W杯決勝、ドイツが延長戦の末、24年ぶり4度目の優勝!!NEW!
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本日の超最新情報
2014年07月13日()

INDEX

優勝
W杯ブラジル大会決勝
ドイツ1―0(延長1―0)アルゼンチン

ドイツが延長戦の末に途中出場のゲッツェの決勝弾で制し、1990年イタリア大会以来24年ぶり4度目の優勝!欧州勢の世界一は3大会連続で、5度目となる南米開催の大会では初めての制覇!大会の最優秀選手「ゴールデンボール賞」にはメッシ(アルゼンチン)が選ばれ、最優秀GKの「ゴールデングローブ賞」はノイアー(ドイツ)、得点王には6ゴールのハメス・ロドリゲス(コロンビア)が輝く!

3位
W杯ブラジル大会3位決定戦
ブラジル0―3オランダ

前回準優勝のオランダはファン・ペルシーの先制PK弾などで完勝して3位!開催国ブラジルはドイツに1―7で大敗した準決勝に続き、2試合連続の惨敗で4位で終戦!

最終調整
W杯ブラジル大会決勝日程
14日(月)
日本時間04:00〜
ドイツvsアルゼンチン
(マラカナン・スタジアム)

ドイツとアルゼンチンがブラジルの聖地、マラカナンでのW杯決勝に向けて最終調整!決勝で両チームが対戦するのは3度目で、1986年メキシコ大会はアルゼンチン、1990年イタリア大会は西ドイツが優勝!

3回戦進出
第94回天皇杯全日本選手権大会2回戦
水戸(J2)2―0福岡(J2)
横浜FC(J2)0―1富山(J2)
熊本(J2)0―1山形(J2)
鳥栖(J1)4―1徳山大(山口)
大分(J2)2―1ヴェルスパ大分(大分)
東京V(J2)1―2北九州(J2)
新潟(J1)8―1サウルコス福井(福井)
千葉(J2)3―2AC長野パルセイロ(シード)
岡山(J2)1―2愛媛(J2)
湘南(J2)2―1(延長1―0)FC琉球(沖縄)
京都(J2)3―1ガイナーレ鳥取(鳥取)

前回大会4強のJ1鳥栖は豊田陽平の2ゴールなどで大勝して3回戦進出!J1新潟は鈴木武蔵のハットトリックなどで8ゴール圧勝、初戦だった関塚隆新監督のJ2千葉は森本貴幸の2ゴールなどで逆転勝ち!

本日の超サカFLASH
サウサンプトンがフェイエノールトからイタリア人FWペッレ(28)を獲得ほか


本文

優勝
W杯ブラジル大会決勝結果

ドイツ1―0(延長1―0)アルゼンチン
(マラカナン・スタジアム/74738人)
≪得点者≫
ドイツ:ゲッツェ113
≪出場メンバー≫
ドイツ
GK:
ノイアー
DF:
ラーム、ボアテング、フンメルス、ヘベデス
MF:
シュバインシュタイガー、クラマー(31分シュールレ)、クロース、エジル(120分メルテザッカー)、ミュラー
FW:
クローゼ(88分ゲッツェ)
アルゼンチン
GK:
ロメロ
DF:
サバレタ、デミチェリス、ガライ、ロホ
MF:
マスチェラーノ、ビリア、E・ペレス(86分ガゴ)、ラベッシ(46分アグエロ)、メッシ
FW:
イグアイン(77分パラシオ)

 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会は最終日の13日(日本時間14日)、リオデジャネイロで決勝が行われ、ドイツがゲッツェのゴールで延長の末にアルゼンチンを1―0で下し、西ドイツ時代の1990年イタリア大会以来24年ぶり4度目の優勝を果たした。欧州勢の世界一は3大会連続で、5度目となる南米開催の大会では初めて頂点に立った。アルゼンチンは1986年メキシコ大会以来3度目の制覇を逃した。
 大会の最優秀選手「ゴールデンボール賞」にはメッシ(アルゼンチン)が選ばれ、最優秀GKの「ゴールデングローブ賞」はドイツのノイアー、得点王には6ゴールのハメス・ロドリゲス(コロンビア)が輝いた。

