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PS4版ウイイレ2018完全修正データ

本日の超最新情報
2018年6月19日(火)

INDEX(目次)

金星発進
W杯ロシア大会グループリーグ第1戦結果

グループH:

コロンビア代表1―2日本代表

日本は香川真司と大迫勇也のゴールで前回8強のコロンビアを下し、4年前の雪辱を果たして白星発進!これまでW杯での対戦成績が3分け14敗だったアジア勢が初めて南米勢を撃破!コロンビアは開始3分でカルロス・サンチェスが一発退場となり、途中出場の切り札ハメス・ロドリゲスが大ブレーキとなって痛恨の黒星スタート!

白星発進
W杯ロシア大会グループリーグ第1戦結果

グループF:

スウェーデン1―0韓国

グループG:

ベルギー3―0パナマ
チュニジア1―2イングランド

ベルギーはロメル・ルカクの2ゴールなどで完勝発進、イングランドはケインの2ゴールで辛勝して2大会ぶりの白星!スウェーデンはグランクヴィストの決勝PK弾で白星発進、韓国はビデオ判定(VAR=ビデオ・アシスタントレフェリー)に泣いて黒星スタート!

追放
W杯ロシア大会のクロアチア代表はミラン(イタリア)所属のFWカリニッチ(30)が背中を痛めたためチームを離れて帰国したと発表!カリニッチは16日のグループリーグ・グループD初戦のナイジェリア戦で、2―0リードの後半40分にマンジュキッチ(ユヴェントス)との交代出場を拒否したため、事実上の代表追放!

本日の超サカFLASH
スペインリーガエスパニョーラのアトレチコ・マドリードはフランス代表FWグリーズマン(27)と2023年6月まで契約を延長したと正式発表ほか


本文

金星発進
W杯ロシア大会グループリーグ第1戦結果

グループH:

コロンビア代表1―2日本代表
(モルドヴィア・アリーナ/40,842人)

≪得点者≫
コロンビア代表
フアン・フェルナンド・キンテロ(前半39分)
日本代表
香川真司(前半6分=PK)
大迫勇也(後半28分)

≪出場メンバー≫
コロンビア代表
GK:
1.ダビド・オスピナ(アーセナル/イングランド)
DF:
4.サンティアゴ・アリアス(PSV/オランダ)
3.オスカル・ムリージョ(パチューカ/メキシコ)
23.ダビンソン・サンチェス(トッテナム/イングランド)
17.ヨハン・モヒカ(ジローナ/スペイン)
MF:
16.ジェフェルソン・レルマ(レバンテ/スペイン)
6.カルロス・サンチェス(エスパニョール/スペイン)=3分
11.フアン・クアドラード(ユヴェントス/イタリア)
(31分5.ウィルマル・バリオス(ボカ・ジュニアーズ/アルゼンチン)=64分)
20.フアン・フェルナンド・キンテロ(リーベル・プレート/アルゼンチン)
(59分10.ハメス・ロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)=86分)
FW:
9.ラダメル・ファルカオ・ガルシア(モナコ/フランス)(cap)
21.ホセ・イスキエルド(ブライトン/イングランド)
(70分7.カルロス・バッカ(ビジャレアル/スペイン))
ベンチ:
GK:
12.カミーロ・バルガス(デポルティボ・カリ)
22.ホセ・クアドラード(オンセ・カルダス)
DF:
2.クリスティアン・サパタ(ミラン/イタリア)
18.ファリド・ディアス(オリンピア/パラグアイ)
13.ジェリー・ミナ(バルセロナ/スペイン)
MF:
8.アベル・アギラール(デポルティボ・カリ)
15.マテウス・ウリベ(クラブ・アメリカ/メキシコ)
14.ルイス・ムリエル(セビージャ/スペイン)
FW:
19.ミゲル・ボルハ(パルメイラス/ブラジル)
日本代表
GK:
1.川島永嗣(メス)=90+4分
DF:
19.酒井宏樹(マルセイユ)
22.吉田麻也(サウサンプトン)
3.昌子源(鹿島アントラーズ)
5.長友佑都(インテル)
MF:
17.長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)(cap)
7.柴崎岳(ヘタフェ)
(80分16.山口蛍(セレッソ大阪))
8.原口元気(ハノーファー)
10.香川真司(ドルトムント)
(70分4.本田圭佑(パチューカ))
14.乾貴士(エイバル)
FW:
15.大迫勇也(ブレーメン)
(85分9.岡崎慎司(レスター・シティ))
ベンチ:
GK:
12.東口順昭(ガンバ大阪)
23.中村航輔(柏レイソル)
DF:
20.槙野智章(浦和レッズ)
21.酒井高徳(ハンブルガーSV)
6.遠藤航(浦和レッズ)
2.植田直通(鹿島アントラーズ)
MF:
11.宇佐美貴史(デュッセルドルフ)
18.大島僚太(川崎フロンターレ)
FW:
13.武藤嘉紀(マインツ)

