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本日の超最新情報
2007.12.09.SUN

最終調整
トヨタ・クラブワールドカップ準々決勝日程

10日(月)
19:30〜
浦和レッズvsセパハン(イラン)
(豊田)

 クラブワールドカップ(W杯)準々決勝(10日・豊田スタジアム)でセパハン(イラン)と対戦するJ1の浦和レッズは本日9日、さいたま市内で最終調整後に名古屋入りした。
 日本勢として初出場する浦和はセパハンと今季、ホームアンドアウェー方式のアジアチャンピオンズリーグ決勝で2度対戦し、1勝1分けでアジア王座に輝いている。記者会見したオジェック監督は「お互いを知り尽くしていて秘密はない。この試合に集中している」と自信をのぞかせた。
 7日の1回戦でワイタケレ(ニュージーランド)に3−1で快勝したセパハンも、試合会場で最終調整を行った。

準決勝進出
トヨタ・クラブワールドカップ準々決勝結果

エトワール・サヘル(チュニジア)1−0パチューカ(メキシコ)
(国立)
≪得点者≫
エトワール・サヘル:ナリー85

 サッカーの6大陸連盟のクラブ王者などで世界一を争うクラブワールドカップ(W杯)第2日は本日9日、東京・国立霞ヶ丘競技場で準々決勝1試合が行われ、アフリカ王者のエトワール・サヘル(チュニジア)が1−0で北中米カリブ海王者のパチューカ(メキシコ)を下し、準決勝に進出した。エトワール・サヘルはアフリカ勢初の決勝進出を懸けて12日にボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)に挑戦する。
 初出場同士の対戦はパチューカが押し気味に試合を進めたが、終盤にエトワール・サヘルのナリが決勝点を挙げた。
 大会第3日の明日10日は豊田スタジアムで準々決勝の残り1試合を行い、アジア王者の浦和レッズが、アジアチャンピオンズリーグ決勝の再現となるセパハン(イラン)との一戦に臨む。

社長が釈明
 J2で今季7位に終わったアビスパ福岡が本日9日、福岡市内でシンポジウムを開き、都筑興社長が集まったサポーター約300人に対し「チームの体制の中で、不協和音が聞こえ、皆様にご心配をお掛けした」と釈明した。
 福岡は11月末、チーム最多得点をマークしたMFアレックスを含む16選手(登録選手31人)と来季の契約を結ばないと発表。約1時間半の会では、サポーターから社長やリトバルスキー監督の責任を問う声が相次いだ。
 就任したばかりの田部和良ゼネラルマネジャーは「監督を変えないで、問題点を洗いざらいにしていこうと決断した」と、転換を図っていく方針への理解を求めた。

出揃う
 サッカーの第86回全国高校選手権で唯一出場校が未定だった千葉大会は本日9日、柏市の柏の葉公園総合競技場で決勝が行われ、流通経大柏が2年ぶり2度目の出場を決め、48代表校が出揃った。流通経大柏は初戦の2回戦で久御山(京都)と対戦する。
 今秋の全日本ユース選手権を制した流通経大柏は試合終了直前に得点し、全国高校総体優勝の市船橋を1−0で破った。

第86回全国高校選手権大会トーナメント表

遠  野─┐
江 の 川─┘┐
羽  黒┐ │┐
近大和歌┘┐┘│
前橋育英┐┘ │
奈良育英┘  │
岐 阜 工┐  │┐
高川学園┘┐ ││
星  稜┐┘┐││
近 大 附┘ │┘│
埼 玉 栄─┐┘ │
ルーテル─┘  │
日大藤沢─┐  │┐
徳 島 商─┘┐ ││
藤 枝 東┐ │┐││
香 川 西┘┐┘│││
室蘭大谷┐┘ │││
 境  ┘  │┘│
三  鷹┐  │ │
高知中央┘┐ │ │
矢板中央┐┘┐│ │
大分鶴崎┘ │┘ │
宮 城 工─┐┘  │
鹿児島実─┘   │
         ├
流経大柏─┐   │
久 御 山─┘┐  │
北  越┐ │┐ │
島 原 商┘┐┘│ │
水戸短大┐┘ │ │
日章学園┘  │ │
松商学園┐  │┐│
東 福 岡┘┐ │││
韮  崎┐┘┐│││
野  洲┘ │┘││
中大中京─┐┘ ││
佐 賀 北─┘  │┘
富山第一─┐  │
津  工─┘┐ │
福 井 商┐ │┐│
那  覇┘┐┘││
秋 田 商┐┘ ││
神戸科学┘  │┘
帝  京┐  │
済  美┘┐ │
尚  志┐┘┐│
広島皆実┘ │┘
青森山田─┐┘
作  陽─┘

