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本日の超最新情報
なでしこジャパンが凱旋帰国!!
2011.09.12.MON

INDEX

凱旋帰国
来年のロンドン五輪出場を決めた女子日本代表「なでしこジャパン」が凱旋帰国!

1位通過
ロンドン五輪アジア最終予選第5戦(最終戦)
女子日本代表1−0女子中国代表
タイ0−5北朝鮮
韓国
1−2オーストラリア
控え組で臨んだなでしこジャパンは競り勝って1位通過で五輪出場権を獲得!北朝鮮は大勝して2位となり、2大会連続2度目の五輪出場が決定!

初GOAL
オランダエールディビジ第5節
VVV3−3PSV
エクセルシオール2−3ユトレヒト
NAC1−3フェイエノールト
吉田麻也&カレン・ロバートはフル出場し、吉田が豪快ボレーでエールディビジ初ゴールをGET!高木善朗は開幕から5戦連続のベンチ入りもデビュー持ち越し!

アシスト
イタリアセリエA第2節(開幕戦)
キエーボ2−2ノバーラ
パレルモ4−3インテル
ローマ1−2カリアリ
ユベントス4−1パルマ
森本貴幸は前半12分から出場して1アシスト、長友佑都はスタメン出場!昨季2位のインテルは3−4−3が機能せず、4失点で痛恨の黒星発進!

フル出場
ドイツブンデスリーガ第5節
ボルフスブルク2−1シャルケ
ケルン1−2ニュルンベルク
長谷部誠はフル出場、内田篤人はベンチ入りも出番なし、槙野智章はベンチ外!ボルフスブルクは逆転勝利で連敗が3でストップ!

ベンチ外
スペインリーガエスパニョーラ第3節
ベティス1−0マジョルカ
家長昭博はベンチ外!3シーズンぶり1部復帰のベティスは2連勝で3位浮上!

首位キープ
フランスリーグ1第5節
パリ・サンジェルマン1−0ブレスト
モンペリエ1−0ニース
モンペリエは競り勝って首位キープ!大量補強のパリSGは3連勝で4位浮上!

2戦連続弾
ロシアプレミアリーグ第23節
アンジ・マハチカラ2−1ボルガ・ニジニー・ノブゴロド
アンジは新加入のエトーの2試合連続ゴールなどで逆転勝ちして4位浮上!

初優勝
ビーチサッカーW杯
3位決定戦
エルサルバドル2−3ポルトガル
決勝
ロシア12−8ブラジル
ロシアが大勝して初優勝!ブラジルの連覇は4でストップ!

全治2ヶ月
バルセロナのチリ代表FWアレクシス・サンチェス(22)が右足大腿二頭筋断裂で全治2ヶ月!

解任
J1浦和が成績不振で柱谷幸一ゼネラルマネジャー(50)を解任!山道守彦総務部長(48)が強化部長に就任してGMを代行!

6位浮上
J1第25節最終日
浦和0−1山形
甲府1−2仙台
川崎0−3神戸
仙台は赤嶺真吾の3戦連続弾などで競り勝って6位浮上!川崎はクラブワースト更新の泥沼8連敗!
J2第27節最終日
札幌1−0栃木
水戸0−2大分
横浜FC0−1愛媛
富山2−3湘南
草津0−0東京V
岐阜1−1熊本
5位vs2位対決は札幌が競り勝って2位浮上!栃木は4位転落!

本日の超サカFLASH
イングランドプレミアリーグ第4節結果ほか


本文
=
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凱旋帰国
 来年のロンドン五輪出場を決めたサッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」が本日12日、成田空港に凱旋(がいせん)した。空港では約500人のファンや約100人の報道陣が出迎え、女子ワールドカップ(W杯)初制覇に続く、3大会連続4度目の五輪出場決定を祝福した。澤穂希主将(INAC)ら選手は一様に笑顔で、佐々木則夫監督は落ち着いた表情だった。
 6チームによる五輪アジア最終予選は1日から11日まで中国山東省の済南市で行われ、日本は4勝1分けの無敗で1位通過。日本の団体競技でロンドン五輪切符獲得の第1号となった。
 11日の中国戦で右膝を痛めた丸山桂里奈(千葉)は車いす姿。関係者によると、右膝の靭帯を痛めた模様で、帰国後、病院で再検査を受ける。安藤梢(デュイスブルク)ら4人は帰国せず、中国から所属クラブのある欧州に向かった。
 澤は「正直ホッとしている。1位通過で出場権を取れて良かった」と喜びを語った。佐々木則夫監督は「一番光るメダルを目指して頑張ってくれると思う」と選手に期待し、澤も「一番輝く色のメダルを取りたい」。ともに金メダル獲得へ力強く抱負を語った。
 埼玉県東松山市に住む会社員の女性(29)は、カメラを持ってなでしこ達を待ち構え、「ロンドンでは絶対優勝してほしい」と声を弾ませて話した。

【佐々木則夫監督Q&A】
 苦しい戦いを乗り越え五輪行きを決めたが?

「厳しい日程の中で選手達が辛抱しながら、1つ1つ勝ち点を積み上げてくれた。(結果は)100点満点。もっと苦しむと思っていた」

 強さの原動力は?

「団結力が女子サッカーの伝統で、こつこつと練習を積み重ねてきた。なかなか日の目を見なかったが、チャンスを彼女達がものにした」

 今後の予定や代表活動の再開時期は?

 「今年中に50人ぐらいの候補を決める。再開時期は(来年の)2月。欧州視察も予定している。年内に行きたいが、来年3、4月にでも選手のコンディションを見られたらいい」

 五輪に向けて?

