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本日の超最新情報
2007.11.17.SAT

圧勝
2008年北京五輪アジア最終予選第5戦結果

グループC:

U-22ベトナム代表0−4U-22日本代表
(ミーディンスタジアム)

TV中継:
17日20:58〜
テレビ朝日系列
(生中継)
17日21:05〜
NHK BS−1
(生中継)

≪得点者≫
日本:李8、25、本田圭41=PK、細貝87

≪出場メンバー≫
GK:
41.西川周作(大分)
DF:
12.内田篤人(鹿島)
4.水本裕貴(千葉)(cap)
5.伊野波雅彦(FC東京)
(70分37.梅崎司(大分))
3.青山直晃(清水)
MF:
7.水野晃樹(千葉)
6.青山敏弘(広島)
(75分2.細貝萌(浦和))
8.本田圭佑(名古屋)
17.柏木陽介(広島)
FW:
20.李忠成(柏)
11.岡崎慎司(清水)
(79分27.興梠慎三(鹿島))
ベンチ:
GK:
21.山本海人(清水)
DF:
28.小林祐三(柏)
MF:
15.上田康太(磐田)
FW:
9.平山相太(FC東京)

 22歳以下によるサッカー男子の北京五輪アジア最終予選は本日17日、ハノイ(ベトナム)でC組の第5戦が行われ、4大会連続の五輪出場を狙うU-22日本代表はU-22ベトナム代表に4−0で圧勝、勝ち点10で暫定首位に立った。ベトナムは同2で最下位。グループCのもう1試合のサウジアラビアvsカタールは日本時間18日未明に実施。
 日本は前半9分に水野(千葉)の左FKを李(柏)が頭で合わせて先制。同25分にも再び李がゴールを挙げ、同41分には本田圭(名古屋)がPKを決めた。後半にも1点を加えた。
 12チームが3グループに分かれた最終予選は、各グループ1位だけが五輪出場権を獲得する。日本チームは明日18日に帰国し、21日には東京・国立競技場でサウジアラビアとの最終戦を行う。

U-22日本代表・反町康治監督
「早い段階で先取点が取れて良かった。狙い通りのプレーはできたが、まだ何も終わっていない。これから。後半はちょっと向こうのペースに合わせて、自分達のリズムやテンポが作れなかったのが押し込まれた原因で、自分達でまいた種といっていい。選手達もトレーニングする自覚は出ているが、まだ弱い部分がある。(病床のオシム監督には)何よりの報告となる。次もいい報告ができるよう頑張りたい」

U-22ベトナム代表・リードル監督
「これが日本とベトナムの差だ。単純な話。GKの差もあった。前半に3点を失ってしまい、状況を変えるのが難しくなった」

日本サッカー協会・川淵三郎キャプテン
「前半は積極的に攻撃を仕掛けたことが良かった。こういう戦いぶりが今までなぜできなかったのかと思う。この勝利で(病と闘っている)オシム監督に少しは力を与えられたのではと思う」

日本サッカー協会・小野剛技術委員長
「立ち上がりに積極的な守備でチャンスをつくり、攻撃のリズムをつくった。しかし4得点という結果に隠れている修正点を見失わずに最後の決戦に臨んでほしい」

【李がうっぷん晴らす2得点】
 早い時間に欲しかった先制ゴールをねじ込んだのは、李だった。前半9分、左サイドの水野のFKに猛然と頭から飛び込んで豪快にゴールネットを揺すった。「FW陣に得点がないと言われた中で、点を取れて本当に良かった」。価値あるゴールを自ら叩き出した。
 見せ場は続いた。同25分、本田圭の左クロスに、またもヘディングで合わせて2点目を挙げた。最終予選で流れの中から得点が生まれたのは初めて。さらに同予選でゴールがなかったFWのうっぷんを晴らすかのような活躍だ。「点を取れる位置に常にいないと」と、心掛けているポジショニングの良さが光った。
 今年2月に日本国籍を取得し、五輪を目指す仲間に加わった。Jリーグでは今季10点を挙げ、この年代での実績はトップだ。クールな選手も多いチームで、李は常に熱い思いを口にする。
 「泣いても笑ってもラスト1つ。一喜一憂せずにサウジ戦に臨みたい。五輪への切符は必ず取る」。ほとばしる五輪への意欲をゴールへと結実、チームを北京へと力強く前進させた。

