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本日の超最新情報
W杯出場を決めた日本代表が記者会見!!2013.06.05.WED

INDEX

速報
コンフェデレーションズカップ(15〜30日・ブラジル)の日本代表メンバー23名発表!長友佑都、本田圭佑、香川真司らが順当に選出され、駒野友一、東慶悟、工藤壮人の3名が落選!

記者会見
W杯出場を決めた日本代表メンバーとザッケローニ監督がさいたま市内のホテルで記者会見!

38.6%
昨夜、テレビ朝日系列で生中継されたW杯アジア最終予選、日本代表vsオーストラリア代表戦の平均視聴率が2013年の最高数値となる38.6%を記録!瞬間最高視聴率は試合終了の午後9時23分で驚愕の46.3%!

日程発表
日本代表の9、10月の国際親善試合の日程発表!9月6日にグアテマラ(大阪・長居)、同10日にガーナ(日産ス)と対戦し、10月の欧州遠征では11日にセルビア、15日にベラルーシと対戦!

首位浮上
W杯北中米カリブ海最終予選第6戦
ジャマイカ0−1メキシコ
6大会連続15度目の出場を目指すメキシコはデ・ニグリスの決勝弾で競り勝って首位浮上!

勝利
国際親善試合
カザフスタン1−2ブルガリア
ポーランド2−0リヒテンシュタイン
ルーマニア4−0トリニダードトバゴ
ニュージーランド0−1ヨルダン
エジプト1−1ボツワナ
ミャンマー0−2シンガポール
香港0−1フィリピン
タジキスタン3−2アフガニスタン
5月30日に日本と対戦して快勝したブルガリアはアウェー戦2連勝!

W杯出場決定
W杯アジア最終予選第7戦
グループB
日本代表1−1オーストラリア代表
オマーン1−0イラク
グループA
カタール0−1イラン
レバノン1−1韓国
日本は後半ロスタイムに本田圭佑のPK弾で追い付き、5大会連続5度目のW杯出場が決定!日本は3大会連続でW杯予選突破一番乗り!韓国は後半ロスタイム7分に追い付き、土壇場ドローで首位浮上!

本日の超サカFLASH
J2山形のFW山崎雅人が右ハムストリングの肉離れで全治3週間ほか


本文
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発表
 日本サッカー協会は本日5日、来年のワールドカップ(W杯)開催地のブラジルで行われる各大陸連盟王者などによる大会、コンフェデレーションズカップ(15〜30日)の日本代表メンバーを発表し、本田(CSKAモスクワ)、香川(マンチェスター・ユナイテッド)らW杯アジア最終予選のオーストラリア戦(4日)でベンチ入りした23名が選ばれた。
 グループリーグ・グループAの日本は15日にブラジル、19日にイタリア、22日にメキシコと顔を合わせる。ザッケローニ監督は「コンフェデ杯は自分達の現状を確認する場になる」と意気込みを語った。
 4日にベンチ外だった駒野友一(磐田)、東慶悟(FC東京)、工藤壮人(柏)の3名が落選した。既にW杯出場を決めた日本は、イラクとの最終予選最終戦(11日・ドーハ)もこの23名で臨む。

日本代表23名
GK:
1.川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
1983年03月20日生/身長185cm/体重80kg/国際Aマッチ出場42試合/29失点
12.西川周作(広島)
1986/06/18/183cm/81kg/8試合/3失点
23.権田修一(FC東京)
1989/03/03/187cm/83kg/1試合/2失点
DF:
15.今野泰幸(G大阪)
1983/01/25/178cm/73kg/65試合/1得点
16.栗原勇蔵(横浜M)
1983/09/18/184cm/80kg/14試合/2得点
2.伊野波雅彦(磐田)
1985/08/28/179cm/73kg/18試合/1得点
5.長友佑都(インテル)
1986/09/12/170cm/68kg/55試合/3得点
6.内田篤人(シャルケ)
1988/03/27/176cm/67kg/55試合/1得点
22.吉田麻也(サウサンプトン)
1988/08/24/189cm/81kg/25試合/2得点
21.酒井宏樹(ハノーバー)
1990/04/12/183cm/70kg/8試合/0得点
3.酒井高徳(シュツットガルト)
1991/03/14/176cm/74kg/5試合/0得点
MF:
7.遠藤保仁(G大阪)
1980/01/28/178cm/75kg/127試合/10得点
14.中村憲剛(川崎)
1980/10/31/175cm/67kg/64試合/6得点
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
1984/01/18/177cm/65kg/66試合/2得点
13.細貝萌(レバークーゼン)
1986/06/10/176cm/69kg/19試合/1得点
4.本田圭佑(CSKAモスクワ)
1986/06/13/182cm/76kg/41試合/13得点
20.高橋秀人(FC東京)
1987/10/17/182cm/74kg/4試合/0得点
FW:
18.前田遼一(磐田)
1981/10/09/183cm/80kg/27試合/10得点
9.岡崎慎司(シュツットガルト)
1986/04/16/174cm/76kg/61試合/32得点
11.ハーフナー・マイク(フィテッセ)
1987/05/20/194cm/86kg/11試合/4得点
19.乾貴士(フランクフルト)
1988/06/02/171cm/59kg/9試合/0得点
10.香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
1989/03/17/172cm/63kg/40試合/13得点
8.清武弘嗣(ニュルンベルク)
1989/11/12/172cm/66kg/14試合/1得点


記者会見
 4日に行われたワールドカップ(W杯)アジア最終予選でオーストラリアと1−1で引き分けてグループB・2位以内を確定し、W杯出場を決めたサッカー日本代表が一夜明けた本日5日、さいたま市内のホテルで記者会見し、改めて喜びを語った。
 アルベルト・ザッケローニ監督(60)は「W杯出場を決められたことを嬉しく思う。監督として招聘(しょうへい)してくれた日本サッカー協会に感謝。支えてくれたスタッフ全員に感謝」と協会と代表スタッフへの感謝の意を表明。「強く戦ってくれた選手が主人公。彼らがいなければ成り立たないので、選手には感謝している」と5大会連続のW杯切符を掴み取った選手達への思いを述べた。
 また、埼玉スタジアムを埋めた6万人余のサポーターにも「12人目、13人目の選手」と後押しへのお礼を述べ、メディアに対しては「3年間も私のことを我慢してくれてありがとう」とジョークまじりに話した。