 「もうワンランク、レベルを上げたい。北京五輪が終わった段階で選手達は、一番光っているメダル目指して頑張っている。そこに導いていければいい」

【澤「おいしいご飯食べたい」】
 主将としてチームを引っ張った澤は「過密日程の中で結果を求められ、選手やスタッフは大変だった。1位通過で切符を取れたのは良かった」とホッとした表情を見せた。
 女子ワールドカップ(W杯)、五輪予選と厳しい試合を戦い抜き、心身ともに疲労が蓄積している様子。「おいしいご飯を食べたい。海外では生の魚は食べられないので、それを食べたい」と話した。

【川澄「にきびケアしたい」】
 オーストラリア戦の決勝ゴールなど計2得点をマークした川澄は「ホッとした」と笑顔。「帰国してやりたいことは?」と問われると、即座に「にきびのケアがしたい」と返答した。
 厳しい日程を乗り越えた末に掴んだ五輪切符。「1点差の試合をものにできたのが良かった」とチームの成長を実感していた。

【丸山は全治6ヶ月の重傷】
 サッカー女子のプレナスなでしこリーグ、千葉は本日12日、日本代表FW丸山桂里奈(28)が右膝前十字靱帯(じんたい)損傷で全治6ヶ月の見込みと診断されたと発表した。今季絶望となる重傷。
 丸山は11日に行われたロンドン五輪アジア最終予選(済南=中国)最終戦の中国戦で負傷。車椅子姿で他の代表選手とともに12日に帰国後、クラブの医師の診察と検査を受けた。丸山は「1日も早くケガを治し、ピッチに戻って来られるよう日々精進していきたい」とのコメントを出した。

【なでしこの努力を評価】
 本日12日に帰国したなでしこジャパンのロンドン五輪出場権獲得に、日本サッカー協会幹部が同日、健闘を称えた。
 川淵三郎名誉会長は「あんた達は偉い、としか言いようがない」と笑顔を見せた。「なでしこ」の愛称がついた2004年アテネ五輪当時、日本協会会長だった。ひたむきに努力して3大会連続の五輪切符を手にした選手に対して「彼女達の頑張りに協会も報いるべきだ」と話した。
 小倉純二会長は「厳しい日程の中、(5試合で)無敗というのが素晴らしい」と最終予選の1位通過を評価。7月のワールドカップ(W杯)優勝以来なでしこブームが続いており、「ちゃんとお祝いをやらないといけない」と喜びを新たにしていた。


1位通過
ロンドン五輪アジア最終予選第5戦(最終戦)結果

女子日本代表1−0女子中国代表
(済南オリンピックスポーツセンター)
≪得点者≫
女子日本代表:田中明日菜57
≪出場メンバー≫
女子日本代表
GK:
12.福元美穂
DF:
5.矢野喬子
3.岩清水梓
13.宇津木瑠美
15.鮫島彩
MF:
9.川澄奈穂美
(62分17.永里優季=84分)
16.田中明日菜
14.上尾野辺めぐみ
8.宮間あや
=35分
(46分7.安藤梢)
FW:
20.永里亜紗乃
19.高瀬愛実
(77分18.丸山桂里奈)
ベンチ:
GK:
1.海堀あゆみ
DF:
2.近賀ゆかり
4.熊谷紗希
MF:
6.阪口夢穂
10.澤穂希
FW:
11.大野忍

フォーメーション
(4-2-2-2)

  19  20
8       9
  14  16
15 13  3  5
   12

タイ
0−5北朝鮮

韓国
1−2オーストラリア

ロンドン五輪アジア最終予選順位表
(全日程終了)
…ロンドン五輪出場権獲得

1位 日本
勝ち点13 得8 失2
得失点差 +6
4勝1分

2位
北朝鮮
勝ち点11 得10 失3
得失点差 +7
3勝2分


3位
オーストラリア
勝ち点9 得8 失4
得失点差 +4
3勝2敗

4位 中国
勝ち点5 得2 失2
得失点差 ±0
1勝2分2敗

5位 韓国
勝ち点4 得7 失7
得失点差 ±0
1勝1分3敗

6位 タイ
勝ち点0 得1 失18
得失点差 -17
5敗

 サッカー女子のロンドン五輪アジア最終予選最終日は11日、中国山東省の済南市で行われ、既に3大会連続4度目の五輪出場を決めていた女子日本代表(なでしこジャパン)は中国に1−0で競り勝ち、通算4勝1分け、勝ち点13の1位で予選を終えた。
 日本は控え組の選手を起用。後半12分に左CKから最後は田中(INAC)が蹴り込んで決勝点を挙げた。主将の澤(INAC)は出場しなかった。中国との対戦成績は日本の9勝6分け16敗。北京五輪以降は5連勝となった。
 北朝鮮はタイを5−0で下し、勝ち点11の2位で2大会連続2度目の五輪出場を決めた。オーストラリアは韓国を2−1で下した。

