☆最終調整★
Ｗ杯アジア最終予選グループＢの初戦、日本代表vs北朝鮮代表は明日9日午後7時半から、埼玉スタジアム2002で行われる。日本は本日8日、試合会場で約１時間半の最終調整を行い、セットプレーの確認などをした！右ＣＫは小笠原（鹿島）、左ＣＫは三都主（浦和）がキッカーを務め、ＤＦ中沢（横浜Ｍ）らがゴール前に飛び込む形を繰り返した。練習後の記者会見でジーコ監督は「いよいよ大切な最終予選初戦。スタートダッシュを切るべく合宿してきて、非常に良い仕上がり」と明るい表情で話した。ジーコ監督が先発から外すことを明言している欧州組の中村（レッジーナ）、高原（ハンブルガーＳＶ）もチーム練習に合流し、ランニングなど別メニューで調整した。

【決戦前日会見】
ジーコ監督はすっきりとした表情で記者会見に臨んだ！Ｗ杯アジア最終予選初戦の北朝鮮戦を翌日に控え「宮崎から合宿してきて、非常に良い仕上がりだ」と十分な手応えをつかんだようだ。１年前のアジア１次予選初戦ではオマーンにホームで大苦戦した。しかし昨夏のアジアカップ（中国）で２連覇を飾るなど、現在は「１人１人が修羅場をくぐってきた自信に溢れている」。選手への揺るぎない信頼がにじみ出た。欧州から招集した中村（レッジーナ）と高原（ハンブルガーＳＶ）は先発から外す。練習前に直接話をして「（２人の）チームとして勝ちたいという気持ちを確認した」と話す。「謎のチーム」とされる北朝鮮だが、１次予選６試合のビデオを対戦国などから入手し、分析は進んでいる。「皆さんには情報公開されていないかもしれないが、我々には十分ある」と言い切り「前半から自分たちの勢いで行く。９０分間集中することと精神力の強さが求められる」と積極的に攻撃を仕掛ける姿勢を示した。

川口能活
「１試合１試合がこれから非常に大切になってくる。先のことより目の前の１試合に集中することが大事」

宮本恒靖
「みんな経験が豊富だから高ぶることはないと思う。いつも通りやれればいい」

中沢佑二
「与えられた時間の中で後悔のない毎日を送ってきた。自分はどの試合でも同じモチベーション。（北朝鮮戦も）ふだんのＪリーグと同じ気持ちでやる」

加地亮
「（北朝鮮は）全員守りの意識が高い。それをどう崩すか。ＦＷは速くて強いので、カウンターを喰らうとキツい」

福西崇史
「周りがいくら騒ごうと関係ない。とにかく先に点を奪って勝ち点３を取る」

遠藤保仁
「序盤で１点取れれば、僕らの展開になる。明日は自分のサッカー人生でも貴重な経験になると思う」

小笠原満男
「（強化試合の）２試合はボールに絡めたし、満足感はある。北朝鮮戦は１点よりも２点、２点よりも３点を取れるような試合がしたい」

≪予想スタメン≫
日本代表
GK：
23.川口能活
DF：
2.田中誠
5.宮本恒靖
22.中沢佑二
MF：
21.加地亮
15.福西崇史
4.遠藤保仁
14.三都主アレサンドロ
8.小笠原満男
FW：
11.鈴木隆行
28.玉田圭司

予想フォーメーション
(3-5-2)

　 28　　11
14　　 8　 　21
　　4 　 15
　22　 5　　2
　　　23

【１５分のみ公開】
北朝鮮代表も試合会場の埼玉スタジアムで最後の調整を行った！雨上がりで厳しい冷え込みになったが、何人かの選手はウォーミングアップから短パン姿で、気合の入ったところを見せた。前日の練習では選手同士が笑顔ではしゃぐ姿もあったが、この日公開された１５分間の練習では一切なし。在日選手で初めて北朝鮮代表に選出された金光浩さんらＯＢ選手も訪れ、後輩となる安英学（名古屋）、李漢宰（広島）の動きをチェックしていた。

☆帰国★
イタリアセリエＡ、レッジーナに所属する日本代表ＭＦ中村俊輔が本日、Ｗ杯アジア最終予選の北朝鮮戦（9日・埼玉）のため成田空港に帰国した！中村は6日のセリエＡ・シエナ戦で後半途中までプレー、ＦＫで１アシストをマークした。本日午後、チームに合流する。ジーコ監督は「国内組」で固めたシリア戦（2日）の先発メンバーで北朝鮮戦に臨むと明言しており、中村はベンチで出番を待つ見通し。

