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本日の超最新情報
ザック・ジャパンの無敗記録が16でストップ!!
2011.11.15.TUE

INDEX

初黒星
W杯アジア3次予選第5戦
グループC
北朝鮮代表1−0日本代表
ウズベキスタン3−0タジキスタン
日本はザッケローニ監督就任後、17試合目にして初黒星!ウズベキスタンは快勝し、日本を抜いて首位に浮上!

市内見学
W杯アジア3次予選の北朝鮮vs日本戦観戦のため、日本協会の公式ツアーに参加しているサポーターが平壌で市内見学!

天皇杯展望
明日16日は第91回天皇杯全日本選手権3回戦!2回戦でJ2の横浜FCを破った松本山雅(JFL)はJ1新潟に挑戦!

快勝
国際親善試合
ブラジル2−0エジプト
ホンジュラス2−0セルビア
ブラジルはジョナス(バレンシア)の2ゴールでアフリカ王者に快勝!

本日の超サカFLASH
W杯北中米カリブ海2次予選第6戦(最終戦)結果ほか


本文
=
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初黒星
W杯アジア3次予選第5戦結果

グループC:

北朝鮮代表1−0日本代表

会場:金日成競技場
観衆:50000人
主審:N・シュクララ(バーレーン)
天気:晴れ
風:弱風
気温:10℃
湿度:42%
ピッチ表面:人工芝
ピッチ状態:要綱

≪得点者≫
北朝鮮代表:パク・ナムチョル50

≪出場メンバー≫
北朝鮮代表
GK:
1.リ・ミョングク
DF:
14.パク・ナムチョル(朴男哲)=59分
23.ソン・ヒョクジャン=53分
5.リ・クァンチョン(cap)
MF:
20.リ・グァンヒョク
22.パク・ソンチョル=59分
12.チョン・グァンイク
(90+5分16.リ・ペフン)
11.チョン・イルグァン
=14分、=77分=
4.パク・ナムチョル(朴南哲)
FW:
10.パク・グァンリョン
9.チョン・テセ
(35分7.パク・ソンチョル=68分)
(87分8.リ・チョルミョン)
ベンチ:
GK:
18.キム・ミョンギル
21.チュ・グァンミン
DF:
2.チャ・ジョンヒョク
3.キム・ソンギ
MF:
6.リャン・ヨンギ
15.キム・ヨンジュン
FW:
13.チャン・ミョンイル
19.アン・チョルヒョク

フォーメーション
(3-3-2-2)

  9  10
 4    11
12  22   20
 5  23  14
   12

日本代表
12.西川周作(広島)
DF:
3.駒野友一(磐田)
4.栗原勇蔵(横浜M)
15.今野泰幸(FC東京)
2.伊野波雅彦(ハイデュク・スプリト)
MF:
11.清武弘嗣(C大阪)
(85分19.李忠成(広島))
17.長谷部誠(ボルフスブルク)(cap)
13.細貝萌(アウクスブルク)
9.岡崎慎司(シュツットガルト)
14.中村憲剛(川崎)
(62分6.内田篤人(シャルケ))
FW:
18.前田遼一(磐田)=59分
(76分16.ハーフナー・マイク(甲府))
ベンチ:
GK:
1.川島永嗣(
リールセ)
23.山本海人(
清水)
DF:
5.槙野智章(
ケルン)
8.安田理大(フィテッセ)
20.吉田麻也(
VVV)
MF:
7.遠藤保仁(
G大阪)
22.阿部勇樹(
レスター・シティー)
FW:
10.香川真司(
ドルトムント)
21.原口元気(
浦和)

フォーメーション
(4-2-3-1)

   18
9   14   11
  13  17
2  15  4  3
   12

≪各種データ≫
北朝鮮日本
ボール支配率:
46%:54%
シュート数:
13:8
直接FK数:
13:32
間接FK数:
1:1
CK数:
10:4
GK数:
5:9
PK数:
0:0
オフサイド:
1:1

ウズベキスタン3−0タジキスタン
≪得点者≫
ウズベキスタン:トゥルスノフ35、アフメドフ60、ゲインリフ72

W杯アジア3次予選順位表
(第5戦終了時)

