PS4版ウイイレ2018に神データ降臨★
PS4版ウイイレ2018完全修正データ
本日の超最新情報
2018年7月2日(月)
INDEX(目次)
★大逆転負け★
W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦結果
ベルギー代表3―2
日本代表
日本代表は原口元気と乾貴士のゴールで2―0とするも、後半24分からの3失点で大逆転負けを喫し、初の8強入りならず!W杯決勝トーナメントでの2―0からの逆転劇は実に48年ぶり!
★8強入り★W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦結果
スペイン1―1(延長0―0・PK3―4)ロシア
クロアチア1―1(延長0―0・PK3―2)デンマーク
開催国ロシアとクロアチアがともに延長&PK戦の末に準々決勝進出!開催国ロシアは2大会ぶりの優勝を狙ったスペインを下し、ソ連時代の1970年メキシコ大会以来の8強入り、クロアチアはPK戦で守護神スバシッチが3本阻止して1998年フランス大会以来の8強入り!
本日の超サカFLASH
J1湘南がJ2徳島からFW山崎凌吾(25)を完全移籍で獲得ほか
本文
★大逆転負け★
W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦結果
ベルギー代表3―2
日本代表
(ロストフ・アリーナ/41,466人
)
≪得点者≫
ベルギー代表:
ヤン・ヴェルトンゲン(後半24分)
マルアヌ・フェライニ(後半29分)
ナセル・シャドリ(後半45+4分)
日本代表:
原口元気(後半3分)
乾貴士(後半7分)
≪出場メンバー≫
【
ベルギー代表】
GK:
1.ティボー・クルトワ(チェルシー/イングランド)
DF:
2.トビー・アルデルヴァイレルト(トッテナム/イングランド)
4.ヴァンサン・コンパニ(マンチェスター・シティ/イングランド)
5.ヤン・ヴェルトンゲン(トッテナム/イングランド)
MF:
6.アクセル・ヴィツェル(天津権健/中国)
7.ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/イングランド)
11.ヤニック・フェレイラ・カラスコ(大連一方/中国)
(65分22.ナセル・シャドリ(ウェスト・ブロムウィッチ/イングランド))
15.トーマス・ムニエ(パリ・サンジェルマン/フランス)
FW:
9.ロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
10.エデン・アザール(チェルシー/イングランド)
14.ドリース・メルテンス(ナポリ/イタリア)
(65分8.マルアン・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド))
ベンチ:
GK:
12.シモン・ミニョレ(リヴァプール/イングランド)
13.クーン・カステールス(ヴォルフスブルク/ドイツ)
DF:
3.トーマス・ヴェルマーレン(バルセロナ/スペイン)
20.デドリック・ボヤタ(セルティック/スコットランド)
23.レアンデル・デンドンケル(アンデルレヒト)
MF:
17.ユーリ・ティーレマンス(モナコ/フランス)
18.アドナン・ヤヌザイ(レアル・ソシエダ/スペイン)
19.ムサ・デンベレ(トッテナム/イングランド)
FW:
16.トルガン・アザール(ボルシア・メンヘングラッドバッハ/ドイツ)
21.ミシー・バチュアイ(ドルトムント/ドイツ)
【
日本代表】
GK:
1.川島永嗣(メス)
DF:
19.酒井宏樹(マルセイユ)
22.吉田麻也(サウサンプトン)
3.昌子源(鹿島アントラーズ)
5.長友佑都(インテル)
MF:
7.柴崎岳(ヘタフェ)
■=40分
(81分16.山口蛍(セレッソ大阪))
17.長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)(cap)
8.原口元気(ハノーファー)
(81分4.本田圭佑(パチューカ))
10.香川真司(ドルトムント)
14.乾貴士(ベティス)
FW:
15.大迫勇也(ブレーメン)
ベンチ:
GK:
12.東口順昭(ガンバ大阪)
23.中村航輔(柏レイソル)
DF:
20.槙野智章(浦和レッズ)
21.酒井高徳(ハンブルガーSV)
6.遠藤航(浦和レッズ)
2.植田直通(鹿島アントラーズ)
MF:
11.宇佐美貴史(デュッセルドルフ)
18.大島僚太(川崎フロンターレ)
FW:
9.岡崎慎司(レスター・シティ)
13.武藤嘉紀(マインツ)
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W杯グループリーグ順位表
W杯得点ランキング
W杯アシストランキング
W杯セーブランキング
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、2大会ぶりに決勝トーナメントに進出した日本は2日、ロストフナドヌーで行われた1回戦で強豪ベルギーと対戦したが、2―3で逆転負けし、初の8強入りはならなかった。
前半0―0で折り返した日本は後半、3分に原口(ハノーファー)のゴールで先制。7分に乾(ベティス)の得点で追加点を奪ったが、24分、29分の失点で追い付かれ、試合終了間際に決勝点を奪われた。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本の61位に対してベルギーは3位。通算の対戦成績は日本の2勝2分け2敗となり、W杯では2002年日韓大会グループリーグの引き分けと合わせて1分け1敗となった。
サマラでのもう1試合の1回戦では、ブラジルがメキシコを2―0で退け、7大会連続の8強入り。ベルギーは6日の準々決勝でブラジルと当たる。
【日本代表・西野朗監督Q&A】
ベルギーに逆転負けした日本の西野監督は、少し感極まったような様子も見せた。一問一答は次の通り。
結果を受け、まず最初に何を思った?
