W杯3位決定戦、オランダが開催国ブラジルに完勝!!NEW!
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本日の超最新情報
2014年07月12日()

INDEX

3位
W杯ブラジル大会3位決定戦
ブラジル0―3オランダ

前回準優勝のオランダはファン・ペルシーの先制PK弾などで完勝して3位!開催国ブラジルはドイツに1―7で大敗した準決勝に続き、2連敗の4位で終戦!

W杯展望
W杯ブラジル大会日程
3位決定戦:
13日()
日本時間05:00〜
ブラジルvsオランダ
(ブラジリア国立競技場)
決勝:
14日(月)
日本時間04:00〜
ドイツvsアルゼンチン
(マラカナン・スタジアム)

W杯で3位決定戦に出場するブラジルとオランダ、決勝に出場するドイツとアルゼンチンが最終調整を実施!アルゼンチンは右太ももの肉離れで離脱していたディ・マリアが練習に復帰!

主審決定
13日(日本時間14日)のW杯ブラジル大会決勝、ドイツvsアルゼンチンの主審がイタリア人のリッツォーリ氏(42)に決定!2002年日韓大会のコッリーナ氏に次いで、W杯決勝で主審を務める2人目のイタリア人審判!

退任
W杯ブラジル大会で決勝に進んだアルゼンチン代表のサベラ監督(59)が大会終了後に退任!2011年に就任し、アルゼンチンを1990年イタリア大会以来24年ぶりの決勝に導く!

10名発表
FIFAがW杯ブラジル大会の最優秀選手に贈る「ゴールデンボール賞」の候補10名を発表!決勝に進んだ2チームでドイツからはフンメルス、ラーム、クロース、ミュラーの4名、アルゼンチンからはマスチェラーノ、ディ・マリア、メッシの3名が選出!残り3人の候補はネイマール(ブラジル)、ロッベン(オランダ)、ハメス・ロドリゲス(コロンビア)!

表彰
W杯ブラジル大会で、日本代表の試合後に日本人サポーターが観客席のゴミ拾いをしたことを称え、リオデジャネイロ州政府がサポーター代表として駐リオ日本総領事や地元日系団体代表を表彰!

獲得
バルセロナがリバプールからウルグアイ代表FWスアレス(27)を獲得!5年契約で移籍金は約131億7000万円!スアレスはW杯のイタリア戦で相手DFキエッリーニの肩に噛み付き、4ヶ月のサッカー活動の禁止などの処分が下っているため、10月末まではチーム練習や試合に参加できず!

出発
イングランドプレミアリーグのサウサンプトンで3シーズン目を迎える日本代表DF吉田麻也(25)が英国に向けて出発!クーマン新監督の下で13日にベルギーで始まる合宿からチームに合流!

大波乱
第94回天皇杯全日本選手権大会2回戦
広島(J1)5―2福岡大(福岡)
G大阪(J1)5―1ツエーゲン金沢(石川)
徳島(J1)1―0鹿児島ユナイテッド(鹿児島)
FC東京(J1)8―0ブラウブリッツ秋田(秋田)
松本(J2)1―0讃岐(J2)
清水(J1)5―0びわこ成蹊スポーツ大(滋賀)
C大阪(J1)4―2(延長2―0)ヴィアティン桑名(三重)
仙台(J1)1―2奈良クラブ(奈良)
磐田(J2)2―0藤枝MYFC(静岡)
鹿島(J1)2―2(延長0―0・PK1―2)ソニー仙台(宮城)
横浜M(J1)3―0ホンダロック(宮崎)
甲府(J1)1―0明治大(東京)
神戸(J1)1―2関西学院大(兵庫)
長崎(J2)3―1岐阜(J2)
(J1)4―0岡山ネクスト(岡山)
川崎(J1)2―1(延長1―0)YSCC横浜(神奈川)
大宮(J1)3―1ヴァンラーレ八戸(青森)
浦和(J1)8―2浦安SC(千葉)
栃木(J2)0―0(延長0―0・PK0―3)群馬(J2)
名古屋(J1)12―0トヨタ蹴球団(愛知)

J1の鹿島、仙台、神戸が敗れる大波乱!2連覇を狙う横浜Mは兵藤慎剛 の先制弾などで完勝、前回準優勝の広島も野津田岳人の2ゴールなどで大勝して3回戦進出!名古屋は永井謙佑の5ゴールなどで12ゴールの爆勝!

暫定4位浮上
なでしこリーグ第13節第1日
ジェフ千葉レディース1―0INAC神戸レオネッサ

6位千葉vs4位INAC神戸の一戦は菅澤優衣香の決勝弾で千葉が制して暫定4位浮上!昨季は16勝2敗の圧倒的な強さで優勝し、今季も4連覇を目指すINAC神戸は今季5敗目で5位転落!

