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PS4版ウイイレ2018完全修正データ

本日の超最新情報
2018年7月16日()

INDEX(目次)

勝ち点41
明治安田生命J2第23節最終日結果

京都0―1水戸
岡山0―0松本
熊本2―3町田

首位松本はスコアレスドローに終わって勝ち点41、4位町田は中島裕希の2ゴールなどで競り勝って2位に浮上し、2位町田、3位大分、4位山口までが勝ち点40で並ぶ大混戦!

明治安田生命J3第18節最終日結果

秋田0―1琉球
福島1―1沼津
G大阪U−23 0―0鹿児島
富山1―0鳥取

首位琉球は後半45分の和田凌の決勝点で競り勝って4連勝!2位鹿児島はスコアレスドロー、4位福島vs3位沼津の上位対決もドロー!

8連勝
JFL・2ndステージ第2節結果

ラインメール青森2―2ホンダロック
流経大ドラゴンズ龍ケ崎0―2ヴァンラーレ八戸
コバルトーレ女川0―1MIOびわこ滋賀
FC大阪2―3テゲバジャーロ宮崎
東京武蔵野シティ0―0マルヤス岡崎
FC今治2―2ヴィアティン三重
Honda FC3―0ヴェルスパ大分
奈良クラブ0―1ソニー仙台

2季連続の完全優勝で4連覇を目指す1stステージ覇者のHonda FCは、富田湧也の先制点などで完勝し、2ndステージ2連勝で1stステージから続く連勝を8に伸ばす!1stステージ2位の八戸は谷尾昂也の先制弾などで快勝し、Hondaとともに2ndステージ2連勝!

W杯制覇
W杯ロシア大会決勝結果

フランス4―2クロアチア

フランスは19歳のムバッペのゴールなどで大勝し、自国開催の1998年大会以来、20年ぶり2度目の優勝!2度の世界一はブラジルの5度、ドイツとイタリアの4度に次ぎ、アルゼンチンとウルグアイに並ぶ歴代4位タイ、フランスのデシャン監督(49)は史上3人目となる選手、監督でのW杯制覇を達成!準優勝だったクロアチア主将MFモドリッチ(32)が最優秀選手のゴールデンボール賞を受賞、6ゴールのイングランドFWケイン(24)が最多得点のゴールデンブーツ賞、ベルギーGKクルトワ(26)が最優秀ゴールキーパーのゴールデングローブ賞を受賞!

入籍
スペインリーガエスパニョーラ、ヘタフェのW杯日本代表MF柴崎岳(26)と女優の真野恵里菜(27)が入籍!

出発
J1鹿島からベルギージュピラーリーグのセルクル・ブリュージュに完全移籍するW杯日本代表DF植田直通(23)がベルギーに向けて出発!

入団会見
アトレティコ・マドリードを退団してJ1鳥栖に新加入した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(34)が都内の帝国ホテルで入団会見!トーレスは「みなさん、コンニチハ」と日本語であいさつし、J1神戸に新加入したイニエスタ(34)については「15歳から一緒にプレーしてきた。親しい友人で考え方も似ている。日本行きを決めたと言ったら、『おめでとう』とメッセージが来た」と笑顔!

解任
W杯ロシア大会でメッシを擁しながら苦戦し、優勝したフランスに決勝トーナメント1回戦で敗れたアルゼンチン代表のサンパオリ監督(58)が解任!後任候補にはアトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督(48)らが浮上!

本日の超サカFLASH
J1のFC東京のMF梶山陽平(32)がJ2新潟に期限付き移籍


本文

勝ち点41
明治安田生命J2第23節最終日結果

京都0―1水戸
(西京極/3302人)
≪得点者≫
水戸:
伊藤涼太郎(後半20分)

ハイライト動画
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岡山0―0松本
(Cスタ/7780人)

ハイライト動画
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熊本2―3町田
(えがおS/3571人)
≪得点者≫
熊本:
安柄俊(前半31分)
安柄俊(後半2分)
町田:
中島裕希(前半9分)
中島裕希(前半19分)
藤井航大(後半25分)

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明治安田生命J2第24節日程

21日()
18:00
町田vs金沢
(町田)
18:00
横浜FCvs岐阜
(ニッパツ)
18:00
甲府vs熊本
(中銀スタ)
18:00
松本vs京都
(松本)
18:00
讃岐vs千葉
(ピカスタ)
18:00
福岡vs東京V
(レベスタ)
19:00
山形vs新潟
(NDスタ)
19:00
山口vs水戸
(みらスタ)
19:00
徳島vs大宮
(鳴門大塚)
19:00
愛媛vs岡山
(ニンスタ)
19:00
大分vs栃木
(大銀ド)

