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本日の超最新情報
U-22日本代表は敗れるも、ロンドン五輪最終予選進出が決定!!2011.06.23.THU

INDEX

最終予選進出
ロンドン五輪アジア2次予選第2戦
U-22クウェート代表2−1(TOTAL3−4)U-22日本代表
オーストラリア4−0(TOTAL7−0)イエメン
ヨルダン1−1(TOTAL2−4)韓国
UAE1−1(TOTAL2−1)北朝鮮
オマーン3−1(TOTAL1−1・延長3−0)中国
香港0−2(TOTAL0−3)ウズベキスタン
イラン0−2(TOTAL1−2)イラク
ベトナム1−4(TOTAL1−6)サウジアラビア
インド1−1(TOTAL2−4)カタール
パレスチナ1−2(TOTAL2−2)バーレーン
マレーシア2−1(TOTAL2−1)レバノン
トルクメニスタン0−4(TOTAL2−6)シリア
日本は敗れるも、2試合合計4−3で競り勝ち、ロンドン五輪最終予選進出が決定!

最終調整
U-22日本代表がU-22クウェート戦に向け、試合会場で最終調整!永井謙佑(名古屋)はスタメン復帰の見込み!

スタメン
ロシアプレミアリーグ第15節
CSKAモスクワ3−1ロコモティフ・モスクワ
ゼニト・サンクトペテルブルク1−0クバン・クラスノダル
ルビン・カザン2−0ボルガ・ニジニー・ノブゴロド
クリリア・ソベトフ0−3アンジ・マハチカラ
本田圭佑は7試合連続の先発出場!CSKAは4連勝で首位堅守!

決勝進出
ゴールドカップ準決勝
アメリカ1−0パナマ
ホンジュラス0−2メキシコ
5度目の優勝を目指すアメリカと、連覇&9度目の優勝を目指すメキシコが決勝進出!両チームでの決勝は3大会連続!

五輪出場
U-21欧州選手権準決勝
スペイン3−1ベラルーシ
スイス1−0チェコ
スペインとスイスが延長戦の末に決勝進出を決め、ロンドン五輪の出場権を獲得!

決勝T進出
U-17W杯グループリーグ第2戦
グループC
ウルグアイ1−0ルワンダ
カナダ2−2イングランド
グループD
アメリカ1−2ウズベキスタン
チェコ1−0ニュージーランド
ウルグアイは後半ロスタイムに決勝ゴールを挙げ、2連勝で決勝トーナメント進出が決定!

優勝
リベルタドーレスカップ決勝第2戦
サントス(ブラジル)2−1(TOTAL2−1)ペニャロール(ウルグアイ)
サントスがブラジル代表FWネイマールの先制弾などで逃げ切り、ペレがプレーしていた1963年以来48年ぶり3度目の優勝!サントスは12月に日本で開催されるクラブW杯に南米王者として出場!

退任
安田理大が所属するフィテッセのフェレール監督(41)が退任!

契約解除
大宮がブラジルのフィゲレンセに期限付き移籍していたブラジル人FWドゥドゥ(31)との契約を解除!ブラジルで無免許飲酒運転の自損事故を起こし、同乗者3人が死亡!

結婚
グルノーブルの日本代表MF松井大輔(30)が女優の加藤ローサ(26)と結婚!加藤は妊娠4ヶ月で12月に出産予定、2009年に元客室乗務員と離婚した松井は再婚!

開幕12戦無敗
J1第17節
仙台4−0甲府
浦和3−0福岡
2−4G大阪
清水2−3川崎
磐田1−2大宮
C大阪2−3名古屋
神戸0−1鹿島
広島3−2山形
横浜M1−0新潟
2位仙台は4ゴール圧勝で開幕12戦無敗のJ1新記録を更新!首位柏は大敗してホーム3連敗!

本日の超サカFLASH
エスパニョールがAZからメキシコ代表DFエクトル・モレノ(23)を獲得ほか


本文
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最終予選進出
ロンドン五輪アジア2次予選第2戦結果

U-22クウェート代表2−1(TOTAL3−4)U-22日本代表

会場:モハマド・アルハマド・スタジアム
観衆:2000人
主審:イルマトフ()
天気:晴れ
風:弱風
気温:39℃
湿度:20%
ピッチ表面:乾燥
ピッチ状態:全面良芝

≪得点者≫
クウェート:アリ50、Y・ナセル59=PK
日本:酒井宏樹21

≪出場メンバー≫
U-22日本代表
GK:
1.権田修一(FC東京)
DF:
4.酒井宏樹()
13.鈴木大輔(新潟)
12.濱田水輝(浦和)
5.比嘉祐介(流通経大)
(46分3.吉田豊(甲府))
MF:
17.清武弘嗣(C大阪)
6.山本康裕(磐田)
(62分16.山口螢(C大阪))
8.山村和也(流通経大)(cap)
7.山崎亮平(磐田)
(72分9.大迫勇也(鹿島))
10.東慶悟(大宮)
FW:
11.永井謙佑(名古屋)
ベンチ:
GK:
18.安藤駿介(川崎)
DF:
2.村松大輔(清水)
MF:
15.登里享平(川崎)
FW:
14.原口元気(浦和)

フォーメーション
(4-2-3-1)

   11
7   10   17
   8  6
5  12  13  4
    1

≪各種データ≫
クウェート日本
ボール支配率:
48%:52%
シュート数:
11:10
直接FK数:
18:15
間接FK数:
4:2
CK数:
3:4
GK数:
14:10
PK数:
1:0
オフサイド:
1:3

オーストラリア4−0(TOTAL7−0)イエメン
≪得点者≫
オーストラリア:ホフマン18、31、52、ムーイ68

ヨルダン1−1(TOTAL2−4)韓国
≪得点者≫
ヨルダン:アル・ダララドレー42
韓国:ホン・チョル72

UAE1−1(TOTAL2−1)北朝鮮

オマーン3−1(TOTAL1−1・延長3−0)中国

香港0−2(TOTAL0−3)ウズベキスタン
≪得点者≫
ウズベキスタン:ムサエフ8、アブドゥホリコフ19

イラン0−2(TOTAL1−2)イラク
≪得点者≫
イラク:ラディ35、63

ベトナム1−4(TOTAL1−6)サウジアラビア
≪得点者≫
ベトナム:レ・ヴァンタン44
サウジアラビア:アル・アビブ14、サウド・ハッサン23、イブラヒム・ハッサン56=PK、アル・ムタイリ85