「最後の30分は本気のベルギーに対抗できなかった。あそこまで覆されるとは思ってもいなかったので、W杯なのかなと思った」
延長戦は考えられなかった?
「もちろん考えていた。あのようなスーパーカウンターを受けるとは全く予測もできなかったと思う。本当にそれが紙一重のところにある」
選手のパフォーマンスや結果はどう思う?
「結果については残念のひと言。選手は今までになく非常に前向きで、ベルギーに対しても自信を持っている選手たちがいた。選手は100%以上戦ってくれた」グランドオープン
失点をどう思った?
「2―0という優位をもらっていながら、ひっくり返された。それは選手たちの非ではなく、私のコントロールの仕方によるものだと思う。ゴールを決められた瞬間は、自分の采配に関して問うところであると思う」
【鮮烈2ゴールも力尽きる】
耐えて粘って、死力を尽くしても、歴史の重い扉は開かなかった。ベルギーに鮮烈な2発を浴びせたが、なりふり構わぬ強豪にひっくり返された。腰に両手を置いて動けない長谷部、寝転んで顔を覆う香川。未知への冒険は、終わりを告げた。
良くも悪くも予想以上の展開だった。西野監督は試合前に「本気のベルギーと戦うには、自分たちが引き出さないといけない」と選手を鼓舞。当たり負けせず、囲い込んで前半をしのぐと、後半3分に柴崎のスルーパスで抜け出した原口が日本の決勝トーナメント初ゴールを叩き込んで先制。7分には乾が鮮やかなミドルシュートで射抜いた。
ただ、本当の勝負はここからだった。「3点目の気持ちが強くあった」(西野監督)という日本に対し、相手は後半20分に身長194センチのフェライニと187センチのシャドリを投入する。
24分にCKからクリアミスをフェルトンゲンに頭で決められた。5分後にはCKからつながれてフェライニのヘッドで同点。日本の弱みを突かれた2点。最後は約10秒という鋭い速攻からシャドリに仕留められた。香川は「高さやセットプレーは分かっていても止め切れない」と振り返った。
決勝トーナメントでは48年ぶりという2―0からの逆転負けが示すように、強豪を追い詰めたのは確か。長谷部は「この戦いが大きなものになるかは未来が決める」と言う。日本が刻んだ鮮やかな記憶は、新しい歴史を紡ぐための糸になる。
【美学貫き激しく散る、方向性示した西野監督】
試合直後、冷静で感情をあまり表に出さない指揮官の目が潤んでいた。最高の戦いで世界の強豪を追い詰め、激しく散った。「あそこまで覆されるとは思わなかった。W杯なのか」。西野監督が無念を漂わせた。
理想の美学と現実との葛藤−。言うまでもなく西野監督は前者を選び、強気を貫いた。乾のゴールで2点差としたのが、後半7分と早かったこともあるし、守ろうとして簡単に守り切れる相手ではないことも分かっていただろう。ただ現実は厳しい。「自分の采配に関して、問うところはある」
22年前の無念が指揮官の背中を押している。アトランタ五輪でブラジルを破る「マイアミの奇跡」を演じたが、帰国後に待っていたのは「守備的なサッカーに未来はない」という当時の日本サッカー協会の酷な評価。「僕が超攻撃的なサッカーに至ったのは、その評価への反骨だった」。大舞台でもその信念は変わらなかった。準々決勝に進んでいれば、ブラジルとの夢の再戦だった。
1カ月でつくり上げたとは思えないサッカー、そしてチームの強い一体感。何より示したのは、日本サッカーがこれから進むべき方向性といえる。
「いいサッカーは表現できたが、結果に対しては成功と言えない。4年後に今大会の挑戦が成功と言えるようにしてほしい」。果たせなかった思いを、次に託すように話した。
【本田がW杯に区切り「優勝引き継ぐ」】
サッカー日本代表の本田圭佑(32)=パチューカ=は2日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメント1回戦でベルギーに2―3で逆転負けした後に「はっきり、今言えることは次のW杯には出ないということ」と話し、2022年カタール大会を目指さない意向を示した。
