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本日の超最新情報
日本代表はサウジアラビアに圧勝し、首位通過で準々決勝進出!!2011.01.17.MON

INDEX

首位通過
アジアカップ・グループリーグ第3戦(最終戦)
グループB
サウジアラビア代表0−5日本代表
ヨルダン2−1シリア
日本は岡崎慎司のハットトリックなどで5ゴール圧勝し、首位通過で決勝トーナメント進出!21日の準々決勝で開催国のカタールと対戦!

1試合出場停止
13日のシリア戦で退場処分となった日本代表GK川島永嗣の出場停止が1試合で確定!

準々決勝進出
アジアカップ・グループリーグ第3戦(最終戦)
グループA
中国2−2ウズベキスタン
カタール3−0クウェート
ウズベキスタンは1位通過、地元カタールは2位通過での準々決勝進出が決定!日本が1位通過の場合は準々決勝でカタールと対戦!

欠場
イタリアセリエA第20節
チェゼーナ0−1ローマ
カターニャ1−1キエーボ
レッチェ1−1ミラン
ユベントス2−1バーリ
ラツィオ1−0サンプドリア
森本貴幸は左膝負傷で、長友佑都はアジアカップ出場で欠場!首位ミランは終盤に追い付かれて痛恨ドロー!

欠場
ドイツブンデスリーガ第18節
カイザースラウテルン1−1ケルン
フランクフルト0−3ハノーバー
ケルンDF槙野智章は左足首捻挫で欠場!ハノーバーは快勝して2位浮上!

スコアレス
イングランドプレミアリーグ第23節
トッテナム0−0マンチェスター・ユナイテッド
リバプール2−2エバートン
4位vs首位対決はスコアレスドローに終わり、首位マンUは今季無敗をキープ!

勝ち点4差
スペインリーガエスパニョーラ第19節
バルセロナ4−1マラガ
アルメリア1−1Rレアル・マドリード
バレンシア0−0デポルティボ
首位バルセロナはビジャの2ゴールなどで大勝してリーグ戦13連勝!2位レアルは痛恨ドローでバルサとの勝ち点差が4に広がる!

6戦ぶり白星
フランスリーグ1第20節果
マルセイユ2−1ボルドー
名門対決は昨季王者の5位マルセイユが競り勝って6試合ぶりの勝利!

獲得
アストンビラがリヨンからカメルーン代表MFマクン(27)を獲得!3年半契約で移籍金は約8億円!

融資要請
J2水戸が経営難のため、リーグの公式試合安定開催基金からの3000万円の借り入れを申請!

本日の超サカFLASH
バルセロナのブラジル代表DFダニエウ・アウベスが右足ふくらはぎ肉離れで全治2週間ほか


本文
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首位通過
アジアカップ・グループリーグ第3戦(最終戦)結果

グループB:

サウジアラビア代表0−5日本代表

会場:アルライヤン・スタジアム
観衆:2022人
主審:ラブシャン・イルマトフ(ウズベキスタン)
天気:曇りのち雨
風:弱風
気温:14℃
湿度:45%
ピッチ表面:水含み
ピッチ状態:全面良芝

≪得点者≫
日本:岡崎慎司8、13、80、前田遼一19、51

≪出場メンバー≫
サウジアラビア代表
GK:
1.ワリード
DF:
2.シュハイル
3.ハウサィ
5.オサマ
7.カミル=67分
MF:
15.アブドー
(28分8.マナフ)
17.タイシル
6.アフメド
10.アルシャルフーブ
FW:
20.ヤセル(cap)
9.ナイフ
(後半開始13.モタズ=68分)
ベンチ:
GK:
21.マブラク
22.シャイアン
DF:
4.アルモンタシャリ
19.マサド
MF:
16.アブドゥラジズ
18.ナワフ
FW:
11.ナシル

フォーメーション
(4-2-2-2)

   9  20
10      15
   6  17
7  5  3  2
    1

日本代表
GK:
21.西川周作(広島)
DF:
6.内田篤人(シャルケ)=7分=累積2枚=次戦出場停止
(後半開始2.伊野波雅彦(鹿島))
22.吉田麻也(VVV)
(63分3.岩政大樹(鹿島))
4.今野泰幸(FC東京)
5.長友佑都(チェゼーナ)
MF:
9.岡崎慎司(シュツットガルト)
17.長谷部誠(ボルフスブルク)(cap)
7.遠藤保仁(G大阪)
(82分15.本田拓也(清水))
10.香川真司(ドルトムント)
16.柏木陽介(浦和)
FW:
11.前田遼一(磐田)
ベンチ:
GK:
23.権田修一(FC東京)
DF:
20.永田充(浦和)
12.森脇良太(広島)
MF:
14.藤本淳吾(名古屋)
13.細貝萌(レバークーゼン)
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
FW:
19.李忠成(広島)

フォーメーション
(4-2-3-1)

   11
10  16    9
   7  17
5  4  22  6
   21

≪各種データ≫
サウジアラビア日本
ボール支配率:
54%:46%
シュート数:
7:13
直接FK数:
21:7
間接FK数:
0:1
CK数:
2:5
GK数:
4:5
PK数:
0:0
オフサイド:
0:1

