天皇杯はG大阪、千葉、山形が準決勝進出!!NEW!
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本日の超最新情報
2014年10月15日(水)

INDEX

惨敗
国際親善試合
日本代表0―4ブラジル代表

日本は本田圭佑、長友佑都ら主力を先発から外し、代表初選出の田口泰士、小林悠らが先発するも4失点の惨敗!全4得点を叩き出したネイマールは代表58試合で40得点とし、ペレ(77得点)、ロナウド(62得点)、ロマーリオ(55得点)、ジーコ(48得点)に次いで代表得点数歴代5位に浮上!

帰国
14日のブラジル戦で完敗した日本代表が開催地のシンガポールから帰国!本田圭佑(ミラン)、長友佑都(インテル)ら欧州組は現地からそれぞれの所属クラブに戻る!

14.1%
14日夜、TBS系で生中継された日本代表vsブラジル代表戦の平均視聴率は14.1%!9月5日のウルグアイ戦は13.6%、同9日のベネズエラ戦は15.0%、10月10日のジャマイカ戦は15.0%!

年末合宿
日本代表が2連覇を目指すアジアカップ(2015年1月9日開幕・オーストラリア)に備え、年末から事前合宿を実施!12月上旬にはアジアカップに向けた50名の事前登録メンバーを決定!

vs北朝鮮
U-19アジア選手権準々決勝日程
17日(金)
日本時間18:00〜
U-19日本代表vsU-19北朝鮮代表
(ウンナ・ テェイ・ スタジアム)
日本時間18:00〜
U-19UAE代表vsU-19ミャンマー代表
日本時間21:30〜
U-19タイ代表vsU-19ウズベキスタン代表
日本時間21:30〜
U-19カタール代表vsU-19中国代表

グループリーグ最終戦で北朝鮮が優勝候補のイラクを破って2位通過したため、日本の準々決勝の対戦相手が北朝鮮に決定!首位イラクは3位転落でまさかのグループリーグ敗退!

準決勝進出
第94回天皇杯全日本選手権大会準々決勝
G大阪2―0大宮
C大阪0―1千葉
山形1―0北九州

唯一、今季3冠の可能性があるG大阪は二川孝広の先制弾などで快勝して準決勝進出!J2の千葉は田代真一の決勝弾でJ1のC大阪を撃破!山形vs北九州のJ2対決は川西翔太の決勝弾で山形が制す!

初白星
ユーロ2016(欧州選手権)予選第3戦
グループD:
ドイツ1―1アイルランド
ポーランド2―2スコットランド
ジブラルタル0―3グルジア
グループE:
サンマリノ0―4スイス
グループF:
ギリシャ0―2北アイルランド
フィンランド0―2ルーマニア
フェロー諸島0―1ハンガリー
グループI:
デンマーク0―1ポルトガル
セルビアvsアルバニア
(前半41分で中断して没収試合)

グループDはW杯王者のドイツが後半ロスタイム4分のラストプレーで追い付かれて痛恨ドロー!ドイツは3位のまま浮上できず、予選突破に黄信号!グループIのポルトガルは終了直前にクリスティアーノ・ロナウドが決勝ヘッド弾を叩き込み、土壇場勝利で今予選初白星!セルビアvsアルバニアは前半41分にアルバニアの民族主義を示す旗が遠隔操作された無人機でピッチに飛来し、これをセルビアの選手が掴んだことから両国選手の間で乱闘が発生、中断してそのまま没収試合に!

初黒星
国際親善試合
韓国1―3コスタリカ
香港0―7アルゼンチン
アルメニア0―3フランス
カタール1―0オーストラリア
アメリカ1―1ホンジュラス
カナダ0―1コロンビア
チリ2―2ボリビア
ペルー1―0グアテマラ
エルサルバドル1―5エクアドル
中国2―1パラグアイ
サウジアラビア1―1レバノン
バーレーン0―0イラク
UAE0―4ウズベキスタン
マカオ2―2シンガポール

韓国はW杯ベスト8のコスタリカに敗れ、ドイツ人のシュティーリケ監督就任後2戦目で初黒星!アルゼンチンはメッシの2ゴールなどで7ゴール圧勝、フランスはレミの先制弾などで完勝、コロンビアはハメス・ロドリゲスの決勝弾で勝利!

本日の超サカFLASH
J1甲府DF福田健介(30)が右足関節離断性骨軟骨炎で手術を受けて全治2ヶ月ほか


本文

惨敗
国際親善試合結果

日本代表0―4ブラジル代表

会場:シンガポール・ナショナルスタジアム(シンガポール)
観衆:51,577人
主審:アーマド・アカシャ(シンガポール)
天気:屋内
風:無
気温:27.5℃
湿度:81%
ピッチ表面:乾燥
ピッチ状態:荒芝

≪得点者≫
ブラジル代表:ネイマール18、48、77、81

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
1.川島永嗣(スタンダール・リエージュ)(cap)
DF:
3.酒井高徳(シュトゥットガルト)
16.塩谷司(広島)
6.森重真人(FC東京)
21.太田宏介(FC東京)
MF:
22.田口泰士(名古屋)
7.柴崎岳(鹿島)
(84分15.鈴木大輔())
17.森岡亮太(神戸)
(46分4.本田圭佑(ミラン))
FW:
19.小林悠(川崎)
(52分14.武藤嘉紀(FC東京))
9.岡崎慎司(マインツ)
(78分11.柿谷曜一朗(バーゼル))
8.田中順也(スポルティング・リスボン)
(70分13.細貝萌(ヘルタ・ベルリン))
ベンチ:
GK:
12.西川周作(浦和)
23.権田修一(FC東京)
DF:
2.水本裕貴(広島)
5.長友佑都(インテル)
20.西大伍(鹿島)
FW:
18.ハーフナー・マイク(コルドバ)

フォーメーション
(4-1-2-3)

8   9   19
  17  7
   22
21  6  16  3
    1

ブラジル代表
GK:
1.ジェフェルソン(ボタフォゴ)
DF:
2.ダニーロ(ポルト)
(46分16.マリオ・フェルナンデス(CSKAモスクワ))
14.ジウ(コリンチャンス)
3.ミランダ(アトレティコ・マドリード)
6.フィリペ・ルイス(チェルシー)
MF:
19.ウィリアン(チェルシー)
(46分18.エベルトン・リベイロ(クルゼイロ))
22.エリアス(コリンチャンス)
(76分20.カカ(サンパウロ))
17.ルイス・グスタボ(ボルフスブルク)
(73分8.ソウザ(サンパウロ))
11.オスカル(チェルシー)
(46分21.フェリペ・コウチーニョ(リバプール))
FW:
9.ジエゴ・タルデッリ(アトレチコ・ミネイロ)
(65分7.ロビーニョ(サントス))
10.ネイマール(バルセロナ)(cap)
ベンチ:
GK:
12.ラファエウ・カブラウ(ナポリ)
23.マルセロ・グロヘ(グレミオ)
DF:
15.ドド(インテル)
13.フアン・ジェズス(インテル)
MF:
5.ロムロ (スパルタク・モスクワア)

