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本日の超最新情報
2007.11.14.WED

初優勝
アジアチャンピオンズリーグ決勝第2戦結果

19:20〜
浦和レッズ2−0(TOTAL3−1)セパハン(イラン)
(埼玉スタジアム2002・59034人)

TV中継:
19:06〜
テレビ朝日系列
(生中継)
19:15〜
BS朝日
(生中継)
24:10〜
NHK BS−1
(録画中継)

≪得点者≫
浦和:永井21、阿部71

≪出場メンバー≫
浦和
GK:
23.都築龍太
DF:
2.坪井慶介
4.田中マルクス闘莉王
20.堀之内聖
MF:
13.鈴木啓太(cap)
17.長谷部誠
22.阿部勇樹
14.平川忠亮
10.ポンテ
(80分19.内舘秀樹)
FW:
9.永井雄一郎
(85分11.田中達也)
21.ワシントン
(89分30.岡野雅行)
ベンチ:
GK:
1.山岸範宏
DF:
5.ネネ
12.堤俊輔
MF:
16.相馬崇人
FW:
18.小池純輝

 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)は本日14日、ホームアンドアウェー方式の決勝第2戦を埼玉スタジアムで行い、昨季Jリーグ王者の浦和レッズがセパハン(イラン)に2−0で勝ち、2戦合計3−1で日本勢初の制覇を果たした。賞金60万ドル(約6660万円)も獲得した。
 日本勢の優勝は2002〜2003年シーズンに現行のACLになってからは初めて。前身のアジアクラブ選手権を含めると、1986〜1987年の古河電工、1987〜1988年の読売クラブ、1998〜1999年のジュビロ磐田に次いで4チーム目のアジア王者。
 敵地での第1戦に1−1で引き分けていた浦和は前半22分に永井がゴール右から豪快なシュートを決めて先制。後半26分には阿部のヘディングシュートで加点した。永井は大会最優秀選手に選ばれた。浦和は来年のACLではグループリーグを免除され、決勝トーナメントから出場する。
 浦和は12月に日本で開かれるクラブワールドカップ(W杯)にアジア代表として初出場。12月10日の準々決勝(豊田スタジアム)で、オセアニア代表のワイタケレ(ニュージーランド)とセパハンの勝者と対戦する。

浦和・オジェック監督
「本当にうれしい。この雰囲気をつくり上げたサポーターに感謝したい。心ゆくまで喜んでから、次のJリーグの清水戦に備えたい。」

浦和・田中マルクス闘莉王
「みんなで勝ち取ったタイトル。けがをして悔しい思いもしたから、絶対優勝すると思っていた。素晴らしいサポーターに恩返しできてよかった」

浦和・永井雄一郎
「最高です。1点取りたかった。『入れ!』という強い気持ちで打ちました。応援に来てくれて、熱い声援を送ってくれたサポーターのおかげ」

浦和・鈴木啓太
「ミスをしないようにポジション取りをクレバーにできた。間延びする時間帯があったがしっかり抑えられた」

日本サッカー協会・川淵三郎キャプテン
「日本のサッカーのために頑張ってくれてありがとうという感謝の気持ち。強いチームはハードな日程でも勝っていくということを証明してくれたことが大きい」

Jリーグ・鬼武健二チェアマン
「Jリーグの15年の歴史で、最初はお荷物と言われたが、歴史的な偉業を果たしてくれた。Jリーグとしてもサポートのしがいがあった。全国にある、今は卵のようなクラブにとって夢になる」

Jリーグ・犬飼基昭専務理事
「これでJリーグのほかのクラブが、自分達もできると感じる。それが大きい。浦和にはクラブワールドカップでミランと対戦してほしい。それがすごい財産になる」

