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本日の超最新情報
2018年7月4日(水)

INDEX(目次)

出発
W杯ロシア大会を16強で終えた日本代表が、ベースキャンプ地のカザンから日本に向けて出発!モスクワを経由して5日に日本に到着予定!日本サッカー協会の田嶋幸三会長(60)は日本代表の次期監督について、早ければ今月中にも決定する方針を示す!

代表引退
W杯ロシア大会を16強で終えた日本代表主将のMF長谷部誠(34)、MF本田圭佑(32)、DF酒井高徳(27)が代表引退!長谷部は代表デビューから12年、主将を8年間任され、「本当に感謝しかない。多くの仲間、サポーターに支えられ、素晴らしい時間を過ごせた」と振り返る!

8強決定
W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦結果

スウェーデン1―0スイス
コロンビア1―1(延長0―0・PK3―4)イングランド

イングランドは延長&PK戦の末にハメス・ロドリゲスがケガで欠場したコロンビアを下し、3大会ぶりの準々決勝進出!イングランドは代表合宿ではPK戦を想定した練習メニューを必ず組み、心理学者をスタッフに入れて精神面からアプローチし、W杯では4度目のPK戦で初勝利!スウェーデンはフォルスベリの決勝点でスイスを破り、3位に入った1994年アメリカ大会以来のベスト8進出!

14位浮上
明治安田生命J2第18節延期分結果

甲府1―3金沢

12位甲府のYBCルヴァンカップ・プレーオフ出場で延期となった一戦は、17位金沢が宮崎幾笑のゴールなどで快勝して14位浮上!

本日の超サカFLASH
イングランドプレミアリーグのアーセナルが、香川真司の所属するドイツブンデスリーガのドルトムントからギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロス(30分)を獲得ほか


本文

出発
 サッカーのワールドカップ(W杯)を16強で終えた日本代表はベルギー戦から一夜明けた3日、試合会場のロストフナドヌーからベースキャンプ地のカザンに戻った。
 2日の決勝トーナメント1回戦。日本は強豪ベルギーに後半2点を先取したが追い付かれ、延長戦突入寸前の後半終了間際に決勝点を奪われて初の8強を逃した。
 カザンで取材に応じた西野監督は「(16強は)最低限の目標にしていたし、(ベルギーに)勝てる状況があったので少し悔いが残ったし残念」と振り返った。後半24分の失点から逆転され、「本当のW杯のスタンダードが(残り)30分にあった。W杯を本当に体感した30分だった」と振り返った。自らの去就については明言しなかった。
 チームは4日に帰国の途に就く。モスクワを経由して5日に日本に到着する予定。
 海外クラブに所属する選手はオフに入り、Jリーグの選手は18日のJ1再開に備える。

【今月中にも新体制】
 日本サッカー協会の田嶋幸三会長は3日、ロシアのカザンで取材に応じ、ワールドカップ(W杯)ロシア大会を16強で終えた日本代表の次期監督について、早ければ7月中にも決定する方針を示した。20日に監督人事について検討する技術委員会があり、26日に理事会が開かれる予定になっている。
 次期体制の監督には、西野朗監督の続投や東京五輪世代のU−21(21歳以下)日本代表の森保一監督が兼任する案のほか、欧州出身の外国人も候補とみられる。田嶋会長は現時点で白紙とした上で、「(選考)基準の部分を技術委で今話しているし、今大会の分析も必要になるが、そんなに長く待っている場合でもない」と述べた。