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J2順位表

J2得点ランキング

 明治安田生命J2第23節最終日は16日、えがお健康スタジアムなどで残りの3試合が行われ、松本は岡山と0―0で引き分け、勝ち点を41に伸ばして首位を守った。町田は熊本を3―2で下し、同40で2位。水戸は京都に1―0で勝った。

明治安田生命J3第18節最終日結果

秋田0―1琉球
(A‐スタ/1831人)
≪得点者≫
琉球:
和田凌(後半45分)

ハイライト動画
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福島1―1沼津
(あいづ/1395人)
≪得点者≫
福島:
三橋秀平(後半36分)
沼津:
普光院誠(前半41分)

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G大阪U−23 0―0鹿児島
(万博/1054人)

ハイライト動画
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富山1―0鳥取
(富山/2133人)
≪得点者≫
富山:
代健司(前半18分)

ハイライト動画
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明治安田生命J3第19節日程

21日()
15:00
沼津vsFC東京U−23
(愛鷹)
17:00
相模原vs福島
(ギオンス)
17:00
藤枝vs富山
(藤枝サ)
19:00
琉球vsYS横浜
(沖縄県陸)
19:00
C大阪U−23vs鳥取
(ヤンマー)
22日()
15:00
盛岡vsG大阪U−23
(北上)
17:00
長野vs秋田
(長野U)
19:00
鹿児島vs群馬
(白波スタ)

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J3順位表

J3得点ランキング

 明治安田生命J3第18節最終日は16日、あきぎんスタジアムなどで残りの4試合が行われ、首位の琉球が秋田を1―0で下し、4連勝で勝ち点を34に伸ばした。2位の鹿児島はG大阪U−23と0―0で引き分け、同30となった。

明治安田生命J1第16節日程

18日(水)
19:00
札幌vs川崎
(札幌厚別)
19:00
仙台vs横浜M
(ユアスタ)
19:00
柏vsFC東京
(三協F柏)
19:00
湘南vs鳥栖
(BMWス)
19:00
清水vsC大阪
(アイスタ)
19:00
磐田vs鹿島
(ヤマハ)
19:00
広島vsG大阪
(Eスタ)
19:00
長崎vs神戸
(トラスタ)
19:30
浦和vs名古屋
(埼玉)

明治安田生命J1第17節日程

22日()
18:00
名古屋vs広島
(豊田ス)
18:00
神戸vs湘南
(ノエスタ)
18:30
鹿島vs柏
(カシマ)
19:00
札幌vs磐田
(札幌厚別)
19:00
FC東京vs横浜M
(味スタ)
19:00
川崎vs長崎
(等々力)
19:00
G大阪vs清水
(吹田S)
19:00
C大阪vs浦和
(ヤンマー)
19:00
鳥栖vs仙台
(ベアスタ)

明治安田生命J1第14節延期分日程

25日(水)
19:00
C大阪vs鹿島
(ヤンマー)

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J1順位表

J1得点ランキング

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8連勝
JFL・2ndステージ第2節結果

ラインメール青森2―2ホンダロック
(ダイスタ/111人)
≪得点者≫
ラインメール青森:
浜田幸織(前半41分)
奥山泰裕(後半23分)
ホンダロック:
肝付将臣(前半7分)
米良知記(後半7分)

流経大ドラゴンズ龍ケ崎0―2ヴァンラーレ八戸
(龍ケ崎/617人)
≪得点者≫
ヴァンラーレ八戸:00
谷尾昂也(前半32分)
中村太一(後半34分)

フルマッチ動画
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コバルトーレ女川0―1MIOびわこ滋賀
(めぐみB/311人)
≪得点者≫
MIOびわこ滋賀:
坂本一輝(後半32分)

FC大阪2―3テゲバジャーロ宮崎
(金鳥スタ/811人)
≪得点者≫
FC大阪:
四ヶ浦寛康(前半42分)
川西誠(後半36分)
テゲバジャーロ宮崎:
三島勇太(前半15分)
樽屋誠司(後半11分)
藤岡浩介(後半24分)

東京武蔵野シティ0―0マルヤス岡崎
(武蔵野/724人)

FC今治2―2ヴィアティン三重
(夢スタ/2188人)
≪得点者≫
FC今治:
飯泉涼矢(前半3分)
桑島良汰(後半17分)
ヴィアティン三重:
和波智広(後半43分)
藤牧祥吾(後半45+2分)

Honda FC3―0ヴェルスパ大分
(都田/497人)
≪得点者≫
Honda FC:
富田湧也(前半7分)
池松大騎(前半16分)
遠野大弥(後半35分)

