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本日の超最新情報
女子W杯を制したなでしこジャパンが凱旋帰国!!
2011.07.19.TUE

INDEX

凱旋帰国
女子W杯で初優勝した女子日本代表メンバーがドイツから凱旋帰国!枝野幸男官房長官は内閣総理大臣顕彰の授与を検討!

帰国会見
女子W杯で初優勝した女子日本代表メンバーが記者会見し、佐々木則夫監督(53)は「和やかな笑い。それを大事にしながら戦ってきた」

32.5%
18日早朝にフジテレビ系とNHK BS−1で生中継された女子W杯決勝、女子日本代表vs女子アメリカ代表戦の平均視聴率が合計32.5%の高視聴率を記録!

正式決定
Jリーグが来季からのプレーオフ導入を正式決定!J2の3〜6位がJ1昇格を争う!

入団会見
G大阪からバイエルンに期限付き移籍した日本代表FW宇佐美貴史(19)が入団会見!

入団会見
カターニャからノバーラに移籍した元日本代表FW森本貴幸(23)が入団会見!

退団
バスコ・ダ・ガマ(ブラジル)からC大阪に期限付き移籍していたブラジル人FWホドリゴ・ピンパォン(23)が退団!

獲得
アストンビラがマンチェスター・シティーからアイルランド代表GKギブン(35)を獲得!5年契約で移籍金は約4億4000万円!

本日の超サカFLASH
アーセナルのブラジル人MFデニウソン(23)が母国ブラジルの古巣サンパウロに期限付き移籍ほか


本文
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凱旋帰国
 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で初優勝した日本代表メンバーが本日19日朝、大会開催地のドイツから成田空港に凱旋帰国した。午前9時過ぎ、金メダルを首に掛けた選手らが、優勝トロフィーとともに到着ロビーに出てくると、早朝から詰めかけたファン約400人が「おめでとーっ」と歓声とともに出迎えた。
 ファンたちが国旗を掲げ、太鼓を叩いて応援歌「カンピオーネ」を歌う中、選手達が次々と登場した。紺のスーツ姿で、やや疲れた様子ながら、声援に笑顔で応える選手達。大会の得点王に輝き、MVPにも選ばれた主将の澤穂希が出てくると、ファンの興奮は最高潮に達し、「澤ーっ」と歓声は一段と大きくなった。アメリカとの決勝戦のPKで、ファインセーブを連発したGK、海堀あゆみにも「よく止めたぞー」との声が飛んだ。
 選手達を出迎えるファンの最前列には、会社員三谷和人さん(37)一家5人が陣取っていた。「日本のみんなに力を与えてくれて、ありがとうと言いたい」と、午前1時半に埼玉県富士見市の自宅を出発したという。
 長女で小学2年の璃生良(りおら)ちゃん(8)は、浦和レッズのサッカー教室に通うサッカー少女。W杯直前まで、矢野喬子に指導を受けていた。「『おめでとう』と声をかけたい」と話していた璃生良ちゃん。現れた矢野に大きな声で呼びかけると、矢野も気付いた様子で、璃生良さんも満足げな表情を浮かべた。
 「なでしこジャパン」が発足した当初から応援してきた神奈川県横須賀市の会社員佐相(さそう)陽一さん(34)も「岩清水、我ら相模原の誇り!」などと書かれたTシャツを手に駆けつけた。
 日テレ・ベレーザの試合を観たのがきっかけで、女子サッカーに魅せられた。優勝を決めた時、「ああ、これでみんなに見てもらえるな。頑張りを知ってもらえた」とホッとした。この日、「少し疲れているように見えた」という選手達を、太鼓を打ち鳴らして出迎えた。
 同日昼には菅直人首相を表敬訪問して優勝報告し、菅首相から「日本中が喜んだ。特に(東日本大震災の)被災地に勇気を与えた」と祝福された。MVPを手にした澤は「素晴らしいスタッフやチームメートのおかげです」と応じた。枝野幸男官房長官は午前の記者会見で「政府として顕彰したい」と明言した。

