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本日の超最新情報
U-23日本代表は韓国に完敗してメダル獲得ならず!!
2012.08.10.FRI

INDEX

メダルならず
ロンドン五輪サッカー男子・3位決定戦
U-23韓国代表2−0U-23日本代表
日本は完敗して44年ぶりの銅メダル獲得ならず!韓国は9度目の出場で初のメダル獲得!

銀メダル
ロンドン五輪サッカー女子
決勝
女子アメリカ代表2−1女子日本代表
3位決定戦
カナダ1−0フランス
なでしこジャパンは惜敗も、男女通じて五輪で初の銀メダルを獲得!アメリカは3大会連続4度目の金メダル!

19.4%
10日深夜にNHK総合で生中継されたロンドン五輪サッカー女子決勝の女子アメリカ代表vs女子日本代表戦の前半戦の平均視聴率が19.4%の超高視聴率を記録!瞬間最高視聴率は前半終了間際(午前4時27分)の23.6%!

J展望
明日11日はJ1第21節、明後日12日はJ2第28節!首位仙台は最下位札幌と、2位広島は16位大宮と激突!totoに役立つ予想スタメンUP!

フル出場
欧州リーグ予選3回戦第2戦
フィテッセ0−2(TOTAL4−0)アンジ・マハチカラ
インテル0−2(TOTAL3−2)ハイデュク・スプリト(クロアチア)
ハノーバー2−0(TOTAL5−0)セント・パトリックス(アイルランド)
リバプール3−0(TOTAL4−0)FCゴメル(ベラルーシ)
スラベン・ベルポ(クロアチア)2−1(TOTAL3−4)アスレティック・ビルバオ
安田理大はフル出場、長友佑都は後半10分から、ハーフナー・マイクは後半29分から途中出場!インテルと酒井宏樹のハノーバーはプレーオフに進出も、フィテッセは敗退!

獲得
フェイエノールトがマラガからオランダ代表DFマタイセン(32)を獲得!3年契約で移籍金なし!

資格停止処分
違法賭博、八百長事件に関与したとして、イタリア連盟の規律委員がユベントスのコンテ監督(43)に10ヶ月の資格停止処分!

本日の超サカFLASH
神戸がサントス(ブラジル)からブラジル人MFアンデルソン(22)、サンカエターノ(ブラジル)からブラジル人FWフェルナンド(19)を期限付き移籍で獲得ほか


本文
=
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メダルならず
ロンドン五輪サッカー男子・3位決定戦結果

U-23韓国代表2−0U-23日本代表
(ミレニアム・スタジアム/56393人)
≪得点者≫
U-23韓国代表:パク・チュヨン38、ク・ジャチョル57
≪出場メンバー≫
U-23日本代表
GK:
1.権田修一(FC東京)
DF:
4.酒井宏樹(ハノーバー)
5.吉田麻也(VVV)(cap)

13.鈴木大輔(新潟)
2.徳永悠平(FC東京)
MF:
17.清武弘嗣(ニュルンベルク)
16.山口螢(C大阪)
3.扇原貴宏(C大阪)=43分
(59分8.山村和也(鹿島))
7.大津祐樹(ボルシア・メンヘングラッドバッハ)=70分
10.東慶悟(大宮)
(62分9.杉本健勇(C大阪)=88分)
FW:
11.永井謙佑(名古屋)
(71分14.宇佐美貴史(ホッフェンハイム))
ベンチ:
GK:
18.安藤駿介(
川崎)
DF:
12.酒井高徳(シュツットガルト/ドイツ)
MF:
6.村松大輔(
清水)
FW:
15.齋藤学(
横浜M)

フォーメーション
(4-2-3-1)

    11
7   10   17
   3  16
2  13  5  4
    1

ロンドン五輪サッカー男子・決勝日程

11日(
)
日本時間23:00〜
ブラジルvsメキシコ
(ウェンブリー・スタジアム)

 ロンドン五輪サッカー男子の3位決定戦は10日、英国のカーディフのミレニアム・スタジアムで行われ、日本は韓国に0−2で敗れて4位に終わった。日本は、1968年メキシコ大会の「銅」以来44年ぶりとなるメダルはならなかった。韓国は9度目の出場で初のメダル獲得。
 日本の先発メンバーは準決勝のメキシコ戦と同じ顔ぶれ。永井の1トップに、吉田、大津、清武らが名を連ねた。
 互いにボールが落ち着かない立ち上がりから、徐々に韓国が日本陣内へと顔を出していくが、決定的なチャンスは掴めない。すると、日本がペースを掴み出し、前半17分には左CKからのこぼれた球を東が右足でボレーシュート。しかし、ゴール上に外れる。
 だが、先制点を奪ったのは韓国。前半38分、カウンターからパク・チュヨンがドリブルで持ち込み、日本のDF4人をかわして右足シュート。ゴールネットを揺らし、リードを奪った。
 反撃を試みる日本だが、なかなか決定的なチャンスをつくれず、0−1で前半終了。
 後半開始早々、日本は韓国の速いプレッシャーに苦しむ。リズムを掴めない中、後半13分。GKからのロングフィードをパク・チュヨンが頭でそらして、ク・ジャチョルにつながり、ついていた鈴木がかわされてシュートを決められてしまう。痛恨の追加点を奪われ、0−2とリードを広げられた。
 日本は後半14分に扇原に代えて山村、17分に東に代えて杉本、26分に永井に代えて宇佐美を投入。交代枠3人を使い切った。
 後半42分、日本はCKを獲得。宇佐美が右足で上げ、吉田がヘディングシュートでネットを揺らした。1点を返したかと思われたが、ノーゴールに。競り合いの中で相手GKを倒したとして反則を取られた。2点差は変わらず。
 日本は後半ロスタイム(3分)に2度CKを獲得するなど韓国ゴールに迫ったが得点はならず。そのまま試合終了のホイッスルが鳴った。
 試合は退場者こそ出なかったが、両チームイエローカード計7枚と荒れた試合になった。韓国はカウンター攻撃をものにし、1本のパスで得点を取る強さを見せた。日本は韓国守備陣を崩し切れず、最後までゴールをこじ開けることができなかった。

