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本日の超最新情報
アジアカップ準決勝、日本代表が延長&PK戦の末に韓国を撃破!!2011.01.25.TUE

INDEX

劇勝
アジアカップ準決勝
日本代表2−2(PK3−0)韓国代表
ウズベキスタン0−6オーストラリア
日本が延長&PK戦の末、韓国を撃破して2大会ぶり4度目のアジア制覇に王手!決勝では初優勝を目指すオーストラリアと激突!

獲得オファー
グルノーブルの日本代表MF松井大輔(29)にフランスリーグ1のモンペリエとバランシエンヌが獲得オファー!

2連勝
イングランドプレミアリーグ第24節
ボルトン0−4チェルシー
4位チェルシーはドログバの先制弾などで大勝し、3ヶ月ぶりの2連勝!

MVP
インテルのアルゼンチン代表FWディエゴ・ミリート(31)がイタリア選手協会の年間最優秀選手(MVP)に選出!

全治4週間
ミランの元イタリア代表DFネスタ(34)が左肩の脱臼で全治4週間!

就任会見
清水の新監督に就任した前イラン代表監督のゴトビ氏(46)が就任会見!

新体制発表
5年ぶりJ1昇格の福岡が今季の新体制を発表!篠田善之監督は「チーム一丸となってひと暴れしたい」

本日の超サカFLASH
レアル・マドリードのガルシア強化担当がアジアカップ準決勝の日本vs韓国戦を視察ほか


本文
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劇勝
アジアカップ準決勝結果

日本代表2−2(PK3−0)韓国代表

会場:アルガラファ・スタジアム
観衆:16171人
主審:ハリル・ガムディ(サウジアラビア)
天気:晴れ
風:弱風
気温:20℃
湿度:60%
ピッチ表面:乾燥
ピッチ状態:全面良芝

≪得点者≫
日本:前田遼一36、細貝萌97
韓国:キ・ソンヨン23=PK、ファン・ジェウォン120

≪PK戦≫
日本:○本田圭佑
韓国:×ク・ジャチョル
日本:○岡崎慎司
韓国:×イ・ヨンレ
日本:×長友佑都
韓国:×ホン・ジョンホ
日本:○今野泰幸

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
1.川島永嗣(リールセ)
DF:
6.内田篤人(シャルケ)=53分
3.岩政大樹(鹿島)=85分
4.今野泰幸(FC東京)
5.長友佑都(チェゼーナ)=84分
MF:
9.岡崎慎司(シュツットガルト)
17.長谷部誠(ボルフスブルク)(cap)
(117分15.本田拓也(鹿島))
7.遠藤保仁(G大阪)
10.香川真司(ドルトムント)
(87分13.細貝萌(アウクスブルク))
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
FW:
11.前田遼一(磐田)
(105+1分2.伊野波雅彦(鹿島))
ベンチ:
GK:
21.西川周作(広島)
23.権田修一(FC東京)
DF:
20.永田充(浦和)
12.森脇良太(広島)
MF:
14.藤本淳吾(名古屋)
16.柏木陽介(浦和)
FW:
19.李忠成(広島)

フォーメーション
(4-2-3-1)

    11
10   18   9
   7  17
5  4  3  6
    1

韓国代表
GK:
1.チョン・ソンリョン
DF:
22.チャ・ドゥリ=102分
3.ファン・ジェウォン
4.チョ・ヨンヒョン=64分
(103分20.キム・シンウク)
12.イ・ヨンピョ
MF:
17.イ・チョンヨン
(82分11.ソン・フンミン)
16.キ・ソンヨン
6.イ・ヨンレ
7.パク・チソン(cap)=13分
13.ク・ジャチョル
FW:
10.チ・ドンウォン
(66分15.ホン・ジョンホ)
ベンチ:
GK:
21.キム・ヨンデ
23.キム・ジンヒョン
DF:
2.チェ・ヒョジン
5.カク・テヒ
MF:
8.ユン・ビッカラム
18.キム・ボギョン
19.ヨム・ギフン
FW:
9.ユ・ビョンス

フォーメーション
(4-2-3-1)

    10
7   13   17
   6  16
12  4  3  22
    1

≪各種データ≫
日本韓国
ボール支配率:
53%:47%
シュート数:
16:23
直接FK数:
24:37
間接FK数:
1:1
CK数:
9:6
GK数:
12:8
PK数:
1:1
オフサイド:
1:1

ウズベキスタン0−6オーストラリア
(カリファ・スタジアム・24826人)
≪得点者≫
オーストラリア:キューウェル5、オグネノブスキ35、カーニー65、エマートン73、バレーリ82、クルーズ83

アジアカップ日程

3位決定戦:

28日(金)
日本時間24:00〜
ウズベキスタン代表vs韓国代表
(アルサッド・スタジアム)

決勝:

29日()
日本時間24:00〜
オーストラリア代表vs日本代表
(カリファ・スタジアム)

 サッカーのアジアカップ第16日は25日、ドーハ(カタール)で準決勝が行われ、2大会ぶり4度目の優勝を目指す日本は、51年ぶりのアジア王者を狙う韓国と対戦し、延長、PK戦の末に下し、2大会ぶり4度目の決勝進出を果たした。29日午後6時(日本時間30日午前0時)の決勝で、初優勝を目指すオーストラリアと対戦する。また、次回大会のアジアカップ予選免除も決まった。
 先制された日本は前半36分に長友(チェゼーナ)の突破から前田(磐田)が決めて同点。延長前半7分、細貝(アウクスブルク)が勝ち越し点を奪ったが、終了間際に2−2とされて追い付かれた。
 PK戦ではGK川島(リールセ)が2本をセーブする好守を見せ、韓国は3人続けて失敗。日本は長友が外したが、4人目の今野(FC東京)が決め、3−0で制した。2007年の前回大会の3位決定戦でPK負けした雪辱を果たした。
 日本が韓国に勝ったのは2005年東アジア選手権の1−0の勝利以来。両チームの対戦成績は、日本の11勝22分け(PK勝ち3、PK負け1を含む)38敗となった。
 一方、オーストラリアは6−0でウズベキスタンに大勝し、2度目の出場で初めて決勝に進んだ。
 オーストラリアは前半5分にFWキューウェルが左足で先制するなど2−0で折り返すと、後半も退場者を出して10人となった相手を攻め続け、次々と得点を重ねた。