川島永嗣
「嬉しさという面では変わらないが、日本の皆さんと喜びを共有できたのは素晴らしかった」

今野泰幸
「このチームは本当にいいチームだと思うし、無限の可能性を持っている。世界で勝つチームになれると信じている」

長友佑都
「岡田ジャパンの時は心の底から喜べた自分がいたが(今回は)嬉しい気持ちよりもこれから厳しい戦いが始まると、危機感の方が強かった」

岡崎慎司
「いろんな人のおかげでW杯に出場できたことは嬉しいが、FWとしてはゴールが欲しかった。これから1年、ゴールにこだわってやっていきたい」

長谷部誠
「ホッとしている。素直に嬉しい。ただ世界で勝つためにはもっともっと成長しなければいけない。W杯に向けて成長度を上げていきたい」

香川真司
「主力としてこの予選を戦って、W杯を決めたという喜びは素直にある。ただもっとレベルアップしないとブラジルでは厳しい。そういう危機感を常に持ちながら、来年のW杯まで自分を磨いてもっと強くなって、夢の舞台で活躍できるように頑張りたい」

本田圭佑
「応援してくれたファンの皆さん、あることないこと書いてくれたメディア、そしてスポンサーに感謝したい」

【本田は今野に喝!】
 サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会出場を決めた日本代表のエース、26歳の本田圭佑(CSKAモスクワ)が本日5日、アジア最終予選のオーストラリア戦から一夜明けて記者会見し「どうやって自立する選手になって個(の力)を高められるか」と1年後の本大会に向け、チームメートに高い意識と成長を求めた。
 「W杯優勝のために必要なことは」との質問に「シンプルに言えば個(の成長)。最後は個が試合を決する」と答えた。4日のオーストラリア戦を例に、相手と1対1でピンチを防いだGK川島永嗣(スタンダール)のプレーについて「そういうところをさらに高める」などと個人名を挙げながら改善点も指摘した。
 現状に満足しない強い信念が持ち味という自負がある。「ビッグクラブでプレーしている人と一緒にやるのは楽しい」と仲間を持ち上げた今野泰幸(G大阪)の発言に反応し「今野選手みたいに憧れをもってやってもらったら困る。あくまで同じピッチに立っていますから」と、たしなめるように言った。
 代表の中心として先を見据える。「この1年、短いといえば短いが、1年もあるとも言える」。15日開幕のコンフェデレーションズカップへ「(W杯への)テストじゃない」と真剣勝負を強調した。

【香川「個人、チームとして物足りない」】
 香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)は自身初のW杯出場に向けて気を引き締めた。主力として獲得したブラジル切符を喜びつつ「その舞台でどう輝くか(という面で)は個人、チームとして物足りない。レベルアップしないと」と語った。
 2010年南アフリカ大会はサポートメンバーだった。出場権を獲得した2009年のアジア最終予選、ウズベキスタン戦もスタンド観戦で「あの時の自分は本当に自信がなくて、ただ代表にいる感じだった」という。今のチームを支える自覚が、さらなる成長への思いにつながっている。

【カズがW杯出場を祝福】
 サッカーの元日本代表FWでJリーグ現役選手最年長の46歳、J2横浜FCの三浦知良が本日5日、5大会連続のワールドカップ(W杯)出場を決めた日本代表を祝福した。20年前に試合終了間際の失点で出場を逃した「ドーハの悲劇」を経験しているベテランは「決められて良かった。予選は厳しい戦いで、ホームでもアウェーでも勝ち点を取るのは大変なこと」と実感を込めて話した。
 1年後のW杯は1986年にプロとして第一歩を踏み出したブラジルで行われる。「選手としてやっている以上は日本代表として(ピッチに)立ちたいし、そのために一生懸命やっている。46歳にも権利はある」と意欲を示した。

【ゴン、本田称賛しつつドヤ顔】
 サッカー元日本代表FW中山雅史氏(45)が本日5日、5大会連続でW杯ブラジル大会への出場を決めたザックジャパンを称えた。
 1−1で引き分け、W杯出場を決めた4日の豪州戦では、MF本田圭佑(CSKAモスクワ)が土壇場で同点PK弾。中山氏は「プレッシャーは半端ないと思いますよ。それに耐えられる人間が本田」と称賛。本田は6万観衆の期待を背負い、ゴールど真ん中にPKを蹴り込んだが「まあ僕も真ん中に蹴りましたね」とドヤ顔で笑わせた。
 今後の課題は「多くのチャンスを演出してどうゴールにつなげていくか。個人のレベルアップが重要」と強調。日本のブラジルW杯大会優勝は「可能性はなくはない。どれだけ高めていけるか」と言及した。
 元J1鹿島FWアルシンド氏(45)は「日本代表は技術的に進化した。本田はプレッシャーの中でいいプレーができた。日本は世界中にも認められてるチームになっている」と高評価。コンフェデレーションズカップではブラジルとの対戦を控えるが「ブラジル代表はプレーは巧いけど、内部であまり関係が良くない状態。日本は和気あいあいとやっている」と暴露した。

【30分余りで完売】
 2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の日本出場決定を記念したTシャツやタオルの販売が本日5日、東京都文京区の日本サッカーミュージアムで始まり、わずか30分余りで完売した。販売数は非公表。
 4日のアジア最終予選、オーストラリア戦後に選手やスタッフがまとっていた、ブラジル国旗をイメージしたTシャツやタオルなど4商品を午後1時から販売した。担当者によると「それなりの数」を用意していたというが、瞬く間に完売した。他のショップや今後の販売予定は決まっていないという。