インド1−1(TOTAL2−4)カタール
≪得点者≫
インド:オウンゴール53
カタール:エル・ニール73

パレスチナ1−2(TOTAL2−2)バーレーン
≪得点者≫
パレスチナ:ハレド・サレム45
バーレーン:サイド・サイード55、アリ・ハリル・ムバラク81

マレーシア2−1(TOTAL2−1)レバノン
≪得点者≫
マレーシア:イルファン・ファザイル9、ワン41
レバノン:アティー63

トルクメニスタン0−4(TOTAL2−6)シリア
≪得点者≫
シリア:アル・スマ10、アブドゥル・ジャファル45、ズビダ66、アル・リファ80

 22歳以下で争うサッカー男子のロンドン五輪アジア2次予選は23日、クウェート市近郊で第2戦が行われ、U-22日本代表は1−2でU-22クウェート代表に逆転負けした。1勝1敗となったが、2戦合計4−3で競り勝って最終予選進出を決めた。
 日本は前半にMF東(大宮)のパスで抜け出したDF酒井宏(柏)が右足で先制した。後半は相手の勢いに押されてセットプレーとPKで立て続けに失点した。その後も攻め込まれる場面があったが、第1戦のリードを何とか守り切り、5大会連続9度目の五輪出場へ一歩前進した。
 最終予選は3.5の出場枠を懸け、12チームが3グループに分かれ、9月から来年3月まで行われる。

U-22日本代表・関塚隆監督
「内容はともあれ、この暑さの中で選手が歯を食いしばってよくやってくれた」と猛暑の中で奮闘した選手をねぎらい、「(最終予選でも)今回味わったような苦しい戦いが続くと思う。チーム一丸となって勝ち抜いていきたい」

U-22クウェート代表・シェマリ監督
「クウェートは精神的に疲れていた。ケガ人の問題もあった。こういう結果になったが、満足している。日本にはおめでとうと言いたい」

U-22日本代表21名
GK:
1.権田修一(FC東京)
増田卓也(流通経大)
18.安藤駿介(川崎)
DF:
5.比嘉祐介(流通経大)
2.村松大輔(清水)
13.鈴木大輔(新潟)
3.吉田豊(甲府)
4.酒井宏樹()
12.濱田水輝(浦和)
酒井高徳(新潟)
扇原貴宏(C大阪)
MF:
6.山本康裕(磐田)
17.清武弘嗣(C大阪)
8.山村和也(流通経大)
10.東慶悟(大宮)
16.山口螢(C大阪)
15.登里享平(川崎)
FW:
11.永井謙佑(名古屋)
7.山崎亮平(磐田)
9.大迫勇也(鹿島)
14.原口元気(浦和)

【予想以上だった中東の酷暑】
 気温約40度での酷暑の中、苦しみ抜いた。前半にDF酒井宏のゴールで先制しながらもリズムが出ない。後半5分にセットプレーから失点すると、14分にはPKで勝ち越された。3点目を奪われれば延長戦に持ち込まれるところで、何とか逃げ切った。
 気候の厳しさは予想を超えていた。22日の練習後にはMF東と控えGK安藤が熱中症のような症状を訴えた。この日も守備的MFで先発した山本康が体調不良で後半途中に交代した。
 日本はアトランタ五輪以降の過去4大会で、最終予選を前に黒星を喫したことはなかった。9月からの最終予選へ不安を残した関塚ジャパン。指揮官は「大事な先制点を前半に取れたのに、後半に与えてはいけない時間帯で点を与え、自分たちで苦しくしてしまった」ともどかしそうだった。

【2失点を悔やむ山村主将】
 酷暑の中での試合で、チームを引っ張った主将のMF山村(流通経大)は「ホッとしたというのがまずあったが、2失点して試合に負けてしまったのは反省すべき点。一戦一戦を大事に戦って、勝ち切って(最終)予選を突破したい」と反省も忘れなかった。

【酒井宏 名誉挽回の先制ループ】
 貴重な先制ゴールを決めたのは、第1戦で失点につながるミスをしたDF酒井宏(柏)だった。前半21分、MF東の縦パスに反応。最終ライン裏に抜け出して相手GKと競り合いながら右足で先制のループシュートを決めた。
 結果的に、この1点が最終予選進出につながった。21歳は名誉挽回のゴールに「前回の試合で自分のミスもあったので、自分で取り返したいと思っていた」とホッとした表情。中東での試合は初めてだったそうだが「厳しい試合だったけれど、今までにないくらいに代表の責任を感じた」と充実感を漂わせた。

【強行出場の東が絶妙アシスト】
 22日の練習後に体調不良を訴えた東だが、この日はトップ下でフル出場。右MFの清武と流動的に動き回って奮闘し「大丈夫。苦しい試合だったけど、この暑さの中でやれたのはいい経験になった」と話した。
 前半21分に縦パスで酒井宏の先制点をアシスト。「結果的にあの1点が大きかった。(酒井)宏樹が走っているのが見えた」とうなずいた。

【復帰の永井は見せ場つくれず】
 エースFW永井は左足首捻挫から復帰してフル出場。しかし、関塚監督が「こういう発汗のない暑さは初めて。体温のコントロールができない」という猛暑の中で見せ場をつくれず不発に終わり「冷や冷やしながらやっていた。何もできなかった」と表情は晴れなかった。

【権田、好セーブで日本救う】
 GK権田は「みんなギリギリのところで戦っていた」と大きく息をついた。1−2と逆転され、もう1点取られれば延長戦突入の状況で、後半終了間際には好守で相手のシュートを阻んだ。
 苦しみながらも2次予選を通過した。守護神は「2点目を取られて開き直れた。最後はみんなが体を張った」とホッとした様子だった。

【守備の要がPK献上】
 センターバックの鈴木が後半にPKを与えた。ペナルティーエリア内でボールをキープしようとし、奪いにきた相手選手を倒してしまった。「安全策でいかないといけなかった。ダイレクトで蹴ればよかった」と反省した。
 2次予選は合計3失点。守備の要は「苦しい試合で突破できたことはプラス。ただ失点が続いているので、そこはチームの課題」と表情を引き締めた。

【9月から五輪最終予選】
 アジアから来年のロンドン五輪に出場する「3.5枠」を争う最終予選は12チームが3グループに分かれ、9月21日から来年3月14日まで行われる。ホームアンドアウェーで各チームが6試合ずつを戦い、各グループ1位が出場権を獲得する。
 残り0.5枠を巡っては、各グループ2位の3チームが来年3月25〜29日にリーグ戦でのプレーオフを実施。その勝者がアフリカとの大陸間プレーオフに進む。最終予選の組分け抽選は7月7日に行われる。

【日本以外オール中東の可能性も】
 ロンドン五輪アジア2次予選で中国が敗退したため、日本は9月からの最終予選で韓国、オーストラリアと同じグループには入らないことになった。
 最終予選は12チームが3グループに分かれて争う。アジアサッカー連盟が発表している五輪予選のランキングで日本は4位。中国が勝った場合は、日本は2番目のグループとなり、1番目のグループの韓国、オーストラリアと同グループになる可能性があった。強豪との対戦は避けられたが、関塚監督は「中東ばかり残っている。(日本のほかが中東の)3チームになる可能性がある」と警戒した。