日本代表・オシム監督
「今日の試合は内容よりも勝つことが大事だった。大きな勝利。分析は後でいい」

【阿部が念願のACL制覇】
 アジアで戦うために千葉から移ってきた阿部にとって、格別なゴールだったに違いない。「移籍する時に『ACLに向けて』という目標があった。その大会に出られて、優勝できて良かった」。後半26分、駄目押しともいえるゴールを自ら頭で押し込み、アジア王座をぐっと引き寄せた。
 主将の山田が故障で離脱の緊急事態。ACL決勝では第1戦に続いて右サイドのMFで先発した。「サイドだとサポーターの声援が近くに聞こえて、背中を押してもらえる。(得点のシーンも)何で自分があそこにいたのか分からない」。不慣れなポジションに加え、腰痛にも苦しみながら、ピッチに立てば全力疾走した。
 日本代表ではオシム監督からポリバレント(複数の役割をこなす)と評される選手。本来はボランチだが浦和では左サイドバック、ストッパーも経験。チームの足りない部分を、阿部という才能が補い続けた。
 「一つの目標は取れた。でもリーグ戦はまだ決まっていないし、(天皇杯決勝の)1月1日まである」。口調はもの静かだが、その存在感は際立っている。

【永井が値千金の先制弾】
 強烈な弾丸シュートがGKの手を弾き飛ばした。「入れ、という強い気持ちで打った」。ボールは勢いを失わず、そのままゴールネットを破らんばかりに突き刺さった。アジアの頂点を決める大舞台。前半22分、浦和の永井が値千金の先制ゴールを叩き出した。
 「最高です。1点取りたかった。熱い声援を送ってくれたサポーターのおかげ」。試合後、髪をかき上げながら話す表情には、仕事を果たした充実感が漂った。
 ストライカーの嗅覚だった。ポンテのパスが相手に当たって方向が変わったところに反応。ボールを拾うと迷うことなく右足を振り抜いた。「いつも通り、自分のやることをやればいい。できることを整理して試合に臨む」と話していた通り、目の前に転がってきたチャンスを確実に決めた。
 もともと大舞台には強い。今年の天皇杯決勝や、今季のリーグ戦の天王山といえるG大阪戦(8月15日)で決勝ゴールを挙げている。重要な試合になればなるほど、真価を発揮してきた。
 1997年に浦和に入団し、J2降格などクラブが強豪に上りつめる前の苦しい時期も知っている。第2戦前に「負けたらACLが全く意味のないものになってしまう」と話していた永井。赤いユニホームで育った28歳が、決戦への思いを見事に形にしてみせた。

【田中達、途中出場にも満足】
 田中達は、後半41分から途中出場。プレー時間は短かったが、表情は満足げだった。
 今季途中から戦列に復帰。ACLでは準々決勝から登場して3得点でチームの勝ち上がりに貢献した。背番号11は「途中からでも出られて良かった。チームみんなで勝てた」と話した。
 GK都築は無失点でアジア制覇に貢献した。準決勝では2失点してPK戦までもつれ込んだが、この日はアウェーゴールを与えずに快勝。「とにかく失点しないで良かった。サポーターが力をくれた」と感謝した。
 チーム最年長、35歳の岡野は試合終了間際にワシントンと交代でピッチに飛び出した。ベテランの登場を、スタジアムの観客も大きな拍手で迎えた。
 岡野は「最後に自分が出るとは思っていなかった。監督、サポーターに感謝している。こんなに強いチームにいれて幸せ」と喜んだ。

【「アジア頂点」に街も大興奮】
 試合終了を告げるホイッスルを地鳴りのような大歓声が掻き消した。浦和レッズが初優勝。埼玉スタジアムをチームカラーの赤で埋め尽くし、手拍子と歌で選手を鼓舞し続けたサポーターの喜びは頂点に達した。
 約6万人の観客のほとんどがレッズのユニホームを着たサポーター。
 イランでの第1戦に続きスタンド観戦した埼玉県本庄市の会社員岡本清美さん(48)は「アジアの頂点に立てて本当にうれしい。チーム、サポーター、街が一つになれた」と目を潤ませた。
 地元・浦和の街もレッズ一色。JR浦和駅西口のロータリーでは、街路樹が真っ赤なイルミネーションで飾られた。
 駅近くの居酒屋「力」では、ユニホーム姿のサポーター約350人がテレビの前で声援。勝利が決まると「ウィーアーレッズ」と何度も雄たけびを上げた。埼玉県宮代町のアルバイト菊地亮さん(26)は「サポーターの声援が力になったと思う」と興奮気味に語った。