38.6%
 4日夜にテレビ朝日系列で生中継され、日本代表が5大会連続でワールドカップ(W杯)ブラジル大会への出場を決めたアジア最終予選グループBのオーストラリア戦の平均視聴率が38.6%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)の高視聴率をだったことが本日5日、明らかになった。瞬間最高視聴率は試合終了の午後9時23分で46.3%だった。
 これまで最高だった第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のオランダ戦(3月10日・TBS)の平均34.4%を上回り、今年最高となった。
 試合は後半36分に失点したが、MF本田圭佑(CSKAモスクワ)がPKを獲得。6万2000人の大観衆の期待を背負ったロスタイムに、ゴールど真ん中に蹴り込み、同点に。日本はこのまま逃げ切り、グループB・1位で最終予選を通過し、3大会連続の世界最速で、5大会連続のW杯出場を確定させた。


日程発表
 日本サッカー協会は本日5日、日本代表が9、10月に行う国際親善試合の日程を発表した。9月のキリン・チャレンジカップでは6日にグアテマラ(大阪・長居陸上競技場)、10日にガーナ(日産スタジアム)と対戦し、10月には欧州遠征を行って11日にセルビア、15日にベラルーシと顔を合わせる。
 5月の国際サッカー連盟(FIFA)ランキングでは、ガーナ以外の3チームが日本より下位にいる。ザッケローニ監督は「強いチームとばかり当たると、結果重視の戦い方になってしまう。成長するためには、自分達に何ができるかに目を向けないといけない時もある」と話した。
 11月の国際試合日の相手や場所について、原強化担当技術委員長は「まだ決まっていないが(国内より)海外でやる可能性の方が高い」と話した。


首位浮上
W杯北中米カリブ海最終予選第6戦結果

ジャマイカ0−1メキシコ
≪得点者≫
メキシコ:デ・ニグリス48

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会の北中米カリブ海最終予選は4日、キングストンで行われ、メキシコがジャマイカを1−0で破り、1勝3分けの勝ち点6で首位に立った。


勝利
国際親善試合結果

カザフスタン1−2ブルガリア
ポーランド2−0リヒテンシュタイン
ルーマニア4−0トリニダードトバゴ
ニュージーランド0−1ヨルダン
エジプト1−1ボツワナ
ミャンマー0−2シンガポール
香港0−1フィリピン
タジキスタン3−2アフガニスタン

 国際親善試合は4日、世界各地で行われ、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本と同じグループBのヨルダンは、アウェーでニュージーランドと対戦し、1−0で競り勝った。
 そのほか、5月30日に日本と対戦して快勝したブルガリアがカザフスタンに2−1で勝利、ルーマニアはトリニダードトバゴに4−0で大勝した。


W杯出場決定
W杯アジア最終予選第7戦結果

グループB:

日本代表1−1オーストラリア代表

会場:埼玉スタジアム(埼玉県)
観衆:62172人
主審:ナワフ・シュクララ(バーレーン)
天気:曇り
風:弱風
気温:23.3℃
湿度:54.0%
ピッチ表面:乾燥
ピッチ状態:全面良芝

≪得点者≫
日本代表:本田圭佑90+1=PK
オーストラリア代表:オアー82

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
1.川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
DF:
6.内田篤人(シャルケ)
(85分11.ハーフナー・マイク(フィテッセ))
22.吉田麻也(サウサンプトン)
15.今野泰幸(G大阪)
5.長友佑都(インテル)
MF:
9.岡崎慎司(シュツットガルト)
(87分8.清武弘嗣(ニュルンベルク))
17.長谷部誠(ボルフスブルク)(cap)=22分
7.遠藤保仁(G大阪)
10.香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
4.本田圭佑(CSKAモスクワ)
FW:
18.前田遼一(磐田)
(79分16.栗原勇蔵(横浜M))
ベンチ:
GK:
12.西川周作(広島)
23.権田修一(FC東京)
DF:
2.伊野波雅彦(磐田)
21.酒井宏樹(ハノーバー)
3.酒井高徳(シュツットガルト)
MF:
14.中村憲剛(川崎)
13.細貝萌(レバークーゼン)
20.高橋秀人(FC東京)
FW:
19.乾貴士(フランクフルト)

フォーメーション
(4-2-3-1)

   18
10   4   9
   7  17
5  15  22  6
    1

オーストラリア代表
GK:
1.シュワルツァー
DF:
8.ウィルクシャー
6.オグネノブスキ
2.ニール
17.マッケイ=90分
MF:
10.クルース
(90+4分7.トンプソン)
5.ミリガン
23.ブレシアーノ=88分
11.オアー
14.ホルマン
(72分21.ビドシッチ)
FW:
4.ケーヒル
ベンチ:
GK:
18.ガレコビッチ
12.ランゲラク
DF:
13.ノース
22.スウェート
19.コーンスウェート
15.マクゴーワン
MF:
16.ホランド
20.ロジッチ
FW:
3.フラニッチ
9.ケネディ

フォーメーション
(4-2-3-1)

    4
11  14   10
  23  5
17  2  6  8
    1

≪各種データ≫
日本豪州
ボール支配率:
57.3%:42.7%
シュート数:
19:10
直接FK数:
13:15
間接FK数:
1:0
CK数:
4:2
GK数:
9:14
PK数:
1:0
オフサイド:
1:0

オマーン1−0イラク
≪得点者≫
オマーン:アル・アジミ45+1

グループA:

カタール0−1イラン
≪得点者≫
イラン:ゴーチャネジハド66

レバノン1−1韓国
≪得点者≫
レバノン:マートゥク13
韓国:キム・チウ90+7

W杯アジア最終予選順位表
(第7戦終了時)

…W杯出場
…アジア5位決定プレーオフに出場

グループA

1位 韓国
勝点11 得12 失6
得失点差 +6
3勝2分1敗
(6試合消化)