鮫島彩
「試合前からどんどん上がっていくように言われていた。クロスの質がまだまだ。そこ(の精度)を上げていきたい」

宮間あや
「出場機会の少ない選手がチームのためにプレーしてくれた。心強かった。内容は厳しいところもあったが、4勝1分けの負けなしで良かった」

田中明日菜
「(ゴールは)当てるだけだった。出られなかった3試合の分もやってやろうと思っていた。点を取れたのは良かったけれど、納得はしていない」

女子日本代表・佐々木則夫監督
「選手はよくやってくれた。(予選を通じ)辛抱強くやってくれた。日本の応援も後押しになった。意地だけは、お見せできた」

女子中国代・李霄鵬表監督
「勝てなかったのは残念。予選を突破してロンドン五輪に出場することはできなかったが、選手はベストを尽くした」

女子日本代表20名
GK:
12.福元美穂(岡山湯郷Belle)
1.海堀あゆみ(INAC神戸レオネッサ)
DF:
2.近賀ゆかり(INAC神戸レオネッサ)
5.矢野喬子(浦和レッズレディース)
14.上尾野辺めぐみ(アルビレックス新潟レディース)
3.岩清水梓(日テレ・ベレーザ)
15.鮫島彩(ボストン・ブレーカーズ/アメリカ)
16.田中明日菜(INAC神戸レオネッサ)
4.熊谷紗希(フランクフルト/ドイツ)
MF:
10.澤穂希(INAC神戸レオネッサ)
8.宮間あや(岡山湯郷Belle)
9.川澄奈穂美(INAC神戸レオネッサ)
6.阪口夢穂(アルビレックス新潟レディース)
13.宇津木瑠美(モンペリエ/フランス)
FW:
7.安藤梢(デュイスブルク/ドイツ)
18.丸山桂里奈(ジェフユナイテッド市原・千葉)
11.大野忍(INAC神戸レオネッサ)
17.永里優季(トリビューネ・ポツダム/ドイツ)
20.永里亜紗乃(日テレ・ベレーザ)
19.高瀬愛実(INAC神戸レオネッサ)

【鮫島「最低条件はクリア」】
 左サイドバックの鮫島はメンバーでただ1人、今予選の5試合にフル出場。食事や睡眠に気をつけて中1日や中2日の過密日程をこなし「五輪出場という最低条件をクリアできたのは良かった」と達成感に浸った。
 11日は東日本大震災の発生からちょうど半年。当時、プレナスなでしこリーグの東京電力に在籍していた24歳のDFは「被災地の方のことは常に考えている。私達が諦めない姿勢を見せることで、少しでも何かが伝わればと思う」と神妙に話した。

【丸山、右膝痛める】
 後半途中から出場した丸山が右膝を痛め、試合後に済南市内の病院で検査を受けた。佐々木監督によると、試合前のウオーミングアップで「ひねった感じ」があったそうで、試合中に左足でクロスを上げた際にさらに痛めたという。
 同監督は「あまり出ていないので彼女の思いもあってプレーさせたが…。大事に至らなければいいがと心配している」と話した。

【澤、若手のプレーに「のびしろはある」】
 主力組の目に、控え選手のプレーはどう映ったのか。主将の澤は「欲を言えば若い子が、中堅やベテランを脅かさないと。個々にもチームにものびしろはまだまだある」と競争激化によるチーム力アップを望んだ。
 岩清水は守備的MFで出場した田中と上尾野辺について「ルーズボールをものにできる球際の強さ。そこが澤さんや阪口はうまい。そこが上がれば脅かせると思う」と話した。

【佐々木監督、日程に苦言】
 予選全日程を終え、佐々木監督は大会の過密日程見直しを訴えた。「W杯後、間がなさすぎる。1日おきの試合が重なるのも考慮してほしい。時期の設定も含め、今回を機に検討してほしい」と切実さがにじんだ。
 試合後は円陣を組み「本当に本当にお疲れさまでした」と選手に感謝したという。「小さな子たちが、過酷な2つのオフィシャルな大会を制した。この経験が大きな収穫。これだけの結果を出したことを褒めてあげたい」と総括した。

≪超サカ採点表≫
女子日本代表
GK:
12 福元美穂 6.0
ハイボールの処理や瞬時の判断力は海堀を凌ぐ。安定感があった
DF:
5.矢野喬子 5.5
ビルドアップでの貢献は低かったが、守備では大きく崩れることはなかった
3.岩清水梓 7.0
ボールホルダーに集中し過ぎる宇津木をしっかりとフォロー
13.宇津木瑠美 5.5
センターバックとしての出場だったが良いラインコントロールをした。クリアなど1つ1つのプレーに精度を欠いたが、空中戦の強さは発揮
15.鮫島彩 5.5
前半は攻撃に厚みを加え、縦突破から左足でクロスを何本か送る。守備では後半、疲れからか切り返しで振られる
MF:
9.川澄奈穂美 5.0
疲れがあり、これまでのような躍動感はなかった
(62分17.永里優季 6.0)
さすがのキープ力で時間を作る。バー直撃の惜しいシュートも
16.田中明日菜 6.5
上尾野辺とのバランスを見ながら試合をコントロールし、ゴールも記録。縦パスの意識が高かった
14.上尾野辺めぐみ 5.5
足元のテクニックの高さを見せつけるも継続性は発揮できず。最後まで闘う姿勢は見せた
8.宮間あや 5.0
鮫島のスペースを創出するなどオフ・ザ・ボールで質の高さを見せる。しかし、疲れもあって前半で交代
(46分7.安藤梢 6.0)
惜しいヘディングやペナルティエリアでの良い仕掛けを披露
FW:
19.高瀬愛実 5.0
体幹の強さを生かしたキープを活用。後半は左サイドでプレーし、精力的に動くも決定的な仕事できず
(77分18.丸山桂里奈 --)
20.永里亜紗乃 5.0
戦術的な知識が欠け、プレスの掛け方が雑だった。一方、最後まで走り抜き、モチベーションの高さを感じさせた
監督:
佐々木則夫 6.0
控えメンバーでしっかりと結果を残したが、試合中に選手のポジションを少し替えすぎて混乱させた印象があった


初GOAL
オランダエールディビジ第5節結果

VVV3−3PSV
(デ・クル・5900人)
≪得点者≫
VVV:デ・レフト47、ヌウォフォル52、吉田麻也53
PSV:トイボネン10、メルテンス34、バウマ76
≪出場メンバー≫
【VVV】
GK:
ヘンテナール
DF:
デ・レフト、吉田麻也、メイ(46分ティミセラ)、エメニケ
MF:
メーウィス
(83分)、リンセン(46分マハイレ)、モルフーク、ヌウォフォル
FW:
ムサ、カレンロバート