本田はロシア大会が3度目のW杯。グループリーグ第2戦のセネガル戦では、日本選手初の3大会連続となるゴールを挙げた。通算4得点は日本選手最多。「現役をどう続けるかとか、サッカーにどう携わるかは整理したい。中途半端に発言したくない」と話した。
本田は08年に代表デビューした。10年南アフリカ大会では2得点を決めるなど16強進出に貢献。通算98試合に出場して37得点を記録。「ずっと発言してきた(W杯)優勝を若い世代が引き継いでもらいたい。最高のプレーに近いものが出せた。仲間には本当にありがとうと言いたい」と述べた。
【本田の集大成終わる】
本田の挑戦が終わった。32歳となって臨んだ3度目のW杯は、集大成の舞台。「W杯は僕自身最後になる。やれることはやったという思いがある」。達観したような表情で言葉を並べた。
後半36分から途中出場したベルギー戦の見せ場は、ロスタイムに訪れた。30メートル以上のFKを無回転のボールで狙ったが、ベルギーのGKクルトワに阻まれた。「みんなをもう1つ上のステージに連れて行きたかったが、そこで決められないのも僕の実力」。敗戦を淡々と受け止めた。
ハリルホジッチ監督に冷遇されたが、西野監督に代わってから、その立場を再確立した。今大会は控えでの役回り。グループリーグ初戦のコロンビア戦でCKから大迫の決勝点をアシスト。セネガル戦では2―2に追い付く同点弾を決め、W杯3大会連続ゴールを達成。短い出場時間でも存在感を示したのはさすがだった。
本田といえば、「W杯優勝」の公言。「ずっと発言してきた優勝というものを、今日活躍した若い世代に引き継いでもらいたいし、引き継いでもらえると思っている」。強豪ベルギーに真っ向から挑んだ後輩たちは頼もしく映った。長く日本をけん引した功労者は、潔く身を引く。
【美しい先制ゴール、最後まで走った原口】
日本の先制シーンは美しかった。ゴールへ無駄なく向かう速攻から、原口がもたらす。3度目のW杯決勝トーナメントで日本が奪った初めてのゴール。「自分の良さが出たと思うし、走っている中で、(パスが)来た時には決めようと思った」
ハーフタイムを経て、日本がスイッチを入れ替えた後半3分。自陣深くで乾がボールを奪うと、柴崎へつなぎ、フェルトンゲンの背後を取った原口へ絶妙のスルーパス。そこは相手の弱点。フェイントを入れて、DFとGKのタイミングをずらす原口の技ありの得点が生まれた。
西野監督になってからは、本来とは反対の右サイドでプレー。それでも、得意のスプリントを誰よりも繰り返し、攻守にチームを支えた。代表でのゴールは、W杯予選で日本人最長の4試合連続ゴールを決めた2016年11月以来。「チャンスがなくても走ろうと思っていた。右でも決められたのはよかった」と振り返った。
原口の先制点でベスト8への扉に手を掛けかけたが、ベルギーが一枚上だった。「最後は力の差が出た」。無情の逆転負けを、受け止めるしかなかった。
【乾が放った輝き、初のW杯は号泣の終幕】
日本の先制からわずか4分後。乾は香川からの落としを受けると、迷わず右足を一閃(いっせん)。無回転のボールは、ベルギーのGKクルトワの指先を抜けてゴール右隅へ。これが、大きな追加点になるはずだった。
サッカーで2―0は危険なスコアと言われ、「その意識はみんな持っていたと思う」。だが、後半24分に乾のクリアミスから1点を返されたことに始まり、終盤に逆転を許すまさかの結末。乾はピッチで号泣した。
大会直前に右太ももを負傷し、「いきなり手術と言われ、その時点で1回、W杯を諦めないといけなかった」と明かした。献身的なサポートを受けて、30歳でたどり着いた初めてのW杯。「やっぱり悔しい。こういう負け方は特に悔しい」。今大会唯一の日本人2ゴール。ロシアで放った輝きは、強烈な印象を残した。
【香川「個の差が出た」】
香川は終了の笛を聞いた瞬間、ピッチにばたりと寝転んだ。後半7分に乾の得点をお膳立てするなどひらめきは見せたが、無得点に終わった。2点差をひっくり返された衝撃の結末に「この現実は受け止めないといけない。個の差が出た」と言う。
今年2月に左足首を痛め、ほとんど実戦機会がない中で大会直前でトップ下の座を射止めた。「ロシアにささげる気持ちで、全てを犠牲にして戦ってきた」と振り返る。平成生まれ初の代表入りを果たした29歳。「次(のW杯)は分からない。自分のサッカー人生は続くけど」と話した。