ノイアー
「ここに立っていない選手も一致団結して戦った。ケガをした選手も、ブラジルに来られなかった選手もいた。彼らもチャンピオンだ。チームが最優先。自分のプレーで助けたかった」

ミュラー
「何て言ったらいいのか分からない。信じられない。ゲッツェが決めてくれて良かった。大会前の合宿から素晴らしいチームだと思っていた」

フンメルス
「体が疲れ切っているのもあって、まだ(優勝の現実を)把握できていない感じ。チームとして一丸となっていなければ、W杯優勝は無理。うちは非常にバランスの取れた出来を見せたし、運も少しあったと思う」

クローゼ
「団結力は素晴らしかった。(後半43分に交代で)マリオ(ゲッツェ)が投入される前に彼に「おまえが点を決める気がする」と話した。だからマリオが決めてとても嬉しい」

ボアテング
「言葉で表せない。W杯をドイツに持って帰ることができるのは本当に嬉しい。全員が限界まで力を出そうとした。うちのほうが体力があった」

シュバインシュタイガー
「信じられないほどの出来をチームは見せた。それにベンチのみんなが一体となって熱かった。あんな体験は初めて。もの凄いパワーを与えてくれた」

ドイツ代表レーブ監督
「このタイトルは永遠のもの。1人1人が、チーム全体のために全てを出した。満足している。マリオ(ゲッツェ)は特別なことができる。彼が決めてくれる予感がしていた」

アルゼンチン代表サベジャ監督
「チャンスはあったが、決定力が足りなかった。悔しさと、ベストを尽くしたという誇りで、複雑な気持ち」

【ドイツが延長後半に決勝点】
 ドイツのゲッツェが目の覚めるようなゴールで延長にもつれた戦いにけりをつけた。延長後半8分、ペナルティーエリア内に走り込んでシュールレの左クロスを胸でトラップ、そのまま左足でゴールに突き刺した。
 ドイツは準決勝までの好連係が影を潜め、アルゼンチンの堅守を崩せなかった。前半終了間際のヘベデスのヘディングシュートがゴールポストに阻まれるなど苦しんだが、相手に疲れが出た延長にゴールをこじ開けた。
 アルゼンチンはメッシのドリブルや鋭い速攻が冴え、決定的な場面を何度もつくった。だが、前半21分にイグアインが絶好機を逃すなど、詰めを欠いたのが響いた。

【MVPはメッシが受賞】
 国際サッカー連盟(FIFA)は13日、ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の大会最優秀選手(MVP)に贈られる「ゴールデンボール賞」など各賞の受賞者を発表し、MVPにはFWリオネル・メッシ(アルゼンチン)が選ばれた。「シルバーボール賞」はMFトーマス・ミュラー(ドイツ)、「ブロンズボール賞」はMFアリイェン・ロッベン(オランダ)がそれぞれ受賞した。
 大会得点王に贈られる「ゴールデンブーツ賞」は6得点を挙げたMFハメス・ロドリゲス(コロンビア)に決定。「シルバーブーツ賞」は5得点のMFトーマス・ミュラー(ドイツ)、「ブロンズブーツ賞」は4得点のFWネイマール(ブラジル)が受賞した。メッシ、FWロビン・ファン・ペルシー(オランダ)も4ゴールで並んだが、アシスト数、出場時間により、ネイマールがブロンズブーツ賞を獲得した。
 最優秀若手選手に贈られる「ベストヤングプレイヤー賞」はMFポール・ポグバ(フランス)、最優秀GKに贈られる「ゴールデングローブ賞」はGKマヌエル・ノイアー(ドイツ)が受賞。「フェアプレー賞」はコロンビア代表が選ばれた。
 各賞の受賞者及びチームは以下の通り、