川島永嗣
「失点をしないことを心がけた。(今野泰幸が与えたPKで)ああいう形で失点して慌ててしまうとリズムを崩すだけだし、その後もリズムを崩さずに得点につなげることができたのは良かった。最後の最後のところでもう1回自分達のミスからピンチを招くこともあったけど、DFが体を張るだけじゃなく、チームとして守備をすることができていた。(PK戦は)フィールドの選手が体を張って最後まで戦ってくれて、最後はああいう形で失点したけど、あとは自分の番かなと思った。(止める自信は)自信とか考える前に止めることしか頭になかった。(1本目の場面では)1本目を止められれば流れは変わる。最後の失点で流れが良くなかった分、そこで止められればと思っていた。こっちが先行したところで自分が止めればいいと思った」

内田篤人
「長い試合だった。90分だよサッカーは。キツかった。(立ち上がりからサイドの裏を突いていたが)ミーティングでオレとは逆のサイドがちょっとルーズだから、そっちから行こうと話していた。長友(佑都)さんが上がったらバランスを見ながらと思っていた。狙い通りだった。思ったよりもルーズだった。個人的に本田(圭佑)さんと少し話をして、クロスを合わせる場所をちょっと前にした。5本くらいあったけど、その辺りでフラフラしているから合わせてと言われた。前に前田(遼一)さんとオカちゃん(岡崎)が入る分、本田さんがそこでフラフラしているから見ろと言われた。点を取れそうなエリアだったので。(韓国に久しぶりに勝ったが)勝てたのはいいことだけど、今日は今日で終わり。勝ち続けないといけない。1回勝つのはいつかできることだし、勝ち続けること。(次の試合に向けては)コンディションを整えること。ここまできて戦術を変えることもないし、少しずつチームも良くなってきている。ここまできたら勝ちたい。次で負けるのも、ここで負けるのも一緒。韓国が中2日だったのはちょっと可哀想だった。フェアじゃなかった。ちょっと疲れていた。前半はあまりこなくて、崩しやすかった。(朴智星=パク・チソンとのマッチアップは)やっていることは攻めだけじゃないし、チームのことを考えてディフェンスにもついていた。すごい。でも、ブンデス(ドイツブンデスリーガ)ではそういう奴ばっかりだから、あまり驚きはなかった。(PK戦は)(川島)永嗣さんならやるかな、という雰囲気はあった。あとは逆サイドの小さいお兄さんが外しましたね。問い詰めておいてください。最後までベンチのみんなも声を出して、最後の最後にああいうのが出ますから。次が大事。ここまで来て負けたら、ここで負けたのと同じなので」」

今野泰幸
「(4番目のPKキッカーは)勝ちたかったし、僕が決めれば勝ちという状況だったので、気持ちを込めて蹴った。永嗣が止めてくれたので、プレッシャーはあったけど、楽にさせてくれた。永嗣のおかげで勝った。前半は日本のペースだったが、韓国は個々の能力が高かったし、それプラス組織的なボール回し、2人目、3人目の動きがあったし、今までにない攻撃パターンがあったから、集中を切らせてはダメだと思っていた。(PKの厳しい判定は)ファウルしないことで有名なオレなので、あれを取られるとちょっと厳しい。ボールを見ていないと言われたけど、ボールは見ていたし、完全にゴールラインを使って体を入れてボールをキープしようという考えだったので、あれでPKを取られるとちょっと…。やはりアジアのレフェリーはすごく難しい。今大会でもファウルは少なかったと思うけど、それでもPKにしてはまずい。すごい反省材料。チームに申し訳なかった」

長友佑都
「決勝に向けて準備をしないといけないけど、今日の勝利は素直にうれしい。韓国は思った以上に来なかったので、僕らはうまく回して得点にも結び付いた。特に前半はいいサッカーができた。後半はちょっと引きすぎた。向こうが最後に大きい選手を入れた時に、みんなが引きすぎて危ない場面が多かった。あそこは修正していかないといけない。(PKを外したのは)まあ、ね(苦笑)。でも、こういう緊迫した試合で蹴れたことは絶対に財産になる。僕はまだまだ成長できるという確信を持っている。みんなに感謝します。(PKの順番は)監督が決めた。緊張はしなかったけど、力が思い切り入った。まあ、財産になる。みんなに恩返しがしたい。日本のみなさんもヒヤヒヤしたと思うし、また勝利に貢献して、優勝して恩返ししたい。(アジアのレフェリングは)ちょっと体が当たっただけでファウルになったり、DFとしてはすごく怖かった。ペナルティエリア内もそうだし。徐々には慣れてきているので、ファウルしないように気を付けたい。(韓国に勝てたことは)自信になる。去年はチンチンにされて負けて、正直手も足も出ない状況で韓国との差を感じていたけど、W杯が終わって、1人1人が経験を積んで、海外でやっている選手も増えて自信を持ってやれている。今の代表はどんどん良くなっているし、若い選手が伸びているので、このまま努力していけば素晴らしいチームになると思う。(先制ゴールの場面でのオーバーラップは)あれは狙っていた。チャ・ドゥリが(香川)真司に食い付くのは試合前にもミーティングでも言われていたし、タイミングを見ながら出れたのは良かった。(本田圭、香川との連係は)あいつらは前を向いてくれるし、そのチャンスを逃さない。前を向いてくれるから僕らも前に出られる。いい循環になっている。楽しいし、やりやすい」