【力出し切った長友】
長友は積極的な攻め上がりでチャンスをつくり、守備では体格に勝る相手にも一歩も引かずに渡り合った。「うなだれて倒れている自分を見たくないなと、4年前に思った。自分たちが目指すサッカーはやり切ったという気持ちが心の中にある」。衝撃的な逆転負けに泣き崩れる仲間を慰める姿が印象的だった。
自身3度目のW杯で躍動した31歳は、4年後のカタール大会を目指すと明言。「自分が必要とされるならこのユニホームを着てピッチに立ちたい。一番期待したいのは、自分を押しのける選手が出てくること」と若手の突き上げも求めた。
【柴崎、敗戦も前向きに】
中盤で攻守に日本を支えた柴崎。痛恨の逆転負けにも、「ここで終わるのは惜しいが、W杯を戦えたことで、想像以上に自分もチームも成長させてもらえた。なかなかそういう大会もない」と前向きだった。
先制点を生み出した原口へのアシストはさすがだった。ここしかないというポイントへ見事に通し、一気に日本に流れを呼び込んだ。「結果はベスト16だが、非常に多くの面で成長させてくれた大会だった」と、W杯の重みを繰り返した柴崎。30歳で迎える4年後は、チームの核として8強を目指す。
【昌子、起き上がれず】
昌子は何度も地面を叩き、起き上がることができなかった。「試合中はがむしゃらに集中していた。感情は分からない」。敗退を告げる笛が鳴ってもしばらくは、気持ちの整理がつかなかった。
試合終了間際に痛恨の3点目を喫した場面。CKで攻め上がっていたところで速攻の逆襲に遭った。目の前を走りすぎたデ・ブルイネに相手GKからのボールが渡り、全力で追い掛けたが背中は遠かった。
国内組でただ1人先発出場した25歳のDF。この悔しさを晴らすことができるのは4年後しかない。「日本を守れる、勝たせられる、ゴールを守れる選手になりたい」と誓った。
【GK川島、奮闘及ばず】
GK川島は勝利を引き寄せられなかった。至近距離からのヘディングシュートを立て続けに止めるなどピンチを救った。だが、終了間際にカウンターから3失点目を喫するまさかの結末に「とにかく残念。勝利は目前だった。まだ気持ちの整理がついていない」。
かつてベルギーリーグでプレーした。縁のあるチームと大舞台で戦い、熱戦を演じた。「本当に悔しいが、言ったら切りがない。自分たちの特長を出してここまで戦えた。胸を張って日本に帰ろうと思う」と話した。
【日本代表、試合後のロッカーに称賛】
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝トーナメント1回戦でベルギーに逆転負けした後、きちんと清掃された日本代表のロッカールームの写真が大会関係者のツイッター上で2日に公開され、称賛の声を集めている。
ロッカールームにはロシア語で書かれた「ありがとう」のメッセージも残され、ベンチもきれいになっていたという。
大会期間中は、日本のサポーターが試合後のスタンドでごみを拾う姿も話題を集めていた。
【サポーターも確かな足跡「ゴミ拾い」、Jの伝統広がる】
サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会は日本代表の活躍とともに、サポーター伝統の「ゴミ拾い」も世界に注目され、確かな足跡を残した。日本が戦ったスタジアムでは他国のサッカーファンらも巻き込み、あちこちで掃除する光景が見られた。
「日本では自分が使ったら以前よりも奇麗にすることを心掛けている」。3戦目のポーランド戦が行われたボルゴグラードで出会った浜松市の松本貴弘さん(40)は、英BBCや中東アルジャジーラなどのテレビ局から質問攻めに遭い、こう答えたという。
ゴミ拾いはJリーグ創設間もない頃から始まり、1998年のフランスW杯で初めて話題となった。他の日本人サポーターも「当たり前のこと」と話していたが、今大会は代表チームの活躍もあり、海外で称賛された。