優勝:
ドイツ代表

フェアプレー賞:
コロンビア代表

ゴールデンボール賞(MVP):
リオネル・メッシ(アルゼンチン)

シルバーボール賞:
トーマス・ミュラー(ドイツ)

ブロンズボール賞:
アリイェン・ロッベン(オランダ)

ゴールデンブーツ賞(得点王):
ハメス・ロドリゲス(コロンビア)
6得点(2アシスト・399分)

シルバーブーツ賞:
トーマス・ミュラー(ドイツ)
5得点(3アシスト・682分)

ブロンズブーツ賞:
ネイマール(ブラジル)
4得点(1アシスト・457分)

ゴールデングローブ賞(最優秀GK):
マヌエル・ノイアー(ドイツ)

ベストヤングプレイヤー賞(最優秀若手選手):
ポール・ポグバ(フランス)

【3大会連続の決勝延長】
 決勝が延長となったのは3大会連続通算7度目。ドイツは1966年大会決勝(当時は西ドイツ)で開催国のイングランドに2―4で敗れて以来、延長戦を制しての優勝は初めて。
 アルゼンチンは自国開催でオランダを3―1で振り切った1978年大会決勝の再現は出来なかった。
 欧州勢は史上初となる3大会連続優勝(2006年イタリア、2010年スペイン)。南米勢はブラジルが制した2002年日韓大会以来の決勝進出だったが、王座を取り戻せず。5度目の南米開催で初めて欧州勢に王座を明け渡した。

【最多タイの171得点】
 今大会の通算得点は171に上った。参加32チーム、64試合となった1998年のフランス大会で記録した最多ゴールに並んだ。1試合平均は2.67点。
 2002年日韓大会は161点、2006年ドイツ大会は147点、2010年南アフリカ大会は145点で大会ごとに減少していたが、16年ぶりにゴールラッシュとなった。

【得点王争いはハメス・ロドリゲス】
 ドイツのミュラーは決勝のアルゼンチン戦でノーゴールに終わり今大会5得点のまま。6得点でトップのハメス・ロドリゲス(コロンビア)を上回れず得点ランキング2位と、史上初の2大会連続得点王はならなかった。
 右サイドでプレーしたミュラーは、アルゼンチン戦で右サイドバックのラームとの連係で好機を演出したものの、シュート0本だった。
 一方、ハメス・ロドリゲスは準々決勝までの5試合で6得点を挙げた。

【クローゼは歴代単独2位の24試合出場】
 ドイツのベテラン、36歳のクローゼが先発で後半43分までプレーし、W杯通算出場試合数を同じドイツのマテウスの25に次ぐ歴代単独2位の24とした。マルディーニ(イタリア)の23試合を1つ上回った。
 クローゼは2002年日韓大会から4大会連続の代表入り。今大会は5試合の出場で2ゴールを挙げ、ロナウド(ブラジル)を抜いて歴代単独最多の通算16得点に到達した。

【代表1人に4100万円ボーナス】
 優勝したドイツは、国際サッカー連盟(FIFA)から賞金3500万ドル(約35億3500万円)を受け取る。優勝賞金はスペインが制した前回大会から500万ドル増額された。
 ドイツ・サッカー協会は、代表の全23選手に各30万ユーロ(約4100万円)の優勝ボーナスを払うことを決めている。

