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2017年1月1日(日)

INDEX(目次)

2冠達成
第96回天皇杯全日本選手権大会決勝結果

鹿島2―1(延長1―0)川崎

鹿島が延長戦の末に川崎を下し、第90回大会以来6大会ぶり5度目の優勝!鹿島はJ1年間王者と合わせて今季2冠を達成し、史上最多を更新する19冠目のタイトルを獲得!クラブ史上初の天皇杯決勝進出を果たした川崎は、11月23日のJリーグチャンピオンシップ準決勝で敗れた鹿島にまたしても屈し、悲願の初タイトルならず!

フル出場
イングランドプレミアリーグ第19節結果

サウサンプトン1―2ウェスト・ブロムウィッチ
レスター・シティ1―0ウェストハム
チェルシー4―2ストーク・シティ
リヴァプール1―0マンチェスター・シティ
マンチェスター・ユナイテッド2―1ミドルズブラ
バーンリー4―1サンダーランド
スウォンジー0―3ボーンマス

吉田麻也はフル出場して2試合ぶり今季リーグ戦4試合目の出番を得るも、2失点に絡む!8位サウサンプトンは逆転負けで9位後退!岡崎慎司は足首痛を押して後半35分から出場し、前線からの積極的な守備などで勝利に貢献!16位レスターはスリマニの決勝ゴールで4試合ぶりの白星を挙げて15位浮上!首位チェルシーはウィリアンの2ゴールなどで大勝してクラブ記録を更新する13連勝、2位リヴァプールvs3位マンチェスター・シティの上位対決はワイナルドゥムの決勝弾でリヴァプールが制す!

本日の超サカFLASH
スペインリーガエスパニョーラ、セビージャの日本代表MF清武弘嗣(27)が束の間のオフを終えて離日ほか


本文

2冠達成
第96回天皇杯全日本選手権大会決勝結果

鹿島2―1(延長1―0)川崎
(吹田ス/34166人)
≪得点者≫
鹿島:山本脩斗 42、ファブリシオ 90+4
川崎:小林悠 54
≪出場メンバー≫
【鹿島】
GK:
曽ヶ端準
DF:
西大伍、植田直通、昌子源、山本脩斗(46分ファンソッコ)
MF:
永木亮太、小笠原満男(88分ファブリシオ)、遠藤康、柴崎岳
FW:
土居聖真、赤埼秀平(67分鈴木優磨)
【川崎】
GK:
チョン・ソンリョン
DF:
田坂祐介(98分森谷賢太郎)、谷口彰悟、エドゥアルド、車屋紳太郎
MF:
大島僚太(106分森本貴幸)、中村憲剛、エウシーニョ、登里享平(46分三好康児)
FW:
小林悠、大久保嘉人

ハイライト動画
(You Tube)