五輪男子日本代表18名
GK:
1.権田修一(
FC東京)
18.安藤駿介(
川崎)
DF:
2.徳永悠平(
FC東京)
5.吉田麻也(
VVV/オランダ)
8.山村和也(
鹿島)
13.鈴木大輔(
新潟)
4.酒井宏樹(
ハノーバー/ドイツ)
12.酒井高徳(シュツットガルト/ドイツ)
MF:
17.清武弘嗣(
ニュルンベルク/ドイツ)
6.村松大輔(
清水)
10.東慶悟(
大宮)
16.山口螢(
C大阪)
3.扇原貴宏(
C大阪)
14.宇佐美貴史(
ホッフェンハイム/ドイツ)
FW:
11.永井謙佑(
名古屋)
7.大津祐樹(ボルシア・メンヘングラッドバッハ/ドイツ)
15.齋藤学(
横浜M)
9.杉本健勇(
C大阪)

【永井、4年前の雪辱ならず】
 因縁のライバル対決は日本の完敗に終わった。大会前の低評価を覆し、44年ぶりのベスト4まで進んだ関塚ジャパンだったが、1968年メキシコ大会以来の銅メダルへあと一歩届かず。試合後、選手達はガックリとピッチに崩れ落ち、しばらく立ち上がれなかった。
 前半38分、DF吉田が目測を誤ってクリアし損ねたロングボールがパク・チュヨンに渡る。韓国のエースはそのままドリブルで持ち込み、DF3人をかわして右足で先制ゴールを決めた。後半13分にはGKのロングフィードから韓国が追加点。日本は後半42分にCKから吉田がヘッドでゴールネットを揺らしたが、直前に反則があったとして無効になった。
 1本のパスで簡単に得点を取る決定力の高さを見せた韓国に対し、日本は決定機が少なかった。東は「日本らしさを出せず、苦しい試合になった。韓国はパワー、スピードの面で強かった」と振り返り、清武は「メダルを取れなかったのは自分達の実力不足」と自らを責めた。
 準決勝メキシコ戦では左太腿負傷を押して奮闘したFW永井は、0−3で敗れた2008年のU-19アジア選手権の雪辱を胸に臨んだが、またもライバルに完敗。「蹴るだけのサッカーに負けたのは悔しい。落ち着いてつなげば崩せると思っていた」と話し、「自分達FWがどんな状況でも点を取れるように成長しないといけない。それが韓国との差だと思う」と今後への課題を口にした。

【主将・吉田「W杯で返すしかない」】
 わずか出場1試合に終わった2008年北京五輪の雪辱を期し、今大会に臨んだDF吉田だったが、メダルにあと一歩届かず。「悔しい。この負けをしっかり受け止めて1からやり直したい」と無念の思いを口にした。
 6月8日、W杯最終予選ヨルダン戦で右膝を負傷。全治4週間のケガを乗り越えてオーバーエージ枠で関塚ジャパンに名を連ねると、主将としてディフェンスリーダーとして、若いチームを引っ張った。
 しか前半38分、吉田のロングボールの目測を誤るミスからパク・チュヨンの突破を許し、先制点を奪われた。「完全に僕のミス。あんな形で失点して負けたら悔しい」。0−2の後半42分にはCKからヘッドシュートでネットを揺らしたが、直前に反則があったとしてゴールは無効に。チームを歓喜に導けなかった吉田は「五輪ではもう借りを返せない。W杯で返すしかない」とこの悔しさをフル代表で晴らすことを誓っていた。

【酒井宏は反省と手応え】
 右サイドバックの酒井宏は、得意の高速クロスが不発だった。敵陣深く攻撃参加する回数が少なく「相手は自分のサイドを固めてきた」と見せ場をつくれなかった。
 初戦で左足首を捻挫して2試合を欠場したが、準々決勝からは3試合フル出場。「グループリーグで敗退すると言われていたので見返せた」と手応えも掴んだ。今後は新天地のハノーバー(ドイツ)に合流し、新たな挑戦を始める。

【鈴木、韓国の“個の力”に負けた】
 センターバックの鈴木は、韓国の強引な攻撃を止められなかった。1点目はパク・チュヨンのドリブルに下がりながら対応したが「(山口が)カバーに来てくれたけど、重なったところがあった。ポジショニングの問題で1人にやられたのは反省」と振り返った。
 追加点の場面もク・ジャチョルをマークしたがシュートを防げず「一発で点を取れる能力を持っている」と脱帽。全6試合にフル出場した長身DFは「もっと成長して次のステージに上がれるようにアピールしたい」とフル代表入りを目標に掲げた。

【ねぎらいの声相次ぐ】
 11日未明から行われたサッカー男子3位決定戦。44年ぶりの銅メダルを目指し、日本各地でも応援が繰り広げられた。メダルには届かなかったが、観戦した親族らからは「よく頑張った」「ご苦労さま」とねぎらいの声が相次いだ。
 吉田麻也、山村和也両選手の地元長崎市では約300人が集まり応援。試合終了後、山村の母親の緑さん(50)は「メダルは取れなかったけど、予選からここまでよく頑張った。プレーには金メダルをあげたい」。
 水戸市では大津祐樹の祖父昭さん(81)ら約200人が観戦。昭さんは「歴史に残る活躍。ご苦労様と言わなきゃいけない」と孫をねぎらった。
 酒井宏樹の地元、千葉県柏市の市役所ロビーには約200人が詰めかけた。母親の清子さん(56)は「この経験を生かしてさらなる高みを目指してほしい」と話していた。

【クラマー氏は4位を評価「大きな成果」】
 かつて日本で指導し、男子のメキシコ五輪銅メダルに大きな役割を果たしたクラマー氏は日本が44年ぶりの表彰台を逃したことをドイツの自宅で知り「今回は大きな成果。北京五輪の頃、日本が4年後に男子も女子もここまで成長しているとは誰も想像していなかったのではないか」と4位に入ったことを高く評価した。
 日韓がともにベスト4入りしたことに大きな意義があるとし「アジアにとってポジティブなこと。日本は負けた落胆を、今後の成長に向かうためのやる気に変えなければいけない」とエールを送った。