ヨルダン2−1シリア
≪得点者≫
ヨルダン:オウンゴール30、サイファ59
シリア:ゼノ15

アジアカップ・グループリーグ順位表
(第3戦2日目終了時)
…決勝トーナメント進出

グループA

1位 ウズベキスタン
勝点7 得6 失3
得失点差 +3
2勝1分け

2位 カタール
勝点6 得5 失2
得失点差 +3
2勝1敗


3位 中国
勝点4 得4 失4
得失点差 ±0
1勝1分け1敗

4位 クウェート
勝点0 得1 失7
得失点差 -6
3敗

グループB

1位 日本
勝点7 得8 失2
得失点差 +6
2勝1分け

2位 ヨルダン
勝点7 得4 失2
得失点差 +2
2勝1分け


3位 シリア
勝点3 得4 失5
得失点差 -1
1勝2敗

4位 サウジアラビア
勝点0 得1 失8
得失点差 -7
3敗

グループC

1位 オーストラリア
勝点4 得5 失1
得失点差 +4
1勝1分け

2位 韓国
勝点4 得3 失2
得失点差 +1
1勝1分け

2位 バーレーン
勝点3 得6 失4
得失点差 +2
1勝1敗

4位 インド
勝点0 得2 失9
得失点差 -7
2敗

グループD

1位 イラン
勝点6 得3 失1
得失点差 +2
2勝


2位 イラク
勝点3 得2 失2
得失点差 ±0
1勝1敗

3位 北朝鮮
勝点1 得0 失1
得失点差 -1
1分け1敗

4位 UAE
勝点1 得0 失1
得失点差 -1
1分け1敗

アジアカップ・決勝トーナメント日程

準々決勝:

21日(金)

日本時間22:25〜
日本代表vsカタール代表
(アルガラファ)

日本時間25:25〜
ウズベキスタンvsヨルダン
(カリファ)

 サッカーのアジアカップ第11日は17日、ドーハ(カタール)でグループリーグ・グループBの最終戦が行われ、2大会ぶり4度目の優勝を狙う日本は岡崎(清水)のハットトリックの活躍などでサウジアラビアに5−0で圧勝し、勝ち点7で同グループ1位での突破を決めた。ヨルダンと勝ち点で並んだが、得失点差で上回った。日本は21日午後4時25分(日本時間同10時25分)からの準々決勝で、グループA・2位の開催国カタールと対戦する。
 日本は左足首を痛めた本田圭(CSKAモスクワ)が先発を外れたが、序盤から主導権を握った。岡崎は前半8、13分に立て続けにゴールを奪うと、後半35分にも加点した。前田(磐田)も今大会初ゴールを含む2点を挙げ、守備陣は3戦目で初めて無失点で切り抜けた。
 もう1試合はヨルダンがシリアを2−1で下し、グループB・2位で通過。準々決勝ではグループA・1位のウズベキスタンと対戦する。

西川周作
「ゼロにこだわって今日の試合に入った。立ち上がりからみんな集中していたし、早い時間に先制点を取って、追加点を取ったことが今日の5−0につながったと思う。守備範囲を広く守ろうというテーマはできていたと思うし、攻撃では(前田)遼一さんを狙ってうまく蹴れたところもあった。チームとしてゼロで抑えることが最大の目標だったので、目標を達成できたことは凄い良かった。(今日の攻撃は)後ろから見ていても、リズムがあった。ゆっくり回すところではゆっくり回して、メリハリがあって有効だった」

内田篤人
「(サウジは)予想以上にモチベーションがなかった。ビックリするくらいだった。国際試合であそこまでモチベーションがないチームも珍しい。もう少し試合をするなら、それなりの気持ちで来てほしかった。サウジはオリンピックの時は強かったから。日本だったら予選敗退が決まっていても、日本人は真面目だからああいう風にはならないと思う。(イエローカードの累積は)頭の中にあったけど、時間も早かったし、出ちゃいました。次の次の試合にベストコンディションを持っていきたい。チームが勝つことを信じて。1試合少ない分、しっかり助走を取ってやりたい」

吉田麻也
「相手を抜きにしても、ゼロで抑えられたことは良かった。ちょっとケガ人や累積でいない選手が出ても、こうやって戦えた。サウジは最初の予想ではグループリーグで一番強い相手だと思っていたけど、実際にはそんなに強い相手ではなかった」

岡崎慎司
「狙い通りのゴールができた。最初は激しい試合になると思っていたので先制点が取れて良かった。元々、裏を取りやすいと聞いていた。裏を狙わないと相手を引かせることができないし、自分の特徴を出していこうと思っていた。前田さんは引き出してくれて、動きやすい。前田さんは足元で受けるのがうまいし、クロスにも強いから、自分は裏に入る。感覚的にやればうまくやれると思っていた。タイプ的に合う。あまり一緒にはやっていないけど試合は見ているし、前田さんの良さはだいだい分かる。前田さんのプレーは特別でいい選手。ああいう選手とやりたいと常に思っていた。これからもやれれば嬉しい。前田さんもゴールゲッターなのでお互い点を取らないといけない」