【スタンドに「白い星」輝く】
 浦和が埼玉スタジアムを埋めた6万人のサポーターの熱い思いとともに力強くアジア王座に駆け上がった。
 頂点を決める戦いでも、守備を固め、少ない好機を確実に決めるスタイルに徹した。前半22分に永井のゴールで先制。3トップで猛攻を仕掛けてきたセパハンの攻めに耐え続けた後半20分過ぎまでの守備がポイントだった。第1戦を負傷で欠場した闘莉王を中心に、堀之内、坪井がゴール前で体を張った。攻撃参加が看板の闘莉王も攻めを封印、最後の一線を守った。オジェック監督は「得点するのと同じぐらい重要な役割を果たした」と、この時間帯の守りを称えた。
 相手の攻撃ラッシュがやんだ隙を逃さなかった。後半26分、闘莉王のクロスを起点に、永井のシュートをGKが弾き、阿部が頭で押し込む決定的な追加点。闘莉王が「守るだけでは勝てない。攻めなくては」。全員の意識が合致した。
 1999年11月のJ2降格から8年。一度は屈辱を味わった浦和に関わる全ての人の思いが、チームをアジアの頂点に押し上げ、世界への扉を開いた。
 真っ赤に染まったスタンドに、サポーターが演出した巨大な白い星は、サポーターと選手の絆で掴み取った栄冠の証し。闘莉王は「もう一つ星を掴めるよう頑張りましょう」。目標はリーグ戦との2冠。やるべきことは残っている。

【セパハン監督、完敗認める】
 イラン勢初の優勝を逃したセパハンのボナチッチ監督は「浦和は質の高いチーム。ゴールを挙げるのは簡単ではなかった」と完敗を認めた。
 準々決勝のJ1川崎戦は2試合とも0−0の末にPK戦で撃破した。この日も自慢の守備力は発揮したが、得点にはつなげられなかった。
 クラブワールドカップでは再び浦和と顔を合わせる可能性がある。「今大会でここまでこれたことは自信になる。また浦和と戦えることを希望している」と話した。

【セパハンは開催国枠で出場】
 アジアチャンピオンズリーグで浦和が優勝したことで、準優勝のセパハンがクラブワールドカップ(W杯)に開催国代表枠で出場することになった。
 クラブW杯の開催国枠は今季のJリーグ覇者のために新設された。しかし日本からの出場が2チームにならないよう、ACLで浦和か川崎が優勝した場合は日本以外の最上位クラブに回ることになっていた。
 セパハンは1回戦でワイタケレ(ニュージーランド)と対戦。勝者は浦和と顔を合わせ、勝った方が準決勝で欧州代表のミラン(イタリア)と対戦する。

【ガンバのACL出場決定】
 アジアチャンピオンズリーグで浦和が優勝したことで、昨年度の天皇杯全日本選手権で浦和に敗れて準優勝したガンバ大阪が来年のACLに出場することが決まった。
 2008年ACLには日本から今回優勝の浦和、G大阪と今年のJ1で浦和、G大阪を除いた最上位チームの3チームが出場する。

申し立てせず
 Jリーグのドーピング禁止規定違反で処分を受けたJ1川崎フロンターレのFW我那覇和樹は本日14日、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に処分取り消しを自ら申し立てるかどうかについて「現時点ではそこまで考えていない」と話した。ただしドーピング違反の認定には納得しておらず、今後の対応は川崎と話し合う。
 この問題で前チームドクターがJSAAに処分取り消しを求めた仲裁申し立てにJリーグは合意しなかったが、鬼武健二チェアマンは処分当事者の我那覇や川崎の申し立てがあれば再考する姿勢を示している。