【天皇、皇后両陛下もお祝い】
 天皇、皇后両陛下は本日19日午前、サッカー女子ワールドカップ(W杯)で優勝した日本代表(なでしこジャパン)の佐々木則夫監督に向けて、「お祝いの気持ち」を伝えた。侍従がチーム関係者に電話で伝えた。
 宮内庁によると、両陛下は決勝があった18日の午前6時ごろ、テレビのニュースで決勝戦が続行中であることを知り、実況中継に切り替えた。最後まで観戦し、優勝を喜んだという。
 なでしこジャパンの選手らは19日昼、首相官邸を訪れ、菅直人首相と面会した。首相は選手を前に「本当におめでとう。日本中が喜んでいて、特に被災地のみなさんに勇気を与えた」と述べた。
 選手らからサイン入りユニホームを手渡された首相は「優勝とMVPと得点王と、全ての希望がかなった感想は?」などと澤穂希らに質問。澤は「ここにいるチームメートや全てのみなさんのおかげ」と答えた。
 スポーツを所管する高木義明文部科学相は同日の閣議後記者会見で、なでしこジャパンのW杯優勝に関して、「(日本の女子サッカーが)恵まれている環境とは言えない中で、それぞれ力を合わせて頑張った結果。国民の励ましになり、功績は多大だと思う。トップアスリートの育成について、可能な限り支援していかなければならない」と話した。
 今年、スポーツ基本法が成立したこともあり、ロンドン五輪に向けて女子サッカーを含めた各競技の支援に力を入れていくという。

【小倉会長、規定改正を明言】
 日本サッカー協会の小倉純二会長は本日19日、女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会から成田空港に帰国し、W杯初優勝を成し遂げた女子日本代表「なでしこジャパン」に対し、150万円に定められた現行のW杯優勝ボーナスを増額するように改定して支給する意向を明らかにした。男子日本代表がW杯で優勝すると1人5000万円で、女子は男子のわずか3%と大きな格差がついていた。
 小倉会長は「ボーナスは出す。150万円の規定を改正する」と上回る金額を出すことを明言した。小倉会長によると、女子W杯優勝賞金は100万ドル(約7900万円)。このほか、日本協会が原資を工面し、選手の報奨金に充てるという。関係者によると、女子の勝利ボーナスも、W杯で1試合勝つと200万円の男子より少ないという。

【小倉会長、女子W杯招致へ意欲】
 日本サッカー協会の小倉純二会長は本日19日、女子ワールドカップ(W杯)の日本招致について、「ぜひやってみたい。2019年以降は決まっていないので、関係者と相談しながら狙っていきたい」と改めて意欲を見せた。日本代表が優勝した女子W杯ドイツ大会視察などから帰国し、成田空港で取材に応じた。次回の女子W杯は、2015年にカナダで開催されることが決まっている。
 小倉会長は2019年以降の女子W杯の日本招致に意欲も示し「2019年だとラグビーW杯日本大会とぶつかるし、(2020年)東京五輪招致もある。皆さんとよく相談しながら、どこで手を挙げるか考える」と話した。
 また、ドイツ大会での日本女子の優勝について、国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長らに「パスをつなぐ日本のサッカーは素晴らしかった。女子サッカーは変わってきている」と絶賛されたことを明かした。

【次は9月の五輪予選】
 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で初優勝した日本女子代表が本日19日、激闘を繰り広げたドイツから成田空港に帰国した。9月には来年のロンドン五輪出場を懸けたアジア最終予選を控えており、世界女王となった「なでしこジャパン」は新たな目標に向けて再出発する。
 最終予選は6チームが参加し、9月1〜11日の日程で済南(中国)で行われる。3大会連続4度目の五輪出場を目指す日本はタイ、韓国、オーストラリア、北朝鮮、中国の順に対戦。上位2チームが出場権を得る。
 東京都内で記者会見した佐々木則夫監督は五輪予選について「違ったプレッシャー。もう一度、足元を固めるという意味で、兜の緒を締める」と表情を引き締めた。