ハイライト動画
(You Tube)


ロングハイライト動画
(You Tube)


ロングハイライト動画
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フルマッチ動画(前半)
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フルマッチ動画(後半)
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W杯ロシア大会グループリーグ第2戦日程

グループH:

24日()
日本時間24:00
日本代表vsセネガル代表
(エカテリンブルク・アリーナ)

NEW!
超最新TVスケジュール

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、グループリーグ・グループHの日本は19日、サランスクでの初戦で前回8強のコロンビアを2―1で破り、白星発進した。大迫(ブレーメン)が決勝点を奪った。
 6大会連続6度目出場の日本は前半3分、トップ下で先発した香川(ドルトムント)のシュートが相手を一発退場に追い込むハンドの反則を誘い、PKを獲得。同6分に自ら成功させた。だが同39分、10人となったコロンビアのキンテロにFKを直接決められ、追い付かれたが後半28分、途中出場の本田(パチューカ)の左CKに大迫が頭で合わせて勝ち越し点を奪った。
 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング61位の日本は、同16位のコロンビアに対し、過去通算1分け2敗で、前回グループリーグ最終戦でも1―4で敗れていた。
 日本は24日に第2戦でセネガル、28日に最終戦でポーランドと当たる。

【西野監督Q&A】
 コロンビア戦を制した日本代表の西野監督との一問一答は次の通り。

 試合を振り返って?

「スタートから非常にアグレッシブに入れた。後半はある程度、自分たちで試合をコントロールできた」

 先発メンバーの狙いは?

「柴崎、香川、乾、ボールをある程度うまく自分でも、グループでも扱える選手が必要だった。いろいろテストした上で、メンバー、システムを決めたいと思っていた」

 この1勝が持つ意味は?

「非常に大きなアドバンテージと考えるが、2戦目、3戦目も非常に厳しい相手だし、しっかりと対応したい。勝ち点3を取ったということだけなので」

 監督自身、運を持っていると感じる?

「何とお答えしていいか分からないが、いろんな評価を頂いている。運だけではなく、いい選手に恵まれているというところだと思う。スパシーバ(ありがとう)」

【西野監督、日本の特長を駆使】
 日本が4年前の雪辱を果たしたコロンビア戦。日本の特長を駆使した西野監督の采配が勝利を生んだ。
 退場者を出した相手に、先制しながら同点とされたが、指揮官は当初からW杯の勝負のカギを中盤の攻防と読んでいた。コロンビアに対して、日本人らしい高い技術の香川や乾、柴崎を並べた。「中盤である程度、主導権を取りたい意図があっての構成」
 相手は後半14分にエース、ロドリゲスを投入し、10人でも勝負を懸けてきた。日本は中盤にサイドも連係し、ボールを巧みに動かして簡単に触らせなかった。
 最後の部分でてこずったが、「ボールを回しながら相手がずれていくのを待った。いつか入るというにおいを感じてやれていた」と柴崎。監督は欧州の最先端の戦術に通じるポジショニングで優位性をつくる意識も選手に持たせていた。決勝点はCKからだったが、追い詰めた感覚はあった。
 「自分たちの長所をいかに出せるか。相手の長所に対応するだけでは、勝負は確率的に低くなる」と指揮官。強化試合でメンバーやシステムを固定しなかったのも、多くの選択肢の中からゲームプランに合う組み合わせを抽出するため。連勝すればグループリーグ突破もあるセネガル戦も、最適解の選択で臨むだろう。