初練習
 U-22(22歳以下)日本代表は13日、17日の北京五輪アジア最終予選第5戦のベトナム戦に向けてハノイ(ベトナム)で初練習を行った。J1で90分当たりの得点率1位のFW興梠慎三(鹿島)と同2位の平山相太(FC東京)が、約1時間半の戦術練習で2トップを組み、みっちり連係を深めた。
 後方からの縦パスを最前線で平山が受け止めると、快足を飛ばしてスペースへ走り込む興梠へつなぐ。相手にゴール前を固められても、次々とシュートシーンが生まれた。興梠が最終予選で初めて招集された今回、実現したタッグ。新しい「恋人」との相性を確かめた平山は「スピードがあるし、DFの裏を狙っている。役割がはっきりしていてやりやすい」と手応えを口にした。
 所属クラブでは控えが続いている2人だが、興梠は今季リーグ戦21試合、502分間プレーして6得点(得点率1・076)。平山も19試合、547分間で5得点(同0・823)とJ1のトップ2を走る。ベトナム戦では森島康(C大阪)と家長(G大阪)を出場停止で欠く上に、逆転での五輪出場権獲得には大量得点が必要。「とにかくシュートを打ってゴールにつなげたい」と興梠が言うように、Jの舞台で「旬」な2人への期待は大きい。決戦までの残り3日間。新タッグが熟成度を上げて、先発出場を狙う。

苛立ち
 スコティッシュプレミアリーグ、セルティックの日本代表MF中村俊輔が13日、靱帯を痛めた左膝の回復の遅れに苛立ちを見せた。同日もチームドクターの治療を受けたが「(状態は)変わらない」と失望すら浮かべた。
 復帰予定だった24日のアバディーン戦への出場は微妙となり、28日の欧州チャンピオンズリーグ、シャフタール・ドネツク戦(ともにホーム)の出場も足の状態次第となった。。

先勝
 スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)は13日、4回戦第1戦の3試合が行われ、バルセロナはアウェーでアルコヤノ(3部)に3−0で順当に勝利を収めた。
 バルサは前半25分、シャビ、グジョンセンとの絡みからアンリが先制点を挙げると、その後はなかなかゴールを奪えなかったものの、試合終了3分前にグジョンセンがPKを沈め、ついに追加点を挙げると、ロスタイムには新鋭のボハンもネットを揺らして、退場者を2人出したアルコヤノを3−0で下し、5回戦進出に向けて大きく前進した。
 一方、ディフェンディングチャンピオンのセビージャは、アウェーとはいえ、格下のデニア(3部)に1−1で引き分けた。後半30分にチェバントンのゴールで均衡を破ったものの、その直後に同点弾を浴びると、勝ち越せないまま試合終了を迎えた。また、もう1試合では、1部勢のアスレティック・ビルバオが敵地でヘラクレス(2部)と2−2で引き分けている。
 国王杯4回戦の第1戦は、本日14日にも6試合が行われる。残りの7試合については、今週末の国際Aマッチデーの影響により、来月に延期となっている。

新監督
 イタリアセリエAのカリアリは13日、マルコ・ジャンパオロ監督を解任し、新指揮官にネド・ソネッティ氏を迎えたと発表した。
 セリエAの11試合を消化した時点で勝ち点9で最下位タイに沈むカリアリは、浮上を目指して2001−2002、2005−2006シーズンにも同クラブの指揮を執った経験のあるソネッティ氏に、監督の座を任せることとなった。
 なお、今季セリエAでは、カリアリと同じく下位に低迷するシエナ、リボルノ、レッジーナですでに監督交代が行われている。