小康状態
 日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事は本日17日、東京都内で記者会見し、急性脳梗塞で16日に倒れたサッカー日本代表のイビチャ・オシム監督(66)の病状について「小康状態で昨日と大きな変化はない。悪くも良くもなっていない」と明らかにした。
 田嶋専務理事は、記者会見に臨む前に千葉県浦安市の順天堂大浦安病院にオシム監督を見舞った。意識の有無については「今は意識がない状態。そういう状態にした方がストレスがないということで、あえてそう(意識がない状態に)していると聞いている」と説明した。
 オシム監督は現在も集中治療室(ICU)に入っている。妻のアシマさん、長男でJ1ジェフ千葉監督のアマル氏は詳細な病状を明らかにしないことを希望しているという。

【搬送に1時間以上】
 日本代表のオシム監督が16日未明に自宅で急性脳梗塞のため倒れた後、家族は日本国内の関係者と連絡が取れず、フランスに住む知人で同国サッカー2部リーグ、グルノーブルの祖母井秀隆ゼネラルマネジャー(GM)に国際電話をかけて救急車の手配を頼んでいたことが本日17日、明らかになった。
 同GMによれば、フランスからは日本の119番通報ができないため、日本国内の複数の知人に電話をして救急車を呼んだ。日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事は本日17日、オシム監督の妻アシマさんが異常に気づいてから病院に搬送されるまで「実質1時間以上かかった」と認めた。
 日本協会は監督の自宅がある千葉県浦安市内に住む複数の職員で緊急連絡態勢を敷いていたという。同専務理事は「今回は(その網に)かからなかった」と述べた。
 祖母井GMは監督の長男でJ1ジェフ千葉監督のアマル氏から電話で「父が倒れた。(国内の関係者と)連絡が取れない。すぐに救急車を呼んでほしい」と依頼を受けた。「監督は大きな人なので、運ぶのに苦労して病院に入るのが遅れたとも聞いた」と話した。

【代表運営は技術委に】
 日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事は本日17日、日本代表のオシム監督の入院で支障が出る日本代表チームの当面の運営について「小野剛技術委員長、技術委員会に任せている」と当面は技術委員会に一任する方針を示した。
 16日夜には大熊清コーチら代表スタッフが病院に集って話し合いを持ったという。明日18日のJリーグについては、通常通りスタッフが視察に赴く方針を確認した。
 日本代表は来年2月にスタートする2010年W杯南アフリカ大会アジア3次予選を控え、来月と年明けに合宿を計画していた。大幅な強化方針、スケジュールなどの変更も考えられるが、田嶋専務理事は「次の監督については一切話をしていない。オシム監督が健康になってくれることを望んでいる」と話した。

【闘莉王「サッカーしたくない」】
 日本代表のオシム監督の緊急入院は、Jリーグの選手や関係者にもショックを与えた。
 かつてオシム氏が指揮を執った千葉ではゲーム形式の練習など通常通りのメニューをこなしたが、A・オシム監督は練習終了後は無言のまま会場を後にした。オシム監督に才能を見いだされ、日本代表FWに成長した巻は「言葉にならないほどショックだったが、僕らもプロ。監督のためにもしっかりプレーしたい」と横浜M戦での健闘を誓った。
 J1で2連覇を懸け清水と対戦する浦和でも、心配する声が相次いだ。
 千葉時代からオシム監督に高く評価されきた阿部は目を赤くしながら「本当にショック。信じられない。監督も闘っていると思うし、少しでも早く良くなってくれれば…」。闘莉王も「あまりサッカーはしたくない感じ」とショックは隠せない様子だった。