…W杯アジア最終予選進出

グループA:

1位 ヨルダン
勝ち点12 得10 失4
得失点差 +6
4勝1敗

2位 イラク
勝ち点12 得7 失3
得失点差 +4
4勝1敗


3位 中国
勝ち点6 得7 失5
得失点差 +2
2勝3敗

4位 シンガポール
勝ち点0 得1 失13
得失点差 -12
5敗

グループB:

1位 韓国
勝ち点10 得12 失4
得失点差 +8
3勝1分1敗

2位 レバノン
勝ち点10 得8 失10
得失点差 -2
3勝1分1敗

3位 クウェート
勝ち点8 得8 失7
得失点差 +1
2勝2分1敗

4位 UAE
勝ち点0 得5 失12
得失点差 -7
5敗

グループC:

1位 ウズベキスタン
勝ち点13 得7 失1
得失点差 +6
4勝1分

2位 日本
勝ち点10 得14 失2
得失点差 +12
3勝1分1敗


3位 北朝鮮
勝ち点6 得2 失3
得失点差 -1
2勝3敗

4位 タジキスタン
勝ち点0 得0 失17
得失点差 -17
5敗

グループD:

1位 オーストラリア
勝ち点12 得9 失3
得失点差 +6
4勝1敗


2位 サウジアラビア
勝ち点6 得4 失3
得失点差 +1
1勝3分1敗

3位 オマーン
勝ち点5 得1 失6
得失点差 -5
1勝2分2敗

4位 タイ
勝ち点4 得4 失6
得失点差 -2
1勝1分3敗

グループE:

1位 イラン
勝ち点11 得15 失3
得失点差 +12
3勝2分


2位 カタール
勝ち点9 得8 失3
得失点差 +5
2勝3分

3位 バーレーン
勝ち点6 得3 失7
得失点差 -4
1勝3分1敗

4位 インドネシア
勝ち点0 得3 失16
得失点差 -13
5敗

 サッカーの日本代表は15日、平壌の金日成競技場でワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア3次予選第5戦に臨み、約5万人の大観衆に後押しされた北朝鮮代表に0−1で敗れた。日本のフル代表が平壌で試合するのは22年ぶりだった。アルベルト・ザッケローニ監督は就任後、初黒星。
 既に最終予選進出を果たしている日本は、3次予選敗退が決まっている相手の激しいプレーに劣勢が続き、後半5分に先制点を許した。同16分に岡崎慎司(シュツットガルト)が強烈な左足シュートを放ったが、GKに阻まれた。
 競技場は観客がバックスタンド一杯に何種類もの人文字をつくるなど、真っ赤に染まった。試合前の日本の国歌演奏にはブーイングが浴びせられた。ピッチの周囲には多数の警官が配備され、ものものしい雰囲気の中で行われた。150人の日本人サポーターも観戦し、一部は代表ユニホーム姿で声援を送った。
 なお、日本が北朝鮮に敗れたのは、2005年7月に韓国で行われた東アジア選手権以来6年ぶりで、通算対戦成績は7勝4分け6敗となった。
 平壌では22年前の前回対戦も黒星を喫しており、通算では2分け2敗と未勝利。
 同グループで日本とともに最終予選進出を決めているウズベキスタンはタジキスタンに3−0で勝って勝ち点を13とし、日本に代わって同グループ首位に立った。

