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本日の超最新情報
2008.01.30.WED

完勝
国際親善試合結果

19:20〜
日本代表3−0ボスニア・ヘルツェゴビナ代表
(国立霞ヶ丘競技場・26971人)

TV中継:
18:55〜
TBS系列
(生中継)
24:00〜
スカパー363ch=TBSチャンネル
(録画中継)

主審:キム・ウス(韓国)
天気:曇り
気温:8℃
湿度:61%
ピッチ:全面良芝

≪得点者≫
日本:中澤68、山瀬83、88

≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
18.楢崎正剛(名古屋)
DF:
25.内田篤人(鹿島)
22.中澤佑二(横浜M)
6.阿部勇樹(浦和)
5.駒野友一(磐田)
MF:
13.鈴木啓太(浦和)(cap)
14.中村憲剛(川崎)
(78分2.今野泰幸(FC東京))
16.大久保嘉人(神戸)
(88分8.羽生直剛(FC東京))
7.遠藤保仁(G大阪)
FW:
12.巻誠一郎(千葉)
(34分10.山瀬功治(横浜M))
19.高原直泰(浦和)
(82分11.播戸竜二(G大阪))
ベンチ:
GK:
1.川口能活(磐田)
23.川島永嗣(川崎)
DF:
5.坪井慶介(浦和)
21.加地亮(G大阪)
4.岩政大樹(鹿島)
15.水本裕貴(G大阪)
MF:
24.橋本英郎(G大阪)
9.山岸智(川崎)
FW:
17.前田遼一(磐田)
20.矢野貴章(新潟)

フォーメーション
(4-4-2)

  19  12
 14 16  7
   13
5  6  22  25
   18

NEW!
チリ&ボスニア・ヘルツェゴビナ戦の
日本代表メンバー25名


ボスニア・ヘルツェゴビナ代表
GK:
1.ハサギッチ
DF:
2.スタニシャ・ニコリッチ
(53分4.レゴイエ
13.ビディッチ
5.スパヒッチ(cap)
3.メルジッチ
MF:
11.フルゴビッチ
(84分15.サルチノビッチ)
6.ヨバノビッチ
(46分17.ユーゴ)
8.ダムヤノビッチ
7.ブラダビッチ
(61分18.シュコロ)
FW:
10.ジジョビッチ
(84分16.スティリッチ)
9.ラシュチッチ
(46分14.ステボ・ニコリッチ)
ベンチ:
GK:
12.ブリッチ

フォーメーション
(4-4-2)

   9  10
 7     11
   8  6
3  5  13  2
    1

≪各種データ≫
ボール支配率:
日本…58%
ボスニア…42%
シュート数:
日本…11
ボスニア…4
PK数:
日本…0
ボスニア…0
CK数:
日本…9
ボスニア…2
直接FK数:
日本…17
ボスニア…13
間接FK数:
日本…0
ボスニア…3
オフサイド
日本…1
ボスニア…4

 日本代表は本日30日、東京・国立霞ヶ丘競技場で行われた国際親善試合キリン・チャレンジカップ2008でボスニア・ヘルツェゴビナ代表と対戦し、昨年11月に脳梗塞で倒れ闘病中のイビチャ・オシム前監督(66)が観戦する中、3−0で快勝した。岡田武史新監督(51)就任後の初白星となった。
 日本はこの試合を最後に、2月6日のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のアジア3次予選初戦のタイ戦(埼玉スタジアム)を迎える。
 場内には観戦中のオシム前監督の元気な映像が流れ、観客席に「オシム これからも日本サッカーに力を貸してください」と横断幕も掲げられた。

日本代表・岡田武史監督
「よく(得点を)入れてくれた。ケガ人が何人か出ていてちょっと心配。守備は中央と(鈴木)啓太が安定しているので計算できる。(次のW杯予選は)もっとアグレッシブに点を取りに行かなきゃいけない」

ボスニア・ヘルツェゴビナ代表・コドロ監督
「後半は主導権を握られた。60分を経過して選手の体力が落ち、集中力も欠いた。日本はプレーのスピードが速く、思った通りのチームだった」

