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本日の超最新情報
2007.10.24.WED

決勝進出
アジアチャンピオンズリーグ準決勝第2戦結果

浦和レッズ2−2(TOTAL4−4・延長0−0・PK5−3)城南一和(韓国)
(埼玉スタジアム2002・51651人)

TV中継:
19:25〜
BS朝日
(生中継)
25:10〜
NHK BS−1
(録画中継)

≪得点者≫
浦和:ワシントン21、長谷部72
城南:チェ・ソングッ55、68

≪出場メンバー≫
浦和
GK:
23.都築龍太
DF:
2.坪井慶介
4.田中マルクス闘莉王
(89分20.堀之内聖)
22.阿部勇樹
MF:
6.山田暢久(Cap)
(104分3.細貝萌)
14.平川忠亮
13.鈴木啓太
17.長谷部誠
10.ポンテ
FW:
11.田中達也
(72分9.永井雄一郎)
21.ワシントン
ベンチ:
GK:
1.山岸範宏
DF:
5.ネネ
MF:
19.内館秀樹
16.相馬崇人
FW:
30.岡野雅行
18.小池純輝

 アジアクラブ王者を決めるアジアチャンピオンズリーグは本日24日、さいたま市の埼玉スタジアムで5万1651人の観客を集めて準決勝第2戦が行われ、J1の浦和レッズが城南一和(韓国)を退けて2002年に現行のACLが実施されて以来、日本勢として初の決勝進出を果たした。
 第1戦を2−2で引き分けた浦和は、延長を終えて2−2と2戦合計の結果で決着がつかず、PK戦で勝利を決めた。
 浦和は11月7、14日にホームアンドアウェー方式の決勝をアルワハダ(アラブ首長国連邦)vsセパハン(イラン)の勝者と戦う。優勝すれば12月に日本で行われるクラブワールドカップ(W杯)にアジア代表として出場する。

浦和・オジェック監督
「両チームとも非常に高い能力を証明した。先制して、試合をコントロールしたかったが難しかった。勝利の女神が最後にどっちに微笑むかは、わずかな差だった」

城南・金鶴範監督
「浦和はこちらの予想通り、後半途中から動きが落ちてきた。2−1とした後に追加点を奪えなかったことが痛かった」

日本代表・オシム監督
「内容はどうあれ、決勝までたどり着いた。準決勝に楽な試合はない。浦和が勝ち進んだのは日本のサッカーにとって良いこと。浦和の選手を祝福してあげてください」

【5万人のレッズサポと掴んだ勝利】
 最後は5人目の平川が決めた。死力を尽くしたPK戦はスタンドを真っ赤に染めた約5万人の浦和サポーターとチーム一体の勝利だった。
 満員の浦和側サポーター席前で行われたPK戦。城南のキッカーが足を運ぶたびに強烈なブーイングと、応援旗が振り回された。城南の2人目、崔成国がこの雰囲気に飲み込まれるようにGK都築の正面に蹴り失敗。浦和はサポーターの祈りに応えるように5人目まで全員が成功して、死闘に終止符を打った。スタンドでは「ウィー・アー・レッズ!」のコールが爆発した。
 日韓リーグ王者の意地とプライドがぶつかり合った激闘。浦和はACLで躍進の原動力となった闘莉王が負傷、田中達も交代でピッチを去った。延長戦も城南の攻勢を跳ね返すのが精一杯。個と個がぶつかり合う肉弾戦は、城南に分があったが、サポーターの声援が、選手の止まりそうな足を動かした。
 オジェック監督は試合前も「我々とサポーターのコンビは素晴らしい。一体でチームにいい影響を与える」とその力を称賛していた。アジアで最高のサポーターを誇る浦和が、ついにアジアの頂点に王手をかけた。

