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本日の超最新情報
2007.03.22.THU

☆初体験★
 国際親善試合、キリンチャレンジカップ(24日・日産スタジアム)でペルー代表と対戦する日本代表は本日22日、横浜市で午前練習を行った後、千葉県習志野市に移動して夜の練習を行った。オシム監督就任後、欧州組として初招集されたMF中村俊(セルティック)、FW高原(フランクフルト)も初めて体験する同監督のメニューに取り組んだ。
 欧州組2人は午前には全体練習後にオシム監督の見守る中、シュート練習に参加。夜も実戦形式の練習に取り組むなど、精力的に体を動かした。
 夜の練習は2グループに分かれたが、高原はFW、中村は攻撃的MFで同じグループに入り、戸惑いながらも積極的にボールに絡んだ。オシム監督は「彼らは賢い選手。わざわざ遠くから呼ばれる意味は分かっているだろう」と期待感を込めた。
 21日にシドニーで行われたアジアチャンピオンズリーグのシドニー戦に出場したDF闘莉王ら浦和勢4人は帰国後、練習場に直行し、夜の練習に合流した。

【W杯後に急成長の欧州組】
 日本代表が惨敗したW杯ドイツ大会から約9ヶ月。オシム監督就任後、中村俊(セルティック)と高原(フランクフルト)が初招集された。辛い経験を糧に欧州で大きく成長した2人の復帰は、チームに新たな発展の契機を与えそうだ。
 指揮官は技術と創造力を重視するジーコ監督から「まず走る」を強調するオシム監督に変わった。中村俊は「誰が監督でも本当にいい選手はいいプレーができるはず」。言葉には自信がのぞく。
 ジーコ前監督の全面的信頼を得て臨んだW杯は体調不良で周囲を失望させた。その痛みを受け止め、今季は古豪のエースとして欧州チャンピオンズリーグでグループリーグを突破。その左足の威力を示した。
 高原はW杯3試合出場で無得点。途中出場したブラジル戦では負傷でわずか6分間で交代するなど、期待を裏切った。高原もまた新天地で主力の座を勝ち取り、今季公式戦で日本選手のシーズン海外最多得点となる16得点をマーク。再び戻る日本代表に「非常に責任があるので自分のプレーができるようにしたい」と決意を口にする。
 ただし、徹底した合理主義者のオシム監督が、欧州組というだけで代表入りの「手形」を与えるはずもない。欧州での貴重な経験を還元し、その能力がどうチームを向上させるのか。ペルー戦では彼らもその真価を厳しく問われる。

☆初練習★
 国際親善試合のキリンチャレンジカップ(24日・日産スタジアム)でペルー代表との今年初戦に臨む日本代表は本日22日午前、横浜市内で約1時間半の初練習を行った。オシム監督就任後初めて招集された欧州組のMF中村(セルティック)、FW高原(フランクフルト)も、精力的に体を動かした。
 パス回しなど軽い内容だったが、高原、中村らは全体練習後にオシム監督の指導を受けながらシュート練習を行った。
 国内組はほとんどの選手が21日のナビスコカップ、アジアチャンピオンズリーグに出場したが、疲れも見せず、3つのグループに分かれてのパス回しなどで軽快な動きを見せた。25名の代表メンバーのうち、21日にシドニーで行われたACLに出場したDF阿部らの浦和勢4名は本日22日午後に帰国し、夜の練習から参加する予定。

【ドタバタ松橋】
 24日のペルー代表戦に臨む日本代表に追加招集された大分FW松橋章太が本日22日早朝、大分空港から慌しく東京に向かった。代表入りの連絡を受けたのが21日の午後9時過ぎ。慌てて準備を整え終わった時には、すでに日付が変わっていたという。同僚の日本代表GK西川には「何を持っていけばいいんだ?」と電話を入れ、夜のクラブハウスへスパイクを取りに戻っていた。
 朝1番機での移動のため、5時過ぎに起床しての強行軍となったが「最初は信じられなかったが、自分のストロングポイントのスピードでアピールしてきたい」と胸を躍らせた。