3連覇
 女子サッカーのなでしこリーグ1部最終節は本日9日、東京・夢の島競技場などで4試合が行われ、日テレ・ベレーザは浦和と1−1で引き分け、勝ち点を53に伸ばして3連覇を達成した。旧Lリーグ時代を含めると、通算10度目の年間王座獲得となった。
 2位は勝ち点1差のTASAKI、3位は浦和。日本代表FW大野(日テレ)が23得点で得点王に輝いた。最下位の大原学園が2部へ降格、7位の伊賀が2部2位の千葉との入れ替え戦に臨む。

スタメン
フランスリーグ1第17節結果

カーン1−0リヨン
≪得点者≫
カーン:グフラン19

マルセイユ2−0モナコ
≪得点者≫
マルセイユ:ロドリゲス52、サナ69

ランス1−3ルマン
≪得点者≫
ランス:ダンダン44
ルマン:デ・メロ24、ゲルブィーニョ50、ル・タレク89

ロリアン2−1ソショー
ナンシー0−0バランシエンヌ
サンテティエンヌ2−0メス
ストラスブール3−0レンヌ
トゥールーズ1−0リール

 フランスリーグ1は8日、第17節の8試合が行われ、MF松井大輔が所属するルマンは、ホームでランスと対戦し、3−1で快勝した。
 松井は先発出場を果たし、後半33分に交代。得点には絡まなかったが、決定機を演出したほか、最終ラインにまで戻ってクロスをクリアするなど攻守でチームの勝利に貢献。これで勝ち点を29としたルマンは3位に浮上した。
 一方、昨季は6シーズン連続優勝を飾り、現在も首位で7連覇へ驀進しているリヨンは敗れた。アウェーで昇格組のカーンと対戦したこの日は、立ち上がりから波に乗れないまま前半18分にグフランの突破を許し、そのまま先制ゴールを奪われてしまう。
 その後、なんとか反撃を試みたリヨンだったが、結局相手ゴールをこじ開けることができずにタイムアップ。0−1で今季4敗目を喫しただけでなく、欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出を懸けた12日のアウェーでのレンジャーズ戦にも不安材料を残すことになった。

途中出場
イタリアセリエA第15節結果

ラツィオ2−0カターニャ
≪得点者≫
ラツィオ:ロッキ8、パンデフ89

パレルモ2−0フィオレンティーナ
≪得点者≫
パレルモ:ミッコリ17、シンプリシオ81

 イタリアセリエAは8日、各地で第15節の2試合が行われ、FW森本貴幸が所属するカターニャは、アウェーのローマでラツィオと対戦し、0−2で敗れた。
 森本は後半13分から出場したが、シュートチャンスを生かすことができず無得点に終わった。
 一方、パレルモはホームでフィオレンティーナに2―0と勝利。勝ち点を21とし、暫定7位に浮上した。