≪超サカ採点表≫
U-22日本代表
GK:
1.権田修一 6.5
最後のファインセーブが日本を救う
DF:
4.酒井宏樹 6.5
値千金のアウェイゴールを奪取
13.鈴木大輔 5.0
PKを与えるなど、体が重かった
12.濱田水輝 6.0
的確な対応を見せる
5.比嘉祐介 6.0
攻守に渡ってアグレッシブな姿勢を貫いた
(46分3.吉田豊 5.5)
守備に追われた
MF:
17.清武弘嗣 6.5
状況判断が素晴らしかった
6.山本康裕 5.0
ほとんど良さを出せなかった
(62分16.山口螢 5.5)
献身的な動きを見せてゴールも狙った
8.山村和也 6.0
的確なパスで起点となる
7.山崎亮平 5.0
あまり好機に絡めず
(72分9.大迫勇也 5.0)
球際のプレーに不満が残る
10.東慶悟 6.0
豊富な運動量で前線を支える
FW:
11.永井謙佑 5.5
献身的なチェイシングでチームに貢献
監督:
関塚隆 5.5
何とか逃げ切りに成功


最終調整
 サッカー男子のロンドン五輪アジア2次予選で、U-22(22歳以下)日本代表は23日(日本時間24日午前1時45分)、クウェート市近郊でU-22クウェート代表とホームアンドアウェー方式の第2戦を戦う。22日、両チームは試合会場で公式練習となる最終調整を実施した。
 日本は1時間の練習のうち、最後の15分以外を非公開として調整し、FW永井(名古屋)やMF山村(流通経大)らが最終予選進出を懸けた一戦へ緊張感を高めた。
 5大会連続9度目の本大会出場を目指す日本は、19日のホームでの第1戦に3−1で先勝。2次予選は2試合の合計スコアで争われ、日本は第2戦で勝つか引き分け、または1点差負けでも最終予選に進出できる。
 最終予選は12チームが3グループに分かれ、9月から来年3月まで行われる。

山村和也(流通経大)
「(監督は気持ちのことばかり言っていたが)日本と違って暑いんで、そういう部分がすごく大事になってくるので、そういう部分はみんな持っていると思う。監督が言ってることはホントに大事なんだなと思う。(中3日の試合だが)ペース配分は自分たちの中でしっかりキープできる時間が多ければ多いほど自分達のペースでサッカーができると思う。自分達の試合をしっかりして、自分達のリズムでやれたらいいと思う。(ピッチ状態は)思ったより良かった」

清武弘嗣(C大阪)
「コンディションは問題ない。先制点を取りたい。取られるよりは先に取りたいし、0−0より先に点を取ってディフェンスを楽にしてあげたいという気持ちはある。そのためにもやっぱり先制点は狙っていきたい」

永井謙佑(名古屋)
「クウェートは本当に暑い。(先発の手応えは)途中からでも先発でもどんどんゴールを狙っていきたい。(足の腫れは)全然大丈夫。ずっとアイシングをしていたので、足を捻った瞬間はちょっとマズいかなという感じだった。(ケガの影響は)左足は元々打てないので大丈夫。(これだけの暑さでプレーした経験は)初めてだが、行けるところまで飛ばしていきたい。(第1戦の欠場で体力は)一番フレッシュだと思う」

原口元気(浦和)
「(先発の手応えは)いや、まだ全然わからない。日本らしいサッカーができるようにペース配分とかじゃなくて、うちにはいい選手がたくさんいるので、疲れたなら交代すればいいだけの話なので。多分、誰もペース配分なんかは考えていないと思う。(第1戦のスコアは気にせず)試合は0−0から始まるし、全く関係ないので。明日の1試合だけに集中していきたいし、常に1試合1試合」

【酷暑に苦しむ日本】
 気温40℃超の酷暑や砂ぼこりに苦しむ日本だが、関塚隆監督はアグレッシブに戦うと意気込みを見せている。
 クウェートは日中50℃にも達する酷暑で、さらに練習中は砂ぼこりにも苦しめられている。MF清武弘嗣(C大阪)は「これは予想していなかった」とコメント。「喉と目が痛い」と、環境の厳しさを訴えている。
 一方で、5大会連続での五輪出場を目指す日本にとっての朗報は、ケガで離脱していたFW永井謙佑(名古屋)の復帰だ。同選手はクウェート戦への出場に強い意欲を見せ、「ポジション争いは激しいが、チームに自分の価値を示したい」と意気込みをあらわにした。
 スコア上では優位に立つ日本だが、試合の舞台となる中東は、1994年W杯予選での「ドーハの悲劇」を筆頭に日本代表が何度も苦杯を嘗めた地。しっかりと最終予選進出を決めたい関塚監督は「メンタル面が鍵になる」とコメントし、攻撃的な姿勢を保ち、アグレッシブに戦うことが必要だと述べた。
 一方、クウェートのマヘル・アルシェマリ監督は「我々は(第1戦で)おろかなゴールを許してしまった」とコメント。「だが、アウェーゴールも1点決めている。ホームで戦えるので、まだ突破するチャンスは残っている」と、逆転をあきらめていないと語った。

【ザック監督がエール】
 サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が22日、ロンドン五輪アジア2次予選のアウェー戦を視察するため、母国イタリアへ一時帰国する前に猛暑のクウェートに降り立った。
 U-22(22歳以下)日本代表選手の中には、優勝した1月のアジアカップでフル代表に招集したGK権田(FC東京)やDF酒井高(新潟=第1戦前に離脱)がいる。FW永井(名古屋)や主将のMF山村(流通経大)らも既にフル代表を経験済みで、将来が楽しみな選手達だ。
 U-22代表の関塚監督はフル代表のコーチを兼任している。これまでも、国内で行われたU-22代表候補合宿には精力的に足を運んできたザッケローニ監督は、クウェートとの第2戦を前に「いい試合を見たい。この間もいい出来だった。心配はしていない」と穏やかな表情でエールを送っていた。


スタメン
ロシアプレミアリーグ第15節結果

CSKAモスクワ3−1ロコモティフ・モスクワ
≪得点者≫
CSKA:ドゥンビア19、58、Z・トシッチ37
L・モスクワ:ジュリツァ29
≪出場メンバー≫
【CSKAモスクワ】
GK:
アキンフェエフ
DF:
A・ベレズツキ、イグナシェビッチ、ナバブキン、V・ベレズツキ
MF:
本田圭佑(88分オリセー)、ママイェフ(74分ジャゴエフ)、Z・トシッチ、アルドニン
FW:
ドゥンビア(72分シェンベラス)、ヴァグネル・ラブ