【ペルー代表メンバー発表】
 日本サッカー協会は本日22日、日本代表と24日に横浜市の日産スタジアムで国際親善試合を行うペルー代表の来日メンバー15名を発表した。国内リーグでプレーする選手が中心で、ドイツブンデスリーガで活躍するFWピサロ(バイエルン)、FWファルファン(PSV)、FWゲレーロ(ハンブルガーSV)らはメンバーに入らなかった。
 ペルー代表メンバー15名は以下の通り。

GK:
フアン・フローレス(シエンシアノ)
ジョージ・フォーサイス(アリアンサ・リマ)
DF:
マルティン・イダルゴ(インテルナシオナル=ブラジル)
イサメル・アルバラード(アリアンサ・リマ)
ミゲル・ビジャルタ(スポルティング・クリスタル)
ワルテル・ビルチェス(クルス・アスル=メキシコ)
パオロ・デラアサ(シエンシアノ)
MF:
フアン・カルロス・バサラル(シエンシアノ)
レイネル・トーレス(スポルティング・クリスタル)
フアン・マリーニョ(シエンシアノ)
アレクサンデル・サンチェス(アリアンサ・リマ)
エドソン・セスペデス(スポルトボーイズ)
FW:
ミゲル・モスト(シエンシアノ)
ジョエル・エレラ(アリアンサ・リマ)
ロベルト・ヒメネス(サンロレンソ=アルゼンチン)

☆発表★
 日本サッカー協会は本日22日、北京五輪アジア2次予選第3戦のシリア代表戦(28日 東京・国立競技場)に臨むU-22日本代表メンバー18名を発表した。
 マレーシア戦からの変更はGKに西川周作(大分)、山本海人(清水)が選ばれたほか、MFで谷口博之(川崎)に代わり枝村匠馬(清水)が新たに招集された。枝村の選考理由について、横浜市内で記者会見した反町監督は「ケガで出遅れたが、彼の持ってるいい部分、前線に飛び出すプレー、そしてチャンスで得点に絡む能力を評価した。今のチームには足りない部分なので呼んでみたいと思った」と語った。
 A代表に招集されている西川、家長昭博(G大阪)、水野晃樹(千葉)、本田圭佑(名古屋)の4名を除く14名は24日昼に集合し、練習をした後で、A代表のペルー戦を観戦する予定。フル代表と掛け持ちの4名は、ペルー戦後に合流する。
 反町監督は「ホームで強敵を迎える。自分達の力以上のものを出せるような試合にしたい」と意気込みを語った。
 同予選グループBの日本とシリアは香港とマレーシアを下し、ともに2戦2勝。4チームのうち上位2チームがアジア最終予選に進む。
 U-22日本代表メンバー18名は以下の通り。

GK:
西川周作(大分)
山本海人(清水)
DF:
伊野波雅彦(FC東京)
水本裕貴(千葉)
青山直晃(清水)
一柳夢吾(東京V)
MF:
増田誓志(鹿島)
水野晃樹(千葉)
梶山陽平(FC東京)
青山敏弘(広島)
家長昭博(G大阪)
本田圭佑(名古屋)
本田拓也(法政大)
上田康太(磐田)
枝村匠馬(清水)
FW:
平山相太(FC東京)
カレン・ロバート(磐田)
李忠成(柏)

☆処分軽減★
 UEFA(欧州サッカー連盟)は21日、バイエルン(ドイツ)所属のオランダ代表MFマルク・ファン・ボメルの出場停止処分を1試合に軽減したと発表した。これにより、ファン・ボメルは欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦のミラン(イタリア)戦に出場できることとなった。
 レアル・マドリード(スペイン)と対戦したCL1回戦第2戦で2度の警告を受けて退場となったファン・ボメルは、さらに第1戦で観客に対して不適切なジェスチャーを行ったとして1試合の出場停止処分を科されたため、計2試合の出場停止となっていたが、今回出場停止処分が1試合に軽減された。これにより、ミランとのCL準々決勝第1戦は出場不可だが、第2戦にはピッチに立つことが可能となった。
 なお、CL準々決勝に臨むバイエルンは、第1戦を4月3日にアウェーで、第2戦を同11日にホームで戦う。