【潤うドイツサッカー界】
 4度目のワールドカップ(W杯)制覇でドイツのサッカー界は経済的にも潤いそうだ。ドイツ・サッカー連盟(DFB)は放送権料や入場券収入で約4000万ユーロ(約55億円)、スポンサー料で約6000万ユーロ(約82億8000万円)の年間収入があるが、日本円で35億円を超すW杯の優勝賞金は魅力的な臨時収入となる。
 ドイツではW杯や欧州選手権などの収益が各クラブにも分配される。今大会は1人当たり約4000万円とされる選手ボーナスを差し引いても、大きな黒字が期待できる。国際大会で代表が上位に進めば、各クラブも潤う好循環が成り立つ図式といえる。
 ただ、優勝のためのコストは決して安くない。元代表FWの協会理事で、経営学修士のビアホフ氏(46)は大会前に「今回の費用はDFBでW杯史上最高の2200万ユーロ(約30億円)に上る」と経済誌に語った。大会中の拠点は、ドイツの投資グループがバイア州の海岸に新築した広大なリゾート施設を丸ごと借り切った。「小さな村のようで最高の環境。ホテルでは全く違ったはず」(ミュラー)と好評だったが、費用もかさんだとみられる。
 DFBのメーンスポンサー、アディダスなどとの契約は2018年まで。W杯のタイトル獲得で、ビアホフ氏が「可能性が広がる」と話すように、今後の交渉で有利に働くのは間違いない。

【ノイアー「みんながチャンピオン」】
 ドイツの守護神ノイアーが圧倒的な存在感で大会最優秀GKに選出された。
 前半21分、クロースのバックパスをアルゼンチンのイグアインに拾われ1対1の場面を迎えたが、イグアインの右足で放ったシュートはゴール左に外れた。
 延長前半7分にも1対1の場面でアルゼンチンのパラシオの放った、ノイアーの頭上を越えるループシュートもゴール左に外れた。
 その存在感ゆえに相手が自滅してシュートを失敗する展開。今大会4試合目の完封とMVP級の活躍を見せたが、「自分だけでなくチームが素晴らしい仕事をした。控えの選手もみんな一致団結して勝ちたいと願った結果」と団結の勝利を強調した。
 そして、その思いは23人の代表選手以外にも及んだ。「ケガ人、ブラジルに来られなかった選手…。みんながチャンピオン」。周囲の選手を思いやる姿は、プレーだけでなくチーム全体の精神的な柱でもあった。

【ミュラー大興奮「不思議。信じられない」】
 史上初となる2度目かつ2大会連続の得点王も射程に入れていたドイツのミュラー。この日は無得点で快挙は逃したが「何て言ったらいいのか分からない、不思議な感覚。信じられない」と大興奮。個人の記録より、チームの優勝が何よりも嬉しかった。
 両チームともに集中力を切らさない粘りを見せ試合は延長に突入。その後半8分、途中出場のマリオ・ゲッツェが胸トラップから左足ボレーで決勝弾を放った。「交代で入ってすぐゴールだなんて、凄いよ」と22歳のヒーローを称えたミュラー。「素晴らしいチームだと思ったいた」と、すでにトレーニングキャンプの時から手応えを掴んでいたという。「“自分達はやれる”と言っていたんだ。だから、今、この優勝という場所に立っている」。チームと自分を信じた末に頂点にたどりつき、胸を張った。

【メッシ「マラドーナ伝説」再現できず】
 マラドーナを擁してW杯を制覇した1986年の再現、28年ぶりの戴冠はならなかった。ドイツとの頂上決戦でアルゼンチンは延長の死闘の末に涙。主将としてチームをけん引したメッシもピッチ上で呆然と立ち尽くした。「神の手」「ドリブル5人抜き」など、アルゼンチンのサッカーの歴史の中で語り継がれた「マラドーナ伝説」。そこに「メッシの伝説」を新たに刻むことはできなかった。
 決勝トーナメントではメッシ包囲網の前に厳しい展開が続き、準々決勝のベルギー戦ではディ・マリアが右太腿を負傷。チームの“生命線”を欠いた。そんな中でも決勝へと駒を進めた背景には守備陣の奮闘。決勝トーナメント初戦から3戦連続無失点のその固いディフェンスが、延長後半8分、ドイツ攻撃陣に一瞬の隙を突かれた。
 「サッカー選手としてW杯優勝は最高の偉業」と話していたメッシ。試合前、自身のフェイスブックに「アルゼンチンのユニホームを着て人生で最も重要な試合になる」と記し、決戦に臨んだ。前半9分、右サイドでボールを受けるとドリブルでペナルティーエリア深くまで侵入して折り返すが、味方には合わず。後半2分には、スルーパスに反応してエリア進入して左足を振り抜いたが、ボールはゴール右へ。試合終了間際には自ら獲得して蹴り込んだFKがクロスバーを大きく越えて天を仰いだ。
 4年連続でバロンドールを獲得し、バルセロナで欧州チャンピオンズリーグやクラブW杯、代表でも2008年の北京五輪を制するなど、あらゆるタイトルを獲得している中で、唯一足りなかったW杯での優勝。今大会4得点とエースとして結果は残したが、その輝かしいキャリアの中に最高の偉業を加えることはできなかった。