岡崎慎司
「最後はみんなバテてしまって、前には行けなかったけど、どこかでキープできれば最後の失点はなかったと思うし、僕ら(前線)にも責任はあると思う。(後半からは)相手の戻りも早くなってチャンスも少なくなった。ただ、その中でもチャンスはあって、自分も決められるものが何本かあったので決めたかった。試合全体を見ても、自分にチャンスはあった。(後半の戦い方は)まずは中央をやられないようにやりながら、僕らはどこかで打開できるチームなのでチャンスを虎視眈々と狙いながら相手にペースを握られないようにしっかりとセカンドボールも狙っていた。苦しい時も耐えられるようになったのは収穫だと思う。(5バックに変わり、前は2トップに変わってかなり走っていたが)大変だったけど2トップは元々やっている形だし、あの時間帯ではキツかったけど、あの時間に点が取れていれば勝てていたので取りたかった。(PKをもらった場面は)とりあえず(本田)圭佑に預けて、自分が前に出ればチャンスは生まれる。それは圭佑と常に話しているし、あそこは狙うべきところ。判定に関しては分からないけど、倒されたことは事実」

長谷部誠
「足も全部つった感じなんだけど、ちょっと情けない。(PK戦は)祈るしかなかった。もちろん自分も蹴りたかったですけど、(川島)永嗣もやってくれると思った。あと先行だったんで先行のチームはすごくいいし、試合始まりと延長でコイントス負けてたんで、ヤットさんが勝って良かった。(前半は)韓国はもうちょっと来るかなと思ったけど、疲れかわかんないけど、動きが重いなって感じはあった。前半もうちょっと決めてたら楽な試合になったと思う。(ジャッジは)PKなんか正直、おあいこだし、今日に関してはレフェリングはまあしょうがないかなって感じ。(決勝まで進み)なかなかアジアの大会も楽じゃないなと感じる。ただ、チームも1つになって選手だけじゃなくてスタッフもみんな1つになってやれてきてるんで。そういった意味で最後勝ってまたみんなで喜びたいなというのは思っている。ここまで来たら総力戦だと思うんで、11人だけじゃなくて選手全員でやりたいと思う。パク・チソンは今大会点は取ってないけど、危険な選手ってのはわかってたんで、彼のところを抑えようと。ケアしたけど、何回もチャンスを作られた。まだまだです」

遠藤保仁
「(4−3−3のアンカーで意識したのは)守備ではセカンドボールの対応とバイタルエリアを空けないってことと、攻撃に関しては自分が起点になってしっかりとゲームを落ちつかせていくってこと。大きなところではその2点。5バックになった時点で(韓国の)パワープレーの対応っていうのは感じていたけど、一番大事なのはセカンドボールを拾うことなんで。5バックになるとどうしても中盤が薄くなるんで、そのへんもうちょっとコンパクトにしたいなと思うし、高い位置であまりプレスを掛けられなくなるので、そのへんもちょっと話し合って考えながら次の試合も対応していきたい」

香川真司
「後半はちょっと、今大会を通してなんか止まってしまうのは自分としても感じる。チームとしても後半のサッカーはどうかと思うんで、そこ以外は前半もボール回しに関してはいい形からフィニッシュまでいっていたんで、続けていきたかったが、後半に足が止まったり、ラインが下がったりっていうのは今大会通しての課題か。やっぱり足が止まってしまっているし、ボランチもサイドバックもそうだし。あとは韓国もしっかりリトリート(撤退)してコンパクトに2ライン引いてきた中でやっているから。韓国も慣れてきたってのは多少あったと思うし。でも何より僕らの足が止まっているのは感じるし、サポートの質にしても孤立する場面が多かったりするんで、そういう意味では決勝に向けてそこを修正しないといけない」

本田圭佑
「(試合後、ザッケローニ監督から)今日は良かったよと言われた。監督は僕に自信を与えてくれるので。毎回自信を持って試合に挑めるのは、僕にとって力になっている。(PK戦になったが)自分達の力のなさから招いた失点だと思っている。でも、この苦しいPK戦を制したことは、少し自分達が成長した試合を皆さんに見せることができたんじゃないかと思う。ここまで来れたことは価値のあること。内容は厳しい試合ばかりで、接戦をものにしてきたことは、1試合1試合本当に成長してこれたと思う。ここまで来たら勝たないと意味がない。僕達は優勝して帰りたい。(PKは)誰でも外すことはあるが、次は決めてやろうという思いで蹴ったんで、入って良かった。萌(細貝)にはプレゼントだと冗談で言ったが、結果オーライ。やはり持っているんだと、改めて思った。(失敗したPKは)シリア戦で真ん中で決めたんで、もう一度真ん中に決めてやろうかと。でも外した。最後も真ん中に蹴ろうと思ったけど、そこで真ん中に蹴る勇気はなかった」

前田遼一
「いい時間帯に取れたけど、もう1つチャンスがあったので決めたかった。(後半の監督の指示は?)しっかりキープしろという指示はあった。(得点シーンは)(長友)佑都が相手を完全に引き付けて、中は完全に1対1だったのでタイミングをずらしたらボールが来ると思っていた。いいボールをくれたので決めるだけだった。もう1点取る力がなかったのが悔しい。(優勝に必要なことは)みんなが同じ考えを持って、チーム一丸になることだと思う。いい時間もあったけど、悪い時間もあったので、そこを修正したい」

伊野波雅彦
「まさか(前田)遼一くんと代わるとは思わなかった。(岩政)大樹さんを真ん中に3枚にして、5バックの5−3−2でやる感じだった。(混乱は)最初は伝わらなかった。やったことがない形だったし、聞いていない話だった。僕は(交代時に監督から)聞いていたけど、周りに伝わるまでに時間がかかってしまった。(自分の役割は)(岩政)大樹さんが競った後のこぼれ球を重点的にケアして、あとはシンプルにやるだけだった。(最後に追い付かれた時は)守るために入ったので、その役割を果たせなかったのは狙いから外れたということだけど、勝てたのでそれが全て」