【アジア勢、18度目で悲願】
 W杯で6大会連続6度目の出場となった日本は、過去に南米勢と4度対戦して一度も勝ったことがなかった。19日にコロンビアを2―1で破った一戦は、国際サッカー連盟(FIFA)によると、日本を含むアジア勢が、W杯で南米勢に対し18度目の挑戦で手にした歴史的勝利にもなった。
 過去に日本を指揮した岡田武史、トルシエ、ジーコ、ザッケローニ。いずれの監督もW杯の初陣は飾れなかった。ところが、ハリルホジッチ前監督の電撃解任で4月にバトンを受けた西野朗監督は、いきなり強敵コロンビアを撃破。運があるのかと問われると「何とお答えしていいか分からない」とはにかんだ。
 西野監督と言えば、1996年のアトランタ五輪だ。初戦でブラジルを1―0で破る波乱を起こし、「マイアミの奇跡」として語り継がれる。厳しい見方も多かった今大会。雑音を封じ込めてコロンビア戦に照準を合わせ、「小さな奇跡」をもくろんで見事に実現させた。
 ただ、22年前の五輪では2勝を挙げて勝ち点6を奪いながら、得失点差で決勝トーナメント進出を逃した苦い経験もある。「勝ち点3を取ったということだけなので。自分たちの長所をいかに出せるかを追求しながら、準備していきたい」。浮かれる様子も見せずに、残り2戦へ目を向けた。

【思わぬ展開で「悪夢」払拭】
 4年前の惨敗の雪辱を懸けた一戦は、思わぬ幕開けとなった。香川のシュートがハンドを誘い、開始3分で相手に退場者が出た。PKで先制したが、この時、もう一つ頭によぎったものがあったはずだ。前回のギリシャ戦だ。
 1人多くなったからといって、単純に優位になるわけではない。真っ先に相手の守備意識は高まる。ギリシャから得点できなかった。さらに、やみくもに攻めればコロンビアが少ない人数でもカウンターを決める力があるのも経験済みだ。
 実際、前半の日本はうまく立ち回れてはいない。硬さもあり、乾や大迫が決定機を外した。相手は日本のゴール前で反則を誘おうと、南米流のずる賢さも使ってきた。そして、FKで追い付かれた。
 ハーフタイムに、全員で共通意識を持った。「リスクを負っていく場面と負わない場面、バランスを取る所はしっかりやるという意思疎通がすごく実った」と長谷部。
 香川や乾、柴崎らがポジションを変えながら、丁寧にボールを運んだ。天敵ロドリゲスが投入され恐怖感は増したが、じれなかった。教科書通りにCKから勝ち越し点。終盤は、相手の反撃を一体となってはね返した。
 16強に道を開く勝利は、二つの「悪夢」を払拭(ふっしょく)した。新生チームだが、4年間の経験を生かしたとも言える。「こういう難しい中で結果を出せたのは大きな前進」と長谷部。この白星の価値は大きい。

【大迫、歓喜のW杯初ゴール】
 雪辱の思いが凝縮されたゴールだった。1トップで先発出場した大迫は「W杯で得点することが子どもの頃からの夢だった。この舞台で取れて素直にうれしかった」と実感を込めた。
 狙い通りだった。後半28分の本田の左CK。昌子らが遠いサイドへ走り込んで相手を引き付ける中、中央付近で張っていた大迫がヘディングシュート。「練習からあの形での得点が多かった。いい質のボールを入れてくれて感謝」。先制のPK獲得も、自身が相手と体を入れ替えるようにして突破してシュートを放った展開からだった。
 ブラジル大会には苦い記憶しかない。4年前は初戦から2試合続けて先発出場し無得点。チームは1勝もできずグループリーグで敗退した。「個人的に何もできなった経験がある。自分たちが歯を食いしばって頑張るかだと思う」と決意を口にする。
 役目を果たした末のW杯初得点。「いい感覚。雰囲気もいいし、(仲間の)笑顔を見られたのがじんときたし、まだまだ頑張りたい」。ストライカーにとって、ゴールこそが次への活力となる。