フォーメーション
(4-2-2-2)

  10  9
11      19
  17  22
6  3  17  2
    1

≪各種データ≫
日本ブラジル
ボール支配率:
38%:62%
シュート数:
9:14
直接FK数:
10:9
間接FK数:
3:1
CK数:
7:3
GK数:
7:10
PK数:
0:0

 サッカーの国際親善試合、日本vsブラジルは14日、シンガポールで行われ、日本はネイマールに全得点を決められ0―4で完敗した。ワールドカップ(W杯)ブラジル大会後に就任したアギーレ監督の下で初の海外試合に敗れ、同監督での通算成績は1勝1分け2敗。
 両チームの国際Aマッチの対戦成績は日本の2分け9敗となった。
 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング48位の日本は同6位のブラジルに対し、本田(ミラン)や長友(インテル)が控えに回るなど10日のジャマイカ戦から先発6人を入れ替えた。

川島永嗣(スタンダール・リエージュ)(cap)

「今日のゲームは前後半含めて、この内容と結果というのはある意味、別々に自分達は考えた方がいいと思う。結果は結果として認めないといけないと思うし、どこからそういう失点が起こったのかとか、そういうことを含めてまだまだ新しいチームの中で自分達が突きつめていかないといけないのもある。ただ、内容に関しては前半が特に、自分達もボールを動かして、自分達がゾーンに入ってきたところで厳しく行って、そこから奪って攻撃の形を作ることはできていた。過去の4年間は同じ選手がほとんどやっていたことが多かったけど、こういう形で若い選手、新しい選手がこういうゲームで新しい経験を積むということが今の日本にとって凄くいいことだと思うし、その中で前半見せられたようなプレーをプラスに捉えていけばいいと思う」

森重真人(FC東京)

「相手との力の差を考えた上でのこのやり方だったと思うし、それにチーム全員が徹してやれば、それは大きな力になると思うので、別に今日のやり方が間違っていたわけじゃないし、今日のやり方をすると決めたのであれば全員でそれに集中することが必要だった」

ドリブルで崩されるシーンも多かったが、想定以上だった?

「前半に関してはある程度、自分達の守る部分で言えば、あの失点以外はやれたかなと思うけど、でも守るだけじゃ勝てないなと感じている。かと言って前から奪いにいくのかというと、それは考えないといけないし、相手との力の差を考えながら現実的にサッカーをやらないといけないのかなと今日は感じている」

守ってからどういう攻めを繰り出すイメージだった?

「相手が押し込んできた時は逆にチャンスになると思っていたけど、相手は思ったよりも前からプレスをかけてこなかったし、うまくつなげればゴール前までいけることもあった」

田口泰士(名古屋)

ネイマールにかなりチャンスを作られたが?

「自分の両サイド、自分の前の2枚の背後をうまく突かれたので、アプローチが遅れて、自由に前を向かれてドリブルで仕掛けられるシーンが多かった。でも前半は耐えていたけど、後半は自分達のミスから失点してしまって」

スピードの速いドリブルを目の当たりにした印象は?

「速いというのもあるし、やはり技術がしっかりしているので飛び込めないし、周りを使うプレーもうまいので、一枚も二枚も上を行かれていたかなと思う」

手応えを感じた部分は?

「スカウティングでも、攻撃はいいけど守備ではギャップもあるし、チャンスはあるという話だったし、前半は自分のところからクサビを入れたりできていたので、そういうところはよかったと思うけど、得点につながっていないので」

ブラジルの前線は流動的で捕まえづらかったと思うが、アンカーとして真ん中にいる意識が強かった?

「久しぶりにアンカーをやって、ネイマールが自由にやってドリブルで前に来られていたので、そこにアプローチにいきたかったけど、監督から真ん中にいろという指示があったので、真ん中にいることを意識しながらプレーはしていた」

柴崎岳(鹿島)

「力の差があると素直に思う。本当に理想はもちろん勝つことだった。内容が伴わなかったけど、チームの形としてはカウンターというか、なるべくゼロに抑えながらチャンスを決めるというのはあったけど、ミスが重なって失点してしまったのはあるし、受け止めないといけない。素直に認めなくてはいけないゲームだったかなと思う」

自身のミスが失点に直結したが?

「スピーディーなカウンターを持っているチームだったし、そういったミスを見逃さない、質の高さを実感したし、一つの教訓として色々思うところはあった」

ネイマールと対戦して感じたことは?

「見て分かる通りにスピーディーでクレバーな選手で、全得点に彼が関わっていて、刺激になるというか、本当にこれからもっともっと戒めるというか、冷静に分析する必要はあると思う。強引に頑張ると言っても、具体的にはそういった選手にはなれないと思うので、しっかりと具体的な目標を持ちながらプレーの強度を上げていく必要があると思う」

岡崎慎司(マインツ)

「厳しい戦いは予想していたし、自分達もある程度引いてサッカーするように話していた。うまくハマった部分もあるし、取った後に良い攻撃が前半はできていた。ただ、集中していなければいけない時に点を取られるというのが自分達の今の実力だと思うし、相手の力が上だったと思う。日本はチームの力で戦わなければいけないが、1人1人がもうちょっと個人の能力を高めないといけないところはあると思う。さらにチームとして今の戦い方でやるんだったら、もっと徹底的にやらないといけないし、突き詰めなければいけないところはいっぱいあると思う」

本田圭佑(ミラン)

「悔しいですよ。今日、初めてブラジルに負けた国とは比較にならないくらいやっているので、それは悔しい。悔しいし、これが現実ですよね」

普通にやればここまでの結果にならなかったという見方もできるが?

「結果は確かに大差がついているけど、それよりも毎回しっかり負けているというね。どんな状況であっても、向こうの方がハードスケジュールの中で乗り込んできてしっかり戦っている、前半のうちに1点を取って優位に試合を運んでいるということだけで答えが出ていると思うし、もちろん0―1で負けるのと、0―4で負けるのでは精神的なダメージは違うけど、悔しさは倍増するけど、自分としては、やりながら、勝ちにいきながらも、前に負けた時とは違って、より多くを学べているというか、戦う度に彼らからより大きなものを学んでいるし、彼らが自分達よりも上というのを再確認する度にまた、もっとやろうと思うし、切り替えてこの悔しい気持ちが前進する糧に常になっているので。いつかはという思いを常に持ってはいる」

毎回ブラジルの新たな強さを感じている?