2位 ウズベキスタン
勝点11 得6 失4
得失点差 +2
3勝2分1敗
(6試合消化)

3位 イラン
勝点10 得3 失2
得失点差 +1
3勝1分2敗
(6試合消化)


4位 カタール
勝点7 得4 失8
得失点差 -4
2勝1分4敗
(7試合消化)

5位 レバノン
勝点5 得3 失8
得失点差 -5
1勝2分4敗
(7試合消化)

グループB

1位 日本
勝点14 得15 失5
得失点差 +10
4勝2分1敗
(7試合消化)

2位 オマーン
勝点9 得7 失9
得失点差 -2
2勝3分2敗
(7試合消化)


3位 オーストラリア
勝点7 得7 失7
得失点差 ±0
1勝4分1敗
(6試合消化)


4位 ヨルダン
勝点7 得6 失12
得失点差 -6
2勝1分3敗
(6試合消化)

5位 イラク
勝点5 得4 失6
得失点差 -2
1勝2分3敗
(6試合消化)

W杯アジア最終予選第8戦日程

グループA:

11日(火)

日本時間20:00〜
韓国vsウズベキスタン

12日(水)

日本時間25:30〜
イランvsレバノン

グループB:

11日(火)

日本時間17:00〜
オーストラリアvsヨルダン

日本時間23:30〜
イラク代表vs日本代表

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア最終予選グループBの日本代表vsオーストラリア代表は4日、埼玉スタジアムで行われ、日本は後半37分に先制を許したが、ロスタイムに本田(CSKAモスクワ)がPKを決めて追い付き、5大会連続5度目の本大会進出を決めた。
 日本はヨルダン戦の欠場から復帰した本田を軸に攻めた。前半立ち上がりに遠藤(G大阪)のFKがわずかに左へ外れ、香川(マンチェスター・ユナイテッド)のシュートはGKに阻まれた。後半に相手のクロス気味のボールをそのまま入れられて失点したが、終了間際に本田のクロスが相手選手のハンドを誘ってPKを得た。
 日本は4勝2分け1敗の勝ち点14とし、グループB・2位以上が確定した。日本がW杯予選突破を一番乗りで果たしたのは2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会に続き3大会連続。日本国内の試合で出場を決めたのは初めてとなった。
 日本は来年6月12日に開幕するW杯で、2002年日韓大会と南アフリカ大会で記録したベスト16を上回る成績を目指す。
 日本は11日にはドーハでイラクとアジア最終予選の最終戦を行い、15日からブラジルでのコンフェデレーションズカップに出場する。

川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
「こういう形で、1人1人が貢献して決められたのは良かった。(本田のPKは)決まるまでずっとボールを見ていた。前の選手が重要な時に決めてくれるので、後ろをしっかり守ろうと思っていた」

今野泰幸(G大阪)
「攻撃のリズムがいいから、守備もやりやすかった。あの失点はどうしようもなかった。(途中から)サイドバックに入ったのは驚いたけど、ベンチに下げずに使ってくれたのは嬉しかった」

岡崎慎司(シュツットガルト)
「勝って決めたかったが、引き分けでも良かった。(最終予選では)ゴールが欲しい時に取れなかった。まだまだ成長しないといけない」

長谷部誠(ボルフスブルク)
「この2試合は勝っていなくて、チームの雰囲気も上がってきていなかった。勝ち抜けたのは(支えてくれた)皆さんのおかげ」

遠藤保仁(G大阪)
「アンラッキーなゴールを決められたけれど、残り(約)10分あったので、最後まで諦めない気持ちが(同点ゴールに)つながった。ホームで決められて良かった」

前田遼一(磐田)
「(本田のPKは)決めてくれると信じていた。いい経験ができたので、この経験を無駄にしないようにしたい」

栗原勇蔵(横浜M)
「こういう経験はなかなかできないし、凄く嬉しい。ちゃんと完封できたらもっと良かった。そこは反省して次に挑みたい」

清武弘嗣(ニュルンベルク)
「勝ちたかったけれど、突破を決められて良かった。あと1試合あるので、今日出ていない選手にとってはチャンスになる」

ハーフナー・マイク(フィテッセ)
「W杯出場が決まる試合のピッチに立てて良かった。(W杯出場という)目標に向かって、もっと成長したい」

日本サッカー協会・大仁邦弥会長
「前半から緊張感のある試合だった。初めてホームで(W杯出場を)決められた。たくさんのサポーターが応援してくれた中で決められたのは良かった」

Jリーグ・大東和美チェアマン
「5大会連続での出場を実現したことは、Jリーグがスタートした20年前から考えれば、夢のような偉業。世界の強豪を相手に悔いを残すことなく戦ってほしい」

【ザック監督「最低限の使命だった」】
 土壇場で追い付き、5大会連続5度目の本大会出場を決め、日本代表のザッケローニ監督は「日本に来た使命はワールドカップに出場を決めるのが最低限だったのでホッとしている」と安堵の笑顔を浮かべた。
 押し気味にゲームを進めながら後半37分に先制を許す展開。「内容的には勝利してもおかしくないと思っていたのだが、いつも通りちょっと読めないところもあって。このグループは強いので、何とかしようという思いが出た試合」と振り返った。
 ホームでW杯出場を決めるのは初めて。指揮官は「選手達に本当によくやってくれたと伝えたいし、サポーターの皆さんが苦しい時にいつでも応援してくれたのが支えになった」と声援にも感謝。試合後には「応援ありがとうございます!」と日本語で直接思いをサポーターへ伝えた。