【香川、にじむ充実感】
 4年前、日本はコロンビアに全く歯が立たなかった。開始早々にPKで先制点を奪い、南米勢からの歴史的勝利へつなげた香川は、「しっかり勝ち切れたことが、何よりもよかった」。後半25分に途中交代を告げられた際は、悔しさも見せたが、充実感がにじんだ。
 難敵から勝ち点3をもぎ取り、グループリーグ突破へ向けて大きな弾みをつけた。「チームとして改善しないといけないところもある。気を引き締めていきたい」。勝利の余韻に浸るだけでなく、課題にも目を向けた。

【長谷部「大きな前進」】
 長谷部は3大会連続の主将の大役。ファルカオと競り合い、前半39分の失点につながるFKを与えたが、初戦に臨んだチームを落ち着かせることに努めた。後半序盤は中盤の底で何度もつなぎ役に。「この勝利は大きなもの。結果を出せたのは大きな前進になる」と喜んだ。
 4年前の雪辱を果たし、グループリーグ突破に向けても価値ある白星。「今日は勝利の余韻に浸ってもいい。明日からしっかり相手を研究したい」と気を緩めていなかった。

【柴崎、リズムつくる】
 柴崎は長短のパスでリズムをつくり、守備も積極的だった。ハーフタイムには吉田と話し合い、前に行き過ぎずバランスを保てる位置取りを意識。「推進力を持って前にプレーできたのは、いい流れだった。すごく良かった」と喜んだ。
 スペインでもまれ、初めてW杯のピッチに立った26歳。足を痛めて後半35分に退いたが、「大したことはない」と言う。次のセネガル戦へ向け、「もっと前線の選手を気持ち良くプレーさせたい。ゴールに迫るシーンを演出したい」と誓った。

【長友、快足封じに誇り】
 長友がコロンビアの快足クアドラード封じに奔走した。イタリア時代にも対戦経験があるが、1対1の勝負にも激しく挑んだ。
 「絶対負けたくないという気持ち。彼の得意である1対1の勝負をしてきた瞬間に来たなと、絶対止めてやるという気持ちで入っていた」。前半31分に、相手はベンチに下がった。
 大会前には経験者やベテランが多いメンバー構成に批判の声もあった。「おっさん、おっさん言われていたので、最初に走って戦わないと話にならない。誰よりも気持ちは入っていたんじゃないかと思う」と誇らしげだった。

【昌子にJの気概】
 コロンビア戦にセンターバックでフル出場した昌子は、「最後まで疲れた。でも集中できてよかった」。1失点を反省しながらも、ほっとした表情を浮かべた。
 西野監督の下で、守備リーダーの吉田の相棒としての序列は槙野の次だった。それが逆転したのは12日のパラグアイ戦。最近の練習は主力組に入っていた。とはいえ初めて踏むW杯の舞台。「下っ端なので、みんなに気を使ってもらった。思い切ってとか、大丈夫とか。ありがたいこと」。感謝の思いをプレーに乗せた。
 夢は一度、挫折しかけた。中学時代はG大阪のジュニアユースに入ったが、人間関係に悩んで中学3年で退団。夜遅くまで外出する日が続いた。
 そこに鳥取・米子北高から誘いがあった。当初は渋っていたが、父力さんは「見学するだけでいいから」と説得。母直美さんが車のトランクにこっそりスパイクと練習着を忍ばせた。練習参加を促されるとうれしそうに着替え、笑顔を見せた。鹿島入りにつながる転機には両親の支えがあった。
 J1クラブ所属選手でただ1人、先発出場した。その気概を胸に「目標は3つ勝つこと。どういう状況になってもしっかり勝ちにいきたい」と決意を口にした。

【川島、またセットプレーから失点】
 日本のGK川島が、出場した強化試合のガーナ、スイス戦に続きセットプレーから失点した。1点リードの前半39分。コロンビアのキンテロのFKに壁の下を抜かれた。「かなり厳しいなと思った。難しかった」。ただ、壁を上に飛ばせたのなら、空いた下のコースを守るのはGKの責任。左への移動が遅く、ボールに触れた時にはゴールラインを割っていた。
 とはいえ、日本のGKで3大会連続でW杯のピッチに立つのは初めて。「W杯は特別だし、自分の中でW杯に対する気持ちは常に変わらない」と強い思いを口にした。

