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本日の超最新情報
2007.03.10.SAT

☆J1初勝利★
J1第2節第1日結果

甲府0−2名古屋
(小瀬・11791人)
≪得点者≫
名古屋:金正友50、玉田79

広島1−1柏
(広島ビ・12891人)
≪得点者≫
広島:戸田87
柏:菅沼37

磐田2−1大分
(ヤマハ・11452人)
≪得点者≫
磐田:西68、ファブリシオ82
大分:高橋76

大宮0−2FC東京
(埼玉・17023人)
≪得点者≫
FC東京:今野27、福西57

千葉1−3清水
(フクアリ・15373人)
≪得点者≫
千葉:ストヤノフ83=PK
清水:チョ・ジェジン16、枝村19、伊藤20

横浜FC1−0横浜M
(三ツ沢・13737人)
≪得点者≫
横浜FC:早川7

 J1第2節第1日は本日10日、埼玉スタジアムなどで6試合が行われ、9年ぶりに復活の横浜ダービーでは、J1初昇格の横浜FCが横浜F・マリノスを1−0で振り切り、J1初勝利を挙げた。名古屋グランパスエイトはアウェーでヴァンフォーレ甲府を2−0で下し、清水エスパルスはジェフ千葉を3−1で圧倒してともに2連勝した。FC東京は今野と福西が得点し、大宮アルディージャを2−0で破った。ジュビロ磐田はファブリシオのゴールなどで大分トリニータに2−1で競り勝った。J1に復帰した柏レイソルは終盤に失点し、サンフレッチェ広島と1−1で引き分け。

【ダービー制した横浜FC】
 8年半ぶりに実現した横浜ダービーは、新参の横浜FCに軍配が上がった。両軍サポーターの熱気が充満する中でのJ1初勝利。高木監督は「満足。全員が個人としてチームとしての役割を果たし、勝ち点3が取れた」と喜びに浸った。
 J1のピッチに「カズ(三浦)」も帰って来た。開幕戦は出番がなかったが左MFで先発出場。開始すぐにいきなりロングシュートで口火を切った。「最初から積極的に行こうとした。相手は引いてくると思っている。奇襲だね」。これで勢いづいたか、横浜FCは序盤に猛攻を仕掛けた。
 前半7分、左CKをクリアされたが、山口が前線へ長いパス。小村が頭で競り勝ち、早川がループシュートを決めた。昨季J2最少失点だった持ち前の堅守で、残り時間を無失点で切り抜けた。
 約1年10ヶ月ぶりのJ1だったカズは「最高の気分。ダービーで、欧州のような素晴らしい雰囲気だった」と満足そうだ。40歳以上のJ1出場は史上5人目。日本国籍を取得した選手を除き、日本人では初めてだった。
 手応えと自信が膨らむ記念すべき1勝。ただ、カズは「油断したら、すぐに落ちる。この集中力を続けるのが大事」と自戒も忘れなかった。

【闘争心で白星掴む】
 今季初戦で大敗した磐田が意地を見せ、大分を下した。日本代表GK川口やエースFW前田を故障で欠く苦しい布陣は前節と変わらなかったが、ピッチ上の選手個々からほとばしる気迫が違った。アジウソン監督は「悔しい思いをして選手達が闘争心を出してくれた」と称えた。
 前線のカレンから積極的にボールを追いかけ回し、大分に重圧をかけ続けた。広い範囲を走ったMF太田から何度もチャンスをつくり、後半23分に西が頭で先制。後半31分の失点で追いつかれたが、下を向く選手はいなかった。
 攻撃的な姿勢を保ち続けて迎えた後半37分。ファブリシオが自陣から長い距離をドリブルして決勝点を奪った。24歳のMFは「大敗で感じた自分達への怒りを結果につなげられた」とホッとした様子だった。
 J1を3度制したかつての常勝軍団は前節のショックを振り払う白星を今後につなげられるか。ベテランの中山は「こういう気持ちとプレーが毎試合出せるようにならないと」と引き締まった表情で話した。

【100試合連続フル出場】
 J1サンフレッチェ広島のDF服部公太(29)がJ1で100試合連続フル出場を達成した。GK以外では初の快挙。「うれしい。自信を持てるいい数字」と誇らしそうだった。
 1996年に渋谷教育幕張高(千葉)から広島入り。ポジションは派手に注目されることはない左サイドのDFやMFを黙々と務めてきた。
 故障の可能性がつきまとうフィールドプレーヤーだからこそ価値ある記録だ。警告累積での出場停止や退場処分も1度も受けなかった。プレーがクリーンな証明でもある。2002年のJ1最終戦、J2での2003年を含めると、145試合連続でずっとピッチに立ち続けている。
 まさに“鉄人”。「目立ったケガもなく、警告も少ないことは誇り。でも選手生活は終わっていない。現役の限り、出続けたい」と誓った。