【岡田ジャパンの理想像見えた】
 目指すべき岡田ジャパンの理想像が見えた初勝利だった。就任2戦目を前に、岡田監督は「今度は言い訳が許されない。攻撃でミスを減らして最後にシュートまで持っていけるか」と話していた。限られた時間の中で戦術徹底を急いできたチームは、指揮官の考えをピッチ上で表現し始めた。
 岡田監督が繰り返す「人数をかけて狭いスペースでも崩していく」という形が随所に見られた。両サイドの駒野、内田に遠藤や大久保らが近距離で積極的に絡みゴールへと迫る。ワンタッチの細かいパスで小気味良いテンポ。機を見た中村憲のサイドチェンジも有効で、チリ戦より「接近、展開、連続」のコンセプトをはっきりと実践できた。
 後半23分、右CKを途中出場の山瀬功がシュート。その球を中澤が合わせて待望の先制点が生まれた。さらに山瀬功が立て続けに2ゴールを重ね、アジア3次予選前最後のテストマッチを完勝で終えた。
 「いい内容の試合をして、タイ戦へ向かっていきたい」と、主将を務めた鈴木は言っていた。オシム前監督の前で充実したサッカーを披露した新生日本代表が、いよいよ南アフリカへ向かってアジアの激戦へと乗り出す。

【オシム前監督が日本と母国の試合を観戦】
 オシムさん、お帰りなさい−。日本代表のイビチャ・オシム前監督(66)が東京・国立競技場で行われた、日本と自らの祖国ボスニア・ヘルツェゴビナとの国際親善試合を観戦。昨年11月に脳梗塞で倒れた後、初めて公の場に姿をみせた。
 一時は生命も危ぶまれる状態だったが「奇跡的な回復」(日本サッカー協会・川淵三郎キャプテン)を遂げ、現在は東京都内の施設でリハビリを続けている。ワゴン車で競技場に到着したオシム前監督は、アシマ夫人、看護師らに付き添われゆっくり歩いて入り口へ。右手につえを持った前監督はやつれた表情だったが、鋭い眼光は以前と同じ。小さく右手を振る映像が大型映像装置に映ると、会場のサポーターからは、大きな拍手が起こった。
 川淵キャプテンによると、ハーフタイムには日本サッカー協会名誉総裁の高円宮妃久子様の訪問を受け「妃殿下の前なら10時間でも立っていられる」と冗談めかし、立ち上がって対応。またボスニアを応援すると言っていたアシマ夫人が、そういうそぶりを見せなかったことに対し「女性の考えはいつでもすぐ変わるものだ」と、独自の言い回しも健在だったという。

【初ゴールは中澤】
 岡田新体制発足後の日本代表初得点は、横浜M時代の教え子でもあるDF中澤が挙げた。後半23分、山瀬功のシュートがゴール前に抜けてきたところに泥くさく詰めた。「ゴールはたまたま。どんな形であれ詰めるのは基本だから」と、控えめに喜んだ。
 これで代表通算得点は12点。DFながら引退したMF中田英を上回ったが、「いい形で勝ったと思うが大事なのは次」とW杯予選のタイ戦に気持ちを引き締めていた。

【GK楢崎が久々の先発】
 GK楢崎が昨年6月のモンテネグロ戦以来の先発出場。岡田監督体制では初めてプレーした。
 W杯アジア3次予選が目前に迫る。オシム前監督の下では正GKの座を譲っていたこともあり「1試合の中で何回かは危ない場面がある。常に集中力が大切。プレッシャーの懸かる予選などでは致命傷になる」。無失点勝利にも表情は厳しいままだった。

【19歳内田が初のフル出場】
 19歳の右サイドバック、内田がチリ戦に続いて先発。初めてフル出場した。
 不完全燃焼だったチリ戦とは違い、前半からスペースをうまく突いて何度も攻め上がった。前半35分にはフリーで中村憲からパスを受けたが、迷ってシュートに至らずに観客からは溜め息も。内田は「フリーすぎて、打つよりも切り返した方がいいとか考えてしまった。悔やまれる」と話した。

【空席目立つ国立競技場】
 ボスニア・ヘルツェゴビナ戦の公式入場者数は2万6971人。冬場の平日開催ということもあり、空席が目立った。国立競技場で行われた近年の日本代表戦では、2万2544人だった1995年9月のパラグアイ戦に次ぐ不入りだった。

【国立でも大きな溜め息】
 日本vsボスニア・ヘルツェゴビナが行われた東京・国立競技場では、ハンドボール五輪予選の途中経過がハーフタイムと試合終了後の2度、大型映像装置に映し出された。
 「同じボールゲームとして、サッカー界もハンドボールの五輪出場を応援したい」(川淵三郎日本サッカー協会会長)という趣旨だったが、試合終了後「日本25−28韓国」という結果が流れると、サッカーの快勝に沸いていた観客席から大きな溜め息が漏れた。