【歓喜のソウルは竹島意識の声も】
 ロンドン五輪サッカー男子の10日の3位決定戦で日本を破り、初の表彰台となった韓国。ソウル中心部の市庁前広場に置かれた大型スクリーンの前には約1万5千人のサポーターや市民が集まり、「宿敵」日本から挙げた2度の得点と銅メダル獲得を告げる試合終了のホイッスルに歓喜した。李明博大統領の竹島(韓国名・独島)訪問を意識した声もあった。
 応援団「レッド・デビル」の赤いシャツの群衆は前半のパク・チュヨンの得点で総立ちになり、「ウォーッ」という地響きのような歓声が未明の夜空に響いた。後半のク・ジャチョルの加点で勝利を確信、両手を突き上げて跳び跳ねた。
 ソウルの女子大生(20)は「勝つと信じていたけど、守備が凄くいい試合だった。メダルが誇らしい」と興奮。ソウルの自営業男性(49)は日本チームをねぎらいながら「大統領の独島訪問で普段以上に勝たねばならない韓日戦になった」と話した。


銀メダル
ロンドン五輪サッカー女子結果

決勝:

女子アメリカ代表2−1女子日本代表
(ウェンブリー・スタジアム/80203人)
≪得点者≫
女子アメリカ代表ロイド8、54
女子日本代表大儀見優季63
≪出場メンバー≫
女子日本代表
GK:
1.福元美穂(岡山湯郷)
DF:
2.近賀ゆかり(INAC神戸)
3.岩清水梓(日テレ)
4.熊谷紗希(フランクフルト)
5.鮫島彩(仙台)
(77分16.岩渕真奈(日テレ))
MF:
8.宮間あや(岡山湯郷)(cap)
10.澤穂希(INAC神戸)
6.阪口夢穂(日テレ)
(59分14.田中明日菜(INAC神戸))
9.川澄奈穂美(INAC神戸)
FW:
17.大儀見優季(ポツダム)
11.大野忍(INAC神戸)
(86分13.丸山桂里奈(大阪高槻))
GK:
18.海堀あゆみ(INAC神戸)
DF:
12.矢野喬子(浦和)
MF:
FW:
7.安藤梢(デュイスブルク)
15.高瀬愛実(INAC神戸)

フォーメーション
(4-2-2-2)

  11  17
9       8
   6  10
5  4  3  2
    1

3位決定戦:

カナダ1−0フランス
(シティー・オブ・コベントリー・スタジアム)
≪得点者≫
カナダ:マテソン90+2

 ロンドン五輪サッカー女子決勝は9日(日本時間10日)、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われ、女子日本代表『なでしこジャパン』は1−2で敗れ、銀メダルとなった。2点を追う日本は後半18分に大儀見優季のゴールで1点を返すが、反撃は及ばなかった。女子ワールドカップ(W杯)で優勝した翌年に五輪を制覇するという史上初の偉業は逃したが、男女を通じて五輪で初の銀メダルを獲得した。アメリカは3大会連続4度目の金メダル。
 決勝は、昨年7月のW杯決勝の再戦となった。昨年のW杯決勝では宮間、澤のゴールで2−2。決着はPK戦に持ち込まれ、3−1でなでしこが世界一に輝いた。その後、アメリカとは3度対戦。6月18日のスウェーデン招待では1−4と完敗したが、対戦成績は1勝1分1敗の五分だった。
 なでしこジャパンの先発メンバーは、準々決勝から不動のベストメンバー。大野、大儀見の2トップに、澤、川澄、宮間らが名を連ねた。3連覇を狙うアメリカは5戦連続ゴール中のFWワンバックらが先発。
 先手を打ちたいなでしこだったが、前半8分にモーガンが左サイドで粘り、マイナスのクロスにロイドが頭で合わせ先制点を許した。
 なでしこは前半17分、大儀見がヘディングシュートを、前半33分には宮間が左足でシュートを放ったが、ともにボールはバーを叩き再三の決定機を生かせず。前半終了間際は自陣でミスを犯し、ゴールを脅かされたが、0−1のまま前半を終えた。
 後半序盤からなでしこは相手ゴール前でボールを持ったが、ゴールはならず。逆に後半8分、中央でロイドがドリブルからミドルシュートを放ち追加点を挙げた。
 なでしこもついに反撃開始。後半18分、右サイドを抜け出した大野のグランダーのセンターリングを澤がダイレクトシュート。相手DFがこれを防ぎ、再び澤の前にボールが。これを澤は左にはたき、ゴール前の大儀見が流し込んだ。なでしこ、1点差に詰める。
 その後も、左サイドの鮫島に代え岩渕、大野に代えスーパーサブの丸山を投入し攻撃陣を厚くしたが、あと1点及ばなかった。

川澄奈穂美
「悔しい思いはあるが、この経験を糧にしたい。メダルを取れるか取れないかで、今後に大きな違いがあったと思う。準々決勝、準決勝と気持ちで勝ったが、決勝を一番いい内容で締めくくれたのは良かった」

大野忍
「金メダルを取りたかったが、精一杯やった結果が銀メダル。胸を張って日本に帰りたい。自分自身、凄く手応えを感じたし、いい話があれば海外でプレーできればいい」

丸山桂里奈
「北京から4年間、金メダルを目指してきた。銀メダルは嬉しいけれど、悔しい気持ちもある。アメリカはW杯の時と比べて集中力や忍耐強さがあって、チームが1つになっていた」

安藤梢
「金メダルを取れなかったのは悔しいが、最高の仲間とここまでやってこられて、メダルを取れた嬉しさもある。チームとしては力を出し切った」

高瀬愛実
「凄いことを成し遂げたという気持ち。自分達が続いていかないといけない。若い選手は心に誓ったものがあると思う。(決勝の)試合に出られなかった悔しさを生かしたい」