ゼニト・サンクトペテルブルク1−0クバン・クラスノダル
≪得点者≫
ゼニト:オウンゴール35

ルビン・カザン2−0ボルガ・ニジニー・ノブゴロド
≪得点者≫
ルビン:ボッケッティ51、カサエフ83

クリリア・ソベトフ0−3アンジ・マハチカラ
≪得点者≫
アンジ:アガラロフ7、ガジエフ18、アングブワ63

トム・トムスク1−1ロストフ
≪得点者≫
トム:カヌニコフ68=PK
ロストフ:アダモフ83=PK

スパルタク・モスクワ0−2ディナモ・モスクワ
≪得点者≫
D・モスクワ:セムショフ34、ボロニン65

アムカル・ペルミ1−0スパルタク・ナリチク
≪得点者≫
アムカル:グリシン58

クラスノダール0−2テレク・グロズヌイ
≪得点者≫
テレク:アメリャンチュク18、アシリダロフ83

 ロシアプレミアリーグは22日、第15節の全8試合が行われ、MF本田圭佑が所属する首位CSKAモスクワは、ホームでロコモティフ・モスクワと対戦し、3−1で快勝した。本田はこの試合も先発出場し、後半43分までプレーした。
 現在消化試合が1試合少ないながらも首位に立つCSKAは、前半13分にヴァグネル・ラブの突破からドゥンビアが先制点を挙げると、同点に追い付かれて迎えた37分にはトシッチが勝ち越しゴール。後半にもドゥンビアのこの日自身2点目となるゴールで突き放し、4連勝で首位の座をしっかりとキープした。
 なお、本田はこの日も攻撃的MFで7試合連続の先発出場。ゴールに絡む場面はなかったが、勝利に貢献した。
 CSKAの次戦は26日に行われ、敵地でアムカル・ペルミと対戦する。


決勝進出
ゴールドカップ準決勝結果

アメリカ1−0パナマ
≪得点者≫
アメリカ:デンプシー7

ホンジュラス0−2メキシコ
≪得点者≫
メキシコ:デ・ニグリス93、J・エルナンデス99

ゴールドカップ決勝日程

25日()
アメリカvsメキシコ

 サッカーで北中米カリブ海の大陸王座を争うゴールドカップは22日、米テキサス州ヒューストンで準決勝2試合が行われ、開催国で前回準優勝のアメリカがパナマを1−0、前回王者のメキシコがホンジュラスを延長戦の末に2−0でそれぞれ破り、25日の決勝に進出した。
 25日の決勝では、5度目の優勝を目指すアメリカと、連覇と9度目の優勝を目指すメキシコが対戦する。両チームの決勝での対戦は3大会連続。


五輪出場
U-21欧州選手権準決勝結果

スペイン3−1ベラルーシ
≪得点者≫
スペイン:アドリアン・ロペス89、105、ジェフレン113
ベラルーシ:バランコウ38

スイス1−0チェコ
≪得点者≫
スイス:メーメディ114

U-21欧州選手権日程

25日()

3位決定戦:
チェコvsベラルーシ

決勝:
スペインvsスイス

 サッカーのロンドン五輪予選を兼ねたU-21(21歳以下)欧州選手権は22日、デンマークのビボーなどで準決勝2試合が行われ、スペインとスイスが延長戦の末に決勝進出を決めるとともに、五輪出場権を獲得した。
 スペインはベラルーシを3−1、スイスはチェコを1−0で下した。
 優勝候補筆頭のスペインは試合終了間際にアドリアン・ロペスのゴールで同点に追い付くと、延長に2ゴールを加点してベラルーシを振り切った。
 25日の決勝ではスペインとスイスが対戦、3位決定戦では五輪切符最後の1枠を懸け、チェコとベラルーシが激突する。


決勝T進出
U-17W杯グループリーグ第2戦結果

グループC:

ウルグアイ1−0ルワンダ
≪得点者≫
ウルグアイ:パイス90+5

カナダ2−2イングランド
≪得点者≫
カナダ:ジャラリ50、ロバーツ87
イングランド:モーガン46、ターゴット77

グループD:

アメリカ1−2ウズベキスタン
≪得点者≫
アメリカ:コロマ47
ウズベキスタン:ダブラトフ13、マフスタリエフ54=PK

チェコ1−0ニュージーランド
≪得点者≫
チェコ:ユリシュ28

 サッカーのU-17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)は22日、メキシコのモンテレイなどでグループリーグ第2戦の4試合が行われ、グループCのウルグアイは後半ロスタイムに決勝ゴールを挙げ、1−0で競り勝った。勝ったウルグアイは2連勝で勝ち点を6に伸ばして決勝トーナメント進出を決めた。イングランドはカナダと2−2で引き分けた。
 グループDのアメリカはウズベキスタンに1−2で敗れて1勝1敗。チェコもニュージーランドを1−0で下して1勝1敗。グループDは4チームが勝ち点3で並んだ。


優勝
リベルタドーレスカップ決勝第2戦結果

サントス(ブラジル)2−1(TOTAL2−1)ペニャロール(ウルグアイ)
≪得点者≫
サントス:ネイマール47、ダニーロ69
ペニャロール:オウンゴール80

 サッカーの南米クラブ王者を決めるリベルタドーレスカップ決勝は22日、ブラジルのサンパウロで第2戦が行われ、サントス(ブラジル)がペニャロール(ウルグアイ)を2−1で下し、ペレがプレーしていた1963年以来48年ぶり3度目の優勝を果たした。第1戦は0−0だった。
 サントスは12月に日本で開催されるクラブワールドカップ(W杯)に欧州王者のバルセロナ(スペイン)などと共に、南米王者として出場する。
 サントスは後半2分にアウロカのパスを受けたブラジル代表FWネイマールがペナルティーエリア左からニアサイドに強烈なシュートを叩き込んで先制すると、後半24分にはダニーロが追加点を挙げ2点をリードする。その後、35分にオウンゴールで失点するものの、サントスが逃げ切り、王様ペレを擁した1962、1963年の連覇以来の王座奪回を果たした。
 試合後はエキサイトした両チームの選手が乱闘となる一幕もあったが、表彰式には赤いジャケット姿のペレ氏も登場し、後輩達と喜びを分かち合った。

【カズも古巣の優勝を祝福】
 横浜FCのFW三浦知良(44)が古巣のタイトル獲得に喜んだ。22日のリベルタドーレスカップ決勝第2戦で、ブラジルのサントスがウルグアイのペニャロールを2−1で下し48年ぶりの優勝を果たした。
 「いやぁ、うれしいですね。最初にプロになったところだし、ブラジルにいた時の最後のクラブだから」と笑顔で話した。サントスにとっては、あの王様ペレが在籍時以来のタイトルとなった。「ペレ以来なんだよね。一番好きなクラブ。ずっと気にしてた」と続けた。
 サントスは12月に日本で開かれるクラブW杯に出場する。冗談まじりも、カズは「どうする、ベンチに入ってたら?ブラジルだからあるかもね」と締めくくった。