【オールスターに澤ら4人】
 国際サッカー連盟(FIFA)は17日に閉幕した女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で活躍した21人の「オールスターチーム」を発表し、日本からは守備的MF部門で得点王と最優秀選手も獲得した澤穂希(INAC)が選ばれたほか、GK部門で海堀あゆみ(INAC)、攻撃的MF部門では大野忍(INAC)と宮間あや(岡山湯郷)の計4人が選出された。
 日本は6試合で警告5、退場1でフェアプレー賞も受賞した。
 なお、大会最優秀選手(MVP)に選ばれた澤は、国際サッカー連盟(FIFA)主催大会で日本人選手としては2008年U-17(17歳以下)女子W杯の岩淵以来2人目の快挙となった。
 岩淵は大会でベスト8ながらMVPに選出された。今回の澤は5ゴールで得点王にも輝き、チームの初優勝に大きく貢献した。

【内閣総理大臣顕彰の授与を検討】
 枝野幸男官房長官は本日19日午前の記者会見で、サッカー女子ワールドカップで初優勝した日本代表(なでしこジャパン)について「これだけの快挙なので、政府としても何らかの形で顕彰したい」と述べ、内閣総理大臣顕彰の授与を検討していることを明らかにした。
 枝野氏は「震災以降、日本が国を挙げて喜ぶことがほとんどなかった中、被災者を含め、みんなで喜ぶことができる快挙だった」と健闘を称えた。内閣総理大臣顕彰になれば、鳩山内閣時代の昨年春の大関魁皇以来。これまで宇宙飛行士の若田光一さんや柔道の田村亮子選手らに贈られている。

【山形県、佐々木監督にスポーツ大賞】
 山形県は本日19日、サッカー女子ワールドカップ(W杯)で日本代表(なでしこジャパン)を初優勝に導いた同県尾花沢市出身の佐々木則夫監督に、山形県スポーツ大賞を贈呈すると発表した。吉村美栄子知事は、「県民をはじめ、東北、全国に大きな勇気と感動を与えてくれた」とのコメントを出した。
 同賞は2003年に創設。競技スポーツで活躍し、五輪などの国際大会で優秀な成績を収めた県出身者に授与される。これまでスピードスケートの加藤条治選手らが選ばれているが、選手以外に贈られるのは初めて。
 一方、日本テレビは本日19日、サッカー女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会での日本優勝を受け、「なでしこジャパン」のメンバーで「日テレ・ベレーザ」に所属する岩清水梓、岩淵真奈両選手と、ベレーザに、特別顕彰として各100万円を贈ると発表した。

【澤ら7人に「誉賞」】
 兵庫県は本日19日、サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で優勝した日本代表で「INAC神戸レオネッサ」所属の澤穂希ら7人に「誉(ほまれ)賞」を贈ると発表した。
 誉賞はスポーツや文化などの分野で顕著な成績を収めた兵庫県関係者に贈られ、これまでに柔道の五輪金メダリスト谷亮子参院議員や宇宙飛行士の野口聡一さんらが受賞している。
 井戸敏三知事は同日の記者会見で「先制された厳しい状態でも勝ち抜いた。日本が直面する課題への対応ぶりを示してもらった」と称賛した。

【永里が結婚を報告】
 FW永里優季(24)=ポツダム=が32歳の一般男性との結婚を明らかにした。「大会前から決めていた。周りからは驚かれたけれど、優勝して報告しようと思っていた」と話した。選手には決勝終了後に表彰式の壇上で知らせたという。
 26日に婚姻届を出す予定。永里はドイツブンデスリーガでプレーするため、遠距離生活が続くが「互いに刺激していければいい」とゴールインを喜んだ。

【なでしこ、岡山に凱旋】
 サッカー女子ワールドカップ(W杯)で初優勝を果たし、帰国した日本代表「なでしこジャパン」の宮間あや(26)と福元美穂(27)=両選手とも岡山湯郷ベル所属=は本日19日夜、岡山に凱旋した。
 宮間は待ち構えた多くのファンや報道陣に驚きながらも「私が世界で戦えるのは地元の人が支えてくれるから」と答え、「早く湯郷温泉に入りたい」と笑顔で話した。福元も「なでしこは団結力が良かったので湯郷ベルでも団結力で勝ちたい」と意気込んだ。