遠藤保仁
「(柏木)陽介には実質的に今日が代表のスタートなので、あまりミスを恐れず、(所属する)浦和のように自由に自信を持ってやれば、あとは僕らがサポートすると言った。出場停止やケガ人がこれから出てくる可能性はある。陽介、伊野波はいい仕事をしてくれたと思う。これから全員の力が必要になってくるので、若い選手は出番が来れば、伸び伸びやってもらいたい」

香川真司
「相手が1点取られて、完全にリズムを失った。前半で勝負が決まった。早く決められて良かった。ゴールを狙っていたが、なかなかリズムが変わらなかった時間があったり、こういう相手は難しい。周りとのプレー、コンディションは、チームとして結果をみんなが残しているし、チームとしての手応えはあると思うので、あとは個人的にやるべきことをやらないといけない。それを自分の中で整理して、決勝トーナメントに臨みたい」

柏木陽介
「スタメンは今日のミーティングの前に言われた。スタメン抜擢はメチャメチャ緊張したけど、試合に入ったら普通だったし、緊張していてもしょうがないので自分らしく思い切りいこうという気持ちでやった。特に自分どうこうよりも、チームが勝つために何をすべきかを考えて試合に臨んだのでちょっと気は楽だった。入る前からチームのためにやって、チームが勝てば自分の評価にもつながると思ってやっていた。香川との連携は久しぶりにやったけど、もっとあいつの近くでプレーしてあげれば特徴が生きるのかなと思った。ちょっと遠かったので申し訳ない気持ちはあるけど、オレも一生懸命だったので全部が全部はできなかった。今の目標は試合に出ることよりも残ること。チームでいつ出番が来てもいいように準備しておくことが自分の中では大事だと思っている。トップ下でのプレーは、受けるのが怖いことが多かった。後ろ向きで受けることが多いので、そこでトラップが大きくなったり、消極的なトラップが多かった。真司とかホンディ(本田圭)のうまさを身につけて、いい体の向きで受けられるようになりたい」

日本代表・ザッケローニ監督
「今日の結果には満足している。アジアカップの第一関門を突破したなと思っている。その突破の仕方も、1戦目よりも2戦目、2戦目よりも3戦目と成長していってくれたことが良かった。唯一不安に思っていたのがきちんとミスなくゲームに臨めるかだった。選手達は試合に臨んでくれて、先制点を取った後もしっかりと戦ってくれた。そのことでサウジの一縷の望みを断ち切ることができた。(準々決勝のカタール戦は)カタールは1試合目で負けながらも、それから立て直して非常に勢いのあるチームだと考えている。ただ、私はポジティブな人間だからあまり悪い方向には捉えていない。日本代表は良い状態にあるので、いい試合ができると思っている。日本代表は非常に若いチーム。今大会は南アフリカW杯を戦った力のあるベテランよりも、Jリーグで頑張っている若手にチャンスをあげようと思ったので、思い切って招集した。チームのリアクションに関しては非常にいい。プレー内容にも満足している。唯一課題を挙げるとすればパーソナリティー。まだまだ成長してほしいと思っている」

サウジアラビア代表・ジョハル監督
「今日は美しい試合をファンにプレゼントしようと思っていたが、我々本来のパフォーマンスを取り戻すことはできなかった。今大会で対戦したチームのような準備が我々にはできていなかった。どんな時でも、私は(前任監督が解任後に)代表チームを引き継いできたし、自分の仕事に対するあらゆるコメントも恐れることはない。サウジ代表は強いチーム。たとえ挫折することがあっても、いつも立ち直ってきた。今回の結果は残念だが、サウジ協会は今回の状況を克服し、将来に向けて必要なことを実行してくれるだろう」

日本代表22名
GK:
1.川島永嗣(リールセ)
21.西川周作(広島)
23.権田修一(FC東京)
DF:
3.岩政大樹(鹿島)
4.今野泰幸(FC東京)
20.永田充(浦和)
2.伊野波雅彦(鹿島)
12.森脇良太(広島)
5.長友佑都(チェゼーナ)
6.内田篤人(シャルケ)
22.吉田麻也(VVV)
MF:
7.遠藤保仁(G大阪)
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
14.藤本淳吾(名古屋)
15.本田拓也(清水)
13.細貝萌(レバークーゼン)
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
16.柏木陽介(浦和)
10.香川真司(ドルトムント)
FW:
11.前田遼一(磐田)
19.李忠成(広島)
9.岡崎慎司(シュツットガルト)