「いや、そんなことはないと思う。前半見ていて、今日こういう結果になるとはみなさんも多分思わなかったと思うし、でも実際はなったし、そこは細かいことを言えばいろんなことがあるんでしょうけど、ブラジルはリードしてからの戦い方がさすがだなという印象がある」

武藤嘉紀(FC東京)

「途中出場ということでなんとか流れを変えたいところだったけど、相手のペースのまま進んでしまった。途中出場の役割としては流れを変えたり、得点に絡むことが必要だったと思うし、今日はその点においては何もできなかったので、今日からしっかりまた努力してレベルアップしていきたい」

かなり積極的に仕掛けていたように見えたが?

「積極的にいかないと、世界との差は見えないと思ったし、チームが消極的になっている中、自分が流れを変えたいという思いがあったけど、それも叶わなかった。まだまだ自分として簡単に使うところだったり、自分でいくところの選択が今日は全然良くなかったので、そこの質も上げていければいい」

あれだけのレベルの相手に対して1人抜いたが、それでは満足できない?それともあれくらいできて当たり前という自信がある?

「いや、当たり前のレベルにはまだ達していないと思うし、何回も相手を抜いたわけでもないので、あそこでいい感触が掴めただけで自信に変わったわけではないので、確信に変えられるようにチームでの練習で、世界と戦えるだけの練習をさらにつけないといけないなって思う」

日本代表・ハビエル・アギーレ監督

「今日の前半は戦うことができて、いい時間帯があったと思う。前半、最少得失点差に抑えることができ、岡崎にチャンスもあった。しかし、2失点目のダメージが大き過ぎた。それまでは点を取ろうとしていたが、中盤でのミスから失点をしてしまった。そしてその後も、我々は点を取ろうとプレーしていたが、自らのスローインやコーナーキックから相手のチャンスになってしまい、ネイマールのような素晴らしい選手やその仲間達にやられてしまった。我々の目的は変わっていない。アジアカップに向けた選手選考だ。そして今回も、選手達を見ることができた」

前半は0―1で折り返したが、後半は失点が続いて選手達は下を向いていた。監督は戦う姿勢を選手に求めているが、後半のプレーぶりは仕方がないと思っているのか、それとも戦う姿勢を今後も植え付けていくのか?

「その意見には同意できない。チームは最後まで戦っていたと思うし、ガードを下げることはなかった。2点目を取られたダメージで、少し形が崩れてしまった。しかし(ロスタイムも含めた)93分間、走り続け、戦い続けた。目の前に、世界最高の選手達が揃っている中でそれができたと思う。2失点目のダメージが、あまり大き過ぎてチームが崩れてしまった。(2失点してからの)15分間は非常に悪い時間帯があった。チームが崩れることはあったが、戦いを止めることはなかった」

大敗の中にも選手を試すことができたということだが、何か収穫はある?それから4試合を終えた時点で、アジアカップの23人のうち何人かはすでに決まっているのか。それとも(11月の2試合を含めた)6試合を終えた時点でメンバーは決まる?

「すでに決まっている選手もいる。もちろん、それを発表するのはメンバー発表の会見だ。どの試合でも教訓を得ることができる。今日の試合での教訓は、ビッグチームと対戦する時はミスを犯してはならない、ということ。もう1つ、今日は私にとって非常に重要なゲームだった。こうした逆境の中で、選手を見ることができるからだ。敗戦で喜ぶことはない。しかし、試合後のロッカールームで選手達が力を出し尽くした姿が見えたのは良かったと思う」

ネイマールについての感想は?

「ネイマールは今、素晴らしい時期を過ごしている。W杯の後、キャプテンとしての彼の地位がさらに強固なものになった。ブラジル代表でも(所属先の)バルセロナでも、彼の立場は揺るぎないものとなった。選手達にかける声は、試合前も試合後も、ロッカールームの中にとどまるものだ」

今日は過去のブラジル戦と比べて最もアグレッシブだったと思うが、岡崎へのサポートは薄かったように思う。どういう対策を考えていた?

「ブラジルと対戦して攻撃的に戦うのは簡単なことではない。相手のキープ率が高くなるのは当然だ。相手のほうがゴールチャンスを作るのも妥当だ。そしてもちろん、これからは数少ないチャンスをモノにしていくことが必要だ。チームは最後まで戦い、その中で岡崎や柿谷のヘディングシュートなどゴールに迫る場面もあった。前にいく時、もっとそこにボールが入る形を模索しないといけない」

今日のピッチについての感想は?

「私は言い訳を探すことはあまりしない。今日のピッチをコメントすることもできるし、ハンドやオフサイドを取らなかった審判についてコメントすることもできる。ピッチが我々に影響を与えたとは全く思わない。シンガポールの皆さんに招待していただき、このスタジアムを使わせていただくことを感謝している。いつかまたここに戻って、よりよい結果をお見せしたいと思う」

世界トップのブラジルとの一番の差は何か?そしてそこを埋めるために何が必要?

「今日の両チームの違いは、選手の若さだと思う。今日はJリーグでプレーする若い選手を7人起用した。そこが一番違うところだ。2点目を取られて、初めて強豪と対戦した選手たちが、少し自信を失ったことも考えられる」

若い選手達を積極的に起用したということだが、あえて世界最強チームに若い選手をぶつけた意図はどこにあった?

「選手達のキャラクターを見るため。アジアカップのような重要な責任のある場に挑めるかどうかを見たかった。たくさんの結論を出すことができた」

アジアカップに向けて多くの選手を試すと言っていたが、この2試合でハーフナーや西を使わなかった理由は?

