なでしこジャパンは準優勝で連覇ならず!! プレミアもブンデスもセリエBもJリーグもMLSもハリル・ジャパンも完全収録!!
PS3版ウイイレ2015完全修正データ

本日の超最新情報
2015年7月6日(月)

INDEX(目次)

準優勝
女子W杯カナダ大会決勝
女子アメリカ代表5―2女子日本代表

なでしこジャパンは開始16分で4失点を喫し、2―5で大敗して大会連覇を逃す!ロイドのハットトリックなどで大勝したアメリカは1999年アメリカ大会以来、4大会ぶり3度目のW杯制覇!

引退試合
中田浩二、柳沢敦、新井場徹合同引退試合
ANTLERS LEGENDS5―2KAY FRIENDS

元日本代表の中山雅史氏や現役の三浦知良(横浜FC)、中村俊輔(横浜M)らが出場し、中田浩二、柳沢敦、新井場徹の3氏は揃ってゴールをGET!6月に右膝を手術し、リハビリ中のシャルケDF内田篤人も松葉杖を突きながら登場!

出発
イングランドプレミアリーグのレスター・シティー入りする日本代表FW岡崎慎司(29)が英国へ向けて出発!女子W杯決勝で敗れたなでしこジャパンの戦いぶりに「いつも夢を与えてくれる。決勝まで行くこと自体がなでしこの強さ。自分達も見習わないといけない」

獲得
大迫勇也と長澤和輝の所属するドイツブンデスリーガのケルンが、同リーグで香川真司と丸岡満の所属するドルトムントからセルビア代表MFヨイッチ(23)を獲得!4年契約で移籍金は約4億1000万円!

獲得
酒井高徳の所属するドイツブンデスリーガのハンブルガーSVが、警備員に暴行して同リーグのレバークーゼンを解雇されたボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFスパヒッチ(34)を1年契約で獲得!

獲得
トルコスーパーリーグのフェネルバフチェが、イングランドプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドからポルトガル代表MFナニ(28)を獲得!4年契約で移籍金は約8億円!

本日の超サカFLASH
男子のW杯ロシア大会アジア2次予選グループEで9月3日に行われる日本vsカンボジア(埼玉スタジアム)の開始時刻が午後7時25分に決定ほか


本文

準優勝
女子W杯カナダ大会決勝結果

女子アメリカ代表5―2女子日本代表
(BCプレイス・スタジアム/53,341人)
≪得点者≫
女子アメリカ代表:ロイド3、5、16、ホリデー14、ヒース54
女子日本代表:大儀見優季27、オウンゴール52
≪出場メンバー≫
女子アメリカ代表
GK:
1.ソロ
DF:
11.クリーガー
19.ジョンストン
4.サワーブラン
22.クリンゲンバーグ
MF:
12.ホリデー
14.ブライアン
17.ヒース
(79分20.ワンバック)
15.ラピノ
(61分5.オハラ)
FW:
10.ロイド
13.モーガン
(86分3.ランポーン)
ベンチ:
GK:
18.ハリス
21.ナエハー
DF:
6.エンゲン
16.チャルプニー
MF:
7.ボックス
9.オライリー
FW:
2.ルルー
8.ロドリゲス
23.プレス
女子日本代表
GK:
18.海堀あゆみ(INAC神戸)
DF:
19.有吉佐織(日テレ)
3.岩清水梓(日テレ)
(33分10.澤穂希(INAC神戸)=82分)
4.熊谷紗希(リヨン)
5.鮫島彩(INAC神戸)
MF:
9.川澄奈穂美(INAC神戸)
(39分15.菅澤優衣香(千葉))
6.阪口夢穂(日テレ)
13.宇津木瑠美(モンペリエ)
8.宮間あや(岡山湯郷)(cap)
FW:
11.大野忍(INAC神戸)
(59分16.岩渕真奈(バイエルン・ミュンヘン)=85分)
17.大儀見優季(ボルフスブルク)
ベンチ:
GK:
1.福元美穂(岡山湯郷)
21.山根恵里奈(千葉)
DF:
2.近賀ゆかり(INAC神戸)
12.上尾野辺めぐみ(新潟)
23.北原佳奈(新潟)
20.川村優理(仙台)
MF:
7.安藤梢(フランクフルト)
14.田中明日菜(INAC神戸)
22.永里亜紗乃(ポツダム)

優勝チーム:
女子アメリカ代表

準優勝チーム:
女子日本代表

3位チーム:
女子イングランド代表

ゴールデンボール賞(MVP):
カーリ・ロイド(アメリカ)

シルバーボール賞:
アマンディーヌ・アンリ(フランス)

ブロンズボール賞:
宮間あや(日本)

ゴールデンブーツ賞(得点王):
セリア・サシッチ(ドイツ)

シルバーブーツ賞:
カーリ・ロイド(アメリカ)

ブロンズブーツ賞:
アニア・ミッターク(ドイツ)

ゴールデングラブ賞(最優秀GK賞):
ポープ・ソロ(アメリカ)

ヤングプレーヤー賞:
カダイシャ・ブキャナン(カナダ)