退任
 オランダエールディビジで日本代表DF安田理大が所属するフィテッセは22日、アルベルト・フェレール監督(41)との契約延長オプションを行使せず、退任すると発表した。昨年10月に解任されたテオ・ボス前監督を継いだフェレール監督は、古巣バルセロナのようなパスサッカーを目指したが失敗し、15位という不本意な成績に終わった。
 フィテッセはエールディビジ18チーム中、唯一来季の監督が決まっていない。新シーズンの準備が7月3日に始まるフィテッセは「来週中に新監督を発表したい」(関係者)という意向を持っている。監督不在の間はステンリー・メンゾ・コーチが代わりを務めるとみられている。


契約解除
 J1の大宮アルディージャは23日、ブラジルのフィゲレンセに期限付き移籍していたブラジル人FWドゥドゥ(31)との契約を解除したと発表した。同選手が19日に同国で無免許飲酒運転での自損事故を起こし、契約書の規定に基づいて解雇した。同乗者3人が死亡し、無免許、飲酒運転、過失致死罪で現行犯逮捕されたという。ドゥドゥの運転する車はスピードの出し過ぎによってコントロール不能となり、道路脇のポストに激突し炎上。ドゥドゥは軽傷だった。
 大宮は本日23日の練習前、所属選手やスタッフに注意を促し、今後も再発防止に向けた取り組みを行うとしている。ドゥドゥは2009年と2010年でリーグ戦通算12試合に出場し、移籍した今年も保有権は大宮にあった。


結婚
 女優の加藤ローサ(26)は22日、サッカー日本代表でフランスリーグ2(フランス2部)、グルノーブル所属のMF松井大輔(30)と結婚したと発表した。加藤は現在、妊娠4ヶ月で12月に出産の予定。
 2人は昨年秋頃に知人を介して出会い、今年1月から真剣交際に発展。日本とフランス、9600キロを超える遠距離を、電話デートを重ねる中で愛を育んでいったという。 婚姻届を提出した6月22日はローサの誕生日。ローサは現在、妊娠4ヶ月に入っており、12月に出産予定。出産前後も、無理のない範囲で仕事は続け、夫を支えながら、子育ても両立させていくという。松井は現在、グルノーブルからの移籍を模索中。2人は同居しておらず、移籍先が決まり次第、新居に移る予定。 松井は2003年に4歳年上の元客室乗務員の昌子元夫人と結婚したが、2009年に離婚していた。加藤は初婚。
 加藤は、雑誌「ゼクシィ」のCMでのウエディングドレス姿でブレーク。加藤は「いつか誰かのお嫁さんになる。ママになるという夢がこんなにも早く叶った」とWでのオメデタを喜んでいる。

加藤ローサ(かとう・ろーさ)
本名同じ。1985年6月22日、鹿児島市生まれ。26歳。父親がイタリア人、母親が日本人。高校在学中にモデルとしてデビューし、2005年に雑誌「ゼクシィ」CMで人気に。2006年に「シムソンズ」で映画初主演し、2007年にテレ朝系「女帝」で連ドラ初主演。TBS系ドラマ「冬のサクラ」で佐藤健の恋人役を好演。2004年に玉木宏との熱愛が報じられたが2008年に破局。身長160センチ。血液型A。

松井大輔(まつい・だいすけ)
1981年5月11日、京都市生まれ。30歳。2000年に鹿児島実高から京都入り。2003年、日本代表デビュー。2004年にはU-23日本代表でアテネ五輪出場。同年8月に当時フランス2部のルマンに移籍後、サンテティエンヌ(フランス)、グルノーブル(フランス)、トム・トムスク(ロシア)、グルノーブル(フランス)に所属。2010年W杯南アフリア大会では全4試合に先発出場。2003年に結婚したが、その後離婚。175センチ、64キロ。血液型O。


開幕12戦無敗
J1第17節結果

仙台4−0甲府
(ユアスタ・11356人)
≪得点者≫
仙台:梁勇基19、渡辺広大36、赤嶺真吾69、中島裕希75
≪出場メンバー≫
仙台
GK:
林卓人
DF:
菅井直樹、渡辺広大、鎌田次郎、朴柱成
MF:
松下年宏、富田晋伍、角田誠(79分斉藤大介)、梁勇基(73分中島裕希)
FW:
赤嶺真吾、柳沢敦(63分関口訓充)
甲府
GK:
荻晃太
DF:
市川大祐、小林久晃、山本英臣、冨田大介
MF:
保坂一成(79分養父雄仁)、伊東輝悦、柏好文(46分片桐淳至)、パウリーニョ
FW:
ハーフナーマイク、金信泳(46分阿部吉朗)

浦和3−0福岡
(埼玉・20240人)
≪得点者≫
浦和:鈴木啓太53、マルシオ・リシャルデス73、エジミウソン90+1
≪出場メンバー≫
浦和
GK:
加藤順大
DF:
高橋峻希、スピラノビッチ、永田充、平川忠亮
MF:
鈴木啓太(67分山田暢久)、小島秀仁、山田直輝、マルシオ・リシャルデス
FW:
田中達也(79分柏木陽介)、マゾーラ(71分エジミウソン)
福岡
GK:
六反勇治
DF:
山形辰徳、丹羽大輝、小原章吾、和田拓三
MF:
末吉隼也、鈴木惇、田中佑昌(77分吉原正人)、松浦拓弥
FW:
重松健太郎(60分成岡翔)、城後寿(74分高橋泰)

2−4G大阪
(柏・9882人)
≪得点者≫
:田中順也10、レアンドロ・ドミンゲス67
G大阪:遠藤保仁13、平井将生51、イ・グノ62、下平匠80
≪出場メンバー≫

GK:
菅野孝憲
DF:
村上佑介、増嶋竜也、近藤直也、ジョルジ・ワグネル(74分橋本和)
MF:
レアンドロ・ドミンゲス、栗澤僚一、大谷秀和(66分兵働昭弘)、茨田陽生
FW:
北嶋秀朗(66分工藤壮人)、田中順也
G大阪
GK:
藤ヶ谷陽介
DF:
加地亮、中澤聡太、山口智、下平匠
MF:
遠藤保仁、武井択也、二川孝広(81分佐々木勇人)、宇佐美貴史(87分横谷繁)
FW:
平井将生、イ・グノ(75分内田達也)

清水2−3川崎
(アウスタ・12217人)
≪得点者≫
清水:アレックス20、小野伸二44=PK
川崎:稲本潤一4、山瀬功治13、小林悠81
≪出場メンバー≫
清水
GK:
碓井健平
DF:
辻尾真二、岩下敬輔、ボスナー、太田宏介
MF:
小野伸二(46分小林大悟)、平岡康裕(65分高木俊幸)、アレックス、枝村匠馬
FW:
大前元紀(80分永井雄一郎)、高原直泰
川崎
GK:
相澤貴志
DF:
田中裕介、井川祐輔■■(54分)、菊地光将、小宮山尊信
MF:
柴崎晃誠、稲本潤一(46分中村憲剛)、田坂祐介(57分横山知伸)、山瀬功治
FW:
矢島卓郎(77分小林悠)、ジュニーニョ

