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2007.11.21.WED
★五輪出場決定★2008年北京五輪アジア最終予選第6戦(最終戦)結果
グループC:
U-22日本代表0−0
U-22サウジアラビア代表
会場:国立霞ヶ丘競技場
観衆:42913人
主審:権鍾哲
天気:晴れ
気温:10.0℃
ピッチ:全面良芝
≪出場メンバー≫
【
U-22日本代表】
GK:
41.西川周作(大分)
DF:
3.青山直晃(清水)
5.伊野波雅彦(FC東京)
4.水本裕貴(千葉)(cap)
MF:
7.水野晃樹(千葉)
■
2.細貝萌(浦和)
6.青山敏弘(広島)
8.本田圭佑(名古屋)
17.柏木陽介(広島)
FW:
11.岡崎慎司(清水)
20.李忠成(柏)
ベンチ:
GK:
21.山本海人(清水)
DF:
12.内田篤人(鹿島)
28.小林祐三(柏)
MF:
15.上田康太(磐田)
37.梅崎司(大分)
FW:
27.興梠慎三(鹿島)
39.森島康仁(C大阪)
フォーメーション
(3-5-2)
20 11
8 17 7
6 2
4 5 3
41
【
U-22サウジアラビア代表】
GK:
1.ワリード
DF:
12.ファラタ
■
18.ジュファイン
4.アルアムリ
14.シュハイル
MF:
7.アルゴワイニム
5.アルガンナム(cap)
(88分11.アルハウサウィ)
6.アルハイブリ
(73分15.アルフライディ
■)
20.アルダウサリ
(60分28.アルムバラク)
FW:
9.アルサハラウィ
16.ユーセフ
ベンチ:
22.シャラヒリ
26.M・アルビシ
41.アルハイバリ
10.アルモサ
フォーメーション
(4-4-2)
16 9
20 7
6 5
14 4 18 12
1
≪各種データ≫
日本:サウジ
ボール支配率:
50%:50%
シュート数:
12:7
直接FK数:
22:17
間接FK数:
0:3
CK数:
3:1
GK数:
2:11
PK数:
0:0
オフサイド:
0:1
22歳以下によるサッカー男子の北京五輪アジア最終予選は本日21日、各地で最終戦が行われ、グループCのU-22日本代表は東京・国立競技場でU-22サウジアラビア代表と0−0で引き分けて同グループ1位となり、アトランタ、シドニー、アテネに続く4大会連続8度目の五輪出場を決めた。
日本は3勝2分け1敗で勝ち点11とし、同9のサウジを上回った。序盤のピンチをしのいだ日本は、その後の好機を生かせなかったものの、しっかり守り抜いた。日本の団体球技ではソフトボール、ホッケー女子、サッカー女子に続く4番目の北京五輪出場決定。
北京五輪のアジアの出場枠は開催国の中国を除いて3。最終予選は12チームが3グループに分かれ、各グループ1位だけが出場権を獲得する。
同五輪には16チームが出場。4グループに分かれてグループリーグを行い、各グループ上位2チームが準々決勝に進む。既にイタリア、ブラジル、アルゼンチンなどが出場権を得ている。
U-22日本代表・反町康治監督
「サウジアラビアが前に出てきて思い通りの戦いができなかったが、使命は果たせた。1回地獄を見たのでその分、跳ね上がる力が強かった。何度かあった絶好機を決めて勝てれば良かったが、それが日本の課題。五輪に参加する以上はメダルに届くようにやるのは当然」
日本サッカー協会・川淵三郎キャプテン
「選手が力を合わせて北京五輪出場をもぎ取った。北京ではメダルを取るという気持ちで強化してほしい。オシム監督がこのニュースを聞いたら、回復への勢いになるのではないか」
日本サッカー協会・田嶋幸三専務理事
「反町監督を最後まで信じて良かった。あきらめないでやってくれた。内容はまだまだだが、来年8月に向け、いい準備をして臨んでほしい」
サウジアラビア・バハシュエイン監督代行
「日本におめでとうと言いたい。我々も頑張ったが、成功できなかったのは非常に残念。日本の方が粘り強くプレーしていた」
【キャプテンが反町監督に謝罪】
サッカーの若き日本代表が北京五輪出場を決めた。反町康治監督(43)は試合終了後、喜びに沸くスタンドの前で、横一列に並んだ教え子の選手達を後ろに従えるようにマイクの前に立った。「苦しい予選でした。でも北京に行けます!」と叫ぶようにあいさつ。批判にさらされながらもノルマを果たしたプロ指導者のプライドがにじんだ。
日本サッカー協会の川淵三郎キャプテンに、J2のアルビレックス新潟を監督就任3年目でJ1に昇格させた手腕を買われて監督に就任した。「理論と情熱を高く保つ」が信条の若き指揮官は、2次予選を6戦全勝で突破した。
ところが、その川淵キャプテンから戦いぶりに注文がついた。「このままでは絶対に予選突破なんてできない」。最終予選で首位を走っていても、解任の可能性まで取りざたされた。
それだけに、あいさつの最後はうれし涙をこらえるかのように目をぎゅっとつむり「もっと訓練して、頑張りたいと思います。ありがとうございました」と言い終えた。苦楽を共にした選手達に取り囲まれ、一斉にペットボトルの水をかけられた。若い選手と一つになって、達成感に浸った。