フェアプレー賞:
女子フランス代表

 女子サッカーのワールドカップ(W杯)カナダ大会は5日(日本時間6日)、バンクーバーで決勝が行われ、女子日本代表「なでしこジャパン」は2―5でアメリカに敗れ、大会連覇を逃した。前半16分までに4失点を喫した日本は、FW大儀見のゴールなどで反撃したが届かず、36歳のベテランMF澤は最後のW杯を飾れなかった。アメリカは1999年アメリカ大会以来、4大会ぶり3度目の頂点に立った。
 決勝トーナメント1回戦から4試合連続同じスタメンで臨んだ日本。しかし立ち上がりの前半3分、アメリカの右CKから走り込んだロイドに決められ、今大会初めて先制点を許した。2分後には右FKのこぼれ球をロイドが決めて2点目。アメリカの猛攻は止まらず、14分にはDF岩清水の右クロスのクリアが甘くなったところへ、走り込んできたホリデーが鮮やかな右足ボレーで決めて3点目。16分にはロイドが右足でハーフウエーライン付近から超ロングシュートを決めてハットトリックを達成した。
 序盤で重い4点のビハインドを背負ってしまった日本だが心は折れず、前半27分にエース大儀見のゴールで反撃。右サイドを突破した川澄のクロスをゴール前で受けると、相手DFをトラップしてかわして左足で狙いすましたシュート。ゴール左隅に決まって1―4とした。
 前半33分には佐々木監督が早くも動く。3失点目に絡んだDF岩清水に代えて、大黒柱の澤を早くも投入。39分にはMF川澄に代えてFW菅澤をピッチに送り、交代カード3枚のうち2枚を切るという思い切った采配を見せた。
 日本は後半7分に左サイドの宮間のFKをゴール前で澤が競り合い、相手DFジョンストンのオウンゴールを誘発。2―4と追い上げたが、2分後に左CKの流れからMFヒースに決められて再び3点差となった。佐々木監督は同15分、FW大野に代えて岩渕を投入。フォーメーションも目まぐるしく変更した反撃を狙ったが、アメリカの壁は崩せず、終了のホイッスルを聞いた。

【MVPはロイド】
 女子サッカーのワールドカップ(W杯)カナダ大会は5日(日本時間6日)、バンクーバーで決勝が行われ、女子日本代表「なでしこジャパン」は2―5でアメリカに敗れ、大会連覇を逃した。試合後には表彰選手が発表され、大会MVPにあたる「ゴールデンボール賞」は決勝でハットトリックを達成し、4大会ぶりの優勝に導いたアメリカのMFロイドが受賞。候補8人に入っていた日本のMF宮間は「ブロンズボール賞」を獲得した。
 大会通算6得点としたロイドは「シルバーブーツ賞」も獲得。得点王にあたる「ゴールデンブーツ賞」は同じ6得点ながら出場時間が短かったドイツFWシャシッチが受賞した。
 最優秀GK賞にあたる「ゴールデングローブ賞」はアメリカの守護神・ソロが受賞。候補に挙がっていた日本のGK海堀は受賞を逃した。
 フェアプレー賞はフランスだった。

18.海堀あゆみ(INAC神戸)
「決勝まで戦えたが、この結果は自分達の力だったと思う。立ち上がりに2失点してしまったことが、本当によくなかった」

19.有吉佐織(日テレ)
「スピードでやられた感はない。失点が立て続けにあって、引いてしまった部分もあった」

3.岩清水梓(日テレ)
「立ち上がりの失点は自分のせいで、チームに申し訳ない。ロイドが来るのは分かっていたのに、予想以上のスピードだった」

4.熊谷紗希(リヨン)
「悔しいの一言。セットプレーで3点やられている。もったいなかった。防がないといけない。アメリカの方が、戦い方が上手だった」

5.鮫島彩(INAC神戸)
「4年前は何が何だか分からないところから始まり、いつの間にか勝っていた。今大会は確立した中で一歩一歩やってきた感じ。優勝と2位は大きな差があるけど、みんな全力で戦った」

9.川澄奈穂美(INAC神戸)
「立ち上がりの失点は避けたかった。クロスを大儀見選手が決めてくれてよかった。2位になって表彰台を見て、4年前のアメリカ選手の気持ちが分かった」

6.阪口夢穂(日テレ)
「チームとしてはいつもと変わらなかった。優勝を逃してしまい、悔しい気持ちでいっぱい」

13.宇津木瑠美(モンペリエ)
「アメリカが(セットプレーから)狙っているのは分かっていたので、もっとケアしておけばよかった。序盤で試合を決める気迫を感じた」

8.宮間あや(岡山湯郷)
「こちら以上にアメリカが研究してきた感じ。仲間を誇りに思う。アメリカは一番凄い時に比べると、強さは感じなかった」

11.大野忍(INAC神戸)
「(負けを)認めないといけない。アメリカは素晴らしい結果を出した。おめでとうと言うべき。チームに帰ってまた頑張りたい」

17.大儀見優季(ボルフスブルク)
「そこまで悔しい気持ちが湧いてこないが、それは完全にやられたからだと思う。できる限りの準備をやり尽くしての結果で、力がなかった」

16.岩渕真奈(バイエルン・ミュンヘン)
「ケガをしてここまで連れてきてもらって、いろいろな人に感謝したい。4年前より自分のプレーは出せた」

15.菅澤優衣香(千葉)
「シュートチャンスで決められず、チームに貢献できなかった。短期間に何試合もでき、なかなかない経験ができた」

7.安藤梢(フランクフルト)
「結果は残念だけど、ここまで連れてきてくれたチームに感謝している。最高の仲間。みんなに感謝したい」

1.福元美穂(岡山湯郷)
「このメンバーで決勝まで戦えたことは、本当に幸せなこと。(優勝という)結果が出なかったことは残念だけど、このメンバーの一員で誇りに思う」