W杯日本代表メンバー23名
GK:
1.川島永嗣(35=メス/フランス)
12.東口順昭(32=ガンバ大阪)
23.中村航輔(23=柏レイソル)
DF:
5.長友佑都(31=インテル/イタリア)
20.槙野智章(31=浦和レッズ)
22.吉田麻也(29=サウサンプトン/イングランド)
19.酒井宏樹(28=マルセイユ/フランス)
21.酒井高徳(27=ハンブルガーSV/ドイツ)
3.昌子源(25=鹿島アントラーズ)
6.遠藤航(25=浦和レッズ)
2.植田直通(23=鹿島アントラーズ)
MF:
17.長谷部誠(34=アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)
4.本田圭佑(32=パチューカ/メキシコ)
14.乾貴士(29=ベティス/スペイン)
10.香川真司(29=ドルトムント/ドイツ)
16.山口蛍(27=セレッソ大阪)
8.原口元気(27=ハノーファー/ドイツ)
11.宇佐美貴史(26=デュッセルドルフ/ドイツ)
7.柴崎岳(26=ヘタフェ/スペイン)
18.大島僚太(25=川崎フロンターレ)
FW:
9.岡崎慎司(32=レスター・シティ/イングランド)
15.大迫勇也(27=ブレーメン/ドイツ)
13.武藤嘉紀(25=マインツ/ドイツ)

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代表引退
 サッカー日本代表のMF長谷部誠主将(34)=アイントラハト・フランクフルト=は、ワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメント1回戦でベルギーに逆転負けしてから一夜明けた3日、日本代表から引退すると表明した。大会前に決心したという。
 取材に応じた長谷部は「本当に感謝しかない。多くの仲間、サポーターに支えられ、素晴らしい時間を過ごせた」と晴れやかな表情で話した。代表デビューから12年。主将を8年間任され、「選手としてだけではなく、1人の人間として成長できたことが何より。多くのものを与えてくれた」と振り返った。
 長谷部は2006年2月に代表デビュー。初めてのW杯となった10年南アフリカ大会から3大会連続で主将を務めた。2日のベルギー戦では長友、川島とともに日本人最多のW杯通算11試合出場を達成。代表通算114試合に出場し、2得点だった。

【「長谷部主将のQ&A】
 サッカー日本代表の主将MF長谷部誠が3日、代表引退を表明した。主な一問一答は次の通り。

 どういう思い?

「感謝しかない。自分の中で区切りがついた。素晴らしい時間だった」

 なぜ決断した?

「何か1つの要素で決めたのではなく、様々な要素があった中で、覚悟を持って決断した」

 代表チームとして12年の積み重ねとは?

 「一歩一歩進んでいる感覚がある。過去の2大会は勇気が足りなかったし、悔いも残った。今回は個人的にも出し切ったという感覚がある」

 今大会の収穫は?

「日本の方々の期待を取り戻せたのは大きい。ピッチでは勇気を持ってチャレンジできた。攻守とも能動的に動けた。それが日本代表が成長したところだと思う」

 8年間務めた主将は自分に何をもたらした?

「選手としてだけでなく人間として、本当に多くのものを与えてくれた」

【3大会務めた主将が別れ】
 晴れやかに歯切れ良い話しぶりから、大役を全うした思いがうかがえる。3大会連続で主将を務めた長谷部が、代表選手として区切りをつけた。「覚悟を持って決断した。今はやり切った感覚がある」。笑顔で言った。
 立場が人格を変えた。静岡・藤枝東高サッカー部時代の仲間だった片原大示郎さんは振り返る。「監督に隠れてラーメンを食べに行ったり、普通にふざけ合う仲。主将なんてとてもとても」。プロとなった後の転機は、初めて代表で主将を務めた2010年南アフリカ大会。自らを律し、周囲に心を配るようになった。
 戸惑う暇もなかったという就任当初。「背中に荷物をどんどん背負っていった。大変だけど、誇りの方が大きかった」。歴代5位の114試合出場という数字以上に周囲が認めるリーダーとしての功績。信頼を寄せる吉田が涙で別れを惜しんだ。
 大会前に下していた判断。10年は突然の主将指名、14年ブラジル大会は故障明けとあって、「今回は一番いい状態で臨めた。この4年間は一番いい時間だった」。最後に得たものは、個人の充足感。「もともと周りに気を使える方ではなかった。選手というより、人間として成長できた」。かけがえのない経験を胸に、代表のユニホームを脱ぐ。