【PSV】
GK:
ティトン
DF:
バウマ、マルセロ(94分デライク)、ピーテルス、マノレフ

MF:
ストロートマン、ワイナルドゥム、メルテンス

FW:
ラブヤド(60分マタヴジュ)、トイボネン、レンス

エクセルシオール2−3ユトレヒト
≪得点者≫
エクセルシオール:オースト5、ブルールセ70
ユトレヒト: アサレ25、56、フォルステルマンス32

NAC1−3フェイエノールト
≪得点者≫
NAC:スヒルデル6
フェイエノールト:バカル36、エル・アハマディ59、グイデッティ86=PK

ヘーレンフェーン3−0フローニンゲン
≪得点者≫
ヘーレンフェーン:ドスト45、アサイディ62、ジュリチッチ85

 オランダエールディビジは11日、第5節の残り4試合が行われ、日本代表DF吉田麻也とMFカレン・ロバートが所属するVVVフェンロは、ホームでPSVアイントホーフェンと対戦し、吉田がリーグ戦初ゴールを決めるなど3−3で引き分けた。
 2人ともフル出場。センターバックを務めた吉田は後半9分、豪快なボレーで一時は勝ち越し点となるゴールを奪った。カレンは左MFとしてプレーした。
 MF高木善朗のユトレヒトはホームでエクセルシオールに3−2で勝った。高木はベンチ入りしたが初戦から5試合連続で出番がなく、デビューはまたも持ち越された。
 VVVの次戦は17日に行われ、ホームでヘーレンフェーンと対戦する。ユトレヒトは18日にヘラクレスをホームに迎える。

【吉田、ジャンピングボレーで初得点】
 VVVの吉田が、リーグ戦で初めてゴールを決めた。2−2の後半9分、右クロスをジャンピングボレーで合わせると、ボールは猛烈な勢いでネットに突き刺さった。2010年1月にオランダに渡った吉田は「やっと入りました。長かった、本当に。無心で蹴りました」と実感を込めた。
 強豪相手に日本代表DFのスーパープレーで勢いがついたVVVだが、その後はリードを守りきれずに引き分けた。


アシスト
イタリアセリエA第2節(開幕戦)結果

キエーボ2−2ノバーラ
(マルカントニオ・ベンテゴーディ・30000人)
≪得点者≫
キエーボ:ペリシエ5、テレオ25
ノバーラ:マリアニーニ26、パーチ86
≪出場メンバー≫
【ノバーラ】
GK:
ウイカニ
DF:
モルガネッラ、ルーディ、ゲミティ、パーチ
MF:
ポルカーリ、マリアニーニ、ピナルディ、ペッシェ(72分マッツァラーニ

FW:
グラノチェ(61分ジェダ)、メッジョリーニ(12分森本貴幸)

パレルモ4−3インテル
(レンツォ・バルベーラ・30000人)
≪得点者≫
パレルモ:ミッコリ48、86、エルナンデス54、ピニージャ88
インテル:D・ミリート33、51=PK、フォルラン90+1
≪出場メンバー≫
【インテル】
GK:
ジュリオ・セーザル
DF:
ルシオ、サムエル
、サネッティ
MF:
ジョナタン、スタンコビッチ、カンビアッソ(72分アルバレス)、長友佑都(64分オビ)
FW:
サラテ(35分スナイデル)、D・ミリート、フォルラン

ローマ1−2カリアリ
≪得点者≫
ローマ:デ・ロッシ90+7
カリアリ:コンティ68、エル・カビル90+4

ユベントス4−1パルマ
≪得点者≫
ユベントス:リヒトシュタイナー16、ペーペ58、ビダル73、マルキージオ83
パルマ:ジョビンコ90+2

レッチェ0−2ウディネーゼ
≪得点者≫
ウディネーゼ:バスタ2、ディ・ナターレ16

カターニャ0−0シエナ

ジェノア2−2アタランタ
≪得点者≫
ジェノア:ミゲル・ベローゾ6、メスト55
アタランタ:モラレス7、42

フィオレンティーナ2−0ボローニャ
≪得点者≫
フィオレンティーナ:ジラルディーノ20、チェルチ47

 イタリアセリエAは11日、開幕戦となる第2節の残り8試合が行われ、FW森本貴幸が所属するノバーラは、今季のリーグ初戦でキエーボとアウェーで対戦し、森本はケガをした選手に代わって前半12分から出場し、0−2の同27分にゴールをアシストした。試合は2−2で引き分けた。
 森本は、2点ビハインドで迎えた27分に前線でパスを受けると、エリア内へと走り込む味方に正確なパスを送りゴールをお膳立て。これで1点差としたチームは終盤に追い付き、勝ち点1を獲得した。
 一方、昨季2位のインテルはアウェーでパレルモと今季初戦を行い、7月に右肩を脱臼した長友佑都は左MFで先発出場した。
 長友は2−2の後半17分までプレーしたが、得点には絡めなかった。チームは3−4で敗れた。
 スナイデルをベンチスタートとしたインテルは、ミリートの2得点で2度にわたりリードを奪うが、3−4−3の新システムが機能せず、ミッコリとエルナンデスに決められ2−2とされてしまう。さらに、終盤の後半41分にはミッコリに直接FKを決められ勝ち越しを許すと、その2分後にも失点し、スコアは2−4。インテルはロスタイムに新加入のフォルランがゴールを挙げたものの、敵地での開幕戦を落とす結果となった。
 一方、2年連続で7位に低迷し、かつての栄光を取り戻したいユベントスは、ホームでパルマを相手に4−1と好スタートを切った。
 ユベントスはコンテ新監督を迎え、新たなホームスタジアムでパルマを一蹴。前半17分、新加入のピルロの見事なパスから、同じく新加入のリヒトシュタイナーが先制すると、後半に入ってペペと途中出場のビダルが加点。最後は再びピルロの素晴らしいアシストから、マルキージオがダメ押しゴールを奪った。
 アメリカ人新オーナーを迎え、大金を投じて大型補強を行った昨季6位のローマは、カリアリにホームで1−2と敗れた。両者無得点で迎えた後半23分にコンティに先制ゴールを許すと、ホセ・アンヘルの退場で10人での戦いを強いられ、ロスタイムにも失点。その後デ・ロッシが1点を返したが、インテル同様に黒星発進となった。
 そのほか、欧州チャンピオンズリーグ予選敗退のウディネーゼが、レッチェに敵地で2−0と勝利。フィオレンティーナはホームでボローニャを2−0と沈めた。昇格組では、八百長スキャンダルで勝ち点6の減点処分を科されたアタランタが、敵地でジェノアと2−2のドロー。シエナはカターニャと敵地で0−0のスコアレスに終わった。