21.山根恵里奈(千葉)
「故障が原因で出られなかったとは捉えていない。自分の力不足。高いパフォーマンスを発揮するためにどうしたらいいのか、一歩一歩(課題を)つぶしていかないといけない」

2.近賀ゆかり(INAC神戸)
「早い時間に失点し、負ける時のパターンだった。自分達のことをよく知られていて、弱みを突かれてしまった。2点を取り返し、最後まで戦っていた」

12.上尾野辺めぐみ(新潟)
「試合が始まったら、あっという間だった。試合に出たいという悔しさはあった」

23.北原佳奈(新潟)
「23人の中の1人として、この舞台に来ることができた。家族や職場や新潟の皆さんに感謝している。これからもっと頑張りたい」

20.川村優理(仙台)
「アメリカに勢いがあった。あそこで相手を跳ね返す力を、持っていないといけないと感じた。ピッチに立てなかった悔しさもある。もっと自分自身が成長しないといけない」

14.田中明日菜(INAC神戸)
「悔しい気持ちはあるが、すぐリーグ戦もあるのでタイトルを全部取りたい。試合に出てチームのためになることが、代表での地位につながる」

22.永里亜紗乃(ポツダム)
「(五輪を含め)3つ続けての決勝進出は偶然ではない。日本に力があると思う。点につながるプレーをしていくため、(所属クラブがある)ドイツに帰って磨いていきたい」

【天仰ぐなでしこ、悪夢の滑り出し】
 思いのままに喜びを表現するアメリカ選手を、なでしこイレブンはただただ呆然と見つめるしかなかった。悲願の連覇まであと1つとしながら、その最後のステージでまさかの完敗。ピッチに倒れ込み天を仰ぐ。頂点への手応えがあったからこその悔しさ。現実を前に、スタンドに駆け付けた日本人サポーターも顔を覆うしかなかった。
 悪夢の滑り出しだった。前半2分、CKからいきなりMFロイドに決められ、今大会初めて先制を許すと、同4分には右FKからまたもロイドに2点目を決められ2分の間にセットプレーで2失点。アメリカの波状攻撃は止まらず14分、DF岩清水のクリアミスをきっかけにMFホリデーが右足ボレー、直後の16分にはハーフウェーライン付近からロイドがロングシュートを決めて、差はあっという間に4点に広がった。
 それでも前回女王の意地だけは忘れない。4点を追う前半27分、MF川澄のクロスを受けたFW大儀見が体を回転させて左足を振り抜きゴール左隅へ一撃。準決勝までの6試合で1失点と鉄壁の守備を誇るアメリカから6試合ぶりに得点を奪うと、33分にはMF澤を投入。前半から大黒柱をピッチに送り込み、打開を図った。
 後半7分にオウンゴールで2点差に迫ったものの、2分後に5点目を献上して流れを引き寄せられない。15分に最後の切り札・FW岩渕を投入。策は尽くし、選手は足がつるまで走り続けたがゴールは遠く、非情のホイッスルが鳴り響いた。

【最後に厳しい現実】
 経験豊富なイレブンも決勝の舞台を乗り越えることはできなかった。2―5の完敗。日本は準決勝までの6試合は全て先制点を奪って優位に進めたが、前回の雪辱に燃えるアメリカの勢いに飲み込まれた。前半16分までに4失点。接戦に持ち込んで勝機を探る日本のもくろみはいきなり崩れた。
 前半3分のCK。ロイドがいつもより下がった位置で待つのを見て、佐々木監督は不安を感じ、ベンチを出て選手達に伝えようとした。だが、指示は5万人を超える大観衆の声にかき消された。
 低く速いキックに「高いボールが来ると思ったので準備不足だった」と阪口。岩清水のマークが遅れる中、勢いよく走り込んだロイドが蹴り込んだ。2分後にも低いボールのFKからゴールを許した。
 さらにミスが重なってあっという間に0―4とされた。「悔しさよりも自分達ができないこと、苦手なことが明らかになった90分だった」と宇津木はうなだれた。警戒していたセットプレーから3失点。W杯での5失点は1999年大会のロシア戦以来という屈辱だ。
 今大会で初めて、世界ランクの上位と対戦。「我々にとって勝てるパーセンテージは少なかったと思う」と、佐々木監督は彼我の差を認めるしかなかった。世界一の歓喜から4年。宿敵に厳しい現実を突き付けられた。

【佐々木監督Q&A】
 佐々木監督は落胆の色をにじませつつ、努めて明るい口調で質問に応じた。

 準優勝の心境は?

「ここまで選手達は一戦一戦頑張って、よくやってくれた。選手とともに誇りを持って日本に帰りたい」

 勝敗を分けたポイントは?

「セットプレーでやられた。あの点差がついたということは、やはり反省しないといけない。僕自身の指揮も反省しないといけない部分も多い」

 前半のうちに澤と菅澤を投入したが?

「あれだけ点差がついたので何とか1点を、という思いだった。攻撃的なトライをするために交代した」

 大会の収穫は?

「前回チャンピオンとして、このステージまで選手達が頑張ってきてくれた。若い選手達もピッチを経験できた。これを今後の成長につなげていかないといけない」

 他国の情勢は?