吉田麻也選手(29)は海外メディアに問われた際、「僕らも感銘を受けている。世界にたたえられ、非常に誇らしい」とコメント。川島永嗣選手(35)も「少しずつ広がったのは、いいこと。その始まりに日本があって評価されるのは素晴らしい」と喜んでいた。
【田嶋会長、決勝T進出の西野監督を評価】
日本サッカー協会の田嶋幸三会長は2日、ベルギー戦後に取材に応じ、W杯8強入りは逃したものの、日本を2大会ぶりの決勝トーナメントに導いた西野朗監督について「素晴らしい手腕を発揮してくださった。彼に監督を任せ、そして信じてよかった」と評価した。田嶋会長は4月にハリルホジッチ前監督を電撃解任し、西野氏の就任を決めた。
西野監督の契約はこのロシア大会までで、以降は白紙となっている。今後の監督人事は、W杯後に予定されている日本協会の技術委員会で検討される。監督人事について、田嶋会長は「まず技術委員会でしっかりと話し合ってもらうこと。この大会の内容、西野さんの采配等を踏まえて、しっかりと考えてもらいたい」と話すにとどめた。
【長谷部、長友、川島がW杯最多出場】
サッカー日本代表のMF長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)、DF長友佑都(ガラタサライ)、GK川島永嗣(メス)は2日の決勝トーナメント1回戦のベルギー戦でW杯通算11試合目の出場を果たし、日本人歴代最多出場記録を更新した。
6月28日のポーランド戦で、中田英寿が持つ10試合に並んでいた。岡崎慎司(レスター)、ベルギー戦に途中出場した本田圭佑(パチューカ)も10試合。長谷部、長友、川島、岡崎、本田の5選手は、いずれも2010年南アフリカ大会から3大会連続出場。
【日本の賞金は13億円】
W杯ロシア大会で、決勝トーナメント1回戦で敗退した日本の賞金は1200万ドル(約13億2000万円)となった。
賞金は8強入りで1600万ドル(約17億6000万円)、グループリーグ敗退で800万ドル(約8億8000万円)。賞金の他、出場32チームに準備金として150万ドル(約1億6500万円)ずつが支給される。
日本サッカー協会はW杯8強を想定し、今年度予算に過去最高額の約235億円を計上していた。
【安倍首相「感動に感謝」】
安倍晋三首相は3日午前、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝トーナメント1回戦でベルギーに逆転負けし、準々決勝進出を逃した日本代表の健闘を称えた。首相官邸で記者団に「惜しかった。でも日本代表の皆さんに感動をありがとうと言いたい」と述べた。
首相はツイッターにも「最後まで全力を尽くし、たくさんの感動を与えてくれた日本代表の皆さんに、心から感謝する。毎日がワクワクで、夢のような2週間をありがとう!」と投稿した。
各閣僚も閣議後の記者会見でW杯に言及。菅義偉官房長官は「優勝候補を相手に互角以上の戦いをしただけに(敗退は)残念だ。さらなる飛躍、活躍を期待したい」と述べた。
加藤勝信厚生労働相は、未明から早朝までテレビ観戦したサラリーマンらに対し「今日はしっかり働き方改革に努め、できるだけ早くお帰りいただいて、疲れを取ってほしい」と呼び掛けた。
麻生太郎副総理兼財務相は、一時は2点リードしていた状況を念頭に「政治と同じで、世の中あんまり甘くないと思って見ていた方がいい」と論評した。
林芳正文部科学相は「目覚ましをかけたが、不覚にも起きられなくて、大変残念だった」と明かした。
【高速カウンターで決勝点】
ベルギーが試合終了寸前の決勝点で、日本を奈落の底に突き落とした。マルティネス監督が「自陣のゴール前から6秒以内でいった」と誇ったGKクルトワを起点とした高速カウンター。実際はゴールまで10秒近くかかったが、セットプレーで守備陣も攻め上がっていた日本を振り切るには十分だった。
日本が逃げ切れなかったのに対し、後半に投入した2選手が、決勝点を含めてゴールを決めた。世界ランク3位の意地と底力だった。
近年の躍進でタレント集団の誉れ高いが、前回ブラジル大会、2年前の欧州選手権も8強どまり。ビッグタイトルには手が届いてない。主将のE・アザールは「チームにはゲームを変えられる選手がいる」と層の厚みに感謝し、王国ブラジルとの準々決勝に「すごい試合になる」と気持ちを高ぶらせていた。