【森本、開幕アシスト】
 ベンチスタートとなったが、左太腿を痛めたFWメッジョリーニに代わり、前半12分から途中出場。0−2の前半27分に中央でDF3人を引きつけて右サイドに絶妙のパスを送り、MFマリアニーニのゴールを演出した。
 8月26日の練習中に左足首を痛めて、W杯アジア3次予選(2日北朝鮮戦、6日ウズベキスタン戦)を戦った日本代表の合宿を辞退。故障の影響で、この日も先発落ちしたが、キエーボは8月13日の親善試合で2得点した相性の良い相手だった。今夏に5シーズン在籍したカターニャから移籍。「いいチームに来た。あとは結果を出すだけ」と意気込んでいた一戦で得点に絡んだ。

【長友、ゴールに絡めず途中交代】
 右肩脱臼から復帰し、開幕戦先発を果たしたインテルの長友だったが、4失点で敗れた悔しさもあったのか試合後は取材通路に姿を見せなかった。
 3−4−3の左MFで先発し、後半17分までプレー。得意のサイド攻撃から好機をうかがい、前半23分にはドリブルで中へ持ち込んでシュート。新加入のFWフォルランのシュートをお膳立てした場面もあったが、ゴールには絡めなかった。ガスペリーニ監督は長友の交代について「後半は苦戦していた。ケガ明けだから(苦しんだのは)普通のこと」と評価していた。

【長友は低評価】
 イタリアセリエAのインテル所属で、3−4と敗れた今季リーグ初戦のパレルモ戦(11日)に先発したDF長友佑都について、本日12日付のイタリアのスポーツ各紙は厳しい評価を与えた。
 平均点以下の5点を付けたガゼッタ・デロ・スポルトは右肩脱臼から復帰した長友の動きを「集中力に欠け、消極的。(長友による)驚きの効果はもう終わったのか。それとも過剰評価していたのか」と評した。コリエレ・デロ・スポルト、トゥット・スポルトとも5点の低評価だった。


フル出場
ドイツブンデスリーガ第5節結果

ボルフスブルク2−1シャルケ
(フォルクスワーゲン・アレーナ・30000人)
≪得点者≫
ボルフスブルク:マンジュキッチ33、82
シャルケ:ラウール13
≪出場メンバー≫
【ボルフスブルク】
GK:
ヒッツ
DF:
長谷部誠、マートルング、キルギアコス
、シェーファー
MF:
トレーシュ、ジョズエ、オクス(70分ポラーク)、マンジュキッチ(85分クリス)
FW:
ヨンソン(91分具滋哲)、ラキッチ
【シャルケ】
GK:
フェールマン
DF:
ヘーガー、ヘベデス、マティプ、フクス
MF:
パパドプーロス、ホルトビー(80分フラド)、ファルファン
FW:
ラウール、ドラックスラー(57分マリカ)、フンテラール(80分バウムヨハン)

ケルン1−2ニュルンベルク
≪得点者≫
ケルン:シヒ39
ニュルンベルク:シモンズ31=PK、36=PK

 ドイツブンデスリーガは11日、第5節の残り2試合が行われ、3連敗中のボルフスブルクの日本代表MF長谷部誠は、本拠地で行われたシャルケ戦に右サイドバックでフル出場し、2−1の逆転勝利に貢献した。長谷部は守備に力を入れながら機を見て攻撃に参加し、チャンスをつくった。
 シャルケの内田篤人はベンチ入りしたものの、出場しなかった。
 この日行われたもう1試合では、槙野智章が所属するケルンがニュルンベルクに1−2で敗戦。前半36分までに2つのPKでリードを許したケルンは、39分に1点を返したものの、その後は得点を挙げられずに敗れた。なお、槙野はベンチ入りしなかった。
 シャルケの次戦は15日に行われ、欧州リーグのグループリーグ第1節(開幕戦)でステアウア・ブカレスト(ルーマニア)と敵地で対戦する。ボルフスブルクとケルンの国内リーグ次節は17日に行わる。ボルフスブルクはホッフェンハイムと、ケルンはレバークーゼンとそれぞれアウェーで対戦する。

【長谷部、積極プレーで貢献】
 長谷部が積極的なプレーで勝利に貢献した。「得点にはツキがあった。内容も少しずつ良くなっている。勝ちは大きい」と喜んだ。右サイドバックでのプレーを試合当日に言われたが「どのポジションでも結果を出す選手がいい選手だと思う」と頭を切り替えた。監督からは長いボールを蹴るように指示があったそうで、試合では短いパスを織り交ぜて攻め上がり「言われたことをやるだけじゃダメ。自分で考えながらやりたい」と話した。