≪超サカ採点表≫
日本代表
GK:
18.楢崎正剛(名古屋) 6.0
DF:
25.内田篤人(鹿島) 6.0
22.中澤佑二(横浜M) 6.5
6.阿部勇樹(浦和) 5.5
5.駒野友一(磐田) 6.0
MF:
13.鈴木啓太(浦和) 6.0
14.中村憲剛(川崎) 6.5
(78分2.今野泰幸(FC東京) 6.5)
16.大久保嘉人(神戸) 6.5
(88分8.羽生直剛(FC東京) --)
7.遠藤保仁(G大阪) 5.0
FW:
12.巻誠一郎(千葉) 5.5
(34分10.山瀬功治(横浜M) 8.0)
19.高原直泰(浦和) 5.5
(82分11.播戸竜二(G大阪) 6.5)
ボスニア・ヘルツェゴビナ代表
GK:
1.ハサギッチ 5.0
DF:
2.スタニシャ・ニコリッチ 5.5
(53分4.レゴイエ5.0)
13.ビディッチ 5.0
5.スパヒッチ 5.0
3.メルジッチ 6.0
MF:
11.フルゴビッチ 6.0
(84分15.サルチノビッチ --)
6.ヨバノビッチ 5.5
(46分17.ユーゴ 5.5)
8.ダムヤノビッチ 5.5
7.ブラダビッチ 5.5
(61分18.シュコロ 5.0)
FW:
10.ジジョビッチ 5.5
(84分16.スティリッチ --)
9.ラシュチッチ 5.5
(46分14.ステボ・ニコリッチ 5.0)

移籍決定
 J1浦和レッズの元日本代表MF小野伸二(28)がドイツブンデスリーガのボーフムに移籍することが29日、決まった。フェイエノールト(オランダ)を2005−2006シーズン途中に退団した小野が欧州でプレーするのは2シーズンぶり。
 クラブ間では条件面などで基本合意しており、この日の身体検査でも問題がなかった。チームの練習に参加後、代理人と事務所から出てきた小野は「契約しました」と話した。年俸は推定でインセンティブ(出来高)を含めて総額1億6000万円とみられる。本日30日に入団会見する。小野はこの日、ボーフムの練習に参加し、トップ下の位置でプレーした。小野は「足首に痛みもなく、順調にできて良かった」と話した。
 小野は1月初めにボーフムの練習に参加した際は、左足首のケガの影響で契約には至らなかったが、治療と調整で回復。ボーフムから改めて獲得の申し入れを受け、28日にドイツ入りしていた。

正式契約
 スコティッシュプレミアリーグのセルティックは29日、J1ジェフ千葉から獲得した日本代表MF水野晃樹(22)と3年半の正式契約を結んだと発表した。背番号は『29』に決まった。グラスゴー(英国)で2月1日に入団記者会見を開く予定。
 同選手は今月前半にクラブ施設見学などのために渡英し、チームメートとなる日本代表MFの中村俊輔らと面談した。最大の障害とみられた英国での労働許可も下り、移籍が確実となっていた。
 水野は2004年に静岡・清水商高から千葉入りし、オシム監督のもとで成長。キックの精度とスピードを兼ね備えたサイドアタッカーとして、日本の北京五輪出場に貢献した。

プレミア
イングランドプレミアリーグ第24節結果

アーセナル3−0ニューカッスル
≪得点者≫
アーセナル:アデバヨール40、フラミニ67、セスク80

ボルトン0−0フルハム

ミドルスブラ1−0ウィガン
≪得点者≫
ミドルスブラ:アリアディエール20

サンダーランド2−0バーミンガム
≪得点者≫
サンダーランド:マーフィー15、プリツァ65

 イングランドプレミアリーグは29日、第24節の4試合が行われ、アーセナルはアデバヨールの先制弾などで3−0とニューカッスルに完勝した。アーセナルは、翌日に試合を控えるマンチェスター・ユナイテッドに勝ち点3差を付けて暫定首位に立っている。
 勝ち点で並ぶマンUと熾烈な首位争いを続けているアーセナルだが、この日は4日前にFAカップ4回戦で対戦し、3−0と快勝したばかりのニューカッスルと再び対決。
 序盤はしっかりとした守備を見せるニューカッスルに手こずったアーセナルだったが、前半40分にフラミニのクロスをアデバヨールがヘッドで決めて先制。今季16点目を挙げたアデバヨールは、リーグ得点ランクトップのクリスティアーノ・ロナウドまであと1点差と迫っている。
 さらにアーセナルは後半27分、フラミニの力強いシュートでリードを広げると、35分にはベントナーのお膳立てからセスクが決めて試合を決め、結局は4日前と同じ3−0のスコアでアーセナルが完勝した。