細貝萌
「ヤットさん(遠藤)をアンカーに置いて、長谷部さんが右のボランチ、自分が左のボランチという感じだった。あとは本田(圭)と岡崎の2人(のポジション)をサイドにチェンジするということを伝えた。自分がどうしろということはそんなに言われていない。ポジショニングの指示があっただけ。ゴールシーンは(PKが)そのまま入るのがベストだけど、こぼれ球は狙っていた。自分のところに来て決めたのは良かったけど、最後まで守り切れなかったのは課題。個人の課題が多かった。詰めるのが早かったのはホンディ(本田圭)の助走に合わせてエリアの外から自分の助走を付けて走った。韓国の選手よりも少しでも早く詰めようと思っていたけど、たまたま自分のところにきた。(代表初ゴールは)数字だけ見れば、代表の一員として少しは力になれたのかな。(キャップ数が)5試合目くらいなので素直にうれしい。(本田圭からは)試合が終わった後、『プレゼントしてやった』と言われた」

日本代表・アルベルト・ザッケローニ監督
「非常にタフな試合になった。韓国とはフレンドリーマッチでやっていてもすごい試合になるが、やはり公式戦ということでさらにすごい試合になった。試合を分析すると前半に関しては日本のほうが良かった。サイドから良い形で崩して少なくとも3回のビッグチャンスがあった。先制される形となって、同点、逆転とまた上り坂の試合になって非常に大変だった。だが、後半に関しては韓国のほうが良かった。フィジカルで押してきて韓国の方が走れているという印象を受けた。また、ロングボールを蹴ってセカンドボールを拾ってくる形にかなり押し込まれた。同点ゴールを終了間際に取られてしまい、『簡単にいかないな』という感じだったが、韓国の戦いについても称賛しないといけない。非常にまとまっていて素晴らしいチームだった。しかし、そういった素晴らしいチームに勝ったことで喜びが増したと思っている。細貝の投入のきっかけは、チームが疲れてきて、全体的に間延びしてきたと感じたから。前線でキープすることもできなくなって、スペースを作らせてしまっていた。中盤は非常に大切な部分なので、その穴を埋めるために細貝を投入した。大会を通じて、私は日本がどこよりも良いサッカーをしていると思う。13ゴールを決めていることがそれを示している。私が就任する前からあったのかはわからないが、チームスピリットは日本人の特徴であると思う。(PK判定は)ジャッジについての話は好きでないが、韓国のPKも日本のPKも必要なかったのではないかと思っている」

朴智星=パク・チソン
「とても失望している。この試合に勝って決勝に進みたかった。でも選手は勝つために頑張ったし、献身的にプレーした。PK戦で負けたけど、日本に対してはすごくいいプレーをしたし、どっちが決勝にいっても文句はなかった。両方ともとても良かった。韓国は負けたけど、若い選手達がいい経験を積んだことはとてもいいこと」

韓国代表・趙広来=チョ・グァンレ監督
「延長戦でゴールを奪われ、非常に難しい状態になったが、選手達は最後まで戦ってくれた。最後の最後まで諦めずに戦った結果、終了間際に同点に追い付くことができた。韓国サッカーの未来につながる試合になったと思っている。今日の試合のレフェリーにはいくつかのミスがあった。(日本に与えられた)PKのシーンに関しても、ペナルティエリアの外だった。アジアサッカーのためにもレフェリーのミスを改善していく必要があるだろう。朴智星=パク・チソンや李栄杓=イ・ヨンピョはアジアカップをもって代表から引退するが、私達は立ち止まらずにやっていきたい。最後に日本チームに『おめでとう』という言葉を送りたい」

日本代表22名
GK:
1.川島永嗣(リールセ)
21.西川周作(広島)
23.権田修一(FC東京)
DF:
3.岩政大樹(鹿島)
4.今野泰幸(FC東京)
20.永田充(浦和)
2.伊野波雅彦(鹿島)
12.森脇良太(広島)
5.長友佑都(チェゼーナ)
6.内田篤人(シャルケ)
22.吉田麻也(VVV)
MF:
7.遠藤保仁(G大阪)
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
14.藤本淳吾(名古屋)
15.本田拓也(鹿島)
13.細貝萌(アウクスブルク)
18.本田圭佑(CSKAモスクワ)
16.柏木陽介(浦和)
10.香川真司(ドルトムント)
FW:
11.前田遼一(磐田)
19.李忠成(広島)
9.岡崎慎司(シュツットガルト)

【歴代1位タイに「我慢の勝利」】
 ともに昨年6月のW杯で16強入りした宿命のライバルの日本と韓国。イタリア人のザッケローニ監督も、日本協会幹部から両国の歴史と伝統を伝え聞き「ドイツvsイタリア戦と比較が可能な試合」と重みを理解していた。
 戦術よりも意地とプライドを懸けた一戦。日本は21日のカタール戦の2日後の23日を異例の完全オフに充て、精神面の充実を図った。
 過去の対戦成績では11勝21分け38敗。PK戦とはいえ、2005年8月以来の勝利。就任から7戦負けなしは、日本代表監督歴代1位タイ記録となった。
 これで3位以内が確定し、次回2015年オーストラリア大会の予選免除が決まった。いよいよ次は決勝。
 「我慢しながら勝てたのが良かった。フィジカルは韓国に分があったので、日本は技術を駆使したサッカーを展開しないといけなかった。あと1試合だ。決勝では相手よりもいいサッカーをするだけ。」と指揮官。18年前、日本中が涙した因縁のドーハの地で、2大会ぶりのアジアの頂点に王手をかけた。