西川周作(広島)
「向こうは試合開始からパワープレーという形で来た。自分達は攻撃に移る時に遅くなった。この悔しさ、課題を次に生かしたい」

駒野友一(磐田)
「相手の勢いとか雰囲気に呑み込まれてしまった。うまく(パスを)つなげなかったことで、試合をうまく運べなかった」

栗原勇蔵(横浜M)
「環境とか雰囲気とかがいつもと違ったけど、その中でも勝ちたかった」

今野泰幸(FC東京)
「90分を通して自分達のサッカーがあまりできなかった。ほぼ相手に支配されて、本当に情けない。もっとチームとしてのレベルアップを目指したい」

伊野波雅彦(ハイデュク・スプリト)
「なかなか攻撃の形をつくれなかった。ああいう前から(プレスに)来るチームに対して、ボールを回せるようになるしかない」

清武弘嗣(C大阪)
「厳しい中で負けてしまって、本当に悔しい。自分達の戦いをしようとしか、考えてなかった」

長谷部誠(ボルフスブルク)
「非常に厳しい戦いだった。最終予選はもっと厳しい戦いになると思う。今日の負けを教訓にして、次につなげたい」

細貝萌(アウクスブルク)
「なかなか思うようにいかず、厳しい試合だった。残念」

岡崎慎司(シュツットガルト)
「試合前からモチベーションを高く持っていけたが、こういう結果になって本当に残念。1人1人の能力を上げていかないといけないし、チームが成長できるよう頑張りたい」

中村憲剛(川崎)
「覚悟はしていたが、本当にすごい圧力というか、北朝鮮をファイトさせるためにすごい歓声が上がっていた。正直、今まで経験したことのないようなアウェーだった」

前田遼一(磐田)
「(相手とにらみ合うシーンもあったが)ああいうのではなく、プレーで存在感を出したかった。プレッシャーも厳しかった」

内田篤人(シャルケ)
「前でボールを取れれば、僕のロングシュートのような形ができる。ズルズル下がった部分はある」

ハーフナー・マイク(甲府)
「相手のサポーターはすごかった。負けたのは本当に悔しい。どんな環境でもしっかり自分のプレーを出せないと意味がない」

日本代表・ザッケローニ監督
「敗戦はいつも残念。厳しい環境だった。北朝鮮はハイボールを多用し、イエローカードを覚悟した当たりの強さで日本を苦しめた」

北朝鮮代表・ユン・ジョンス監督
「偉大な指導者の金正日同志から授けてもらった、底力と度胸で試合を勝つことができた。(鄭大世の交代は)選手の状態を見て代えた。若くて速い選手を使おうと思った」

日本サッカー協会・小倉純二会長
「ベストメンバーでもなかったし、いい経験になったのではないか。いろいろなテストができた。異常な雰囲気の中で、若い選手がプレーできたのが大きい」

日本代表23名
GK:
1.川島永嗣(
リールセ/ベルギー)
23.山本海人(
清水)
12.西川周作(
広島)
DF:
3.駒野友一(
磐田)
15.今野泰幸(
FC東京)
4.栗原勇蔵(
横浜M)
2.伊野波雅彦(
ハイデュク・スプリト/クロアチア)
5.槙野智章(
ケルン/ドイツ)
8.安田理大(フィテッセ/オランダ)
6.内田篤人(
シャルケ/ドイツ)
20.吉田麻也(
VVV/オランダ)
MF:
7.遠藤保仁(
G大阪)
14.中村憲剛(
川崎)
22.阿部勇樹(
レスター・シティー/イングランド)
17.長谷部誠(
ボルフスブルク/ドイツ)
13.細貝萌(
アウクスブルク/ドイツ)
FW:
18.前田遼一(
磐田)
19.李忠成(
広島)
9.岡崎慎司(
シュツットガルト/ドイツ)
16.ハーフナー・マイク(
甲府)
10.香川真司(
ドルトムント/ドイツ)
11.清武弘嗣(
C大阪)
21.原口元気(
浦和)

【ザック監督Q&A】
 就任後初めて敗戦を味わったザッケローニ監督は、既に3次予選突破を決めている余裕からか、淡々と取材に応じた。

 初黒星となったが?

「2つのチームは違った目標を持っていた。北朝鮮は敗退が決まり、いくらでも警告を受けても良かった。日本は最終予選に向け、そういう戦い方はできなかった」

 敗因は?

「北朝鮮は集中していたし、この試合に勝とうという気持ちで来ていた。そのレベルが日本とは違っていた。向こうは一生に一度の大事な試合だった」

 悔いは残る?

「我々もそんなに好機はなかったが、相手もなかった。1つのチャンスを向こうが決めたということ。悔いはない」

 先発を6人代えたが?

「試合にあまり出ていないメンバーの現在のレベルを確認したかった。出来には満足している」

 収穫は?

「これだけ難しい環境の中で試合ができたこと。連係面に問題はない。体のぶつかり合いで劣勢だったにすぎない」

 途中で3−4−3の布陣に移行したが?