プレミア
イングランドプレミアリーグ第16節結果

マンチェスター・ユナイテッド4−1ダービー
≪得点者≫
マンU:ギグス40、テベス44、60、Cロナウド89=PK
ダービー:ハワード31

チェルシー2−0サンダーランド
≪得点者≫
チェルシー:シェフチェンコ22、ランパード75=PK

レディング3−1リバプール
≪得点者≫
レディング:ハント17=PK、ドイル60、ハーバー67
リバプール:ジェラード28

アストンビラ1−3ポーツマス
≪得点者≫
アストンビラ:バリー72=PK
ポーツマス:オウンゴール10、ムンタリ40、61

エバートン3−0フルハム
≪得点者≫
エバートン:ヤクブ51、61、79

ニューカッスル2−1バーミンガム
≪得点者≫
ニューカッスル:マルティンス36=PK、ベイ89
バーミンガム:ジェローム9

 イングランドプレミアリーグは8日、第16節の6試合が行われ、2位マンチェスター・ユナイテッドは4−1でダービーに快勝し、3位チェルシーもサンダーランドを2−0で下した。一方で、4位リバプールはレディングに敗れた。
 マンチェスターUは、ここまでわずか1勝の最下位ダービーをホームに迎えた。立ち上がりから優勢に試合を進めながらなかなか先制点を奪えなかったマンUだが、前半40分にクリスティアーノ・ロナウドのシュートのこぼれ球をギグスが押し込み、ようやく均衡を破った。ギグスにとっては、これが記念すべきリーグ100ゴール目となった。
 リードを奪ったマンUは前半終了間際にもテベスがネットを揺らすと、後半15分にもテベスがゴール。後半31分に1点を返されたものの、試合終了直前に得たPKをクリスティアーノ・ロナウドが沈めてとどめを刺した。
 サンダーランドとのホームゲームに臨んだチェルシーは、前半23分にシェフチェンコが先制弾をマークして幸先良くリードを奪った。ところが、その後はエース・ドログバを膝の手術で欠いた影響か、追加点がなかなか奪えない。それでも後半30分、アレックスが得たPKをランパードが決め、2−0で勝利を収めた。
 一方、リバプールは前半17分、明らかにペナルティエリア外でのファウルだったにも関わらず、なぜかPKの判定を受けてしまい、不運な形で先制点を与えてしまう。リバプールは28分にジェラードが同点弾をマークしたものの、後半に2ゴールを許して今季リーグ初黒星を喫した。

リーガ
スペインリーガエスパニョーラ第15節結果

アスレティック・ビルバオ0−1レアル・マドリード
≪得点者≫
R・マドリード:ファン・ニステルローイ55

オサスナ0−0バレンシア

 スペインリーガエスパニョーラは8日、第15節の2試合が行われ、首位のレアル・マドリードは、ファン・ニステルローイの決勝弾で1−0とアスレティック・ビルバオに競り勝ち、翌日に試合を控える2位バルセロナとの勝ち点差を7まで広げた。
 ホームのアスレティック・ビルバオは、前節にバレンシアを3−0と破った勢いを生かし、序盤の主導権を握る。若きエース、ジョレンテが長身を生かして惜しいヘッドを放てば、ダビド・ロペスは中盤からの鋭いシュートでレアル・ゴールを脅かす。
 しかし、レアルも徐々に反撃。ラウルやロビーニョがチャンスを作り、試合は攻撃の応酬となる。そして後半10分、高い位置でボールを奪ったファン・ニステルローイがペナルティエリア外から力強くシュート。これがゴール右へと突き刺さり、レアルが均衡を破った。
 結局、その後もビルバオの反撃を凌いだレアルが1−0のまま勝利。勝ち点を35に伸ばし、翌日に試合を控える2位バルセロナとの勝ち点差を暫定で7まで広げた。

