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2007.09.15.SAT
☆首位堅守★
J1第25節第1日結果
広島2−4浦和
(広島ビ・22675人)
≪得点者≫
広島:ウェズレイ40、森崎浩82
浦和:田中達12、長谷部23、永井37、ワシントン84
清水2−0甲府
(日本平・18101人)
≪得点者≫
清水:矢島63、枝村89
大宮0−2磐田
(駒場・8432人)
≪得点者≫
磐田:上田71、太田85
千葉4−2神戸
(フクアリ・13272人)
≪得点者≫
千葉:水野19=PK、56、羽生36、青木68
神戸:北本59、石櫃81
川崎2−2大分
(等々力・15535人)
≪得点者≫
川崎:大橋86、井川89
大分:エジミウソン66、西山89
横浜FC0−2FC東京
(国立・13835人)
≪得点者≫
FC東京:福西34、平山89
名古屋3−0鹿島
(瑞穂陸・13949人)
≪得点者≫
名古屋:本田18、24、玉田79
Jリーグディビジョン1
順位表&得点ランキング
J1第25節第1日は本日15日、広島広域公園陸上競技場などで7試合が行われ、浦和レッズはサンフレッチェ広島を4−2で振り切り、勝ち点を55に伸ばして首位を守った。
清水エスパルスは2−0とヴァンフォーレ甲府を退けて6連勝、勝ち点47で3位に浮上した。鹿島アントラーズは名古屋グランパスエイトに0−3で完敗し、同45の4位に後退した。
ジュビロ磐田は大宮アルディージャに、FC東京は横浜FCにそれぞれ2−0で勝った。磐田の内山新監督はJ1初采配で勝利。ジェフ千葉は4−2でヴィッセル神戸に快勝し、川崎フロンターレと大分トリニータは2−2で引き分けた。
【絶好調の5戦6発】
浦和が日本代表FW田中達也の先制ゴールなどで首位を守った。前半12分、田中達の放った左足ミドルシュートがネットを揺らす。「自分の体力が最後までもたなそうだったので、早めに1点とりたかった。(左足は)あまり記憶にない」と話した。日本代表のオーストリア遠征から帰国して2日で先発。小雪もちらついたオーストリアから一転、この日の広島は気温33度。時差ボケも残る。それでも、ケガから復帰したFWワシントンをベンチに押しやり、ここ5戦6発と絶好調だ。
日本代表では結果を出せなかった。オシム監督は「Jリーグで先発する多くのブラジル人が(帰化して)日本人になるには6、7年かかる」などと発言。そんな指揮官に『個』の力を示した。
首位を守り、「この連戦を乗り切れば優勝に一歩近づく」と田中達。次戦は19日のアジアチャンピオンズリーグ準々決勝の全北現代戦(ホーム)。リーグ連覇、そしてアジア制覇へ赤い悪魔が突き進む。
【平山が能力見せつける】
後半40分から投入された平山が、高い能力を見せつけるゴールで観衆を沸かせた。「自分でいけるかなと思った。スピードにも乗れた」。DF2人に挟まれながら強引に突破し、最後はGKを冷静にかわしてダメ押しの2点目を決めた。
北京五輪を目指すU-22(22歳以下)日本代表ではエースの座が危うくなっている。出番のなかった12日のカタール戦後「Jリーグで出直してきます」と誓った言葉を、短い時間でも実行した。
U-22代表で活躍してきた梶山は骨折の重傷で今季絶望。「いつも一緒に戦ってきた仲間なので」とチームメートの分も奮起し、今季初の3連勝に貢献した。
【川崎が終盤に覚醒】
終盤にようやく川崎が目覚めた。後半40分を過ぎてからの2得点で何とか勝ち点1を手にした。関塚監督は「結果的に引き分けは残念だが、最後までよく戦ってくれた」と選手をねぎらった。
1−1とした直後の後半44分に2点目を許し、ロスタイムにCKから井川が決めて再び追いついた。J1初得点が貴重な同点弾となった井川だが「あのゴールが勝ちにつながるゴールだったら良かったけど…」と複雑な表情だった。
【大分、勝ち越し直後に悲劇】
大分は後半44分に西山のゴールで2−1として大騒ぎになったが、直後に悲劇が待っていた。シャムスカ監督は「最後に手の中から勝利がスルリと逃げていった」と悔しそうに話した。
ただ堅い守備で川崎を十分苦しめ、さらに降格圏の下位3チームとの勝ち点差も5に広げた。指揮官は「考え方によってはこの相手から勝ち点1取れただけでも良かった」と前向きだった。
【新監督が表情に手応え】
磐田は失点の多さから4バックを3バックに変えた守備陣が無失点、攻撃でも長らく控えだったFWカレンが2アシストで先発起用に応えた。