「23人を全員使い切ることは難しい。今回も権田と水本も出していない。次の合宿でも全員を使い切るのは難しい。いずれにせよ、彼らは代表の練習でも視察でも見ているので、心配しなくてもいい」

【日本、見せ場少なく惨敗】
 実力通りの結果に終わった。陣形をコンパクトに保っても守り切れず、攻め手にも欠いた。1989年の初対戦から11試合目。日本はまたしてもブラジルに屈した。
 本田、長友といった主力を先発から外し、田口ら経験の少ない選手を試した。だが、テスト色の濃い布陣は裏目に出た。
 守備陣は振り回された。時には2人がかりでネイマールに当たっても止められない。中盤での攻防でも劣勢になり、前半18分にスルーパスに抜け出したネイマールに先制点を献上した。
 攻撃も前半に奮闘したのは岡崎くらい。後半に本田が右FWに入って推進力を取り戻したが、左サイドからの攻めのスピードが上がらず、柴崎のミスが失点につながった。ネイマールに4ゴールを許したのは失態と言われても仕方がない。
 力の差を見せつけられての惨敗。アギーレ監督は「アジアカップのような重要な大会に臨めるかどうか、各選手の資質を見極めたかった。たくさんの結論を出せた」と言った。しかし、所属大陸がアジアである以上、世界の強豪との海外での対戦は貴重な機会。ベストの布陣で臨み、彼我の差や課題を探った方が、よほど糧になったのではないか。0―4のスコアに一抹のむなしさが漂った。

【アギーレ監督「もちろん勝ちたかった」 】
 就任4戦目で最強ともいえるブラジルと戦い0―4と完敗。どれだけ世界に通用するのかを図る意味で絶好の相手に実力差を見せつけられ、試合後の日本代表のアギーレ監督の表情は硬かった。
 エースFWネイマールに先制ゴールを許し、前半は0―1で折り返し。「いい戦いができた。同点に追いついてもおかしくはない展開だった」と手応えも感じていたが、それでも後半3分に2点目を許し、さらにその後も2ゴール、計4ゴールをネイマールに決められ「2点目を決められてから少し崩れてしまった」と悔やんだ。
 初勝利を挙げた10日のジャマイカ戦から先発6人を変更。来年1月のアジアカップに向けて選手を見極めるためだったが、それでも「もちろん勝ちたかった」と悔しさを募らせた指揮官。最後はただただ「相手は世界でもトップクラスのブラジルだった」と脱帽するしかなかった。

【本田「これが現実」】
 本田は後半から出たが、試合の流れを変えられなかった。自身としてもブラジルに3連敗し「何回もやっているのに負けている。悔しいけど、これが現実ですよね」と感情をあらわにした。
 武藤の低い左クロスに飛び込むなど、果敢にゴールを狙ったが及ばなかった。昨季までミランで同僚だったカカは、途中出場でネイマールのゴールを演出しただけに「その意味でも悔しい」と話した。
 収穫として若い選手が世界のトップレベルを肌で感じたことを挙げ「それぞれがクラブで戻ってパワーアップしないと」と呼び掛けた。

【岡崎「個々の能力を高めないと」】
 10日のジャマイカ戦に続きFWで先発出場した岡崎。厳しい戦いになることは承知していた上で「引いて戦い、相手が入ってきたところで潰すというやり方がハマった部分もあった」と手応えを感じながらも、それでもネイマールに4ゴールを許した戦いについては「集中しなければいけない時に点を取られるのは今の実力」と課題も口にした。
 自身は前半にヘディングシュート、後半10分にもFW田中の浮き球をパスに反応してペナルティーエリア内の右サイドへと抜け出して右足を強振。得点には結びつかなかったが見せ場は作った。「1人1人がもう少し個人の能力を高めないといけない」。最後は自分にも言い聞かせるように言葉を響かせていた。

【川島「結果は受け止めないと」】
 GK川島は9月9日のベネズエラ戦以来2試合ぶりの先発出場も、守備陣の崩壊もありネイマールに4点を奪われ、アピールは不発に終わった。
 相手は王国ブラジルと絶好のアピールの場だった。しかし、川島は前半18分、1対1になったネイマールにドリブルで振り切られ先制点を奪われる。
 後半3分、再びネイマールと1対1になると、今度はゴール右にコントロールされたシュートを決められる。
 後半32分には自身がパンチングで弾いたボールを直接左足で押し込まれ、ハットトリックを達成されてしまう。さらに後半36分には頭で決められ大量4点を奪われてしまった。
 4失点の川島は「結果は受け止めないといけない」と大敗の現実に向き合う。試合を振り返り「前半は攻撃の形を作れた部分もあった」と攻撃陣を称えた。ブラジルW杯後、代表メンバーの入れ替えもあり「新しい選手が入った中で、高いレベルを経験できたことは大きかった」と大敗の中にも収穫を口にした。

【柴崎はミスから失点招き猛省】
 世界は想像以上に遠かった。アギーレ・ジャパンで主力になりつつあるMF柴崎は「力の差はある。素直に認めなきゃいけない。ミスを逃さない。1つの教訓として受け止めなければいけない」と厳しい表情を浮かべた。後半3分、自らのトラップミスから数秒で2失点目を喫した。
 U-17W杯でネイマールと対戦した。5年を経てのショックからか「並大抵の成長速度では追い付けない。僕が現役中にはこのチームには対応できない」と肩を落とした。それでも「ミスを受け入れてから始まることがある」とあえて前を向いた。
 初先発のMF田口は「背後を取られて自由にやられた」と悔しそうに話し、DF塩谷は「正直、全然レベルが違った。ネイマール?あれが世界」と驚嘆の表情。FW岡崎が「守備は待っているだけじゃダメ」と語気を強め、Jリーグ勢、若手らの意識改革を促した。

【大仁会長「サポーターに申し訳ない」】
 日本サッカー協会の大仁邦弥会長も、大敗に落胆は隠せなかった。「サッカーをやらせてもらえなかった。新しい選手が入って、まだチームが機能していない。その差が出た」と分析。
 多くの日本人サポーターも詰め掛けた中、1点も返せない状況については「選手をいろいろ試しているのはいい。ただ、いっぱい応援に来てくれたのに、申し訳ない」と語った。

【ドゥンガ監督、日本相手にメンバー落とさず】
 ブラジルはキャプテンマークを巻いたエースのネイマールが別格の個人技を見せつけた。前半18分にドリブルで持ち込み、GK川島もかわして右足で先制。スピードに乗ると反則でも止められない迫力があり、W杯ブラジル大会での脊椎骨折から完全復活をアジアのファンの前で印象づけた。
 快勝した11日のアルゼンチン戦とほぼ同じ布陣で、代わったのは負傷でベンチ外になったDFダビド・ルイスだけ。現役時代にJリーグの磐田でプレーしたドゥンガ監督は、日本相手にもメンバーを落とさなかった。