奈良クラブ0―1ソニー仙台
(ならでん/1121人)
≪得点者≫
ソニー仙台:
杉田真彦(後半18分)

JFL・2ndステージ第1節ハイライト動画
(You Tube)


JFL・2ndステージ順位表

JFL得点ランキング

 JFLは14、15、16日、2ndステージ第2節の全8試合が行われ、2季連続の完全優勝で4連覇を目指す1stステージ覇者のHonda FCは、富田湧也の先制点などでヴェルスパ大分に完勝し、2ndステージ2連勝で1stステージから続く連勝を8に伸ばした。
 1stステージ2位のヴァンラーレ八戸は流経大ドラゴンズ龍ケ崎に2―0で快勝し、Honda FCとともに2ndステージ2連勝。

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W杯制覇
W杯ロシア大会決勝結果

フランス4―2クロアチア
(ルジニキ・スタジアム/78,011人)
≪得点者≫
フランス:
オウンゴール(前半19分)
アントワーヌ・グリーズマン(前半38分)
ポール・ポグバ(後半14分)
キリアン・ムバッペ(後半20分)
クロアチア:
イヴァン・ペリシッチ(前半28分)
マリオ・マンジュキッチ(後半24分)

ハイライト動画
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ハイライト動画
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ハイライト動画
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 サッカーの第21回ワールドカップ(W杯)ロシア大会最終日は15日(日本時間16日未明)、モスクワのルジニキ・スタジアムで決勝が行われ、フランスがクロアチアを4―2で下し、自国開催の1998年大会以来、20年ぶり2度目の優勝を果たした。
 2度の世界一は、ブラジルの5度、ドイツとイタリアの4度に次ぎ、アルゼンチンとウルグアイに並ぶ歴代4位タイ。欧州勢が4大会連続で12度目の頂点に立ち、9度の南米勢をさらに引き離した。フランスのディディエ・デシャン監督(49)は史上3人目となる選手、監督でのW杯制覇を達成した。クロアチアは初制覇を逃した。
 大会は前回優勝のドイツがグループリーグで敗退するなど波乱が続いたが、地元ロシアも快進撃で8強入りして盛り上げ役を担い、運営面のトラブルもなく成功裏に終わった。アジアで2度目の開催となる次回22年カタール大会は、史上初めて11月に開幕する。

フランス代表デシャン監督
「今日は完璧ではなかった。だがW杯の勝負を決める強い精神力があった。そのことを誇りに思う。若い選手たちが、大会で経験を積みながら成長した。サッカー選手にとってこれ以上のタイトルはない。これ以上、美しいものはない」

クロアチア代表ダリッチ監督
「自分たちがやってきたことに誇りを持ちたい。今大会のベストゲームだったと思う。試合を支配していたが、負けを受け入れるしかない。選手には、おめでとうと言いたい」

プーチン・ロシア大統領
「今大会の運営について、我々は誇りを持てる。ロシア国民、世界中の全てのスポーツファンのために実行した。我々はこの壮大なイベントを成功させた」

【MVPはモドリッチ】
 国際サッカー連盟(FIFA)は15日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会の表彰選手を発表し、準優勝だったクロアチアのルカ・モドリッチを最優秀選手の「ゴールデンボール賞」に選出した。
 次点がエデン・アザール(ベルギー)、3位がアントワーヌ・グリーズマン(フランス)だった。
 6ゴールのハリー・ケイン(イングランド)が最多得点の「ゴールデンブーツ賞」に輝いた。最優秀ゴールキーパーの「ゴールデングローブ賞」にはティボー・クルトワ(ベルギー)が選ばれた。

【フランス、成熟途上の栄冠】
 前半はどちらに流れが傾くのか分からなかった。試合をコントロールできていなかったフランスが、運を味方に付けた。
 前半18分、グリーズマンが自ら得たFKでマンジュキッチのオウンゴールを誘った。10分後に追い付かれたが、同38分にはVARの映像判定で、PKを獲得。グリーズマンがGKの逆を突いて、勝ち越した。
 1点リードでも、今のフランスには十分に映る。決勝トーナメント以降、貫くのはカウンターサッカー。「美しいものではないかもしれないが」とデシャン監督は言うが、中盤にポグバらフィジカルの強い選手が並び、前線には強引な長いパスでも難なく追い付く、異次元のスピードのムバッペがいる。強みを最大限生かす戦法に迷いはない。
 流れを引き込む3点目はポグバがスペースに一直線に蹴り込んだボールをムバッペが収め、最後はポグバが芸術的なミドル。後半に脅威となり続けたムバッペが、4点目でとどめを刺した。
 2年前の地元での欧州選手権決勝で、ポルトガルの堅守に抵抗され、ほろ苦さを味わった。メンバーが半分以上入れ替わり、平均年齢約26歳となったチームが大きな壁を越えた。
 優勝を喜ぶ選手は子供のような騒ぎだったが、20年前に主将としてW杯を制した指揮官は「強い精神力と落ち着きを持っていた。何よりの誇りだ」。成熟を遂げた時、どこまで強くなるのだろう。