先制点を挙げた上田は「監督が変わって大事な初戦。目指すサッカーはまだまだだけど、勝つことができた」とうれしそう。初試合を白星で飾った内山監督は「結果的に無失点だった。攻めはもう少し連動して動けるようにしたい」とやや辛口だったが、表情には手応えがあった。
【大宮は逸機の連続】
大宮は序盤に藤本の好クロスをゴール前でフリーで受けた森田が外すなど逸機の連続。シュート数で9対7と上回るなど優位に進めながら無得点で、得点力の低さを露呈した。
左サイドから何度もクロスを上げた藤本は「いい流れだったのに。焦らず攻めれば、もう少し違った展開になった」と下位から抜け出せないチームに残念そうだった。
☆首位札幌に勝利★
J2第40節第1日結果
札幌0−1仙台
(札幌ド・22303人)
≪得点者≫
仙台:萬代46
京都2−1水戸
(鴨池・4259人)
≪得点者≫
京都:アンドレ1、11
水戸:吉本26
山形2−0草津
(NDスタ・3406人)
≪得点者≫
山形:秋葉36、豊田61
徳島2−0湘南
(ポカリ・3173人)
≪得点者≫
徳島:小林23、片岡57
Jリーグディビジョン2
順位表&得点ランキング
J2第40節第1日は本日15日、札幌ドームなどで4試合が行われ、3位のベガルタ仙台は萬代の決勝ゴールで首位のコンサドーレ札幌に1−0で競り勝った。2位京都サンガは2−1で最下位の水戸ホーリーホックを退けた。4試合勝ち星のない札幌の勝ち点は72で、京都とは勝ち点3差に縮まった。仙台は同65。
モンテディオ山形はザスパ草津を、徳島ヴォルティスは湘南ベルマーレをそれぞれ2−0で破った。
☆暴力事件★
冬の全国高校選手権に昨年度初出場し4強入りした鹿児島県の神村学園サッカー部で部長を務めていた男性教諭(28)が1年生部員(16)のももを蹴る暴力を振るっていたことが本日15日、明らかになった。部長は8月31日に依願退職した。
学校側の説明によると、1年生部員20人が同県の種子島で遠征合宿中だった8月16日、グラウンドの隅で「邪魔だから帰れ、サッカーのできない体にしてやる」などと言って左右のももをつま先で約20回蹴った。蹴られた部分は内出血して赤く腫れたという。
部長は「1年生の仕上がりが悪く焦っていた」と釈明。この部員は1年生のキャプテンだった。
保護者から連絡を受けた学校側が調べたところ、4月ごろから暴言や暴力があったことが判明、他の部員3人への暴力行為も発覚した。学校は8月17日に部長を自宅謹慎とし、20日に緊急の保護者会を開いて謝罪した。
一方、調査の過程で部員間での暴力行為も明るみに出た。5月ごろから部の寮内で上級生が下級生を平手打ちしたり、ほうきで叩くなどしていたという。神村裕之理事長は「本当に残念。今後はこのようなことがないように指導を徹底する」としている。
☆初の同時先発★
ドイツブンデスリーガ、フランクフルトのFW高原直泰(28)が、本日15日のハンブルガーSV戦(ホーム)で今季公式戦初先発することが14日、明らかになった。右膝の捻挫の影響で11日に合流したばかりだが「出るつもり」と明言。MF稲本潤一(27)の先発も確実で、欧州主要リーグ初の同一チームでの日本人の同時先発が濃厚となった。
「膝はシュートを打つ時に少し怖がっている部分はあるけど大丈夫。出るつもり」と高原。右膝にテーピングをしての練習となったが、ミニゲームでは得意の振り向きざまのシュートを決めるなど好調。今季公式戦初先発にゴーサインが出された。
ギリシャ代表FWアマナティディスの負傷欠場で、1トップでの先発が濃厚。MF稲本も日本代表から無事に再合流。欧州主要リーグで初の同一チームでの日本人同時先発が、濃厚となった。
くしくも相手は欧州デビューを飾りながら、出場機会に恵まれずに去った古巣ハンブルガーSV。昨季はアウェー戦(2月)で1ゴールこそ決めたものの、1分け1敗。「高原に欠けているのは実戦だけ」とフンケル監督も昨季30試合11得点のストライカーに期待を寄せる。リーグ開幕5試合目。フランクフルト、そして日本のエースが、遅ればせながらシーズンの幕を開く。
☆全治1ヶ月★
イタリアセリエA、インテルに所属するルーマニア代表DFクリスティアン・キブが肩を脱臼して全治まで1ヶ月程度かかることが14日、明らかになった。12日に行われたドイツとの国際親善試合で負傷した。