☆解任&新監督★
 イタリアセリエA、リボルノは21日、ダニエレ・アッリゴーニ監督を解任し、フェルナンド・オルシ氏(46)を新監督に任命したと発表した。
 オルシ氏はセリエAで指揮を執るのは初めてだが、ラツィオとインテルで監督のサポートをした経験がある。
 リボルノは、18日のウディネーゼ戦で0―4と大敗を喫しており、現在リーグ20チーム中13位。降格圏から勝ち点5の位置につけている。

☆永久追放★
 19日のFA(イングランド協会)カップ準々決勝で、チェルシーMFランパードに襲い掛かり逮捕された男が、スタジアムから永久追放処分を受けたことが21日、明らかになった。
 酒に酔って観戦した上、ひいきにするトッテナムが試合に敗れると、腹いせにピッチに乱入。同選手に殴りかかろうとしていた。英国各紙は、お騒がせ男の素顔を徹底報道。18歳で建築家志望、高級住宅街に住む中流階級という「お坊ちゃまフーリガン」だったことが分かった。

☆暴力根絶会合★
 欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ新会長は21日、スタジアム内外で発生している暴動や暴力の防止策を話し合う会合を開き、欧州委員会や各国警察、専門家などと協力関係を築くことを確認した。UEFA公式サイトが伝えた。
 プラティニ会長が1月末に就任して以降も、イタリアセリエAでサポーターの暴動で警官が亡くなる不祥事が起こり、欧州チャンピオンズリーグでもファンと警官が衝突するなどの事件があった。同会長は、「昨今、憂慮すべき事件を目にしている。一切の妥協を排し、UEFAとして暴力の根絶に努めるとともに、このような集まりで、知識や方法を共有していきたい」などと語った。

☆230本練習★
 日本代表に復帰したセルティックMF中村俊輔(28)が21日、怒とうの230発シュートで調整してオシムジャパンに合流した。この日夜のチーム集合を直前に控えた夕方、古巣J1横浜F・マリノスの練習場に姿を現れ、約1時間50分の自主トレを敢行。62本のFKも含め、ボールの感触を確かめるようにシュートを打って打って打ちまくった。24日の復帰初戦となるペルー戦で、中村は自らの左足で祝砲をあげる。
 中村の代表戦にかける熱意が伝わってきた。様々なバリエーションをつけ、弾丸ストレート、ループ、そしてカーブ。さらに無回転球もあった。見えない相手をイメージしながら、その感覚を確かめるようにシュートを蹴り続けた。
 ゴールに入ると両手を天に突き上げる、本番を彷彿させるポーズも見せた。熱はどんどん帯びていく。夕闇迫るピッチにナイター照明が灯る。それでも続く。締めは62本ものFK。鋭い眼差しで黙々と、そして最後の1本がゴールバーを叩くとようやく苦笑しながら引き揚げた。約1時間半のシュート練習。総数は230本に達していた。
 中村はスッキリした表情で「体をほぐしただけ。シーズン通してやってきてるから」とはぐらかした。しかし、強烈なシュートは何よりも雄弁だった。4年ぶりに練習に付き添った横浜Mの池田誠剛フィジカルコーチは「腰回りが太くなった。体がスムーズに動いているし(ボールを蹴る)インパクトの時に全身のエネルギーが使えている」と絶賛。欧州で磨かれた一流の技に、成長の跡を感じ取った様子だった。
 現代表では高原の17得点に次ぐ、国際Aマッチ16得点。オシムジャパンの中村は司令塔に終わらず、決定力という点でも期待が掛かる。無回転球の「魔球」もひそかに準備し「真正面で遠めだったらやるかもね」と明かした。W杯南アフリカ大会を目指し、中田英寿なき後のニューリーダーとなる。その襲名の舞台を豪快なゴールで飾るつもりだ。