【日本、収穫多い一戦】
 序盤で勝負を決した日本のゴールラッシュだった。先発起用された岡崎はハットトリックの活躍をみせ、前の2試合では見せ場が少なかった前田も2ゴール。前回大会準決勝で敗れた中東の強豪を圧倒し、ザッケローニ監督は「立ち上がりのゴールに満足せず、前半で試合を決めてくれた。非常に満足」と誇らしげだった。
 長谷部が「守備にルーズな面がある」と指摘していた通り、攻撃重視のサウジは苦戦したシリア、ヨルダンに比べ、最終ラインが心許ない。その弱点を見逃さず、24歳の岡崎が躍動する。前半8分、縦パスに鋭く反応し、GKをかわして先制点。13分には得意のダイビングヘッドで2点目。後半35分には左足で3点目を押し込んだ。
 「やってやろう、という気持ちだった。自信があった。チームに一体感が出てきている」。ハットトリックを決めた背番号「9」はこう胸を張った。
 前田は高さとタイミングの良さで、相手を完璧に崩してみせた。これまで結果を残せなかっただけに、「決められて良かった」と実感を込めた。相手は既にグループリーグ敗退が決まっており、モチベーションに大きな差があったとはいえ、難敵に5ゴールを浴びせた“インパクト”は少なくない。
 右太もも肉離れの松井が離脱し、本田圭も左足首捻挫でベンチスタートと台所事情は苦しいが、トップ下で先発した柏木ら控えメンバーが貴重な経験を積んだ。特に警告累積で準々決勝に出場できなくなった内田と交代でテストされた伊野波は、見事なアシストで起用に応えた。完全アウェーが予想される地元カタールとの大一番に向け、弾みを付ける1勝になった。

【好調岡崎がハットトリック】
 有言実行の活躍だった。「今調子がいいので、DFの裏を狙ってゴールを目指したい」。力強く話していた24歳の岡崎が代表で自身3度目のハットトリックを達成し、日本を8強へ導いた。
 前半8分、遠藤の縦パスに抜け出すと、飛び込んでくるGKを、フワリとボールを浮かせてかわして無人のゴールに先制点。13分には香川の左サイドからのクロスに走り込み、代名詞のダイビングヘッドで叩き込んだ。いずれもタイミング良く動き出し、パスの出し手との絶妙な呼吸が生んだゴールだった。締めくくりは後半35分、左足で3点目を蹴り込んだ。
 初戦のヨルダン戦、第2戦のシリア戦は途中出場で停滞気味だった攻撃を活性化させた。「足元で受ける選手が多い中で自分みたいにDFの裏に抜ける選手がいてもいい」。本田圭、松井の故障で回ってきた先発のピッチで、その特長をいかんなく発揮。所属する清水が元日の天皇杯決勝まで進み「コンディションを維持できている」と好調の要因を語る。
 岡崎の活躍に触発されるように、不振だった前田も2得点。既にグループリーグ敗退が決まり、精彩を欠くサウジアラビアを叩いた。準々決勝のカタール戦に弾みをつける勝利に「チームは一体感が出てきている」と笑顔になった。

【前田 ボレーとヘッドで2ゴール 】
 ゴールに飢えていた29歳のストライカーが、ついに鬱憤(うっぷん)を晴らした。前田が鮮やかな2点を決め、2年連続でJ1得点王に輝いた点取り屋の本領を発揮した。「1、2戦目で結構外していたので、決められて良かった」とホッとした表情を見せた。
 前半19分、長友の左クロスに合わせてゴール前に走り込み、右足のアウトサイドで絵になるボレーシュートを決めた。これが今大会初得点。後半6分にもゴール前へダッシュして伊野波の右クロスを力強く頭で合わせ、2点目を叩き込んだ。
 負傷で招集を見送られた森本(カターニャ)に代わり、エースFWとして期待される。今大会を代表定着への最後のチャンスと位置付ける背番号11は「もっと質の高いプレーをして、もっとチームに貢献したい」とさらなる活躍を誓った。

【柏木「納得できない」】
 代表では2試合目の出場となった23歳の柏木は過去2戦で本田圭が務めたトップ下で精力的に動き回ったが「あまり納得できない」と自己採点は辛めだった。
 今大会のメンバーは内田、香川ら海外で活躍する若手が多く「いい刺激になる」と練習に没頭してきた。本田圭と松井の負傷で回ってきたチャンスは、序盤から一方的な展開となったこともあり「プレッシャーのある中でできないと駄目」と浮かれたところはなかった。

【西川が初の無失点に貢献】
 GK川島の出場停止で先発出場した西川は安定したプレーで日本の今大会初の無失点に貢献した。「点を取られていたら後味も悪かったし、無失点で終われて良かった」とうなずいた。
 試合途中からカタールには珍しく雨が強まったが、相手のミドルシュートをガッチリとキャッチするなど危なげなかった。「雨は気になったが、いい判断ができたと思う」と納得顔だった。

【内田がカタール戦出場停止】
 内田がシリア戦に続いてイエローカードを受け、21日の準々決勝のカタール戦は警告累積のために出場停止。グループリーグ3試合とも先発した主力の右サイドバックの不在を余儀なくされることになった。
 ザッケローニ監督は後半から内田に代えて伊野波を起用し、次戦に備えた

【代表でハット3度以上は3人目】
 岡崎は2009年10月のトーゴ戦以来、代表で自身3度目のハットトリックを達成した。
 代表戦の1試合3点以上を挙げたのは釜本邦茂の8度が最多。三浦知良(横浜FC)も3度達成しており、3度は岡崎が3人目となる。