【英BBC、日本の健闘伝える】
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメント1回戦でベルギーに逆転負けしてベスト8入りを逃した日本について、英BBC放送(電子版)は2日、「1966年の北朝鮮、2002年の韓国に続き、準々決勝に進むアジアで3番目の国になると思われた」と健闘ぶりを伝えた。
BBCはこの試合の「マン・オブ・ザ・マッチ」に日本の乾貴士を選び、2点目となった後半のミドルシュートを高く評価。日本は少ない好機を得点につなげたが、残り数秒で勝ち越し点を許して「全ての勢いは消え失せた」とした。元ドイツ代表監督のクリンスマン氏の「日本は最後の2分間を悔いるだろう。前掛かりになり、背後が少し空いてしまった」とのコメントも紹介した。一方、元イングランド代表でJリーグの名古屋でもプレーしたリネカー氏はツイッターで日本の試合内容に触れ、「(決勝Tで)イングランドは日本との対戦を避けられてよかった」と敬意を表した。
フランスのAFP通信は日本国内が未明の観戦に盛り上がる様子やファンの落胆ぶりをリポート。逆転負けに「夢は終わった」としながらも、「時差にもかかわらず、ワールドカップの熱狂が日本国内をつかんだ」と伝えた。
【
W杯日本代表メンバー23名】
GK:
1.川島永嗣(35=メス/フランス)
12.東口順昭(32=ガンバ大阪)
23.中村航輔(23=柏レイソル)
DF:
5.長友佑都(31=インテル/イタリア)
20.槙野智章(31=浦和レッズ)
22.吉田麻也(29=サウサンプトン/イングランド)
19.酒井宏樹(28=マルセイユ/フランス)
21.酒井高徳(27=ハンブルガーSV/ドイツ)
3.昌子源(25=鹿島アントラーズ)
6.遠藤航(25=浦和レッズ)
2.植田直通(23=鹿島アントラーズ)
MF:
17.長谷部誠(34=アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)
4.本田圭佑(32=パチューカ/メキシコ)
14.乾貴士(29=ベティス/スペイン)
10.香川真司(29=ドルトムント/ドイツ)
16.山口蛍(27=セレッソ大阪)
8.原口元気(27=ハノーファー/ドイツ)
11.宇佐美貴史(26=デュッセルドルフ/ドイツ)
7.柴崎岳(26=ヘタフェ/スペイン)
18.大島僚太(25=川崎フロンターレ)
FW:
9.岡崎慎司(32=レスター・シティ/イングランド)
15.大迫勇也(27=ブレーメン/ドイツ)
13.武藤嘉紀(25=マインツ/ドイツ)
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★8強入り★
W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦結果
スペイン1―1(延長0―0・PK3―4)ロシア
(ルジニキ・スタジアム/78011人)
≪得点者≫
スペイン:
オウンゴール(前半12分)
ロシア:
アルテム・ジューバ(前半41分=PK)
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クロアチア1―1(延長0―0・PK3―2)デンマーク
(ニジニ・ノヴゴロド・スタジアム/40851人)
≪得点者≫
クロアチア:
マリオ・マンジュキッチ(前半4分)
デンマーク:
マティアス・ヨルゲンセン(前半1分)
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W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦日程
2日(月)
日本時間23:00
ブラジルvsメキシコ
(サマーラ・アリーナ)
日本時間27:00
ベルギー代表vs
日本代表
(ロストフ・アリーナ)
3日(火)
日本時間23:00
スウェーデンvsスイス
(サンクトペテルブルク・スタジアム)