【王者フランス、黄金期到来】
 8年前、フランスは世界の笑いものになり、国民を悲しませた。南アフリカ大会中、黒人選手のアネルカとドメネク監督の対立を発端に内紛が表面化。無残に敗退した。
 監督の指導能力の欠如もあったが、移民が多いフランス社会の難しさが根底にあった。アルジェリア移民の子ジダンを擁し1998年に地元でW杯初制覇を遂げたチームは、多民族国家の象徴ともてはやされたが、現実には簡単に解決できない問題が、今も国内に横たわる。
 現代表も、ポグバやカンテら身体能力に優れるアフリカ系選手が半数を超える。もはや20年前のようにきれい事で語られないだろうが、チームには違う意味の融合がある。
 6年前に就任したデシャン監督は、初優勝時の主将でリーダーシップにあふれる。ピッチ外の素行が悪い一部選手は除外したが、完全な実力主義でチームをつくってきた。
 地元で準優勝した2年前の欧州選手権のメンバーから9人しか残ってないことが、何よりの証し。経験より質を問い、19歳の新星ムバッペら若手が競争に勝って多く入り込んだ。W杯代表から落選した選手だけで1チームつくれると言われるほどのタレントの宝庫が、指揮官の手腕で異なる世代がかみ合い、一体感のある戦いをする。強くて当然だ。
 平均年齢は約26歳。20年前にない攻撃力も、今のチームの魅力。デシャン監督は「2年後、4年後はさらに強くなっている」。フランスの黄金期を予感させた。

【デシャン監督、選手と監督で世界一】
 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会を制したフランスのディディエ・デシャン監督は、1998年フランス大会でフランス代表主将として優勝を経験しており、選手と監督でW杯制覇の偉業を達成した。
 過去に2人おり、ブラジルのマリオ・ザガロ氏が選手で58、62年のW杯連覇に貢献し、70年は監督として優勝。94年にはアシスタントコーチとして、4度目の世界一を支えた。フランツ・ベッケンバウアー氏は74年大会を制した西ドイツ(現ドイツ)の主将。90年には監督で西ドイツを世界王者に導いた。

【デシャン監督「今回が喜び大きい」】
 フランスのデシャン監督の優勝会見が始まった直後だった。選手たちが会場に乱入し、指揮官に水やビールを浴びせるなど、大騒ぎした。手荒い祝福だったが、監督はもちろん笑顔のまま。
 選手たちが去った後、気を取り直すように語り始めた監督。母国の20年前の初優勝を主将として経験しており、史上3人目となる選手、監督でのW杯制覇の偉業も成し遂げた。ザガロ氏(ブラジル)、ベッケンバウアー氏(ドイツ)と肩を並べたが、「今回の方が喜びは大きい。選手たちを見ているとハッピーな気分になる」と話した。

【ムバッペ、ペレ以来の10代決勝ゴール】
 FWムバッペ(19)は15日のクロアチアとの決勝で後半20分にゴールを決め、W杯決勝では王様ことペレ(ブラジル)以来、史上2人目となる10代選手の得点者となった。
 ペレは17歳で出場した1958年大会の決勝で、地元スウェーデン相手に2ゴールを決めた。
 また10代でW杯決勝に出場するのも、ペレと82年大会で18歳だったベルゴミ(イタリア)に次いで、ムバッペが史上3人目となった。

【19歳ムバッペ、記録ずくめの一戦】
 フランスの優勝を決定付ける4点目を奪ったのはムバッペ。左サイドのエルナンデスからのパスをゴール前で受けると、ワンタッチで角度をつけ、強烈な右足ミドルを叩き込んだ。
 今大会の最大の衝撃となった19歳にとって、記録ずくめの一戦になった。10代での決勝出場は、史上3人目。ゴールを決めるのは1958年大会に17歳で出場し、決勝で2得点を挙げた王様ことペレ(ブラジル)以来だ。
 「決勝で得点することは特別。この瞬間のために努力してきた。でもこの決勝だけでなく、僕の野心はもっと先にある」とムバッペ。メッシ、クリスティアーノ・ロナウドが4度目の挑戦でも果たせなかったW杯制覇を、初出場で味わった。偉大なる選手への道が、ロシアから始まった。