 第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会は元日に大阪・吹田スタジアムで決勝戦が行われ、鹿島が延長戦の末に2―1で川崎を下して第90回大会以来6大会ぶり5度目の優勝。J1年間王者と合わせて今季2冠を達成し、史上最多を更新する19冠目のタイトルを手中にした。
 クラブ史上初の天皇杯決勝進出を果たした川崎だったが、11月23日のJリーグチャンピオンシップ(CS)準決勝で敗れた鹿島にまたしても屈する結果となり、悲願の初タイトルはならず。4年半務めた川崎監督を今季限りで退任し、J2名古屋監督に就任する風間八宏監督(55)と、FC東京へ移籍するFW大久保嘉人(34)を優勝で送り出すことはできなかった。
 お互いの意地と意地がぶつかり合う頂上決戦は、前半から激しいプレーの連続となった。前半19分には鹿島のMF小笠原満男(37)がドリブルで仕掛けたところを川崎FW小林悠(29)に倒され、近くにいた川崎FのMF中村憲剛(36)が戻したボールが体に当たったことから小笠原が激高し、両チームの選手が小競り合い。直後の同20分にはボールの競り合いの中で鹿島DF西大伍(29)が振り上げた右足が川崎のDF登里享平(26)の後頭部に当たり、悶絶する登里の姿にFW大久保嘉人(34)が鹿島への怒りを露わにするなど、一触即発の緊張状態で試合が進行した。
 CS、クラブW杯、天皇杯と昨年12月だけで7試合をこなした鹿島は、過密日程の中で体調不良を訴える選手が続出。この日の決勝でもエースのFW金崎夢生(27)がベンチを外れるなどチーム状態は万全ではなかった。だが、前半42分、MF遠藤康(28)が蹴った右CKにファーサイドで反応したDF山本脩斗(31)が頭で決めて先制。12月29日の天皇杯準決勝・横浜M戦(長居)で左膝裏を打撲し、翌30日の練習を休んでいた山本だったがゴールでチームに貢献し、前半を1―0と鹿島のリードで折り返した。
 後半9分、川崎の小林にゴールを決められ、試合は1―1で延長戦へ突入。だが、鹿島は延長前半4分、ペナルティーエリア内でこぼれ球に反応した途中出場のMFファブリシオ(26)が右足で豪快に決勝ゴールを叩き込んで試合をものにした。
 川崎は後半9分、MF大島僚太(23)のパスを小林がスルー。MF三好康児(19)のスルーパスに反応した小林が右サイドからペナルティーエリア内に進入し、切り返して相手選手をかわすと左足でシュートを放って対角線上のゴール左隅に流し込んで同点に追い付いたが、延長戦で涙を呑んだ。
 なお、天皇杯優勝が鹿島に決まったため、2月18日に行われる富士ゼロックススーパー杯(日産ス)は鹿島と、J1リーグ戦2位の浦和が対戦することが決まった。
 大阪で決勝が開催されたのは第40回大会以来、56大会ぶり。好天に恵まれ、ほぼ満員の3万4166人がスタンドを埋めた。

【石井監督照れつつ天皇杯掲げる】
 昨年12月だけで7試合をこなし、選手に体調不良が続出していることもあって、後半までに3人の交代枠を使い切った石井監督は「できれば90分で決めたい気持ちで3人を投入した。私の思っていた通りにはいかなかったが、選手達が力を振り絞って決めてくれた」と感慨深げ。表彰式後の記念撮影では、通常なら主将が掲げる天皇杯を小笠原主将に促されて照れながら石井監督が天高く掲げるシーンも。「惜しくもクラブW杯決勝で負けてしまって、その悔しさは選手には当然ながらあった。もう1つのタイトルを獲りたいという気持ちが強かった。その気持ちが表れたと思う」と今季2冠目を振り返った。

【小笠原主将は早くも20冠目視野】
 主将で37歳のMF小笠原は前半に乱闘寸前の小競り合いも起こしたが、気迫溢れるプレーでチームを引っ張り、後半43分にファブリシオと交代。そのファブリシオの決勝ゴールと優勝の瞬間をベンチから見届けた。
 表彰式後の記念撮影では、天皇杯を掲げる主将の見せ場を石井監督に譲る粋な計らいも見せたベテラン。「石井さんをはじめ、チームが一年間勝ちにこだわってタイトルを獲りにいくことを目標にやってきて、最後に天皇杯を獲れて嬉しく思います」と振り返り、「来季も勝っていけるようにしたい。選手、スタッフ、サポーター一丸となって戦えるのがこのチームの良さ。さらにタイトルを重ねていけるように頑張っていきたい」と早くも来季、そして”20冠目”に意気込んだ。
【ファブリシオ「僕の最後の試合」で延長V弾】
 前半42分にDF山本が右CKを頭で決めて先制。後半9分に追い付かれて延長戦に突入したものの、後半43分から途中出場していたMFファブリシオが延長前半4分に豪快に決めた右足ゴールが決勝点となった。
 昨夏から期限付き移籍中のファブリシオは元日が移籍期間最終日。「チームの一員として、僕の最後の試合。何らかの形で手助けできるようにやろうと考えていた。それが得点につながって非常にうれしい」と感激の面持ちだった。