日本時間27:00
コロンビアvsイングランド
(スパルタク・スタジアム)
W杯ロシア大会準々決勝日程
6日(金)
日本時間23:00
ウルグアイvsフランス
(ニジニ・ノヴゴロド・スタジアム)
7日(
土)
日本時間27:00
ロシアvsクロアチア
(フィシュト・スタジアム)
超最新TVスケジュール
W杯グループリーグ順位表
W杯得点ランキング
W杯アシストランキング
W杯セーブランキング
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝トーナメント1回戦は1日に2試合が行われ、ロシアとクロアチアが準々決勝進出を決めた。どちらもPK戦による勝利。
開催国ロシアは、2大会ぶりの優勝を狙ったスペインを1―1の後のPK戦で4―3と下した。守備的な戦いで強豪を封じ込め、前半のうちに同点として以降は譲らなかった。クロアチアはデンマークに勝利。開始直後の失点をマンジュキッチの同点ゴールで補い、1―1の後のPK戦はGKスバシッチの好守で3―2と制した。2試合とも延長戦を含めた120分を戦い抜いた。
ロシアの準々決勝進出は、ソ連時代の1970年メキシコ大会以来。クロアチアは3位に入った98年フランス大会以来の8強となった。7日の準々決勝ではロシアとクロアチアが対戦する。
大会第18日の2日はブラジルとメキシコが対戦。勝者が準々決勝でベルギー−日本の勝者と当たる。
【ロシア、耐えて掴んだ金星】
ロシアの世界ランキングは、今大会出場32チーム中最も低い70位。2大会ぶりの優勝を目指した強豪スペインを相手に、序盤から苦戦した。
前半12分にはFKからオウンゴールで先制点を献上。ジュバがPKを決めて同点としたが、延長戦を含めた120分を通じて、枠内シュートはこの1本だけだった。ただし、高い攻撃力を誇る相手に攻め込まれるのは織り込み済みだった。
グループリーグで採用していた4バックではなく、5バックの堅い布陣。「守備的なシステムを使う決断は難しかったが、それが唯一の方法だった。選手たちは指示をよく理解してくれた」(チェルチェソフ監督)。パスを回すことは許しても、ゴール前にはほとんど侵入させなかった。
試合を通してのボール支配率は26%と極端に低い。耐えに耐えて持ち込んだPK戦では、GKアキンフェーフが2度のセーブ。ホームの大声援の後押しを受け、壮絶な戦いの末に金星を手にした。殊勲の守護神は「自分が最優秀選手だとは思わない。それはチームとファンだ」と言った。
大会前の親善試合で勝てない時期が続き、下馬評は低かった。予想を覆す快進撃でスペインから金星を奪い、ソ連時代の1970年メキシコ大会以来となる準々決勝へ。「自己犠牲と規律があれば、強敵を倒すことができる」とジュバ。同じくPK戦を制したクロアチアとの次戦も、開催国の誇りを持ち続ける。
【ロシアのメディア「奇跡成し遂げた」】
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、開催国ロシアがスペインをPK戦で破って8強入りした1日、ロシアのメディアは「奇跡を成し遂げた」(ソビエツキー・スポルト紙=電子版=)などと興奮気味に報じた。
同紙は「ロシアが8強入りした。これは夢ではない」と強調し、快進撃はロシアのスポーツ史だけでなく「わが国の歴史に刻まれる」と伝えた。PK戦で2度セーブしたGKアキンフェーフに対しては「ありがとう!」と称えた。
スポルト・エクスプレス紙(電子版)にも「万歳!」の見出しが躍った。「歴史上最強のロシア代表だ。スペインやアルゼンチン、ポルトガルが敗退する中、我々は勝ち進んでいる」と絶賛し、「もはやどのチームであろうと恐ろしくない。全てに勝つ。今日はそう言うことができる」と難敵を破った自信をのぞかせた。
【混乱、苦戦そして敗退、沈んだ無敵艦隊】
初戦2日前に発表された衝撃的な監督交代。スペインは混乱の中でW杯開幕を迎えた。その影響が出たことは否めない。優勝候補と目されながら8強に届かず敗退。イエロ監督は「複雑で難しい状況の中でも、我々はみな大きな野心を持ってここに来た。いい結果を残したかったが…」と肩を落とした。