【ネイマール、代表得点数歴代5位浮上】
 ブラジル代表FWネイマール(バルセロナ)は日本戦で、チームの全得点を叩き出し4―0の圧勝に貢献。代表での通算得点数を40とし、歴代5位に浮上した。
 ネイマールは現在22歳の若さながらハイペースで得点を重ね、日本戦の4ゴールにより、自身の記録を58試合40得点に伸ばした。この結果、ベベット氏の持つ39得点という記録をかわし、歴代5位に浮上。母国メディアに対し「素晴らしい気持ちだ。このような夢を叶えることができて、計り知れない幸せを感じている」「セレソン(ブラジル代表の愛称)のユニフォームを着て、こんなことが達成できるなんて、夢にも思わなかった。本当に嬉しい」と喜びをあらわにした。
 ブラジル代表の歴史上で、ネイマールを上回る得点記録を保持しているのはジーコ氏(48得点)、ロマーリオ氏(55得点)、ロナウド氏(62得点)、ペレ氏(77得点)の4人のみ。ネイマールは母国のレジェンドに続く自らの偉業について、「聞くだけで鳥肌が立った」と話している。
 また、同代表では1試合4得点という記録も、ジーコ氏やロマーリオ氏らに続く8人目の記録であり、ネイマールは史上最年少でこれを達成した。
 2000年のW杯予選ベネズエラ戦で4得点を挙げたロマーリオ氏について、ネイマールは「彼はずっと僕のアイドルの1人」「僕がバルセロナで背番号11をつけている理由の1つは、ロマーリオなんだ」と尊敬の念を示し、代表で11番を背負ったロマーリオ氏の存在が、所属先のバルサで11を選択した理由の1つとしている。
 ネイマールの平均得点記録は「王様」ペレ氏に次ぐペースであり、この勢いが続けば、27歳でペレ氏の77得点を上回ることになる。ネイマールは「自分の限界がどこなのかは分からない」「ペレ超えについては考えていない。それは僕の目標ではない。僕の目標は、代表とチームメイトの力になるべく得点を挙げ続けること」と謙虚な姿勢を見せ、あくまでチームに貢献するために得点を挙げたいと語った。
 なお、ネイマールは日本戦で、風邪に悩まされながらも4ゴールを挙げたとも明かしている。

【ブラジルの個人4点は14年ぶり】
 ブラジルのネイマールが全4点を叩き出した。同国メディアによると個人による1試合4ゴールは2000年、ロマーリオがベネズエラ戦で達成して以来、14年ぶりとなる。過去にはジーコやカレカらが達成している。

【ブラジルメディアは本田&長友ベンチスタートに驚き】
 日本代表の本田と長友のベンチスタートはブラジルメディアにも衝撃を与えた。
 セリエAで活躍する本田と長友に関してはブラジル地元紙も先発を予想していたようで「ケガなのか?」と日本報道陣に“逆取材”。報道陣の1人から「たぶん監督の意図だろう」と言われると「オーマイゴッド!」と驚きの表情を浮かべ、少し寂しそうな笑顔になった。

≪超サカ採点表≫
日本代表
GK:
1.川島永嗣 4.5
後半にミランダやカカのシュートをファインセーブで防ぐも4失点
DF:
3.酒井高徳 4.5
ネイマールに裏を取られて振り切られたのを皮切りに、相手強力攻撃陣を前に崩壊
16.塩谷司 4.5
立ち上がりに危険なパスミス。ネイマールらのアジリティーに対応できなかった
6.森重真人 5.0
後半途中まで安定した守備を続けていたが、終盤に崩れた
21.太田宏介 5.5
1対1では最も奮闘し、攻撃参加から2つの好クロスでチャンス創出
MF:
22.田口泰士 4.5
アンカーとして出場。守備が緩く、フィルターになりきれなかった
7.柴崎岳 4.5
軽率なミスで2失点目の原因となる。守備で集中力を欠く場面が散見
(84分15.鈴木大輔 --)
17.森岡亮太 4.5
良い形でボールに絡むことができず、持ち味を出せなかった。ハーフタイムに交代
(46分4.本田圭佑 5.5)
さすがのキープ力で違いを生むも、周囲と連携不足
FW:
19.小林悠 5.0
気持ちのこもったプレーを見せ、惜しいダイレクトボレーも。しかし、結果を残せず
(52分14.武藤嘉紀 5.5)
鋭い仕掛けからチャンスをつくるなど、攻撃を活性化
9.岡崎慎司 5.5
後半にポスト直撃のシュート。良質なパスに恵まれなかった
(78分11.柿谷曜一朗 --)
8.田中順也 5.0
前半は低調だったが、後半に左インサイドハーフへポジションを移してからは、ある程度持ち直した
(70分13.細貝萌 5.5)
限られた時間で、できる仕事をした
監督:
アギーレ 4.0
4失点の惨敗。先発メンバーからテストの意味合いが強く、せっかくのブラジル戦がもったいなかった印象
ブラジル代表
GK:
1.ジェフェルソン 5.5
危険なシュートはほとんどなかった
DF:
2.ダニーロ 5.5
なかなか前に出ていけなかったが、及第点の出来
(46分16.マリオ・フェルナンデス 5.5)
無理なく守備に徹する
14.ジウ 5.5
やや緩慢な対応もあったが、大崩れはせず
3.ミランダ 6.0
集中を切らさずにタイトなマーキングを続けた
6.フィリペ・ルイス 5.5
自サイドを崩されることはなかった
MF:
19.ウィリアン 5.0
ある程度のタメをつくるも、推進力あるドリブルは影を潜めた
(46分18.エベルトン・リベイロ 5.5)
ネイマールに決定的なスルーパスを出すなど一定の存在感
22.エリアス 6.0
守備で広いエリアをカバーし、ボールを奪取。しっかりと攻撃につなげた
(76分20.カカ --)
17.ルイス・グスタボ 5.5
全体のバランスを整えながら守備に集中
(73分8.ソウザ --)
11.オスカル 5.0
良い時の躍動感はなかった
(46分21.フェリペ・コウチーニョ 6.0)
素晴らしいスルーパスでネイマールの2ゴール目をアシスト
FW:
9.ジエゴ・タルデッリ 6.0
中央で張るのではなく、様々な場所に顔を出してアクセントとなる。好スルーパスでネイマールの先制点をお膳立て
(65分7.ロビーニョ 5.5)
少ない時間でも見せ場をつくった
10.ネイマール 8.5
圧倒的な決定力で4得点を叩き出す
監督:
ドゥンガ 6.0
アルゼンチン戦同様、リスクを冒さない現実的な戦術。体制後は4戦全勝

日本代表メンバー22名
GK:
1.川島永嗣(スタンダール・リエージュ/ベルギー)
12.西川周作(浦和)
23.権田修一(FC東京)
DF:
2.水本裕貴(広島)
5.長友佑都(インテル/イタリア)
21.太田宏介(FC東京)
20.西大伍(鹿島)
16.塩谷司(広島)
3.酒井高徳(シュトゥットガルト/ドイツ)
15.鈴木大輔()
MF:
13.細貝萌(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
6.森重真人(FC東京)
8.田中順也(スポルティング・リスボン/ポルトガル)
22.田口泰士(名古屋)
17.森岡亮太(神戸)
7.柴崎岳(鹿島)
FW:
9.岡崎慎司(マインツ/ドイツ)
4.本田圭佑(ミラン/イタリア)
18.ハーフナー・マイク(コルドバ/スペイン)
19.小林悠(川崎)
11.柿谷曜一朗(バーゼル/スイス)
14.武藤嘉紀(FC東京)