準決勝進出
 コパ・イタリア(イタリアカップ)は29日、準々決勝第2戦の1試合が行われ、ローマが1−0でサンプドリアに勝利し、2試合合計スコアを2−1として準決勝進出を決めた。
 連覇を目指すローマは後半、ブラジル人MFマンシーニがペナルティーエリア付近でトリッキーなプレーからゴール隅に決勝ゴールを決め、準決勝に進出。準決勝はウディネーゼとカターニャの間で行われる準々決勝の勝者と対戦する。
 準々決勝第2戦の残り3試合は、本日30日に行われる。

準々決勝進出
 ドイツDFBカップは29日、3回戦の4試合が行われ、リーグ戦で首位を走るバイエルンはクローゼの2発などで5−2とブッパーターラー(3部)を下し、ベスト8に駒を進めた。
 ウィンターブレイクを終え、今年初の実戦に臨んだバイエルンは前半14分にクローゼのゴールでバイエルンが先制するも、26分にブッパーターラーが追い付く。27分に再びクローゼが勝ち越しゴールを挙げたが、ブッパーターラーが2分後には再び同点弾を決め、前半を2−2で折り返す。
 しかし、ブッパーターラーの粘りもそこまでだった。後半5分、リベリーのクロスからファン・ブイテンが得意のヘッドを決めてバイエルンが三たび勝ち越すと、3分後にはトニが駄目押し弾を決め、終了間際にはハミト・アルティントップの追加点も加えたバイエルンが5−2とブッパーターラーを突き放し、準々決勝進出を決めた。
 一方、1部同士の名門対決となったのが、ブレーメンvsドルトムント。試合は、フェデリコとクリモビッツのゴールでドルトムントが2点を先行し、意地を見せる。ブレーメンも後半37分にジエゴのPKで1点を返し、終了5分前に再びPKのチャンスを迎える。しかし、ジエゴの蹴ったボールはドルトムントGKツィーグラーがセーブ。結局、ドルトムントが2−1で逃げ切った。
 このほか、1860ミュンヘン(2部)がアーヘン(2部)を3−2と逆転で下し、ホッフェンハイム(2部)はハンザロストクを2−1で破っている。

3戦全勝
アフリカネーションズカップ・グループリーグ第3戦結果

グループB:

コートジボワール3−0マリ
ナイジェリア2−0ベナン

 アフリカネーションズカップ(アフリカ選手権)は29日、ガーナのアクラなどでグループリーグ・グループB最終戦の2試合が行われ、ナイジェリアがベナンを2−0で下し、1勝1分け1敗の勝ち点4で同グループ2位となり、準々決勝進出を決めた。
 既に準々決勝進出を決めていた前回準優勝のコートジボワールはマリにドログバ(チェルシー)の得点などで3−0で快勝し、3連勝の勝ち点9で首位通過した。

獲得
 イタリアセリエAのユベントスは29日、イングランドプレミアリーグのリバプールからマリ代表MFモハメド・シソッコ(23)を獲得したと発表した。契約は5年で、移籍金は1100万ユーロ(約17億円)。
 シソッコは豊富な運動量を持つ長身の守備的MFで、2005年まで在籍したバレンシア(スペイン)時代に、ユベントスのラニエリ監督の下でプレーしている。
 シソッコは2005年にリバプールに移籍したものの、アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノの加入とともに、出場機会を減らしていた。モナコ(フランス)に期限付き移籍したMFセルヒオ・アルミロンの代役として、セントラルMFを務めると見られる。

レンタル
 スコティッシュプレミアリーグで、MF中村俊輔と水野晃樹が所属するセルティックは29日、イングランドプレミアリーグのマンチェスター・シティーからギリシャ代表FWゲオルギオル・サマラス(22)を今季終了までの期限付き移籍で獲得したと発表した。契約期間終了後の完全移籍の選択権も付いている。サマラスは2006年にヘーレンフェーン(オランダ)からマンCに加入。193センチの長身を生かしたプレーに定評があり、これまでマンCでプレミアリーグ55試合出場8得点を記録。ギリシャ代表としては12試合に出場している。
 また、セルティックはゴードン・ストラカン監督が、4試合のベンチ入り禁止処分(国内リーグ限定)を受けたことも発表した。ストラカン監督は8月に行われた国内リーグのアバディーン戦で、会場スタッフに不適切な行為を働いたとして退席処分を受けていた。