【中田氏「うらやましい」】
 サッカー元日本代表の中田英寿氏(34)が本日19日、東京都内で開かれたイベントに出席し、女子ワールドカップ(W杯)を初制覇した日本女子代表について「サッカーをやっていたので、W杯で優勝するのがどれだけ大変で素晴らしいか分かる。うらやましい」と話した。
 中田氏は日本女子が体格は相手が上の欧米勢にパスワークで対抗したことを評価。「どんなチーム、選手でも優勝できることを証明した」とし「日本男子もチャンスはある」と期待を込めた。
 大会の得点王と最優秀選手に輝いたMF澤(INAC)に対しては「これまでの苦労が報われたと思う」とねぎらった。

【韓国紙も大きく報道】
 サッカー女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会での日本代表「なでしこジャパン」の初優勝について、本日19日付の韓国各紙は「160センチの日本女子、世界の巨人に」(朝鮮日報)などと大きく報じた。中央日報は「日本は男女を通じ年齢制限なしのW杯サッカー大会で、頂点を極めたアジア初の国家という栄誉をものにした」と称賛した。
 朝鮮日報は、「あきらめることを知らぬ粘り強さと結束力。大震災の被害でうめき苦しんでいた日本列島が、女子サッカー代表の優勝に熱狂し、逆境に負けない選手達に学ばねばならないと賛辞を送っている」と伝えた。韓国日報は「大震災後、初めて笑った」との見出しで、「不安な日々を送っていた日本人は、遠方から飛び込んできた朗報に喜びの涙を流した」と報じた。

【ツイッター過去最高記録】
 17日にドイツで開かれたサッカーの女子ワールドカップ(W杯)決勝で日本が勝利を決めた際、ツイッターに過去最高となる1秒間7196件の「つぶやき」が投稿された。米ツイッター社が公式の「つぶやき」で明らかにした。
 試合中からツイッターに感想を寄せていたオバマ米大統領も試合終了後、「日本、おめでとう」と投稿していた。また、同じ日に開かれた男子サッカーのコパ・アメリカ(南米選手権)のブラジルvsパラグアイ戦でも投稿数が1秒あたり7166件に上り、過去2番目を記録した。

女子日本代表21名
GK:
1.山郷のぞみ(浦和レッズレディース)
12.福元美穂(岡山湯郷Belle)
21.海堀あゆみ(INAC神戸レオネッサ)
DF:
2.近賀ゆかり(INAC神戸レオネッサ)
5.矢野喬子(浦和レッズレディース)
14.上尾野辺めぐみ(アルビレックス新潟レディース)
3.岩清水梓(日テレ・ベレーザ)
15.鮫島彩(未所属)
16.田中明日菜(INAC神戸レオネッサ)
4.熊谷紗希(浦和レッズレディース)
MF:
10.澤穂希(INAC神戸レオネッサ)
8.宮間あや(岡山湯郷Belle)
9.川澄奈穂美(INAC神戸レオネッサ)
6.阪口夢穂(アルビレックス新潟レディース)
13.宇津木瑠美(モンペリエ/フランス)
FW:
7.安藤梢(デュイスブルク/ドイツ)
18.丸山桂里奈(ジェフユナイテッド市原・千葉)
11.大野忍(INAC神戸レオネッサ)
17.永里優季(ポツダム/ドイツ)
19.高瀬愛実(INAC神戸レオネッサ)
20.岩渕真奈(日テレ・ベレーザ)


帰国会見
 サッカーの第6回女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で初優勝した日本代表「なでしこジャパン」は本日19日、東京都内で記者会見し、自身5大会連続のW杯で念願の世界一に輝いた主将のMF澤穂希(32)=INAC=は「目標だった世界の頂点。夢をあきらめずに頑張ってきて良かった。やっと実感が湧いた」と笑みを浮かべた。
 澤は決勝のアメリカ戦など通算5ゴールを挙げて得点王となり、大会の最優秀選手にも輝いた。来年のロンドン五輪出場へ向け「人間、欲は出る。五輪での金が目標」と早くもW杯に続く世界一へ思いをはせた。
 大会中、チームは東日本大震災の被災地の映像を見て、遠く離れた日本への思いを強くしたこともあった。岩手県出身のDF岩清水梓(24)=日テレ=は「東北に素晴らしいニュースを届けたいと意気込んでいた。最高の結果を届けられた」と充実感に浸った。
 日本は17日(日本時間18日)の決勝で2度の優勝を誇るアメリカと対戦し、2−2からのPK戦を制して初の世界女王となった。佐々木則夫監督(53)は「ただいまという感じ。一戦一戦、戦いながら成長した。耐えて耐えて偉業を成し遂げてくれた」と、なでしこたちの奮闘を称えた。

【佐々木則夫監督Q&A】
 佐々木則夫監督は大勢の報道陣を前に、終始笑顔で記者会見に応じた。

率直な感想は?