「個性豊かな能力の高い選手が多くなってきたし、非常に組織的になってきた。今後はさらに世界はレベルアップしてくる。我々は個の質、もっと緻密な連係の精度、技術の精度、こういったものを上げていかなければいけない」

【佐々木監督、序盤悔やむも「選手を誇りに思う」】
 佐々木則夫監督(57)は女子W杯史上初となる「指揮官として大会連覇」の偉業はならなかった。試合後のインタビューで「立ち上がり、気を引き締めていれば、というところはありますが…」と悔やみながら「最後の最後まで選手はよく走ってくれたと思います。あきらめないで、走り切る姿は見せられた。選手を誇りに思っています」とねぎらった。
 前回優勝からの4年間「選手達と本当に楽しく、ここまでサッカーを積み上げられて本当に幸せだと思います」と、やり切った表情を浮かべた。準優勝については「ファイナル(決勝)まで来たことは、まずは成功だと思っています」と評価した。
 強豪を連破して優勝した前回2011年ドイツ大会。映画のようなドラマチックな幕切れで外国人記者に「スピルバーグ監督」と形容された。グループリーグから準決勝までの全6試合が1点差勝ち。決勝は大敗を喫し“スピルバーグ劇場”の再現はならなかった。
 ドイツ大会決勝に続くアメリカとの再戦。決勝トーナメント1回戦から4試合連続して同じ先発メンバー11人で臨んだ。
 しかし、前半16分までに4失点。1―4とした後、前半33分、3失点目に絡んだDF岩清水に代えて、早くも最後のW杯となる大黒柱のMF澤を投入。同39分にはMF川澄を下げてFW菅澤をピッチに。交代カード3枚のうち2枚を切る積極采配を振るった。澤をピッチに送り出す際には、背番号10の両肩に両手を置き、耳元で指示を出した。
 ビハインドの試合展開については「自分達のサッカーを見つめ直すだけ。そういう意味で、選手は一生懸命、頑張ってくれていますので、それを信じて戦況を見ていました」。準優勝については「この4年間、チャンピオンとして、いろいろなプレッシャーがある中、このステージまで上がってきたことは、よくやってくれたと思います」と評価した。

【澤、準優勝も涙なし】
 涙する選手1人1人をしっかりと抱きしめた。MF澤にとって最後のW杯。「今みんなが持っている力を出し切ったと思います」。連覇という形で終われなかったが、そこにはやり切ったという表情に溢れていた。
 立ち上がり15分間でまさかの4失点。ベンチスタートの澤も「取られてはいけない時間帯の3失点は痛かったかなと思う」と振り返った。
 16歳で初めてW杯に出場し、今回で6回目の大舞台。前大会ではMVPを獲得したものの、その後の4年間は順風満帆ではなかった。良性発作性めまい症、右膝の負傷…。日本代表に選ばれることが当然ではなくなっていた。それでも努力を惜しまず、大会に合わせるように調子を上げ、23人の枠に戻ってきた。
 今大会は無得点ながら守備の切り札に立って、相手の攻撃の芽を摘む活躍。ライバルで親友のFWワンバックとのマッチアップでは、イエローをもらいながらも果敢にチャージに行った。「これが今の自分達の結果だと思います」。全てを出し切っての準優勝に胸を張ったなでしこのレジェンド。「悔いなくやれました」と最後まで涙はなかった。

【宮間「申し訳ない」繰り返し涙】
 アメリカに敗れて銀メダルに終わり、号泣したロンドン五輪から3年。またも米国の壁に跳ね返されたなでしこジャパンの主将・宮間は試合後、「応援してくださった皆さんに申し訳ない」と涙で目をはらした。
 初優勝を果たした前回大会後に澤から主将の大役を引き継ぎ、卓越したキャプテンシーでチームを引っ張ってきた。今大会は全試合フル出場を果たし、高精度のプレースキックで仲間が得たPKを2度とも成功。この試合でも左サイドからのFKで相手のオウンゴールを演出し、MVP3位にあたる「ブロンズボール賞」に輝いた。
 「後悔はないが、チームを勝たせられなかったのが悔しい」「優勝と準優勝は違うので本当に申し訳ない」と言葉を絞り出した宮間。それでも「なでしこはまだまだ続いていくので、応援してもらうようなチームになれたら」と前を向いた。
 W杯の7試合を振り返り、「自分がやれることが全てやれたし、チームのみんなも本当に頑張った」と仲間を称えた宮間。4年間で得たものを問われると「最高の仲間です」と胸を張ったが、目からは涙がこぼれた。

【大儀見、意地の1発も顔ゆがめ「力不足」】
 前半15分で4点のビハインド。絶望ともいえる展開の中、なでしこのFW大儀見があきらめない姿勢で勇気をもたらした。前半27分、MF川澄のクロスを受けると、体を反転させて左足を振り抜いた。ここまで6試合で1得点とエースとしては納得のいかない試合が続いていたが、最後の最後でしっかり仕事。「少しずつ形になってきたものを、個人的には最後に結果として残せた」と表情を緩めた。
 それでも試合を通して感じたことは「力不足」。フィジカル、技術…。「もっと進化しないといけないと感じたし、勝利に導けず個人的にはまだ足りないものがたくさんあった」と完敗を認めた。
 「何かを変えないと、本当に意味で評価され進化していけない」。女子サッカーの未来を思うからこそ厳しい言葉もつなげた。「女子サッカーの今後が掛かってくるので」。真っ赤にしたその目はすでに来年のリオ五輪に向けられていた。

【阪口、慣れないCBで奮闘】
 なでしこジャパンの守備的MF阪口が前半途中から、慣れない位置であるセンターバックに入った。持ち前のセンスで何とかこなしたが、奮闘は実らず「優勝を逃してしまったので悔しい気持ちでいっぱい」と残念がった。
 意表を突いた相手のセットプレーから、立ち上がりに連続失点した影響は大きかった様子。「高いボールが来ると思ったので準備不足だったかもしれない。2点目で『うわっ』てなった」と振り返った。