本日の超サカFLASH
スペインリーガエスパニョーラに昇格したデポルティボの新監督にビクトル・フェルナンデス氏(53)が就任ほか


本文

3位
W杯ブラジル大会3位決定戦結果

ブラジル0―3オランダ
(ブラジリア国立競技場/68034人)
≪得点者≫
オランダ:ファン・ペルシー3=PK、ブリント17、ワイナルドゥム90+1
≪出場メンバー≫
ブラジル
GK:
ジュリオ・セーザル
DF:
マイコン、チアゴ・シウバ、ダビド・ルイス、マクスウェル
MF:
パウリーニョ(57分エルナネス)、ルイス・グスタボ(46分フェルナンジーニョ)、ラミレス(73分フッキ)、オスカル、ヴィリアン
FW:
ジョー
オランダ
GK:
シレッセン(90+3分フォルム)
DF:
カイト、デ・フライ、フラール、マルティンス・インディ、ブリント(70分ヤンマート)
MF:
クラシー(90分フェルトマン)、ワイナルドゥム、デ・グスマン
FW:
ロッベン、ファン・ペルシー

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会は12日、ブラジリアで3位決定戦が行われ、前回準優勝のオランダが3―0で開催国ブラジルに勝って3位となった。ブラジルはドイツに1―7で大敗した準決勝に続き、2連敗で4位となって大会を終えた。
 オランダは前半にファン・ペルシーのPKなどで2点を先行し、試合終了間際にも加点した。ブラジルは脊椎骨折で離脱したエースのネイマールがベンチに入って声援を送ったが、チームは歯車が噛み合わなかった。

【オランダ、前半2点で余裕】
 オランダは前半に早々と2点リードし、余裕を持って試合を進めた。前半3分、縦に抜け出したロッベンが倒されて得たPKをファン・ペルシーが決めて先制。同17分にはブラジルのダビド・ルイスの中途半端なクリアをブリントがゴール前で拾い、冷静に蹴り込んだ。その後は好機が少なかったがフラールを中心に粘り強く守り、終了間際にワイナルドゥムが加点した。
 ブラジルは攻守とも安定感を欠いた。立ち上がりにチアゴ・シウバがロッベンを倒していきなりPKを献上。攻撃では長くボールを保持したが、オスカルの個人技やFK以外は見せ場をほとんどつくれなかった。

【ロッベン、3位悔しいけど完全燃焼】
 オランダのロッベンが無尽蔵のスタミナでブラジル守備陣を切り刻んだ。
 前半2分、トップスピードでパスを受けると、ドリブルでペナルティーエリアに侵入。ブラジルのDFチアゴ・シウバが手で止めるしかない高速ドリブルで、いきなりPKを誘発した。このPKをファン・ペルシーが決め、オランダはわずか3分で先制。ロッベンはその後も終了までピッチを縦横無尽に走り回った。
 「本当に自分はもう空っぽ。決勝に出られなかった悔しさはあるけど、3位になるために全力を出した」
 試合前、ブラジルのスコラリ監督が警戒する選手として真っ先に名前を挙げ、入念に対策を練ったことを明かした。だが、その包囲網をものとのしないスピードと運動量で切り裂いた。
 「本当にクタクタ。だから3位を獲れた」
 決勝には進めなくても、プレーの輝きと闘志は深くサッカーファンの胸に刻まれた。

【ファン・ハール監督は2日間の休養でマンUへ】
 オランダのファン・ハール監督は、わずか2日間の休養で次に指揮を執るマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)の仕事に取りかかることを母国のテレビに明かした。13日にチームとともにオランダへ戻り、16日に新シーズンに向けてクラブに赴くという。
 日本代表MF香川真司も所属するビッグクラブの再建を託された。「休みはいらない。ワクワクするような挑戦ができることは素晴らしい」と意欲を燃やした。

【ファン・ハール監督、ロッベンをマンUに勧誘】
 オランダがブラジルを下し、3位でW杯ブラジル大会を終えた。試合後、来季からイングランドのマンチェスターUで指揮を執るファン・ハール監督がロッベンを“勧誘”したことが分かった。
 ロッベンは「試合後にマンチェスターに来るかい?って聞かれたんだ」と語り、ファン・ハール監督も「彼は、チームに歓迎されることを知っている」と明らかにしたもの。
 ロッベンは今大会3ゴールを挙げ、チームを引っ張る活躍を見せただけに、共にクラブチームでも戦いたいという監督の気持ちは最もなところ。
 だが、ロッベンは今年の3月にバイエルン・ミュンヘンと2017年まで契約延長を行っており、この日も「自分は今いるところにいるのが幸せだ。ファン・ハールは自分にとって最高の監督で、特別な関係だが、移籍はしない」と語っていた。

【オスカルは涙目で終戦】
 ブラジルのオスカルは目に涙を溜め、地元でのW杯を終えた。
 「ひどい気持ち。言いようがない。ドイツ戦で大きな敗北を喫して3位を目指したが、我々の日ではなかった」
 7点を奪われ大敗した準決勝ドイツ戦に続き、この日も3失点完敗。ドイツ戦で後半アディショナルタイムに一矢を報いる得点を決め、この日も前半22分にドリブルからシュートを放つなど、攻撃をリードしたが、最後までゴールネットを揺らせなかった。
 「最初の2分で失点してしまって…。チャンスをつくったが、また失点してしまった。とても悲しいです」。最後まで5度の優勝を誇る王国の威信は失墜したまま。地元開催のW杯は悔し涙で幕を閉じた。

【ブラジル、今大会だけで14失点】
 20度目の出場となるブラジルはオランダのファン・ペルシーに許した先制点が史上2チーム目のW杯通算100失点目となり、さらに2点を失って今大会を終えた。最多失点はドイツで、準決勝までに通算121点を奪われている。
 ブラジルはこの大会の7試合で過去最多の14点も奪われ、得点数の11も上回った。従来は1938年大会の11失点が最多だった。