【鬼の形相の守護神・川島】
 鬼の形相が韓国選手をたじろがせたのか。日本はGK川島がPK戦で2本を止め、決勝への道を切り開いた。
 120分間の激戦に身を投じた仲間達の背中を見続けた。「あそこまで来たら自分が仕事をする番だと思っていた」。まずは具滋哲=ク・ジャチョルのキックを右へ跳んでセーブし、続く李容来=イ・ヨンレの強烈なシュートも弾き返した。相手のPKの情報は「何もなかった」と言うが、気迫で圧倒し、1本も決めさせなかった。
 グループリーグのシリア戦で味方との連係不足からピンチを招き、相手選手を倒して一発退場に。1試合の出場停止を経てピッチに戻ったカタールとの準々決勝は精彩を欠き、ほぼ正面に飛んできた2本のシュートを止め切れなかった。
 ザッケローニ監督は準々決勝の後、何度も川島を呼び寄せて声を掛けたという。「気にするな。君への信頼は揺るがないから」。イタリア語を多少理解するだけに、監督の言葉は胸に響いたのだろう。
 「ここまで乗り越えて、次(決勝)を勝たなければ意味がない」。信頼に応えた27歳の守護神は力強く言った。

【内田「みんながガクッときてた」】
 突き放しても、韓国は簡単に諦めてくれなかった。延長前半に1点をリードし、迎えた後半終了間際。5バック気味に固めた守備陣が耐え切れなかった。「あの時だけはみんなが引き過ぎた」と今野。相手FKからのこぼれ球をことごとく拾われ、黄載元に痛恨の同点ゴールを決められた。
 岩政はガックリとうなだれた。だが、ベンチに下がったばかりの長谷部が必死に声を出し、チームメートを鼓舞した。
 内田は「みんながガクッときてた。顔を上げていこうと声を掛けた」と言う。気持ちを切り替え、奮い立たせて臨んだPK戦。GK川島が好守を連発し、日本は長友以外の3人が確実に蹴り込んだ。昨年のワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント1回戦で、PK戦の末にパラグアイに敗れた苦い経験を繰り返すことはなかった。

【今野は最高の誕生日】
 28歳の誕生日を劇的な勝利で飾った今野は「最高です。28年間で一番」と笑顔が弾けた。PK戦は自らのキックで締めくくっただけに、喜びもひとしおだ。
 前半23分、朴智星=パク・チソンとの接触プレーがPKと判定され、先制点を許した。「あれで取られるのはキツい。落ち込んだ」と振り返ったが、気持ちを立て直して勝利に貢献した。
 ワールドカップ(W杯)で活躍した中澤(横浜M)と闘莉王(名古屋)を故障で欠く今大会は守備の要。「やっぱりチームとして勝ちたかった」とホッとした様子だった。

【長友「どんどん良くなっている」】
 PK戦では日本でただ1人、失敗した。だが、試合後の言葉が前向きな長友らしい。「力は入ったけど、緊張はしなかった。こういう緊迫した中で蹴ったのは財産になる」とサラリと言った。
 左サイドで上下動を繰り返し、大会公式サイトのデータで走行距離はチーム随一の14キロ以上。ただ走るのではなく、ミーティングでザッケローニ監督から指示を受けた通り、韓国の右サイドバック、チャ・ドゥリの背後を狙い続けた。
 1点を追う前半36分、左サイドを駆け上がり、本田圭のパスを引き出すと、そのまま切れ込んで前田にラストパス。同点ゴールを演出し「狙い通り」と笑顔が弾けた。
 「このチームはどんどん良くなっている。まだまだ成長すると思う」。目標とする世界一のサイドバックへ、24歳の左SBは前しか見ていない。

【長谷部「自分も蹴りたかった」】
 脚がつって試合終盤にベンチに下がった主将の長谷部は「情けない」と自嘲気味。PK戦は「自分も蹴りたかった」と言い「(川島)永嗣さんがやってくれると思ったし、みんな冷静だった」とチームメートに感謝した。
 ピッチに立っている時は攻守に奮闘し、韓国のエース、朴智星=パク・チソンに決定的な仕事をさせた場面はなかった。「彼は点は取っていなかったが、危険な選手。そこは注意していた」と話した。

【細貝が貴重な代表初ゴール】
 途中出場の細貝が代表初ゴールを決めた。延長前半7分、本田圭のPKがGKに弾かれたところを競艇のスタートシーンのような猛ダッシュでなだれ込んできて蹴り込み、ボールがゴールネットを揺らすのを見届けると、左手を何度も突き上げて喜びを爆発させた。
 「(本田圭のPKの)こぼれ球はしっかり狙っていた。運良く自分のところにこぼれてきてくれた。与えられた時間で、与えられた役割を果たそうと思っていた。あと1戦、必ず勝って終わりたい」細貝。
 後半42分に香川と交代し、左の守備的MFに入った。体当たりのタックルで火消し役となった。
 昨年9月のパラグアイ戦で代表デビューした24歳。今冬にドイツ移籍し、今大会後は新天地での挑戦が始まる。

【岡崎「決めたかった」 】
 グループリーグ最終戦でハットトリックをマークするなど今大会好調の岡崎が、この日も貴重な得点を呼び込んだ。
 延長前半、本田圭からの縦パスを引き出すと、ペナルティーエリア内で相手DFに倒され、PKを獲得。細貝のゴールにつなげ「(本田)圭佑に預けて自分が前に出ればチャンスになると思った」と振り返った。
 ただ、自らは得点できず「チャンスは少なかったけど、決めるところは決めたかった」と反省も忘れなかった。