【本田圭佑が代表引退「活躍した若手に」】
 MF本田圭佑(32)が日本代表での戦いを終えた。ずっと「優勝」と掲げて臨んできた3大会連続のW杯。ラストマッチは、2―2の後半36分から途中出場。終盤惜しい直接FKもあったが、ロスタイムに蹴ったCKから相手のカウンターが決まり、敗れた。試合後に「おそらくこれで自分の代表のキャリアが終わる」と区切りをつけると示唆。4年後のW杯カタール大会を目指す思いはなく「ずっと発言してきた優勝というものを、今日活躍した若手に受け継いでもらいたい」とバトンを託した。
 人生はいつだって、そううまくはいかない。強運を持ち、たくましくうつる本田でもそうだ。W杯では、出場した3大会連続でゴールとアシストを決めた。うち2度は決勝トーナメントに進出。「W杯に愛された男」と盟友の長友に命名されたが、そのW杯の最後は厳しいものになった。2―2の同点で試合を決めに出た。ロスタイムの無回転FKは決まらず、その流れで蹴った最後の左CKをGKに難なくキャッチされた。これを起点にカウンターから失点し、敗れた。
 「おそらくこれで自分の代表のキャリアが終わる」と試合後に言った。4年後のW杯は目指さない。このまま代表から身を引き、後輩たちに思いを託すことになりそうだ。「これがW杯、僕自身最後になる。ずっと発言してきた優勝というものを、今日活躍した若手に受け継いでもらいたい。受け継いでもらえるんじゃないかなと思うので」
 どこか吹っ切れたようだった。試合終了の瞬間、ピッチに突っ伏す仲間に寄り添い、ねぎらって回った。4年前、1勝もできなかったブラジルでの最後は、まだ試合が終わっていないのに膝に手をやって負けを受け入れ、うなだれていた。「W杯優勝」と言いながら3度とも迫ることさえできなかったが、仲間とともに夢を追って最後の挑戦を終えられた。
 このW杯で人生が終わるという想定を自らに課し、そう思い込ませ、日々を過ごしてきた。声を掛け、気を使い、控えの立場も受け入れ、それでいて途中出場で1得点1アシスト。すべてはチームのために。「本当に選手のみんなを好きになった。こんなに好きになれると思わなかったくらい」。近寄りがたい面もあった本田圭佑というサッカー選手は確かに「W杯に愛された男」だった。しかし縁の深いロシアで、最後に素の人間として「仲間を愛し、愛された男」になって、終えた。
 人生がいつだってうまくいかないと気付いたのは14年ごろ。W杯ブラジル大会の前だった。オーバーワークで体に異変が起き、手術も受けた。この件について何を聞かれても「墓場まで持っていく」と一切誰にも語ったことがない。ただ、このころポツリと「俺はやればやっただけ、うまくなると思ってずっとやってきた。でも、体が悲鳴をあげた」と漏らしたことがある。1人で突っ走ることができなくなった。その代わり、この4年で周りの助けも借り、ともに歩く楽しさも知った。
 究極の願いは「W杯優勝」から「世界平和」へ。ここからは共生の道をゆく。所属クラブとの契約は切れ、フリーの立場。W杯が全てで、そのために32年間生きてきた。次のW杯がないとなれば、サッカー選手でいる必要がなくなるかもしれない。「4年後はみられない。今、言えることはそれだけです。しっかり整理しなきゃいけない」。
 人生はうまくいかないが、それでも続いていく。サッカーだけが、人生でもない。

【酒井高も代表引退】
 ベルギー戦から一夜明け、DF酒井高徳も日本代表活動に参加しない意向を示した。「(代表で)プレーし続ける以上、日本の力になりたいと考えてやってきたが、自分に問いただしてみて、チャンスをもらった時に物にしてきたのかというと疑問符がつく。もっと可能性のある(若い)人に期待したいという意味も込めて決断した」と話した。
 27歳の酒井高は前回ブラジル大会はメンバー入りしたが出場機会はなし。2度目の今回はグループリーグ最終戦のポーランド戦にフル出場し、初めてW杯のピッチに立った。

【吉田、主将引退に絶句】
 守備陣の中心、吉田はベルギー戦の逆転負けを冷静に振り返った。しかし、長年ともに戦ってきた主将の長谷部が代表引退を表明したことに話が及ぶと一変。「本当に素晴らしいキャプテンで…」と言うと感情を抑えられず、大粒の涙が頬を伝った。
 次のリーダーとして期待される存在。アジア最終予選では、長谷部が故障で欠場した際に代わって主将マークを着けたこともあった。「ずっと彼を見て、姿勢から学ぶことはたくさんあった。どうあがいても長谷部誠にはなれない。自分のスタイルで代表チームを引っ張っていかなければいけない」と決意を口にした。