「システムを変え、チームの攻撃の重心を前に上げる狙いがあった」

【17試合目で課題クッキリ】
 ザックジャパンが、国際Aマッチ17試合目で初黒星を喫した。既に最終予選進出を決めており、痛手ではない。しかし、0−1のスコア以上に内容は完敗。敵地での北朝鮮戦で、日本の抱える課題が浮き彫りになった。
 試合の位置付けが難しかった。これまで同様ベストメンバーで臨むか、控え組に出場機会を与えるか。ザッケローニ監督が下した決断は後者。4−5−1のシステムこそ変えなかったが、11日のタジキスタン戦から先発6人を入れ替えた。DF栗原、伊野波ら出番の少なかった選手にはチャンスとなったが、人工芝への対応に戸惑うなど、連係は今一つ。気合い十分の相手に、開始直後から攻め込まれた。
 北朝鮮の長身FWパク・クァンリョンに対する当たりが甘かった結果、後半5分の先制点をアシストされた。攻撃陣のパスはつながらないまま。同17分に内田を投入し、3−4−3に変えたシステムも機能しなかった。終盤相手の退場で優位になりながら、ゴールを奪おうとする気迫は見られずじまい。攻守とも、レギュラー陣と控え組との差が明確になった。
 収穫といえば、大きな故障者が出なかったことくらい。ザッケローニ監督はタジキスタン戦からの2試合を振り返り、「敵地での連戦で3次突破を決められたし、(予選敗退の)北朝鮮はこの試合だけに懸けてきた」と総括。初黒星のショックは感じさせなかった。

【長谷部「この敗戦を次に繋げたい」】
 ザッケローニ監督就任以来続いていた無敗記録は「16」でストップし、主将の長谷部は「非常に厳しい戦いだった。負けてしまって非常に悔しいし、(サポーターに)申し訳ない」と振り返った。
 しかしチームは3次予選突破を決めているため「この敗戦を教訓にして、もっと厳しい戦いになる次に繋げたい」と最終予選に向け前を向いた。

【清武、切れのある動きで奮闘】
 成長株の清武が先発出場し、意外性のあるワンタッチパスなどを随所で披露した。ロンドン五輪出場を目指すU-22(22歳以下)代表の中核も担うアタッカーは切れのある動きをみせたものの、敗戦に「自分達の戦いをしようと思っていたが、負けてしまって残念」とガックリ。それでも今後の抱負を問われると、「まだまだ戦いは続く。しっかり切り替えていきたい」と今後を見据えていた。

【駒野、失点にガックリ】
 日本の痛恨の失点は後半5分だった。ゴール前の競り合いに負け、相手にヘディングを許した駒野は「相手の勢いだとか雰囲気にのみ込まれ、相手のやりたいサッカーにうちがはまってしまった」とガックリ。30歳のベテランDFにとっても北朝鮮でのアウェー戦は未知の戦いだった。
 GK西川は横っ跳びしたが、わずかに届かなかった。既に3次予選突破が決まっており、正GK川島に代わってアピールの機会を得たが「みんな引いてしまう状況が多く、後ろが重くなってしまって、苦しい試合になった」と悔しそうな表情を浮かべた。

【細貝、力不足を痛感】
 既に最終予選進出を決めたこともあり、ともにW杯予選は初出場のGK西川とDF栗原ら普段は控えの選手がスタメンの半分ほどを占めた。後半途中からは、W杯予選では初めて3−4−3の布陣に切り替えた。
 敗戦でチャンスを生かせず、栗原は「個人的に感覚が変なところがあった。まだまだ足りない」と意気消沈。細貝は「自分の色を出せなかった。(3−4−3は)システムを確認するとか、そういうレベルじゃなかった」と力不足を痛感した様子だった。

【今予選で初の無得点】
 日本は3次予選の5試合目で初めて無得点。これまでの4戦で5ゴールの岡崎は「相手のプレッシャーが早かったし、ボールも落ち着かなかった」と反省点を並べた。後半16分に左足で惜しいシュートを放ったが、全体的には相手の気迫に押され気味で「モチベーションは高かったけれど、相手はもっと高かった」と認めた。
 1トップで先発した前田は後半2分のヘディングシュート以外に見せ場がなく「プレーで存在感を出したかった」。後半31分に前田と代わったハーフナーは「人工芝に慣れていないというのはあるかもしれないけれど、それはただの言い訳」と話した。