ブラジル代表メンバー22名
GK:
1.ジェフェルソン(ボタフォゴ)
12.ラファエウ・カブラウ(ナポリ/イタリア)
23.マルセロ・グロヘ(グレミオ)
DF:
14.ジウ(コリンチャンス)
3.ミランダ(アトレティコ・マドリード/スペイン)
16.マリオ・フェルナンデス(CSKAモスクワ/ロシア)
6.フィリペ・ルイス(チェルシー/イングランド)
15.ドド(インテル/イタリア)
2.ダニーロ(ポルト/ポルトガル)
13.フアン・ジェズス(インテル/イタリア)
MF:
5.ロムロ (スパルタク・モスクワ/ロシア)
20.カカ(サンパウロ)
8.ソウザ(サンパウロ)
17.ルイス・グスタボ(ボルフスブルク/ドイツ)
22.エリアス(コリンチャンス)
11.オスカル(チェルシー/イングランド)
18.エベルトン・リベイロ(クルゼイロ)
FW:
7.ロビーニョ(サントス)
19.ウィリアン(チェルシー/イングランド)
10.ネイマール(バルセロナ/スペイン)
21.フェリペ・コウチーニョ(リバプール/イングランド)
9.ジエゴ・タルデッリ(アトレチコ・ミネイロ)
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帰国
 サッカーの国際親善試合でブラジルに0―4と完敗した日本代表が本日15日、開催地のシンガポールから羽田空港などに帰国した。チームは14日の試合後に解散し、アギーレ監督や国内組の選手は日本に戻り、本田(ミラン)や長友(インテル)ら欧州組は現地からそれぞれの所属クラブに向かった。
 日本はアギーレ監督就任後の4試合で1勝1分け2敗。11月14日に豊田スタジアムでホンジュラス代表、同18日に大阪市のヤンマースタジアム長居でオーストラリア代表との強化試合を行い、2連覇を目指す来年1月のアジアカップ(オーストラリア)に備える。
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14.1%
 14日夜、TBS系で生中継されたサッカー日本代表の国際親善試合のブラジル戦(シンガポール)の平均視聴率は14.1%だった。(数字はビデオリサーチ調べ=関東地区)
 注目のブラジル戦だったが、香川真司(ドルトムント)が離脱し、本田圭佑(ミラン)と長友佑都(インテル)はベンチスタート。試合はFWネイマール(バルセロナ)に4ゴールを奪われ0―4と惨敗した。
 9月5日のウルグアイ戦(札幌)は13.6%、同9日のベネズエラ戦(横浜)は15.0%。10月10日のジャマイカ戦(新潟)は15.0%だった。
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年末合宿
 日本サッカー協会の霜田正浩強化担当技術委員長は本日15日、日本代表が2連覇を目指すアジアカップ(来年1月9日開幕・オーストラリア)に備え、年末から事前合宿を行う計画を明らかにした。場所は未定。11月上旬の強化担当者会議で、Jクラブ側に理解を求める。
 日本は11月14日にホンジュラス代表、同18日にはオーストラリア代表と対戦し、年内の強化試合を終える。アギーレ監督は11月の試合後に初めて欧州視察に出向く予定。12月上旬には、アジア杯に向けた50人の事前登録メンバーを決める。
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vs北朝鮮
U-19アジア選手権準々決勝日程

17日(金)
日本時間18:00〜
U-19日本代表vsU-19北朝鮮代表
(ウンナ・ テェイ・ スタジアム)

日本時間18:00〜
U-19UAE代表vsU-19ミャンマー代表
日本時間21:30〜
U-19タイ代表vsU-19ウズベキスタン代表
日本時間21:30〜
U-19カタール代表vsU-19中国代表

U-19アジア選手権グループリーグ順位表
(全3戦終了)

…準々決勝進出

グループC:

1位.日本
2勝1敗(勝ち点6)
得点6・失点4・得失点差+2


2位.中国
1勝2分(勝ち点5)
得点3・失点2・得失点差+1


3位.韓国
1勝1分1敗(勝ち点4)
得点7・失点2・得失点差+5

4位.ベトナム
1分2敗(勝ち点1)
得点2・失点10・得失点差-8

 サッカーのU-19(19歳以下)アジア選手権は14日、ミャンマーのネピドーなどでグループリーグ最終戦が行われ、日本の準々決勝の対戦相手が北朝鮮に決まった。日本は勝てば4大会ぶりのU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)出場権を獲得する。
 グループDの北朝鮮は優勝候補のイラクを2―1で破り、通算1勝1分け1敗の勝ち点4として2位で準々決勝に進出した。
 日本vs北朝鮮は17日午後3時30分(日本時間同6時)から行われる。
 日本は13日の韓国戦でエースFW南野拓実(C大阪)が全得点を決め、2―1で勝って決勝トーナメントに進出。南野は来年のU-20W杯ニュージーランド大会出場が懸かる次戦に向け「次、勝たなきゃ(韓国戦で)勝った意味がない。気を引き締めていきたい」と意気込んだ。MF松本、奥川がケガのため14日にチームを離脱。逆風の中で大一番に挑む。

U-19日本代表23名
GK:
1.中村航輔()
23.高木和徹(清水)
18.吉丸絢梓(神戸)
DF:
3.三浦弦太(清水)
4.内山裕貴(札幌)
2.広瀬陸斗(水戸)
5.宮原和也(広島)
12.中谷進之介()
21.石田峻真(磐田U-18)
22.茂木力也(浦和ユース)
17.坂井大将(大分U-18)
MF:
6.望月嶺臣(名古屋)
10.松本昌也(大分)
14.関根貴大(浦和)
15.金子翔太(清水)
7.川辺駿(広島)
8.高木大輔(東京V)
16.奥川雅也(京都U-18)
20.井手口陽介(G大阪)
FW:
13.南野拓実(C大阪)
11.越智大和(産業能率大)
9.オナイウ阿道(千葉)
19.北川航也(清水ユース)
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準決勝進出
第94回天皇杯全日本選手権大会準々決勝結果

G大阪2―0大宮
(万博/3604人)
≪得点者≫
G大阪:二川孝広59、佐藤晃大84

C大阪0―1千葉
(金鳥スタ/4874人)
≪得点者≫
千葉:田代真一54

山形1―0北九州
(NDスタ/3456人)
≪得点者≫
山形:川西翔太79

第94回天皇杯全日本選手権大会準決勝日程

11月26日(水)
19:00
G大阪vs清水
(味スタ)
19:00
千葉vs山形
(ヤンマー)