【本田、謙虚に仕事】
 過去2大会で日本の全7試合にフル出場した本田。とりわけ初戦で存在感を示し、両大会で先制ゴール。しかし、今大会は本番直前に序列が変わり、トップ下で先発した香川が日本に先制点をもたらした。
 後半25分に、その香川と代わって出場を果たす。「ほっとした。ようやくスタートに立てた。スタートに立てずに終わることだけは、という緊張感を持っていたので」。いつもは強気な本田の言葉からも、置かれた立場の危うさは感じ取れる。
 短い時間でも、結果を残すのが本田らしい。大迫の勝ち越し点を導いた左CKは鮮やか。GKから遠ざかる軌道で「しっかり決勝点に絡む仕事ができて、非常にうれしく思う」と素直に喜んだ。
 開幕前日に32歳を迎えて臨む集大成の舞台。「いい意味で調子に乗れればなと思う」。この勝利のチームへの効果を期待しつつ、「僕はあまり調子に乗らずにそのギャップを埋めたい」。謙虚な姿勢で先を見据える。

【日本の第2戦での突破条件】
 グループリーグ・グループH初戦で、日本はコロンビアを破り、第2戦のセネガル戦でグループリーグ突破が決まる可能性が出てきた。グループHはセネガルがポーランドを下し、日本と勝ち点3で並んでいる。
 日本が第2戦で決勝トーナメント進出を決めるには、セネガルに勝って勝ち点を6に伸ばすことが最低条件。その上で、もう1試合のポーランド−コロンビア戦でコロンビアが勝つか、両者が引き分ければ、16強入りが確定する。
 ポーランドが勝利した場合、最終戦で日本、セネガル、ポーランドの3チームが勝ち点6で並び、得失点差の争いになるケースがある。

【あきらめない主将ファルカオ】
 コロンビアの主将ファルカオにとって、初めてのW杯はほろ苦いスタートとなった。
 いきなり退場者を出して1点を追う展開に。強引にシュートを放ち、一時は同点につながったFKを獲得するなど見せ場はあったが、時間が経つにつれ存在感が消えた。「全力を尽くしたが、開始早々に1人少なくなって難しかった。お手上げだった」と振り返った。
 前回大会はエースとして期待されながら、故障で欠場を余儀なくされた32歳。試合前の国歌斉唱で、詰め掛けた大勢のサポーターの大合唱が起こると、目を潤ませながら聞き入った。プレーの迫力は、「虎」という愛称通り。「大きくつまずいたが、まだ2試合残っている。次のポーランド戦に人生を懸けたい」。グループリーグ突破は諦めていない。

【前半3分退場は史上2番目】
 19日に行われた日本−コロンビア戦の前半3分に、コロンビアのカルロス・サンチェスが退場となったのは、ワールドカップ史上2番目の早さだった。1986年メキシコ大会ではウルグアイのホセ・バティスタが、1次リーグのスコットランド戦の前半1分で退場となった。

【菅官房長官「歴史的スタート」と称賛】
 菅義偉官房長官は20日の記者会見で、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表がコロンビアに競り勝ったことについて、「アジアの国が南米の国に初めて勝利した。極めて歴史的なスタートだった」と称えた。菅長官は「ベテランと若手が一体となって、チームとしての力、日本らしいものが発揮されたんだろう」と指摘した。

【海外通信社も「歴史的勝利」】
 19日のサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会での日本のコロンビア戦勝利を、海外通信社は「歴史的な勝利」と報じた。
 AFP通信は、前回大会は1―4で敗れた日本が痛快に復讐(ふくしゅう)したと報道。決勝点を挙げた大迫について、「コロンビアの守備陣にとって、脅威であり続けた」と高く評価した。
 「10人のコロンビアを沈め、アジアにとって歴史的な勝利」と伝えたのはロイター通信。コロンビアが大会でも魅力的なチームの一つとされていたのに対して、日本は4月の監督交代などで困難な状況にあった、などと紹介した。

【カズ、日本戦を現地観戦】
 元日本代表FWの三浦知良(横浜FC)が日本vsコロンビアを観戦。国際サッカー連盟(FIFA)に招かれたもので、日本協会の名誉総裁を務める高円宮妃久子さま、同協会の田嶋幸三会長とともに貴賓席から日本代表に声援を送った。51歳でなお現役を続ける「カズ」。日本がアジア勢で初めて南米のチームをワールドカップ(W杯)で倒す歴史的場面に立ち合い、笑顔を見せていた。