【マスチェラーノ「最後は運がなかった」】
 準優勝に終わったアルゼンチンのマスチェラーノが無念の思いを打ち明けた。
 「最後は運がなかった。肉体的にもギリギリまで戦い抜いたのに、ほんの5分の差で負けた」
 守備的MFとしてやはり悔やまれるのは延長8分の失点。PK戦も視野に入れた矢先だっただけに、120分間を無失点でしのげなかったことを嘆いた。
 これまで南米開催で欧州勢の優勝はなかった。それだけに「凄くチャンスだったのに…。でも最終的に運がなかった」と自らに言い聞かせるように冒頭に口にした「運」という言葉を繰り返した。

【落胆のアグエロ】
 アルゼンチンのアグエロは後半から出場して前線に入ったが、決定的な仕事はできなかった。
 「勝つために十分やったと思う。自分達は絶好機をつくったが、決め切れなかった」と国際サッカー連盟(FIFA)サイトに話すなど、落胆を隠せなかった。
 期間中に左脚を痛めて2試合欠場するなど万全ではなく、今大会は無得点。メッシらとともに2008年北京五輪で金メダルに輝いた26歳のFWは悲願のW杯制覇に届かず「今は悲しいが、前進していかないといけない」と気持ちを切り替えるように言った。
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3位
W杯ブラジル大会3位決定戦結果

ブラジル0―3オランダ
(ブラジリア国立競技場/68034人)
≪得点者≫
オランダ:ファン・ペルシー3=PK、ブリント17、ワイナルドゥム90+1
≪出場メンバー≫
ブラジル
GK:
ジュリオ・セーザル
DF:
マイコン、チアゴ・シウバ、ダビド・ルイス、マクスウェル
MF:
パウリーニョ(57分エルナネス)、ルイス・グスタボ(46分フェルナンジーニョ)、ラミレス(73分フッキ)、オスカル、ヴィリアン
FW:
ジョー
オランダ
GK:
シレッセン(90+3分フォルム)
DF:
カイト、デ・フライ、フラール、マルティンス・インディ、ブリント(70分ヤンマート)
MF:
クラシー(90分フェルトマン)、ワイナルドゥム、デ・グスマン
FW:
ロッベン、ファン・ペルシー

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会は12日、ブラジリアで3位決定戦が行われ、前回準優勝のオランダが3―0で開催国ブラジルに勝って3位となった。ブラジルはドイツに1―7で大敗した準決勝に続き、2連敗で4位となって大会を終えた。
 オランダは前半にファン・ペルシーのPKなどで2点を先行し、試合終了間際にも加点した。ブラジルは脊椎骨折で離脱したエースのネイマールがベンチに入って声援を送ったが、チームは歯車が噛み合わなかった。

【オランダ、前半2点で余裕】
 オランダは前半に早々と2点リードし、余裕を持って試合を進めた。前半3分、縦に抜け出したロッベンが倒されて得たPKをファン・ペルシーが決めて先制。同17分にはブラジルのダビド・ルイスの中途半端なクリアをブリントがゴール前で拾い、冷静に蹴り込んだ。その後は好機が少なかったがフラールを中心に粘り強く守り、終了間際にワイナルドゥムが加点した。
 ブラジルは攻守とも安定感を欠いた。立ち上がりにチアゴ・シウバがロッベンを倒していきなりPKを献上。攻撃では長くボールを保持したが、オスカルの個人技やFK以外は見せ場をほとんどつくれなかった。