全治2ヶ月
 ポルトガルサッカー連盟は13日、背中を負傷したチェルシー(イングランド)のポルトガル代表DFリカルド・カルバーリョが、全治まで約2ヶ月かかると発表した。
 11日の国内リーグ・エバートン戦で負傷したカルバーリョは、チェルシーにとっても、欧州チャンピオンズリーグや国内リーグなどでベテランDFを欠くことになる一方、ユーロ2008(欧州選手権)予選最後の2試合となるアルメニア戦(17日)、フィンランド戦(21日)を控えるポルトガル代表にとっても痛手となる。
 なお、ポルトガルはユーロ予選のグループAで首位ポーランドと勝ち点1差の2位。3位セルビア、4位フィンランドには同3差を付けており、最後の2試合を1勝1分けで乗り切れば自力での本大会出場が決まる。

クラブ買収
 サッカーファンがつくる会員制ネットクラブが13日、イングランドの下部クラブを買収する見通しとなったことが明らかになった。選手獲得などサッカークラブの運営方針は会員が投票で決めることになり、初の試みとして注目を集めている。
 買収されるのは事実上の5部リーグに所属するエブスフリート・ユナイテッド。約2万人の会員が各35ポンド(約8000円)を出資して約70万ポンド(約1億6000万円)を拠出し、株式の過半数を取得する。
 クラブの役員会や監督、コーチ陣は残留する見通しで、ボトリー会長は「新たな投資と支援でクラブを発展させられる」と語っている。

12月5日開催
 イタリアプロリーグは13日、延期されたセリエAのインテルvsラツィオとローマvsカリアリ戦を、12月5日に行うと発表した。
 両試合は今月11日に行う予定だったが、ラツィオのファンが警官の威嚇射撃による流れ弾で死亡した事件があり、延期となっていた。

イタリア界に警鐘
 イタリア代表の主将を務めるレアル・マドリード(スペイン)所属のDFファビオ・カンナバーロが13日、11日に発生した警官の発砲によるサポーター死亡事件についてコメントし、スペインでプレーしている自分はラッキーだと話し、イタリアサッカー界を取り巻く状況に警鐘を鳴らした。
 11日に起こったサポーター同士の衝突の最中、ラツィオ・サポーター1人が警官の発砲を受けて死亡。この事件の余波により、同日開催予定だった2試合が延期となったほか、アタランタvsミラン戦では、サポーターがピッチと観客席の間のバリアーを壊そうとしたため、試合開始後間もなく打ち切りとなった。
 この状況について、現在イタリア代表の一員としてフィレンツェで練習中のカンナバーロは、「外国でプレーできている自分はラッキーだと思う」と記者団にコメント。さらに、「自分がプレーしているレアルには完璧なスタジアムがあり、子供達が溢れ、暴力などない。外側から見ると、イタリアサッカー界は自ら恐ろしいイメージを植え付けていることが分かる」と述べ、母国のサッカー状況を批判していた。

出場微妙
 スペインリーガエスパニョーラ、バルセロナ所属のブラジル代表FWロナウジーニョが右足首負傷のため、2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会南米予選のペルー戦の出場が微妙であることが明らかになった。
 チームドクターが13日に発表し、「患部が少し腫れ上がっている」と説明し、試合に間に合うかどうか現段階では言及できないとしている。

仲裁合意希望
 Jリーグのドーピング禁止規定違反で処分を受けたJ1川崎フロンターレのFW我那覇和樹は13日、日本スポーツ仲裁機構に処分取り消しを求めた前チームドクターの仲裁申し立てにJリーグが合意しなかったことについて「仲裁の場で明らかにしてほしい。引退した後の人生で汚名を背負っていくのはつらい」と涙を流して訴えた。
 川崎によると、我那覇は自らのドーピング違反で争わない態度を示していた。しかし、本人は13日の練習後に「この機会で言わないと一生後悔する」と態度を変えた理由を説明した。
 Jリーグの鬼武健二チェアマンは同日、「(処分された当事者の)川崎や我那覇が仲裁を申し立てれば、新しい判断をする」と話した。

解任
 J2アビスパ福岡は13日、小林伸二チーム統括部長を解任したと発表した。後任には、フランスリーグ2、グルノーブルのゼネラルマネジャーなどを務めた田部和良氏が確実視される。
 小林部長は大分、C大阪での監督経験を買われ、今季から福岡の編成部門を任された。しかし、1年でのJ1復帰を目指したチームは3試合を残して7位にとどまり、昇格の可能性は消えている。