磐田1−2大宮
(ヤマハ・6386人)
≪得点者≫
磐田:前田遼一1
大宮:村上和弘15、金久保順90+5
≪出場メンバー≫
磐田
GK:
川口能活
DF:
駒野友一、加賀健一、藤田義明、パク・チュホ(87分菅沼実)
MF:
小林裕紀、那須大亮、山田大記(74分山本脩斗)、ジウシーニョ(90分荒田智之)
FW:
金園英学、前田遼一
大宮
GK:
北野貴之
DF:
渡部大輔、深谷友基、坪内秀介、村上和弘
MF:
金澤慎、上田康太、青木拓矢(90分金久保順)、藤本主税(57分石原直樹)
FW:
ラファエル、李天秀

C大阪2−3名古屋
(金鳥スタ・7875人)
≪得点者≫
C大阪:ホドリゴ・ピンパォン43、金久保順90+1
名古屋:磯村亮太14、玉田圭司44、ケネディ73=PK
≪出場メンバー≫
C大阪
GK:
キム・ジンヒョン
DF:
茂庭照幸、藤本康太、丸橋祐介(82分酒本憲幸)、高橋大輔
MF:
中後雅喜(61分乾貴士)、マルチネス、キムボギョン、倉田秋
FW:
ホドリゴ・ピンパォン、永井龍(61分小松塁)
名古屋
GK:
楢崎正剛
DF:
田中隼磨、田中マルクス闘莉王、増川隆洋、阿部翔平
MF:
磯村亮太(76分ブルザノビッチ)、ダニルソン、藤本淳吾(93分田口泰士)
FW:
小川佳純(90分橋本晃司)、ケネディ、玉田圭司

神戸0−1鹿島
(ホームズ・9705人)
≪得点者≫
鹿島:田代有三37
≪出場メンバー≫
神戸
GK:
徳重健太
DF:
近藤岳登、北本久仁衛、河本裕之、茂木弘人
MF:
松岡亮輔(82分朴康造)、ボッティ、田中英雄、小川慶治朗(67分ポポ)
FW:
吉田孝行(72分都倉賢)、大久保嘉人
鹿島
GK:
曽ヶ端準
DF:
西大伍、岩政大樹、中田浩二、アレックス
MF:
増田誓志、小笠原満男(72分柴崎岳)(86分本山雅志)、野沢拓也、遠藤康(80分伊野波雅彦)
FW:
興梠慎三、田代有三

広島3−2山形
(広島ビ・7593人)
≪得点者≫
広島:佐藤寿人27、李忠成43、森崎浩司80=PK
山形:大久保哲哉33=PK、太田徹郎72
≪出場メンバー≫
広島
GK:
西川周作
DF:
森脇良太、森崎和幸、盛田剛平
MF:
ミキッチ、中島浩司(74分青山敏弘)、森崎浩司、山岸智、ムジリ(72分山ア雅人)、李忠成
FW:
佐藤寿人(64分萩洋次郎)
山形
GK:
植草裕樹
DF:
宮本卓也、西河翔吾■■(74分)、石井秀典、小林亮
MF:
廣瀬智靖(64分川島大地)、船山祐二(57分秋葉勝)、太田徹郎(81分下村東美)、佐藤健太郎、伊東俊
FW:
大久保哲哉

横浜M1−0新潟
(ニッパ球・8019人)
≪得点者≫
横浜M:兵藤慎剛31=PK
≪出場メンバー≫
横浜M
GK:
飯倉大樹
DF:
小林祐三、栗原勇蔵(56分青山直晃)、中澤佑二、金井貢史
MF:
小椋祥平、谷口博之、兵藤慎剛、長谷川アーリアジャスール
FW:
大黒将志(87分渡邉千真)、小野裕二(76分キムクナン)
新潟
GK:
小澤英明
DF:
藤田征也、千葉和彦、大野和成、石川直樹
MF:
小林慶行(61分菊地直哉)、本間勲、三門雄大、木暮郁哉(68分ミシェウ)
FW:
ブルーノ・ロペス、川又堅碁(76分大島秀夫)

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Jリーグディビジョン1
順位表&得点ランキング


 J1第17節は22日、日立柏サッカー場などで全9試合が行われ、G大阪が遠藤の得点などで、首位の柏を4−2で破った。柏は勝ち点25でトップを守ったが、甲府に4−0で大勝した2位仙台との勝ち点差は1になった。仙台は開幕からJ1新記録の12試合連続負けなしとなった。
 3位の川崎は清水に3−2で競り勝ち、3連勝で勝ち点23。広島も山形に3−2で勝ち、同22で4位をキープした。横浜Mは新潟、名古屋はC大阪、鹿島は神戸、大宮は磐田をそれぞれ下した。浦和は最下位の福岡を3−0で退け、10試合ぶりの白星を挙げた。

仙台4−0甲府
【仙台・梁が二重の喜び】
 30度を超える暑さの中、仙台が大勝し開幕からの不敗記録を12に伸ばした。
 この日は仙台一筋でプレーする梁勇基=リャン・ヨンギが、二重の喜びに浸った。19日に第1子となる長男が誕生し、直後の試合で今季初ゴール。チームメートと揺りかごダンスを披露し「いいタイミングで決めることができ、思い出に残る」と笑顔で話した。
 また、この試合でJ1、J2を合わせて通算300試合出場を達成。サポーターから祝福を受け、何度も手を振って応えた。

★精彩欠いた甲府
 甲府は攻守ともに精彩を欠き、今季初の連敗。前半は1本もシュートを打てず、反撃を仕掛けた後半はカウンター攻撃を決められた。
 三浦監督は「相手の方が明らかに走れていたし、妥当な結果だと思う。及第点をあげられる選手はいない」と完敗を認めた。

浦和3−0福岡
【浦和が10試合ぶり勝利】
 浦和が後半の3得点で、4月24日以来10試合ぶりの勝利。試合後の選手の笑顔には安堵感がのぞいた。
 前半はいいところなく0−0。後半8分、元日本代表のMF鈴木が貴重な先制点を決めた。重圧から解き放たれたチームはその後、2点を追加。鈴木は「もう後がないと思っていた。チーム一丸で勝ち点3を取れてうれしい」と喜んだ。
 試合前の順位は降格圏内の16位。1999年のJ2落ちの悪夢がちらつく中、最下位の福岡相手に、取りこぼしはできない状況だった。ペトロビッチ監督もプロ初出場となる18歳の新人MF小島、山田直ら今季初先発の3人を起用。低迷打破へのなりふり構わない姿勢が実った。