【スコラリ監督、進退は会長に一任】
 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で4位に終わったブラジル代表のスコラリ監督は12日、自身の進退についてブラジル・サッカー連盟のマリン会長に一任する考えを示した。「会長が決めることだ。私がリポートを会長に提出し、彼が検討する」と話した。
 監督は2002年日韓大会で優勝に導いたが、自国開催で大きな期待を受けて復帰した今回は準決勝でドイツに1―7で大敗し、3位決定戦でもオランダに完敗した。それでも「4強には入った。チームを批判することはできないと思う」と強気の姿勢を示した。

【「サッカー王国」熱狂なし】
 サッカーのワールドカップ(W杯)3位決定戦は地元ブラジルが準決勝に続き完敗。首都ブラジリアのスタジアムでは12日、客席をカナリア色に染めたサポーターから、溜め息とともにブーイングが巻き起こった。「サッカー王国」各地では既に熱狂は失われていた。
 試合前半から失点を続けるブラジル。準々決勝で負傷したエースのFWネイマール選手はベンチから仲間を見守るが、シャツで顔を覆う場面も。ブラジルのニュースサイトはこの場面の写真とともに「さよなら」のメッセージを流した。
 終了間際にオランダに3点目を入れられると、観客席の女性は顔に手をあてて表情を失った。
 リオデジャネイロの住宅街フラメンゴ地区。準決勝まではブラジル戦当日は数時間前からファンが騒ぎ、試合が始まると車道は閑散、テレビ観戦する市民の歓声が家々から響き渡っていたが、この日は静まりかえったまま。地元優勝を逃した時点で、既にW杯は終わった印象だ。
 地元メディアによると、最大都市サンパウロのパブリックビューイング(PV)会場は試合直前になってようやく満員になった。
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W杯展望
W杯ブラジル大会日程

3位決定戦:

13日()

日本時間05:00〜
ブラジルvsオランダ
(ブラジリア国立競技場)

決勝:

14日(月)

日本時間04:00〜
ドイツvsアルゼンチン
(マラカナン・スタジアム)

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2014年W杯ブラジル大会・出場登録メンバー
(全32チーム全736名)


 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会は12日午後5時(日本時間13日午前5時)からブラジリアでブラジルvsオランダの3位決定戦が行われる。11日は両チームが最終調整と公式会見を行った。
 ブラジルはリオデジャネイロ近郊の拠点で雨の中、練習した。試合会場に移動して臨んだ記者会見で、準決勝の大敗で批判にさらされているスコラリ監督は「準備は万全だ。国民に少しでも喜びを与えたい」と勝利への意欲をのぞかせた。
 オランダは試合会場で約1時間、軽めのメニューをこなした。
 W杯での通算対戦成績は、オランダの2勝1分け(1PK負け)1敗。

【オランダ監督が会見で意気込み】
 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会の3位決定戦(12日・ブラジリア)でブラジルと対戦するオランダのファン・ハール監督が11日、試合会場で記者会見し「オランダが過去のW杯を無敗で終えたことはない。勝って歴史を塗り替えたい」と意気込みを語った。
 アルゼンチンとの準決勝は0―0からPK戦での負けで、記録上は引き分けとなる。今大会はここまで4勝2分けで、監督は「敗れた夢は戻ってこないが、7試合負けなしとなれば素晴らしい」と気持ちを切り替えた。

【ドイツ、ラーム主将ら決勝へ意欲】
 13日(日本時間14日)にリオデジャネイロで行われる決勝でアルゼンチンと対戦するドイツが11日、バイア州サンタクルスカブラリアの合宿地で記者会見し、主将のラームは「決勝が楽しみ。課題の大きさは認識しているが、チームは楽観している。優勝したいという気持ちしかない」と決戦へ意欲を示した。
 準決勝までの6試合で5得点のミュラーは「相手のスペースを見つけ、素早く前方へ動く。サイドも可能な限り攻撃に参加させる。うまくいかなくても、セットプレーという武器がある」と攻撃のプランを披露した。
 ミュラーは準決勝で開催国ブラジルに7―1と大勝した試合で、5―0で折り返したハーフタイムのチーム内のやりとりを明らかにし、「ロッカールームで『後半は傲慢なプレーで相手に屈辱を与えることはせず、普通にサッカーをしよう』と選手が自主的に話した。あの状況では当然のことだと思う」と語った。
 また、ブラジルのエースのネイマールが負傷離脱したことついて「準決勝に出られず、とても辛かったと思う。だがサッカーに負傷はつきもの」と述べた。

【24年ぶり戴冠へ“レーブの四戒”】
 ドイツのヨアヒム・レーブ監督(54)がアルゼンチンと対戦する13日(日本時間14日午前4時)のW杯決勝に向けて、厳重な管理態勢を敷く。ドイツ紙ビルトによると、全ての練習を非公開とするなど大一番に向けて選手を集中させるための策を講じる。対するアルゼンチンは負傷離脱中のMFアンヘル・ディ・マリア(26=レアル・マドリード)が練習を再開した。
 西ドイツ時代を含めて24年ぶり4度目の優勝に王手をかけているドイツは10日、キャンプ地で冒頭15分のみを公開した練習を行った。準決勝でブラジルに7―1と大勝したことでチームには安堵感が漂っていた。その緩んだ空気を一掃するためレーブ監督は4つのプランを用意していた。