【川渕キャプテン「脳が腫れている」】
 日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンは本日17日、福島県いわき市での講演で、サッカー日本代表のオシム監督の容体について「脳が異常な形で腫れており、寝たきりの状態。この状態が続けば次の治療に進めるのかな」と懸念を示した。
 16日の自らの会見に関しては「昨晩から今日にかけてがヤマ場と聞いて、何とか命だけは持ってほしいという思いから不覚にも涙が出てしまった」と明かした。

【加茂氏「復帰には時間かかる」】
 元日本代表監督で現在は関学大を率いる加茂周監督が本日17日、急性脳梗塞で倒れたオシム監督について、「復帰できるとしても時間がかかるのでは」と神妙な表情で話した。
 加茂監督は日本代表監督時代の1996年に過労で体調を崩したことがあり、「(代表監督は)Jリーグよりはプレッシャーがかかると思う。彼はもともと健康じゃなかったようだし」とコメント。今後については「引き受けた以上は4年間やってもらうのが筋だから、できれば彼にやってもらいたいが…」と心配そうに話した。

【一転静かな雰囲気】
 日本代表のイビチャ・オシム監督(66)が急性脳梗塞で倒れてから一夜明けた本日17日午前、入院している千葉県浦安市の順天堂大浦安病院の周辺は、前夜多数詰め掛けた報道陣の数も少なく、静かな雰囲気だった。
 病院には一般の患者が次々と訪れ、周囲は普段と変わりがない様子だった。ただ、日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事が病院内で見掛けられ、予断を許さない状況のようだ。
 病院側は現時点でオシム監督の病状を明らかにしていないが、田嶋専務理事がこの日夕方に東京都内で病状について説明する予定。

J展望
J1第32節日程

18日():
14:00〜
鹿島vs
(カシマ)
14:00〜
浦和vs清水
(埼玉)
14:00〜
FC東京vsG大阪
(味スタ)
14:00〜
甲府vs大宮
(小瀬)
14:00〜
磐田vs川崎
(ヤマハ)
14:00〜
広島vs神戸
(広島ビ)
17:00〜
千葉vs横浜M
(フクアリ)
17:00〜
横浜FCvs新潟
(日産ス)
17:00〜
大分vs名古屋
(九石ド)

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Jリーグディビジョン1
順位表&得点ランキング


J2第50節日程

18日():
14:00〜
札幌vs京都
(札幌ド)
14:00〜
仙台vs湘南
(ユアスタ)
14:00〜
山形vs水戸
(NDスタ)
17:00〜
草津vsC大阪
(群馬陸)
17:00〜
福岡vs徳島
(博多球)
19:00〜
愛媛vs鳥栖
(愛媛陸) 

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最新TVスケジュール

J1第32節予想スタメン

18日14:00〜
鹿島アントラーズvs柏レイソル
(カシマ)
≪予想スタメン≫
鹿島
GK:曽ヶ端
DF:新井場、岩政、大岩、石神
MF:野沢、青木、船山、本山
FW:マルキーニョス、田代
ベンチ:GK小澤、MF吉澤、MF増田、MF遠藤、MFダニーロ、FW柳沢、FW田中
出場停止:MF小笠原

GK:水谷
DF:藏川、古賀、近藤、大谷
MF:太田、山根、アルセウ、谷澤、鈴木
FW:北嶋
ベンチ:GK南、DF小林亮、MF永井、MF平山、MF佐藤、FW池元、FWドゥンビア
出場停止:なし