【好守で鼓舞した川島】
 日本のゴールを任された川島は、気迫のこもったセーブで鼓舞した。5月30日のブルガリアとの国際親善試合では精彩を欠き「責任を感じる。次はしっかりしないと」と挽回を誓っていた背番号1。持ち前の鋭い反応で存在感を示した。
 見せ場は前半30分過ぎの大ピンチだった。スルーパスで裏へ抜け出したクルーズに対し、果敢に間合いを詰めた。1対1で打たれたシュートを左手で弾き、チームを救ってみせた。
 後半35分過ぎには相手のクロス気味のボールに精一杯手を伸ばしたが、わずかに届かずネットに吸い込まれ先制点を与えた。だが、終了間際に仲間が同点にしてくれた。「1人1人が貢献し、こういう形で決められて良かった」とホームでの本大会出場決定の喜びを噛みしめた。

【内田「負けると思っていました」】
 後半ロスタイムにMF本田のPK弾で追い付く展開に、DF内田は「もう負けると思っていました」とW杯出場を決めたからこそ厳しく振り返った。
 同点に追い付いた後も「残り時間はまだ少しあったので気を抜けなかった」と守り切ることに全力を注いだ。DF吉田も「ロングボールにはうまく対処できたと思う」と評価しつつ「まだまだ課題はあるので潰していきたい」と先を見据えた。

【長谷部は体張って貢献】
 主将の長谷部は体を張った守備で貢献した。ゴール前では大柄な相手とヘディングで競り合うなど奮闘。前半に相手を倒して累積2枚目のイエローカードをもらったが、最後まで集中力を保った。
 次戦が出場停止となる主将は「勝ち抜けたのは、皆さんのおかげ」とサポーターの声援に感謝した。

【遠藤、積極的攻撃見せた】
 チーム最年長の遠藤が序盤から積極的にゴールへ迫った。立ち上がりに得意のFKを右足で狙ったが、わずかに左へ外れた。前半15分過ぎには本田からパスを受けると軽やかな切り返しで相手をかわして左足でミドルシュートを放ったが、決められなかった。
 経験豊富なベテランは試合後にマイクを向けられると「皆さん、ありがとーう!」と絶叫。「最後まで諦めない気持ちが(同点ゴールに)つながった。ホームで決められて良かった」と気持ち良さそうに笑った。

【岡崎、豊富な運動量で貢献】
 前日の3日に帰国したばかりの岡崎は右MFで先発し「意外にやれた」と終盤まで豊富な運動量で貢献した。
 ただ、後半の失点シーンについては「自分が不用意にスライディングしたことでウッチー(内田)も相手に行けず、後手に回った。あれは自分のせいでもあるけど、それ以上に点を取れなかったことが悔しい」と反省点を並べた。
 4年前はW杯出場を決めるゴールを挙げたが、この日は不発。それでも「みんなが喜んでいるのを見て、素直に嬉しかった」と笑顔で話した。

【目を潤ませる香川】
 イングランドプレミアリーグの大舞台で活躍する香川にとっても、アジア最終予選突破を懸けた大一番の重圧は、並大抵のものではなかっただろう。試合後のインタビューでは、目をかすかに潤ませ「最後に(本田)圭佑が決めてくれて良かった。ホッとしている」と大きく息をついた。
 持ち前の機敏な動きで好機に顔を出したが、勝負を決める決定的な仕事はできなかった。前半19分過ぎには絶好のタイミングでゴール前に飛び込んだが、どんぴしゃりのシュートがGKの正面を突いた。喜びもほどほどに「こういう試合で決めないといけないと痛感した」と反省が口をついた。
 2010年W杯南アフリカ大会は代表入りを有力視されながら落選し、サポートメンバーとして大舞台をスタンドから見詰めた。悔しさを糧に確かな成長を果たした背番号10は「あと1年あるので、レベルアップして出場できるように頑張りたい」と力を込めた。

【本田、ボール抱え、迷わず蹴る】
 0−1の後半ロスタイムで得たPK。これ以上なく重圧がかかり、蹴りたくない選手もいる場面だ。本田は迷わずボールを抱え、スポットに向かった。蹴ったコースはど真ん中だった。「真ん中に蹴って止められたら仕方ないなと思って蹴った」。次元の違う気持ちの強さが、日本にW杯の出場権をもたらした。
 この試合も存在感は別格だった。前日の3日に帰国したばかりで体調は万全ではなく、体も重そうだった。だがボールが自然と集まり、味方は誰もが本田の動きを最初に見た。シュートこそ少なかったものの、本田のところにボールが落ち着くことで、香川や岡崎が飛び出すプレーが増えた。
 2010年W杯南アフリカ大会を終え、長友らとともに「次は俺たちが引っ張らなければいけない」と誓った。

【青一色のスタンド熱狂】
 「ブラジルに連れて行って」。サポーターの願いは届いた。サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)出場を決めた4日のアジア最終予選オーストラリア戦。エースがPKを決めると、選手は折り重なって喜びを爆発させ、サムライブルー一色に染まった埼玉スタジアム(さいたま市緑区)は歓喜に包まれた。
 1点リードされた終了間際。本田圭佑の左足から蹴り出されたボールがゴールネットを揺らした。6万人以上のサポーターの興奮は最高潮に。国を背負う緊張感に「真ん中に蹴って止められたら仕方ないなと思った」と開き直った本田。「(本大会では)優勝するつもりでやる」と言い切った。
 約10分前には先制点を奪われ、「あー」と悲鳴のような声が響き、頭を抱える人の姿も。それでも諦めることなく、サポーターらは「まだ10分ある」と太鼓や拍手で声援を送り続けた。
 決戦前、茨城県古河市の会社員中山謙一さん(34)は「歴史的な瞬間を日本で見たい」と興奮気味。福井県越前市の会社員帰山恵子さん(51)は「仕事を休んで応援に来た。ブラジルに連れて行って」と声を弾ませた。
 東京都心からの電車内には、オーストラリア代表ユニホームに身を包んだサポーターらの姿も。応援で来日した測量士の男性(54)は「日本は強いと聞いている。勝てればいいが」と話した。