インテル側は正確な回復時期を明らかにしていないが、キブは約1ヶ月の戦線離脱を強いられる見込み。なお、19日に欧州チャンピオンズリーググループリーグ開幕戦のフェネルバフチェ(トルコ)戦を迎えるインテルでは、昨季CLのバレンシア(スペイン)戦で乱闘を起こしたイバン・コルドバ、マイコン、ニコラス・ブルディッソが出場停止の上、ワルテル・サムエルもケガで戦列を離れている。このため、キブの負傷で同チーム守備陣の台所事情はより苦しくなってしまった。
☆復帰★
故障で戦列を離れていたイングランドプレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWウェイン・ルーニーが、本日15日に行われるプレミアリーグのエバートンとのアウェー戦に、メンバーの一員として帯同することが14日、明らかになった。
ルーニーは先月12日に行われたプレミアリーグ開幕戦のレディング戦で左足を亀裂骨折。全治までは2ヶ月を要するとみられていたが、驚異的な回復を見せ、当初の予想を上回る1ヶ月でチームに戻ってきた。
ファーガソン監督はルーニーの戦列復帰に関し、「彼は我々と一緒に動く。先発させるか、ベンチに置くか、水曜(19日の欧州チャンピオンズリーグ・スポルティング(ポルトガル)戦)まで温存するかは私が決めないといけない。ドクターのアドバイスも聞かなければいけないが、もう練習はしっかりできている」とコメント。早ければルーニーの古巣であるエバートンとの一戦で復帰させるプランがあることを明かしていた。
また、エバートン戦では、先月15日のポーツマス戦で相手選手に頭突きを見舞って3試合の出場停止処分を受けていたクリスティアーノ・ロナウドも復帰する。指揮官は「我々にとって大きなプラス。違いを生み出し、ゲームの流れを変え、決定機を作り出せる選手がいないのは大変だ。昨年の彼の決定力が、我々には足りなかった」と語り、頼れる背番号「7」が戻ってくることを喜んでいた。
その一方で、フレッチャー、オシェイが膝の故障で戦線離脱。逆に、足を傷めているハーグリーブスはまもなく戦列に復帰する見込みとなっている。
☆初出場★
ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコが、本日15日に行われるイングランドプレミアリーグのブラックバーン戦で、所属するチェルシーでの今季初出場を飾る見込みであることが14日、明らかになった。
負傷の影響などにより、リーグ開幕からこれまで出番がなかったシェフチェンコだが、モウリーニョ監督は会見で「彼(シェフチェンコ)は代表戦で2試合に出場した。チームの結果としてはいいものではなかったが、彼のパフォーマンスを見てうれしかった」とコメント。先日にウクライナ代表としてユーロ2008(欧州選手権)予選を戦ったストライカーを、週末の試合で起用する方針であることを明言した。
☆ブンデス★
ドイツブンデスリーガ結果
ドルトムント3−0ブレーメン
≪得点者≫
ドルトムント:ペトリッチ22、32、クリモビッツ29
ドイツブンデスリーガは14日、第5節の1試合が行われ、ドルトムントはブレーメンに3−0で完勝した。
ホームにブレーメンを迎えたドルトムントは、開始22分に今季新加入のペトリッチが先制弾を挙げると、続く29分にはこちらも新加入のクリモビッツがオフサイドトラップを突破して加点。さらには32分にペトリッチが再びネットを揺らして3−0とし、前半のうちに試合を決めた。一方のブレーメンは、後半35分にアンドレアセンがファウルで一発退場となるなど、反撃できないまま屈した。
開幕2連敗と不甲斐ないスタートを切ったドルトムントだが、新顔選手の活躍もあってこれで3連勝。暫定ながら順位を10位から2位まで一気に上げ、名門復活の様相を見せている。
☆エール★
オランダエールディビジ結果
フローニンゲン0−2ユトレヒト
オランダエールディビジは14日、第4節の1試合が行われ、8位フローニンゲンを2−0で下した14位ユトレヒトが、今季初勝利を挙げた。
アウェーの地に赴いたユトレヒトは後半13分にPKで先制。その後なかなか追加点を奪えずにいたものの、迎えた41分にソメルズがネットを揺らして試合を決定付けた。これでユトレヒトは暫定ながら8位に浮上している。
☆劇的勝利★
女子ワールドカップ中国大会グループリーグ第2戦結果
グループA:
アルゼンチン女子代表0−1日本女子代表
(上海)
≪得点者≫
日本:永里89
≪出場メンバー≫
【日本女子代表】
GK:
1.福元美穂(岡山湯郷)
DF:
2.磯崎浩美(TASAKI)(cap)
■
4.矢野喬子(浦和)