(1)非公開練習
残り2日間も非公開で行う。目的はセットプレーの確認。準々決勝フランス戦でFKからフンメルスが頭で決勝点を決めるなどセットプレーは大きな得点源。さまざまなサインプレーやトリックプレーもあるため情報漏れを防ぐための措置だ。

(2)女人禁制
これまでは家族や恋人が宿舎を訪れることを許可していた。試合前日以外はセックスもOKで、試合翌日は宿泊も認めていたが、決勝が終わるまでは面会も許されない。

(3)禁酒
宿舎のバーには、グラスワインやブラジル伝統のカクテル「カイピリーニャ」などが用意されており、選手も飲むことができた。だが体調への影響を考慮して決勝終了までは一切の飲酒が禁止される。

(4)インタビュー禁止
大会中も選手やレーブ監督の個別インタビューを認めてきたが、試合に集中させるため、これも禁止される。

 9日の準決勝オランダ戦を選手全員でテレビ観戦するなどアルゼンチンの分析も進んでいる。メッシ対策についてはミュラーが「1人が抜かれても次の選手が控えていないといけない。豊富な運動量を生かし、全員で対処する」と明かした。ブラジル戦で右膝を痛めたフンメルスが10日に軽めの練習を行い、主力の離脱者はいなくなった。
 ラーム主将は「決勝が楽しみ。優勝したいという気持ちしかない」と意欲を示した。優勝した場合はベルリン市内のブランデンブルク門で祝勝会を行うことが決まった。東西ドイツ統一を象徴する場所に凱旋するため、決戦モードに入った。

ヨアヒム・レーブ
 1960年2月3日、ドイツ生まれの54歳。現役時代はフライブルク、シュトゥットガルトなどでプレー。現役引退後、シュトゥットガルト、フェネルバフチェ、カールスルーエなどを指揮。2004年からドイツ代表ヘッドコーチ。2006年W杯ドイツ大会後に監督就任。ユーロ2018(2008年欧州選手権)準優勝。2010年W杯南アフリカ大会3位。ユーロ2012(2012年欧州選手権)3位。

【W杯ブラジル大会の負傷4割減少】
 国際サッカー連盟(FIFA)は11日の記者会見で、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会での選手の負傷が1998年、2002年の両大会との比較で40%減少したと発表した。ケガにつながるラフプレーに厳罰を科し、フェアプレー精神の向上に努めたことで、選手同士の接触が減ったとしている。
 今大会のケガは95例で、ネイマール(ブラジル)の脊椎骨折など全治4週間以上の重傷は7例だった。