W杯日本代表メンバー23名
GK:
1.川島永嗣(35=メス/フランス)
12.東口順昭(32=ガンバ大阪)
23.中村航輔(23=柏レイソル)
DF:
5.長友佑都(31=インテル/イタリア)
20.槙野智章(31=浦和レッズ)
22.吉田麻也(29=サウサンプトン/イングランド)
19.酒井宏樹(28=マルセイユ/フランス)
21.酒井高徳(27=ハンブルガーSV/ドイツ)
3.昌子源(25=鹿島アントラーズ)
6.遠藤航(25=浦和レッズ)
2.植田直通(23=鹿島アントラーズ)
MF:
17.長谷部誠(34=アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)
4.本田圭佑(32=パチューカ/メキシコ)
14.乾貴士(29=エイバル/スペイン)
10.香川真司(29=ドルトムント/ドイツ)
16.山口蛍(27=セレッソ大阪)
8.原口元気(27=ハノーファー/ドイツ)
11.宇佐美貴史(26=デュッセルドルフ/ドイツ)
7.柴崎岳(26=ヘタフェ/スペイン)
18.大島僚太(25=川崎フロンターレ)
FW:
9.岡崎慎司(32=レスター・シティ/イングランド)
15.大迫勇也(27=ブレーメン/ドイツ)
13.武藤嘉紀(25=マインツ/ドイツ)

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白星発進
W杯ロシア大会グループリーグ第1戦結果

グループF:

スウェーデン1―0韓国
(ニジニ・ノヴゴロド・スタジアム/42,300人)
≪得点者≫
スウェーデン:
アンドレアス・グランクヴィスト(後半20分)

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グループG:

ベルギー3―0パナマ
(フィシュト・スタジアム/43,257人)
≪得点者≫
ベルギー:
ドリース・メルテンス(後半2分)
ロメル・ルカク(後半24分)
ロメル・ルカク(後半30分)

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チュニジア1―2イングランド
(ヴォルゴグラード・アリーナ/41,064人)
≪得点者≫
チュニジア:
フェルジャニ・サッシ(前半35分)
イングランド:
ハリー・ケイン(前半11分)
ハリー・ケイン(後半45+1分)

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W杯ロシア大会グループリーグ第1戦日程

19日(火)

グループH:

日本時間24:00
ポーランドvsセネガル
(スパルタク・スタジアム)

W杯ロシア大会グループリーグ第2戦日程

19日(火)

グループA:

日本時間27:00
ロシアvsエジプト
(サンクトペテルブルク・スタジアム)

NEW!
超最新TVスケジュール

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会第5日は18日、各地でグループリーグ第1戦が行われ、グループGで優勝候補の一角に挙がるベルギーが初出場のパナマに3―0で快勝した。後半にルカクが2得点を挙げた。
 6大会連続出場のイングランドはチュニジアを2―1で破り、2大会ぶりの勝利。前半に先制点を決めたケインが、試合終了間際に決勝点を挙げた。グループGはベルギーが首位で、得失点差でイングランドが2位。
 グループFで3大会ぶり出場のスウェーデンは韓国を1―0で破った。グループFはメキシコとスウェーデンが首位に並び、前回優勝のドイツと韓国がともに1敗で3位。
 グループリーグ・グループHの日本は第6日の19日午後3時(日本時間同9時)から、サランスクでコロンビアとの初戦に臨む。

【イングランド、汚名返上の好発進】
 よもやの1分け2敗で姿を消したブラジル大会から4年。新生イングランドが2大会ぶりのW杯勝利を刻んだ。
 圧巻は立ち上がりだった。ケーン、スターリングの強力2トップに、2枚の攻撃的MFと両ウイングバックが絡み、分厚い攻めを展開した。立て続けに絶好機をつくり、開始11分でCKからケーンが先制点。若さを前面に出しての攻勢だった。
 先発メンバーを見ると、最年長は32歳のヤングで、後の10人はいずれも1990年代生まれ。24歳のケーンの下にも22歳のアリら逸材がそろう。ただ、不用意な反則で与えたPKで同点とされてからは、手詰まりとなった感も。終盤に再びケーンがCKで決勝点をもぎ取ったが、守備を固めた相手をいかに崩すかという点が、新チームが取り組む課題となりそうだ。
 若返りを進めたのは、初めてW杯で指揮を執ったサウスゲート監督。選手として出場経験もあり、98年フランス大会で初めて出た時の相手がやはりチュニジアだった。当時も今回も勝った指揮官は「どちらも厳しい試合だった」。
 自国開催の66年大会で優勝した古豪イングランド。生まれ変わったチームには、復活を期待させるだけの勢いがある。