【感涙のグリーズマン、エースの重圧克服】
 ひとしきりチームと喜びを分かち合った後、ピッチで1人になったフランスのグリーズマン。何かが頭をよぎったのか、その目に涙があふれ出す。表情を崩し、人目をはばからず泣いた。
 前半18分にFKで正確なクロスを送り、相手のオウンゴールを誘発。1―1の同38分にはPKを確実に決め、これが勝ち越し点になった。
 期待の若手として臨んだ4年前は準々決勝でドイツに敗れた。強豪アトレティコ・マドリード(スペイン)で力を蓄え、今回はタレント軍団を率いるエース。重圧の中でグループリーグから勝利につながる活躍を見せ、全7試合に出場して4ゴール2アシスト。「まだ実感できていない。トロフィーの重さを感じる。信じられないことを成し遂げた」
 1998年大会でフランスが初優勝した時、グリーズマンは7歳のサッカー少年だった。背番号7のレプリカユニホームを着て代表合宿を訪れ、選手のサインを集めて回った。20年が経ち、あの時と同じ背番号を身につけ、今度は自分がヒーローになった。

【ポグバ、鮮やかミドル弾】
 フランスのポグバが決勝で今大会初ゴールをマークした。後半14分に自陣からムバッペに長いスルーパス。そこから駆け上がり、グリーズマンからパスを受けると、すかさず右足でミドルシュート。一度はブロックされたものの、続けざまに左足を振り抜いて決め、クロアチアを突き放した。
 体を張って相手のシュートを止めるなど、準決勝までと同様に攻守で貢献した。試合後はデシャン監督の記者会見に他の選手とともに乱入して大騒ぎするなど、興奮冷めやらない様子。取材エリアでは「W杯優勝に感動してるぞ」と大声で叫んでいた。

【小国の夢、不運に散る】
 小国クロアチアの夢が終わった。史上初めて延長戦を3試合続けて勝ち上がり、たどり着いた最高峰の舞台でフランスに屈した。「今大会のベストゲームだったと思う。試合を支配していたが、負けを受け入れるしかない」。ダリッチ監督の言葉は、選手たちを慰めるようだった。
 監督も主将のモドリッチも、勝負の分かれ目と指摘したのが、PKで失った2点目。CKの守備で、直前に同点ゴールを挙げたペリシッチのハンドがあったと、VAR(ビデオ判定)で確認された。モドリッチは「あれには驚いた。常に追う展開は厳しい」と声を落とした。
 先制を許したシーンも、微妙な判定によるFKからのオウンゴールだった。ゴールへ向かうボールが、マンジュキッチの頭をかすめ吸い込まれた。セットプレーからの2失点。指揮官は「大会中に持っていたものが欠けていた。運だ」と選手をかばった。
 悲しみの中、勝者の歓喜を見詰める。決勝の敗者にとって、表彰式は残酷だ。そんな中、ピッチでスタッフを含めた全員の円陣ができた。中央にいたのはダリッチ監督。「顔を上げるんだ。失望する必要はない。誇りを持とう」。中央で手を重ね、涙を拭った。逆境でも全員が献身的に走り抜いた今大会の姿は、見る者を魅了した。胸を張れる、堂々たる2位だ。

【モドリッチ、MVPに誇りとむなしさ】
 誇らしさとむなしさが半分ずつ詰まった最優秀選手(MVP)。クロアチアを引っ張ってきた主将のモドリッチは「もちろん喜ばしいけど、個人の賞よりW杯優勝が欲しかった。少し悲しい」。視線を落としながら、記念のトロフィーを見詰めた。
 1点を追う前半28分。柔らかい正確なキックのFKで相手守備をずらし、そのこぼれ球をつないでペリシッチが決めた。その後もスルーパス、そしてこれまでと変わらぬ献身的な姿勢で走り続けた。
 後半20分のムバッペのゴールで大勢は決した。それでも、「4―1になってもファイティングポーズを下げなかった」。準決勝まで3試合連続の延長戦。体が悲鳴を上げようと最後まで諦めなかった。「全力は出せた。敗戦を認め、受け入れないといけない」
 躍進した母国とスペインの名門レアル・マドリードを支える希代の名手も、9月に33歳となる。「クロアチアのサッカー界でも最高の結果。誇りに思う」。夢のような冒険の先には、達成感もあった。