【岩清水、また決勝で涙】
 守備の要の岩清水は精彩を欠いた。前半3分のCKの場面ではロイドをつかまえきれずに先制を許し、14分には中途半端になったクリアボールをホリデーに叩き込まれた。33分に交代でベンチに下がると、頭を抱えてむせび泣いた。
 前回大会の決勝は延長終了間際に退場処分を受け、優勝の瞬間をピッチで味わえなかった。「最後に笛が鳴って喜べる時には、みんなと一緒にピッチの上で迎えられたらいい」と意気込んでいたが、望みは叶わなかった。

【GK海堀、5失点に反省】
 なでしこジャパンのGK海堀には厳しい一戦になった。セットプレーからの3失点に加え、ハーフウエーラインからのロングシュートも許すなど計5失点。「立ち上がりから2失点してしまったのは良くなかったし、反省しなければいけない」と口にした。
 前半3分と同5分の失点は、意表を突いた速いボールへの対応で後手に回り、なす術(すべ)がなかった。「いろんな準備はしていましたけど。この結果が自分達の力。残念」と現実を受け入れた。

【岩渕、涙声「悔しさしか残っていない」】
 なでしこジャパン最年少のFW岩渕は2―5の後半15分、FW大野に代わってピッチに入ったが、得点はならず。決勝ゴールを決めた準々決勝オーストラリア戦の再現はならず、「悔しいです」と涙で声を詰まらせた。
 立ち上がりの前半3、5分に立て続けに失点し、16分までに4点のリードを許す苦しい展開。それでもなでしこの心は折れず、前半27分には大儀見のゴールで反撃。佐々木監督は前半33分にベテラン澤を早くもピッチに送り出すなど積極的に交代カードを切り、フォーメーションも次々と変えて反撃を狙った。
 しかし3点差で無情のホイッスル。試合終了の瞬間、岩渕は歓喜に沸くアメリカ・イレブンを背に、ユニホームで顔をぬぐった。「自分達にできることもたくさんあったと思うけど、結果が2―5なので悔しさしか残っていない」と“悔しい”を繰り返した岩渕。それでも「この23人で戦うのは最後ですけど、本当にいいチームだった。出し切った結果が準優勝だが、悔いのない大会だった」と言葉を続けた。
 4年後は26歳。チームの中心となることが期待される。岩渕は「もっともっとなでしこを知ってもらえるように頑張りたい」と話し、次の目標を見据えた。

【菅澤「貢献できなかった」】
 なでしこジャパンのFW菅澤が前半39分から途中出場した。グループリーグ第3戦、エクアドル戦以来の出番だったがゴールは奪えず「求められていたのは得点。貢献できなかったなと思う」と悔しがった。
 特に後半31分は絶好機だった。左後方からの宮間のクロスに頭を合わせたが、しっかりヒットしなかった。「自分の力不足。悔いが残る」とうつむいた。

【川澄「また今日から良い準備を」】
 女子サッカーのW杯カナダ大会決勝でアメリカに2―5で敗れ、大会連覇を逃したなでしこジャパンのMF川澄奈穂美(29=INAC神戸)が5日(日本時間6日)に自身のブログを更新。「当たり前ですが負けて悔しいです」と率直な心境をつづった。
 川澄は決勝で4試合連続でスタメン出場。4点を追う前半27分、右サイドをドリブル突破してゴール前にクロスを送り、FW大儀見のゴールを演出した。
 川澄は「当たり前ですが負けて悔しいです」と大敗した心境をつづりながらも、「でもサッカー人生でW杯の決勝を戦える瞬間は何度もありません。ここまで連れて来てくれた仲間と支えてくださったスタッフ、そして応援してくださったみなさんに心から感謝しています」とともに戦ってきたイレブンとスタッフ、ファンの声援に感謝。そして「次のステップアップのために、また今日から良い準備を始めたいと思います」と未来へと目を向け、今月12日からなでしこリーグが再開することを告知。「みなさん是非なでしこリーグへのご声援もよろしくお願いします!」と女子サッカーの底上げしていくため、国内リーグを盛り上げていこうと呼び掛けている。
 このエントリーには日本時間6日午後3時30分現在、400件超のコメントが殺到。「感動をありがとう」「胸を張って帰ってきて」などの温かい声が寄せられている。

【安藤「みんなに感謝したい」】
 女子日本代表「なでしこジャパン」のベンチに、6月8日のグループリーグ初戦で左足首を骨折し、治療のため帰国していたMF安藤梢(32)=フランクフルト=が戻った。アメリカの壁は高かったが、大会前の合宿から寝食を共にした23選手が最後は揃って戦った。
 決勝までの選手達の合言葉は「アンチ(安藤)をもう一度ベンチへ」。無念の離脱となった安藤の代わりに白いクマのぬいぐるみをベンチに置いて勝ち上がってきた。4日に再合流して迎えた決戦。ユニホーム姿の安藤は仲間の思いに応えるように声を張り上げ、強敵と戦うチームを鼓舞し続けた。
 「彼女がいてこそ一つのチーム。いるといないとでは大違い」と主将の宮間あや(岡山湯郷)が言えば、安藤も「もう一度この場所に戻って来られるのは凄いこと。みんなに感謝したい」と目を潤ませた。
 安藤の負傷は痛恨のアクシデントだったが、なでしこの結束はより強固になった。試合後、前回からの4年間で得られたものを問われた宮間主将は「最高の仲間だと思う」と話した。