【都築、冷静に思惑通りのセーブ】
 GK都築は決めていた。「とにかく動かないで、相手のシュートに反応しよう」。普段のJリーグでは経験することのないPK戦。29歳のGKが冷静にゴールの前に立ちはだかると、相手2人目の蹴ったボールはほぼ正面へ飛んできた。これを思惑通りに弾き、浦和のPK勝ちをたぐり寄せた。
 1点リードで迎えた後半にまさかの2失点を喫した。特に2点目はシュートを弾いたところを詰められたものだった。Jリーグで最少失点を誇るチームの守護神として、PK戦には期するものがあったに違いない。
 そして訪れた劇的な幕切れ。PK勝ちの立役者はゴール裏をびっしりと埋めたサポーターに感謝した。「相手はやりづらかったと思う。サポーターの存在はデカかった」。大声援を間近で背中に受け続けた男らしい言葉だった。

3&8連勝
J2第47節結果

札幌1−0徳島
(札幌ド・10733人)
≪得点者≫
札幌:中山43

東京V3−2鳥栖
(味スタ・3991人)
≪得点者≫
東京V:フッキ2、47、オウンゴール41
鳥栖:レオナルド50、野崎89

湘南2−1水戸
(平塚・3412人)
≪得点者≫
湘南:ジャーン57、加藤61
水戸:西野34

京都3−1愛媛
(西京極・5231人)
≪得点者≫
京都:パウリーニョ24、田原58、75
愛媛:ジョジマール12

C大阪3−0山形
(長居・5148人)
≪得点者≫
C大阪:古橋14、79、酒本84

福岡2−1草津
(博多球・7073人)
≪得点者≫
福岡:リンコン31=PK、川島76
草津:松下27

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Jリーグディビジョン2
順位表&得点ランキング


 J2第47節は本日24日、札幌ドームなどで全6試合が行われ、コンサドーレ札幌は徳島ヴォルティスに1−0で競り勝ち、3連勝で勝ち点を84として首位を守った。東京ヴェルディ1969もサガン鳥栖を3−2で退けて8連勝とし、勝ち点1差の2位で追う。
 京都サンガは3−1で愛媛FCに快勝して勝ち点を78に伸ばし、今節試合のなかったベガルタ仙台に代わって3位に上がった。仙台は同76の4位。

入場ルール発表
 Jリーグは本日24日、ヤマザキナビスコカップ決勝(11月3日・国立)、川崎フロンターレvsガンバ大阪戦の入場ルールを発表した。川崎サポーターの入場は千駄ケ谷門、G大阪サポーターの入場は代々木門からとなり、開門は午前10時30分から。また、混雑を避けるため青山門は時差入場を実施し、開門は午前11時半(いずれも予定)となっている。
 詳しくはJリーグ公式HP
http://www.j-league.or.jp
(PCサイト)
まで。

続投
 J2のアビスパ福岡のピエール・リトバルスキー監督(47)の来季続投が確定的になっていることが本日24日、明らかになった。都筑興社長が続投の意向を示した。契約は1年の予定。
 就任1年目の今季は、42試合を消化して19勝7分け16敗の7位。目標の1年でのJ1復帰は厳しい状況にある。一方で、1996年のJリーグ参入以来、リトバルスキー監督を含めて11人もの指揮官(代行も含む)が采配を振るってきた事情も考慮されたという。
 都筑社長は「チームが明るくなり、攻めるサッカーに変わった。場当たり主義は、絶対したくない。中長期的視点で物事を進めたい」と説明した。

CL展望
欧州チャンピオンズリーグ・グループリーグ第3節日程

グループA:

日本時間24日27:45〜
ベジクタシュ(トルコ)vsリバプール(イングランド)
(イノニュ)

日本時間24日27:45〜
マルセイユ(フランス)vsポルト(ポルトガル)
(べロドローム)

グループB:

日本時間24日27:45〜
チェルシー(イングランド)vsシャルケ(ドイツ)
(スタンフォード・ブリッジ)

日本時間24日27:45〜
ローゼンボリ(ノルウェー)vsバレンシア(スペイン)
(レルケンダル)

グループC:

日本時間24日27:45〜
レアル・マドリード(スペイン)vsオリンピアコス(ギリシャ)
(サンティアゴ・ベルナベウ)

日本時間24日27:45〜
ブレーメン(ドイツ)vsラツィオ(イタリア)
(ベーゼルシュタディオン)

グループD:

日本時間24日27:45〜
ベンフィカ(ポルトガル)vsセルティック(スコットランド)
(ルス)