【マンジュキッチ、無念のオウンゴール】
 準決勝のイングランド戦で、決勝ゴールを奪ったマンジュキッチ。だが、初の舞台で不運が待っていた。
 前半18分のフランスのFK。グリーズマンのキックはゴールへ鋭く向かい、クリアしようと体を伸ばしたマンジュキッチの頭をかすめてネットを揺らした。W杯決勝では初めてとなる無念のオウンゴールで、先制された。
 後半24分には相手GKロリスに圧力をかけて今大会3点目を挙げたが、及ばず。主将のモドリッチは「1点目の場面は、ファウルじゃない。でもあれが影響した」とかばった。試合後は、敗戦を受け止めるように淡々とした表情。ダリッチ監督から言葉を掛けられ、固い握手を交わした。

【苦さ味わったペリシッチ】
 クロアチアのペリシッチが最後に苦さを味わった。前半28分、FKからの展開でボールを拾うと、左に持ち出してから左足の強烈なシュートで同点。ところがゴール前の守備ではVAR(ビデオ判定)でハンドを取られ、同38分に与えたPKでフランスに勝ち越し点を許した。
 準決勝のイングランド戦では1ゴール1アシストを記録して躍進に貢献したが、最後のミスで意気消沈。「(ハンドに)意図はなかったと聞いた」と主将のモドリッチ。ピッチに悔しさを残し、会場を後にした。

【クロアチア首相「忘れられない1カ月」】
 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝でクロアチアがフランスに敗れると、クロアチアの首都ザグレブで応援していたファンは落胆しながらも、選手たちを称えた。広場に集まった数万人の人々は拍手を響かせ、爆竹を鳴らした。
 過去最高の準優勝を遂げた選手たちの活躍を祝うパーティーに参加していたサポーターのアウロラ・クルニッチさんは、涙ながらに「素晴らしい結果。選手たちは全てをささげ、若者たちを幸せにしてくれた。彼らは私たちのヒーロー」と語った。
 プレンコビッチ首相は代表のユニホームを身にまとい、市内中心部でファンとともに観戦した。「我々にとって彼らは世界チャンピオンだ。クロアチア全体にとって素晴らしく、忘れられない1カ月だった」と述べた。

【クロアチア、追放されたカリニッチにメダル贈呈は?】
 クロアチア代表は準優勝に終わったが、大会途中でチームから“追放”されたFWニコラ・カリニッチに銀メダルが贈られるかどうかは確定していないという。
 W杯を戦うクロアチア代表のメンバーに含まれていたカリニッチだが、グループリーグ初戦のナイジェリア戦で先発から外れると、背中の痛みを理由に交代での出場を拒否。負傷を理由にクロアチアへ送り返されることになったが、事実上のチーム追放だったとみられる。
 この騒動にも動揺することなく順調な戦いを続けたクロアチア代表は、ついに決勝にまで進出。準優勝で銀メダルが各選手に贈られた。
 だが、大会開始時にチームの一員であったカリニッチがメダルを受け取ることになるのかどうか、チームでは明確な決断を下していないようだ。「選手たちが決めることになる」とチーム広報のトミスラフ・パチャク氏はコメントした。
 大会のレギュレーションによれば、1位から3位までのチームにはそれぞれ金、銀、銅のメダルが50個ずつ贈られる。選手やスタッフらの誰がその50個を受け取るのかについては規定されていない。

【W杯決勝、乱入で一時中断】
 15日に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝のフランス−クロアチアで、女3人と男1人がピッチに乱入し、試合が一時中断する騒ぎがあった。4人は警察に連行され、ロシアの反体制派パンクバンド「プッシー・ライオット」がメンバーらだと認めた。
 後半に4人は警察官のような格好をして走ってピッチに乱入。警備スタッフに取り押さえられ、ピッチ外に出された。一部の選手も怒って、乱入者をピッチ外に引っ張り出そうとした。
 プッシー・ライオットはフェイスブックで行為を認め、「全ての政治犯の解放」などを要求した。プッシー・ライオットは2012年にプーチン大統領を批判する曲を演奏し、メンバーが実刑判決を受けたことがある。

【900試合目で欧州勢4連覇】
 15日に行われたW杯ロシア大会決勝は、大会通算900試合目だった。欧州勢の優勝は4大会連続となり、同じ大陸勢の優勝は最長の4大会連続に伸びた。決勝が90分間で決着したのは、2002年日韓大会以来で4大会ぶり。
 国際連盟(FIFA)ランキング20位のクロアチアが準優勝したのは、1993年にランキング制度が導入されて以降で最も低い順位。決勝での両チーム合わせて6得点、フランスの1チーム4得点は、ともに2位タイとなる記録だった。
 大会最優秀選手にはクロアチアのモドリッチが選ばれ、6大会連続で優勝チーム以外からの選出となった。同国のマンジュキッチに記録された前半18分のオウンゴールは、決勝では初めて。