【中堅成長、躍進支える】
 なでしこジャパンが、昨年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会に続く世界大会制覇とはならなかった。世界ランキング1位のアメリカとの対戦はW杯決勝の再現。女子サッカーの最強国に雪辱された日本は、一番輝くメダル獲得を阻まれた。
 銀メダルは誇っていい。準々決勝のブラジル、準決勝のフランス戦では嵐のようにシュートを浴びた。それでも、2008年北京五輪を経験したGK福元(岡山湯郷)を中心にしのぎ切った。メダルを取れず4位に終わった大会は、選手に悔しさだけではなく、世界と十分戦えるという大きな自信を与えていた。そのメンバーが今大会での躍進を支えた。
 主将のMF宮間(岡山湯郷)やFW大儀見(ポツダム)もその中のメンバーだ。宮間は自慢のパスだけではない。春先にMF澤(INAC神戸)から引き継いだ主将の役割を自らのやり方できっちりとこなした。大儀見は独り善がりのプレーが消え去り、チームのために献身を忘れなかった。
 実に18人中12人に上る北京経験者が、強豪との苦しい連戦を勝ち抜いて決勝までたどり着く上での力となった。澤が導いたと言っても過言ではないW杯優勝から1年。中堅がさらなる成長を見せ、銀メダル獲得につながった。

【澤、銀メダルも悔いなし】
 アメリカに1−2で敗れ、金メダルにあと一歩及ばなかったなでしこジャパン。試合終了のホイッスルの瞬間、日本の大黒柱・澤はピッチに立ち尽くし、天を仰いだ。
 2点ビハインドの後半18分、右サイドからの大野のセンタリングをダイレクトでシュート。相手DFに防がれたが、執念でこぼれ球を拾うと左サイドへ。FW大儀見のゴールにつなげた。
 試合後、「悔しいと言えば悔しい。金メダルが欲しかったが、チーム全員でやり切った結果」と話した澤。その目に涙はなく、「後悔なくやり切ったし、走り切った」と完全燃焼したことを強調した。良性発作性頭位めまい症を克服し、「最高の夏にして最高の集大成にしたい」と臨んだ決勝の舞台。昨年のW杯に続く“連覇”は逃したが、33歳は「悔いはない」と言い切った。

【宮間が泣いた】
 試合終了の瞬間、泣き崩れたなでしこジャパンの宮間。アメリカに敗れて金メダルを逃した27歳の主将は「チーム一丸となってやり切れたことを誇りに思っている。結果は銀だったが、お互いを信じてやってこられた。みんなに感謝している」とチームメートへの感謝を口にした。
 試合では最後までチームを引っ張った。前半33分にはクロスバーを直撃する惜しいシュート。得意のFKでは何度もチャンスをつくり、後半18分には大野の足元にスルーパスを出し、大儀見のゴールを演出した。
 今年2月に澤から主将を引き継ぎ、個性的なメンバーをまとめて日本女子初のメダルに導いた宮間。表彰式では晴れやかな表情を見せ、銀メダルを手に胸を張った。

【大儀見「周りのみんながいたから」】
 一矢報いた、エースFWの一撃だった。今大会の準々決勝、準決勝で得点を挙げた大儀見が、決勝の舞台でも1点差に追い上げるゴール。「周りのみんながいたから取れた得点」とチームに感謝したゴールは、2点ビハインドで沈みかけたなでしこを勇気づける一撃だった。
 昨年の女子W杯でなでしこは優勝したが、大儀見自身は納得のいく活躍はできなかった。しかし、当時の永里という名字から結婚を経て大儀見に登録も変更。「今までとは違う私を表現したい」と臨んだロンドン五輪で3得点という結果を出した。
 「銀メダルはものすごく価値のあるもの」と言う大儀見だが、今後は「W杯、オリンピックは続いて行くもの。自分としてはいつも通り変わらず日々の積み重ねで強くなっていきたい」とストイックな性格を表すように話した。

【鮫島「ロッカーでみんなで泣いた」】
 アメリカに1−2で敗れ、頂点へあと一歩届かなかったなでしこジャパン。最大のライバルとの激闘を終えた主将の宮間、大黒柱の澤らは、表彰式では晴れやかな笑顔で銀メダルを受けた。
 試合後のインタビューで「悔しい気持ちはあるけれど、精一杯戦った。すごく幸せな時間を過ごせた」と振り返ったDF鮫島。「銀メダルもなかなか取れるものじゃない。ここまで戦えたことに胸を張りたい」と話したが、表彰式前のロッカールームでは「みんなで泣きました」と明かした。
 昨季1年間、フランス1部のモンペリエに所属した鮫島は、今季からなでしこリーグ2部の仙台でプレーする。「福島の方や仙台の方が応援してくれた」と東北の人々の声援に感謝していた。

【2点目を悔やむ阪口】
 守備的MFの阪口は、アメリカの2点目の場面を悔やんだ。ドリブルするロイドをマークしていたが、遠い距離からシュートを決められ「スライディングしたら届いたんじゃないか、と思うと悔やまれる。あのタイミングで打ってくる選手は少ない」と振り返った。
 準々決勝、準決勝と違い、この日はボール保持率で相手を上回った。攻守のつなぎ役として活躍した背番号6は「ブラジル戦、フランス戦は負けてもおかしくなかったのに勝った。うまい方が勝つんじゃないんだな、と改めて感じた」と率直に話した。

【守護神・福元「これが実力」】
 準決勝ではフランスの猛攻を防ぎ切り、佐々木監督に「神様に見えた」と絶賛されたGK福元。この日は「早い時間帯での失点が痛かった」と前半立ち上がりに先制点を許し、後半9分にはカウンターからミドルシュートを決められ、今大会初の2失点を喫した。
 4年前の北京大会では正守護神だった福元。昨年のW杯では海堀にその座を譲ったが、今大会はレギュラーに復帰し、出場5試合で好セーブを連発した。1メートル65の小さな守護神は「金じゃなくて銀だったのは悔しいけど、これが実力」とサバサバ。「全てやり切った結果なので後悔はない」と胸を張った。