【ロッベン、3位悔しいけど完全燃焼】
 オランダのロッベンが無尽蔵のスタミナでブラジル守備陣を切り刻んだ。
 前半2分、トップスピードでパスを受けると、ドリブルでペナルティーエリアに侵入。ブラジルのDFチアゴ・シウバが手で止めるしかない高速ドリブルで、いきなりPKを誘発した。このPKをファン・ペルシーが決め、オランダはわずか3分で先制。ロッベンはその後も終了までピッチを縦横無尽に走り回った。
 「本当に自分はもう空っぽ。決勝に出られなかった悔しさはあるけど、3位になるために全力を出した」
 試合前、ブラジルのスコラリ監督が警戒する選手として真っ先に名前を挙げ、入念に対策を練ったことを明かした。だが、その包囲網をものとのしないスピードと運動量で切り裂いた。
 「本当にクタクタ。だから3位を獲れた」
 決勝には進めなくても、プレーの輝きと闘志は深くサッカーファンの胸に刻まれた。

【ファン・ハール監督は2日間の休養でマンUへ】
 オランダのファン・ハール監督は、わずか2日間の休養で次に指揮を執るマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)の仕事に取りかかることを母国のテレビに明かした。13日にチームとともにオランダへ戻り、16日に新シーズンに向けてクラブに赴くという。
 日本代表MF香川真司も所属するビッグクラブの再建を託された。「休みはいらない。ワクワクするような挑戦ができることは素晴らしい」と意欲を燃やした。

【ファン・ハール監督、ロッベンをマンUに勧誘】
 オランダがブラジルを下し、3位でW杯ブラジル大会を終えた。試合後、来季からイングランドのマンチェスターUで指揮を執るファン・ハール監督がロッベンを“勧誘”したことが分かった。
 ロッベンは「試合後にマンチェスターに来るかい?って聞かれたんだ」と語り、ファン・ハール監督も「彼は、チームに歓迎されることを知っている」と明らかにしたもの。
 ロッベンは今大会3ゴールを挙げ、チームを引っ張る活躍を見せただけに、共にクラブチームでも戦いたいという監督の気持ちは最もなところ。
 だが、ロッベンは今年の3月にバイエルン・ミュンヘンと2017年まで契約延長を行っており、この日も「自分は今いるところにいるのが幸せだ。ファン・ハールは自分にとって最高の監督で、特別な関係だが、移籍はしない」と語っていた。

【オスカルは涙目で終戦】
 ブラジルのオスカルは目に涙を溜め、地元でのW杯を終えた。
 「ひどい気持ち。言いようがない。ドイツ戦で大きな敗北を喫して3位を目指したが、我々の日ではなかった」
 7点を奪われ大敗した準決勝ドイツ戦に続き、この日も3失点完敗。ドイツ戦で後半アディショナルタイムに一矢を報いる得点を決め、この日も前半22分にドリブルからシュートを放つなど、攻撃をリードしたが、最後までゴールネットを揺らせなかった。
 「最初の2分で失点してしまって…。チャンスをつくったが、また失点してしまった。とても悲しいです」。最後まで5度の優勝を誇る王国の威信は失墜したまま。地元開催のW杯は悔し涙で幕を閉じた。

【ブラジル、今大会だけで14失点】
 20度目の出場となるブラジルはオランダのファン・ペルシーに許した先制点が史上2チーム目のW杯通算100失点目となり、さらに2点を失って今大会を終えた。最多失点はドイツで、準決勝までに通算121点を奪われている。
 ブラジルはこの大会の7試合で過去最多の14点も奪われ、得点数の11も上回った。従来は1938年大会の11失点が最多だった。