【W杯期間中、サイバー攻撃2500万回】
 6月14日に開幕しフランスの優勝で15日に幕を閉じたサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会に関し、ロシアのプーチン大統領は「W杯期間中、約2500万回のサイバー攻撃、ロシアの情報体制に対する犯罪行為が仕掛けられた」と述べた。15日に開かれた治安機関関係者との会議で語った発言を、ロシア政府が16日に公表した。
 こうしたサイバー攻撃をプーチン大統領は「阻止した」と語った。攻撃の背後に誰がいると考えているかについては公表されていない。

【W杯優勝でフランス国内は騒然、略奪・泥酔・全裸・死のダイブ】
 サッカーW杯でフランスの優勝が決まるとフランス国内は歓喜。その一方で暴徒化するファンもいて警察当局は対応に終われた。
 パリ中心部のエッフェル塔に隣接するシャンドマルス広場では9万人によるパブリック・ビューイングが行われていたが、夜間になるとその一部が暴徒化。警察当局は放水銃や催涙ガスなどで対抗したが、シャンゼリゼ通りにあるドラッグストアでは窓が叩き割られて略奪行為が繰り返された。また泥酔者も続出。ビール瓶を路上に叩きつけたり、全裸で通りを練り歩く男性も出現するなど、パリ市内では常軌を逸した行動をとる市民の姿も見受けられた。
 フランスの地元メディアによればリヨンではパブリックビューイングに足を運んでいた100人の若者と警察が衝突。若者はゴミなどに火を放ったり物を投げつけたりして警察官に抵抗した。
 アヌシーでは50歳の男性が試合終了と同時に歓喜して近くの運河にダイブ。ところが不幸なことに水深が浅く、首の骨を折って死亡するという事故も報告されている。

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入籍
 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会日本代表MF柴崎岳(26)=ヘタフェ=と女優の真野恵里菜(27)が入籍した。16日、双方のマネジメント会社が発表した。
 柴崎はW杯で全4試合に出場し、日本の16強入りに貢献した。真野について「サッカー選手として常に向き合う環境を理解してサポートをいただいており、これからは良い家庭を築いていきたい」とのコメントを出した。
 関係者によると、2人は16年秋に知人の紹介で知り合い、昨年初旬までに交際に発展した。スペインリーグで活躍する柴崎と真野とは、約1万キロ離れた国際間の遠距離恋愛だったが、静かに愛を育んできた。2人は今年に入ってから、周囲に結婚の意思を報告し、互いの両親にも伝えていたという。4月には「結婚の意思を固めた」と報道されたが、2人の間では「W杯が終わるまでは結婚の具体的な話はしない」と決めていたという。だが、ロシアでの戦いを終えた柴崎が帰国したことから、近く婚姻届を提出する方向を決めたようだ。

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出発
 J1鹿島からベルギージュピラーリーグのセルクル・ブリュージュに完全移籍するDF植田直通(23)が15日、ベルギーに向けて出発した成田空港で取材に応じ「“やってやる”という気持ち。凄くワクワクしている」と意気込んだ。
 クラブ到着後はメディカルチェックを受けた後、正式契約を結ぶ予定。20日にはフランス3部相当のブローニュとの練習試合が組まれており、最速でこの日にデビューする可能性もある。「まずはしっかりと試合に出ることが大事。出て信用される部分があると思う」。得意としてきた「(競り合いの)強さ」をさらに強化する戦いがスタートする。
 出場なしに終わったワールドカップ(W杯)ロシア大会の大会中にオファーが届いた。プロ入り直後から希望していた海外移籍。大津高、鹿島で同期の豊川(オイペン)から情報を収集し、移籍はほぼ即決だったという。「4年を長いと思うか短いと思うかは人それぞれだけど、僕はほんとに時間がないと思う」。オフを取る選手が多い中、先陣を切って22年カタールへ歩み出す。