☆次戦負ければ解任も★
 J1の横浜F・マリノスが、21日のナビスコカップ・大宮戦で公式戦3連敗を喫した。前半はMF山瀬功、FW坂田を中心に攻め込むも、再三の決定機を生かせず。逆に前半21分に大宮に先制された。後半に猛攻を見せたが、パスミスなど、中盤とFWとの連係不足を露呈して追いつけなかった。
 早野監督は「練習でやったことの40%しかできていない」と肩を落とした。後半途中からセンターバックの那須を、練習で1度も試したことのないボランチで起用したが焼け石に水だった。今季J1昇格組の横浜FC、神戸に続き、開幕3連敗中の相手にも敗れた。DF中澤主将は「全てがネガティブになっている。チームは自信をなくし始めている」とうつむいた。
 横浜Mは25日のナビスコカップ・清水戦でも負けるようならば、早くも早野監督の首が切られる可能性が出てきた。
 なお、横浜Mの親会社・日産自動車は21日、財政難や成績不振のため、左伴繁雄社長の6月限りでの退任を内定した。

☆元Jリーガー奮起★
 J1の新潟や横浜Mでプレーした元Jリーガーのバンコク大MF深沢仁博(29)が、21日のアジアチャンピオンズリーグの川崎戦での勝ち点1奪取を喜んだ。右MFでフル出場し、クラブ唯一の外国人選手として奮闘。後半26分にはドリブル突破から好機を演出するなど、3年ぶりの日本で存在感を見せつけた。初戦はホームで全南(韓国)と引き分けており、2戦で勝ち点2。「僕からすると、両チーム(全南と川崎)は格上。でも勝ち点2を取れたので、今後に希望が持てます」と話していた。

☆サッカー通じて国際貢献を★
 「改めてサッカーが世界の共通語だというのが分かる」−。元日本代表MFで、現在は日本サッカー協会国際委員を務める北沢豪氏(38)が3月初めにシリアを訪問。パレスチナ難民の子どもを対象としたサッカー大会を開催した。
 現役時代からカンボジアなどを訪れ、幅広く社会貢献活動を行ってきた。「国際サッカー連盟(FIFA)に加盟している国の3分の2は貧困の国。そこに対して何を提案してあげられるか」という考えで活動の幅を広げてきた。
 きっかけはアジアで初開催した2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会。「その財産をどう生かすか。日本がアジアのリーダーとしてできること」を意識し、特に2003年に現役を引退してからはアジアや中東を積極的に訪れている。
 3年前に国際協力機構(JICA)オフィシャルサポーターに就任。シリア国内ではそれまでなかったパレスチナ難民が参加できる大会「JICAカップ」を企画し、今回で3回目を迎えた。中東和平問題を抱える国での草の根活動も「政治とか宗教が入ると難しいが、サッカーだと実現できる。それがスポーツの持つ力」と力説する。
 ピッチを離れても、熱い姿勢は現役時代と変わらない。「ただ勝った負けたではなく、スポーツの本質を表現していかないといけない。そこに平和につながる部分がある」。サッカーを通じて世界の子どもたちを支援し、国の発展と成長を促す。その活動はアジアでは「サッカー先進国」となった日本に与えられた使命でもある。

【超サカFLASH】

☆全治3週間★
 J1大宮は本日、DF奥野誠一郎が右ふくらはぎの肉離れで全治3週間と診断されたと発表した。19日の練習中に負傷した。

☆退団★
 J1大宮は本日、ブラジル人FWのアリソン(24)の退団を発表した。加入1年目の昨季はリーグ戦出場8試合で1得点、今季は同2試合で無得点だった。

☆レンタル★
 イングランドリーグチャンピオンシップ(2部相当)のバーミンガムは21日、プレミアリーグのポーツマスから元イングランド代表FWアンディ・コール(35)を、今季終了までの期限付き移籍で獲得したと発表した。

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