【香川、心身万全ゆえに悔い】
 心も体も整っていた。だからこそピッチに座り込むと視線が落ちた。目前で散った8強の夢。香川は言う。「サッカー人生は続くが、次のW杯は分からない」。真っ白になった心を表していた。
 厳しい時を過ごした。昨秋の欧州遠征はメンバー外。今年2月には左足首を痛め、長期離脱で調整が遅れた。ただ、事前合宿では強気な言葉を重ねた。「自分もチームも重圧はあった。むしろかけるようにしていた」。自身を鼓舞する姿に、かつての頼りなさはなかった。
 白星なしに終わった前回ブラジル大会。初戦のコートジボワール戦で足をつり、「絶対に繰り返せない」と自らを戒めた。個人トレーナーの神田泰裕さんは「当初は状態の不安定さが気になった」。肉体強化や、サッカーに合った体の使い方に主眼を置く。注力したのは股関節の機能。体重移動や可動域を向上させ、スムーズな動きを追求した。
 初戦のコロンビア戦で相手の退場を誘い、自らのPKでW杯初ゴール。ベスト8を懸けたベルギー戦では乾のゴールを演出し、走行距離は日本の4試合で全選手唯一の12キロ台をマークした。
 うそをつかなかった努力、それでもかなわなかった悲願。「このロシアに全てをささげる気持ちで、いろんなことを犠牲にしてきた。新しい歴史を刻みたかった」。雪辱の思いが、再び闘志に火を付けるか。

【岡崎は代表引退せず】
 32歳の岡崎は、日本代表で引き続き戦う意向を示した。「頑張っていて、代表が必要と言ってくれたら行くだけ。そのスタンスは今後も変わらないかなと思う」。
 今回は足首など故障との戦いでもあった。3大会連続ゴールはならず、ベルギー戦の逆転負けはベンチから見つめた。「自分が完全だったら、もっとやれることがあった。何か変えられたかもしれない」。悔しさをにじませて言った。

【柴崎、中心選手の自覚】
 攻撃をつかさどった柴崎は、今大会で中盤に欠かせないピースとなった。1次リーグ突破に大きく貢献し、2日のベルギー戦では後半3分に鮮やかなスルーパスから原口の先制点をお膳立て。「W杯を経験したからこそ、日本代表の捉え方が変わってきた」と責任感を漂わせて言った。
 全4試合に先発出場。向上心は旺盛で「試合でチームをまとめるには、経験も知識も感覚も必要」と自覚十分だ。30歳で迎える2022年カタール大会は、日本をけん引する期待が大きくなる。「背負い込み過ぎず、頼れる仲間と支え合いたい」と自然体を貫くつもりだ。

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8強決定
W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦結果

スウェーデン1―0スイス
(サンクトペテルブルク・スタジアム/64,042人)
≪得点者≫
スウェーデン:
エミル・フォルスベリ(後半21分)

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コロンビア1―1(延長0―0・PK3―4)イングランド
(スパルタク・スタジアム/44,190人)
≪得点者≫
コロンビア:
ジェリー・ミナ(後半45+3分)
イングランド:
ハリー・ケイン(後半12分)

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W杯ロシア大会準々決勝日程

6日(金)

日本時間23:00
ウルグアイvsフランス
(ニジニ・ノヴゴロド・スタジアム)

日本時間27:00
ブラジルvsベルギー
(カザン・アリーナ)

7日()

日本時間23:00
スウェーデンvsイングランド
(サマーラ・アリーナ)

日本時間27:00
ロシアvsクロアチア
(フィシュト・スタジアム)