「成田空港で大勢のサポーター、報道陣の方がいて本当にビックリした。男子の代表と同等クラスで迎えてくれ、新たななでしこジャパンの歴史を刻んだと感じた」

転機になった試合は?

「グループリーグの3戦目でイングランドに0−2で負けた。1位通過しなかったことが、チームとして士気が高まったのでは。ドイツに勝った後は勢いで流れていった」

笑顔が絶えないが?

「ピッチ外でも選手の笑顔は多く、僕なんかは女子寮に閉じ込められている感じ。食事の雰囲気も和やかな笑いがあり、それを大事にしている」

今後の目標は?

「北京五輪でベスト4に終わった悔しさがあるので、ロンドン五輪ではメダルを目標に掲げてやる。五輪予選が9月1日から始まり、また違ったプレッシャーがあるので、数日後には切り替えてもらいたい」

全国の女子選手へは?

「日本の女性はサッカーをやる上ですごく適している。今回の戦いで夢を描いたのなら、ぜひサッカーボールを蹴ろう。ここにいるような素晴らしい女性を目指して下さい」

【なでしこ「和やかな笑い、それを大事に」】
 厳しい戦いの中で常に忘れなかったのは笑顔だった。サッカー女子ワールドカップ(W杯)で初優勝を果たしたなでしこジャパン。本日19日の凱旋記者会見で佐々木則夫監督(53)は「和やかな笑い。それを大事にしながら戦ってきた」と振り返った。
 東京都内のホテルであった会見には、会場に入りきれないほどの報道陣が詰め掛けた。ドイツでは優勝の実感がなかったという主将の澤穂希(32)は「成田でも、ここでもたくさんの報道陣がいて、今になって実感した」と声を弾ませた。
 「佐々木監督の凄いところは何か?」との質問に「強運の持ち主です」と澤が答えると、すかさず佐々木監督が「強運の選手を持ったことです」。佐々木監督は選手のコメントにたびたび絶妙の合いの手を入れ、会見場が笑いに包まれた。互いの信頼関係の深さがうかがわれた。
 一方、岩手県出身の岩清水梓(24)は「東北にいいニュースを届けられるよう大会前から意気込んでいた。最高の結果を届けることができた」と話した。

【佐々木監督のツッコミに…】
 アメリカとの決勝のPK戦で大活躍を見せ、W杯優勝の立役者となったGK海堀が帰国会見で一番の笑いを起こした。
 佐々木監督の印象を問われ「PKの前にリラックスさせてくれて心強かった」と話すと、指揮官から「(控えGKの)山郷、福元の研究が大きかった。僕から学んだことはないよ。はっきり言えよ」と厳しい“ツッコミ”。とっさに「自分が戦えたのは山郷さん、福元さんのおかげです」と顔を赤らめて話し、爆笑の渦に巻き込んだ。


32.5%
 ビデオリサーチによると、サッカーの女子ワールドカップ(W杯)決勝の対アメリカ戦で、フジテレビ系が中継した18日午前5時から同6時半までの平均視聴率は関東地区で21.8%(午前3時35分から同5時までは11.8%)、関西地区で19.4%(午前3時35分から同5時までは11.2%)、名古屋地区で21.6%(午前3時35分から同5時までは12.2%)、北部九州地区で15.6%(午前3時35分から同5時までは6.9%)だった。ビデオリサーチが同日、明らかにした。
 瞬間最高視聴率は、関東地区は27.7%、関西地区が27.9%、名古屋地区は30.0%、北部九州地区が20.7%で、主将の澤穂希が試合後にインタビューを受けている場面だった。
 ほかに試合を生中継したNHK BS−1の関東地区での平均視聴率は、午前5時から同7時15分までが10.7%(午前3時40分から同5時までは7.6%)だったため、フジテレビ系と合わせると早朝にも関わらず、32.5%と、驚愕の高視聴率となった。