【香川「こういう舞台で結果残したい」】
 準々決勝のカタール戦で2ゴールした21歳の香川は不発に終わった。柔らかいボールタッチと巧みな体の使い方で何度か見せ場はつくったが、シュートの絶好機でも打ち切れなかった。
 運動量が落ちた後半終了間際にベンチに退き「こういう舞台で結果を残したいし、存在感を出せる選手になりたい」と悔しさを隠せなかった。それだけに「最後に結果を出したい」と決勝の舞台をにらんだ。

【本田圭「自信を持たせてくれる」】
 延長前半のPKは決め切れずに今大会2点目は逃したが、チームの両得点に絡んだ上、PK戦では1人目にしっかり蹴り込んだ。本田圭はザッケローニ監督から「良かったぞ」とねぎらいの声を掛けられ「自信を持たせてくれるので力になる」と充実感を口にした。
 前半36分、先制点の起点となった場面が出色だった。左サイドで相手2人に迫られ、その後ろからもう1人が寄ってきた。だが本田圭はこれを待ち受けていたのだろう。引きつけるとタイミングを計り、3人の間に強いグラウンダーのパスを通して長友をゴールエリアへと突進させた。延長前半にはスルーパスがPKを誘った。
 昨年のワールドカップ(W杯)で輝きを放ったエースは、今大会も進化を続ける。「厳しい試合ばかりで、接戦をものにしてきた。1試合、1試合成長してきた」。優勝を決定付けるゴールで有終の美を飾れるか。

【前田「いい時間帯に取れた」】
 1トップの前田は1点を追う前半36分に今大会3ゴール目を決め「いい時間帯に取れた」と話した。長友の左サイドの突破に合わせて、ゴールの近いサイドに詰め、長友のパスを相手DFと競って倒れ込みながら決めた。
 グループリーグ初戦では前半だけでベンチに退く屈辱も味わったが、徐々に周囲との連係が深まり、Jリーグ2年連続得点王の力を発揮してきた。決勝に向けては「みんなが同じ考えで一丸になることが大事」と決意を込めた。

【絶対に諦めない韓国魂】
 韓国は延長後半の終了間際に、捨て身で攻め上がったDF黄載元=ファン・ジェウォンが同点ゴール。趙広来=チョ・グァンレ監督が「絶対に諦めない韓国魂」と誇った気骨を見せたが、直後のPK戦は裏腹に鋭さを欠いた。6大会ぶりの決勝を逃し、同監督は「さすがに疲れが出た」と無念そうだった。
 前半23分、朴智星=パク・チソンが今野に体当たりで倒されて得たPKを、奇誠庸=キ・ソンヨンが冷静に決めて先制した。だが守備を崩されて同36分に追い付かれた。中2日の試合ながら、後半は押し込んだものの、決定力不足に泣いた。
 朴智星は代表100試合目を勝利で飾れず「体力が落ちて動けなかった」と悔しがった。今大会限りでの代表引退を示唆している29歳の主将は「若手の成長が良かった」と話し、後輩にバトンタッチする決意を固めた様子だった。

【オーストラリアは6ゴール爆勝】
 オーストラリアは6ゴールを奪い、初めての決勝に進んだ。
 前半5分にキューウェルがパス交換から抜け出して先制すると、同35分にはオグネノブスキが加点。後半も退場者を出した相手のゴールネットを次々と揺らした。かつてJ1浦和を率いたオジェック監督は「勝ちたいと思っていたが、このようなスコアは予想していなかった」と喜んだ。
 この日は新鋭のクルーズを含めて6人が1点ずつを決め、守っては今大会4試合目の無失点。攻守の歯車が噛み合っている。
 前回大会は準々決勝で日本にPK戦の末に敗れた。オジェック監督は「日本戦?まだ決勝の話をするのは早いね」と努めて冷静に話した。

【ウズベクまさかの6失点】
 5度目の出場で初の4強入りを果たしたウズベキスタンは、準決勝でまさかの6失点。アブラモフ監督は「オーストラリアに勝って、優勝できると思っていたが」とショックを隠しきれない様子だった。
 準々決勝で2得点のFWバカエフが後半11分、22分と立て続けに警告を受けて退場。10人になると集中力を欠いたプレーが目立ち、次々と簡単にゴールを許した。
 アブラモフ監督は「ミスはチーム全体にあった。何が起こったのか分からないが、ファンに申し訳ない」と話した。

≪超サカ採点表≫
日本代表
GK:
1.川島永嗣 7.0
DF陣との連係面で不安も見られたが、PK戦では神がかり的な活躍
DF:
6.内田篤人 5.5
前半の動きは悪くなかったが、徐々にパフォーマンスが低下
3.岩政大樹 5.5
初先発ながら、大きなミスなく120分間戦った
4.今野泰幸 6.0
厳しい判定でPKを献上したが、それ以外は冷静な対応が光った
5.長友佑都 7.0
無尽蔵のスタミナで攻守に貢献。アシストも記録
MF:
9.岡崎慎司 7.0
豊富な運動量を武器に相手を掻き回し、延長にはPKを獲得
17.長谷部誠 6.0
前半からパク・チソンに対応し、また鋭い縦パスで相手を翻弄した
(117分15.本田拓也 --)
7.遠藤保仁 5.5
試合のリズムに緩急を付けるなど、黒子に徹する
10.香川真司 5.5
ボールロストは少なくなったが、ボールを持ちすぎでチャンスを潰す場面あった
(87分13.細貝萌 6.0)
貴重な逆転ゴールをGET
18.本田圭佑 6.5
PKは外したが、巧みなパスでチャンスを作り出した他、キープ力で味方を助けた
FW:
11.前田遼一 6.0
同点弾は良かったが、前半終了間際の絶好機を決めていればもっと良かった
(105+1分2.伊野波雅彦 --)
監督:
ザッケローニ 6.0
細貝の起用が当たるも、もっと早く動いても良かった
韓国代表
GK:
1.チョン・ソンリョン 6.5
本田圭のPKを止めるなど、幾度となくファインセーブを見せた
DF:
22.チャ・ドゥリ 5.0
自慢の攻撃力は鳴りを潜め、さらに裏を取られて失点
3.ファン・ジェウォン 6.0
延長前半にPKを献上したが、その後、汚名返上の同点ゴールを記録
4.チョ・ヨンヒョン 5.5
初スタメンだったが、最低限の仕事はした
(103分20.キム・シヌク --)
12.イ・ヨンピョ 5.5
陰ながらサイドの覇権争いに貢献
MF:
17.イ・チョンヨン 5.0
前半は全く試合を作れず。悪質なファウルも何度か見られた
(82分11.ソン・ホンミン 5.5)
惜しいミドルシュートを放つなど日本ゴールを脅かす
16.キ・ソンヨン 6.5
先制点となるPKを確実に決めた他、セットプレーのキッカーとして日本の脅威となる
6.イ・ヨンレ 5.5
後半に放ったFKは決めたかった
7.パク・チソン 6.0
強引なドリブル突破は常に脅威を与え、前半にPKを獲得
13.ク・ジャチョル 5.0
何度か訪れたチャンスを生かすことはできなかった
FW:
10.チ・ドンウォン 5.5
キープ力とドリブル突破は光ったが、結果を残せぬまま後半途中交代
(66分15.ホン・ジョンホ 5.5)
アンカーとして起用され、試合の流れを引き寄せる
監督:
チョ・グァンレ 6.0
後半途中にシステムを変更して試合の主導権を握ったものの、惜しくもPK負け