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W杯得点ランキング

W杯アシストランキング

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 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会第19日は3日、モスクワなどで決勝トーナメント1回戦の残り2試合が行われ、イングランドが前回8強のコロンビアと対戦。1―1の後のPK戦を4―3で制し、3大会ぶりに準々決勝に進んだ。スウェーデンはスイスを1―0で破り、3位に入った1994年アメリカ大会以来のベスト8。出そろった8強の内訳は欧州6、南米2となった。
 イングランドは後半12分にケインのPKで先制したが、終了間際にミナのゴールで追い付かれ、延長戦は両者無得点。PK戦ではコロンビアの4、5人目が失敗し、イングランドは3人目以外が成功した。スウェーデンは後半21分にフォスベリのゴールで均衡を破り、無失点で逃げ切った。
 準々決勝は6日にウルグアイ−フランスとブラジル−ベルギー、7日にスウェーデン−イングランドとロシア−クロアチアの対戦で行われる。

【ウルグアイはフランス、ブラジルはベルギー戦】
 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は6、7日に準々決勝が行われる。決勝トーナメント1回戦で日本などが涙をのみ、欧州6、南米2チームが残った。開催国ロシアがソ連崩壊後で初の8強入りと、大健闘しているのも目を引く。
 最大の注目カードは、互いに優勝経験を持つウルグアイ−フランス戦か。ウルグアイは4試合で7得点1失点と攻守にバランスが取れているが、クリスティアーノ・ロナウド擁する欧州王者ポルトガルから2得点を奪ったカバーニのケガが心配。フランスはアルゼンチン戦で2得点し、メッシとの世代交代を印象付けた19歳の新星ムバッペが相手の堅守に挑む。
 最多5度の優勝を誇るブラジルは故障明けのネイマールが徐々に調子を上げ、ここまで2得点。ベルギーの守備には日本戦で見せたような隙があり、コウチーニョらの波状攻撃で2大会連続の4強を狙う。個の強さと選手層の厚さで負けないベルギーは、日本戦で示した気迫を序盤からぶつけてこよう。
 残る4チームのうちロシア、クロアチア、イングランドはPK戦での勝利。ロシアは2大会前の覇者スペインを撃破し、「史上最弱の開催国」という悪評をなぎ払った。ホームの大歓声に背中を押され、モドリッチら技巧派がそろうクロアチアに分厚い守りで一泡吹かせるかもしれない。
 「サッカーの母国」イングランドは1990年イタリア大会以来の4強を懸け、堅守速攻のスウェーデンとぶつかる。得点王争いを6点でリードするケインの決定力がカギを握りそうだ。

【イングランド、苦手PK戦で初勝利】
 もう悲運はいらない。イングランドがコロンビアとのPK戦を制し、8強入り最後の切符を手にした。W杯では4度目のPK戦で初勝利。古豪が負の歴史に終止符を打った。サウスゲート監督がうなずく。「イングランドにとって、特別な夜となった」
 序盤から試合を優位に進め、後半12分にケインがPKで先制。しかし逃げ切りを図って時間を使った終了間際、同点とされた。延長戦では決定機も少なく、嫌なムードでPK戦に持ち込まれた。
 3人目のヘンダーソンが先に外した。しかし、コロンビアも4人目ウリベと5人目バッカが連続して失敗。GKピックフォードはバッカの強烈なシュートを左手1本で見事にセーブした。イングランド5人目のダイアーが冷静に成功させて決着をつけ、仲間と抱き合って喜んだ。
 現役時代、欧州選手権のPK戦で外した経験を持つサウスゲート監督は用意周到だった。代表合宿ではPK戦を想定した練習メニューを必ず組み、心理学者をスタッフに入れて精神面からアプローチ。この日の試合に向けても、コロンビア選手の蹴る方向などを分析していた。ピックフォードは「じっくり研究した。だから止められたんだ」と胸を張った。
 汚名返上し、3大会ぶりに進んだ準々決勝。いつもと違う顔を見せたサッカーの母国が、どこまで進むか。