J2第2節第1日結果

札幌1−0鳥栖
(札幌ド・13568人)
≪得点者≫
札幌:藤田29

福岡1−1山形
(博多球・8479人)
≪得点者≫
福岡:アレックス89=PK
山形:豊田29

 J2第2節第1日は本日10日、札幌ドームなどで2試合が行われ、J2に降格したアビスパ福岡は、後半44分にアレックスがPKを決めて土壇場で追いつき、モンテディオ山形と1−1で引き分けた。両チームとも1勝1分け。サガン鳥栖と対戦したコンサドーレ札幌は、藤田が前半29分に先制ゴールを挙げ、そのまま1−0で逃げ切った。札幌は1勝1敗で鳥栖は開幕2連敗。

☆先勝★
女子W杯予選プレーオフ第1戦結果

日本女子代表2−0メキシコ女子代表
(国立競技場)
≪得点者≫
日本:澤38、宮間70

 9月に開催される女子ワールドカップ(W杯)中国大会の出場権を懸けた予選プレーオフ(ホームアンドアウェー方式)は本日10日、東京・国立競技場で日本女子代表vsメキシコ女子代表の第1戦が行われ、5大会連続出場を目指す日本が2−0で先勝した。第2戦は17日、メキシコのトルーカで行われる。
 日本は前半38分、宇津木(日テレ)のセンタリングを澤(日テレ)が頭で押し込み先制。後半25分には、澤のクロスを宮間(岡山湯郷)がヘディングで決めた。
 日本はW杯予選を兼ねた昨年の女子アジアカップで4位に終わり、北中米カリブ海地区3位のメキシコとのプレーオフで出場権獲得を目指す。

【復調した澤が牽引役】
 日本が5大会連続となるW杯出場へ好発進。牽引役はやはり澤だった。貴重な先制ゴールを頭で奪い、追加点をアシスト。背番号10番は「勝ってメキシコに行けるのは良かった」と控えめに喜んだ。
 先制点は前半38分。宇津木の左クロスにペナルティーエリア中央で跳び上がり、頭でゴール右隅へ決めた。「打った瞬間に入ると思った。これが代表で60点目。記念になってうれしい」。ピンチが続いた後の後半25分には、左を突破して宮間の頭にピタリと合わせた。
 日本にとって手応えのある2点だった。「ずっとサイドからの攻めを練習していた。自分たちらしい取り方ができた」と澤。ボールを中央から両サイドやFWへ素早く散らし、個人技でカウンターを狙ったメキシコを総合力で上回った。大橋監督は「勝利は全員の成果。澤は魂の入ったプレーをしてくれた」と評した。
 1月に右脚を痛め戦列を離れていた澤の復調は日本にとって心強い。同じカードだった4年前のプレーオフも知る28歳は「アウェーは高地で、前回も苦しい戦いだった。次は1点でも取って、全員で守る戦いでいい」と、第2戦の青写真を明確に語った。

☆全治2ヶ月★
 J1のジュビロ磐田は本日10日、日本代表FW前田遼一(25)が右膝外側半月板損傷で全治2ヶ月と診断されたと発表した。前田はこれまでチームでは別メニューで調整を続けていたが、9日に都内の病院で内視鏡検査を受けて損傷が判明し、部分切除手術を受けた。
 前田は昨季リーグ戦でチーム最多の15得点を挙げて日本代表にも選出され、今季も得点源として期待されていた。

☆GOAL★
ドイツブンデスリーガ結果

ニュルンベルク2−2フランクフルト
≪得点者≫
ニュルンベルク:オウンゴール78、ビッテク89
フランクフルト:キルギアコス25、69

 ドイツブンデスリーガは9日、第25節の1試合が行われ、FW高原直泰は9日、アウェーのニュルンベルク戦でフル出場し、後半24分に公式戦4試合連続ゴールを決め、自己記録更新中の同リーグ今季得点を10とし、シャルケのFWクラニー(同11)やブレーメンのFWクローゼ(同11)に迫る勢いを見せている。
 日本人の欧州主要リーグ戦での1シーズン10得点は、1998−1999年シーズンに元日本代表MF中田英寿がペルージャ(イタリア)で記録して以来の最多タイ。高原の今季公式戦得点は国内カップ戦、UEFA(欧州連盟)杯を合わせ16。フランクフルトは高原の得点で2−0とリードしたが、終盤にオウンゴールで1点差となり、さらに同42分に同点ゴールを許して2−2で引き分けたが、残留を目指すフランクフルトは暫定14位に浮上した。

☆途中出場★
フランスリーグ2結果

ブレスト0−1グルノーブル

 フランスリーグ2(ドゥ)、グルノーブルは9日、アウェーでブレストと対戦し、右脚付け根の軽い肉離れから復帰したMF梅崎司が後半36分から2試合ぶりに出場したが、目立った活躍はなかった。チームは0−1で敗れた。
 FW伊藤翔はチームに同行せず、リーグ戦で4戦連続の欠場。

☆今季欠場★
 イングランドプレミアリーグのアーセナルは9日、フランス代表FWのティエリ・アンリ(29)が故障のため今季の残り試合を欠場すると発表した。
 アンリは7日の欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のPSV(オランダ)戦に途中出場し、腹筋と股(こ)関節を痛めた。
 ベンゲル監督は「アンリは最低でも3ヶ月の休養が必要」と述べ、来季の開幕に照準を合わせる方針を示した。アーセナルは欧州CLをはじめ今季のカップ戦で全て敗退し、プレミアリーグも優勝は絶望的となっている。

