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本日の超最新情報
2006.09.20.WED

☆決勝進出★
Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦日程

千葉3−2(TOTAL5−4)川崎
(フクアリ・9560人)
≪得点者≫
千葉:坂本3、山岸11、阿部119=PK
川崎:マギヌン55、ジュニーニョ62

横浜M2−1(TOTAL2−2)鹿島
(日産ス・12583人)
≪得点者≫
横浜M:上野18、松田82
鹿島:柳沢77

 Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦は本日20日、日産スタジアムなどで2試合が行われ、大会連覇を狙うジェフ千葉が川崎フロンターレを延長戦で、鹿島アントラーズはアウェー得点数で横浜F・マリノスをそれぞれ振り切り、11月3日の決勝に進んだ。千葉は2年連続、鹿島は3年ぶりの決勝。
 第1戦を2−2で引き分けた千葉vs川崎は、千葉が前半に2点を先制すると、川崎が後半に追い付いて延長戦に突入。千葉は延長戦終了直前に際どい判定でPKを獲得し、阿部が決めて3−2で制した。第1戦を1−0で制した鹿島は1−2で敗れ、1勝1敗、総得点数2−2で並んだが、アウェー得点で上回った。後半32分に柳沢が貴重なゴールを記録した。

【阿部主将が劇的決勝PK弾】
 苦しんだという言葉がぴったりくる。千葉は2点差を追いつかれながらも、120分間の激闘の末、川崎を振りきった。先制点の坂本は「倒れるまで走ろうと思っていた。また決勝の舞台に進めて幸せ」と精根尽き果てた様子だった。
 ドラマは2−2の延長後半終了直前に訪れた。自陣ゴール前にいた川崎・森の手が球に触れると、主審の判定はPK。千葉ファンが静まり返って見守る中、阿部は冷静に左隅にボールを突き刺した。
 負けられない戦いだった。千葉は7月に前任のオシム監督が日本代表に転じ、長男のアマルが後を継いだが、ホームでは勝てないでいる。
 この日、視察に訪れた父の前で地元初勝利を挙げた指揮官は「私は過去に指揮したクラブは全てカップ戦の決勝に進んだ。自分にとっては普通のこと」と強烈な自負ものぞかせた。
 順位が下がり、リーグ戦での優勝は既に絶望的になった。今季は突然の監督交代で揺れたチームが前年優勝クラブとしての誇りをかけ、再び国立の土を踏む。

【巻き返しに懸命の柳沢】
 相手守備の一瞬の隙を柳沢が突いた。後半32分、右FKの好機にゴール前でフリーになった。「向こうのマークにズレがあった」という。フェルナンドのキックを慎重に頭で合わせた。今大会は2試合合計得点が並んだ場合はアウェーでの得点が多いチームが勝ちとなる。敵地での大きな1点だった。
 W杯ドイツ大会では絶好機を逃し、敗因としてやり玉に挙げられた。W杯後のリーグ戦ではまだ1点止まり。定位置は安泰ではなく、再出発した日本代表からも声は掛からない。「サッカー選手である以上(代表への意欲は)持ち続けている」。巻き返すにはクラブで地道に結果を残すしかない。
 チームにとっては2002年以来4度目のナビスコ杯制覇に王手がかかった。過去3度の優勝の瞬間を、全てピッチの上で経験している29歳の柳沢は「若い選手が多いし、いい経験になる。自分のためにもチームのためにも、ぜひタイトルを取りたい」と静かな口調で誓った。

☆勝利★
練習試合結果

U-21日本代表候補3−2神戸
≪得点者≫
U-21日本代表候補:関口、前田、渡辺

 U-21(21歳以下)日本代表候補は本日20日、大阪・長居陸上競技場でJ2のヴィッセル神戸と60分ハーフの変則的な練習試合を行い、3−2で競り勝った。試合後にチームは現地解散した。
 平山(FC東京)らが先発した前半は、開始直後に関口(仙台)の左クロスがそのままゴールに入って先制。メンバー全員が入れ替わった後半は2点を失ったが、前田(広島)と渡辺(名古屋)が加点した。
 今回の合宿はドーハ・アジア大会(12月)の代表選考が目的。反町監督は「どれくらいの力を発揮できるかを、自分の目で見るために集めた。チームが目指すべき方向性はしっかり選手に伝えた」と話した。