【強豪には酷な「3決」】
 準決勝の後に、PK戦で敗れたオランダのファン・ハール監督はまくし立てた。「3位決定戦はやるべきではない。躍進しても、(4位は)最後に2連敗。敗戦のイメージを背負う」
 優勝をリーグ戦で争った第4回大会をのぞき、第2回大会から行われている3位決定戦。敗者同士の対戦に、「残酷だ」「モチベーションが低い」との理由から廃止論が根強く残っている。
 特に優勝を狙った強豪にとって、その思いは強い。世界の頂点を目指しながら、目前で夢を絶たれる辛さ。1986年メキシコ大会でのプラティニ(フランス)のように、試合への意欲を失ったスター選手が欠場する例も散見された。1994年アメリカ大会で快進撃を見せたブルガリアは、緊張の糸が切れたように0―4で大敗した。
 一方で、名勝負やファンの心に刻まれる試合もある。守備的で得点が少なく、盛り上がらなかったと言われた1990年イタリア大会。意外にも3位決定戦が熱戦となった。開催国の意地を見せたいイタリアと、国内クラブのサポーターが暴れて死傷者を出し、イメージが低下していたイングランドが対戦。ともに闘志溢れる戦いでイタリアが2―1で勝ち、決勝点を挙げたスキラッチは得点王にも輝いた。
 1998年フランス大会では、旧ユーゴスラビアから独立し、初出場したクロアチアがオランダを破って喜びを爆発させた。2006年ドイツ大会では、出番のなかったドイツのカーンが先発出場し、2002年日韓大会最優秀選手に輝いた名GKの代表最終戦になった。2010年南アフリカ大会では、古豪復活に燃えるウルグアイが敗れはしたが、最後まで果敢に勝利を目指した。
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主審決定
 国際サッカー連盟(FIFA)は11日、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会決勝(13日=日本時間14日・リオデジャネイロ)のドイツvsアルゼンチンの審判団を発表し、主審をイタリア人のニコラ・リッツォーリ氏(42)が務めることが決まった。
 副審もイタリアの2人でレナト・ファベラニ、アンドレア・ステファニの両氏が担当する。リッツォーリ氏が主審を任されるのはアルゼンチンvsベルギーの準々決勝など今大会4試合目。ドイツ勢のバイエルン・ミュンヘンとドルトムントが対戦した昨年の欧州チャンピオンズリーグ決勝でも笛を吹いた。
 今大会の決勝は欧州勢と南米勢の顔合わせとなったため、中立・公平を期す意味でアジア人レフェリーの起用が有力視されていたが、FIFAはリッツォーリ氏が笛を吹くと発表。同氏は2002年大会のピエール・ルイージ・コッリーナ氏に次いで、W杯決勝で主審を務める2人目のイタリア人審判となった。
 リッツォーリ氏はFIFAのビデオインタビューで「信じられない。私は今回イタリアを代表することになる。私はベストの1人になりたいと強く思っているし、そうなるつもりだ」と思いを語った。
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退任
 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で決勝に進んだアルゼンチンのアレハンドロ・サベラ監督(59)が大会終了後に退任すると、広報担当が明らかにした。11日、アルゼンチンのメディアが報じた。
 サベラ監督は2011年に就任し、大黒柱のメッシを中心とするチームづくりで、アルゼンチンを1990年イタリア大会以来24年ぶりの決勝に導いた。
 サベラ監督の広報担当を務めるエウジェニオ・ロペス氏は11日、「彼はW杯後に退任する。サイクルを終え、新たなプロジェクトに向かうだろう」と話し、もしアルゼンチンが決勝トーナメント1回戦や準々決勝で敗れていた場合は、サベラ監督が現職にこだわっていたかもしれないとの見解を示し、「失望している時に辞めるよりも、好調なうちに退任する方がいい」と語った。
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10名発表
 国際サッカー連盟(FIFA)は11日、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の最優秀選手に贈る「ゴールデンボール賞」の候補10名を発表し、13日(日本時間14日)の決勝に進んだ2チームでドイツからは今大会5得点のトーマス・ミュラーら4名、アルゼンチンからは4ゴールのリオネル・メッシら3名が選ばれた。
 ドイツからはほかに主将のフィリップ・ラーム、トニ・クロース、マッツ・フンメルス、アルゼンチンからは守備的MFとして貢献度の高いハビエル・マスチェラーノ、アンヘル・ディ・マリアが候補に入った。
 残り3名の候補はネイマール(ブラジル)、アリイェン・ロッベン(オランダ)と、最多の6得点を挙げているハメス・ロドリゲス(コロンビア)。
 ゴールデンボール賞の受賞者はFIFAの技術研究グループによって選出され、13日の決勝戦後に発表される。
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表彰
 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、日本代表の試合後に日本人サポーターが観客席のゴミ拾いをしたことを称え、リオデジャネイロ州政府は11日、サポーター代表として駐リオ日本総領事や地元日系団体代表を表彰した。
 リオ州政府のカルロス・ポルチニョ環境局長は再生紙で作った表彰状を高瀬寧総領事に手渡し「言葉が通じなくても動作だけで素晴らしさが伝わってきた。日本人の行動は文化的な遺産だ」と称え「リオ五輪ではブラジル人にも見習ってもらいたい」と訴えた。
 リオで日本戦はなかったが、日本人サポーターのゴミ拾いは評判になった。
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獲得
 スペインリーガエスパニョーラのバルセロナは11日、リバプール(イングランド)からウルグアイ代表FWルイス・スアレス(27)を5年契約で獲得することでクラブ間合意に至ったと発表した。同選手は翌週にメディカルチェックに臨む予定。移籍金は約1億3000万ドル(約131億7000万円)。
 リバプールのエースとして活躍していたスアレスは、同チームで133試合に出場して82ゴールを記録。昨季のプレミアリーグでは31ゴールを挙げて得点王に輝き、チームの2位フィニッシュに大きく貢献した。しかし、ダイブ癖や素行面などが問題視されており、2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会でもグループリーグのイタリア戦で、相手DFジョルジョ・キエッリーニの肩に噛み付くという行為に及んだ。自身3度目の“噛み付き事件”を起こしたスアレスには、FIFA(国際サッカー連盟)から代表戦9試合の出場停止、4ヶ月のサッカー活動の禁止などの処分が下っている。
 今後、スアレス側がCAS(スポーツ仲裁裁判所)に申し立てる可能性もあるが、現状では、バルサは同選手を獲得しても、処分が解ける10月末まではチーム練習や試合に起用することはできず、本拠地「カンプ・ノウ」での入団会見も行えない。バルサは11日の発表で同選手の処分については触れず「強い競争心があり、パワフルな選手」と称えて歓迎の意を示した。
 スアレスは11日「スペインでの新たな生活と挑戦のために、リバプールを去ることになり、心が重い。僕も家族も、このクラブと街に恋していた。僕らはこれからもリバプールのサポーターだ。クラブ側は僕を残留させるためにあらゆる手を尽くしてくれた。でも、妻の家族が住んでいるスペインでのプレーと生活は、生涯の夢であり野望だった。今が適切な時期だと僕は信じている」とコメント。リバプールに感謝するとともに、夢を叶えるための移籍だと説明した。
 昨季は主要タイトルを1つも獲得できずにシーズンを終えたバルサは、モラル面を非常に重要視すると自負しているが、国内外の覇権奪還に向けて選択したのがサッカー界最大の“ならず者”と目されるスアレスということになった。