【前田に背後からタックル】
 ものものしい雰囲気に包まれた一戦で、選手もヒートアップした。後半10分過ぎには前田が背後からの激しいタックルで倒され、怒りを抑えられず相手に詰め寄った。両チームの選手が続々と集まり、一触即発の様相を呈した。
 ファウルをした相手選手と一緒に、前田も警告を受けた。ザッケローニ監督は「北朝鮮は敗退が決まったので、警告の累積を気にせずラフプレーを仕掛けてきた」と批判した。

【李忠成、オフサイドに泣く】
 朝鮮半島にルーツを持つ李は、後半40分から平壌のピッチに立った。右からのパスをゴールに押し込む場面もあったが、オフサイドの判定に泣いた。
 チームの救世主とはなれなかったが「すごく気持ちの入った球際の争いとか、相手が素晴らしかった」と素直に相手を称えた。感じるものも多かったようで「朝鮮半島は自分の故郷でもある。ぜひまた来てここでやりたい」と話した。

【鄭大世は無念の途中交代】
 北朝鮮の在日選手、鄭大世=チョン・テセは前半途中でまさかの交代。前半6分に鋭い左足シュートを放つなど、立ち上がりから日本のゴールを脅かしたが、無念の表情でベンチに退いた。
 昨年のW杯南アフリカ大会出場の原動力となったが、今回は3次予選敗退が決まっている。ユン・ジョンス監督は「選手の状態を見て代えた。若くて速い選手を使おうと思った」と意図を語った。

【日本声援かき消す“怒号”】
 敵地そのものだった。「チョソン イギョラ(朝鮮、勝て)」。平壌の金日成競技場に、地鳴りのような声援がとどろいた。5万人収容のスタジアムを北朝鮮の市民が埋め尽くし、150人の日本人サポーターの声援を怒号がかき消した。
 スタンドには赤旗や北朝鮮国旗がはためき、メガホンと太鼓の音が競技場を揺るがした。一糸乱れぬ応援でウエーブを繰り返し、日本がボールを奪うとブーイング。後半5分、北朝鮮がゴールを決めると、市民らは総立ちになり、つんざくような歓声がわき起こった。
 外国人用席には、よど号ハイジャック事件で国際手配中の元赤軍派メンバー、若林盛亮容疑者(64)らの姿もあった。若林容疑者は「(北)朝鮮を応援しようと思って来たけど、試合を見ているとやはり日本を応援してしまうな」と一言だけコメントした。

≪超サカ採点表≫
北朝鮮代表
GK:
1.リ・ミョングク 6.0
終始安定したプレー
DF:
14.パク・ナムチョル(朴男哲) 6.0
的確な状況判断を見せた
23.ソン・ヒョクジャン 6.5
正確なフィードボールでサイドに起点を作る
5.リ・グァンチョン 6.0
キャプテンとしてチームをまとめ、タイトな守備を最後まで貫徹
MF:
20.リ・グァンヒョク 6.5
質の高いクロスをゴール前に供給
22.パク・ソンチョル 6.0
広大なスペースをしっかりとカバー
12.チョン・グァンイク 6.0
最後まで強度を落とさずにプレー
(90+5分16.リ・ペフン --)
11.チョン・イルグァン 6.0
豊富な運動量で攻守に渡って貢献
4.パク・ナムチョル(朴南哲) 6.5
球際の強さで存在感を示しゴールも挙げる
FW:
9.チョン・テセ 5.5
強烈なミドルシュートで存在感を示したが、前半途中に交代
(35分7.アン・ジョンホ 6.5)
積極的な飛び出しで危険な存在だった
(87分8.リ・チョルミョン --)
10.パク・クァンリョン 6.0
ポストプレーや高さで存在感を示す
監督:
ユン・ジョンス 6.0
フィジカルの強さを前面に押し出したスタイルで自分達のペースに持ち込む
日本代表
GK:
12.西川周作 5.5
大きなミスなくプレーできていた
DF:
3.駒野友一 6.0
攻撃面では良い所がなかったが、守備面で奮闘
4.栗原勇蔵 5.5
競り合いでは強さを見せた
15.今野泰幸 6.0
的確なカバーリングで存在感を示す
2.伊野波雅彦 5.0
攻守共に中途半端な印象
MF:
11.清武弘嗣 6.0
パス&ムーブでチームに流れをもたらす
(85分19.李忠成 --)
17.長谷部誠 5.5
北朝鮮の厳しいプレッシャーに苦しむ
13.細貝萌 6.0
随所で持ち味を生かした
9.岡崎慎司 5.5
振り向きざまのミドルなどで存在感を示すもエリア内で勝負できず
14.中村憲剛 5.5
激しい寄せに苦しみ、持ち味を生かせず
(62分6.内田篤人 5.0)
ゴール前にボールを供給する役割を果せず
FW:
18.前田遼一 5.5
タイトなディフェンスに遭う中でボールを収めて起点となる場面も
(76分16.ハーフナー・マイク --)
監督:
ザッケローニ 5.5
試合の中で中盤のポジション変更を施したあたりは流石だが、3−4−3は功奏せず