【松井、治療優先で帰国】
 日本サッカー協会は17日、アジアカップ日本代表のMF松井大輔(グルノーブル)が右太もも肉離れの治療を優先させるためチームを離れ、帰国すると発表した。
 松井は2試合に先発したが、13日のシリアとの第2戦で負傷し、この日のサウジアラビア戦のメンバーから外れた。18日に日本に到着し、リハビリを行う。
 規定上、追加招集はできないため、日本は今大会の残りを22選手で戦う。

≪超サカ採点表≫
サウジアラビア代表
GK:
1.ワリード 4.5
5失点は評価できず
DF:
2.シュハイル 5.0
攻撃参加は良かったが、長友に手こずりアシストを許す
3.ハウサィ 4.5
DFラインを立て直すことができず
5.オサマ 4.5
前田に仕事をさせてしまった
7.カミル 4.5
岡崎を捕まえ切れず
MF:
15.アブドー 4.0
前半途中で負傷交代
(28分8.マナフ 5.0)
左サイドに入り、反撃を試みた
17.タイシル 5.5
ミドルシュートを狙うなど、気を吐いた
6.アフメド 5.0
先発抜擢に応えれず
10.アルシャルフーブ 5.5
左サイド、右サイド、トップ下とポジション変化に対応
FW:
20.ヤセル 5.0
危険な存在ではあったが、消えている時間が長かった
9.ナイフ 5.5
ボールに絡もうとしていたが、前半終了時に無念の交代
(後半開始13.モタズ 5.0)
流れを変えるには至らず
監督:
ジョハル 4.5
状況を好転させる策はなかった
日本代表
GK:
21.西川周作 6.0
クロスに対する対応やFKのセーブなど堂々としたプレーぶり
DF:
6.内田篤人 5.5
ここ2試合より印象が薄かった。次戦は痛恨の出場停止
(後半開始2.伊野波雅彦 6.0)
慣れない右サイドバックでアシストを記録
22.吉田麻也 6.0
相手FWに危なげなく対応して無失点に貢献
(63分3.岩政大樹 5.5)
終了間際には高さを生かしてゴールを狙う場面も
4.今野泰幸 5.5
ヤセルに仕事をさせず
5.長友佑都 6.0
アシストを記録。前半の出来は素晴らしかった
MF:
9.岡崎慎司 8.0
3得点でハットトリック達成
17.長谷部誠 5.5
前半のボレーは決めたかった
7.遠藤保仁 6.0
貴重な先制点をアシスト
(82分15.本田拓也 --)
10.香川真司 5.5
アシストを記録。これを復調のきっかけにしたい
16.柏木陽介 5.5
3点目の起点となり、終盤にはシュートを放ちアピール
FW:
11.前田遼一 6.5
2ゴールを奪ったことを転機にしたい
監督:
ザッケローニ 7.0
岡崎の起用が当たり、後半は準々決勝を見据えて上手く試合を活用した


1試合出場停止
 アジア・サッカー連盟(AFC)は本日17日、アジアカップの日本vsシリア(13日)でレッドカードを受けた日本のGK川島永嗣(リールセ)の出場停止は1試合で確定したと発表した。本日17日のグループリーグ最終戦のサウジアラビア戦だけとなる。16日の規律委員会で最終決定した。
 シリア戦で判定にしつこく抗議し、退席処分を受けた日本のアグレスティ・コーチもサウジ戦1試合のベンチ入り停止に決まった。同コーチには3千ドル(約25万円)の罰金も科された。


準々決勝進出
アジアカップ・グループリーグ第3戦(最終戦)結果

グループA:

中国2−2ウズベキスタン
≪得点者≫
中国:ユ・ハイ7、ハオ・ジュンミン56
ウズベキスタン:アフメドフ30、ゲインリフ47

カタール3−0クウェート
≪得点者≫
カタール:ビラル・モハメド12、アル・サイド・モハメド16、ファビオ・セサル86

 サッカーのアジアカップ第10日は16日、ドーハ(カタール)でグループリーグ・グループAの最終戦2試合が行われ、ウズベキスタンと地元カタールが準々決勝に進出した。
 ウズベキスタンはエースのFWゲインリフらが決めて中国と2−2で引き分け、2勝1分けの勝ち点7で首位通過。カタールはMFファビオ・セサルらが得点してクウェートに3−0で完勝し、2勝1敗の同6として2位で突破した。
 日本はグループBを1位通過すればカタールと、2位ならウズベキスタンと準々決勝で対戦する。

【地元カタールが優勝宣言】
 2022年ワールドカップ(W杯)の開催が決まり失態が許されなかったカタールが3大会ぶりの8強進出を遂げた。3−0で中東の古豪クウェートを粉砕し、興奮の収まらないメツ監督は「ノルマは果たしたが野心は満たされない。ズバリ優勝を狙う」とぶち上げた。
 勝負は瞬く間についた。前半11分に左クロスをDFビラルが頭で合わせて先制し、5分後にFWセバスティアンのシュートが相手守備に跳ね返された球をFWアル・サイドが蹴り込んで加点した。
 その後も主導権を握り続けたが、飽き足らないメツ監督は後半28分に故障明けの司令塔ファビオ・セサルを投入した。技巧派レフティーは同41分に直接FKでダメ押し点を奪い、期待に応えた。