【決定機逃した岩渕号泣】
 FW岩渕は1点ビハインドの後半32分から出場。同38分には相手ゴール前でボールを奪い、左サイドからコースを狙ったシュートを放ったが、相手GKに阻まれた。
 試合後、岩渕は「決めたかったな。コースが甘かった。自分が決めていたら試合も変わっていた。申し訳ない」と、敗戦の責任を背負って号泣。U-20女子W杯(19日開幕)のメンバー入りを辞退して五輪に集中したが、チームに金メダルをもたらすことはできなかった。
 晴れやかな笑顔で表彰式に臨んだチームメートの中で、うつむいたまま銀メダルを受けた岩渕。チーム最年少の19歳はそれでも「今回、いい経験をしたので、次は絶対に金メダルを取らないといけない」と4年後のリベンジを誓っていた。

【3選手が全試合フル出場】
 岩清水、熊谷、近賀のDF3人が全6試合にフル出場した。
 岩清水は右太ももや左足首のケガを乗り越え、何とか五輪に間に合った。「このピッチに立てたのも、ケガを治してくれた人のおかげ。みんなにメダルを見せたい」と感謝した。
 昨夏からフランクフルト(ドイツ)でプレーする熊谷は「自信を持って体を当てられた。1対1の対応はドイツでやった成果が出た」と手応えを口にした。右サイドバックの近賀は「この銀メダルが今後の女子サッカー界にプラスになると信じたい」と前向きに話した。

【選手を称える佐々木監督】
 アメリカに1−2で敗れ、初の銀メダルを手にしたなでしこジャパン。頂点へあと一歩届かなかった佐々木監督は「素晴らしい試合だった。結果は出なかったが、この4年間は素晴らしい戦いだったと(選手を)称賛した」と、ともに戦った選手達を称えた。
 2点ビハインドの後半18分、MF澤がつないだボールをFW大儀見が押し込み、1点差に迫った。佐々木監督は岩渕、丸山と攻撃的な選手と投入したが、アメリカの壁に阻まれ、あと1点が遠かった。
 前日の会見で、決勝を「僕自身の最終章」と位置付け、ロンドン五輪限りでの退任を示唆していた佐々木監督。指揮官の花道は飾れなかったが、選手達は最後まであきらめない“なでしこらしさ”を世界に見せつけた。

【佐々木監督、進退明言せず】
 なでしこジャパンの佐々木監督は9日、女子の決勝後に自身の進退について「まだ整理できていない」と明言を避けた。同監督は8日の記者会見では「僕自身の最終章」と退任を示唆していた。
 約4年半の監督生活を「自分自身でも100点だと思う」と総括。「続けて率いると、ダラダラするところがあるかもしれない。なでしこが一番いいステップに行くために、質が違う人がやる方が、というのもある。自分がやった方が伸びると思えば、やらせて下さいとお願いする」と揺れる胸中を明かした。

【W杯の雪辱果たしたワンバック】
 昨年のW杯の雪辱を果たし、3大会連続4度目の金メダルを手にしたアメリカ。ワンバックは「2つの素晴らしいチームによる戦いだった。今夜は我々の方に運があった」とライバル・なでしこジャパンへの敬意を口にした。
 前半8分、モーガンのクロスにロイドが頭で合わせて先制。後半9分にもロイドが加点し、その後は日本の反撃を1点に抑えた。「作戦はボールを保持することだったが、うまくいかなかった。それでも戦術を変えて、勝つ方法を見つけ出すことができた」と振り返ったスンダーゲ監督。好セーブを連発したGKソロは「日本のGKも素晴らしかった」とGK福元を称え、「チーム全体の勝利だが、貢献できて良かった」と喜んだ。

【ハンド認めたアメリカ】
 前半に宮間のFKがペナルティーエリア内でアメリカ・ヒースの手に当たったが、主審は日本にPKを与えなかった。この判定についてロイドは「彼女の腕に当たっていたからラッキーだった。凄く微妙な場面だったから自分が主審じゃなくて良かったわ」と話し、ラピノーも「ハンドだったと言えるだろう」と認めた。
 他にも日本のシュートがクロスバーに当たるなど、運が味方する場面も。スンダーゲ監督は「日本は素晴らしかった。多くの指導者は日本のパスワークを勉強するべきだ」と持ち上げた。

【独紙が主審の判定批判】
 ドイツの全国紙ウェルト(電子版)は9日、「PKが与えられなかったせいもあって日本は銀以上のメダルを取れなかった」と報じ、決勝を担当した自国出身のシュタインハウス主審の判定を批判した。
 問題とした場面は前半、宮間のFKがペナルティーエリア内にいたアメリカ選手の手に当たったのに、ハンドにならなかったこと。同主審は日米が対戦した昨年の女子W杯決勝でも笛を吹いた実力者。だが、同紙は「シュタインハウス、決勝で失敗」の見出しを掲げ、明らかな誤審と記した。

【聖地ウェンブリーに8万人】
 決勝が行われたウェンブリー・スタジアムには8万203人の観客が集まり、五輪の女子では最多記録をマークした。従来の記録は1996年アトランタ大会決勝のアメリカvs中国戦で、7万6481人だった。また、今大会の女子は合計観客数が66万1796人となった。

【カナダは劇的勝利で銅メダル】
 女子の3位決定戦では、カナダのマースソンが後半のロスタイムにゴールを決め、1−0でフランスを下し、初のメダルを獲得した。
 シュート数はフランスの25本に対し、カナダはたったの4本。猛攻に耐え、最後に悲願の銅メダルを手にした。
 準決勝でフランスは1−2で日本、カナダは延長の末に3−4でアメリカに屈した。

【カナダ、体張って無失点】
 カナダはシュート数では4−25とフランスに圧倒されたが、体を張って無失点でしのいだ。迎えた後半ロスタイム。カウンターからのこぼれ球を、MFマースソンが押し込んだ。
 グループリーグ初戦で日本に屈したが、準々決勝では地元英国を撃破。準決勝でもアメリカと3−4の大接戦を演じた。GKマクロードは「アメリカに負けたのは辛かったけど、今日(9日)が一番大事だと分かっていた。好結果を出すために戦ったみんなを、誇りに思う」と喜んだ。