巨大施設建設
 イングランド代表元主将MFデイヴィッド・ベッカム(32)が、ブラジルのリゾート開発業者と共同で、同国内に巨大なスポーツ関連複合施設「デイヴィッド・ベッカム・ワールド・オブ・スポーツ」を開業することになり、29日に計画概要が発表された。
 施設が造られるのはブラジル・ナタウ近郊のリゾート地で、1万人収容の競技場や8面のサッカーピッチに、テニスやゴルフなどの練習場、宿泊施設などを併設。ベッカムのサッカー学校も置かれる。
 地元メディアによると、ベッカムは、「このような素晴らしいプロジェクトに関われて光栄に思う。ブラジル国内と国外の両方で大きな反響を期待したい」とコメントしている。

観戦リハーサル
 日本代表前監督のイビチャ・オシム氏(66)が、本日30日の日本vsボスニア・ヘルツェゴビナ戦の観戦に向け、入念なリハーサルを重ねていることが明らかになった。日本協会関係者によれば、都内の病院で脳梗塞のリハビリ中の同氏は29日、久々の外出に向けてスーツ着用から練習を開始。試合会場の国立競技場に向かうまでの一連の動きを、繰り返し確認した。日本協会も受け入れ態勢を固め、ついに名将がスタジアムに戻ってくる。
 きまじめな数学者らしい、喜びの表れ方だった。スーツに袖を通し、ネクタイを締める。ゆっくりとした歩みで、病室を出る。外の空気を大きく吸い込み、迎えのワンボックスカーのステップを踏みしめる。関係者によれば、オシム前監督はあたかも検算を繰り返すように、一連の作業を確かめたという。待ちに待ったスタジアムでの観戦。心が躍る分だけ、リハーサルは繰り返された。
 かつてはリーグ戦の視察のため、当然のように繰り返していた動作だが、名将にとっては2ヶ月半ぶり。昨年11月に脳梗塞に倒れた。何とか命を取り留め、リハビリは順調。テレビ観戦した26日のチリ戦では、具体名を挙げながら選手のプレー内容を分析したという。だが病室の50インチの大型モニターも、スタジアムの興奮を伝えるのには足りなかった。
 「現場復帰」する名将を日本協会も万全の態勢で迎える。看護師1人とアシマ夫人らが病院から同行。観戦場所はガラス張りの個室を用意し、寒さも心配いらないという。試合がよく見えるよう「窓ガラスも拭いてある」と同協会の川淵三郎キャプテン。サンドイッチなどもテーブルに並べる。
 選手達もオシム前監督の観戦を心待ちにした。千葉時代からの教え子のFW巻は「オシムさんにも刺激を持ち帰ってほしい」と、現場復帰の意欲をかき立てるようなプレーを誓う。名将が特に才能を愛したMF遠藤は「期待に応えたい。僕もオシムさんの姿を見たら安心する」と話した。
 回復を祈り続けた日本中のファンにもメッセージは発信される。中継局TBSは、ハーフタイムに前監督が観戦している映像とメッセージを紹介する予定だ。「野うさぎがライオンから逃げる時、肉離れしますか?準備が足りないのだ」とは代表的なオシム語録。完璧主義者は自分の言葉通りに、久々の観戦へ向けて準備を整えた。

【超サカFLASH】

ドロー
 メキシコに遠征中のU-17(17歳以下)日本代表は29日、グアダラハラ(メキシコ)でウニベルシダード・カトリカ(チリ)と対戦し、3−3で引き分けた。通算成績は1分け3敗。

全体練習復帰
 26日に行われた練習試合で左膝を負傷したドイツブンデスリーガ、ボルフスブルクMF長谷部誠が29日、全体練習に復帰した。本日行われるドイツDFBカップ・シャルケ戦は欠場する。

練習参加
 J2福岡から戦力外通告を受けたGKノグチピント・エリキソンと、静岡産業大GK村山智彦(20)が29日、J1磐田の練習に参加した。GKの補強を進めている磐田は2人を2月の鹿児島キャンプに参加させることも検討している。

レンタル
 イングランドプレミアリーグのサンダーランドは29日、元イングランド代表FWアンディ・コール(36)が、今シーズン末までの期限付きでバーンリー(同2部)に移籍すると発表した。コールは昨年8月にポーツマスからサンダーランドに移籍したが、ここまでリーグ戦8試合の出場に留まっていた。

獲得
 ドイツブンデスリーガのヘルタ・ベルリンは29日、DCユナイテッド(アメリカ)のMFブライアン・アーグス(19)を獲得したと発表した。U-20アメリカ代表にも名を連ねるアーグスは、トライアルを経て、3年契約でのヘルタ入団を勝ち取った。

[提携サイト]
日本代表ニュース

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