【欧州組、飽くなき向上心】
 アジア最終予選で順調に勝ち点を積み上げ、独走した日本。しかし、W杯への道は、やはり簡単ではなかった。引き分けでも本大会出場が決まった、3月のヨルダン戦で敗戦。大詰めで試練を乗り越え、5大会連続で切符を手にした。
 ザッケローニ監督率いる日本代表で、主力のほとんどが欧州クラブ所属。香川真司、本田圭佑、長友佑都をはじめ、主将の長谷部誠に岡崎慎司、内田篤人ら。日本サッカー史上、これほど多くの選手が欧州のトップレベルでプレーしたことはない。厳しい環境を求め渡欧した逸材達が、飽くなき向上心で成長した。その姿を代表で見せた。
 その象徴が香川だ。2010年からドルトムント、2012年からマンチェスター・ユナイテッドと、2つの強豪クラブでリーグ優勝を経験した。「最初は結果が出なくて自分を疑ったが、成功を信じた。徐々に良さを出せた」。日本代表で10番を背負う24歳は、マンUでルーニー(イングランド)、ファン・ペルシー(オランダ)らとプレーした1年でたくましく鍛えられた。
 3月のヨルダン戦は、本田と長友をケガで欠いて格下に屈した。左膝のケガで戦列離脱した長友は「インテルに来た時は、やってやるという気持ちをもっと持っていた。試合を外から見て、初心に帰ることを学んだ」。名門で奮闘するサイドバックは、ケガの苦しみを糧にしようとしている。
 グループBでは、最大の強敵とみられたオーストラリアの不振にも助けられた。豪州は33歳のケーヒルら2006年W杯ドイツ大会のメンバーが主力で、若返りが遅れた。その意味でも、若い日本の充実ぶりは際立っていた。
 本大会では過去の最高成績、16強を上回ることが期待される。本田や長友は常々言ってきた。「目標はW杯で優勝」。舞台はサッカー王国ブラジル。日本がさらに高みを目指す戦いが始まる。

【ザック、バランスと信念の采配】
 サッカー日本代表を5大会連続のW杯出場に導いたのは、イタリア人のアルベルト・ザッケローニ監督(60)。
 1999年にミランをイタリアセリエA優勝に導いたが、母国のクラブ以外で指揮を執った経験がなく、来日時は57歳。還暦を前に未知への挑戦に踏み出した。日本代表にとっても、イタリア人監督は初めてだった。
 堅守が伝統のイタリアで、「3−4−3」のシステムを採用して攻撃サッカーを志向。就任会見では「自分のサッカーの幅を広げたい時に話があった。大変な仕事が多いが、喜んでやる」と意欲を語った。日本でも、縦に強い攻撃を目指し、着実に結果を出し続けた。
 選手起用は堅実そのもの。センターバックの吉田と今野、守備的MFの遠藤と長谷部、トップ下には本田。これらピッチ中央に並ぶ選手を「背骨」と表現し、一貫してチームの軸とした。テーマに掲げる「バランス」の中心はぶれなかった。
 実直な人柄。明朗快活なイタリア人のイメージとはやや趣は異なる。記者会見ではとつとつと戦術を語る。主力の欧州組と、日程が過密なJリーグ勢の交じるチーム編成は入念な調整を要するが、日本協会関係者は「事情を理解して真剣に考えてくれる。日本人以上に日本人らしい」と言う。
 欧州と違い、東西に広いアジアへの戸惑いを口にしたこともある。3月26日のW杯出場決定を持ち越したヨルダン戦では、相手選手からの挑発に顔を紅潮させて怒りをあらわにする場面も。選手とともに苦しみ、壁にぶつかりながら関門を突破した。
 コンフェデレーションズカップでは、母国イタリア代表と初めて戦う巡り合わせ。指揮官の新たな門出となる。そして1年後、ブラジルで初めてW杯の指揮を執る。

【日本代表、思い出の6月4日】
 日本がブラジルW杯出場を決めた6月4日は、日本サッカー界にとって思い出深い日付だ。2002年W杯日韓大会のグループリーグ初戦。強敵ベルギーに対し、鈴木隆行と稲本潤一のゴールで2−2で引き分け、2度目のW杯出場で初めて勝ち点を獲得した。会場はこの日のオーストラリア戦と同じ埼玉スタジアム。5万5000人以上の観客で会場は熱狂に包まれた。
 2001年はW杯前哨戦のコンフェデレーションズ杯で、2002年W杯を制することになるブラジルと0−0で引き分けた。2000年はモロッコでのハッサン2世杯で、当時世界王者だったフランスに最後はPK戦で敗れたものの、西澤明訓の鮮やかなボレーシュートなどで2−2と健闘した。

【日本の1位通過が確定】
 最終予選グループBのもう1試合でオマーンがイラクを下したことで、1試合を残す日本の同グループ1位が確定した。ただ、予選の順位は本大会の組み合わせなどには反映されない。
 W杯のグループリーグの組み合わせは通常、国際サッカー連盟(FIFA)ランキングに基づいてシードなどを決めた上で抽選される。

【ボーナス総額2億3000万円】
 W杯出場権を獲得した日本代表には、ボーナスとして総額2億3000万円(W杯登録人数23人×1000万円)が選手に支給される。3次、最終予選に出場した選手が対象で、出場実績に応じて金額が算出される。
 南アフリカ大会の時は最終予選のみ対象で40万円〜1020万円が各選手に支払われた。またW杯予選の勝利給は30万円に設定されており、ほかに1日1万円の日当もつく。本大会は優勝した場合5000万円、準優勝は3000万円、3位は2000万円、4位は1000万円を一律支給。勝利給は1試合につき200万円が設定されている。