【ロジャース監督「不本意ながら同意」】
 11日、リバプール(イングランド)はウルグアイ代表FWルイス・スアレス(27)をバルセロナ(スペイン)に移籍させることでクラブ間合意に至った。リバプールのブレンダン・ロジャース監督はこれについて、不本意ながら最後は同意せざるを得なかったと無念さを示した。
 スアレスはリバプールで133試合に出場して82ゴールを記録するなど、絶対エースの地位を確立。昨季のプレミアリーグでは31ゴールを挙げて得点王に輝き、優勝争いの立役者となった。昨年12月にリバプールと新たに長期契約を締結したものの、約1億3000万ドル(約131億7000万円)と報じられる移籍金でバルサに入団することとなった。
 ロジャース監督は「非常に不本意だが、長く話し合いを行った結果、我々は新たな経験と挑戦を求める彼の願いを聞き入れることで合意した」と、エースの流出を嘆いた。
 リバプールは昨季、予想を覆す躍進を見せ、最終的にはプレミアを2位で終えたものの最後まで優勝争いに絡んだ。その大きな役割を担ったのがスアレスのゴールだっただけに、チームの同選手への依存度が新シーズンで露呈することになるかもしれない。それでも、ロジャース監督は「もし、この偉大なクラブの歴史が語る教訓があるとすれば、リバプールというクラブはどんな個人よりも大きな存在だというものだ」と述べた。
 なお、リバプールは今夏すでに約7000万ドル(約70億9000万円)を投じてFWリッキー・ランバート、MFアダム・ララーナ、MFエムレ・ジャンを獲得し、積極的な戦力補強を行っている。
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出発
 サッカーのイングランドプレミアリーグ、サウサンプトンに所属する日本代表DF吉田麻也(25)が本日12日、新シーズンに向けて英国に出発した。クーマン新監督の下で13日にベルギーで始まる合宿からチームに合流する。成田空港で取材に応じ「自分がいかにチームに貢献できる選手かアピールしないと」と決意を示した。
 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会は1分け2敗でグループリーグ敗退に終わり「ベースをもっともっと上げなきゃいけない。一番肝心なのは技術じゃなく大舞台で結果を出せるかどうか」と成長の必要性を痛感した。そのために「まずは試合に出ることが一番の目標。プレミアで試合に出続けることが大事」と話した。

【香川、W杯の結果は「凄く悔しい」】
 サッカー日本代表のMF香川真司(25=マンチェスター・ユナイテッド)が本日12日、神奈川県川崎市の川崎球場にてイベント「第2回TEAMSHINJI〜夢を追い続けよう〜」を開催。元日本代表でサッカー解説者の名波浩氏(41)とともに、トークショーのほか、ジュニア選手達を対象にしたサッカークリニックなどを行った。
 W杯ブラジル大会でグループリーグ敗退に終わり、帰国後、ファンの前に姿を見せるのはこの日が初めてとあり、会場には約3000人のサポーター、クリニック参加者約120名が会場に詰めかけた。
 冒頭で「ありがとうございました」とW杯への声援に感謝の言葉を述べた香川。「3試合やって凄く悔しくて、その悔しさはなかなか忘れることができない。それでも次もあるのでスパッと切り替えていかないといけない。」と、3試合勝ちなしという不甲斐ない結果に悔しさをにじませた。
 W杯では「周りの情報も入って来なくて、練習にも集中できてリラックスできる環境を用意してくれた。施設も食事もパーフェクトだった」と周囲に感謝しつつ、「初戦の前の日は緊張しました。いつも通りリラックしてベッドには入ったが、なかなか寝付けなかった」と決戦前の緊張感を明かした。
 さらに、「結果は残念ですけど、ここから乗り越えるのが自分のチャレンジになる。みんなから期待を感じてW杯に臨んで、結果として何も残せなくて終わってしまったので、凄く悔しい。この悔しさを4年後のW杯だったり、チームだったりで晴らすしかない」と悔しさを糧に前に進む覚悟を口にした。
 また、同じポジションでプレーするという少年には「練習をして、チャレンジすることが何より大事。最後のところで違いを出してシュートまでいけるかが課題。練習や試合でやり続けることが一番大事」とアドバイスを送った。
 この日は来場者に香川の顔写真は入ったうちわが配られた。声援とともにうちわが振られる光景に、思わず「気持ち悪い」と苦笑いを見せる一幕もあった。
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大波乱
第94回天皇杯全日本選手権大会2回戦結果

広島(J1)5―2福岡大(福岡)
(福山/5196人)
≪得点者≫
広島:野津田岳人22、90、清水航平53、塩谷司64、皆川佑介90+4
福岡大:山崎凌吾14、43

G大阪(J1)5―1ツエーゲン金沢(石川)
(万博/2862人)
≪得点者≫
G大阪:宇佐美貴史11、倉田秋19、56、81、西野貴治38
ツエーゲン金沢:佐藤和弘22

徳島(J1)1―0鹿児島ユナイテッド(鹿児島)
(鳴門大塚/1208人)
≪得点者≫
徳島:ドウグラス87

FC東京(J1)8―0ブラウブリッツ秋田(秋田)
(味スタ/5860人)
≪得点者≫
FC東京:三田啓貴12、河野広貴22、森重真人26、エドゥー29、58、太田宏介48、平山相太62、渡邉千真84

松本(J2)1―0讃岐(J2)
(松本球/5767人)
≪得点者≫
松本:椎名伸志85

清水(J1)5―0びわこ成蹊スポーツ大(滋賀)
(アイスタ/2844人)
≪得点者≫
清水:杉山浩太58、大前元紀81、ノバコビッチ83、高木俊幸88、高木善朗90+2

C大阪(J1)4―2(延長2―0)ヴィアティン桑名(三重)
(金鳥スタ/6323人)
≪得点者≫
C大阪:杉本健勇33、南野拓実76、阪本将基97、117
ヴィアティン桑名:荒木康太5、ジブリン66