【「なでしこ」が米紙の1面席巻】
 サッカーの日本女子代表「なでしこジャパン」がワールドカップ(W杯)初優勝を成し遂げたことについて、決勝の相手だったアメリカの主要各紙が歓喜に沸く選手達の写真を1面に掲載、中国の新聞は「日本に学べ」と論じるなど、世界のメディアが大きく扱った。
 米紙ニューヨーク・タイムズは、東日本大震災と原発事故から立ち上がろうとする日本の姿に絡め「なでしこ」を「不屈のチーム」と表現。選手達が抱き合う写真のほか、別刷りのスポーツ版では1面の半分を占める大判写真で笑顔の澤穂希が右手を突き上げて駆けている姿を伝えた。
 ワシントン・ポスト紙は東京発の記事で日本人サポーターの様子も詳しく報道。「サッカー勝利の中、復興に勢い」という見出しを掲げた。
 19日付の中国各紙も、スポーツ面などで大きく報道。共産党機関紙、人民日報は「アジアのチームが20年にわたる欧米の(W杯)独占を打ち破った」とし、低迷する中国女子代表と比較しながら、欧米選手に体力で劣る日本選手が、技術やチームワークを生かしライバルを撃退したと指摘。日本の優勝が「驚きであり、うらやましい」とのインターネットの書き込みも紹介した。
 スポーツ専門紙、中国体育報は、日本の優勝は「日本人の謹厳でまじめな態度」が要因ではないかと分析。中国のサッカー界が日本の女子サッカーを学ぶよう強調した。
 台湾紙、聯合報は19日付の1面準トップの扱い。澤を「日本にとって(震災以来)4ヶ月に及ぶ暗黒の中に現れたヒロイン」と称賛した。


正式決定
 Jリーグは本日19日、東京都内で理事会を開き、J1に昇格する3番目のクラブを決めるJ2のプレーオフ制度を来季から導入することを決めた。
 J1下位3クラブが自動降格、J2上位2クラブが自動昇格するのは現行通り。プレーオフはJ2の3〜6位が参加し、上位に優位性を持たせた上でトーナメント方式で1枠を争う。細かい開催方式は8月の理事会で最終決定する。
 勝ち点差が大きく開いた場合でもプレーオフを行い、J1の16位が参加する案は見送られた。2013年シーズンから導入するクラブライセンス制度でJ1の資格を持たないクラブが3〜6位に入った時は、そのクラブを除いて実施する。
 プレーオフはJ2の活性化などが目的。Jリーグの中西大介事務局長は「新しいファンを創出できればいい」と話した。


入団会見
 サッカーのドイツブンデスリーガの強豪バイエルンにJ1ガンバ大阪から期限付き移籍した日本代表FW宇佐美貴史(19)が18日、ミュンヘンで入団会見を行い、同リーグのドルトムントに所属するMF香川真司について「ライバルとして捉えていきたい」と対抗心をのぞかせつつ「少しでも多くの試合に出て得点も多く取れればいいと思う」と新天地での活躍を期した。背番号は「14」。
 宇佐美は会見の冒頭、ドイツ語であいさつし「チームはレベルの高い選手が多い。(今の気持ちは)挑戦」と意欲的。自らの長所を尋ねられると「ボールを持ったところが自分のスタイル。そういうところを出していきたい」と答え、アピールするのが待ち遠しそうだった。
 ドイツで開催された女子ワールドカップ(W杯)での日本代表の優勝はテレビで見届け「誇りに思う。最後まであきらめずに戦う姿は自分も見習いたい」と刺激を受けていた。ミュンヘンについては「街は気に入った。住みやすそう」と好印象を口にした。