【警官「皆さんは12番目の選手」】
 お巡りさんもこんな夜に怒りたくはありません―。
 サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)出場を決めた4日夜、東京・渋谷で交通規制をした警察官の気の利いた呼び掛けが、ネット上などで話題になっている。
 「今ここにいる皆さんは日本代表のチームメートです。怖い顔をしたお巡りさんも心の中ではW杯出場を喜んでいます。おうちに帰るまでが応援です」。昨夜、渋谷のスクランブル交差点で機動隊員が呼び掛けた。
 ほかにも「日本代表のユニホームを着ている皆さんは12番目の選手です。チームワークをお願いします。駅の方向へ進んでください」と、ファンらをやんわりと誘導。
 交差点を走り出すファンには「そういう行動はイエローカードです」とユーモアを交えて注意した。
 短文投稿サイトのツイッターでは「あの場で言えるのは凄い」「怒鳴られるより心に響く」など称賛の声が寄せられる一方「逆に盛り上がってしまっているのでは」という意見も寄せられた。
 渋谷のスポーツバーから駆け付けた会社員村井有希さん(26)は「警察は怖いイメージだったけど、身近に感じた。あまり迷惑をかけてはいけないかな」と話し、足早に帰路についた。

【豪州は勝利直前で痛恨ハンド】
 オーストラリアは終了間際にマッケイがハンドの反則でPKを献上し、惜しくも勝利を逃した。それでもホームでの残り2戦に望みをつなぎ、オジェック監督は「勝利まであと一歩のところで失点するのは非常に残念だが、選手は胸を張っていい。やれることはやった」と敵地での勝ち点1を前向きに捉えた。
 PKの場面では本田がど真ん中に蹴ったボールをGKシュウォーツァーが防げなかった。サポーターの大声援がこだまする中、ベテラン守護神は「本田のPKは研究していた。どこに蹴るか分かっていたはずなのに、違うところに跳んでしまった」と独特の雰囲気に呑まれたことを認めた。

【豪紙は「PKが勝利拒んだ」】
 「最後のPKがサッカルーズ(オーストラリア代表チームの愛称)の勝利を拒んだ」。サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会の最終予選での日本戦から一夜明けた5日、地元紙は勝利を目前で逃した悔しさを前面に打ち出した見出しを掲げた。
 有力紙シドニー・モーニング・ヘラルドは「後半の幸運なゴールが日本の熱狂的なファンにショックを与え、オーストラリアが勝利をもぎ取るかに見えたが、最後に本田が冷静にPKを決めた」と伝えた。
 試合では、特に香川と本田の2人が「ペナルティーエリア付近で創造的な攻撃を繰り広げた」と称賛。一方で「オーストラリアがW杯に出場するチャンスはまだ残っている」と、今後のイラク戦などでの勝利に期待をつないだ。

【韓国、引き分けて首位浮上】
 サッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループAは4日、ベイルート(レバノン)などで2試合が行われ、韓国はアウェーでレバノンと1−1で引き分け、勝ち点11とした。試合がなかったウズベキスタンを得失点差で抜いて首位に浮上した。韓国は試合終了間際に同点とした。
 韓国とウズベキスタンは11日に対戦し、勝者は他のゲームの結果次第で2位以内が確定し、W杯出場が決まる。
 イランは1−0でカタールを敵地で下し、同10とした。

【韓国メディアは自国憂慮】
 韓国主要メディアは5日、日本がサッカーの2014年ワールドカップ(W杯)出場を決めたことを、ごく短く伝えた。
 韓国代表チームが日本時間の同日未明、レバノン戦で引き分け、得失点差でアジア最終予選グループA首位になったが、残る2試合の結果にW杯出場の可否がかかる状況。自国代表を心配し、アジア最大のライバルがいち早く勝ち進んだことに関心を向ける余裕はないようだ。
 韓国主要紙はいずれも、日本が終了直前に本田圭佑のPKで追い付き、開催国ブラジルを除いて最初に出場を決めた事実だけを短く伝えた。

【中国メディアは「日本サッカーに学べ」】
 中国メディアは5日、日本代表が2014年のサッカー・ワールドカップ(W杯)出場を決めたことについて「日本がまた一番乗り」「中国は日本のサッカーを学ぶべきだ」などと報じた。
 大手ポータルサイト「捜狐(ソウフ)」のニュースサイトでは、日本代表が3大会続けて世界で最も早く予選突破したことを評価し、「なぜいつも日本なのか」と羨望を交えながら伝えた。
 中国紙、新京報は「日本サッカーを学べとの呼び掛けを単なるスローガンにしてはならない」と題する記事で、日本が20年前にW杯初出場を逃した「ドーハの悲劇」以降、W杯出場という目標に向かって若い人材の育成など努力を重ねてきたと分析。
 「たとえ道を誤って壁にぶつかっても復活する。これが日本サッカー選手の特有の性質だ」と称賛し、「これまで日本サッカーが何をしてきたのかを詳しく研究する必要がある」と指摘した。
 中国でサッカーは非常に人気の高いスポーツだが、国際試合での成績は低迷。短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」では「日本サッカーの実力に比べて中国は10年も20年も遅れている」と両国を比較する書き込みが目立っている。

【ベベット氏が一番乗り歓迎】
 日本代表が2014年のサッカー・ワールドカップ(W杯)出場を決めた4日、予選を勝ち抜いて一番乗りで出場を決めた日本に対し、開催国ブラジルでも歓迎の声が相次いだ。W杯の大会組織委員会理事で、元ブラジル代表FWベベット氏は「日本サッカー成長の証し。心から祝福したい」と称えた。
 ベベット氏は「一番乗りおめでとう」と述べ、連続5回のW杯出場決定を高く評価。日本代表について「日本人の勤勉さがサッカーにもうまく取り入れられている」とし「W杯で他の出場国を困らせるだろう」と指摘。「日本サポーターの熱気がブラジルW杯にやってくると思うと非常に嬉しい」と歓迎した。
 同じくW杯組織委理事で元ブラジル代表FWロナウド氏も国際サッカー連盟(FIFA)の短文投稿サイトを通じ「おめでとう。そして、ようこそ。(W杯日韓大会の)2002年に我々を歓迎してくれたのと同じ温かさで歓迎する」と祝意を述べた。
 「劇的な予選突破だった」「通過、一番乗り」。ブラジルメディアも日本が終了間際に追い付き、引き分けに持ち込んでW杯出場を決めた試合結果を相次いで速報、一様に歓迎ムードで報じた。