【期待の平山は不発】
 期待の大型FW平山は不発だった。本日20日のU-21日本代表候補の練習試合で前半の60分間をプレー。だがシュートは2本に終わり、動きも精彩を欠いた。「点を取ってアピールできれば良かったが、あまりボールにも絡めなくて残念だった」と表情はさえなかった。
 オランダエールディビジでのプレーを経て、FC東京に加入。Jリーグデビューも間近とみられるが、まだ万全とは程遠い。観戦した日本サッカー協会の釜本邦茂副会長は「すごいな、という印象は何もなかった。高さは武器だが、それを生かす場所にいない。気持ちの問題もある。本人もこれでいいとは思っていないだろう」と厳しく評した。
 2大会連続でワールドユース選手権(20歳以下)に出場し、アテネ五輪も経験。この世代の顔とも言えるストライカーだが、近年は伸び悩んだのも事実だ。反町監督は「彼の持っている力はもっと高い。試合を通じて上げていかないと」と言う。今後のアジア大会や北京五輪に向け、不可欠の戦力は間違いないが「特別扱いはしない」(同監督)とも話している。
 平山は「日本に帰ってきて、自分もいるんだ、というのを示せないといけない」と、まずはJリーグでの活躍を誓う。日本の将来を背負うと言われてきた大器の真価が問われる。

【光った谷口&前田】
 練習試合の前半は守備的MF谷口(川崎)、後半はFW前田(広島)の動きが光った。
 谷口は持ち味の積極的な前線への飛び出しで何度も好機を演出。「いつものプレーができた。今後も選ばれるよう頑張りたい」と笑顔で話した。
 「狙い通りだった」という前田はチーム2点目を得意の左足で決めた。それでも「課題は守備なので。どういう位置に立てばいいのかもっと考えて、相手を抑えないと」と反省点を挙げた。

☆優勝報告★
 U-17(17歳未満)アジア選手権を12年ぶりに制し、来年のU-17(17歳以下)W杯出場権を獲得した日本代表の城福浩監督が本日20日、東京都内の日本サッカー協会を訪れ、川淵三郎キャプテンに優勝報告した。
 ねぎらいの言葉を受けた城福監督は「プレッシャーがきつい中でも、ボールも人も動くサッカーをできるよう追求したい」と、U-17W杯に向けての課題を述べた。川淵キャプテンは「久々の明るいニュース」と、若い世代の活躍を何より喜んだ。

☆情報提供要請★
 英BBC放送が19日夜、イングランドサッカー界で選手の移籍交渉を巡る裏金が横行している実態をドキュメント番組で報じた問題で、プレミアリーグは本日20日、BBCに取材情報の提供を求めるなど、強い関心を示した。
 同番組では、実名で登場した代理人が昨季までMF中田英寿が所属したボルトンのアラダイス監督に裏金を渡したと語り、中田の移籍にも不当な金銭が動いたと伝えられた。過去も含め、18人の監督に裏金授受の疑惑があると報じられた。
 同リーグでは、今年に入って裏金疑惑が浮上したため、3月に独立の調査委員会を設置した。今回の報道は、10月に公表予定の調査結果に影響を及ぼす可能性がある。
 ボルトンは本日20日、クラブの公式サイトで「番組を慎重に見直し、BBCにさらなる情報を求めたい」とした。監督本人は疑惑を否定している。

☆中田英の移籍に裏金?★
 英BBC放送は19日、英サッカー界の選手移籍に絡む裏金疑惑を暴くドキュメンタリー番組を放送し、複数の代理人が隠し撮り取材でボルトンのアラダイス監督に賄賂(わいろ)を渡したと証言したほか、W杯ドイツ大会を最後に現役引退した元日本代表MF中田英寿の移籍にも裏金が動いていたと伝えた。
 中田の移籍に関わったのは、同監督の息子で元代理人のクレイグ氏。昨年、中田がフィオレンティーナ(イタリア)からボルトンへ期限付き移籍する際に、中田の代理人から裏金の提供があったとしている。
 同監督はBBCに対し、一切の裏金の要求、授受の事実を否定した。
 英サッカー界では今年1月にルートン(2部)のニューウェル監督が裏金の存在を告発し、代理人ビジネスへの疑惑が高まっていた。イングランドプレミアリーグは実態調査に乗り出し、10月にも調査報告が公表されることになっている。

☆CM出演★
 W杯ドイツ大会決勝でジダン(フランス)に胸部を頭突きされたマテラッツィ(イタリア)が、世界中を驚かせたこの場面を題材にしたテレビコマーシャルに出演している。
 スポーツメーカー大手のナイキの広告。マテラッツィはまずサッカーボールを胸でトラップした後、ボウリングの球を手始めに、頭から突進してくるアメリカンフットボール選手、四輪駆動車などを胸で止めてしまう。平然としているが、最後はうんざりとした顔になる。そして「どの選手にも秘密兵器がある」という文句が画面に流れる。
 同選手は決勝での“事件”以来、イタリア国内で人気が急騰している。