ベンチ外
スペインリーガエスパニョーラ第3節結果

ベティス1−0マジョルカ
≪得点者≫
ベティス:ルベン・カストロ87

エスパニョール2−1アスレティック・ビルバオ
≪得点者≫
エスパニョール:セルヒオ・ガルシア25、73
ビルバオ:ジョレンテ62

ラシン・サンタンデール0−0レバンテ

バジェカーノ0−0サラゴサ

オサスナ2−1スポルティング・ヒホン
≪得点者≫
オサスナ:ニノ28、アルバロ30
ヒホン:バラル75

 スペインリーガエスパニョーラは11日、第3節の5試合が行われ、MF家長昭博が所属するマジョルカは、アウェーで昇格組のベティスに0−1で敗れた。家長はベンチから外れた。2連勝のベティスは、レアル・マドリードやバレンシアと勝ち点で並ぶ3位に浮上した。
 3シーズンぶりに1部へ戻ってきたベティスは、終盤の後半42分、昨季2部でチーム得点王となったカストロのボレーで勝利。ベティスのペペ・メル監督は「我々は2試合で2得点、2連勝、無失点。これが進むべき道」とコメント。快調な滑り出しに満足感を表した。
 なお、この日の試合は気温の高い日中に実施。通常は夕方や夜に開催されるリーガだが、今季からは各試合のキックオフ時間が重ならないよう調整が加えられており、特に日中に試合をやる関係者からは批判が寄せられている。
 メル監督も「こういう時間帯にやると決めた責任者に会おうと思っているんだがね」とコメント。「いつか不幸なことが起きてしまう」と、試合をする上でのコンディションを考慮すべきだと警鐘を鳴らした。


首位キープ
フランスリーグ1第5節結果

パリ・サンジェルマン1−0ブレスト
(パルク・デ・プランス・40134人)
≪得点者≫
PSG:パストーレ68
≪出場メンバー≫
【PSG】
GK:
シリグ
DF:
ティエネ、セアラ、Z・カマラ、ルガノ

MF:
ネネ、マテュイディ、パストーレ、メネズ
(85分アルマン)
FW:
ボドメル(89分バエベック)、ガメイロ(80分メヴリュト)

モンペリエ1−0ニース
≪得点者≫
モンペリエ:カマラ75

ナンシー0−0オセール

 フランスリーグ1は11日、第5節の残り3試合が行われ、モンペリエがニースを1−0で下し、首位の座を守った。また、パリ・サンジェルマンはパストーレのゴールにより、ブレストに1−0で勝利した。
 前日にリヨンが勝利したため、ニース戦で勝利できなければ首位の座を明け渡す状況となっていたモンペリエだが、この日は0−0で迎えた後半30分にカマラが挙げた1点を守り抜き、今季5試合で4勝とし、首位を守った。
 また、オフの大量補強で注目が集まるパリSGは、ホームでブレストと対戦。後半23分、新加入のパストーレがリーグ初得点を挙げると、これが決勝点となり、3連勝を収めて4位に浮上した。


2戦連続弾
ロシアプレミアリーグ第23節結果

アンジ・マハチカラ2−1ボルガ・ニジニー・ノブゴロド
≪得点者≫
アンジ:エトー17、オウンゴール59
ボルガ:プレシャン4

アムカル・ペルミ0−1スパルタク・モスクワ
≪得点者≫
S・モスクワ:パレハ85

スパルタク・ナリチク0−1ロストフ
≪得点者≫
ロストフ:コチシュ83

クリリア・ソベトフ2−0トム・トムスク
≪得点者≫
ソベトフ:カルニレンカ9、ヤコブレフ45

 ロシアプレミアリーグは11日、第23節の残り4試合が行われ、先ごろインテル(イタリア)からアンジ・マハチカラに加入したカメルーン代表FWサミュエル・エトーが2試合連続ゴールをマークした。
 元ブラジル代表DFロベルト・カルロスらも所属するアンジは8月、世界でも有数のストライカーであるエトーを獲得。その契約内容は、移籍金3000万ユーロ(約31億6000万円)、年俸2000万ユーロ(約21億1000万円)の3年契約と破格の条件だった。
 エトーは8月末に敵地で行われたリーグ戦でデビューを果たし、すでに1得点を挙げていた。先日行われたアンジの公開練習では、多くの10代のサポーターがフェンスをよじ登り、エトーに触ったり、握手を求める場面があった。なかには、エトーの足にキスをしようとするサポーターも現れたという。
 エトーは11日に行われたホームでのデビュー戦となるボルガ・ニジニー・ノブゴロド戦の前に行われた会見で、「ロシアには何度も来たことがあるが、来たのはモスクワとカザンだけだった。マハチカラに来るのは今回が初めて。正直、マハチカラについてはよく知らなかったが、この街の様子にはいい意味で驚かされた」とコメントし、マハチカラに好印象を抱いたと語った。
 そしてこの試合で、エトーは前半17分に2試合連続となるゴールを記録し、チームの2−1での逆転勝利に貢献。この結果、アンジは4位に順位を上げ、首位との勝ち点差を6に縮めた。


初優勝
ビーチサッカーW杯結果

3位決定戦:

エルサルバドル2−3ポルトガル

決勝:

ロシア12−8ブラジル

 ビーチサッカーのワールドカップ(W杯)は11日、イタリアのラベンナで決勝が行われ、ロシアがブラジルとの点の取り合いを12−8で制して初優勝を果たした。ブラジルの連覇は4で止まった。
 3位決定戦はポルトガルが3−2でエルサルバドルを下した。


全治2ヶ月
 スペインリーガエスパニョーラのバルセロナは11日、チリ代表FWのアレクシス・サンチェス(22)が、右足大腿二頭筋(だいたいにとうきん)断裂で全治2ヶ月と診断されたと発表した。
 今シーズン、ウディネーゼ(イタリア)から加入したサンチェスは、10日のビジャレアルとの開幕戦にスタメン出場し、1ゴールをマークしていたが、試合中に同箇所を痛め、32分に途中交代していた。
 この診断通りに回復した場合、サンチェスは11月半ばまで戦列に復帰することができず、その間に行われるリーグ戦9試合、欧州チャンピオンズリーグのグループリーグ4試合を欠場することになる。