【スコラリ監督、進退は会長に一任】
 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で4位に終わったブラジル代表のスコラリ監督は12日、自身の進退についてブラジル・サッカー連盟のマリン会長に一任する考えを示した。「会長が決めることだ。私がリポートを会長に提出し、彼が検討する」と話した。
 監督は2002年日韓大会で優勝に導いたが、自国開催で大きな期待を受けて復帰した今回は準決勝でドイツに1―7で大敗し、3位決定戦でもオランダに完敗した。それでも「4強には入った。チームを批判することはできないと思う」と強気の姿勢を示した。

【「サッカー王国」熱狂なし】
 サッカーのワールドカップ(W杯)3位決定戦は地元ブラジルが準決勝に続き完敗。首都ブラジリアのスタジアムでは12日、客席をカナリア色に染めたサポーターから、溜め息とともにブーイングが巻き起こった。「サッカー王国」各地では既に熱狂は失われていた。
 試合前半から失点を続けるブラジル。準々決勝で負傷したエースのFWネイマール選手はベンチから仲間を見守るが、シャツで顔を覆う場面も。ブラジルのニュースサイトはこの場面の写真とともに「さよなら」のメッセージを流した。
 終了間際にオランダに3点目を入れられると、観客席の女性は顔に手をあてて表情を失った。
 リオデジャネイロの住宅街フラメンゴ地区。準決勝まではブラジル戦当日は数時間前からファンが騒ぎ、試合が始まると車道は閑散、テレビ観戦する市民の歓声が家々から響き渡っていたが、この日は静まりかえったまま。地元優勝を逃した時点で、既にW杯は終わった印象だ。
 地元メディアによると、最大都市サンパウロのパブリックビューイング(PV)会場は試合直前になってようやく満員になった。
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最終調整
W杯ブラジル大会決勝日程

14日(月)

日本時間04:00〜
ドイツvsアルゼンチン
(マラカナン・スタジアム)

NEW!
超最新TVスケジュール


2014年W杯ブラジル大会・出場登録メンバー
(全32チーム全736名)


 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会は13日午後4時(日本時間14日午前4時)からリオデジャネイロのマラカナン・スタジアムで決勝が行われ、ドイツとアルゼンチンが対戦する。12日、両国は試合会場と別の競技場で最終調整し、記者会見を開いた。
 ドイツは公開された冒頭15分の練習で、2人1組のパス交換などで体を動かした。南米開催のW杯で欧州勢の優勝は過去にないが、レーウ監督は「我々が歴史をつくるのは可能だ」と自信を見せた。
 アルゼンチンは右太ももを痛めて準決勝を欠場したディ・マリアがパス回しなどチームメートと同じメニューをこなした。
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3回戦進出
第94回天皇杯全日本選手権大会2回戦結果

水戸(J2)2―0福岡(J2)
(Ksスタ)
横浜FC(J2)0―1富山(J2)
(ニッパ球)
熊本(J2)0―1山形(J2)
(うまスタ)
鳥栖(J1)4―1徳山大(山口)
(ベアスタ)
大分(J2)2―1ヴェルスパ大分(大分)
(大銀ド)
東京V(J2)1―2北九州(J2)
(味フィ西)
新潟(J1)8―1サウルコス福井(福井)
(福井テクノ)
千葉(J2)3―2AC長野パルセイロ(シード)
(フクアリ)
岡山(J2)1―2愛媛(J2)
(福山)
湘南(J2)2―1(延長1―0)FC琉球(沖縄)
(BMWス)
京都(J2)3―1ガイナーレ鳥取(鳥取)
(とりスタ)

第94回天皇杯全日本選手権大会1回戦日程

26日()
13:00〜
北海道代表vs tonan前橋サテライト(群馬)
(札幌厚別)

第94回天皇杯全日本選手権大会2回戦日程

8月6日(水)

19:00〜
札幌(J2)vs北海道代表とtonan前橋サテライトト(群馬)の勝者
(札幌厚別)