(50分20.宇津木瑠美(日テレ))
13.安藤梢(浦和)
(79分3.近賀ゆかり(日テレ))
15.岩清水梓(日テレ)
MF:
7.宮本ともみ(伊賀)
8.酒井與惠(日テレ)
10.澤穂希(日テレ)
16.宮間あや(岡山湯郷)
FW:
17.永里優季(日テレ)
18.大野忍(日テレ)
(57分9.荒川恵理子(日テレ))
ベンチ:
GK:
12.山郷のぞみ(浦和)
21.天野実咲(早稲田大)
DF:
14.豊田奈夕葉(日テレ)
MF:
5.柳田美幸(浦和)
6.原歩(INAC)
19.阪口夢穂(TASAKI)
FW:
11.大谷未央(TASAKI)
ドイツ女子代表0−0イングランド女子代表
女子ワールドカップ(W杯)中国大会第4日は14日、上海などでグループリーグ第2戦が行われ、グループAの日本女子代表はアルゼンチン女子代表に1−0で辛勝し、通算1勝1分けで勝ち点を4とした。日本は17日のグループリーグ最終戦で前回覇者のドイツに挑む。
日本は攻めながらも決定機を逃し、苦戦を強いられた。後半ロスタイムに途中出場の近賀(日テレ)のシュートをGKが弾いたところを永里(日テレ)が蹴り込み、土壇場で決勝点を奪った。アルゼンチンは2連敗で勝ち点0。
グループAのもう1試合、のドイツvsイングランドは0−0で引き分け。同グループは勝ち点4のドイツが得失点差で首位で、日本は2位。勝ち点2のイングランドが3位、アルゼンチンは敗退が決まった。
グループBではアメリカがスウェーデン、北朝鮮がナイジェリアをいずれも2−0で下し、ともに初勝利を挙げた。
【8強入りに暗雲?】
後半ロスタイムのゴールで転がり込んできた勝ち点3。それでも、1−0の結果に日本は喜べない。開幕戦で0−11と大敗したアルゼンチンを相手に、大差の勝利を義務付けられた一戦。「確実に勝って、少しでも得点を多く取りたい」と言っていた大橋監督のもくろみは狂い、目標の8強入りに暗雲さえ漂う勝利となった。
日本は序盤から、相手が弱点とする両サイドからの猛攻を仕掛けたが、ゴールを割れない。初戦でも苦戦した芝のめくれるピッチに足を取られ、得意のパスワークも今一つ。後半に布陣を3−5−2から、より攻撃的な4−4−2に変え、左膝を負傷している荒川を投入。それが実ったのが、試合終了間際の永里のゴールでは遅過ぎた。
グループAでは2連覇を狙うドイツの力が抜けている。2位通過に向け、初戦で引き分けたイングランドに大差の勝利でプレッシャーをかける必要があった。
日本の第3戦は太刀打ちできそうにないドイツ。そして日本より攻撃力が上のイングランドはアルゼンチン戦を残す。得失点差を考えれば、目標達成のグループリーグ突破は厳しくなってきた。
【スパイ疑惑】
女子ワールドカップ(W杯)中国大会に出場しているデンマーク女子代表は14日、グループリーグ・グループD初戦の中国戦前日の11日に起きたスパイ疑惑について国際サッカー連盟(FIFA)に再回答を求めた。
中国戦の前夜にチームが戦術会議を行う予定だった部屋から、ビデオカメラを持って隠れていた2人の男が見つかり、警察に連行された。FIFAはこの2人がどの出場チームにも通じていないと説明したが、デンマークは「多くの疑問が残る」として不満を表明した。
【超サカFLASH】
☆10.5発表★
10月17日に行われるU-22カタール代表戦のU-22日本代表は10月5日に発表される見込みとなった。
☆スタメン★
スコティッシュプレミアリーグ、セルティックMF中村俊輔が本日行われるインバーネス戦でスタメン出場する見込み。
☆ベンチ★
オーストリアブンデスリーガ、ザルツブルクDF宮本恒靖、MF三都主アレサンドロは本日行われるマッタースブルク戦ではベンチスタートが濃厚。
☆ベンチ外★
フランスリーグ2のグルノーブルは14日、ホームでブレストに3−1で快勝した。所属するFW伊藤翔はベンチ入りせず、開幕から一度も出場機会がない。
☆全治3ヶ月★
J2草津は本日、DFチカが13日の練習で左腓骨を折って全治約3ヶ月と診断されたと発表した。
☆新監督★
中国サッカー協会は14日、中国代表監督にセルビア生まれのブラディミル・ペトロビッチ氏を任命したと発表した。同氏は2004〜2006年に大連を率いて、中国リーグを制した経験がある。前任の朱広滬監督は7月のアジアカップでグループリーグ敗退し、8月に退任していた。
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