獲得オファー
 サッカーのフランスリーグ2(フランス2部リーグ)、グルノーブルの関係者は24日、日本代表MF松井大輔(29)の移籍先として同リーグ1(1部)のモンペリエとバランシエンヌの2クラブが興味を示していることを明らかにした。
 関係者によると、両クラブから正式なオファーはないものの、打診は受けているという。ともに今季終了までの期限付き移籍になる見込み。松井は来年までグルノーブルと契約を結んでいる。
 23日現在のリーグ戦で20チーム中、モンペリエは7位、バランシエンヌは16位につけている。


2連勝
イングランドプレミアリーグ第24節結果

ボルトン0−4チェルシー
≪得点者≫
チェルシー:ドログバ11、マルダ41、アネルカ56、ラミレス74

 イングランドプレミアリーグは24日、第24節の残り1試合が行われ、4位チェルシーは7位ボルトンに4−0で大勝し、10月下旬以来、3ヶ月ぶりのリーグ戦2連勝を飾った。
 チェルシーは前半11分にドログバが今季9得点目となる30メートルのシュートを決めて先制。同41分には角度のないところからマルダ、後半11分にアネルカが左足で決めて追加点を奪い、同29分にはラミレスのリーグ初ゴールでダメ押しした。チェルシーは勝ち点を41として、試合消化は1試合多いが首位マンチェスター・ユナイテッドに7差とした。
 試合後、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたドログバは、「チャンスを活かすことができた。決める自信はあったし、(アンチェロッティ)監督も僕に『チャンスがあったら打て』と言ってくれていた」と先制点となったゴールについてコメント。さらに「僕は今まで考え過ぎていたんだと思う。この一発こそ僕の望んでいたものだ」と語った。


MVP
 イタリアサッカー選手協会(AIC)が主催する“オスカル・デル・カルチョ”が24日に行われ、インテルに所属するアルゼンチン代表FWディエゴ・ミリート(31)が年間最優秀選手(MVP)に選出された。また、昨季同クラブを3冠に導いたジョゼ・モウリーニョ監督(現レアル・マドリード/スペイン)も、最優秀監督賞を受賞した。
 イタリアセリエAの選手達による投票で決まる「オスカー・デル・カルチョ」。今年の受賞者は、国内のリーグ戦とカップ戦、さらに欧州チャンピオンズリーグと、昨季イタリア勢として史上初となる3冠を達成したインテル勢が多数を占める結果となった。
 インテル加入1年目ながら優勝を決めた3試合全てでゴールを奪い、リーグ戦で22ゴールを記録したミリートは、バロンドール(世界年間最優秀選手賞)のファイナリストからも漏れたチームメイト、オランダ代表MFウェスレイ・スナイデルとのタイトルレースを制し、最優秀外国人選手賞と並ぶ2冠を達成。ミリートは「計り知れない名誉。僕にとって2010年は忘れられない1年になった」と喜びをあらわにした。
 インテルではこのほか、ブラジル代表GKジュリオ・セーザルが最優秀GKに選出されたほか、ブラジル代表DFマイコンがベストゴール賞を受賞。現在は負傷で戦列を離れているアルゼンチン代表DFワルテル・サムエルも、ユベントスDFジョルジョ・キエッリーニとともに最優秀DF賞に選ばれた。
 一方、下馬評通りに2年連続での受賞となったのがモウリーニョ監督。前日に受賞式へ出席できないことを明らかにしていた同監督は、ビデオメッセージで「出席できなくて申し訳ないが、(水曜の)スペイン国王杯でセビージャと対戦するため、出られなかった」とコメント。「オスカーを受け取れたのは素晴らしいこと。私にとって、対戦相手からも敬意を払われることは重要なこと。セリエAはタフなリーグ。(イタリアを)離れた今もそう思っている」と、イタリアサッカーへの想いを語った。
 そのほか、昨季のリーグ得点王のFWアントニオ・ディ・ナターレ(ウディネーゼ)が最優秀イタリア人選手賞に輝き、MFハビエル・パストーレ(パレルモ)が最優秀若手選手に選出された。