日本時間24日27:45〜
ミラン(イタリア)vsシャフタール・ドネツク(ウクライナ)
(スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ)

【俊輔シフト】
 セルティックが本日24日の欧州チャンピオンズリーグのベンフィカ戦(アウェー)に向け「俊輔シフト」を敷く。ストラカン監督は、MF中村俊輔を中心とした攻撃サッカーの徹底をチーム全体に指示。さらに故障で治療中のFWフェネホール・オフ・ヘッセリンクとMFハートリー、DFマクマナスを強行出場させる。中村を攻撃に専念させ、効果的な試合運びをするための作戦。欧州CLでは14戦連続未勝利という「アウェーの壁」を破りに行く。
 ベンフィカ打倒へ手は尽くした。ストラカン監督は、太もも裏を痛め「使えるか分からない」と話していたVOヘッセリンクとハートリー、20日のレンジャーズ戦で頭部を強打したDFマクマナスを強行招集した。中村を中心に効果的な攻撃をさせるためだった。
 同監督は、0−3とレンジャーズに大敗した翌21日に、中村へ「中に入って攻めろ。自分からリズムをつくれ」と指示した。同戦では前線に173センチのFWマクドナルドしかおらず、パス回し主体の攻めとなった。今回はターゲットマンとして長身191センチのVOヘッセリンクを入れ、中村のクロスを生かす狙いだ。
 中村が攻めに専念できるよう守備も固めた。右サイドバックに故障者が続出し、レンジャーズ戦ではDFオデアを起用したがマークが甘く、DFラインが崩壊した。そこで守備的位置ならどこでもできるハートリーと、守備の頭脳マクマナスを投入する。中村もストラカン監督の配慮を受け、「ホームで必死に来る相手以上に、動き回ってボールを支配する。大胆にいなすくらいの気持ちでやりたい」と、攻撃のイメージを組み立てている。
 昨年11月1日には、ベンフィカに同じルス・スタジアムで0−3と大敗している。中村は「ベンフィカの映像は少し見た。でも今季は(欧州CL2連敗と)やられている」と、1年前とは違う感触だ。普段の敵地戦は前日に現地入りだが、今回は2日前に移動し、体調を整える入念さ。全ては勝利のため。現行の欧州CLになってから、アウェー戦は14戦未勝利(本戦のみ)というセルティックの不名誉な記録に終止符を打てるか?

最多得点差勝利
欧州チャンピオンズリーグ・グループリーグ第3節結果

グループE:

レンジャーズ(スコットランド)0−0バルセロナ(スペイン)
(グラスゴー・アイブロックス)

シュツットガルト(ドイツ)0−2リヨン(フランス)
(ゴットリープ・ダイムラー)
≪得点者≫
リヨン:サントス56、ベンゼマ79

グループF:

ディナモ・キエフ(ウクライナ)2−4マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
(NSCオリンピスキー・スタジアム)
≪得点者≫
D・キエフ:リンコン34、バングーラ78
マンU:ファーディナンド10、ルーニー18、C・ロナウド41、78=PK

ローマ(イタリア)2−1スポルティング(ポルトガル)
(スタディオ・オリンピコ)
≪得点者≫
ローマ:フアン15、ブチニッチ70
スポルティング:リエジソン18

グループG:

CSKAモスクワ(ロシア)1−2インテル(イタリア)
(ロコモティフスタジアム)
≪得点者≫
CSKAモスクワ:ジョー32
インテル:クレスポ52、サムエル80

PSV(オランダ)0−0フェネルバフチェ(トルコ)
(PSVスタディオン)

グループH:

アーセナル(イングランド)7−0スラビア・プラガ(チェコ)
(エミレーツ)
≪得点者≫
アーセナル:セスク5、58、オウンゴール24、ウォルコット41、55、フレブ51、ベントナー89

セビージャ(スペイン)2−1ステアウア・ブカレヒト(ルーマニア)
(ラモン・サンチェス・ピスファン)
≪得点者≫
セビージャ:カヌーテ5、L・ファビアーノ17
ステアウア:ペトレ63

欧州チャンピオンズリーグ・グループリーグ順位表
(第3節終了時)