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フル出場
イングランドプレミアリーグ第19節結果

サウサンプトン1―2ウェスト・ブロムウィッチ
≪得点者≫
サウサンプトン:ロング 41
WBA:M・フィリップス 43、ロブソン・カヌ 50

ハイライト動画

レスター・シティ1―0ウェストハム
≪得点者≫
レスター:スリマニ 20

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チェルシー4―2ストーク・シティ
≪得点者≫
チェルシー:G・ケーヒル 34、ウィリアン 57、65、ジエゴ・コスタ 85
ストーク:マルティンス・インディ 46、クラウチ 64

ハイライト動画

リヴァプール1―0マンチェスター・シティ
≪得点者≫
リヴァプール:ワイナルドゥム 8

ハイライト動画

マンチェスター・ユナイテッド2―1ミドルズブラ
≪得点者≫
マンU:マルシャル 86、ポグバ 87
ミドルズブラ:リードビッター 67

ハイライト動画

バーンリー4―1サンダーランド
≪得点者≫
バーンリー:グレイ 31、51、53、バーンズ 67=PK
サンダーランド:デフォー 71

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スウォンジー0―3ボーンマス
≪得点者≫
ボーンマス:アフォベ 25、フレイザー 45、キング 88

ハイライト動画

イングランドプレミアリーグ第19節日程

1日()
日本時間22:30
ワトフォードvsトッテナム
日本時間25:00
アーセナルvsクリスタル・パレス

 イングランドプレミアリーグは31日、第19節の7試合が行われ、2位リヴァプールと3位マンチェスター・シティの対決は1―0でリヴァプールに軍配が上がった。また、首位チェルシーは13位ストークを4―2で下し、13連勝を飾った。
 リヴァプールは開始8分、左サイドでボールを受けたララーナがピンポイントのクロスを上げると、これをワイナルドゥムが頭で叩き込み、先制点をマーク。ララーナはこれが今季7度目のアシストとなった。一方のマンCは後半9分まで枠内シュートが1本もない状況で、相手を脅かすことができず。出場停止処分が明けたアグエロも、最後までネットを揺らせなかった。
 チェルシーは善3分にケーヒルのゴールで先制するも、その後は点の奪い合いとなり、試合は後半19分に2―2の同点となる。しかし、チェルシーはその直後にウィリアンがこの日2ゴール目を叩き込んで3―2とすると、40分にはジエゴ・コスタがエリア内での執拗なマークをフィジカルの強さで押し切って追加点。終盤の2ゴールで相手の息の根を止めた。
 これにより、チェルシーは13連勝をマーク。1シーズンでのプレミア連勝記録はアーセナルが2003年にマークした14が歴代最多だが、チェルシーは5日のトッテナム戦で白星を飾るとこれに並ぶ。
 6位マンチェスター・ユナイテッドは15位ミドルズブラと対戦し、2―1で勝利した。後半22分に失点し、劣勢を強いられたマンUだが、40分にポグバのロングボールをイブラヒモビッチが頭で落とし、これをマルシャルが決めて同点に。その直後にはマタのクロスをポグバが押し込み、逆転勝利を挙げた。
 この結果、首位チェルシーは勝ち点を49に伸ばし、2位リヴァプールは同43で追走。6位マンUは同36とし、3位マンCに3差とした。
 岡崎慎司所属の16位レスター・シティはスリマニのゴールを守り切って、11位ウェストハムに1―0で勝利。4試合ぶりに勝ち点3を手にして15位に浮上した。岡崎は後半35分から出場、前線からの積極的な守備などで勝利に貢献した。
 吉田麻也所属の8位サウサンプトンは、9位ウェストブロムに1―2で逆転負け。吉田はセンターバックでフル出場した。

【吉田は次節が正念場に】
 吉田は今季リーグ戦で4試合目の出番を得たが、定位置確保に向けてアピールできなかった。1―0の前半43分、ペナルティーエリア内で相対した選手にかわされてしまい、失点に絡んだ。
 2試合連続の逆転負けにピュエル監督は「得点だけでなく、集中力を保って失点しないことも必要」と守備面での奮起を促した。同じポジションのファンダイクが出場停止となり、吉田は中1日で臨む次節の出場が濃厚。正念場となりそうだ。