【ウズベキスタンが堂々1位通過】
 3大会連続の8強入りを決めたウズベキスタンのアブラモフ監督は「グループリーグでうまく戦った選手に感謝している」。3連勝こそ逃したが、堂々の1位通過に満足そうに話した。
 日本が準々決勝で当たる可能性がある相手。同監督は「守備でミスが多かった。次の試合まで時間はあるので、やれることをしっかり見詰めたい」と気を引き締め直した。


欠場
イタリアセリエA第20節結果

チェゼーナ0−1ローマ
カターニャ1−1キエーボ
レッチェ1−1ミラン
ユベントス2−1バーリ
ラツィオ1−0サンプドリア

カリアリ3−1パレルモ
ブレシア2−0パルマ
ジェノア2−4ウディネーゼ

 イタリアセリエAは16日、第20節の残り8試合が行われ、FW森本貴幸が所属する16位カターニャは、ホームで13位キエーボと1−1で引き分けた。昨年末に左膝の手術を受けた森本はベンチ入りしなかった。
 一方、首位ミランは18位レッチェと1−1で引き分けた。3位ラツィオや4位ローマ、5位ユベントスといった追撃を目指すチームは、揃って勝利を収めた。
 ロナウジーニョを放出し、ロビーニョやピルロが欠場したミランだが、後半早々の4分にイブラヒモビッチが24メートルの距離から華麗なミドルシュートを決め、先制に成功する。だが、前節で上位ラツィオを下したレッチェも37分、CKからオリベイラのゴールで同点に追い付いた。
 結局、ミランは再び勝ち越すには至らず、4−4で引き分けた前節ウディネーゼ戦に続く引き分けで試合終了。リーグ優勝を狙うミランだが、シーズン後半戦を迎えてペースが落ちつつある。アッレグリ監督は試合後、「今日のイブラ(ヒモビッチ)も本当に素晴らしいプレーをしてくれた。我々の掌中にあった試合で勝ち点2を落としたのは残念」とコメント。「これしかないという形で失点してしまった」と、勝ち切れなかったことへの無念さを表した。
 ホームに9位サンプドリアを迎えたラツィオは、終盤の後半39分、ややオフサイド気味ではあったものの、移籍が噂されていたFWコザクのゴールで1−0と勝利した。白星を手にしたラツィオは、ミランと4ポイント差の勝ち点37でナポリと2位タイで並んでいる。
 DF長友佑都が所属する17位チェゼーナと敵地で対戦したローマは、終了間際の後半44分のゴールで1−0と辛勝。ボッリエッロのシュートがクロスバーを叩くと、こぼれ球を拾ったアドリアーノのシュートは防がれたものの、さらに押し込もうとしたシンプリシオのシュートがオウンゴールを誘った。アドリアーノとシンプリシオはそれぞれオフサイドだったように見えたが、ラニエリ監督は「審判達は、センチメートル(単位のオフサイド)を見ることはできないと言っていた。議論するに値しない」と、問題はないと強調している。なお、長友はアジアカップ出場のために欠場している。
 再び負傷者が続出し、前線に36歳のデル・ピエロしか残らなかったユベントスは、ホームで最下位バーリを2−1で下した。前半終盤、そのデル・ピエロのFKで先制に成功したユベントスは、後半に新加入のルドルフのゴールで同点とされたものの、34分にアクィラーニのボレーで勝ち越しに成功した。

【レオナルド新監督で巻き返し】
 イタリアセリエAで史上初の6連覇を目指すインテルがレオナルド監督就任後、公式戦4連勝と好調だ。
 15日のボローニャとのリーグ戦はエトーの2得点などで4−1と快勝。41歳の新指揮官は「我々は今、自分達が何をしているのか、どんなプレーをしたいのかを理解している」と順調な戦いぶりに満足そうだ。
 今季は不調が続いたインテル。昨年12月にはクラブワールドカップ(W杯)で優勝したが、ベニテス前監督を更迭。再出発を図った。セリエAでは現在、レオナルド監督が昨季率いた宿敵ミランが首位。監督交代で復調したインテルは2試合消化が少ない中で、昨年末の時点で13だったトップとの勝ち点差を9にまで縮めた。
 サネッティ主将はボローニャ戦でセリエA通算519試合出場。元イタリア代表DFのベルゴミが持つクラブ記録に並んだ。シーズンは折り返しを迎え、残り半分。サネッティは「記念の試合だからというわけじゃないけれど、勝たないといけない試合だった。シーズンが終わるまで、この状態を維持していきたい」と巻き返しに意欲を燃やしている。


欠場
ドイツブンデスリーガ第18節結果

カイザースラウテルン1−1ケルン

フランクフルト0−3ハノーバー

 ドイツブンデスリーガは16日、第18節の2試合が行われ、日本代表DF槙野智章の所属する16位ケルンはアウェーで12位カイザースラウテルンと1−1で引き分けた。左足首捻挫でアジアカップの出場登録から外れた槙野はベンチに入らなかった。既にクラブには合流している。
 一方、4位ハノーバーは7位フランクフルトに3−0で快勝して2位に浮上した。
 例年は残留争いに巻き込まれているハノーバーだが、今季は前半戦を終えて4位と好位置につけ、ウインターブレイク明け初戦となるこの試合でも前半15分にアブデラウエがDF2人を抜き去って先制のゴールを奪うと、その6分後にはシュルツがヘッドで決めて追加点。後半44分にもコナンの得点でダメ押しすると、フランクフルトに反撃を許さず完封勝利。敵地で快勝を飾り、2位へと浮上した。