上段:
順位.チーム(国)・勝ち点
下段:
試合数・勝・分け・敗・得点・失点・得失点

グループE:

1.バルセロナ(スペイン) 7
3 2 1 0 5 0 +5
2.レンジャーズ(スコットランド) 7
3 2 1 0 5 1 +4
3.リヨン(フランス) 3
3 1 0 2 2 6 -4
4.シュツットガルト(ドイツ) 0
3 0 0 3 1 6 -5

グループF:

1.マンチェスターU(イングランド) 9
3 3 0 0 6 2 +4
2.ローマ(イタリア) 6
3 2 0 1 4 2 +2
3.スポルティング(ポルトガル) 3
3 1 0 2 3 4 -1
4.ディナモ・キエフ(ウクライナ) 0
3 0 0 3 3 8 -5

グループG:

1.インテル(イタリア) 6
3 2 0 1 4 2 +2
2.フェネルバチェ(トルコ) 5
3 1 2 0 3 2 +1
3.PSV(オランダ) 4
3 1 1 1 2 3 -1
4.CSKAモスクワ(ロシア) 1
3 0 1 2 4 6 -2

グループH:

1.アーセナル(イングランド) 9
3 3 0 0 11 0 +11
2.セビージャ(スペイン) 6
3 2 0 1 6 6 ±0
3.スラビア・プラハ(チェコ) 3
3 1 0 2 4 12 -8
4.ステアウア・ブカレスト(ルーマニア) 0
3 0 0 3 2 5 -3

 欧州チャンピオンズリーグ(CL)は23日、英・グラスゴーなどでグループリーグ・グループE〜Hの第3節の8試合が行われ、グループHは首位のアーセナル(イングランド)が同大会の最多得点差勝利記録に並ぶ7−0でスラビア・プラハ(チェコ)に大勝し、3連勝で勝ち点9とした。
 グループEはともに前節まで2連勝のレンジャーズ(スコットランド)とバルセロナ(スペイン)が0−0で引き分け、勝ち点7で首位を並走。グループFは首位マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)が快勝し、3連勝で勝ち点を9に伸ばした。ローマ(イタリア)が同6で続いている。
 グループGはインテル(イタリア)が勝って勝ち点6とし、引き分けて同5となったジーコ前日本代表監督率いるフェネルバフチェ(トルコ)を抜き首位に浮上した。

【アーセナルが記録的大勝】
 グループHは首位のアーセナル(イングランド)が同大会の最多得点差勝利記録に並ぶ7−0でスラビア・プラハ(チェコ)に大勝し、3連勝で勝ち点9とした。
 20歳の司令塔、セスクが繰り出すパスから流れるように攻撃が展開した。若手への大胆な切り替え成功で絶好調のアーセナルが7−0で大勝。前半5分の先制点と後半13分の6点目を決めたセスクは「完全な試合をした。最初から最後まで集中して、みんながすごいサッカーをした」と胸を張った。
 先発メンバーの平均年齢は24.2歳。セスクと並ぶ2ゴールを挙げたFWウォルコットはまだ18歳だ。得点源だったアンリが抜けた穴を感じさせず、7点差は4年前にユベントス(イタリア)がオリンピアコス(ギリシャ)を相手にマークした大会最多得点差に並ぶタイ記録となった。
 前日に58歳の誕生日を迎えたベンゲル監督は「ハイテンポで創造的で、楽しんでプレーしていることが見て取れた。若いチームが成長していることを証明した」と目を細めた。点差が開いても守りに入らず「サッカーは楽しんでするもの。1分たりとも無駄にしてはならない」と自らのサッカー観を力説した。
 開幕から負け知らずの国内リーグでも首位に立つ。8月下旬から破竹の12連勝だが、フランス人指揮官は「このチームはまだ発展途上にある」とさらなる飛躍を予言した。

【18歳ウォルコットが2ゴール】
 先発に抜擢された18歳のウォルコットが2得点をマークした。
 前半41分の欧州CL初ゴールは、ゴール正面で相手GKのクリアミスを受けると、冷静にGKをかわして蹴り込んだ。「初ゴールを取れてうれしかった。ストライカーならどんな得点でも価値がある」と話した1点目で緊張がほぐれたのか、後半10分には自慢の快足を飛ばして左サイドでパスを受け、右足アウトでゴール右隅へ流し込んだ。
 今季からバルセロナへ移籍した大先輩FWの名を挙げ「アンリのようなフィニッシュと言われそうだね」と自賛した。