グループリーグでは格下のイラン、モロッコに苦戦。今大会最も世界ランキングが低いロシアとの決勝トーナメント1回戦でも圧倒的にボールを支配しながら、攻撃の仕上げで噛み合わずPK戦の末に敗れた。「何が起きたのか、監督が下した判断の下で私たちがどうプレーしたのか。それを分析しなければならない」。代表引退を表明したイニエスタは、やり場のない悔しさをにじませた。
スペインはロペテギ前監督の下で20戦無敗と順調にW杯に向かっていた。ところが同氏はW杯後にレアル・マドリードの監督に就任することを勝手に決めてしまい、不快感を抱いたスペイン連盟は解任を決断。元代表主将のイエロ氏が後任となったが、監督歴の浅い50歳は困難なかじ取りを強いられた。
2大会ぶりの王座奪還を狙った戦いは、思わぬ結末に終わった。主将のセルヒオ・ラモスは「この状況でチームを率いるのはとても大変だったと思う。監督を誇りに思うし、感謝したい」と言った。
【クロアチア、狙う20年ぶり快進撃】
クロアチアがPK戦を制して20年ぶりの8強入りを果たした。デンマークの堅守に手を焼き、攻撃はほとんどの時間で停滞。グループリーグを3戦全勝で突き進んだ勢いは見られなかったが、最後にGKスバシッチが3度のセーブでチームを救った。
司令塔モドリッチ、決定力があるマンジュキッチ、万能型のラキティッチら30代前後に才能豊かな選手が固まった「黄金世代」が主力。個の力をベースにした精度の高いカウンターを軸に、サイド攻撃や強烈なミドルシュートなど攻撃は多彩。守備にも大きな穴はない。
クロアチアのW杯初出場は1998年フランス大会。同じく初出場だった日本とグループリーグで同グループで戦った。日本を1―0で下し、準々決勝でドイツを破るなど快進撃を見せて3位。6ゴールを決めたシュケルは得点王に輝き、現在は同国サッカー連盟の会長を務める。
キャプテンマークを巻くモドリッチは言う。「僕らの世代は(3位より)もっと上に行けると信じている」。個の力と組織力を兼ね備えたチームは4強を懸け、PK戦でスペインを破る番狂わせを起こしたロシアとぶつかる。「相手はホームの声援に背中を押されるはず。タフな試合になる」とモドリッチ。快進撃の再現を狙う。
【デンマーク、胸張れる惜敗】
劣勢も予想されたデンマークが、タレント揃いのクロアチアに善戦した。クヌセンの超ロングスローから開始1分足らずで先制。すぐに追い付かれても慌てることなく、延長戦まで守備で高い集中力を見せた。ハレイデ監督は「これ以上の戦いはできない。欧州で最もカウンターがいいクロアチアを後半から制御できた」と選手を称えた。
評価をさらに高めたのが4試合にフル出場したGKカスパー・シュマイケル。1―1の延長後半で相手にPKを与える絶体絶命の場面、冷静な身のこなしでモドリッチのPKを止めた。1998年フランス大会で父ピーターが進んだ8強には届かず、「落胆は大きいが、チームを誇りに思う。運がなかった」。レスター・シティ(イングランド)で岡崎慎司と同僚の31歳は、敗れて試合の最優秀選手に選ばれた。
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【超サカFLASH】
★全治4週間★
J1広島は2日、MF吉野恭平(23)が右大腿(だいたい)四頭筋損傷で全治4週間と診断されたと発表した。6月29日の練習試合で負傷した。
★獲得★
J1湘南は2日、J2徳島からFW山崎凌吾(25)が完全移籍で加入すると発表した。J2リーグ戦で92試合に出場し、通算22得点。
★契約延長★
サッカーのイングランドプレミアリーグのリヴァプールは2日、エジプト代表FWモハメド・サラー(26)との契約を延長したと発表した。詳細は明らかにされていないが、複数の英メディアは5年契約と伝えている。
サラーは2017−18シーズンのプレミアリーグで32得点を挙げて現行の38試合制での最多記録を更新し、得点王に輝いた。欧州チャンピオンズリーグでもチームを準優勝へ導いた。
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