年は秋の開催をメドに準備を進めていく予定。

交渉
 日本サッカー協会は12日、来年1月にカタールで行われるアジアカップでの欧州組招集に向けて各選手の所属クラブと交渉を行うことを明らかにした。アジアカップでの欧州組招集は難しいと見られているが、日本協会は各クラブにスタッフを派遣することも検討している。

練習試合
 U-21(21歳以下)日本代表が20日にJ1のG大阪と練習試合を行うことが12日、明らかになった。

6億円1口
 日本スポーツ振興センターは本日、スポーツ振興くじ(サッカーくじ・愛称toto)のBIGで1等の最高当選金6億円が1口出たと発表した。6億円は通算63度目、合計107口目。次回への繰越金は71億7813万2151円。

復帰
 右足根洞症候群の疑いで離脱しているJ1のG大阪のMF明神智和が24日に行われる京都戦で復帰する見込みとなった。

理事会まで決定
 Jリーグの羽生英之事務局長(東京V社長)は12日、J2の東京Vの存続可否について11月のJリーグ理事会までに決定することを明らかにした。また、負債を抱える東京VのJ1昇格可否については今月19日の次回理事会までに結論を出す方針。

新加入
 J2鳥栖は本日、日本経済大FW野田隆之介(22)の来季加入が内定したと発表した。

全治3ヶ月
 J2草津は本日、FW後藤涼が右第五中足骨骨折で全治3ヶ月と診断されたと発表した。

解任
 ドイツブンデスリーガのシュツットガルトは本日、スイス人のクリスティアン・グロス監督(38)を成績不振のため解任したと発表した。シュツットガルトは7試合を終え、1勝6敗の最下位と出遅れている。 後任は未定で、16日のシャルケ戦はイェンス・ケラー・アシスタントコーチが指揮を執る。


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