ブンデス
ドイツブンデスリーガ第16節結果

シュツットガルト3−1ボルフスブルク
≪得点者≫
シュツットガルト:マリカ26、カカウ48、ヒツルスペルガー86
ボルフスブルク:ゼコ51

ハノーバー4−3ブレーメン
≪得点者≫
ハノーバー:ハンケ12、21、77、オウンゴール20
ブレーメン:ロセンベリ10、54

バイエルン0−0デュイスブルク

フランクフルト2−2シャルケ
≪得点者≫
フランクフルト:トシュッキ49、アマナティディス82
シャルケ:ヴェスターマン77、89

ボーフム2−2カールスルーエ
≪得点者≫
ボーフム:セスタク18、59
カールスルーエ:ハイナル24、フライス56

ハンブルガーSV0−0コットブス

 ドイツブンデスリーガは8日、第16節の6試合が行われ、FW高原直泰とMF稲本潤一が所属するフランクフルトは、ホームでシャルケと2−2で引き分けた。稲本はベンチ入りしたものの出場せず、高原はベンチに入らなかった。
 一方、首位バイエルンはホームでデュイスブルクと0−0で引き分け、2位ブレーメンはアウェーでハノーバーに3−4で敗れた。
 下位のデュイスブルクをホームに迎え、順当に勝ち点3を上積みしたかったバイエルンだが、前半にデミチェリスが見せたヘディングシュート以外には、これといったチャンスも作れず沈黙。まさかのスコアレスドローに終わり、勝ち点1を加えるに留まった。
 復調の兆しを見せている昨季王者シュツットガルトは、3−1でボルフスブルクに快勝した。マリッカ、カカウのゴールで2点をリードしたシュツットガルトは、1点を返されるシーンもあったが、終了間際にヒッツルスペルガーがダメを押してホームで勝ち点3を獲得。順位こそ8位と変わらないものの、ここ6試合で5勝と、調子を取り戻している。

エール
オランダエールディビジ第14節結果

ヴィレムII2−3アヤックス
≪得点者≫
ヴィレムII:ボブソン7、スウィンケル75
アヤックス:バキルチョグル2、スアレス30、ベルトンゲン44

エクセルシオール0−3NAC
ヘラクレス2−0デフラーフスハップ
フィテッセ2−2トゥヴェンテ

 オランダエールディビジは8日、第14節の4試合が行われ、2位アヤックスがヴィレムIIに3−2で勝利。前日に黒星を喫したPSVをかわして首位に浮上した。
 アウェーのアヤックスは開始わずか2分にバキルショールが決めて先制。直後に追い付かれたが、29分にスアレスが至近距離のシュートからネットを揺らして勝ち越しに成功すると、44分にフンテラールのお膳立てからベルトンゲンが3点目を奪う。終盤にはヴィレムIIに1点を返されるシーンがあったものの、前半のうちに得ていた貯金で白星を収めた。

スコティッシュ
スコティッシュプレミアリーグ第15節結果

セルティック1−1セントミレン
≪得点者≫
セルティック:リオーダン85
セントミレン:マギン74

インバーネス2−0ハイバーニアン
アバディーン2−1キルマーノック
フォルカーク3−0ダンディー・ユナイテッド
ハーツ1−2マザーウェル

スコティッシュプレミアリーグは8日、第15節の5試合が行われ、MF中村俊輔の所属するセルティックはホームでセントミレンと対戦し、1−1で引き分けた。
 左膝の負傷で欠場の続く中村はこの日もベンチ入りせず、これで公式戦8試合連続の欠場となった。
 セルティックの次戦は11日、敵地でファルカークと対戦する。

手術
 イングランドプレミアリーグ、チェルシーのコートジボワール代表FWディディエ・ドログバが8日、痛めていた膝の手術を行った。手術は成功したが、復帰に要する期間についてグラント監督は、「数日間、様子を見て判断する必要がある」と話した。
 ドログバは来年1月20日に開幕するコパ・アメリカ(アフリカ選手権)も控えている。

記者会見
 クラブワールドカップ(W杯)に出場し、南米勢3連覇を狙うボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)が8日、東京都内で記者会見し、主将のFWパレルモは「アルゼンチンにトロフィーを持って帰りたい」と意欲をみせた。7日に来日したチームは、8日午前に初の本格的な練習を行い、12日の初戦に向けて調整した。
 南米クラブ王者を決めるリベルタドーレスカップの決勝トーナメントでは、8試合で計16点と攻撃陣が威力を発揮した。今大会はミラン(イタリア)との優勝争いが予想される。対策を問われたルッソ監督は「ミランのことよりもまずは初戦に勝つことを考えている。第一歩が全てだ」と目の前の試合に集中する姿勢を強調した。