18日14:00〜
浦和レッドダイヤモンズvs清水エスパルス
(埼玉)
≪予想スタメン≫
浦和
GK:都築
DF:坪井、闘莉王、内舘
MF:阿部、鈴木、長谷部、平川、ポンテ
FW:永井、田中達
ベンチ:GK山岸、DFネネ、DF堤、MF西澤、MF相馬、FW岡野、FW小池
出場停止:FWワシントン
清水
GK:西部
DF:市川、岩下、高木和、児玉
MF:藤本、伊東、兵働、フェルナンジーニョ
FW:矢島、チョ・ジェジン
ベンチ:GK掛川、DF廣井、DF山西、MF高木純、MF枝村、FWアンデルソン、FW西澤
出場停止:なし

18日14:00〜
FC東京vsガンバ大阪
(味スタ)
≪予想スタメン≫
FC東京
GK:塩田
DF:徳永、藤山、茂庭、金沢
MF:森村、浅利、今野、鈴木規、栗澤
FW:ルーカス
ベンチ:GK阿部、DF八田、MF池上、MF川口、MF馬場、MFリチェーリ、FW小澤
出場停止:なし
G大阪
GK:藤ヶ谷
DF:加地、シジクレイ、山口
MF:寺田、明神、遠藤、橋本、二川
FW:マグノ・アウベス、バレー
ベンチ:GK松代、DF中澤、DF青木、DF下平、MF倉田、MF家長、FW播戸
出場停止:なし

18日14:00〜
ヴァンフォーレ甲府vs大宮アルディージャ
(小瀬)
≪予想スタメン≫
甲府
GK:鶴田
DF:杉山、池端、秋本、井上
MF:藤田、林、保坂
FW:石原、アルベルト、茂原
ベンチ:GK桜井、DF増嶋、DF山本、MF大西、FW木村、FW羽地、FWラドンチッチ
出場停止:なし
大宮
GK:江角
DF:田中、村山、冨田、波戸
MF:小林大、小林慶、佐伯、藤本
FW:マルケス、森田
ベンチ:GK荻、MF片岡、MF斉藤、MF平野、FW吉原、FWジュニオール、FW若林
出場停止:DFレアンドロ

18日14:00〜
ジュビロ磐田vs川崎フロンターレ
(ヤマハ)
≪予想スタメン≫
磐田
GK:川口
DF:加賀、田中、大井
MF:太田、ファブリシオ、エンリケ、パラナ、船谷
FW:中山、前田
ベンチ:GK松井、DF鈴木、DF犬塚、MF岡田、MF村井、FW押谷、FW林
出場停止:DF茶野、MF成岡、FWカレン
川崎
GK:川島
DF:箕輪、寺田、佐原
MF:森、中村、谷口、村上、養父
FW:鄭、ジュニーニョ
ベンチ:GK相澤、DF井川、MF落合、MF河村、MF原田、FW久木野、FW黒津
出場停止:DF伊藤

18日14:00〜
サンフレッチェ広島vsヴィッセル神戸
(広島ビ)
≪予想スタメン≫
広島
GK:下田
DF:森崎和、ストヤノフ、槙野
MF:駒野、戸田、服部、纉c、森崎浩
FW:ウェズレイ、佐藤
ベンチ:GK木寺、DF吉弘、DF盛田、MF高萩、MF李、MF高柳、FW平繁
出場停止:なし
神戸
GK:榎本
DF:石櫃、トーメ、柳川、茂木
MF:朴、田中、ボッティ、古賀
FW:レアンドロ、大久保嘉
ベンチ:GK徳重、DF小林、DF坪内、MFディビッドソン、MF酒井、MF中村、FW近藤祐
出場停止:DF河本、DF北本

18日17:00〜
ジェフユナイテッド市原・千葉vs横浜F・マリノス
(フクアリ)
≪予想スタメン≫
千葉
GK:立石
DF:ジョルジェビッチ、中島、斎藤
MF:羽生、佐藤、伊藤、山岸、工藤
FW:巻、新居
ベンチ:GK岡本、DF池田、DF市原、MF楽山、MF米倉、FW青木、FWレイナウド
出場停止:なし
横浜M
GK:榎本
DF:田中隼、栗原、中澤、田中裕
MF:清水、河合、狩野、山瀬功
FW:大島、坂田
ベンチ:GK高桑、DF松田、DF那須、MF天野、MF山瀬幸、FW鈴木、FWハーフナー
出場停止:なし