女子日本代表18名
GK:
1.福元美穂(岡山湯郷)
18.海堀あゆみ(INAC神戸)
DF:
2.近賀ゆかり(INAC神戸)
12.矢野喬子(浦和)
3.岩清水梓(日テレ)
5.鮫島彩(仙台)
4.熊谷紗希(フランクフルト)
MF:
10.澤穂希(INAC神戸)
8.宮間あや(岡山湯郷)
9.川澄奈穂美(INAC神戸)
6.阪口夢穂(日テレ)
14.田中明日菜(INAC神戸)
FW:
7.安藤梢(デュイスブルク)
13.丸山桂里奈(大阪高槻)
11.大野忍(INAC神戸)
17.大儀見(旧姓:永里)優季(ポツダム)
15.高瀬愛実(INAC神戸)
16.岩渕真奈(日テレ)


19.4%
 女子日本代表『なでしこジャパン』が銀メダルを獲得した10日未明のロンドン五輪サッカー女子決勝、女子アメリカ代表vs女子日本代表戦の生中継(NHK総合)が、午前3時45分から同4時35分までの前半で、平均視聴率19.4%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録したことが本日10日、明らかになった。
 瞬間最高視聴率は4時27分で23.6%。ハーフタイムでも19.3%とほぼ横ばいで、試合が盛り上がりを見せた後半は午前4時50分からビデオリサーチ社の視聴率測定が終了する午前5時までの10分間で、23.6%を記録した。
 また、同時間帯にテレビ朝日系で午前3時5分から放送された女子バレーボール準決勝「日本vsブラジル」は平均視聴率3.4%。日本はブラジルにストレートで敗れ、1976年モントリオール五輪以来36年ぶりの決勝進出を逃し、11日に行われる韓国との3位決定戦に回った。


J展望
J1第21節日程

11日(
)
14:00〜
札幌vs仙台
(札幌ド)
18:00〜
清水vs名古屋
(アウスタ)
18:30〜
鹿島vs磐田
(カシマ)
19:00〜
大宮vs広島
(NACK)
19:00〜
vsFC東京
(柏)
19:00〜
川崎vs鳥栖
(等々力)
19:00〜
横浜Mvs新潟
(ニッパ球)
19:00〜
G大阪vsC大阪
(万博)
19:00〜
神戸vs浦和
(ホームズ)

J2第28節日程

12日(
)
18:00〜
東京Vvs京都
(味スタ)
18:00〜
甲府vs水戸
(中銀スタ)
18:00〜
富山vs松本
(富山)
18:00〜
福岡vs湘南
(レベスタ)
18:00〜
大分vs北九州
(大銀ド)
19:00〜
山形vs横浜FC
(NDスタ)
19:00〜
草津vs岐阜
(熊谷陸)
19:00〜
千葉vs町田
(フクアリ)
19:00〜
鳥取vs岡山
(とりスタ)
19:00〜
愛媛vs徳島
(ニンスタ)
19:00〜
熊本vs栃木
(熊本)

NEW!
超最新TVスケジュール

J1第21節出場停止選手

カルリーニョス(
大宮)
橋本和(
)
高橋秀人(
FC東京)
ブルーノ・ロペス(
新潟)
本間勲(新潟)
矢野貴章(新潟)
黒木聖仁(
C大阪)
丸橋祐介(
C大阪)

J2第28節出場停止選手

鈴木隆行(
水戸)
深津康太(
東京V)
八角剛史(
横浜FC)
ダヴィ(
甲府)
飯田真輝(松本)
青山隼(
徳島)
小森田友明(
北九州)
原田拓(
熊本)
安川有(
大分)

J1第21節予想スタメン
※ポジションは右サイドから表記

11日()14:00〜
札幌vs仙台
(札幌ド)
≪予想スタメン≫
札幌
GK:杉山
DF:日高、奈良、金、岩沼
MF:古田、山本、宮澤、砂川、ハモン
FW:テレ
ベンチ:GK高木貴、DF岡山、MF岡本、FW近藤、FW榊、FW前田、FW内村
出場停止:なし
監督:石崎信弘
仙台
GK:林
DF:菅井、鎌田、上本、朴
MF:太田、田村、松下、梁
FW:ウイルソン、赤嶺
ベンチ:GK桜井、DF渡辺、DF内山、MF関口、MF武藤、FW柳沢、FW中原
出場停止:なし
監督:手倉森誠

11日()18:00〜
清水vs名古屋
(アウスタ)
≪予想スタメン≫
清水
GK:林
DF:河井、平岡、ヨン・ア・ピン、李
MF:杉山、アレックス、姜
FW:大前、フランサ、高木
ベンチ:GK林、DF犬飼、MF八反田、MF石毛、FW白崎、FW伊藤、FW鍋田
出場停止:なし
監督:アフシン・ゴトビ
名古屋
GK:楢崎
DF:田中隼、ダニエル、増川、阿部
MF:田口、ダニルソン、藤本
FW:小川、闘莉王、田中輝
ベンチ:GK高木、DF石櫃、MF三都主、MF吉村、MF水野、MF吉田、FW巻
出場停止:なし
監督:ドラガン・ストイコビッチ

11日()18:30〜
鹿島vs磐田
(カシマ)
≪予想スタメン≫
鹿島
GK:曽ヶ端
DF:西、岩政、青木、新井場
MF:レナト、小笠原、柴崎、ドゥトラ
FW:大迫、興梠
ベンチ:GK佐藤、DF昌子、MF増田、MF遠藤、MF本山、FWジュニーニョ、FW岡本
出場停止:なし
監督:ジョルジーニョ
磐田
GK:八田
DF:駒野、菅沼駿、藤田、宮崎
MF:山田、小林裕、ソウト、山崎、松浦
FW:前田
ベンチ:GK竹重、DF千代反田、DF山本脩、MF山本康、MF小林祐、MF菅沼実、FW阿部
出場停止:なし
監督:森下仁志