☆正式任命★
 イングランドプレミアリーグ、アストンビラの新会長にアメリカ人大富豪のランディ・ラーナー氏(44)が正式に任命されたことが19日、明らかになった。
 先月、アストンビラは同クラブの株式を6260万ポンド(約138億円)で、ラーナー氏に売却することで合意。その後、ラーナー氏の持ち株比率が約90%に達したことを受けて声明を発表した。
 それによると、「アストンビラは、ラーナー氏を新たな会長に選任したことを喜んで発表する。この決定は本日(19日)から効力を発揮される」としている。これに伴い、1982年から会長を務めてきた82歳のダグ・エリス氏は、名誉会長に就くことになる。
 ラーナー氏は、個人資産14億ポンド(約3080億円)と言われる大富豪で、NFL(米ナショナル・フットボールリーグ)のブラウンズのオーナも務めている。

☆波乱★
 イングランドリーグカップは19日、各地で2回戦の試合を行い、前回準優勝のウィガンが昨シーズン、リーグ・ワン(3部相当)に降格したクルーに0―2で敗れる波乱があった。
 この他、ボルトンはウォールソールに3―1で快勝。
 チャールトンはカーライル、シェフィールド・ユナイテッドはベリーを、それぞれ1―0で下した。

☆獲得★
 フランスリーグ1のセダンは19日、アル・イテハド(サウジアラビア)からカメルーン代表FWジョセフ・デシール・ジョブ(28)を獲得したと発表した。契約期間は1年で、1年延長のオプション付き。なお、移籍金の詳細については明らかにされていない。
 ジョブは、これまでリヨン(フランス)やミドルスブラ(イングランド)に所属した経験を持つ。

【超サカFLASH】

☆視察★
 日本代表のオシム監督が本日行われたナビスコカップ準決勝・千葉vs川崎戦を視察した。

☆ベンチ★
 イタリアセリエA、メッシーナMF小笠原満男は本日行われるレッジーナ戦でもベンチ入りする見込み。

☆ベンチ入り★
 イタリアセリエA、トリノFW大黒将志が本日行われるシエナ戦でベンチ入りする可能性が濃厚。

☆メンバー外★
 イタリアセリエA、カターニャに所属するFW森本貴幸は、19日に発表された本日20日のパレルモ戦の遠征メンバーに入らなかった。森本は移籍手続きが終了していない。

☆出番なし★
 スコットランドリーグカップ3回戦でMF中村俊輔が所属するセルティックはホームでセントミレンと対戦し、2−0で勝ち、準々決勝に進んだ。
 セルティックは昨季、リーグカップの優勝を果たしている。中村はベンチ入りをしたが、MFには若い選手が起用され、出番はなかった。

☆骨折★
 J1磐田MF福西崇史が19日に精密検査を受け右眼窩底骨折、右頬骨骨折と診断された。25日に手術を受けるかどうか決定する予定。

☆全治2週間★
 J1新潟は本日、DF中野洋司が頸椎捻挫で全治約2週間と診断されたと発表した。16日の名古屋戦で負傷した。

☆全治2週間★
 J2仙台は本日、MF清水康也が左足の靱帯を損傷し、全治2週間と診断されたと発表した。

☆全治1ヶ月半★
 J2水戸は本日、DF倉本崇史が6日の練習中に左目を負傷し、網膜裂孔と眼窩(がんか)底骨折の診断を受けたと発表した。全治1ヶ月半で復帰は11月初旬の見込み。

☆2勝目★
 イタリアセリエBは19日、イタリア各地で行われ、不正問題により2部降格となったユベントスはクロトーネに3―0で快勝した。
 ユベントスは今季これまで無敗の2勝1分けとしているが、減点17の影響で、勝ち点マイナス10の最下位のまま。

☆年内復帰絶望★
 右足骨折で長期離脱しているドイツブンデスリーガ、フランクフルトMFジャーメイン・ジョーンズの年内の復帰が絶望的となった。

☆全治3週間★
 フランスリーグ1のモナコは19日、シエラレオネ代表FWモハメド・カロンが右膝捻挫で全治3週間と診断されたと発表した。
 カロンは17日のパリSG戦で負傷した。

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