18日17:00〜
横浜FCvsアルビレックス新潟
(日産ス)
≪予想スタメン≫
横浜FC
GK:菅野
DF:山田、岩倉、小村、中島
MF:根占、山口、滝澤
FW:カタタウ、カズ、三浦淳
ベンチ:GK小山、DF秋葉、DF太田、MFパウロ、MF吉野、MF西山、FW難波
出場停止:DF早川
新潟
GK:北野
DF:内田、千代反田、千葉、坂本
MF:リシャルデス、シルビーニョ、本間、寺川
FW:エジミウソン、矢野
ベンチ:GK野澤、DF海本、DF中野、DF松尾、MF松下、FW深井、FW河原
出場停止:なし

18日17:00〜
大分トリニータvs名古屋グランパスエイト
(九石ド)
≪予想スタメン≫
大分
GK:下川
DF:深谷、森重、上本
MF:梅田、藤田、エジミウソン、根本、鈴木
FW:山崎、高松
ベンチ:GK河原、DF福元、MF西山、MF宮沢、MFアウグスト、FW前田、FW松橋章
出場停止:MFホベルト
名古屋
GK:楢崎
DF:吉田、大森、阿部
MF:小川、吉村、片山、中村、藤田
FW:ヨンセン、玉田
ベンチ:GK長谷川、DF増川、DF筑城、DF竹内、MF山口、FW杉本、FW巻
出場停止:MF金

 Jリーグは明日18日、J1第32節、J2第50節の全15試合が全国各地で開催される。
 J1では首位の浦和が勝ち、2位G大阪と3位鹿島がともに引き分け以下だった場合、浦和の2連覇が決まる。
 浦和はアジア王者となったアジアチャンピオンズリーグ決勝から中3日と過密日程が気掛かりだが、これまでも連戦を乗り切ってきた。リーグ戦はここ2試合、引き分けが続くが、ホームで最近6試合負けなしと相性がいい清水戦で3試合ぶりの勝利を目指す。4連勝中の清水は一矢報えるか。
 G大阪はFC東京戦。アウェーで5連敗中と分の悪い相手だが、得点王争いで首位タイのバレーらの奮起で浦和の優勝を阻止したいところ。6連勝中の鹿島は柏と対戦する。
 残留争いも大詰め。17位の甲府は15位の大宮との直接対決に敗れ、16位の広島が神戸戦で勝つと、J2降格が決まる。
 J2では首位の札幌が3位京都との直接対決に勝つと2位以内が確定し、2002年以来のJ1復帰となる。

筆頭候補
 日本代表のイビチャ・オシム監督(66)が16日未明、千葉県内の自宅で急性脳梗塞で倒れ、同県浦安市内の順天堂大浦安病院に入院した。日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンが16日夕、東京・本郷のJFAハウスで緊急会見して明らかにした。
 日本代表は今後、来年2月6日にスタートする2010年W杯南アフリカ大会アジア3次予選を見据え、12月上旬の代表候補合宿を皮切りに、年明け10日ごろからの合宿で本格的に始動する。1月下旬には親善試合(対戦相手未定)を控えているが、オシム監督の早期復帰は難しい状況で、後任の監督を立てる必要性に迫られる。
 筆頭候補は、1998年W杯フランス大会で日本代表監督を務めた岡田武史氏(51)だ。今年、日本協会の特任理事に任命されるなど、卓越した理論に対する評価は依然として高い。1997年のW杯アジア予選中における加茂周元監督の更迭後、代表を率いて初のW杯出場に導いた実績と経験があるだけに、緊急事態で再登板する可能性は十分ある。
 川淵キャプテンは「今は代表チームがどうこうというよりも、命を取り留めて欲しい」と話しており、ひとまず大熊清コーチが代役を務めるとみられる。代表メンバーを絞る時など、オシム監督は最後は必ず大熊コーチに相談をして決めており、不在の際のスタッフ会議でも陣頭指揮を執っただけに、大熊→岡田で窮地を乗り切ることになりそうだ。