11日()19:00〜
大宮vs広島
(NACK)
≪予想スタメン≫
大宮
GK:江角
DF:渡部、菊地、片岡、下平
MF:渡邉、青木、金澤、チョ
FW:長谷川、ズラタン
ベンチ:GK北野、DF深谷、DF鈴木、MF上田、MF橋本、MF金久保、FWノバコビッチ
出場停止:MFカルリーニョス
監督:ズデンコ・ベルデニック
広島
GK:西川
DF:森脇、千葉、水本
MF:ミキッチ、青山、森崎和、清水、石原、高萩
FW:佐藤
ベンチ:GK増田、DF塩谷、MF中島、MF石川、MF森崎浩、FW大崎、FW平繁
出場停止:なし
監督:森保一

11日()19:00〜
vsFC東京
(柏)
≪予想スタメン≫

GK:菅野
DF:藤田、増嶋、近藤、那須
MF:ドミンゲス、栗澤、大谷、ワグネル、澤
FW:工藤
ベンチ:GK稲田、DFクォン、DF福井、MF茨田、MF水野、FW田中、FWバイアーノ
出場停止:DF橋本
監督:ネルシーニョ
FC東京
GK:塩田
DF:中村、加賀、森重、椋原
MF:石川、米本、長谷川、谷澤、田邉
FW:ルーカス
ベンチ:GK廣永、DF丸山、MF梶山、MF三田、MFブチチェビッチ、FWエジミウソン、FW渡邉
出場停止:MF高橋
監督:ランコ・ポポビッチ


11日()19:00〜
川崎vs鳥栖
(等々力)
≪予想スタメン≫
川崎
GK:西部
DF:田中裕、實藤、井川、山越
MF:小林、風間希、大島、楠神、中村
FW:風間矢
ベンチ:GK杉山、DF伊藤、MF稲本、MF杉浦、MF田中淳、MF登里、FWレナト
出場停止:なし
監督:風間八宏
鳥栖
GK:奥田
DF:丹羽、キム・クナン、呂、磯崎
MF:水沼、藤田、岡本、金民友、早坂
FW:豊田
ベンチ:GK室、DF小林、MF船谷、MF高橋、FW野田、FW岡田、FWトジン
出場停止:なし
監督:尹晶煥

11日()19:00〜
横浜Mvs新潟
(ニッパ球)
≪予想スタメン≫
横浜M
GK:飯倉
DF:小林、栗原、中澤、ドゥトラ
MF:中村、富澤、兵藤、小野
FW:大黒、マルキーニョス
ベンチ:GK榎本、DF青山、DF金井、MF中町、MF森谷、MF谷口、FW松本翔
出場停止:なし
監督:樋口靖洋
新潟
GK:東口
DF:藤田、大井、石川、村上
MF:田中、三門、菊地、ミネイロ
FW:ミシェウ、平井
ベンチ:GK小澤、DF増田、DF坪内、MF小林、MF木暮、MF金 永根、MF小谷野
出場停止:MF本間、FW矢野、FWロペス
監督:柳下正明

11日()19:00〜
G大阪vsC大阪
(万博)
≪予想スタメン≫
G大阪
GK:藤ヶ谷
DF:加地、丹羽、今野、藤春
MF:二川、明神、遠藤、倉田
FW:パウリーニョ、レアンドロ
ベンチ:GK武田、DF岩下、MF武井、MF佐々木、MF家長、MF阿部、FW佐藤
出場停止:なし
監督:松波正信
C大阪
GK:キム・ジンヒョン
DF:酒本、茂庭、藤本、舩津
MF:村田、シンプリシオ、横山、枝村
FW:ケンペス、柿谷
ベンチ:GK松井、DF金聖基、DF児玉、MF吉野、MFヘベルチ、FW播戸、FW永井
出場停止:MF丸橋、MF黒木
監督:セルジオ・ソアレス

11日()19:00〜
神戸vs浦和
(ホームズ)
≪予想スタメン≫
神戸
≪予想スタメン≫
GK:徳重
DF:奥井、北本、伊野波、相馬
MF:野沢、田中、橋本、小川
FW:大久保、田代
ベンチ:GK嘉味田、DF河本、DF高木、MF朴、MF森岡、FW吉田、FW都倉
出場停止:なし
監督:西野朗
浦和
GK:加藤
DF:坪井、永田、槙野
MF:平川、鈴木、阿部、梅崎、柏木、リシャルデス
FW:原口
ベンチ:GK山岸、DF濱田、DF山田暢、MF小島、MF宇賀神、FW田中、FWポポ
出場停止:なし
監督:ミハイロ・ペトロビッチ


フル出場
欧州リーグ予選3回戦第2戦結果

フィテッセ0−2(TOTAL4−0)アンジ・マハチカラ
(ヘルレドーム/25000人)
≪得点者≫
アンジ:エトー48、84=PK
≪出場メンバー≫
【フィテッセ】
GK:
フェルトハイゼン
DF:
安田理大、カラス、G・カシア、ファン・アーンホルト
MF:
ファン・デル・ハイデン(79分プレパー)、ファン・ヒンケル、チオマー
■■=(59分)、イバーラ(74分チャントゥリア)
FW:
ジョナタン・レイス(75分ハーフナーマイク)、ボニー
【アンジ】
GK:
ガブロフ
DF:
サンバ、ジョアン・カルロス、タギルベコフ、ジルコフ(75分シャトフ)
MF:
ジュシレイ、カルセラ・ゴンサレス、ガブロフ、アガラロフ

FW:
ブスファ(78分ラヒヤロフ)、エトー(85分スモロフ)

インテル0−2(TOTAL3−2)ハイデュク・スプリト(クロアチア)
(スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ/44154人)
≪得点者≫
ハイデュク・スプリト:ブクシッチ23=PK、ブコヴィッチ58
≪出場メンバー≫
【インテル】
GK:
ハンダノビッチ
DF:
ジョナタン、サムエル
、ラノッキア、エムバイェ(56分長友佑都)
MF:
サネッティ、グアリン、カンビアッソ、コウチーニョ(65分ロンゴ)、スナイデル(85分シルベストレ)
FW:
ミリート

ハノーバー2−0(TOTAL5−0)セント・パトリックス(アイルランド)
≪得点者≫
ハノーバー:ハギ32、エギマン47
≪出場メンバー≫
【ハノーバー】
GK:
ツィーラー
DF:
アンドレアセン、C・シュルツ(39分エギマン)、ハギ、チェルンドロ
MF:
ピント(65分シュミーデバッハ)、ラウシュ、フスティ、コナン(46分ソビェフ)
FW:
シュティンドゥル、アブデラウェ