【ハメス・ロドリゲス輝けず、無得点で去る】
 前回のW杯ブラジル大会得点王、コロンビアのハメス・ロドリゲス(26)が無得点でロシア大会を去った。グループリーグのセネガル戦で右足を痛めた影響で、3日のイングランドとの決勝トーナメント1回戦はスタンドから敗退を見届けた。
 22歳で臨んだ4年前の大会で残した印象は鮮烈だった。4―1で快勝した日本戦では後半からの出場にもかかわらず、1ゴール2アシスト。チームを初のベスト8に導き、自らは5試合で6得点を奪って堂々の得点王に輝いた。
 しかし史上初の2大会連続得点王を目指したロシア大会は、フル出場がポーランド戦の1試合だけと不本意な形に終わった。この一戦で2アシストと存在感を示したものの、続くセネガル戦で負傷して暗転した。
 コロンビア・サッカー連盟は「軽傷」と伝えたが、イングランド戦はベンチにすら入れなかった。もどかしさを抑えつつスタンドから声を張り上げ、延長戦、PK戦前には円陣にも加わりながら無情の敗戦。「残念なことにキープレーヤーがいなかった」とペケルマン監督。ベンチで目を赤く腫らした姿は、自分を責めているようにも見えた。

【スウェーデン、24年ぶり8強】
 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング24位のスウェーデンが3日、6位のスイスを1―0で破って24年ぶりの準々決勝に進んだ。カウンターを軸に粘りながら、後半21分にフォスベリが決勝点。伝統の堅守速攻に磨きを掛け、3大会ぶり出場のW杯で存在を強くアピールしている。
 2年前、スウェーデン史上最多の62得点を誇るイブラヒモヴィッチが代表から退いた。バルセロナ(スペイン)などのトップクラブで活躍し、フランスやイタリアではリーグ得点王に輝いた絶対的な柱を失って挑んだW杯。これがチームを見つめ直す好機となった。
 2016年6月に就任したアンデション監督は、伝統の高さを生かして守りを固めるスタイルを再構築。技術があるフォスベリらの中盤を経由し、少ないタッチ数で前線のトイボネンやベリにつなぐ速攻の精度を高めた。自己主張が強いイブラヒモビッチが代表復帰をほのめかした時期もあったが、指揮官が毅然(きぜん)とした態度で特別扱いせず、復帰に至らなかったこともチームの一体感を強めた。
 欧州予選では同組でオランダ、プレーオフでイタリアを破って臨む大舞台。スイス戦には母国のサポーターが大挙して押し寄せ、監督の名前を連呼していたのは信頼の証しだ。「自分たちが良いチームだと分かっている。今は次の試合だけに集中したい」。大会で培った自信が、指揮官の表情からうかがえた。

【スイス、不完全燃焼で幕】
 スイスは裏への突破や速いクロスでスウェーデンの高さに対抗。しかしパスの精度が今一つだった。チャンスは少なく、前半39分ごろにゴール前でジュマイリが放ったこん身の右足シュートはバーの上。終盤は両サイドから攻略を試みたものの堅守を崩せなかった。ペトコヴィッチ監督は「スピード感がなく、パスも悪かった。情熱が足りなかった」と厳しい表情。
 グループリーグでは「王国」ブラジルと引き分ける上々のスタートを切った。逆転勝ちしたセルビア戦ではジャカとシャキリが鮮やかなゴールを決め、直後の政治的なパフォーマンスが国際サッカー連盟(FIFA)の処分対象となる一幕も。8強入りすれば自国開催だった1954年大会に並ぶ最高成績だったが、スウェーデンに阻まれ力尽きた。

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14位浮上
明治安田生命J2第18節延期分結果

甲府1―3金沢
(中銀スタ/3782人)
≪得点者≫
甲府:
曽根田穣(後半38分)
金沢:
オウンゴール(前半24分)
垣田裕暉(前半32分)
宮崎幾笑(後半12分)

ハイライト動画
(You Tube)


明治安田生命J2第22節日程

7日()
18:00
水戸vs讃岐
(Ksスタ)
18:00
千葉vs大宮
(フクアリ)
18:00
東京Vvs岡山
(味スタ)
18:00
町田vs栃木
(町田)
18:00
横浜FCvs山形
(ニッパツ)
18:00
松本vs新潟
(松本)
18:00
京都vs福岡
(西京極)
19:00
金沢vs山口
(石川西部)
19:00
徳島vs熊本
(鳴門大塚)
19:00
大分vs甲府
(大銀ド)
8日()
18:00
岐阜vs愛媛
(長良川)