【柱谷GMは移籍否定せず】
 カタールへの移籍話が浮上した浦和のエジミウソンが途中出場でチームの3点目を決めた。「ベンチでも集中して結果を出せた」と喜んだ。
 ただ移籍の話では悲しげな表情に。オファーはカタールのアル・ガラファからだと明言し「浦和に残るのが希望だが、フロントの判断はどうにもできない。素晴らしい思い出に感謝したい」と既に移籍が決まったかのようなコメントを残した。
 浦和の柱谷幸一ゼネラルマネジャーは、正式オファーではないとしつつ「違約金など条件を詰めてから。ストライカーとして、得点数は客観的に物足りないかなと思う」と放出の可能性を否定しなかった。

【浦和のルーキー小島がデビュー】
 浦和の新人、小島がプロとしてのデビューを先発で飾り、勝利に貢献した。
 「最初はすごく緊張したが、周りの先輩が声をかけてくれて、思い切りできた」とコメントは初々しかったが、プレーぶりは堂々としたもの。周囲とのバランスを取りながら危険なスペースを埋め、機を見ては積極的に攻め上がった。
 ペトロビッチ監督からも高く評価された18歳のMFは「まだ縦パスが少ない。今後はもっと自分のいいところを出していけると思う」と貪欲に話した。

★福岡は後半息切れ
 福岡はまたも勝てなかった。前半は積極的なプレスで健闘するが、後半に息切れするいつものパターンで、開幕から12試合白星なし。篠田監督は「相手の先制点で前に行くパワーをなくした。やはりゴールは遠かった」と肩を落とした。
 ただ連戦は続く。次は中2日で磐田戦。「試合は来る。コンディションを整えて挑む」と努めて前向きに話した。

2−4G大阪
【G大阪の平井&下平が今季初ゴール】
 G大阪ユース出身の平井と下平がともに今季初ゴールを決めた。
 昨季14得点をマークした平井は今季初のフル出場で、移籍するアドリアーノの穴を埋め「こういうチーム状況だし、やってやるぞという気持ちは強い」と話した。
 下平は後半35分に得意の左足で、自身のJ1初得点となる豪快なロングシュートを決めた。22歳の左サイドバックは「今までもチャンスはあったのに決められなかった。やっとだ」と笑顔だった。

★首位・柏がホーム3連敗
 首位の柏は今季ワーストの4失点でホーム3連敗となった。シュート数は16対12と相手を上回り、決定機の数も多かったが、中盤は支配される時間帯が長かった。
 ネルシーニョ監督は「相手の方が決定力が高かった」と振り返り、途中交代した大谷は「ボールを取った後の質は、ガンバの方が高かった。連戦の影響でいろいろなところにズレが出ていた」と敗因を分析した。

清水2−3川崎
【小林、最初のタッチで“大仕事”】
 退場者を出して劣勢に立たされた川崎Fを救ったのは小林。2−2の後半32分に投入されるとその4分後、ゴールを背にしたままヒールで決勝点。最初のタッチで大仕事をやってのけ「瞬間的なプレー。勝手に体が動いた」と喜んだ。
 チームは3連勝で、小林は今季早くも6点目。「今のうちなら絶対勝てると思っていた」と笑みをこぼした。
 相馬監督も「苦しい試合になったが、選手達が我慢強く戦ってくれた。(退場者を出しても)落ち着いて対応していた」と称えた。

★清水、手痛い敗戦
 10人になった川崎を崩せず、6試合ぶりに手痛い黒星を喫した清水。ゴトビ監督は「レッドカードが相手の集中力を高め、我々の集中力を落とした」と、有利な状況で逆に勢いを失ったチームを嘆いた。
 好調の高原は前線で動き回ったが、ゴールはなし。「相手が減ったところでギアを上げなきゃいけないが、安心してしまった。若さが出た」とベテランは苦言を呈した。

磐田1−2大宮
【大宮、冷静な判断で決勝点】
 大宮の劇的な決勝点は、ベンチの冷静な判断から生まれた。
 土壇場で好位置でのFKを獲得。数人の選手が集まったが、鈴木監督は「一番フレッシュな選手の精度がいいだろうと思った」と、後半45分にピッチに入ったばかりの金久保に蹴るよう指示。期待通りに背番号16が右足で沈め、4試合ぶりの白星を手にした。仲間にもみくちゃにされた金久保は「(ほかの選手に)譲ろうと思ったら蹴れと言われて…。何も考えず無心で蹴れた」と表情を緩めた。

★磐田、今季初の連敗
 磐田は土壇場で勝ち点を逃し、今季初の連敗。気温25.6度、湿度78%と蒸し暑い中で厳しいプレスをかけ続け、優勢に試合を進めた。内容は良かっただけに、悔やまれる黒星だ。
 柳下監督は「プレー自体は問題ないが、ちょっとした甘さがこういう結果につながる」と渋い表情。GK川口は決勝点のFKについて「いいコースで(止めるのは)難しかったですね」と脱帽した。

C大阪2−3名古屋
【名古屋・玉田が今季8点目】
 相手の隙を的確に突く抜け目のなさに、落ち着き払ったボールコントロール。名古屋の勝ち越しゴールにはベテランの持ち味が凝縮されていた。相手に傾きかけた流れを引き戻したのは、玉田だった。
 1−1に追い付かれた1分後の前半44分だった。ケネディが中央で2人のDFを引き付けてつぶされると、こぼれ球が転がる。絶妙なワンタッチでゴール方向に持ち出し、あっという間にGKとの1対1をつくり出した。「自然に動いた。体は正直だなと思う」。得意の左足で鮮やかにゴールを射抜いた。
 今季は既に8得点。自己最多の13得点を挙げた昨季を上回るペースでゴールを量産し、得点王争いで2位につける。まだまだ進化する31歳。「また決めます。もっと入れたい」とどこまでも貪欲だ。

★C大阪・乾、5試合ぶり出場でゴール
 5試合ぶりに出場した乾が存在感を放った。後半にピッチに入ると、積極的にボールに絡んだ。試合終了間際には1点差とするゴールも決めた。追い上げむなしく敗れたが、チームに欠かせない存在であることを自ら証明した。
 今夏に海外移籍で抜ける可能性があることなどを理由に、クルピ監督は4試合連続で乾をベンチ入りさせていなかった。「メンバーに入れる時が来た」という指揮官の期待に見事に応えた乾は「出た時にいいパフォーマンスが出せるよう、腐らずにやってきた。使ってくれた監督に感謝したい」と話した。