市内見学
 サッカーの日本代表は本日15日午後4時(日本時間同)から北朝鮮の首都、平壌の金日成競技場でワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア3次予選第5戦となる北朝鮮戦を行う。
 日本のフル代表が平壌で試合を行うのは、22年ぶり。14日に選手たちが平壌国際空港に到着した際は、厳重な検査で入国に約4時間を要するなど、厳しい日朝関係を反映して緊張感の中での試合となる。
 平壌は肌寒いものの、晴天に恵まれた。午前9時過ぎから、公式ツアーに参加した日本人サポーターらが団体で次々と市内見学に出発。北朝鮮側は専属カメラマンを同行させて販売用に写真を撮影するという。参加者からは「カメラを取り上げておいてそれはないだろう」との声も聞かれた。
 朝鮮労働党創建記念塔のガイドの女性(37)は「我々の国でやるのに負けるはずがない。必ず勝つ」と語った。日本戦への市民の関心は高く、約5万人収容の競技場は北朝鮮への応援で埋め尽くされそうだ。
 日本は3次予選で3勝1分けの勝ち点10で、既に最終予選進出が確定。北朝鮮は1勝3敗の同3で敗退が決まっている。

【新調したユニホームは没収】
 心に日の丸を―。サッカー日本代表が本日15日夕、22年ぶりに敵地、平壌で臨む北朝鮮戦。収容人数約5万人の金日成競技場に日本人サポーターはわずか約150人だ。“多勢に無勢”の決戦を前に、興奮と不安が入り交じった。
 名古屋市の会社経営増井剛志さん(38)は「新調した代表ユニホームを空港で没収されたのはショックだけど、心に日の丸を持って応援します」と語った。ユニホームを隠し持つ20代女性は「雰囲気を見て決める。青い羽根を持ってきたので、それを振り回そうと思う」という心づもりだ。
 観戦ツアーには全国から参加し、夫婦や子供連れの姿もあった。北朝鮮側は今回、日の丸や横断幕、鳴り物の競技場への持ち込みを禁じた。平壌国際空港でサポーターらは、カメラに加え、日の丸が入っているとの理由でユニホームも「一時預かり」となった。
 15日は拉致被害者、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから34年。横浜市の会社員男性は「正直悩んだが、どうしても見たかった」。ホテルの部屋にあった白地に赤い模様の入ったビニールの袋を日の丸がわりに掲げるつもりだ。


天皇杯展望
第91回天皇杯全日本選手権3回戦日程

16日(水)
19:00〜
名古屋vs北九州
(瑞穂陸)
19:00〜
vs甲府
(柏)
19:00〜
横浜Mvs栃木
(ニッパ球)
19:00〜
新潟vs松本山雅(長野)
(東北電ス)
19:00〜
鹿島vs富山
(カシマ)
19:00〜
山形vs京都
(NDスタ)
19:00〜
川崎vs大分
(等々力)
19:00〜
福岡大(福岡)vs
湘南
(NACK)
19:00〜
G大阪vs水戸
(万博)
19:00〜
FC東京vs神戸
(味スタ)
19:00〜
広島vs愛媛
(広島ビ)
19:00〜
浦和vs東京V
(埼玉)
19:00〜
C大阪vs岡山
(金鳥スタ)
19:00〜
仙台vs福岡
(ユアスタ)
19:00〜
清水vs鳥取
(アウスタ)
19:00〜
磐田vs千葉
(ヤマハ)