≪超サカ採点表≫
日本代表
GK:
川島永嗣 6.0
前半にクルーズとの1対1でビッグセーブを披露
DF:
内田篤人 5.5
失点シーンに絡むも、タイミングの良いオーバーラップで攻撃参加
(85分ハーフナー・マイク --)
吉田麻也 6.0
大きなミスなくプレーし、素晴らしいシュートブロックも見せた
今野泰幸 6.0
タイトなマーキングで相手攻撃陣に好対応
長友佑都 5.5
良い時の爆発的な仕掛けは少なかったものの、及第点の出来
MF:
岡崎慎司 5.5
序盤はよくボールに絡むも、疲労から徐々に存在感を失う
(87分清武弘嗣 --)
長谷部誠 5.5
気迫のこもったプレーで相手の攻撃の芽を摘んだ
遠藤保仁 5.5
厳しいポジショニングの守備で相手に決定機を許す場面があったが、惜しいミドルシュートやFK見せた
香川真司 6.0
積極的にゴールに向かってチャンスを演出も、フィニッシュを決め切れず
本田圭佑 7.0
超過密日程の中で奮闘し、バイタルエリアでアクセントを付けてうまく味方を使った
FW:
前田遼一 5.0
後半は運動量が減り、消える時間が長かった
(79分栗原勇蔵 --)
監督:
ザッケローニ 5.5
W杯出場権獲得という目標を達成も、選手交代には疑問符

日本代表26名
GK:
1.川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
1983年03月20日生/身長185cm/体重80kg/国際Aマッチ出場42試合/29失点
12.西川周作(広島)
1986/06/18/183cm/81kg/8試合/3失点
23.権田修一(FC東京)
1989/03/03/187cm/83kg/1試合/2失点
DF:
駒野友一(磐田)
1981/07/25/172cm/76kg/74試合/1得点
15.今野泰幸(G大阪)
1983/01/25/178cm/73kg/65試合/1得点
16.栗原勇蔵(横浜M)
1983/09/18/184cm/80kg/14試合/2得点
2.伊野波雅彦(磐田)
1985/08/28/179cm/73kg/18試合/1得点
5.長友佑都(インテル)
1986/09/12/170cm/68kg/55試合/3得点
6.内田篤人(シャルケ)
1988/03/27/176cm/67kg/55試合/1得点
22.吉田麻也(サウサンプトン)
1988/08/24/189cm/81kg/25試合/2得点
21.酒井宏樹(ハノーバー)
1990/04/12/183cm/70kg/8試合/0得点
3.酒井高徳(シュツットガルト)
1991/03/14/176cm/74kg/5試合/0得点
MF:
7.遠藤保仁(G大阪)
1980/01/28/178cm/75kg/127試合/10得点
14.中村憲剛(川崎)
1980/10/31/175cm/67kg/64試合/6得点
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
1984/01/18/177cm/65kg/66試合/2得点
13.細貝萌(レバークーゼン)
1986/06/10/176cm/69kg/19試合/1得点
4.本田圭佑(CSKAモスクワ)
1986/06/13/182cm/76kg/41試合/13得点
20.高橋秀人(FC東京)
1987/10/17/182cm/74kg/4試合/0得点
FW:
18.前田遼一(磐田)
1981/10/09/183cm/80kg/27試合/10得点
9.岡崎慎司(シュツットガルト)
1986/04/16/174cm/76kg/61試合/32得点
11.ハーフナー・マイク(フィテッセ)
1987/05/20/194cm/86kg/11試合/4得点
19.乾貴士(フランクフルト)
1988/06/02/171cm/59kg/9試合/0得点
10.香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)
1989/03/17/172cm/63kg/40試合/13得点
8.清武弘嗣(ニュルンベルク)
1989/11/12/172cm/66kg/14試合/1得点
25.工藤壮人()
1990/05/06/177cm/74kg/0試合/0得点
26.東慶悟(FC東京)
1990/07/20/178cm/69kg/0試合/0得点


超サカFLASH

全治3週間
 J2山形は4日、FW山崎雅人が右ハムストリングの肉離れで全治約3週間と診断されたと発表した。1日の千葉戦で負傷した。

移籍
 J2横浜FCは4日、ブラジル人FWカイオ(25)がアラブ首長国連邦(UAE)のアル・ワスルに移籍すると発表した。

手術
 ドイツブンデスリーガのバイエルンは4日、ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーが足の骨片の除去手術を受けたと発表した。今季中盤の中心としてチームの3冠達成に大きく貢献したシュバインシュタイガーは、3日に簡単な手術を受けた。バイエルンは「今月26日に始まる新シーズンに向けた練習までに復帰する」と述べ、プレシーズンのキャンプまでに復帰見込みであることを明かした。

新監督
 スペインリーガエスパニョーラのバレンシアは4日、新監督にミロスラフ・ジュキッチ氏(47)を迎えたと発表した。同クラブでは2日、エルネスト・バルベルデ前監督が「クラブの不安定さ」を理由に退任していた。現役時代に6シーズンにわたってバレンシアでプレーした経験を持つジュキッチ氏は、引退後はセルビア代表やバジャドリード(スペイン)などを指揮。バジャドリードは同氏のもと、昨季1部昇格を果たすと、今季は国内リーグを14位で終えて1部残留を果たしたが、同氏は今季限りでクラブを去ることを発表していた。

新監督
 サッカー、中国1部リーグの広州富力は4日、元イングランド代表監督のスベン・ゴラン・エリクソン氏(65)が新監督に就任したと発表した。スウェーデン人のエリクソン氏は、アラブ首長国連邦(UAE)のアル・ナスルのテクニカル・ディレクターを辞任したばかりだった。


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