【オバマ米大統領歓喜「アメリカの誇り」】
 オバマ米大統領は5日、サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会決勝でアメリカが優勝したことについて「素晴らしい試合。君たちはアメリカの誇りだ。トロフィーを持ってホワイトハウスを訪ねてほしい」とツイッターに書き込んだ。
 また、現地で観戦したバイデン米副大統領は、優勝が決まるとグラウンドに向かい、エリス監督らと抱き合って圧勝を喜んだ。バイデン氏は試合が終わりに近づくと「もう1点、もう1点」と連呼。試合終了の笛が鳴ると、イスから跳び上がり、周りの人達と握手を交わした。

【表彰式直前、ブーイングで異様な雰囲気】
 汚職問題に揺れる国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は表彰式を欠席し、ハヤトウ名誉副会長が優勝したアメリカのワンバックとランポーンに優勝トロフィーを手渡した。表彰式直前には一連の問題への抗議からか、客席でブーイングが巻き起こる異様な雰囲気だった。
 米司法当局の捜査対象でもあるブラッター会長はドイツ紙に「疑惑が晴れるまでは旅行のリスクは避ける」と話している。

【沙保里もなでしこ応援】
 女子レスリング五輪3連覇の吉田沙保里(ALSOK)が愛知県大府市の至学館大道場で、10年来の親友、澤の戦いぶりをテレビで応援し「結果は残念だったが、最後まで戦っている姿は格好良かった」とねぎらった。
 決勝前の澤に、無料通信アプリLINE(ライン)で「泣いても笑っても最後の試合。悔いのないように頑張って」とエール。本人からは「覚悟は決まっている」と返事があったという。
 それぞれの競技の第一人者として刺激し合う仲。吉田は「(女子W杯)6大会出場という記録だけでなく、私達の記憶にも残る。本当にお疲れさま。日本に帰ってきたら、美味しいものを一緒に食べに行きたい」と話した。

【前園氏「約束はちゃんと守ります」】
 サッカー元日本代表でタレントの前園真聖氏(41)が本日6日、自身のツイッターを更新。5日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜午前10時)で、なでしこジャパンがW杯優勝を逃した場合、丸刈りになることを宣言したが「約束はちゃんと守ります」とつづった。
 「4年経っても準優勝は凄いことです。お疲れ様でした!」とイレブンをねぎらった後「それと、約束はちゃんと守ります」と明言した。
 前園氏は番組で決勝戦の行方を聞かれ、どっちつかずのコメント。ダウンタウンの松本人志(51)から「優勝の可能性は?」と問い詰められると「50%。フィフティ・フィフティです」と微妙な予想。
 松本は「意外と高い…天気予報士だったら最悪」と思わずツッコミ。さらに「限りなく51%に近いのは?」と聞かれると、前園氏は「なでしこです」と即答。「4年前に勝っていて、メンバーも変わってない。決勝は一発勝負なので何があるかわからない」と予想した。
 なでしこが優勝を逃した場合の公約を求める意見が飛び出し、前園氏は苦笑い。議論の末、前園氏は「(なでしこが負けたら)坊主にしますから、日本が優勝した時は松本さんも僕の要望を聞いてください」と提案。松本は「僕も坊主にする」と返していた。

≪超サカ採点表≫
女子アメリカ代表
GK:
1.ソロ 6.0
ハイボールの対応も安定していた
DF:
11.クリーガー 6.5
攻守に安定していた
19.ジョンストン 6.0
大儀見に1点を許したが、最後までタイトな守りを見せた
4.サワーブラン 6.0
試合を通して的確なカバーリングを見せていた
22.クリンゲンバーグ 6.5
積極的な攻め上がりを見せた
MF:
12.ホリデー 6.5
精度の高いキックを披露し、豪快なボレーでゴールも挙げる
14.ブライアン 6.5
確かな技術で試合を作りながら攻撃に関与
17.ヒース 6.5
シンプルに嫌なプレーをやってきた
(79分20.ワンバック --)
15.ラピノ 6.0
左サイドでタメをつくり、精度の高いクロスを供給
(61分5.オハラ 6.0)
守備に重きを置きながら縦への推進力も見せた
FW:
10.ロイド 8.0
神出鬼没な動きと確かな技術により13分間でハットトリック達成
13.モーガン 7.5
最前線でボールを収めて攻撃の起点として機能
(86分3.ランポーン --)
監督:
エリス 7.5
用意してきた形で序盤に大量リードを奪う
女子日本代表
GK:
18.海堀あゆみ 4.5
センターサークル付近からのロングシュートの対応が悔やまれる
DF:
19.有吉佐織 5.0
守勢に回った結果、持ち味の攻撃力を発揮できなかった
3.岩清水梓 4.0
セットプレーでマークについていたロイドに2点を奪われてしまった
(33分10.澤穂希 5.5)
劣勢の中で前に行く姿勢を示した
4.熊谷紗希 5.5
粘り強い対応を見せつつ、最後まで冷静にプレー
5.鮫島彩 5.0
アタッキングサードでの精度を欠いた
MF:
9.川澄奈穂美 5.0
大儀見のゴールをアシストも持ち味を発揮できず
(39分15.菅澤優衣香 4.5)
相手に引かれた中で思うような形でボールを受けることができなかった
6.阪口夢穂 5.5
最終ラインで落ち着いたパフォーマンスを披露し、正確なつなぎを見せた
13.宇津木瑠美 5.0
つなぎの部分でもう少し余裕が欲しかった
8.宮間あや 6.0
失点につながるミスもあったが精度の高いパスで攻撃の礎を築いた
FW:
11.大野忍 5.5
持ち味でもある精力的な動きは見せたが効果的な攻撃には結びつかなかった
(59分16.岩渕真奈 6.0)
アタッキングサードで良いアクセントになっていた
17.大儀見優季 6.0
巧みな反転から反撃の狼煙となるゴールを挙げた
監督:
佐々木則夫 5.0
積極的な采配をみせるも立ち上がりで勝負が決まってしまった