解任
 J1で14位に低迷する浦和レッズは本日12日、柱谷幸一ゼネラルマネジャー(50)との契約を解除したと発表した。成績不振によるもので、山道守彦総務部長(48)が強化部長に就任してGMの仕事を代行する。11日にホームで行われた17位山形との試合に0−1で敗れた後、橋本光夫社長(62)が柱谷GMに解任を命じたという。残り9試合で、J2降格圏の16位と勝ち点7差という状況で、同社長は「J1残留はもちろん、1試合でも多く勝利するためだ」と説明した。
 柱谷氏は昨年1月から強化責任者を務めたが、昨季は10位に終わった。山道氏は筑波大から日本リーグの三菱重工入り。現役引退後は浦和の運営に携わっていた。


6位浮上
J1第25節最終日結果

浦和0−1山形
(埼玉・27709人)
≪得点者≫
山形:山ア雅人2
≪出場メンバー≫
浦和
GK:
加藤順大
DF:
平川忠亮、山田暢久、永田充
、宇賀神友弥
MF:
鈴木啓太(70分山田直輝)、柏木陽介、田中達也(21分デスポトビッチ)、マルシオ・リシャルデス、原口元気
FW:
高崎寛之(58分エスクデロ・セルヒオ)
山形
GK:
清水健太
DF:
宮本卓也、前田和哉、園田拓也、石川竜也
MF:
太田徹郎(91分川島大地)、秋葉勝(86分下村東美)、山ア雅人、佐藤健太郎、宮沢克行(66分宮崎光平)
FW:
大久保哲哉

甲府1−2仙台
(中銀スタ・11176人)
≪得点者≫
甲府:ハーフナー・マイク83
仙台:太田吉彰55、赤嶺真吾79
≪出場メンバー≫
甲府
GK:
荒谷弘樹
DF:
吉田豊、山本英臣、冨田大介、内山俊彦(71分市川大祐)
MF:
犬塚友輔(63分ダヴィ)、井澤惇、柏好文(63分養父雄仁)、パウリーニョ、片桐淳至
FW:
ハーフナー・マイク
仙台
GK:
林卓人
DF:
菅井直樹、曹秉局、鎌田次郎、田村直也
MF:
富田晋伍、角田誠、関口訓充、梁勇基(64分松下年宏)
FW:
太田吉彰(79分柳沢敦)、赤嶺真吾(84分ディエゴ)

川崎0−3神戸
(等々力・14918人)
≪得点者≫
神戸:吉田孝行39、朴康造51、大久保嘉人88
≪出場メンバー≫
川崎
GK:
杉山力裕
DF:
田中裕介、井川祐輔、菊地光将、田中雄大(86分棗佑喜)
MF:
田坂祐介、柴崎晃誠、山瀬功治(69分小林悠)、楠神順平
FW:
矢島卓郎(81分登里享平)、ジュニーニョ
神戸
GK:
徳重健太
DF:
近藤岳登(84分羽田憲司)、北本久仁衛、河本裕之、林佳祐(60分ボッティ)
MF:
三原雅俊、田中英雄、朴康造、大久保嘉人
FW:
吉田孝行(69分有田光希)、ポポ

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Jリーグディビジョン1
順位表&得点ランキング


 J1第25節最終日は11日、山梨中銀スタジアムなどで残りの3試合が行われ、仙台は赤嶺の3試合連続得点などで甲府を2−1で下した。5月3日以来の連勝で勝ち点38の6位に浮上した。甲府は同21で16位。
 神戸は3−0で川崎に快勝し、勝ち点35の8位。同30の川崎はクラブワーストを更新する8連敗となった。
 山形は前半2分の山崎の先制点を守り切り、浦和を1−0で破った。山形は勝ち点20の17位。浦和は同28の14位に後退した。

浦和0−1山形
【山形・小林監督「大きな勝ち」】
 降格の危機が迫る山形が敵地で貴重な勝ち点3を奪った。前半2分の先制点を必死の守備で守り切り、小林監督も「後半はいい守備ができた。うちにとっては大きな勝ち」とほほ笑んだ。
 唯一のゴールは長いパスを身長190センチの大久保が頭で落とし、左から走り込んだ山崎が鮮やかに蹴り込んだ。「狙い通りの形」という山崎は「1点だけを守り抜くのは、なかなかできないもの」と守備陣を称えた。

★浦和、見せ場なく無得点
 試合開始早々から追いかける立場となった浦和は、見せ場もほとんどなく無得点。空席の目立つ本拠地は試合終了と同時にブーイングが湧き起こった。
 チーム最多の3本のシュートを放った原口は相手との接触で頬から出血しながらも動き回ったが、周囲とは噛み合わなかった。疲れ切った表情で「チームのことを言うと批判になる。自分のことを言うと、運動量が足りなかった」と重い口を開いた。

甲府1−2仙台
【仙台は4ヶ月ぶりの連勝】
 東日本大震災で被災した仙台が発生から半年の節目の試合を勝利で飾った。太田が先制点を決めると、赤嶺が3試合連続ゴール。5月3日以来の連勝で、勝ち点38の6位に浮上した。
 仙台の手倉森監督は「東北以外では震災への思いが薄れかねない時期。希望の光としてパワーを与え続けないといけない」と、試合前に選手へ話しかけた。開幕12戦無敗の序盤戦を思い起こさせる戦いで、約4ヶ月ぶりの連勝。節目の日を白星で飾った。ヘディングで3試合連続、今季10点目を決めたFW赤嶺は「自分達はいろんな思いを背負って戦っている」。被災地への思いが、チームを支えている。

★ハーフナー「個人のことは…」
 ワールドカップ(W杯)アジア3次予選で日本代表デビューを果たしたばかりの甲府のハーフナーが持ち味を発揮した。0−2の後半38分、左CKを頭で叩き込んだ。身長194センチの高い打点を生かして競り勝つ力強いゴールだった。
 だが、前半の決定機を外すなど、降格圏にとどまるチームを勝利に導けずに不満顔。日本代表で受けた刺激に触れることなく「(得点は)ボールが来たので入れただけ。チームが勝たないと。個人のことは…」と言葉少なだった。