【インテルは幸運を味方に勝利】
 グループGのインテル(イタリア)はCSKAモスクワに2−1で勝利して勝ち点を6とし、引き分けて同5となったフェネルバフチェ(トルコ)を抜き首位に浮上した。
 第1戦で黒星発進したインテルは、その後2連勝で首位を奪取。マンチーニ監督は「自力で運命を決められる立場になれた」と笑顔で話した。
 前半32分に先制点を許したが、後半7分にクレスポが同点ゴール。同35分、フィーゴの右FKをサムエルが頭で合わせた球が、GKの前でイレギュラーバウンドしてゴールに吸い込まれた。
 幸運を味方につけての辛勝だが、指揮官は意に介さない。「試合を支配するのは簡単なことではない。何より結果が大事」と素直に喜んだ。

【ローマは代役が値千金のゴール】
 昨季イタリアセリエAで2位のローマがスポルティング(ポルトガル)を2−1で下した。決勝トーナメント進出に向け、負けられない難敵からきっちり勝ち点3を奪い、スパレッティ監督は「グループリーグで最も大事な試合で、納得のいく勝ち方ができた」とほおを緩めた。
 両チームともマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)に敗れ、ディナモ・キエフ(ウクライナ)を破って勝ち点3で並び、グループリーグ突破のための2位争いを強く意識した対戦だった。
 ホームのローマは前半15分にフアンのヘディングで先制したが、3分後に追いつかれた。同35分には大黒柱トッティが負傷退場し、後半3分にはマンシーニがPKを止められた。9月にディナモ・キエフを下して以後は、本拠地で公式戦3試合に勝てていなかっただけに、緊迫した空気に包まれた。
 窮地を救ったのは、トッティに代わって入ったモンテネグロ代表FWブチニッチ。後半25分、左サイドから切り込んで値千金のゴールを決めた。指揮官は「控え選手だって信頼していれば期待に応えてくれる。チームとして一歩前進できた」と、してやったりの表情だった。

【レンジャーズ、強豪相手にドロー】
 グループEはともに前節まで2連勝中のレンジャーズ(スコットランド)がバルセロナ(スペイン)とホームで対戦し、0−0で引き分け、勝ち点7で首位を並走。
 今大会の台風の目となっているレンジャーズは、2季ぶり優勝を狙うバルセロナを無得点に抑えた。スミス監督は「とても満足している。圧倒的な攻撃力を誇る相手を完封した選手達を褒めたい」と誇った。
 猛攻にさらされ17本のシュートを打たれたが守り切った。20日にはスコティッシュプレミアリーグの宿敵セルティックに3−0で完勝するなど勢いに乗っている。同監督は「選手達は高い集中力を維持できている。連係も完璧だ」と口も滑らかだった。

解任
 アイルランドサッカー協会は23日、成績不振のため、同国代表のストーントン監督の解任を発表した。
 アイルランド代表は17日にキプロスと引き分け、ユーロ2008(2008年欧州選手権)の予選敗退が決まった。38歳の同監督は2010年ワールドカップ(W杯)に向けて続投を希望したが、契約期間を2年残し、協会の理事会が解任を決めた。

試合延期
 スコティッシュプレミアリーグは11月10、11両日に予定されていたセルティックとレンジャーズの試合を延期すると23日、発表した。スコットランドはユーロ2008(欧州選手権)予選で17日にイタリアと対戦するが、多数のスコットランド代表選手がこの2チームに所属するため、リーグ戦を延期して休養させることを決めた。代替日程は決まっていない。
 MF中村俊輔の所属するセルティックは10日にフォールカークと、レンジャーズは11日にセントミレンと対戦予定だった。