最終調整
 サッカーのアジアのクラブ王者を決めるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝は本日14日午後7時20分から、埼玉スタジアムでホームアンドアウェー方式の第2戦が行われ、昨季Jリーグ王者で日本勢初のACL制覇を狙う浦和レッズがセパハン(イラン)と対戦する。
 決勝は2試合合計スコアで争われ、並んだ場合はアウェーゴール数の多い方の勝利となる。7日の第1戦(イスファハン)を1−1で引き分けた浦和は、0−0の引き分けでも優勝となる。
 13日は両チームとも、さいたま市内で最終調整を行い、浦和の練習は冒頭の15分が公開され、コンディションが心配された阿部や平川も同僚と一緒に体を動かした。オジェック監督は「(11日のJリーグの)川崎戦は激しい試合だったが、しっかり治して出られる状況にある」と話した。
 優勝クラブは12月に日本で開かれるクラブワールドカップ(W杯)にアジア代表として出場する。

浦和・オジェック監督
「明日(14日)の試合は浦和にとって歴史に残る大事な試合。セパハンは強い。大きな大会の決勝に出てくるチームで、質の低いチームはあり得ない。雌雄を決する時だ。

セパハン・ボナチッチ監督
「第2戦は浦和のホームなので、浦和が少々アドバンテージを持っていると思う。ただ、白旗を揚げるつもりはない。我々も同じように力はある。

【ケガ人は心配なし】
 ケガ人が心配された浦和だが、前日の練習は別メニューだったFWワシントン、田中達、MF平川、ポンテ、DF阿部も姿を見せ、リラックスした雰囲気の中で調整した。
 両脚に違和感を抱えていた田中達は「もう100パーセントに近い。出場したら初めから全力でいくだけ」と意欲十分。11日の川崎戦で骨折している鼻を強打したワシントンも、顔面ガードを装着して出場できそうだ。「鼻は問題ない。優勝に貢献できればいい」と闘志を燃やしていた。

【6万人では影響ない】
 アウェーに乗り込んできたセパハンは、最終調整の冒頭に記念撮影するなど和やかなムード。決戦を前にした緊張感は伝わってこなかった。
 14日の試合は6万人以上が来場する見込みで、浦和の熱狂的なサポーターがスタジアムを真っ赤に染めるのは確実。しかし、ボナチッチ監督は「イランには10万人が入るスタジアムがある。6万人では影響はないよ」と不敵に言い放った。

【超サカFLASH】

追加販売
 日本サッカー協会は本日、クラブワールドカップ(W杯)のチケットを追加販売すると発表した。ミランが登場する12月13日の準決勝(横浜国際)と16日の3位決定戦、決勝(同)で、明日15日午前10時から電子チケットぴあで販売する。詳しくは大会公式サイト、
http://jp.fifa.com/clubworldcup/index.html
(PCサイト)
まで。

結婚
 J1千葉MF佐藤勇人(25)が13日、アメリカ出身でモデルのステファニーさん(23)と結婚することを明らかにした。

内定
 J1のFC東京は本日、秋田商高のMF下田光平(18)の来季加入が内定したと発表した。下田は16歳以下、17歳以下の日本代表に選ばれた経験がある。

内定
 J2の京都は本日、山形・羽黒高のブラジル人留学生、MFウィリアム・ロドリゲス(18)の来季加入が内定したと発表した。

内定
 J2のC大阪は本日、宮崎・日章学園高のMF黒木聖仁(18)の来季加入が内定したと発表した。

全治2週間
 スペインリーガエスパニョーラのセビーリャは13日、マリ代表FWフレデリック・カヌーテが、右足ふくらはぎの肉離れで全治2週間と診断されたと発表した。11日のビジャレアル戦で負傷した。

[提携サイト]
日本代表ニュース

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