【ケイン、新世代の旗手が鮮やかゴール】
 初めて臨んだW杯で左腕にキャプテンマーク。24歳とは思えない風格すら漂わせるケーンが、サッカー発祥のイングランドをけん引した。
 立ち上がりからチュニジアに襲いかかった。猛攻の中で訪れた前半11分の左CK。味方のシュートのこぼれ球に詰め、まずは先制点。前半のうちにPKで追い付かれ、攻めあぐねる展開が終盤まで続いたが、見せ場は待っていた。ロスタイムの右CK。仲間が競ったボールをフリーで待ち構え、頭で劇的な決勝点を奪ってみせた。「ハリケーン(嵐)」の異名そのままだった。
 前回ブラジル大会で1勝もできず、ジェラード、ランパード、ルーニーら長年の中心選手が去った。ケーンは若返りが進んだチームの象徴的存在だ。昨季のイングランド・プレミアリーグでは3季連続得点王こそ逃したが、30得点と荒稼ぎ。乗り込んだロシアでいきなりの活躍にも、「W杯はどのチームもレベルが高い。本当にベストを尽くさないといけない」と気の緩みはない。さらに旋風を巻き起こしそうだ。

【チュニジア、CKで暗転】
 3大会ぶり出場のチュニジア。イングランドと引き分けて勝ち点1を手にする寸前だったのが、最後に暗転した。ロスタイムのCKで相手エースのケインをフリーにしてしまい、決勝点を献上。敗戦が決まると、選手は立ち尽くしたり座り込んだりして途方に暮れた様子だった。
 前半11分にやはりCKから先制された直後、GKの負傷で交代枠を早々に使う誤算もあった。世界ランキングではアフリカ勢最上位の21位。PKで追い付いて終盤まで食い下がった内容に、マールル監督は「予想よりも強く戦った選手たちに感謝したい。戦術的に規律を持って戦えた」と評価を与えた。

【ルカク、反応鋭く2得点】
 初優勝の期待がかかるベルギーが、1次リーグG組の初戦で堅守のパナマを3−0で撃破した。2得点を挙げたルカク(マンチェスター・ユナイテッド)が、タレント集団の中でひときわ輝いた。
 身長190センチの体格を生かし、最前線で力強く躍動した。高い技術を持つ味方MFのパスに鋭く反応し、得点に結びつける非凡な能力を示す2ゴールだった。
 1点目は1−0の後半24分。デブルイネの低いクロスに頭で合わせ、ゴール右隅へと鮮やかにたたき込んだ。6分後には快足を披露。ドリブルで前へ運ぶE・アザールと並走し、パナマのR・トレスを悠々と振り切ってパスをもらうと、GKとの1対1を難なく決めた。「質の高いプレーだった。いいスタートを切れた」。自画自賛した。
 4年前のブラジル大会。1次リーグは無得点に終わったが、米国との決勝トーナメント1回戦では延長戦で決勝点を決めた。イングランド・プレミアリーグのエバートン時代にも師弟関係にあったマルティネス監督は「難しい局面でもチャンスに強い」と評価する。
 今大会は得点王候補にも名の挙がるルカク。「個人の出来よりも、大切なのはチームが勝つこと。そのためにベストを尽くす」。気概も頼もしい。

【パナマ、初舞台で見せ場】
 パナマは前半、鉄壁の守りを見せた。体格の強さを生かしたプレスは素早く、連係もスムーズ。ベルギーに付け入る隙を与えず、カウンターを狙ってプレッシャーを与え続けた。
 しかし後半早々に失点すると、堅守は崩壊。許した3点目は、攻め込んで手薄になったところを狙われた。イエローカードを5枚もらう粗さも出て、主将のR・トレスは「技術ではベルギーがずっと上。強かった」と完敗宣言。
 それでも、強豪を慌てさせる場面を終盤もつくった。ゴメス監督は「初出場の試合で0−3は普通の結果。大事なことは成長を続けること」と前向き。次のイングランド戦でも力強さをアピールしそうだ。