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超最新TVスケジュール

 サッカーの第91回天皇杯全日本選手権大会は明日16日に3回戦が行われる。2回戦から登場したJクラブはやはり強く、勝ち残っている32チーム中、30チームを占めている。残るは松本山雅FC(JFL)と福岡大(福岡県代表)。くしくも2年前の第89回大会2回戦で、ジャイアント・キリング(大物食い)を演じたチームだ。
 今大会の2回戦でJ2の横浜FCを破った松本が対戦するのは、J1で調子を上げつつある新潟。外国籍選手を中心とした新潟の多彩な攻撃をしのぎ、浦和を倒した2年前の再現はなるか。福岡大は2回戦でJ1の大宮をPK戦の末に振り切り、J2の湘南に挑戦。やはり水戸(J2)を破った第89回大会に続き、堅守速攻で格上のチームから勝利を狙う。
 J2勢もJ1勢に対して闘志を燃やす。FC東京はJ1の神戸と対戦。J2首位の好調さを発揮できるか。京都(J2)は持ち前のパスワークで、山形(J1)の堅守に挑む。大分(J2)はカウンターに威力を秘めており、川崎(J1)も油断はできない。また、名古屋、柏、G大阪は、リーグ戦との国内2冠に向けて弾みをつけたい。
 試合は全て午後7時にキックオフ。4回戦は12月17日に行われる。


快勝
国際親善試合結果

ブラジル2−0エジプト
≪得点者≫
ブラジル:ジョナス39、59
≪出場メンバー≫
【ブラジル】
GK:
ジエゴ
DF:
ダニエウ・アウベス、チアゴ・シウバ、ダビド・ルイス、アレックス・サンドロ
MF:
フェルナンジーニョ(77分エリアス)、ルーカス・レイバ、エルナネス、ブルーノ・セザル(78分ビリアン)
FW:
ジョナス(82分クレーベル)、フッキ(85分ドゥドゥ)

ホンジュラス2−0セルビア
≪得点者≫
ホンジュラス:ベンクトソン6、30

 国際親善試合は14日、2試合が行われ、ブラジルはエジプトに2−0で快勝した。
 ブラジルはFWジョナス(バレンシア)が2ゴールを決める活躍で、アフリカ王者エジプトを下し、10日ガボン戦に続く連勝を飾った。
 カタールの首都ドーハで行われたこの試合、東京VなどJリーグでもプレーしていたFWフッキ(ポルト)がスタメン出場し、ジョナスの先制弾をアシストするなど、軽快な動きを見せた
 エジプトは後半28分に36歳のベテランMFアーメド・ハッサンを投入。同選手はこれが代表通算178キャップ目となり、元サウジアラビア代表GKモハメド・アル・デアイエ氏の持つAマッチ最多出場記録に並んだ。


超サカFLASH

全治6週間
 イングランドプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは14日、FWマイケル・オーウェンが太ももの肉離れにより、6週間離脱すると発表した。オーウェンは2日に行われた欧州チャンピオンズリーグのオツェルル・ガラツィ(ルーマニア)戦に先発したものの、開始からわずか11分で負傷交代を余儀なくされていた。今回の負傷により、オーウェンは国内リーグ数試合と、CLグループリーグ残り2試合を欠場。復帰はクリスマス頃になるとみられる。

最終戦
W杯北中米カリブ海2次予選第6戦(最終戦)結果

グループA:

ケイマン諸島1−1ドミニカ共和国

グループB:

バルバドス1−2バーミューダ

グループD:

プエルトリコ3−0セントルシア

 2014年ワールドカップ(W杯)北中米カリブ海2次予選は14日、最終戦の3試合が行われた。北中米カリブ海2次予選は11日の第5戦で3次予選進出の全6チームが決定している。


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