【岡崎は足首痛押して出場】
 レスターの岡崎は前節で左足首を負傷。「痛いですけど、無理やりやりました」という状態だったが、残り10分からピッチに立つと、前線での積極的な守備などでしっかり勝利に貢献した。
 おとぎ話のような昨季の優勝と、今季の厳しい残留争いを味わって2016年が終わった。「山あり谷あり。人生はうまいこといかないな、というのが凝縮した1年だった」と振り返る。「自分のやるべきことは整理されている。あとは結果だけ」と2017年の飛躍を期した。

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帰国
 Jリーグは本日、昨年12月24日から今年1月1日まで米国フロリダ州オーランドに遠征していたU-16Jリーグ選抜について、当初12月27日から開催の「Disney Boys Soccer Showcase presented by AS ROMA」に出場予定だったが、選手、スタッフの多くが「ウィルス性胃腸炎」に罹患したため大会出場をキャンセルしたと発表した。
 なお、罹患した選手、スタッフは現地医療機関の診察を受け、全員体調が回復していることを確認しているという。チームは12月30日に大会参加チームと練習試合を実施後、1月1日に日本に帰国した。

離日
 スペインリーガエスパニョーラ、セビージャの日本代表MF清武弘嗣(27)が本日1日、チームに合流するため羽田空港発の航空機で離日した。束の間のオフを地元の大分で過ごし、元旦から大分から羽田を経由しての大移動。「年越しは寝ていました。そばも食べてないし。気づいたら朝3時くらいでした。ガキ使をちょっと見てたら、寝てて…。ダメな正月というか」と話し、リフレッシュした様子だった。
 今季加入したセビージャでは出場機会を失い、移籍の噂が絶えないが「考える時間があったが(移籍については)まだ何も決まっていない」と強調。「所属チームで試合に出続ることが最優先。それを掴んだら、もっとコンディションが上がっていくと思う」と前を向いた。
 2017年の目標については「チームでしっかり出場できるようにしたい。僕は2018年W杯に懸けているので、今年は予選を突破して絶対にロシアに行きたい。W杯に行くために所属チームで結果を出したい」と力強く語った。

離日
 元旦から海外組の出国ラッシュが続いた。セビージャの日本代表MF清武弘嗣に続いて、フランスリーグ1、メスの日本代表GK川島永嗣(33)、オランダエールディビジ、ヘーレンフェーンの日本代表MF小林祐希(24)も本日1日、チームに合流するため羽田空港発の航空機で離日した。
 帰国中も練習の強度を落とさなかったという川島は家族とも過ごし「リフレッシュできました」と話した。今年の目標については「2016年は自分がさらに成長していくためにいろいろなヒントを得られた。2017年は、それを形にできるような年にしていきたい」と語った。日本代表でも経験と統率力が求められるだけに「(W杯予選は)これからが厳しい勝負の分かれ目になる。しばらく代表の期間がないので、個を高めることがチームのプラスにつながっていく」と意気込んだ。
 見送りの事務所スタッフよりかなり早く空港に到着した小林は「やりたいこともやれたし、会いたい人にもほとんど会えた。いいオフを過ごせた」と強調し、リーグ後半戦の戦いが待ち切れない様子。昨年は日本代表に初選出され、初ゴールも記録。磐田から海外移籍も果たした。「次は初スタメン、初勝利…。いろんな“初”がまだ残っている。最終的に定位置を奪わないと代表選手とは呼べない。しっかり定位置を取れるように、まずはクラブで結果を出す。そうすれば、おのずと代表スタメンもついてくると思う。全部つながっている」と熱く語った。

契約更新
 J1柏は本日、昨年3月に就任した下平隆宏監督(45)が2017年も指揮を執ることが決まったと発表した。昨年は第4節からチームを率いた1stステージが7位、2ndステージは5位で、年間8位だった。

獲得
 J1柏は本日、韓国代表DFユン・ソギョン(26)の新加入を発表した。韓国出身の同選手は身長1メートル83、体重76キロ。2012年のロンドン五輪代表メンバーで、韓国代表として2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会にも出場している。韓国Kリーグでは通算86試合4得点。
 クイーンズ・パーク・レンジャーズなどでもプレーし、イングランドチャンピオンシップ(イングランド2部)通算23試合に出場(0得点)している。

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