 サッカーの天皇杯全日本選手権第4日は13日、各地で2回戦が行われ、初戦だった関塚新監督のJ2千葉は森本の2得点などでJ3長野を3―2で下し、3回戦に進んだ。J1の鳥栖と新潟、J2の水戸、大分、愛媛、京都、湘南、北九州、富山、山形も初戦を勝ち上がった。
 前回大会4強の鳥栖は豊田の2得点などで徳山大(山口)を4―1で退け、新潟は鈴木のハットトリックなどでサウルコス福井に8―1と大勝した。
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超サカFLASH

再来日
 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会のウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランが本日、所属するJ1のC大阪に合流するために関西空港に再来日した。 フォルランは日本サッカー協会が次期日本代表監督候補に一本化した元メキシコ代表監督のアギーレ氏について「結構(気性に)激しい部分もあるが、優れた人格」と語った。スペインリーガエスパニョーラのアトレティコ・マドリード時代にアギーレ氏の下でプレーしたフォルランは「もちろん選手次第だが、日本の監督としてもいいと思う」と評した。4年前に最優秀選手に輝いたW杯で今回は無得点に終わり、チームは決勝トーナメント1回戦でコロンビアに屈した。「最大の目標だったグループリーグ突破を果たせた。コロンビアがいいチームだった」と振り返った。

移籍
 J2松本は本日、MF小松憲太(26)がタイ1部リーグのアユタヤFCへ完全移籍することが決定したと発表した。同日行われるファン感謝デーでサポーターに挨拶するという。小松は東海学園大から2010年に松本入り。J2通算記録は34試合1得点、今季は公式戦出場がなかった。

正式契約
 J2愛媛は本日、6月に入団合意していたブラジル人FWリカルド・ロボ(30)と正式に契約を結んだと発表した。

レンタル
 J3鳥取は本日、J2東京VからMF安田晃大(24)が期限付き移籍で加入すると発表した。移籍期間は2014年7月12日から2015年1月31日まで。背番号は21に決まった。なお、安田は東京Vと対戦する全ての公式戦に出場できない。安田は三浦泰年監督(48)がJ2北九州から東京V監督に就任するにあたり、多くのチームメートとともに2013年東京Vへ完全移籍。移籍1年目の昨季はいきなりエースナンバーの10番を背負い、18試合に出場して1得点をマークしたが、背番号が17に変わった今季はここまで3試合0得点にとどまっていた。鳥取の松波正信監督(39)は安田にとって下部組織から育ったG大阪時代の恩師。J1鳥栖の元日本代表DF安田理大(26)は実兄にあたる。

レンタル
 J2讃岐は本日、J2札幌からMF古田寛幸(23)が期限付き移籍で加入することが決定したと発表した。移籍期間は2014年7月14日から2015年1月31日まで。なお、古田は札幌と対戦する全ての公式戦に出場できない。北海道札幌市出身の古田は札幌の下部組織育ちで、2009年にトップチームへ昇格。1年目から19試合、23試合、34試合、28試合と多くの試合に出場していたが、昨季は6試合0得点、今季は5試合0得点と出場機会が減っていた。

獲得
 イングランドプレミアリーグで日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンは12日、フェイエノールト(オランダ)からイタリア人FWグラツィアーノ・ペッレ(28)を3年契約で獲得したと発表した。ロナルト・クーマン新監督と旧知の仲の同選手を獲得し、チーム再構築に向けて動きを続けている。昨季プレミアリーグでクラブ史上最高の勝ち点56を手にし8位でフィニッシュと、サポーターを沸かせたサウサンプトンだが、今オフはその中心選手が次々と退団。MFアダム・ララーナ、FWリッキー・ランバートが揃ってリバプールへ移籍し、19歳の新星DFルーク・ショーはマンチェスター・ユナイテッドへ去った。こうした中、サウサンプトンは8日、トゥヴェンテ(オランダ)からセルビア代表MFドゥシャン・タディッチを獲得。そして今回、クーマン監督のもと昨季までフェイエノールトでプレーしていたペッレとサインをかわした。同選手はフェイエノールトに所属した2シーズンで66試合に出場し、55ゴールを決める活躍を見せていた。
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