神戸0−1鹿島
【鹿島が今季初の連勝】
 鹿島は前半37分、左サイドでボールを奪ったMF遠藤の突破から、FW田代が2試合連続ゴール。今季初の連勝を果たし低迷脱出を印象づけた。「何とかラッキーなゴールが入ってよかった。結果を出し続ければ監督も使い続けてくれると思う」と田代。
 上昇ムードだが、後半40分に途中出場の黄金ルーキーMF柴崎が右足首を痛め負傷交代。前節、プロ初先発し期待が高まっていただけに負傷程度が心配される。

★大久保「高校生じゃないんだから」
 神戸は攻撃がつながらずに完敗した。久々のFW起用となった大久保は闘志を前面に出したが、パスに恵まれず「ミスだらけで、どうしようもない。空いたところへパスを出す。空いてなければ走る。高校生じゃないんだから、考えてプレーしないと」と苛立ちを隠さなかった。
 3試合ぶりに先発復帰した期待の18歳、MF小川も決定機を生み出せなかった。「神戸は相手に走らされて、疲れる時間帯に弱い。チーム力の差があった」と声を落とした。

広島3−2山形
【佐藤&李、10戦ぶりアベック弾】
 広島は持ち味の攻撃力で3点を奪った。特に、得点源の佐藤と李が10試合ぶりに揃ってゴールを挙げたのは混戦模様の上位争いの中で明るい材料だ。
 佐藤の先制点はストライカーの嗅覚が光った。ミキッチが右サイドを突破したのに合わせ、ゴール前でフリーに。あとはクロスを押し込むだけで「あれは自分の良さの1つ」とうなずいた。
 ロングボールで抜け出し、得意の左足で決めた李は「(今季は)まだ5点なので全然、取れていない。最低2点は取らなくちゃいけなかった」とあくまで貪欲。ただ、6試合ぶりの一発には「1点取れれば波に乗れる」と手応えを感じた様子だった。

★山形・小林監督は判定を批判
 山形は粘りも及ばず、今季初の連勝を逃した。小林監督は「追い付くまでは良かったが、もうひと踏ん張りできなかった」と悔やんだ。
 指揮官が疑問視したのは広島の李の得点シーンだ。微妙なタイミングのプレーで「ビデオではオフサイドだと判断した」とキッパリ。「選手も必死でやっているし、うちはたくさん攻撃できるチームではない。ああいう決定的なところでやられると不愉快」と判定を批判した。

横浜M1−0新潟
【兵藤がチーム通算999ゴール】
 横浜Mは兵藤が「絶対決めたい気持ちがあった」と振り返ったPKを決め、チーム通算999点目を挙げた。だが、その後も攻め立てたものの大台には乗らず、兵藤は「流れの中で取らなければいけない。課題です」と反省した。
 中村が左太もものケガで3週間以上、戦列を離れる見通しだ。木村監督は代役の長谷川に「よく頑張った。自信になったと思う」と満足そうで、兵藤も「俊さん(中村)がいないから負けたと言われたくない。プライドがある」と気を引き締めていた。

★新潟は8戦連続白星なし
 新潟は8試合連続で白星なし。ベンチ入り停止処分の黒崎監督に代わって指揮を執った森保コーチは「マリノスの攻撃の圧力に負けて受け身になった」と無念そうに話した。
 それでも25日のC大阪戦に向けては、前向きな発言も。「後半は守備から攻撃の流れをつくれた。ハードワークを続ければ流れを戻せる」と巻き返しを誓った。


超サカFLASH

開催構想
 日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は本日、2020年夏季五輪招致に東京都が立候補した場合、サッカーの会場については東日本大震災で被災した東北各県に協力を求める考えを明らかにした。竹田会長は「復興のシンボルとして、日本が立ち直った姿を世界に示したい。サッカーはできれば東北から世界に発信していきたい。9年後に東北の3〜5県で実施することは不可能ではないと思う」と構想を語った。

日程発表
 サッカーのベルギージュピラーリーグ(ベルギー1部)の2011−2012年シーズンの日程が本日23日に発表され、日本代表GK川島永嗣が所属するリールセは7月30日の開幕戦でコルトレイクと対戦することになった。8月6日の第2節では昨季優勝のゲンクと当たる。

移籍
 J1磐田は本日、韓国出身のDF朴柱昊=パク・チュホ(24)がスイス1部リーグのバーゼルに完全移籍すると発表した。既にクラブを離れており、22日の大宮戦がJリーグ最後の出場となった。同選手は2007年ワールドユース選手権の韓国代表。2008年にJ2水戸入りし、鹿島を経て2010年から磐田に所属。昨季はリーグ戦23試合に出場して2得点を挙げ、今季は11試合に出場した。

接触事故
 J2のFC東京は本日、MF谷澤達也(26)が同日午前に東京都東村山市で乗用車を運転中に歩行者の女性と接触事故を起こし、厳重注意したと発表した。女性は軽い打撲だった。

全治1ヶ月
 大分は22日、FW崔正漢=チェ・ジョンハン(22)が左太もも裏の肉離れで全治1ヶ月と診断されたと発表した。

新監督
 来季のイングランドチャンピオンシップ(イングランド2部)降格が決まっているバーミンガムは22日、前ニューカッスル(イングランド)監督のクリス・ヒュートン氏(52)を新監督に迎えたと発表した。今季カーリングカップ(リーグカップ)で優勝を果たしながらも、イングランドプレミアリーグでは1部残留に失敗したバーミンガムでは、12日にアレックス・マクリーシュ前監督が辞任。マクリーシュ氏はその5日後、バーミンガムと同じ都市に本拠を置くライバル、アストンビラの監督に就任していた。

獲得
 スペインリーガエスパニョーラのエスパニョールは22日、AZ(オランダ)からメキシコ代表DFエクトル・モレノ(23)を獲得したと発表した。契約期間は5年で、移籍金は400万ユーロ(約4億6000万円)。モレノは現在、同国のA代表としてゴールドカップに出場している。モレノは2008年にAZに加入し、翌年には国内リーグ制覇にも貢献。

9人逮捕
 ギリシャ警察当局は22日、同国のプロサッカーを巡る八百長に関与した疑いで、9人を逮捕したと発表した。八百長の疑いがある試合は合わせて41試合に上る。ギリシャの八百長疑惑については、欧州サッカー連盟(UEFA)が同国サッカー協会に対し、疑惑の持たれている試合のリストを提出。そこには、過去3年間に行われた1部と2部のリーグ戦のほか、カップ戦も含まれているという。警察は声明で「捜査は現在も続いている」としており、事件がさらに拡大する可能性もある。最近のサッカー界を巡る八百長疑惑では、韓国のKリーグで現役選手10人とブローカーらが逮捕されており、選手は永久追放処分を受けている。

新監督
 アルジェリア・サッカー協会は22日、ボスニア・ヘルツェゴビナ出身のバヒド・ハリホジッチ氏(55)が新監督に就任したと発表した。契約期間は3年で2014年W杯ブラジル大会まで同国代表を指揮する。


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