仙台(J1)1―2奈良クラブ(奈良)
(ユアスタ/3672人)
≪得点者≫
仙台:柳沢敦34
奈良クラブ:小野祐輔75、岡山一成86

磐田(J2)2―0藤枝MYFC(静岡)
(ヤマハ/3577人)
≪得点者≫
磐田:金園英学61、89

鹿島(J1)2―2(延長0―0・PK1―2)ソニー仙台(宮城)
(カシマ/3656人)
≪得点者≫
鹿島:ダヴィ33、カイオ36
ソニー仙台:細見諒23、田中豪紀28

横浜M(J1)3―0ホンダロック(宮崎)
(ニッパ球/5821人)
≪得点者≫
横浜M:兵藤慎剛45+1、端戸仁50、天野純85

甲府(J1)1―0明治大(東京)
(中銀スタ/2105人)
≪得点者≫
甲府:水野晃樹51

神戸(J1)1―2関西学院大(兵庫)
(三木陸/2870人)
≪得点者≫
神戸:森岡亮太90+3
関西学院大:池田優真64、森俊介83

長崎(J2)3―1岐阜(J2)
(長崎県立/2574人)
≪得点者≫
長崎:佐藤洸一16、東浩史47、奥埜博亮52
岐阜:関田寛士89

(J1)4―0岡山ネクスト(岡山)
(柏/3003人)
≪得点者≫
:橋本和30、レアンドロ44、大谷秀和79、大島康樹90+3

川崎(J1)2―1(延長1―0)YSCC横浜(神奈川)
(等々力/5490人)
≪得点者≫
川崎:小宮山尊信90、森島康仁117
YSCC横浜:松田康佑54

大宮(J1)3―1ヴァンラーレ八戸(青森)
(NACK/2434人)
≪得点者≫
大宮:菊地光将38、長谷川悠50、55
ヴァンラーレ八戸:須藤貴郁5

浦和(J1)8―2浦安SC(千葉)
(浦和駒場/7275人)
≪得点者≫
浦和:阿部勇樹11、興梠慎三41、宇賀神友弥45+1、梅崎司52、森脇良太58、興梠慎三77、鈴木啓太83、関根貴大90+1
浦安SC:上松瑛37、清水康也90+3

栃木(J2)0―0(延長0―0・PK0―3)群馬(J2)
(栃木グ/2049人)

名古屋(J1)12―0トヨタ蹴球団(愛知)
(瑞穂陸/2911人)
≪得点者≫
名古屋:永井謙佑17、21、22、42、67、田中マルクス闘莉王31、佐藤和樹45+1、77、松田力68、90+1、矢田旭71、田鍋陵太90+3

第94回天皇杯全日本選手権大会2回戦日程

13日()

16:00〜
水戸(J2)vs福岡(J2)
(Ksスタ)
18:00〜
横浜FC(J2)vs富山(J2)
(ニッパ球)
18:00〜
熊本(J2)vs山形(J2)
(うまスタ)
13:00〜
鳥栖(J1)vs徳山大(山口)
(ベアスタ)
16:00〜
大分(J2)vsヴェルスパ大分(大分)
(大銀ド)
18:00〜
東京V(J2)vs北九州(J2)
(味フィ西)
16:00〜
新潟(J1)vsサウルコス福井(福井)
(福井テクノ)
16:00〜
千葉(J2)vsAC長野パルセイロ(シード)
(フクアリ)
16:00〜
岡山(J2)vs愛媛(J2)
(福山)
16:00〜
湘南(J2)vsFC琉球(沖縄)
(BMWス)
13:00〜
京都(J2)vsガイナーレ鳥取(鳥取)
(とりスタ)

8月6日(水)

19:00〜
札幌(J2)vs北海道代表とonan前橋サテライトト(群馬)の勝者
(札幌厚別)

第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会1回戦日程

7月26日()
13:00〜
北海道代表vs tonan前橋サテライト(群馬)
(札幌厚別)

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 サッカーの天皇杯全日本選手権第3日は本日12日、各地で2回戦が行われ、初戦のJ1勢はG大阪や名古屋が2連覇を狙う横浜M、川崎、C大阪、広島、徳島、FC東京、清水、甲府、柏、大宮、浦和とともに3回戦に進んだが、鹿島、仙台、神戸が敗退する波乱があった。
 G大阪はワールドカップ(W杯)ブラジル大会代表の遠藤、今野が先発してJ3金沢(石川)を5―1で下し、名古屋は永井の5得点などでトヨタ蹴球団(愛知)に12―0で勝った。

【ソニー仙台が大金星】
 企業スポーツの星だ。天皇杯2回戦で鹿島と対戦したソニー仙台(JFL)が大金星を挙げた。2―2の激戦の末、PK戦で2―1の勝利。2008年度大会以来の3回戦へ進出した。
 立役者はGK金子進(30)だ。MF細見とFW田中の得点で2点をリードしたが前半で追い付かれた。後半は守備に回る時間が多く、32本のシュートを浴びた。だが体を張ってファインセーブを連発。PK戦でも鹿島2人目のMF野沢のシュートを読み切って流れを呼び込み「最初に外してチームがガクッとなったけど自分が止めたことで雰囲気が変わった」と胸を張った。
 MF中村らプロ契約選手はわずか。ほとんどの選手は午前8時から午後2時までソニー関連の工場で勤務し、毎日2時間の練習をこなしている。多くの企業スポーツ団体が廃部になっていく中、その逆風は感じつつも金子は「社員選手として企業を盛り上げていきたいと常に考えている。自分達が力を与えられる存在になりたい」と前向きに取り組む。
 昼食時に奈良クラブ(関西社会人リーグ1部)が仙台(J1)を破る“ジャイアント・キリング”を起こし「カテゴリーが下のチームでも勝てるんだ。自分達もやれないことはない」(金子)と一致団結。その言葉通りの結果で、仙台からバス1台で応援に駆けつけてくれた同僚に白星を届けた。
 次戦は熊本(J2)vs山形(J2)の勝者との対戦。金子は「鹿島の選手の人は悔しそうな顔をしていた。鹿島のためにもふがいない戦いはできない」と気を引き締め、さらなる躍進を誓った。