☆全治1ヶ月★
 イングランドプレミアリーグのリバプールは9日、所属するイングランド代表FWピーター・クラウチが、鼻骨骨折により戦線離脱すると発表した。
 クラウチはすでに手術を受けたが、回復まで1ヶ月を要する見込み。国内リーグ戦のほか、ユーロ2008(欧州選手権2008)予選のイスラエル戦(24日)とアンドラ戦(28日)を欠場する。

☆クラシコ出場★
 本日10日に行われるスペインリーガエスパニョーラ、バルセロナvsレアル・マドリードの“クラシコ”への出場が微妙とされていたバルセロナMFロナウジーニョが、スタメン出場できる見込みとなったことが明らかになった。9日に会見に臨んだライカールト監督が、記者からの質問に対して「出場できる状態」と認めたもので、この試合に向けた招集メンバーにも入っている。
 9日にカンプ・ノウで行われた非公開練習において、全体練習に合流し、少し違和感は残っていた様子ながら出場にはゴーサインが出た。9日午後はチーム練習はなかったものの、1人練習場に姿を現し個人練習を行うなど、この試合に向けた意気込みも高いようだ。
 バルセロナはこの試合で、MFジュリーとDFザンブロッタが出場停止。また、戦術的な理由からファン・ブロンクホルストとモッタがメンバーから外れている。8日の練習を無断欠席し注目が集まっていたモッタについてライカールト監督は会見で、「ケガをしているわけでもなく、病気でもないが回復と休養のために時間を与えることを決めた」と、約1週間の特別休暇を与えることを明かした。
 バルセロナの予想スタメン(4−3−3)は以下の通り。

GK:
バルデス
DF:
オレゲル、テュラム、プジョル、シウビーニョ
MF:
シャビ、マルケス、デコ
FW:
メッシ、エトー、ロナウジーニョ

☆親善試合★
 イングランドプレミアリーグで昨季優勝したチェルシーが7月に、元イングランド代表主将のデイヴィッド・ベッカムが新たに加入する米メジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーと親善試合を行うことが明らかになった。主催者が9日に発表した。
 試合は、チェルシーのアメリカ遠征中の7月21日に、4チームで行われるサッカーの「ワールドシリーズ」の一戦として、ロサンゼルスで行われる。同試合は、ベッカムがLAギャラクシーのユニフォームに袖を通して初めての試合になる予定。
 チェルシーのモウリーニョ監督は、ビデオメッセージで「ベッカムが対戦チームにいることは、トーナメントと試合にプラスアルファをもたらす。また私にとっては、彼のアメリカでの大きな成功を願ういい機会にもなる」とコメントした。

☆資格停止解除★
 国際サッカー連盟(FIFA)は9日、昨年10月から科していたケニア・サッカー協会の資格停止処分を条件付きで解除すると発表した。これにより、ケニアはアフリカ選手権予選などの国際試合出場が可能になった。
 ケニアでは、政府の協会介入や対立した2つの国内リーグの存在で混乱状態に陥っていたが、同国を訪問したアフリカ・サッカー連盟理事会メンバーらが協会の独立性保持やFIFAの規約を順守することなどで確約を得た。FIFAは来週、代表団を派遣し、同国サッカー支援などについて話し合うとしている。

☆肉離れ再発★
 J1ジュビロ磐田の日本代表GK川口能活(31)が開幕戦に続き、本日10日の大分戦も欠場することが9日、明らかになった。2月19日の日本代表候補の練習試合(vs東海大)で右ふくらはぎを肉離れし全治3週間の診断。その後は順調な回復を見せていたが「昨日うからハリが出た。ここ2、3日急に冷えこんだので、それが影響したのかも」と、思わぬ再発に肩を落とした。
 これにより、24日の日本代表のペルー代表戦出場も微妙な状況になった。

【超サカFLASH】

☆全治1ヶ月★
 J1鹿島は本日、FW田代有三が右膝内側側副靱帯を損傷し、全治約1ヶ月と診断されたと発表した。9日の練習で負傷した。

☆200試合出場★
 J2鳥栖MF山口貴之(33)が本日、札幌戦に出場し、J通算200試合出場を果たした。京都時代の1996年3月16日、V川崎(現東京V)戦が初出場。山口は1993年にV川崎に入団。仙台、京都、神戸、G大阪、草津などを経て、2006年から鳥栖に所属している。

☆移籍★
 J2札幌は9日、FW清野智秋(25)が静岡FCに完全移籍すると発表した。清野は昨年9月から静岡FCに期限付きで移籍していた。

☆支配下★
 イングランドプレミアリーグ、リバプールが9日、アメリカの大富豪、トム・ヒックス氏とジョージ・ジレット氏の支配下に入った。両氏の所有するリバプールの株式が、クラブを完全に支配する条件となる75%を超えた。

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