スコアレス
イングランドプレミアリーグ第23節結果

トッテナム0−0マンチェスター・ユナイテッド
リバプール2−2エバートン

バーミンガム1−1アストンビラ
サンダーランド1−1ニューカッスル

 イングランドプレミアリーグは16日、第23節の残り4試合が行われ、首位マンチェスター・ユナイテッドは敵地で4位トッテナムと対戦し、0−0のスコアレスドローに終わった。
 過去10年間の20試合でマンUから勝利を収めていないトッテナムは、この日もマンU守備陣を大きく苦しめることはできない。クラウチのシュートはポスト横へ、ファン・デルファールトのシュートはバーの上へと外れてしまった。
 後半28分、アス・エコットを倒したラファエウが2度目の警告で退場となり、トッテナムは数的優位に立つ。だが、前線の人数を増やしながらも、トッテナムは最後までネットを揺らすことができず。今季無敗のマンUに土をつけることはできなかった。
 トッテナムのレドナップ監督は試合後、「タイトな試合だった。マンUはとても強く、守備の規律がとれている。彼らを倒すのは大変だった。だが、現時点で彼らが別のレベルにあり、独走するとも言えない」と、勝ち点3を手にできなかった悔しさを表した。
 一方、マンUのファーガソン監督は「タフな試合だった。彼らが多くのチャンスをつくることはなかった。我々はボールの扱い方がちょっと不注意だった」とコメント。「我々の守備は完璧なまでに良かった。だが相手のゴール前では、もっといいパスが必要だった」と、引き分けにまずまずの手応えを感じていることを示唆した。
 一方、ダルグリッシュ監督が就任後、初のホームゲームを迎えた13位リバプールは12位エバートンとの「マージーサイドダービー」を2−2で引き分けた。
 イングランドプレミアリーグは第23節が終わり、アウェー10試合で8分けのマンUは、21試合を消化して勝ち点45。2試合消化が多い2位マンチェスター・シティーと勝ち点で並んでいるが、得失点差で首位をキープした。両チームを勝ち点43のアーセナル、同38のチェルシー、同37のトッテナムが追っている。リバプールは同26で13位と変わらず。

【ギグス、600試合出場】
 サッカーのイングランドプレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドに在籍する37歳の元ウェールズ代表MFライアン・ギグスが16日、敵地でのトットナム戦でリーグ戦通算600試合出場を果たした。
 同クラブ史上最多記録の公式戦出場は、欧州チャンピオンズリーグなどを含め856試合に伸ばした。


勝ち点4差
スペインリーガエスパニョーラ第19節結果

バルセロナ4−1マラガ
アルメリア1−1Rレアル・マドリード
バレンシア0−0デポルティボ

 スペインリーガエスパニョーラは16日、第19節の3試合が行われ、首位バルセロナはビジャの2ゴールなどで16位マラガに4−1で大勝した。一方、2位レアル・マドリードは19位アルメリア相手に1−1と痛恨のドローを喫し、バルサとの勝ち点差が4に広がった。
 バルサは前半7分、イニエスタがダニエウ・アウベスの折り返しをダイレクトでゴール左隅に突き刺し、幸先良くリードを奪う。さらに波状攻撃を仕掛けるバルサは、17分にメッシのお膳立てからビジャがネットを揺らすと、35分にもペドロが決めて3−0。大きくリードして前半を折り返す。
 バルサは後半、ドゥダに直接FKを決められてマラガに1点を返されるものの、失点から6分後にはビジャのこの日自身2点目となるゴールで突き放して危なげなく勝利。リーグ戦13連勝で、公式戦での連続無敗を「28」に伸ばし、クラブ新記録を達成した。
 また、この試合でリーグ前半戦の折り返しを迎えたバルサは、今季19試合を終えて17勝1分け1敗。勝ち点は52に及び、これは2008−2009シーズンに同クラブ自身が達成した勝ち点50を上回り、前半戦における勝ち点の最多記録を更新している。
 一方、19位に沈むアルメリアと敵地で対戦したレアルは、カカが今季初となる先発出場を果たすも、攻撃に決め手を欠いて前半をスコアレスで折り返す。すると後半15分、DFが一瞬の隙を突かれ、ウリョアに左足で決められてまさかの先制を許す。
 負けられないレアルは32分、ベンゼマのパスからグラネロがネットを揺らして同点に追い付く。しかし、目下リーグ戦22ゴールを挙げて得点ランクを独走するクリスティアーノ・ロナウドが、終了間際のFKもクロスバーに阻まれるなどこの日は不発。1−1で痛恨のドローを喫したレアルは、バルサとの勝ち点差が4に広がった。
 試合後、レアルのジョゼ・モウリーニョ監督は「通常なら(バルサとの)勝ち点4差はまだ許容範囲。我々の前半戦のパフォーマンスは上々だ。我々は15勝を挙げており、わずか1敗と3つの引き分けだが、優勝するには十分とは言えない。後半戦はもっといいパフォーマンスを見せたい」とコメント。前半戦の戦いぶりに一定の評価を与えつつも、後半戦での巻き返しも誓った。
 この日行われたもう1試合では、4位バレンシアが13位デポルティボに2−0で勝利した。バレンシアは後半32分にマシューのゴールで均衡を破ると、終了直前にはパブロ・エルナンデスが追加点を奪って試合を決めた。