【反町監督「勝っていい報告したい」】
 ベトナム戦を翌日に控えた反町監督はショックを見せず「我々の使命は勝ち点3を取って帰ること」と気丈に話した。選手の動揺についても「全くない。逆にオシム監督に喜んでもらえる結果を出したいというモチベーションになる」と続けた。
 オシム監督は、U-22日本代表の試合後には「真っ先に電話をくれる」と言う。その電話も今回は無理そうだが「とにかく勝って日本に帰って、いい報告をしたい。それだけです」と決意を新たにした。

U-22日本代表・反町康治監督
「突然のことで驚いた。ただ、我々の使命は勝ち点3を取って帰ること。(オシム監督に)喜んでもらえるような結果を出したい」

【恩師の緊急入院にショック大】
 千葉で薫陶を受けた水野、水本の声は沈みがちだった。ともにオシム監督が率いる日本代表に招集された経験を持ち、フル代表デビューも果たしている。恩師の緊急入院にショックは大きかったようだ。
 水野は「無事を祈るしかない。病気を抱えていて、日本で死ぬ覚悟ができているとは聞いたけれど…」と沈痛の表情。水本は「話を聞いて頭の中が何となくボーッとしている。試合に勝って、早く日本に帰りたい」と心配していた。

千葉・水野晃樹
「無事を祈るしかない。できるとしたら試合に勝つことだけ。ショックがないと言えば嘘になる」

千葉・水本裕貴
「詳しいことはわからないので何とも言えない。びっくりして頭の中を整理するのに時間がかかった。今はベトナム戦に集中したい」

清水・青山直晃
「びっくりした。何と言っていいのか…。そのことはあまり考えず試合に集中していきたい」

【巻らは千羽鶴】
 折り鶴に祈りを込めた。16日の練習後、千葉FW巻、MF下村、DF市原は行き付けの飲食店で、サポーターと一緒に千羽鶴を折った。巻は帰路、自宅で智子夫人と一緒に折るために、コンビニで折り紙を購入。サポーターの代表者は本日17日、出来上がったものをオシム監督の息子、千葉のアマル監督に渡す予定だ。
 アマル監督は、午後5時からの練習でいつも通りにグラウンドに立った。一睡もしないまま、病院から直行。あえて選手に事情は伝えなかった。クラブ幹部には「ここはプロのクラブで、病院ではない。特別なことはして欲しくない。選手には話をしないでくれ」と話したという。
 この日早朝、アマル監督から連絡を受けた唐井GMは「そのまま病院に残る方がいい」と勧めたが、仕事は休まないと主張された。「お父さんも本人もプロに徹し、厳しい姿勢で仕事をしているから」と心境を思いやった。2006年夏まで3年半も指導を受けた選手達も動揺はあったが、約1時間半、ミニゲームなどで汗を流した。
 MF佐藤主将は「あの家族は、サッカーへの気持ちは半端じゃなく強い。こういう時は、来なくても当たり前なのに、グラウンドに立って指示を出していた。こういう時だからこそ、結果を求めて戦って、しっかり勝つことでいい方向に向かえばいい」と話し、巻は「僕らはプロ。試合は待ってくれない。ファンもいるし、しっかり切り替えてプレーすべきだと思う」と決意を述べた。