【スウェーデン、打倒ドイツへ勢い】
 伝統的に高さを武器とするスウェーデン。韓国を圧倒した攻撃はロングボール一辺倒ではなかった。中盤で要のフォスベリを軸にパスサッカーも展開。ベリのドリブルなど技術も交え、自在の攻めで押し込み続けた。
 後半19分、アウグスティンソンが虚を突くようなふわりとしたクロスを送った。相手GKの中途半端なパンチングを誘い、ペナルティーエリア内でこぼれ球を追ったクラーソンが足をかけられて転倒。映像を分析して審判を補助するビデオ判定(VAR=ビデオ・アシスタントレフェリー)でPKとなり、主将のグランクビストが落ち着いて決勝点を挙げた。
 アンデション監督は決定力不足を嘆きつつも、「多彩な攻撃で試合をコントロールできた。好機を多くつくった」と自賛。韓国のセンターバック、張賢秀は「スウェーデンは高さもあるし、左右へのクロスとパスでピッチを広く使う。守りにくかった」と脱帽した。
 スウェーデンの白星発進は、準優勝した自国開催の1958年大会以来。勢いに乗って、初戦を落とした前回王者ドイツと23日にぶつかる。グランクビストは「ドイツの方が重圧は大きいだろうね」と不敵に笑った。

【韓国、VARに泣く】
 韓国は前半からスウェーデンに押し込まれた。GK趙賢祐の好守もあって0―0で踏ん張っていたが、後半19分にペナルティーエリア内でクラーソンを倒す失態。審判は笛を吹かずにそのまま流し、韓国の効果的な速攻になりかけた瞬間、映像の分析で審判を補助するビデオ判定(VAR=ビデオ・アシスタントレフェリー)によってPKに覆った。
 相手に決勝点を与えた場面を振り返り、申台龍監督は「PKとなったのは残念だった」とうなだれた。体を張った守りを見せていた張賢秀は「相手はパスと高いボールで攻めてきて苦しかった。次の試合では、もっと頑張りたい」と前を向いた。

【アイスランドは視聴率99.6%】
 アイスランドサッカー協会は18日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会グループリーグ・グループDで優勝候補のアルゼンチンと1―1で引き分けた試合の視聴率が99.6%だったと公式ツイッターで発表した。
 人口約35万人でW杯初出場のアイスランドは、初戦でFWメッシがいるアルゼンチンと対戦。GKハルドルソンがFWメッシのPKを防ぐなど、徹底的に守りを固めた戦いで勝ち点1を掴んだ。同協会はツイッターで「(99.6%は)すごい数字だ」とも書き込んだ。同点ゴールを決めたFWフィンボガソンは、ツイッターで「残りの0.4%はピッチにいたんだ」と反応した。
 アイスランドは8強入りした2016年欧州選手権でも視聴率が99%を超えたとされている。

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追放
 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会のクロアチア代表は18日、FWニコラ・カリニッチ(30)がチームを離れて帰国すると発表した。ズラトコ・ダリッチ監督は「背中を痛めたため」と説明したが、事実上のチーム追放とみられる。
 カリニッチはイタリアセリエAのミラン所属。ナイジェリアに2―0で勝った16日のグループリーグ・グループDの初戦に出場しなかった。クロアチアのメディアは「先発メンバーから外されたことに不満を示し、途中出場を拒否した」と報じた。
 発端となったのは2―0で勝利した16日のナイジェリア戦。ダリッチ監督は後半40分、カリニッチにFWマリオ・マンジュキッチ(32=ユヴェントス)との交代出場を命じたが、カリニッチが背中の故障を理由にこれを拒否した。指揮官はやむなくFWマルコ・ピアツァ(23=シャルケ)を代わりにピッチに送り出した。

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超サカFLASH

正式発表
 スペインリーガエスパニョーラのアトレチコ・マドリードは18日、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(27)と2023年6月まで契約を延長したと正式に発表した。今オフのバルセロナ(スペイン)移籍が取り沙汰されたが、14日に本人が残留を表明していた。

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日本の超サッカー情報