ロッカールームに戻ると川淵キャプテンが入ってきた。「ピチピチ感がないと言ってけなし続けてごめん」と率直に詫びた。その瞬間、選手達は大歓声を上げ、勝ち誇ったようにはしゃいだ。
【オシムさんにいい報告できる】
腕にキャプテンマークを巻き、顔にはフェースガードを装着して日本の守備の要として踏ん張った。21日、サッカー男子の北京五輪出場権を獲得した若き日本の水本裕貴(22)は「結果を出せて良かった。オシムさんにいい報告ができる」と目標達成を喜んだ。五輪切符を手にした瞬間、思わず両手を合わせて天を仰いだ。
不動のDFは最終予選から主将として奮闘。順調に勝ち点を重ねたが、試練の時は10月以降に待っていた。カタール戦で手痛い逆転負けを喫し、さらに所属するJ1の千葉で指導を受けた日本代表のオシム監督が病に倒れる。動揺もあったベトナム戦は前半早々に接触プレーで鼻を骨折した。
早くからオシム監督に才能を見いだされた1人だ。18歳でJリーグにデビュー。プレーの質が悪く前半10分だけで交代させられたこともあるが、オシム監督は意外にも次の試合でも水本選手を起用した。徐々に信頼を獲得。昨年はフル代表に招集され、試合にも出場した。
「オシム監督に比べれば、鼻を折ったことくらい何でもない」。自分の能力を最大限に引き出してくれた恩師へ捧げる吉報となった。
【全カテゴリーで世界へ】
U-22(22歳以下)日本代表が北京五輪への出場を決めた。日本サッカー界は男女を通じ、年齢別を含めた世界の舞台に立つことになる。日本サッカー協会の川淵キャプテンは「(ドイツ)ワールドカップ(W杯)以来全ての世界大会に行っているというのは日本が世界で初めて」と話した。
男子代表はフル代表が2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会に出場。今年開催されたU-20(20歳以下)、U-17(17歳以下)の両W杯にも出場を果たした。
女子は今年のW杯中国大会に出場し、すでに来年の北京行きも決まっている。また来年12月に開幕するU-20W杯、来年初開催されるU-17W杯の切符も既に手にしている。
フットサルのW杯は前回の2004年大会に出場、ビーチサッカーは今年のW杯ブラジル大会に出場した。ちなみにクラブワールドカップ(W杯)でも今年、日本勢として初めてJ1の浦和が登場する。近年の日本サッカー界の成果が、明確な形で示されているといえそうだ。
【反町監督が本大会も指揮】
日本サッカー協会の小野剛技術委員長は21日、北京五輪アジア最終予選を突破したU-22(22歳以下)日本代表の反町康治監督が、来年の本大会でも指揮を執ることを明らかにした。「予選からステップアップするのが本筋。それをサポートする」と話した。12月末に切れる契約を今後更新する。
田嶋幸三専務理事は反町監督について「おめでとうと言いたい。(北京五輪に向け)もっともっといいチームをつくってほしい、とメッセージを伝えた」と述べた。
【初めて選手交代なし】
この大一番で反町監督は最後まで選手交代のカードを切らなかった。これは2次予選から通じて初めて。終了間際、森島康がピッチ脇で交代出場の準備をしたが、出番が回ってくる前に終了した。
指揮官は「最初に送り出した選手が、足を止めずにプレーしていた。このテンションの高い試合で、後ろの方の選手を代えても難しいと思った」と説明した。
【西アジア勢40年ぶり不出場】
アジアからの出場は開催国・中国のほか日本、韓国、オーストラリアに決まった。西アジアのチームの出場がないのはこの時、銅メダルを獲得した日本とタイが出た1968年メキシコ五輪以来で10大会、40年ぶりだ。
1980、1984年はアジアの3枠をイラクやサウジアラビアなど中東勢が独占。一大勢力も、強豪オーストラリアのアジア転籍などで苦しい戦いを強いられている。
★変化なし★
日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事は本日21日、東京都内で記者会見し、脳梗塞で倒れて治療を受けている日本代表のオシム監督(66)の病状について「今までと変わりがない。変化がないということが順調だということと思う」と説明した。依然として集中治療室(ICU)におり、意識はないという。
見舞いに訪れた田嶋専務理事によると、前日から集中治療室でクロアチアやボスニアの音楽を流し、この日は歯磨きや洗髪もしてもらったという。医師から説明を受けた後の家族の様子に関しては、「今までで一番穏やかな表情だった」と話し、看病を続ける妻のアシマさんらが落ち着きを取り戻している様子を紹介した。
★監督就任★
J1名古屋グランパスエイトを今季限りで退任するセフ・フェルフォーセン監督(60)は本日21日、オランダエールディビジのPSVアイントホーフェンの監督に就任することを明らかにした。天皇杯終了までは名古屋で指揮を執る。