第94回天皇杯全日本選手権大会決勝日程

12月13日()
14:00
準決勝の勝者
(日産ス)

 サッカーの第94回天皇杯全日本選手権第12日は本日15日、準々決勝の3試合が行われ、J1のG大阪のほか千葉、山形のJ2勢が4強入りした。11月26日の準決勝はG大阪vs清水、千葉vs山形の顔合わせとなった。
 第89回大会以来の優勝を狙うG大阪は同じJ1の大宮に2―0で快勝し、2大会ぶりのベスト4。千葉はJ1のC大阪を1―0で破って12大会ぶり、山形は北九州とのJ2対決を1―0で制し、初めて準決勝に進んだ。

【ガンバは主力温存でも快勝】
 夢の3冠へまた一歩、前進した。G大阪がMF二川とFW佐藤のゴールで、大宮に2―0完勝。2位につけているリーグ戦、決勝進出を決めたナビスコカップに続き、天皇杯でも4強進出を決めた。
 背番号10が流れを引き寄せた。後半14分、二川がペナルティーエリアわずか外のFKを右足で直接決める先制弾。「相手キーパーが真ん中に立っていたし、蹴る前にニアに動いたので」と、狙い通りのファーサイドへの一撃に胸を張った。
 9月23日の清水戦以来、公式戦5試合ぶり先発。12日のナビスコ杯準決勝・川崎戦からスタメン7人が入れ替わった一戦を勝利に導き「チーム全体の力を証明しようと思っていた。メンバーが代わって負ける訳にはいかなかった」とうなずいた。先月中旬には第1子となる長男が誕生。初めての“パパ弾”に、普段は寡黙なファンタジスタも「良かったです」と二重の喜びを噛みしめた。
 長谷川監督の“勝負采配”も冴えた。7連戦の4戦目でMF遠藤やFW宇佐美らをベンチからも外した。12日の川崎戦で2得点のMF阿部も温存に成功。18日にはリーグで4位の川崎と三たび激突する。V戦線生き残りを懸けた大一番へ、指揮官も「今日出なかった選手が、どういう気持ちでピッチに立つか楽しみ」と競争激化による効果にも期待を寄せた。
 18日は累積警告で出場停止の今野も「天皇杯とナビスコの2冠は絶対に取る」と宣言。過密日程に打ち勝ち、大きな白星を手にしたガンバが、2009年度以来の天皇杯Vへ突き進む。

【千葉・田代「ごっつあんですね」】
 格上J1C大阪を破る決勝弾を挙げたJ2千葉DF田代が意味深な笑みを浮かべた。
 「最初はこぼれ球に行こうと思ったが、ごっつあんですね」
 0―0の後半9分、右CKからゴール前に跳び込むと、競り合ったC大阪・DF山下の右肩付近にボールが当たってゴールに飛び込んだ。
 守備でも高い集中力で最後までゴールマウスを割らせなかった。「C大阪はタレント揃いで個々の能力の高い選手が多いので疲れました」。11月26日に行われる準決勝の相手は同じJ2の北九州に決まった。

【低迷C大阪は8強で散る】
 4874人の閑散としたスタンドがさらに静まりかえった。後半9分にCKから先制を許したC大阪は、終盤にFW4人を前線に投入しながらも得点が奪えずに敗戦。8月30日の神戸戦以来の先発となったフォルランはほとんどボールに触れられず、プロ初先発の2年目秋山も守備に追われた。
 C大阪がシュート5本で千葉が6本。内容の乏しい試合で、初タイトルの可能性が消滅し、元ドイツ代表カカウは「攻撃のスイッチを入れるボールが入ってこなかった。サポーターに謝りたい」と沈痛な表情を浮かべた。
 ただこの敗戦で、17位に低迷するリーグ戦の残留争いに集中できる環境は整った。まずは中2日で迎えるアウェー鳥栖戦に向けて気持ちを切り替える必要がある。大熊監督は「残留だけに懸けて頑張っていくしかない」と必死で前を向いた。

【山形がJ2対決制し初の準決勝進出】
 J2山形は後半34分に鋭いシュートで均衡を破った川西は、大盛り上がりのベンチに駆け寄った。前身のNEC山形が1984年に発足して以来、初の4強入り。4戦全て1―0と勝負強さを発揮して勝ち上がり、石崎監督は「選手達の天皇杯に懸ける気持ちが出た」と称えた。
 準決勝の相手も同じJ2の千葉で、決勝進出のチャンスは十分にある。川西は「歴史を塗り替えたからには、優勝を狙わないといけない」と強気に言い放った。
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初白星
ユーロ2016(欧州選手権)予選第3戦結果

グループD:

ドイツ1―1アイルランド
ポーランド2―2スコットランド
ジブラルタル0―3グルジア

グループE:

サンマリノ0―4スイス

グループF:

ギリシャ0―2北アイルランド
フィンランド0―2ルーマニア
フェロー諸島0―1ハンガリー

グループI:

デンマーク0―1ポルトガル
セルビアvsアルバニア
(前半41分で中断して没収試合)

 サッカーのユーロ2016(2016年欧州選手権)予選は14日、各地で第3戦が行われ、グループIのポルトガルはアウェーでデンマークに1―0で勝ち、サントス新監督の公式戦初戦を白星で飾った。後半ロスタイム5分にFWクリスティアーノ・ロナウド
が決勝点を奪い、今予選初白星を挙げた。
 グループDではワールドカップ(W杯)ブラジル大会王者のドイツがホームでアイルランドと1―1で引き分け。終了間際に同点を許した。ポーランドは本拠地でスコットランドと2―2で引き分けた。グループFは北アイルランドが敵地でギリシャを2―0で破り3連勝とした。

【ドイツ、土壇場ドローで予選突破に黄信号】
 グループDのドイツは、ホームでアイルランドと1―1のドローに終わった。
 前節ポーランドに史上初の黒星(0―2)を喫したドイツは、この試合でも主導権を握り、シュートの雨を降らしながらもネットを揺らせず。ポーランド戦と同様の課題を露呈する。それでも攻め続けると迎えた後半26分、チーム17本目のシュートとクロースの強烈なミドルでついに均衡を破る。
 しかし、そのままドイツの勝利に終わるかに思われたロスタイム4分、エリア内への折り返しを、この日代表100キャップを達成したオシェイに、フンメルスより先に触られ、痛恨の同点弾。土壇場で勝ち点2を落とした。
 レーヴ監督は試合後「アイルランドに決められた1点は、彼らにとって唯一のチャンスだった。最後の数分間、我々は少し神経質になっていた部分があり、ボールをキープせず、ロングボールを多く蹴り込んでしまっていた」と終盤の試合運びを課題に挙げた。
 この日行われたそのほかの試合では、ポーランドがスコットランドと2―2で引き分け、グルジアはジブラルタルに3―0で快勝した。
 この結果、グループDではポーランドとアイルランドが勝ち点7で並び、同4のドイツとスコットランドがそれを負う形に。グルジアが同3で続き、ジブラルタルは3戦全敗となった。