【鹿島は20大会ぶり初戦敗退】
 鹿島は1回戦で東京ガスに敗れた第74回大会以来、20大会ぶりの初戦敗退となった。分厚い攻めも2点差を追い付くにとどまり、セレーゾ監督は「相手の方が勝ちたいという気持ちが上回った」と悔しそうだった。
 J1のリーグ戦もW杯の中断期間を終え、19日には敵地でFC東京と対戦する。立て直す方法を問われた指揮官は「特別なことはできない。やるべきことをやり続けることが大切」と話した。

【J1仙台が5部チームに敗れる大波乱】
 第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会は12日、各地で2回戦が行われ、J1勢が登場。昨年度ベスト8のJ1仙台が、5部に相当する関西リーグ1部の奈良クラブに1―2で敗れる大波乱があった。
 仙台は前半34分に元日本代表FW柳沢敦(37)のゴールで先制したが、後半30分に追い付かれ、途中出場していたFW岡山一成(36)に同41分、決勝ゴールを決められた。
 岡山は2008年まで当時J2だった仙台に2年間在籍。2012年に当時J1の札幌でプレーし、2013年から奈良クラブに移籍していた。
 試合前日の11日に更新した自身のブログで「地域リーグにいる者は、ピークを過ぎたり、身体能力や技術がなかったり、何らかの欠点を抱えている。それでも精神力は見劣りしない。むしろ、ハングリー精神は絶対に優っている」「ジャイアントキリングを起こそう」などと決意を記していたが、宣言通りの下克上、“ジャイキリ”となった。

【関学大は主力欠いて大金星】
 神戸を破った関学大の成山監督は「(主力が3人いない中で)普段控えの選手もしっかり準備し、結果を残してくれた」と喜んだ。
 地元のJ1チームとの対戦で選手は気合十分。成山監督は「普段通り攻撃的に入ったら、ちょうどバランス良く守ってカウンターというサッカーができた」と勝因を語った。先制点を決めた池田は「(交代直後の得点に)自分でも驚いたが、嬉しかった」と話した。
 神戸の安達監督は「決定機をつくれなかった。学生相手という点もやりづらかった」と淡々と話した。

【名古屋は大量12得点で“身内対決”に貫録勝ち】
 第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会は本日12日、各地で2回戦が行われ、J1勢が登場。J1名古屋は東海社会人リーグ1部のトヨタ蹴球団(愛知県代表)に12―0で大勝し、2大会ぶりに3回戦へ駒を進めた。
 名古屋は、前半17分に先制ゴールを決めた元日本代表FW永井謙佑(25)が同21分、22分と立て続けにゴールを決めて早々にハットトリックを達成。前半42分にも得点を決め前半だけで4ゴールをマークすると、後半22分にもチーム7点目となるゴールを決め、1人で5得点を量産する大活躍だった。
 トヨタ蹴球団は、トヨタ自動車やその関連企業に勤める選手で構成され、トヨタ自動車サッカー部を母体とする名古屋とは“兄弟”のような“親戚”のような関係のアマチュアチーム。
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暫定4位浮上
なでしこリーグ第13節第1日結果

ジェフ千葉レディース1―0INAC神戸レオネッサ
(オリプリ/1091人)
≪得点者≫
千葉:菅澤優衣香56
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会談
 日本サッカー協会の大仁邦弥会長は本日、日本代表監督人事について原博実専務理事と14日に東京都内で会談し、交渉過程の報告を受けることを明らかにした。「月曜日に会って話を聞く」と述べた。原専務理事に一任している新監督の人事は、元メキシコ代表監督のハビエル・アギーレ氏に候補を一本化している。交渉の状況は「話を聞いてみないと分からない」と慎重に言葉を選んだ。前回の2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会後は8月末まで新監督の人選がずれ込んだ。早期の決定の可能性について「そうなればいい。今のところ、そういう感じ」と期待感を示した。

新監督
 今季からスペインリーガエスパニョーラを戦うデポルティーボは11日、フェルナンド・バスケス前監督の後任として、ビクトル・フェルナンデス氏(53)を1年契約で招聘したと発表した。フェルナンデス氏は1993−1994年シーズンにサラゴサ(スペイン)をスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)優勝に導くと、1995年にはカップウィナーズ・カップでアーセナル(イングランド)を2―1で破り、クラブにタイトルをもたらした。同氏はベティス(スペイン)やポルト(ポルトガル)でも指揮を執り、近年は解説者としてテレビに出演していた。デポルティボは昨季2部リーグを2位で終えて1部復帰を果たしたが、クラブ側はその直後にバスケス氏を解任。チームを昇格に導いた同氏だが、クラブの補強方針に批判的な意見を述べていた。
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