【梅崎が涙の誓い】
 U-22日本代表MF梅崎司(20)が涙でオシムに捧げる勝利を誓った。16日、サッカー観を変えてくれた「恩師」オシム監督が倒れたとの一報を聞き絶句し涙を浮かべた。トップ下、左右両サイド、ボランチ、FWと5つのポジションで出番を待ち、秘蔵っ子として直伝されたポリバレントな才能を発揮する。
 梅崎の目に、涙が浮かんだ。「オシム監督について」と聞かれると、少し言葉に詰まりながら「自分のサッカー観を変えてくれた存在。オシムさんから感じ取ったものは大きい」と話した。
 大分ユース時代から天才と騒がれ、自信過剰だった。高く伸びた鼻をへし折ってくれたのがオシム監督だった。2006年にA代表にも選出され、9月6日のイエメン戦でデビュー。難解な練習に戸惑うことも多く、周囲はトップ選手ばかり。サッカーの奥深さを教えられ「自分の実力はまだまだ」と謙虚になれた。「どこでもできる選手になりたい」と貪欲に他のポジションにも取り組むようになった。
 五輪最終予選はこれまで招集されず、テレビ中継を見ながら「何で選ばれないんだ」と自問自答した。足りないものは何か。オシム監督から教わった「走ることの大切さ」が頭をよぎった。悔しさをバネに、ひたすら走り込み、スタミナアップに成功。原点を思い出したからこそ、勝利を義務づけられたベトナム戦でU-22代表に復帰することができたと考えている。
 ベトナム戦は途中出場が濃厚だが、オシム監督から学んだポリバレントさを最大限に発揮し、1人5役をこなしてみせる。FWでは、不在のデカモリシばりに威力抜群のミドルシュート、トップ下では家長に匹敵するドリブルで勝負、ボランチでは柏木に負けじと献身的に動き、右MFでは水野のような縦への突破、左では本田圭同様の精度の高いクロスを送る。
 「どこで出ても構わない。準備はできている。勝つためにチーム一丸となる」と力強く言った。「秘蔵っ子」梅崎がオシム監督に届けと、日本を救うヒーローになる。

【欧州にもショック広がる】
 日本代表のオシム監督が倒れて入院したニュースは16日、欧州にも衝撃を与えた。
 同監督は1990年ワールドカップで当時のユーゴスラビアを8強に導き、セルビアでも依然として尊敬される。セルビアの有力スポーツ紙の編集部に、読者から150件を超える問い合わせの電話があったという。同国のパルチザンなど、かつて指揮したクラブは公式サイトに速報記事を掲載。シュトゥルム・グラーツ(オーストリア)のサイトは「ショック。命を取り留めてほしい」という川淵三郎キャプテンのコメントも紹介した。

初優勝
 日本フットボールリーグ(JFL)後期第15節第1日は本日17日、各地で5試合が行われ、佐川急便の初優勝が決まった。
 2位のロッソ熊本が1−1で三菱自動車水島と引き分け、勝ち点65にとどまったため。ロッソ熊本は残り2試合を連勝しても、勝ち点73の佐川急便に届かない。佐川急便は4試合を残して優勝が確定した。
 佐川急便は今季、東京と大阪の2チームが統合した。

アシスト
国際親善試合結果

オーストリア0−1イングランド
≪得点者≫
イングランド:クラウチ44

フランス2−2モロッコ
≪得点者≫
フランス:ゴブ14、ナスリ74
モロッコ:セクティウィ8、モウクタリ84

 国際親善試合は16日、各地で行われ、イングランド代表はアウェーのウィーンでオーストリア代表と対戦し、1−0で競り勝った。前半終了間際に、右膝の故障から復帰し、代表通算98試合目となったベッカムのCKをクラウチが頭で合わせて決勝点を奪った。
 一方でFWオーウェンが太ももを痛め、前半34分で負傷交代。肉離れで全治4週間前後とみられる。既にFWルーニーも足首の故障で離脱しており、予選突破の危機に直面しているユーロ2008(欧州選手権)予選のクロアチアとの最終戦(21日)に向け、新たな痛手となった。
 この日はフランスvsモロッコの一戦も行われ、こちらは2−2のドローに終わった。ユーロ2008(欧州選手権)予選のウクライナ戦(21日)を控えるフランスはアンリ、リベリーなど主力を温存。序盤に先制点を奪われると、その後ゴブのゴールで追い付き、後半29分にはナスリが決めて逆転するが、終盤にネットを揺らされ白星とはならなかった。