【CR7が土壇場決勝弾】
 グループIではポルトガルがアウェイでデンマークに1―0で勝利。終了間際のクリスティアーノ・ロナウドの決勝点により、今予選初白星を挙げた。
 初戦でアルバニアにホームでまさかの敗戦を喫し、指揮官交代に踏み切ったポルトガル。予選初勝利を目指すこの試合では、立ち上がりからリズムを掴み、C・ロナウドやナニがゴールに迫るものの、得点を奪うことができない。すると、デーリのシュートが枠を叩きヒヤリとする場面も作られる。
 スコアレスで迎えた後半も、緊張感のある拮抗した展開に。ポルトガルは前半同様にC・ロナウドとナニがデンマークGKカスパー・シュマイケルを脅かす。対するデンマークもベントナーが狙うが、こちらもゴールを割れず。試合はそのまま引き分けに終わるかに思われたが、終了間際のロスタイム5分、クアレスマの右からのクロスにC・ロナウドが頭で合わせて値千金の決勝点。ポルトガルが土壇場で勝ち点3をもぎ取った。
 なお、この日行われたグループIのセルビアvsアルバニアの試合は、アルバニアのファンや選手達が関与した乱闘騒ぎにより、途中で没収試合となった。
 この結果、グループIではアルバニア(2試合消化)とデンマーク(3試合消化)が勝ち点4で並び、同3のポルトガル(2試合消化)が3位に浮上。セルビア(1試合消化)とアルメニア(2試合消化)が同1となった。

【CR7「予選突破を確信している」 】
 ポルトガルが劇的な初勝利を挙げた。0―0の後半ロスタイム、終了間際にクアレスマの右クロスをクリスティアーノ・ロナウドが頭でゴール。
 C・ロナウドは欧州選手権通算22得点目で、対戦相手の英雄ヨン・ダール・トマソン、トルコのハカン・シュクールが持っていた歴代最多得点記録に並んだ。
 さすがの働きを見せた主将は「ポルトガルはいいチームだと示せた。予選を突破できると確信している」と胸を張った。
 ポルトガルは第1戦で敗れてベント監督が解任。サントス新監督は初陣となる11日フランスとの親善試合では1―2で敗れたが、初の公式戦は白星で滑り出した。指揮官は「最後まで勝利を目指し、全員が素晴らしかった」と満足そうな笑みを浮かべた。

【セルビアvsアルバニアは没収試合】
 14日にセルビアのベオグラードで行われたサッカーのユーロ2016(2016年欧州選手権)予選グループI、セルビアvsアルバニアが前半41分で中断され、没収試合となった。
 セルビアから独立を宣言したコソボを巡り、アルバニア人とセルビア人は対立関係にある。アルバニアの民族主義を示す旗が遠隔操作された無人機でピッチに飛来し、これをセルビアの選手が掴んだことから両国選手の間で乱闘が発生した。
 アルバニアの観客を会場に入れない措置が取られていたが、セルビアの観客もアルバニアの選手に危害を加えようと乱入。約30分の中断後に没収試合が決まった。
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初黒星
国際親善試合結果

韓国1―3コスタリカ
香港0―7アルゼンチン
アルメニア0―3フランス
カタール1―0オーストラリア
アメリカ1―1ホンジュラス
カナダ0―1コロンビア
チリ2―2ボリビア
ペルー1―0グアテマラ
エルサルバドル1―5エクアドル
中国2―1パラグアイ
サウジアラビア1―1レバノン
バーレーン0―0イラク
UAE0―4ウズベキスタン
マカオ2―2シンガポール

 サッカーの国際親善試合は14日、ソウル(韓国)などで行われ、コスタリカはアウェーで韓国に3―1で快勝した。韓国を率いるドイツ人のシュティーリケ新監督は2戦目で初黒星を喫した。
 グループリーグ敗退に終わった2014年ワールドカップ(W杯)終了後、指揮官交代を行った韓国が、同大会でベスト8と躍進を遂げたコスタリカと対戦。韓国は前半38分にルイスが頭で落としたボールをボルヘスに叩き込まれて先制を許すが、前半終了間際にソン・フンミンが右サイドから送った低めのクロスにイ・ドングクが合わせ、同点に追い付いてハーフタイムを迎える。
 しかし、後半開始直後の2分、またしてもボルヘスに決められ勝ち越しを許すと、33分にはCKからドゥアルテのヘッドで2点差に。韓国の選手達はGKへのファウルを主張したが認められなかった。韓国も終盤にはネットを揺らし1点差に詰め寄ったかに思われたが、オフサイドの判定でゴールとはならず。試合はそのまま1―3で終了し、コスタリカが勝利を収めた。
 試合後、コスタリカのワンチョペ監督は「韓国はハードワークをこなし、激しいプレスで我々に多くのスペースを与えてくれなかった。しかし我々は上手く守って、チャンスが訪れた時にそれをモノにした。勝利には満足している。ここは簡単な場所ではないからね」と敵地での勝利に喜びを表した。
 10日のパラグアイ戦では2―0で勝利し、初陣で白星を掴んだ韓国のシュティーリケ監督だったが、2戦目で初黒星。それでも、同監督は「試合には敗れたが大きな敗戦というわけではない。結果は良くなかったが、選手達はパワーやスピードといった能力、勝利への意思を示した。より良い結果を出すためには、努力し続けなければならない」と、前を向いた。
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超サカFLASH

全治2ヶ月
 J1甲府は本日、DF福田健介(30)が右足関節離断性骨軟骨炎で手術を受け、全治約2ヶ月と診断されたと発表した。8月16日の鹿島戦で負傷し、回復を図っていた。

トップ昇格
 J2山形は本日、下部組織の山形ユースに所属するGK摂津颯登(せっつ・はやと=18)の来季トップチーム昇格が内定したと発表した。摂津は秋田県出身で身長1メートル90、体重75キロ。2012年にはU-16日本代表に選出され、今年6月にはユース所属ながらJリーグの公式戦出場が可能な2種選手として登録された。
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総入場者数(本日の超最新情報)

本日の入場者数

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