PSVでの監督は、来年6月末まで。同監督は「短期間だし、有終の美を飾れると思ったので引き受けた」と話した。
★初黒星★
2010年W杯南アフリカ大会南米予選第4戦結果
コロンビア2−1アルゼンチン
≪得点者≫
コロンビア:ブストス63、モレノ82
アルゼンチン:メッシ37
ベネズエラ5−3ボリビア
≪得点者≫
ベネズエラ:アリスメンディ20、40、ゲッラ82、マルドナド89、89
ボリビア:マルテンス19、77、マルセ27
2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会南米予選は20日、各地で第4戦の2試合が行われ、首位のアルゼンチンはコロンビアに1−2で逆転負けし、予選初黒星(3勝)を喫した。ベネズエラは5−3でボリビアに勝った。
アウェーのアルゼンチンは前半37分にメッシのゴールで先制。しかし、コロンビアは後半に2点を奪って逆転した。アルゼンチンは開始25分に相手選手に蹴りを入れたテベスが一発退場となったのと、標高2600メートルという高地での試合という2つのハンデが大きく響いた。
本日21日にはブラジルvsウルグアイなど3試合が行われる。
★今月復帰不可能★
左膝靱帯損傷で加療中のスコティッシュプレミアリーグ、セルティックMF中村俊輔(29)の、今月中の復帰が難しくなったことが明らかになった。
20日の検査の結果、左膝外側の関節部分に炎症が見つかり、回復を早めるため太ももからふくらはぎまで覆うプロテクターと松葉づえを用意した。中村は「足を下に付くのが1番良くない。ドクターからも極力歩くなと言われた」と話しており、練習復帰にも時間がかかりそうだ。
★中田英が出場★
トルコスーパーリーグ、フェネルバフチェのジーコ監督が来月27日に主催するチャリティーマッチに、中田英寿氏(30)が出場を予定していることが20日、明らかになった。
毎年ブラジル・リオデジャネイロで行われる恒例行事だが、今回は世界最大のマラカナンスタジアムで開催。ジーコ監督側の要請に、昨年辞退した中田氏も快諾したという。ほかにマラドーナ氏、ミランMFシードルフ、同MFカカ、同FWパトの4人が招待されている。
★25日抽選会★
アフリカ大陸で初開催されるサッカーの2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の大陸予選組分け抽選会が25日、開催都市の1つ、インド洋に面した港町ダーバンで行われる。4大会連続のW杯出場を目指す日本の対戦相手決定に、注目が集まる。
抽選会は同日午後5時(日本時間26日午前0時)に始まり、総当たり予選を開始している南米と2次予選中のオセアニアを除き、アジア、北中米カリブ海、欧州、アフリカの順で、予選の組み分けを決める。予選参加チームは過去最多の200。アフリカは2010年アフリカ選手権予選も兼ねるため、南アフリカは開催国としては1934年の第2回大会のイタリア以来、予選に登場する。
アジアは日本などシード5カ国に、1次、2次予選を勝ち抜いた15チームを合わせた20チームを3次予選の5グループに振り分ける。来年2月からの3次予選はホームアンドアウェー方式でリーグ戦を実施し、各グループ上位2チームが最終予選に進出。最終予選は2グループに分かれ、各上位2チームがW杯切符を手にし、3位同士の勝者がオセアニア1位とのプレーオフに臨む。
抽選人として、アフリカ選手で初めて欧州最優秀選手(バロンドール)に輝いたウェア氏(リベリア)やW杯予選の最多得点記録を持つイランの英雄、ダエイ氏らが花を添える予定。抽選会はW杯に向けた最初の公式行事で、開催不安が消えないホスト国にとっては、準備状況をアピールする場にもなる。
【超サカFLASH】
★授与検討
★
埼玉県の上田知事は20日の記者会見で、アジアチャンピオンズリーグで優勝したJ1浦和に県民栄誉賞の授与を検討していることを明らかにした。同県ではJ1の最終成績やクラブW杯の成績も含めて最終決定する方針。
★実戦復帰
★
スイススーパーリーグ、バーゼルに所属するDF中田浩二が20日、下部リーグのソロトゥルンとの練習試合にフル出場した。中田は10月に左足を痛めて以来戦列を離れており、約1ヶ月ぶりの実戦復帰となった。試合はバーゼルが5−1で大勝した。
★結婚
★
J1磐田のMF成岡翔(23)が20日、磐田市役所で婚姻届を提出した。お相手は静岡県出身で幼なじみでヘアメークアップアーティストの増田美保乃さん(22)。本格的な交際を1年半前からスタートさせ、来年1月に挙式する。
★全治6〜8週間
★
J1のFC東京は本日、FW赤嶺真吾が右膝外側半月板損傷で20日に手術を受けたと発表した。全治6〜8週間。
★全治3週間
★
スペインリーガエスパニョーラのバレンシアは20日、MFルーベン・バラハが太ももの肉離れで全治3週間と診断されたと発表した。
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