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J2順位表

J2得点ランキング

 明治安田生命J2リーグは4日、山梨中銀スタジアムで未消化だった第18節の1試合が行われ、金沢が甲府を3―1で下した。金沢は勝ち点27とし、14位に浮上した。

明治安田生命J1第16節日程

18日(水)
19:00
札幌vs川崎
(札幌厚別)
19:00
仙台vs横浜M
(ユアスタ)
19:00
柏vsFC東京
(三協F柏)
19:00
湘南vs鳥栖
(BMWス)
19:00
清水vsC大阪
(アイスタ)
19:00
磐田vs鹿島
(ヤマハ)
19:00
広島vsG大阪
(Eスタ)
19:00
長崎vs神戸
(トラスタ)
19:30
浦和vs名古屋
(埼玉)

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J1順位表

J1得点ランキング

明治安田生命J3第17節日程

7日()
15:00
沼津vsYS横浜
(愛鷹)
15:00
FC東京vs福島
(夢の島)
18:00
北九州vs鹿児島
(ミクスタ)
18:00
琉球vs藤枝
(沖縄県陸)
19:00
鳥取vs群馬
(とりスタ)
19:00
C大阪U−23vs盛岡
(金鳥スタ)
8日()
15:00
秋田vs相模原
(A‐スタ)
17:00
長野vs富山
(長野U)

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J3順位表

J3得点ランキング

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レンタル
 J1の鳥栖は4日、元日本代表のMF水野晃樹(32)がJ2熊本に来年1月31日までの期限付きで移籍すると発表した。千葉、柏、仙台などのほかスコットランドのセルティックでプレー。J1リーグ戦通算157試合に出場し、16得点。今季は、カップ戦3試合のみの出場。

獲得
 J1名古屋は4日、FC東京からDF丸山祐市(29)が完全移籍で加入すると発表した。背番号は17。
 東京都出身、現在29歳の丸山は、FC東京U−15から國学院久我山高校、明治大学を経て2012年にFC東京に加入。2015年、16年には日本代表にも招集された経験がある。今季のJ1では9試合に出場。ワールドカップ中断期間中に積極補強を進める名古屋への加入が決まった。

完全移籍
 J2の千葉は4日、DF高木利弥(25)がJ1柏に完全移籍すると発表した。今季はリーグ戦14試合に出場して2得点。 

資格停止
 国際サッカー連盟(FIFA)は3日、2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の入場券を不正に売却したとして、セントビンセント・グレナディーン連盟のベノルド・クームス会長に2年間の資格停止処分と4万ドル(約440万円)の罰金を科したと発表した。同国連盟を通じて購入するなどした入場券を転売し、不当な利益を得ていたという。

調査再開
 欧州サッカー連盟(UEFA)は3日、クラブ経営の健全性を求める「ファイナンシャル・フェアプレー」制度に抵触すると指摘されていたフランス1部リーグのパリ・サンジェルマン(PSG)の調査を再開すると発表した。昨年9月に始めた調査を今年6月に一度終えたが、再開する判断を下した。
 PSGは昨年大物選手の移籍獲得が目立ち、ブラジル代表FWネイマールをバルセロナ(スペイン)から史上最高額の移籍金2億2200万ユーロ(約287億円)で補強。フランス代表FWムバッペは、同じ仏リーグのモナコから獲得した。

続投の意思
 ドイツ・サッカー連盟は3日、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会グループリーグで敗退したドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督(58)が続投の意思を示したと明らかにした。連盟幹部に対して「チームの再建を実行したい」と伝えた。
 2006年に就任したレーヴ監督は、14年W杯でドイツを優勝に導いた。ロシア大会開幕前に契約を22年まで延長したが、グループFでメキシコと韓国に敗れて最下位に終わり、初めて決勝トーナメントに進めなかった。

獲得
 イングランドプレミアリーグのアーセナルは2日、香川真司の所属するドイツブンデスリーガのボルシア・ドルトムントからギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロス(30)を獲得したと発表した。契約期間は2年で背番号は「5」。

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日本の超サッカー情報