専門的トレ
 イタリアセリエA、インテルの元ブラジル代表FWアドリアーノが、悪化しているコンディションを取り戻すため、母国サンパウロで調整することが16日、明らかになった。
 飲酒癖や体調管理で問題を抱えるアドリアーノは現在、所属クラブで戦力外扱いを受けている。インテルはクラブ公式HP上で、「アドリアーノは、ピーク時のコンディションを取り戻すため、ブラジルで何週間か精神物理学のトレーニングを行う」と、ブラジル人ストライカーが帰国して心理面をも考慮した特殊トレーニングを行うと発表した。
 アドリアーノは冬の移籍市場でインテルを退団することを希望しており、イタリアメディアによると、アーセナルとマンチェスター・シティー(以上、イングランド)が有望な移籍先だという。

入団契約
 イングランドプレミアリーグでタイのタクシン前首相が会長を務めるマンチェスター・シティーのエリクソン監督が16日、バンコクでタイの3選手と入団契約したことを明らかにした。
 タイ選手が同リーグのクラブに加わるのは初めて。世界的発展を目指す戦略の一環という。

出場に意欲
 ブラジル代表のMFロナウジーニョは16日、負傷している右足首の回復具合を語り、ワールドカップ(W杯)南米予選のペルー戦出場に向け「治療は最終段階に入っている。動くと痛みを感じる時もあるが、試合までまだ時間はある。プレーできると思っている」と話した。
 チームドクターは試合前日の練習に参加できる状態なら出場できる、と述べた。

実戦復帰
 自動車事故に巻き込まれて左腕を切断した元パラグアイ代表FWフリオ・ゴンサレス(26)が、約2年ぶりに戦線復帰を果たす見込みとなったことが16日、明らかになった。
 現在パラグアイ1部リーグのタクアリーに所属するゴンサレスは、同日に行われるオリンピア戦での途中出場を監督から明言された。電話インタビューに応えた同選手は、「今日は全てがうまくいき、今後も練習を続けられ、プロのレベルでプレーしていけるよう、神に祈る」と語ると、「もう一度サッカーをできて、本当に幸せ」と喜びを噛み締めた。
 ゴンサレスはまた、「人々が、僕の送りたいメッセージを受け取ってくれるといいな。障壁を克服すると決意すれば、誰だってゴールできる」と続け、苦難を乗り越えてきたこれまでを振り返るように、想いのたけを語っていた。
 2004年に行われた五輪では銀メダルを獲得し、2006年W杯南米予選でもパラグアイ代表の一員として活躍を見せていたものの、ベネチア(イタリア)に所属していた2005年に自動車事故に巻き込まれ左腕を切断することになった。イタリアでの1年にわたる療養期間を経て、今年7月からはタクアリーで練習を再開していた。現在は、義肢なしでのプレーが可能だという。

メンバー発表
 日本サッカー協会は16日、男子の22歳以下で争う北京五輪アジア最終予選グループCの最終戦でU-22日本代表と対戦するU-22サウジアラビア代表の来日予定メンバー31人を発表した。試合は21日に東京・国立競技場で行われる。ジョハル監督らは18日に来日予定。
 グループCは第4戦までを終えてカタールと日本が勝ち点7、サウジアラビアは同5となっている。17日の第5戦はベトナムvs日本、サウジアラビアvsカタールが行われる。

【超サカFLASH】

練習再合流
 練習に合流した15日に左足首痛を再発させたJ1浦和MF小野伸二が16日、チーム練習に再合流した。

練習取り止め
 J1広島FW佐藤寿人が16日、体調不良のため練習を取り止めた。明日18日に行われる神戸戦の出場は微妙。

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