6戦ぶり白星
フランスリーグ1第20節結果

マルセイユ2−1ボルドー 

 フランスリーグ1は16日、第20節の残り1試合が行われ、5位マルセイユと8位ボルドーの一戦は、2−1でホームのマルセイユが勝利を収めた。
 名門同士によるリーグ屈指の好カードとのなったこの日の一戦は、前半23分にタイウォの左クロスをジニャクが決め、ホームのマルセイユが先制。さらにマルセイユは前半終了間際にも、相手DFのミスから最後はブランドンがネットを揺らし、リードを広げて前半を折り返す。
 後半に入ると、2点を追うボルドーがよりチャンスを作ると、29分にモデストのPKで1点差に迫る。しかし、その後はマルセイユがこのリードを保ち、昨季王者がリーグ再開初戦を白星で飾った。
 試合後、マルセイユのディディエ・デシャン監督は「再開初戦を勝利できたことは良かった。我々が軌道に乗るために、勝つことが重要だった」とコメントし、6試合ぶりの勝利を喜んだ。


獲得
 イングランドプレミアリーグのアストンビラは15日、リヨン(フランス)からカメルーン代表MFジャン・マクン(27)を獲得したと発表した。移籍金は600万ポンド(約8億円)で、契約期間は2014年6月までの3年半。
 昨季リーグ戦では6位に入りながらも、現在は降格圏で苦しんでいるアストンビラのジェラール・ウリエ監督は、クラブ公式HP上で「彼には才能があるし、また人間としても素晴らしい」とコメント。かつてリヨンを指揮していた時代にも、当時リール(フランス)所属だったマクンを引き抜こうとしていたという同監督は、ようやく希望の選手を呼び寄せられたことを喜んだ。
 また、マクンによるとアストンニラからはこれまでにも度々オファーがあったとのこと。現在労働ビザの発給を待っている同選手は、「スタートが待ち切れない。本当にうれしい。素晴らしいクラブの一員となったことを誇りに思う」と語った。


融資要請
 J2の水戸ホーリーホックは16日、経営難のため、リーグの公式試合安定開催基金からの3000万円の借り入れ申請を行ったと明らかにした。18日のJリーグ理事会で審議されるとみられる。
 水戸によると、2009年度は経常利益で1400万円の黒字だったが、本年度は不況によるスポンサー企業の撤退や契約満了選手の移籍金撤廃の影響もあって収入が減り、約4000万円の債務超過になる見通しという。
 水戸は短期借入が可能なJリーグのスポーツ振興投票対象試合安定開催特別会計から昨年4月に3000万円を借り入れたことを公表。今月末が返済期限だが、返済不可能な状況となったため、公式試合安定開催基金への振り替えを申請した。
 同基金からは現在J2の大分、岐阜、草津が借り入れた例がある。


超サカFLASH

欠場
 サッカーのドイツ2部リーグでMF細貝萌が加わった首位のアウクスブルクは16日、ホームでインゴルシュタットに2−0で快勝した。細貝はアジアカップのためチームを離れている。

帰国
 フランスリーグ1、ナントの練習に参加していたJ1に横浜MのMF長谷川アーリアジャスール(22)が16日、フランスから帰国した。長谷川は「自分の技術は通用する自信ができた。海外移籍への願望は以前から強いけれど、この経験をチームに還元したい」と横浜M残留を明言したが、今夏に欧州クラブからオファーが届く可能性もある。

完全移籍
 J1山形は本日、J1柏から期限付き移籍しているDF小林亮(28)を完全移籍で獲得したと発表した。2009年から山形でプレーし、昨季はリーグ戦16試合に出場した。

移籍
 J2鳥栖は本日、GK浅井俊光(27)がJFLのブラウブリッツ秋田に移籍すると発表した。

全治2週間
 スペインリーガエスパニョーラのバルセロナは16日、同クラブに所属するブラジル代表DFダニエウ・アウベスが、右足ふくらはぎ肉離れで全治2週間と診断されたと発表した。16日のマラガ戦で負傷し、前半24分で途中交代していた。

新会長
 オセアニア・サッカー連盟(OFC)は16日、米領サモアで総会を開き、会長代行を務めていたデイヴィッド・チュン氏(パプアニューギニア協会会長)を新会長に選んだ。任期は4年。昨年11月、国際サッカー連盟(FIFA)副会長だったレイナルド・テマリー前OFC会長がワールドカップ(W杯)招致に絡む買収疑惑で資格停止となったことを受け、会長代行を務めていた。48歳の新会長はFIFA副会長も務める。


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