リバプール3−0(TOTAL4−0)FCゴメル(ベラルーシ)
≪得点者≫
リバプール:ボリーニ21、ジェラード42、G・ジョンソン72
≪出場メンバー≫
【リバプール】
GK:
レイナ
DF:
G・ジョンソン、シュクルテル(76分キャラガー)、アッガー、ホセ・エンリケ
MF:
ジェラード、ルーカス・レイバ(86分スピーリング)、シェルベイ
(76分アダム)
FW:
ダウニング、ボリーニ、L・スアレス

スラベン・ベルポ(クロアチア)2−1(TOTAL3−4)アスレティック・ビルバオ
≪得点者≫
スラベン・ベルポ:プリッチ28、グレグリナ69
ビルバオ:ムニアイン47

 サッカーの欧州リーグは9日、各地で予選3回戦第2戦が行われ、DF長友佑都のインテル(イタリア)やロンドン五輪日本代表DF酒井宏樹のハノーバー(ドイツ)はプレーオフに勝ち進んだが、DF安田理大とFWマイク・ハーフナーのフィテッセ(オランダ)は敗退した。
 インテルはホームでハイデュク・スプリト(クロアチア)に0−2で敗れ、2戦合計3−2で進出。長友は後半10分から投入された。ハノーバーはホームでセント・パトリックス(アイルランド)に2−0で勝ち、2戦合計5−0で勝ち進んだ。フィテッセは本拠地でアンジ・マハチカラ(ロシア)に0−2で敗れ、2戦合計0−4。安田はフル出場し、ハーフナーは後半29分から投入された。
 敵地での第1戦を3−0で快勝したインテルだったが、今季ホーム初戦となったこの日の一戦は前半23分にPKで先制点を与えると、後半13分にも2点目を献上。そのまま0−2で敗れたものの、2戦合計スコアで3−2と上回り、辛くもプレーオフ進出を決めた。第1戦で今季初ゴールを決めた長友は、この試合に後半10分から途中出場した。
 リバプール(イングランド)は新加入ボリーニやジェラードのゴールにより、ゴメル(ベラルーシ)に3−0で快勝し、2戦合計スコア4−0でプレーオフ進出。昨季準優勝のアスレティック・ビルバオ(スペイン)は、敵地でスラベン・ベルポ(クロアチア)に1−2で敗れたものの、2戦合計スコア4−3で辛うじて勝ち抜きを決めた。
 欧州リーグ予選プレーオフは23日に第1戦、30日に第2戦が行われ、勝ち抜いたチームが本戦出場権を獲得する。

【長友、ブーイングに反省】
 長友は0−1の後半10分に「攻撃を活性化させたかった」と途中出場し、後半28分にはシュートを放ったものの第1戦に続く得点には至らなかった。
 辛うじて2戦合計3−2でハイデュク・スプリトを下したが、ホームの観客からはブーイングも出た。長友は「相手より自分達の問題」と集中力の欠如を反省し、「サイドバックなのでまず守備が大事。その上でアシストやゴールを決められたら」と気持ちを切り替えていた。


獲得
 オランダエールディビジのフェイエノールトは本日10日、スペインリーガエスパニョーラのマラガからオランダ代表DFヨリス・マタイセン(32)の獲得が内定したと発表した。契約期間は3年で、移籍金は発生しない。ロッテルダムのエラスムス大学で行われるメディカルチェック後、契約が正式に交わされる。
 代表82キャップを誇る経験豊富なマタイセンの獲得を巡り、フェイエノールトとアヤックスが獲得に火花を散らした。フェイエノールトはロン・フラール(アストン・ビラ)、アヤックスはヤン・フェルトンゲン(トッテナム)と、両チーム共キャプテンを務めていた貴重なセンターバックを放出していたからだ。
 ロナルド・クーマン監督は、マタイセン獲得成功について、「うちには4人のセンターバックがいる。(レギュラー格の)デ・フライとインディは20歳。コンゴロは18歳。22歳のラムスタインは重い負傷が癒えたばかり。マタイセンには経験がある。彼の存在はデ・フライやインディの成長を早めることができる」と喜んだ。
 今週から始まるエールディビジだが、マタイセンのフェイエノールトデビューは第2節以降になる見込み。


資格停止処分
 サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)を昨季制したユベントスのアントニオ・コンテ監督(43)が過去に八百長を知りながら報告しなかった問題で、イタリア・サッカー連盟(FIGC)の規律委員会は10日、同監督に10ヶ月の資格停止処分を科すと発表した。
 コンテ監督は当時2部のシエナを率いていた2010−2011年シーズン、八百長を把握していたとされる。FIGC側は当初15ヶ月の資格停止を要求。同監督は期間を3ヶ月とする取引を画策したが、不調に終わっていた。


超サカFLASH

レンタル
 J1神戸は本日、サントス(ブラジル)からブラジル人MFのアンデルソン(22)、サンカエターノ(ブラジル)からFWフェルナンド(19)がともにが期限付き移籍で加入したと発表した。期間は来年1月1日まで。アンデルソンはサントスのアカデミー出身で2011年にトップチームに果たしたボランチ。出場はなかったが、昨年日本で開催されたクラブワールドカップ(W杯)でも来日していた選手で、西野監督の要望もあってボランチ補強を目指していた神戸の注目選手となる。フェルナンドは7月から練習生として神戸の練習に参加していた。

トップ昇格
 J1磐田は本日、磐田ユースに所属するGK牲川歩見(18)の来季からのトップチーム昇格が内定したと発表した。

新加入
 J1川崎は本日、筑波大のDF山越享太郎(21)が加入したと発表した。山越は今季、大学に在籍したままJリーグの試合に出場できる特別指定選手として川崎でプレー。筑波大サッカー部は退部した。

獲得
 J2福岡は本日、ブラジル出身で同国サンタクルスFCなどに在籍したFWオズマール(25)を獲得したと発表した。


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