【リケルメは間に合わず】
 ボカ・ジュニアーズは11月末にスペインリーガエスパニョーラのビジャレアルからアルゼンチン代表MFリケルメが復帰したが、今大会のメンバー登録には間に合わなかった。出場はできないものの、11日に来日して応援する予定という。
 名手を欠くのは痛手だが、ルッソ監督は「確かにリケルメの代わりを探し出すのは難しい。ただ、ほかの選手も実力を持った名選手ばかり」と戦力に自信をのぞかせた。

スポンサー契約
 家具インテリア販売「ニトリ」(札幌市、似鳥昭雄社長)は8日、J1復帰を決めたコンサドーレ札幌と年間広告料2億円で来シーズンのスポンサー契約を結ぶと発表した。ユニホームの胸ロゴは、これまでの「白い恋人」から「ニトリ」に切り替わる。
 1億円を負担し筆頭スポンサーだった石屋製菓(同市)が製造する土産菓子「白い恋人」のロゴは、背中の部分に移るとみられる。
 シーズン途中で石屋製菓が賞味期限改ざん問題に揺れ、来季の支援体制が不透明になった。このため、コンサドーレ側がニトリに支援強化を要請。ニトリが年間1000万円だった広告料の増額を検討していた。
 入場者の伸び悩みなどでコンサドーレ札幌の運営会社が経営難に陥っており、選手補強のため、広告料増額とは別に1億円を寄付することも決めた。
 記者会見した似鳥社長は「ぜひ優勝を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。

昇格&降格
J1・J2入れ替え戦第2戦結果

サンフレッチェ広島0−0(TOTAL1−2)京都サンガ
(広島ビ・23162人)

≪出場メンバー≫
広島
GK:
1.下田崇
DF:
28.槙野智章
2.ストヤノフ
19.盛田剛平
MF:
5.駒野友一
8.森崎和幸
17.服部公太
(46分16.李漢宰)
7.森崎浩司
27.柏木陽介
FW:
10.ウェズレイ
(71分18.平繁龍一)
11.佐藤寿人
京都
GK:
1.平井直人
DF:
22.渡辺大剛
35.角田誠
6.森岡隆三
5.手島和希
MF:
17.石井俊也
16.斉藤大介
(56分9.アンドレ)
36.中谷勇介
FW:
15.中山博貴
31.田原豊
(67分7.徳重隆明)
10.パウリーニョ
(89分2.秋田豊)

 J1)2部(J2)入れ替え戦第2戦は8日、広島広域公園陸上競技場で行われ、J2で3位の京都サンガは、J1で16位のサンフレッチェ広島と0−0で引き分けた。5日の第1戦を2−1で先勝した京都は通算1勝1分けで、2シーズンぶりのJ1復帰を決めた。広島は5シーズンぶりのJ2降格を決めた。
 前半は勝たなければJ1残留ができない広島が攻勢に出た。京都は粘り強くしのぎ、パウリーニョらの速攻で反撃。後半終了間際の広島の猛攻もゴールポストに阻まれるなど実らなかった。
 来季のJ1にはコンサドーレ札幌、東京ヴェルディ1969、京都が新たに加わる。今季J1勢では広島のほか、ヴァンフォーレ甲府、横浜FCが来季はJ2で戦う。

【2季ぶりJ1復帰決める】
 試合終了のホイッスルが鳴ると、京都の選手達はピッチ上に身を投げ出した。それだけ長い長い90分間だった。1年でのJ1復帰が決まった瞬間だった。
 序盤はとにかく我慢の展開となった。J1残留のためには勝利が絶対条件の広島に押し込まれた。前半はシュート1本しか打てなかった。「何とかハーフタイムまでもってくれればと思った」と加藤監督が振り返った通り、ピンチの連続だった。
 加藤監督は後半に動いた。11分に守備的MFの斉藤に代え、FWのアンドレを投入。「前へ出ろ」というメッセージに対し、選手達は敏感に反応した。時折、効果的な反撃もできるようになった。守りも集中を切らさず、無失点の引き分けに持ち込んだ。
 広島は日本代表の佐藤や駒野、U-22(22歳以下)日本代表の柏木らを揃え、2戦とも劣勢が予想されていた。それをチームの結束力で覆した。J2の残り8試合からチームを率いた加藤監督は「よくまとまってくれたし、走り切るようになってくれた」と選手達の成長を喜んだ。
 一方、今季限りで引退する京都の秋田が後半ロスタイムから出場。現役最後の試合で昇格を決め「こんなに幸せなことはない」と穏やかな表情で喜んだ。
 今季は自身初のJ2で、昇格争いも初めて経験。「こういう苦しい思いをして、また改めてサッカーが好きになった」と言う。古巣の鹿島はJ1で優勝して「10冠」を達成した。「冠は9個しか取れなかったが、これも1つに加えてもいいかな?」と笑顔で話した。