【俊輔、直談判】
日本代表ＭＦ中村俊輔(26)がジーコ監督に直談判に出る！本日8日にイタリアから帰国し、同監督と話し合う。先発出場を望んでおり、起用法や今後の招集などについて意見交換をする予定だ。日本へ向かう7日早朝のレッジョカラブリア空港。Ｗ杯アジア最終予選北朝鮮戦に海外組を先発で起用しないジーコ監督の方針に対し「（日本に）帰ってジーコとすぐに話し合う」と思いを打ち明けた。ベンチスタートの理由、今後の招集予定などを直接確認する。前日のシエナ戦後には「（今回は）こんなに移動するなら出たいよ、頭（スタート）から」と本音ものぞかせていた。今回は飛行機の乗り継ぎが悪く、レッジョカラブリアからローマ、ミラノを経由して、成田に着くのは出発から約２０時間後になるハードスケジュールだ。しかも、試合でも直前まで過密日程が続いた。1月30日のラツィオ戦に始まり、2日のリボルノ戦、そして6日のシエナ戦と約１週間で３試合。シエナ戦では前半４４分にアシストを決める活躍を見せたが、試合中の接触プレーもあって後半３２分に交代。「右足の前も後ろも痛い。打撲だから平気だけど」と苦笑いを浮かべた。ジーコ監督の決断はコンディションを考慮してだが、疲れやケガにめげずに帰国するからこそ先発したい。出発前の明け方には自宅近くをランニングするなど先発への意欲は全く衰えていない。「緊迫感のある試合が続いたし、試合勘やリズムはすごくいい。緊張感はない」と口も滑らかだ。ジーコ監督に真っ向から反抗するつもりはない。「日本にいる選手は体調がいいだろうし、そういう判断で決めるならいい（仕方がない）。プロである限り、サブならサブで（監督から）説明があるだろう」。今後にしこりを残さないためにも、まずは同監督の考えを聞く考えだ。「代表に呼ばれた時から『どうやって戦おう』とか『サブなら途中から何をすべきか』とか考えてきた」とシミュレーションは十分。ジーコ監督とじっくり話し合い、大一番に挑む。

☆厳戒態勢★
日本代表vs北朝鮮代表の決戦を明日9日に控え、埼玉スタジアム周辺も厳戒態勢が高まってきた！練習前に埼玉県警１００人以上が出動し、スタジアム周辺を一斉にチェック。マンホール部分を見回し、茂みをかき分けて不審物がないかを入念に調べた。警察関係者は「もう何回か周辺のチェックはしています。今のところ異常はない」と言った。最寄り駅となる浦和美園駅も試合当日は万全の態勢を敷く。試合開始１時間前と終了直後は臨時便を約２０本ほど増発。通常は３、４人の駅員も６０人を動員して、警備や精算業務にあたらせる。2002年Ｗ杯日韓大会並の警備態勢だという。関係者は「北朝鮮戦だからと言って特別なことはしないが、緊急事態にはすぐに警察と連絡を取れるようにしてある」と強調した。

☆中高一貫教育★
福島県教委は8日、日本サッカー協会と連携して全国初のサッカーの中高一貫教育を県内の公立中・高校で2006年度からスタートさせる方針を固めた！同協会が運営に関わっている総合サッカー施設「Ｊヴィレッジ」（同県楢葉町）を活用する。県教委が同日開かれた、地元自治体や日本サッカー協会との協議会で明らかにした概要によると、Ｊヴィレッジ周辺の同町立楢葉中など４つの中学校でサッカーの授業を重点的に展開。寮も設け、サッカー協会が全国から有望選手を集めることを検討する。４中学を卒業したサッカー少年を受け入れるのは県立富岡高校。新たに国際・スポーツ科（１学年１２０人）を新設し、Ｊリーガーの養成を視野に入れた国際スポーツコース（約４０人）を立ち上げる。ただ、４中学から富岡高校への進学枠などは未定で、秋までに関係者間で決定するとしている。学校関係者は「世界に通用する人材を育てたい」と話している。

☆始動★
国際Ａマッチデー（9日）に行われる親善試合に臨む欧州の強豪が7日、一斉に始動した！イタリア代表（ロシア戦）は、ＦＷカッサーノがボローニャ戦で右膝を負傷し、代表に合流しなかった。リッピ監督は１度合流して代表ドクターの診断を受けることを指示したが、カッサーノが拒否。今後への影響が心配される。イングランド代表（オランダ戦）はテリーとアップソンが負傷離脱。同じく故障で招集を見送られたファーディナンド、キャンベルを含め、センターバック陣が壊滅状態で、急遽マンチェスター・ユナイテッドのＤＦブラウンが招集された。ドイツ代表（アルゼンチン戦）は負傷したＦＷポドルスキに代わり、ＦＷノイビルを追加招集した。

【超サカFLASH】

☆手術★
Ｊ１横浜Ｍの岡田武史監督が持病の左膝半月板損傷の手術を受けていたことが明らかになった！

☆キャプテン★
Ｊ１横浜Ｍの今季主将がDF中沢佑二に決定した！

☆獲得★
Ｊ１新潟の控え選手らで構成するシンガポール・リーグのアルビレックス新潟・Ｓは本日、ＪＦＬアローズ北陸のＤＦ山本寛幸(25)、関学大のＭＦ橋本卓(22)、新潟のＭＦ和久井秀俊(21)が新加入すると発表した！

☆キャプテン★
Ｊ２横浜FCは7日、今季の主将にFW城彰二、副主将にDF山尾光則、早川知伸が決定したと発表した！

☆ＭＶＰ★
イタリアセリエＡ、ユベントスに所属するチェコ代表MFパヴェル・ネドベドが7日、チェコの年間最優秀選手に選出された！ネドベドの受賞は1998、2000、2003年に続いて通算４回目。

☆代表引退★
イングランドプレミアシップ、ブラックバーンに所属するアメリカ代表ＧＫブラッド・フリーデル(33)が7日、代表での引退を表明した！

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