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入団会見
 昨季限りでスペインリーガエスパニョーラのアトレティコ・マドリードを退団してサガン鳥栖入りが決定した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(34)が15日、都内の帝国ホテルで入団会見を行った。推定年俸8億円の1年半契約で、背番号は代表とクラブで長年着用した「9」に決定。16日から合流し、22日のホーム・仙台戦でのデビューが濃厚だ。
 ポロシャツにジーンズ姿で登場したトーレスは「みなさん、コンニチハ」と日本語であいさつ。この日朝に来日したばかりだが、笑顔も交えて約1時間の会見を行った。
 各国クラブが激しい争奪戦を繰り広げ、一時は交渉決裂とも報じられた鳥栖への入団が決まった理由は誠意だった。世界屈指のFWは「様々な提案をもらったが、最初に関心を示してくれた」と振り返り、竹原稔社長(57)も「条件面だとアメリカや中国、オーストラリアの方が上だった」と明かした。
 スターの競演にも期待は高まる。南アW杯に優勝したMFアンドレス・イニエスタ(34)も神戸に加入。11月10日(ノエスタ)には直接対決も実現。「アンドレスとは、15歳の頃から一緒にプレーしてきた。良い試合ができると思う」と“共闘”でJを盛り上げる。22日の仙台戦でのデビューに向け、「来週末の試合は数分でもよいから出たい。ゴールを決めたいが、目標は試合に勝つこと。結束力が重要になる」。“和”の精神を掲げるジャパニーズスタイルで締めた。

フェルナンド・トーレス
 本名フェルナンド・ホセ・トーレス・サンス。1984年3月20日、スペイン・マドリード州フエンラブラダ生まれ。34歳。アトレティコ・マドリードの下部組織で育ち、2001年にトップ昇格。リヴァプール、チェルシー、ミランを経て15年にA・マドリードへ復帰。チェルシーでは2011−12シーズンに欧州チャンピオンズリーグ、2012−13シーズンに欧州リーグ優勝。スペイン代表通算110試合38得点。10年南アフリカW杯優勝。08、12年欧州選手権を連覇し12年は得点王。185センチ、78キロ。

【フェルナンド・トーレスQ&A】
 日本に到着したばかりのトーレスは冒頭、「みなさん、こんにちは」と日本語であいさつし、記者会見に臨んだ。一問一答は次の通り。

 本当に来日するのか、心配された時期もあったが?

「いろいろな情報があることは知っていた。毎日のように話し合いを重ね、ここに来ることができた。考えるための時間を与えてくれ、意思を尊重してくれたのはうれしい」

 新天地での抱負は?

「期待に応えられるプレーをしたい。どのチームでも、いつも100%全力を発揮できるようにしてきた。その責任を今回も必ず果たすつもり」

 神戸に加入したイニエスタについては?

「15歳から一緒にプレーしてきた。親しい友人で考え方も似ている。同じ日にチームに別れを告げ、ほぼ同じ時期に日本に来ることになった。日本行きを決めたと言ったら、『おめでとう』とメッセージが来た」

 日本の子どもたちへメッセージを?

「ますますサッカーに興味を持って、サッカーをしたいと思ってくれるといい。教える機会があれば、将来素晴らしい選手になれるように貢献したい」

【鳥栖の熱意、心動かす】
 J1鳥栖に加入したトーレス。交渉の紆余(うよ)曲折を経て、スペインからの移籍が決まった。
 下部組織から育ったアトレティコ・マドリード(スペイン)退団を4月に表明すると、鳥栖はいち早く獲得する意思を伝えた。しかし競争相手は多く、5月にはJリーグ公式サイトが鳥栖加入が決まったとする予定原稿を掲載して撤回する騒動も。交渉はスムーズに進まず、破談との情報も流れた。それでも粘り強く交渉した鳥栖の熱意が、本人の気持ちを動かしたようだ。トーレスは「私と家族にとって、日本は素晴らしい目的地。新しい文化や言語を学び、幸福な生活を送れると考えた」と述べた。
 鳥栖の竹原稔社長は「金額だったらアメリカ、中国、オーストラリアのチームの方がはるかに上だったのではないか。そういうところでは彼も決めていないと思う」。契約条件は明かさなかったが、大物獲得にこぎ着けた達成感をうかがわせた。

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解任
 アルゼンチン・サッカー協会は15日、同国代表のホルヘ・サンパオリ監督(58)との契約を解除したと発表した。ワールドカップ(W杯)ロシア大会ではメッシを擁しながら苦戦し、優勝したフランスに決勝トーナメント1回戦で敗れた。
 サンパオリ氏は昨年6月に就任して5年契約を結んでいたが、1年で退任となった。違約金は200万ドル(約2億2000万円)とみられる。
 なお、アルゼンチン代表監督の後任候補には、アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督(48)、トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督(46)、リーベル・プレートのマルセロ・ガジャルド監督(42)などの名が挙げられている。

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 J1のFC東京は16日、MF梶山陽平(32)がJ2新潟に来年1月31日までの期限付きで移籍すると発表した。2008年北京五輪代表の梶山は13年にギリシャ1部リーグのパナシナイコスでプレー。国内ではFC東京や大分に所属し、J1リーグ戦通算267試合で16得点。今季はJ1リーグ戦に出場していない。

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