息子が誕生
 心臓疾患などによって2ヶ月前に死去した元セビージャ(スペイン)の元スペイン代表MFアントニオ・プエルタ氏の夫人が、同氏の息子(第1子)を出産したことが23日、明らかになった。現地メディアによれば、母子ともに健康とのことで、セビージャのホセ・マリア・デル・ニド会長も早速病院へと祝福に向かったという。
 スペインで最も将来を嘱望される選手として活躍を見せていたプエルタ氏は、今季リーガエスパニョーラ開幕戦となったヘタフェ戦でピッチ上で昏倒。その後の治療も実らず、22歳にしてこの世を去ることとなった。当初から同選手に子供が生まれることは報じられてきており、アイトールと名付けられた息子には、すでにセビージャのシーズンチケット所有者として名が記されているという。

新監督候補
 J1横浜F・マリノスの来季新監督候補に、アルビレックス新潟の鈴木淳監督(46)が浮上していることが23日、明らかになった。早野宏史監督(51)の今季限りでの退団が決定。既に後任人事に着手しているが、今季で新潟との契約が切れる鈴木監督が“本命”としてリストアップされている。
 横浜Mは現在リーグ戦9位で、ナビスコカップも準決勝で敗退。公式戦6連敗を受け、クラブは21日に早野監督に来季の契約を結ばないことを伝えた。同時に後任探しに入り、斎藤正治社長は「3年を考えたチームづくりをするにあたり、コミュニケーションを取れないといけない」と日本人を中心に複数の候補をリストアップ。元磐田監督で浜松大監督の桑原隆氏(59)の名前が真っ先に挙がった。同社長は「(来季の)シナリオの中の1つ」と候補であることを認めたが、桑原氏自身は「来年60歳になるし、分からない」と年齢的な問題を口にしている。そこで浮上してきたのが、早野現監督より若い鈴木監督だった。
 2006年にモンテディオ山形から2年契約で新潟に移った鈴木監督はバランスを重視し、ボールと人が動くアグレッシブなサッカーを展開。今季はアジアカップによるリーグ戦中断前に3位、現在も勝ち点44の6位につけるなど、チームづくりには定評がある。新潟は、今季で契約が切れる鈴木監督について、残り5試合の結果を見守る構え。鈴木監督の去就が、来季の横浜の運命を左右する。

不本意な1年目
 鳴り物入りでアメリカに移ったスターにとって、不本意な1年目だった。米プロサッカーリーグ、MLSのロサンゼルス・ギャラクシーのMFデイヴィッド・ベッカム(32)は21日のリーグ最終戦でシカゴ・ファイアーに敗れてプレーオフ進出を逃し、アメリカで最初のシーズンを静かに終えた。
 ベッカムは「こんなにケガが続いたのは初めての経験。欧州では毎日プレーをしていただけに、シーズンの半分を失って辛かった」と振り返った。
 興行面は大成功だった。8月のリーグ戦初先発には異例の6万6237人が駆けつけるなど大盛況。MLSによると、グッズ販売等の売り上げはクラブではこれまでの7倍、リーグ全体で3倍と大幅に膨れ上がった。
 だが、ピッチでの活躍はリーグトップの高額年俸に見合わぬものだった。ケガに悩まされ、リーグ戦出場は5試合にとどまり無得点に終わった。7月のアメリカ入り前に左足首を負傷し、さらに8月末に右膝を痛めた。高まる期待もあってか、完治しないままデビュー戦となった親善試合に臨んだことも響いた。
 チーム幹部は「結果はファンが求めていたものではなかったが、来季やそれ以降はもっと興奮できると思う」と期待をかけた。ベッカムは来季こそ、本領を発揮できるか?

【超サカFLASH】

天皇杯後帰国
 日本代表のオシム監督が2008年1月1日に行われる天皇杯決勝後に帰国し、1週間〜10日間のオフを取った後、再来日することが23日、明らかになった。

練習合流
 右ふくらはぎ肉離れで離脱していたJ1鹿島MF興梠慎三が23日、練習に合流した。27日に行われる大分戦で復帰する見込み。

契約延長
 原因不明の首痛で長期離脱しているJ2のC大阪MF森島寛晃(35)の契約延長が濃厚になった。森島の今季中の復帰は絶望的で、復帰のメドは立っていない。

[提携サイト]
日本代表ニュース

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