川崎0−3神戸
【神戸、完勝で8位浮上】
 3ゴールで完勝し、8位に浮上した神戸の和田監督は「落ち着いた試合運びができた」と満足そう。高い位置からのプレスで川崎の攻撃の芽を摘み、相手のミスにも付け込んで点を重ねた。
 J1通算50得点目となる先制ゴールを奪った吉田は「素直に嬉しい。点を取った後もボールを保持し、パスをつなぐことができた」と笑顔だった。

★川崎、泥沼8連敗
 川崎は泥沼の8連敗。ホームの等々力陸上競技場には励ましの声援とともに珍しくブーイングも響いた。
 相馬監督が試合後「今季一番悪い」と振り返ったように内容がひどかった。前半39分、守備陣が神戸の吉田に簡単にドリブル突破を許して先制点を与えると、後半6分には菊地の中途半端なバックパスを奪われて2失点目。菊地は「試合を壊した。反省しないと」と肩を落とした。
 中断期間を挟んでも悪い流れを断ち切れなかった。相馬監督は「チャレンジする気持ちを持たせることができなかったのは僕の責任」と厳しい表情だった。

J2第27節最終日結果

札幌1−0栃木
(札幌厚別・10110人)
≪得点者≫
札幌:ジオゴ5

水戸0−2大分
(Ksスタ・3017人)
≪得点者≫
大分:三平和司10、チェ・ジョンハン63

横浜FC0−1愛媛
(西が丘・2731人)
≪得点者≫
愛媛:齋藤学73

富山2−3湘南
(富山・3103人)
≪得点者≫
富山:朝日大輔32、黒部光昭39
湘南:臼井幸平54、田原豊72、山薫80

草津0−0東京V
(熊谷陸・3382人)

岐阜1−1熊本
(長良川・3145人)
≪得点者≫
岐阜:嶋田正吾50
熊本:武富孝介62

NEW!
Jリーグディビジョン2
順位表&得点ランキング


 J2第27節最終日は11日、札幌厚別公園競技場などで残りの6試合が行われ、札幌が1−0で栃木に勝ち、首位のFC東京と勝ち点2差の2位に浮上した。栃木は勝ち点42で4位。
 東京Vは草津と0−0引き分け。大分は水戸に2−0で、愛媛は横浜FCに1−0でそれぞれ勝った。


超サカFLASH

10.1%
 NHKは本日、サッカー女子のロンドン五輪アジア最終予選でNHK BS−1が11日夜に中継した日本vs中国戦の平均視聴率は、番組後半(午後8時51分〜午後10時)が関東地区で10.1%(ビデオリサーチ調べ)だったと発表した。番組前半(午後8時〜同48分)の平均視聴率は関東地区で8.1%だった。BS放送での10%超えは異例の高視聴率。

移行申請
 日本サッカー協会は本日、公益財団法人移行のための申請書を内閣府に提出した。同協会は来年4月からの移行を目指しており、小倉純二会長は「3ヶ月ぐらいで返答をもらえると聞いている。全く問題はないと思う」と述べた。

開始時間決定
 Jリーグは本日、ヤマザキナビスコカップ決勝(10月29日、東京・国立競技場)の試合開始時間が午後1時5分に決まったと発表した。

移籍
 サッカー女子日本代表DFの鮫島彩(24)は本日、フランスリーグのモンペリエへの移籍が決まったことを明らかにした。左サイドバックとしてなでしこジャパンの中心選手となっている鮫島は、所属していた日本女子リーグの東京電力が活動を休止した影響で、7月から米プロリーグのボストン・ブレーカーズでプレーしていた。モンペリエには、同じなでしこのMF宇津木瑠美(22)が所属している。

入団発表
 大学サッカーの強豪、流通経済大学は本日、U-22(22歳以下)日本代表のDF比嘉祐介がJ1の横浜Mに入団すると発表した。比嘉は身長168センチと小柄ながら、豊富な運動量を武器とする左サイドバック。昨年の広州アジア大会の優勝メンバーで、U-22代表でも主力を担っている。GK増田卓也がJ1広島、中里崇宏がJ2の横浜FCに入団することも決まった。U-22代表MFの山村和也は明日13日に進路を発表する予定。

6試合出場停止
 Jリーグは本日、J2大分のFW前田俊介に6試合の出場停止処分を科したと発表した。前田は3日の富山戦で2度の警告を受けて退場を命じられた際、判定を不服として主審に乱暴な行為をした。

退会承認
 サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)は本日12日の臨時理事会で、J2千葉の下部組織、ジェフリザーブズの今季限りでの退会を承認した。8月3日付でジェフリザーブズ側から退会を希望する文書が提出されていた。ジェフリザーブズは2006年からJFLに参加。若手育成の場として一定の成果を出したが、千葉が経営状況から継続保有することが難しいと判断した。

移籍
 日本女子サッカーリーグは本日、東日本大震災の影響でプレナスなでしこリーグへの参加を自粛し、活動を停止している東京電力のDF山本りさ(26)が、同リーグのAS狭山へ移籍することが決まったと発表した。

初勝利
イングランドプレミアリーグ第4節結果

ノーウィッチ0−1ウェスト・ブロムウィッチ
≪得点者≫
WBA:オデムウィンギ3

フルハム1−1ブラックバーン
≪得点者≫
フルハム:ザモラ38
ブラックバーン:ロチナ32

 イングランドプレミアリーグは11日、第4節の2試合が行われ、ウェスト・ブロムウィッチはノーウィッチを1−0で下し、今季初勝利を挙げた。フルハムとブラックバーンの一戦は、1−1の引き分けに終わった。


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