女子日本代表メンバー23名
GK:
1.福元美穂(31=岡山湯郷)
18.海堀あゆみ(28=INAC神戸)
21.山根恵里奈(24=千葉)
DF:
2.近賀ゆかり(30=INAC神戸)
12.上尾野辺めぐみ(29=新潟)
3.岩清水梓(28=日テレ)
5.鮫島彩(28=INAC神戸)
19.有吉佐織(27=日テレ)
23.北原佳奈(26=新潟)
20.川村優理(25=仙台)
4.熊谷紗希(24=リヨン)
MF:
10.澤穂希(36=INAC神戸)
7.安藤梢(32=フランクフルト)
8.宮間あや(30=岡山湯郷)
9.川澄奈穂美(29=INAC神戸)
6.阪口夢穂(27=日テレ)
14.田中明日菜(26=INAC神戸)
13.宇津木瑠美(26=モンペリエ)
22.永里亜紗乃(26=ポツダム)
FW:
11.大野忍(31=INAC神戸)
17.大儀見優季(27=ボルフスブルク)
15.菅澤優衣香(24=千葉)
16.岩渕真奈(22=バイエルン・ミュンヘン)
←INDEX

引退試合
中田浩二、柳沢敦、新井場徹合同引退試合結果

ANTLERS LEGENDS5―2KAY FRIENDS
(カシマスタジアム)

 J1鹿島などで活躍し、昨季限りで引退した元日本代表の柳沢敦、中田浩二の両氏と新井場徹氏の合同引退試合が5日、茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで行われ、柳沢氏は「プロ選手としての全てをこのクラブで教わった。素晴らしい仲間とサッカーができたことを誇りに思う」と話した。雨の中、観衆約2万人が駆け付けた。
 元代表の中山雅史氏や現役の三浦知良(横浜FC)、中村俊輔(横浜M)らが参加。鹿島OB主体のチームでフル出場し、5―2で勝った中田氏は「海外に行った4年以外はこのスタジアムで育った。最後の勇姿を見せられてよかった」と感慨を込めた。
 柳沢氏は前半17分、新井場氏のシュートのこぼれ球を右足で決めるなど奮闘。試合後のセレモニーでは尊敬する元日本代表FW中山雅史氏から、W杯ドイツ大会のクロアチア戦で好機を逸したことに触れられた上で「クロアチアの呪縛があったから、長くやれたんだと思う」と言われ、「ありがたかった。中山さんの優しさを感じました」と感謝。「最高な最後でした」と感慨深げだった。
 中田氏はなかなか得点できなかったが、終盤にPKを決め「素晴らしい仲間と90分間プレーできて大きな財産になりました」と、笑顔。新井場氏も「自分のホームはここなんだと再認識できました」と話し、ピッチに別れを告げた。

【カズ、久々FK弾も“土下座パフォ”】
 J2横浜FCのカズがダンスではなく“お辞儀パフォーマンス”で沸かせた。
 前半30分、右足でFK弾を決めると主役の一人、柳沢氏の元に向かい膝をついて頭を下げた。「引退試合ですしね。申し訳ない気持ちもあって…」と振り返った。柳沢氏とは日本代表で共にプレー、公私とも親交が深かった。この日は「第一声で何で辞めちゃうんだよ、ウチに来い!と言いました」と“電撃オファー”を送っていたことも明かした。2010年9月の富山戦以来のFK弾には「このビデオを見せて、チームでも蹴らせてもらおうかな?」と笑わせた。

【内田も松葉づえで登場】
 6月に右膝を手術し、リハビリ中のシャルケDF内田篤人が松葉杖を突きながら登場した。
 鹿島OB主体の「ANTLERS LEGENDS」22番のユニホームを着てベンチ入りし“応援団長”を務めた。試合前には、テレビのインタビューに応じ、「足が曲がるようになってきたし、これからだと思う。(引退試合の3人には)楽しんでプレーしてほしい」と話していた。
←INDEX

出発
 サッカーのイングランドプレミアリーグ、レスター・シティー入りする日本代表FW岡崎慎司(29)が本日6日、英国への出発前に羽田空港で「結果を出してこそ欧州では認められる。開幕戦に出たい」と新天地での意気込みを語った。
 チームは監督が解任され、後任は未定。「選手の入れ替わりもあるし、監督もどうなるか分からない。その中で何ができるかで、1人の選手として強くなれる気がする」と前向きに受け止めた。
 女子ワールドカップ(W杯)決勝で敗れた日本の戦いぶりに「いつも夢を与えてくれる。決勝まで行くこと自体がなでしこの強さ。自分達も見習わないといけない」と刺激を受けた様子だった。
←INDEX