入団会見
 サッカーのイタリアセリエAのカターニャから出場機会を求めてノバーラに移籍した元日本代表FW森本貴幸(23)が18日、入団会見し「環境を変える必要があると思っていた。ゴールを決めることにこだわりたい」と抱負を述べた。背番号は「11」に決定した。
 新シーズンは同リーグに在籍して6季目となるが「新鮮で早くやりたい気持ちが強い」とはやる気持ちを抑えるよう。女子日本代表のワールドカップ(W杯)優勝については「鳥肌が立った。男子も負けてられない」と話した。
 入団会見後にはチームの初練習に参加し、約20分間のミニゲームでは2トップの一角でプレーした。
 練習はランニングやサーキットトレーニングがメニューの中心。最後のミニゲームは4−3−1−2の布陣でFWに入り、積極的にシュートを打つ場面もあった。


退団
 J1のセレッソ大阪は19日、ブラジル人FWホドリゴ・ピンパォン(23)との契約を更新せず、退団すると発表した。8月1日まで契約が残っているが、19日からチームを離れ、20日にブラジルに帰国する。
 今季バスコ・ダ・ガマ(ブラジル)から期限付き移籍で加入したピンパォンは、攻撃の柱として14試合で4得点をマーク。日本勢で唯一8強に進んだアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でもこれまで4得点を記録していた。
 C大阪ではピンパォンに代わる新外国人FWの獲得が濃厚となっている。


獲得
 サッカーのイングランドプレミアリーグ、アストンビラは18日、同リーグのマンチェスター・シティーからアイルランド代表GKシェイ・ギブン(35)を5年契約で獲得したと発表した。移籍金は350万ポンド(約4億4000万円)。
 ギブンはアイルランド代表で113試合の歴代最多出場記録を持つ。
 ギブンは、12年間在籍し400試合以上をプレーしたニューカッスル(イングランド)でその名声を高め、2009年にマンCに加入。しかし、昨季はイングランド代表の将来を担う24歳の若手GKジョー・ハートにポジションを奪われ、出場機会を失っていた。
 アストンビラへの移籍が決まったギブンは、同クラブの公式HP上で「アストンビラはビッグクラブだから、ここに加わることができて本当に興奮している」と喜びを語った。
 アストンビラは今オフ、元アメリカ代表GKブラッド・フリーデルをトッテナム(イングランド)に放出しており、新たなGK獲得を目指していた。


超サカFLASH

遠征不参加
 日本サッカー協会は本日、ビーチサッカー日本代表のラモス瑠偉監督が家族の急病のため、ブラジル遠征(19日〜8月1日)の参加を取りやめると発表した。オスマール・コーチが監督代行を務める。日本代表は30日にブラジル代表と東日本大震災の復興支援試合を行う。

レンタル
 J1川崎は本日、J2湘南からGK松本拓也(22)を来年1月31日までの期限付きで獲得したと発表した。

レンタル
 J1柏は本日、FWホジェル(26)が母国ブラジルのセアラに期限付き移籍が決まったと発表した。

正式発表
 J1甲府は本日、中国の大連実徳から元韓国代表DFの金珍圭=キム・ジンギュ(26)の加入が決まったと正式に発表した。契約は来年1月まで。2005〜2006年には磐田でプレーした。

背中スポンサー
 J1福岡は本日、西日本新聞社がユニホームスポンサー(背中)に決まったと発表した。契約期間は来年1月31日まで。

レンタル
 J2愛媛は本日、J1甲府の韓国人FW金信泳=キム・シンヨン(28)を来年1月1日までの期限付きで獲得したと発表した。

レンタル
 J2岡山は本日、J1柏のMF山崎正登(21)を期限付きで獲得したと発表した。

レンタル
 J2北九州は本日、MF佐野裕哉(29)が関東リーグ2部のSC相模原に期限付き移籍すると発表した。期限は来年1月31日まで。

レンタル
 イングランドプレミアリーグ、アーセナルのアルセーヌ・ベンゲル監督は18日、ブラジル人MFデニウソン(23)が、母国ブラジルの古巣サンパウロに期限付き移籍することを明かした。デニウソンは2006年からアーセナルでプレーしているが、昨シーズンのプレミアリーグではわずか16試合の出場にとどまった。

獲得
 ギリシャ1部リーグのAEKアテネは18日、かつてバルセロナ(スペイン)やチェルシー(イングランド)などでプレーしたアイスランド代表FWエイドゥル・グジョンセン(32)を獲得したと発表した。昨季はイングランドプレミアリーグのストーク・シティーとフルハムでプレーしていた。


[提携サイト]
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