全治4週間
 イタリアセリエAのミランは24日、元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタ(34)が左肩を脱臼し、全治4週間と診断されたと発表した。
 ネスタは2−0でミランが勝利した23日のチェゼーナ戦で同箇所を脱臼。クラブは「彼と話した上、4週間で戻ってくるための積極的な復帰プログラムを組むことが決まった。場合によっては、シーズン終了後に手術を受けることになるだろう」と発表した。
 また、ミランではネスタのほかに、MFジェンナーロ・ガットゥーゾ、MFクラレンス・セードルフが太ももを傷めて離脱。さらに、MFアンドレア・ピルロ、MFケビン・プリンス・ボアテング、DFジャンルカ・ザンブロッタも負傷中という状況にあり、2月15日に欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でトッテナム(イングランド)との第1戦を控えている中、陣容に不安を抱えている。


就任会見
 J1の清水エスパルスの新監督に就任した前イラン代表監督のアフシン・ゴトビ氏(46)が25日、静岡市内のクラブハウスで就任会見を開き、「Jリーグのチャンピオン、そしてアジアでもトップのクラブにしたい」と抱負を語った。
 イラン出身でアメリカ国籍のゴトビ氏は、イランが出場していた22日のアジアカップ準々決勝で敗れると、24日に早くも来日。この日は午後から早速、練習を指揮した。
 過去にはアメリカ代表や韓国代表のスタッフを務めた経験もあるゴトビ氏は「日本のサッカーは素晴らしい。そこに自信、勝者の精神、そして自分が培ってきた経験を加えたい」と意気込んだ。
 今季の清水には日本代表の藤本淳吾、本田拓也らが移籍したが、元日本代表の高原直泰が加入した。
 ゴトビ監督は「どこからでも攻撃、防御できるバランスが重要。魅力的でエキサイティングなサッカーをしていきたい」とチームづくりの方針を示した。


新体制発表
 5年ぶりでJ1に昇格したアビスパ福岡は24日、福岡市内で今季の新体制を発表し、篠田善之監督が「積極的なサッカーを継続、向上させる。チーム一丸となってひと暴れしたい」と抱負を語った。
 U-17(17歳以下)韓国代表の経験があるDFキム・ミンジェ(21)、U-17日本代表のFW重松健太郎(19)ら9人が加入。豊富な運動量が持ち味のキムは「力強さや闘志を前面に出し、勝利に貢献したい」と話した。森下仁之チーム統括部長は「大きな補強はないが、1人に頼らず、全体をレベルアップしていく」と述べた。


超サカFLASH

CM出演
 ベルギージュピラーリーグ(ベルギー1部)、リールセGK川島永嗣がフマキラー社の花粉対策商品「アレルシャット 花粉 鼻でブロック」のCMに出演した。既に24日からオンエアされている。

主将決定
 横浜Mは本日、今季の新キャプテンにMF中村俊輔(32)、副キャプテンにDF中澤佑二(32)、DF栗原勇蔵(27)、MF兵藤慎剛(25)が決定したと発表した。中村は「監督から話をもらいました。光栄な事ですし、シーズンの最後には自分がキャプテンになって良かったと思われるように努力したいと思います」とコメントを発表。また、副キャプテンとなった中澤も「俊輔の良きパートナーとして共に歩んで行きたいです」とサポートを誓った。

負傷
 J1の横浜MのDF中澤佑二が24日の練習中に右太ももを負傷した。内転筋肉離れの疑いで精密検査を受ける見込み。

新加入
 J1甲府に山梨学院大付高のFW加部未蘭(18)が入団することが決まったと本日25日に同高が発表した。加部は26日に甲府市内で記者会見する。186センチと長身の加部は前回の全国高校選手権の優勝メンバー。今回も同選手権に出場し、準々決勝に進出した。

移籍
 J2京都は本日、DF西野泰正(28)がJFLのカマタマーレ讃岐に移籍すると発表した。

3試合出場停止
 イタリアセリエAは24日、23日のボローニャ戦で乱闘騒ぎを起こしたラツィオ(イタリア)のFWマウロ・サラテに対し、3試合の出場停止処分を科したと発表した。エドアルド・レヤ監督との確執や、ユベントス移籍が噂されるサラテは、スタメンから外れて途中出場となった23日のボローニャ戦で、相手選手にボールを投げつけ、乱闘騒ぎを引き起こしていた。

視察
 スペインリーガエスパニョーラ、レアル・マドリードのガルシア強化担当が本日行われるアジアカップ準決勝の日本vs韓国戦を視察することが24日、明らかになった。代理人や欧州各クラブのスカウトも視察する予定。

6位浮上
スペインリーガエスパニョーラ第20節結果

アスレティック・ビルバオ3−0エルクレス
≪得点者≫
ビルバオ:マルティネス5、ジョレンテ59、ムニアイン64

 スペインリーガエスパニョーラは24日、第20節の残り1試合が行われ、7位アスレティック・ビルバオが12位エルクレスに3−0で完勝した。ビルバオは前日にスポルティング・ヒホンに敗れたアトレティコ・マドリードを抜き、来季の欧州リーグ出場圏内の6位に浮上した。

ゴール
 ドイツ2部リーグ、ボーフムの北朝鮮代表FW鄭大世は24日、ホームでのアウエ戦で後半22分から途中出場し、0−0の同44分にゴ−ルを決めた。チームはロスタイムに1点を追加し、2−0で勝った。

ドロー
国際親善試合結果

アメリカ1−1チリ
≪得点者≫
アメリカ:E・パレデス53
チリ:バンバリー75=PK

 国際親善試合は23日、カーソン(アメリカ)で1試合が行われ、アメリカはチリと1−1で引き分けた。

義援金
 アジアサッカー連盟(AFC)は24日、カタール・サッカー協会との連名で、25日にドーハ(カタール)で行われるアジアカップ準決勝2試合の入場券収入をオーストラリアとスリランカ、タイで発生した洪水被害の義援金として贈ると発表した。準決勝は日本が韓国と、オーストラリアがウズベキスタンとそれぞれ対戦する。


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