獲得
 大迫勇也と長澤和輝所属のドイツブンデスリーガのケルンは5日、同リーグのドルトムントからセルビア代表MFミロシュ・ヨイッチ(23)を獲得したと発表した。契約期間は2019年6月までの4年間。
 セルビア代表として5キャップを記録しているヨイッチは、2014年1月にパルチザン(セルビア)からドルトムントへ移籍。シーズン中の加入ながらも1年目から活躍を見せたが、昨季は低迷するチームにあって自身も厳しい1年を過ごしていた。
 ケルンのヨルク・シュマットケGMは「ヨイッチは才能に溢れ、若い頃から国際的な舞台で競い、評価を受けてきた選手だ。ユーティリティ性が高く、セットプレーでも危険な存在だ」と期待を寄せた。
 独『キッカー』誌によれば、移籍金はドルトムントがパルチザンから獲得した際の220万ユーロを上回る、300万ユーロ(約4億1000万円)とのこと。
 なお、ケルンはシャルケ(ドイツ)からDFフェリペ・サンタナを獲得する予定だったが、同選手がふくらはぎの筋肉に負傷を負ったことにより、こちらは破談となっていた。
←INDEX

獲得
 ドイツブンデスリーガで酒井高徳の所属するハンブルガーSVは5日、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFエミール・スパヒッチ(34)と1年契約を締結。メディカルチェックを経て正式加入となる。暴行問題によりレバークーゼン(ドイツ)と契約解除になっていた同選手に、名誉挽回のチャンスが巡ってきた。
 スパヒッチは4月8日に行われたバイエルンとのDFB(ドイツ連盟)カップ準々決勝の試合後、友人をロッカルームエリアに入れることを認めなかった警備員に暴行し、ケンカとなったことが映像に収められていた。この件について検察も動いたことで、レバークーゼンは2016年までとなっていた契約を解除。同選手は謝罪し、クラブの決定を受け入れてフリーとなっていた。
 ハンブルガーのディトマール・バイアースドルファーCEOは、スパヒッチが起こした問題について「レバークーゼンでの出来事については話し合ったし、本人とも話をした。その上で獲得を決断した」と述べた。
 ハンブルガーでは5シーズンを過ごした主将DFハイコ・ヴェスターマン(31)が契約満了で退団しており、代役となる経験豊富なDFを求めていた。ピーター・ネーベルSDは「我々のチームに熟練したDFの力を加えることができて嬉しく思っている。その経験やプレーのクオリティー、ピッチ上での存在感があれば、エミールはチームリーダーになれる」と期待を寄せた。
 スパヒッチはボスニア・ヘルツェゴビナ代表として81キャップを数え、レバークーゼンではブンデスリーガ49試合、欧州チャンピオンスリーグ14試合に出場。その他、セビージャ(スペイン)やモンペリエ(フランス)などでプレーした経験がある。
←INDEX

獲得
 トルコスーパーリーグのフェネルバフチェは本日6日、イングランドプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドからポルトガル代表MFナニ(28)が加入すると発表した。4年契約で移籍金は425万ポンド(約8億円)。
 ナニは6日夜にクラブのホームスタジアムで契約書にサインをする。この入団セレモニーはサポーターにも公開されるとのこと。
 2014−2015年シーズンは田中順也の所属するポルトガルプリメイラリーガのスポルティング・リスボンへレンタル移籍していたナニは、5日夜にトルコに到着。6日午前にメディカルチェックを受けるとされていた。
←INDEX

ハッピーメールバナー

超サカFLASH

開始時刻決定
 日本サッカー協会は本日、男子のワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア2次予選グループEで9月3日に行われる日本vsカンボジア(埼玉スタジアム)の開始時刻が午後7時25分に決まったと発表した。

開始時刻決定
 Jリーグは本日、ヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦(9月2日)の各試合の開始時刻が午後7時に決まったと発表した。2連覇を目指すG大阪はホームで名古屋と、J1第1ステージ優勝の浦和はアウェーで新潟と対戦する。そのほかはFC東京vs鹿島、柏vs神戸の顔合わせ。

内定
 J1仙台は本日、青森山田高3年のDF常田克人(17)が2016年シーズンから新加入することが内定したと発表した。
 常田は身長1メートル87の長身DFで、埼玉県さいたま市出身。クラブを通じて「今まで支えてもらった全ての方々への感謝を忘れずに、1日でも早くスタメンを取れるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」とコメントした。

新監督
 インドスーパーリーグ(ISL)を戦うデリー・ダイナモスは5日、元ブラジル代表DFロベルト・カルロス氏(42)を新監督に迎えると発表した。
 昨年開幕したインドの新リーグISLは、元フランス代表FWニコラ・アネルカ、元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ、元フランス代表MFロベール・ピレス、元スペイン代表FWルイス・ガルシア、元フランス代表FWダヴィド・トレゼゲなどかつて第一線で活躍したスター選手たちが続々と加入し、大きな注目を集めている。
 デリー・ダイナモスは昨季、オランダ人のハルム・ファンフェルトホーフェン監督のもと、レギュラーシーズンを8チーム中5位でフィニッシュ。プレーオフ準決勝出場を逃していた。
 R・カルロス氏は現役時代1998年W杯準優勝と2002W杯優勝を経験し、クラブではレアル・マドリード(スペイン)などでプレー。指揮官としてはスィヴァススポルやアクヒサル・ベレディイエスポル(以上トルコ)を率いた経験を持つ。
 今季のISLは10月3日に開幕し、12月20日まで開催される。

没収試合
 国際サッカー連盟(FIFA)は本日6日、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のイエメンvs北朝鮮(6月11日)で、出場停止処分のためプレーする資格がない選手を起用したイエメンへの制裁として、試合を没収して北朝鮮の3―0の勝利とすると発表した。実際のゲームは北朝鮮が1―0で勝った。
←INDEX

総入場者数(本日の超最新情報)

本日の入場者数

昨日の入場者数


日本の超サッカー情報