【1点遠く広島が降格】
 広島は1−0で勝てばJ1残留という条件の中、序盤から持ち味の攻撃サッカーを存分に見せた。だが、その1点が遠かった。2万3000人を超えるホームの大観衆の前で降格が決まり、ペトロビッチ監督は「サッカーは時として残酷だ」と疲れ切った表情で話した。
 前半14分に佐藤のヘディング、後半24分には柏木のシュートがクロスバーを叩く。ロスタイムに槙野が放ったオーバーヘッド気味のシュートもポストに当たってゴールラインを割った。柏木は「1年を通してこういう試合をしていれば、こんな結果にはならなかった」とうつむいた。
 守備陣は今季J1で2試合しかなかった無失点で切り抜けたが、攻守は最後まで噛み合わなかった。佐藤は「FWとして点を取れなくて責任を感じている。この悔しさは忘れないし、1年で必ずJ1に戻ってくる」と誓った。

【佐藤は来季も残留】
 J2降格で主力選手の去就が注目される広島の中、佐藤は来季もチームに残留すると早くも宣言した。
 選手会長を務める佐藤は「人によってはJ1のクラブに移籍するという選択肢もあるが、この悔しさを味わったメンバーで来季はJ2で優勝したい」とコメント。一方、柏木は「今すぐ決めることではない。代理人とも話し合いながら、冷静になってから考えたい」と言い、駒野は「天皇杯もあるし、まだ考えていない」と明言を避けた。
 また、ペトロビッチ監督は「監督が責任を負わなければいけない」と発言。しかし、久保社長は「代えるつもりは毛頭ない」と解任を否定した。

【超サカFLASH】

ベンチ外
 イタリアセリエAのトリノは8日、インテル戦(9日)の招集者リストを発表し、FW大黒将志は外れた。

決勝アシスト
 スペイン2部リーグ、ラスパルマスに所属するFW福田健二は8日、ホームでのエイバル戦に後半30分から途中出場し、決勝点をアシストした。チームは1−0で勝った。

新記録
 Jリーグは8日、今季の公式戦入場者数が史上最多の859万510人だったと発表した。これまでの最多は2005年の853万9178人。
公式戦はJ1、J2リーグ戦のほか、ナビスコカップやJ1・J2の入れ替え戦などを含んでいる。

新加入
 J1大宮は8日、東洋大のDF川原達也の来季新加入が決まったと発表した。

練習参加
 J1大宮は8日、MF小林大悟がドイツ2部リーグのTSV1860ミュンヘンの練習に参加すると発表した。期間は10〜17日まで。

仮契約
 来季J1に昇格する札幌は8日、来季の新加入選手としてJ1柏ユースの堀田秀平(18)と仮契約を結んだと発表した。今年はU-18日本代表だった。

引き止めに全力
 J2降格が決まった広島の織田秀和強化部長は8日、主力選手の去就について「選手獲得の正式な打診はない。今後あってもクラブとしては簡単に出すつもりはない」と話し、引き止めに全力を尽くす方針を明らかにした。

新監督
 J2の水戸は8日、来季の新監督として、神戸ユース監督の木山隆之氏(35)の就任が決まったと発表した。木山氏は現役時代にG大阪、札幌、水戸でプレー。筑波大監督を経て、2005年から神戸ユースを率いていた。

新監督
ウクライナリーグの強豪ディナモ・キエフは8日、元ロシア代表監督ユーリ・ショミン氏(60)が新監督に就任すると発表した。

[提携サイト]
日本代表ニュース

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