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本日の超最新情報
2008.03.30.SUN

INDEX

初勝利
J1第3節
清水0−0大宮
G大阪2−1東京V
FC東京3−3京都
川崎2−0千葉
鹿島2−1横浜M
浦和3−0新潟
1−2札幌
名古屋2−1大分
神戸3−2磐田
浦和、G大阪、川崎、札幌が初勝利!
J2第5節最終日
福岡2−0愛媛
鳥栖1−1熊本
福岡は6位浮上!

フル出場
スコティッシュプレミアリーグ第32節
レンジャーズ1−0セルティック
中村俊輔はフル出場も、天王山に敗れて勝ち点6差に広がる!

フル出場
オランダエールディビジ第31節
NEC0−0PSV
ヘーレンフェーン2−4アヤックス
エクセルシオール2−1VVV
本田圭佑はフル出場も4連敗で最下位エクセルシオールと勝ち点で並ばれる!PSVは引き分けて優勝持ち越し!

フル出場
スイススーパーリーグ第28節
ルツェルン1−0バーゼル
中田浩二は3戦連続フル出場も復帰後初の黒星!

途中出場
ドイツブンデスリーガ第26節
ニュルンベルク1−1バイエルン
ブレーメン1−2デュイスブルク
カールスルーエ0−0シャルケ
レバークーゼン0−2フランクフルト
ボーフム3−3ドルトムント
小野伸二は前半34分から途中出場!稲本潤一は右太もも痛で欠場!

セリエA
イタリアセリエA第31節
ラツィオ1−1インテル
カリアリ1−1ローマ
首位インテル、2位ローマはともにアウェーで引き分け!

プレミア
イングランドプレミアリーグ第32節
マンチェスター・ユナイテッド4−0アストンビラ
ボルトン2−3アーセナル
ダービー2−2フルハム
マンUはロナウドの1ゴール3アシストの大活躍で圧勝!ダービーは史上最速での降格が決定!

リーガ
スペインリーガエスパニョーラ第30節
ベティス3−2バルセロナ
ビジャレアル3−0アトレティコ・マドリード
バルサは2−0からの逆転負けで3位転落!ビジャレアルが2位浮上!

アン
フランスリーグアン1第31節
ボルドー2−1ナンシー
2位vs3位対決は2位ボルドーが逆転勝利!

本日の超サカFLASH
カターニャFW森本貴幸が本日のトリノ戦でベンチ入りほか


本文
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初勝利
J1第3節結果

清水0−0大宮
(日本平・13855人)

G大阪2−1東京V
(万博・13693人)
≪得点者≫
G大阪:播戸13、ルーカス76
東京V:船越28

FC東京3−3京都
(味スタ・19233人)
≪得点者≫
FC東京:吉本2、赤嶺44、今野87
京都:角田18、渡辺57、田原80

川崎2−0千葉
(等々力・17658人)
≪得点者≫
川崎:鄭大世2、久木野44

鹿島2−1横浜M
(カシマ・22901人)
≪得点者≫
鹿島:マルキーニョス33、ダニーロ85
横浜M:小宮山67

浦和3−0新潟
(埼玉・46962人)
≪得点者≫
浦和:相馬42、闘莉王46、永井67

1−2札幌
(柏・10048人)
≪得点者≫
柏:鎌田12
札幌:西嶋38、西66

名古屋2−1大分
(瑞穂陸・8764人)
≪得点者≫
名古屋:玉田3、マギヌン70
大分:金崎39

神戸3−2磐田
(ホムスタ・10043人)
≪得点者≫
神戸:ボッティ49、栗原66、72
磐田:オウンゴール31、ジウシーニョ70

 J1第3節3は30日、埼玉スタジアムなどで全9試合が行われ、アジア王者の浦和レッズをはじめ、ガンバ大阪、川崎フロンターレの昨季上位勢と、昇格組のコンサドーレ札幌が初勝利を挙げた。
 浦和は相馬のゴールなどでアルビレックス新潟に3−0で快勝。G大阪は東京ヴェルディに2−1で競り勝ち、川崎はジェフ千葉を2−0で下した。札幌は柏レイソルに2−1で逆転勝ち。
 昨季王者の鹿島アントラーズは横浜F・マリノスを2−1で退け、3戦全勝で首位をキープした。ヴィッセル神戸はジュビロ磐田を3−2で破り、勝ち点7の2位。名古屋グランパスは大分トリニータを2−1で振り切って3位に浮上した。
 FC東京と京都サンガは3−3で、清水エスパルスと大宮アルディージャは0−0で引き分けた。

【オシム前監督が肉声でコメント】
 今月25日に東京都内のリハビリテーション施設を退院したイビチャ・オシム前日本代表監督(66)が30日のJ1の川崎vs千葉を観戦した。試合後に「川崎の方がより多くのことを追求し、それを達成した」と感想を口にした。退院後に肉声でコメントしたのは初めて。
 両チームには中村憲、山岸、川島(川崎)、巻(千葉)の代表選手が所属。オシム前監督は、26日のワールドカップ(W杯)アジア3次予選で日本がバーレーンに負けたことを念頭に置いてか「代表チームで問題があるとしても、(この試合では)選手はよくやっている」と話した。
 オシム前監督は笑みも浮かべ、競技場を去る際には声援を送るファンに手を振って応えた。

【また史上最高額】
 日本スポーツ振興センターは30日、第324回スポーツ振興くじ(サッカーくじ、愛称toto)のBIG(ビッグ)で1等最高当選金の6億円が1口出たと発表した。6億円は6回連続で通算11度目。
 次回繰越金は史上最高の33億2287万4280円となり、3回連続30億円を超えた。

【GK江角が終了間際にPKセーブ】
清水0−0大宮
(日本平・13855人)
≪出場メンバー≫
清水
GK:
21.西部洋平
DF:
25.市川大祐
26.青山直晃
4.高木和道
2.児玉新
MF:
7.伊東輝悦
16.本田拓也
10.藤本淳吾
(77分8.枝村匠馬)
17.フェルナンジーニョ
(88分18.マルコス・アウレリオ)
FW:
9.矢島卓郎
20.西澤明訓
(68分23.岡崎慎司)
大宮
GK:
21.江角浩司
DF:
19.村山祐介
3.レアンドロ
5.冨田大介
4.波戸康広
MF:
8.小林大悟
(89分23.金澤慎)
32.小林慶行
6.片岡洋介
25.内田智也
(85分15.斉藤雅人)
FW:
9.吉原宏太
(64分28.土岐田洸平)
13.ペドロ・ジュニオール

 大宮は191センチのGK江角が試合終了間際にマルコス・アウレリオのPKを止め、引き分けに貢献した。
 今季清水に加入してまだ無得点のキッカーの様子を冷静に見つめ「相手はまだ結果が出せていない。プレッシャーは彼の方が大きい」と自信を持って臨んだ。ほぼ正面に飛んできたボールをしっかりと弾き返し「必ず止められると思っていた」と気持ち良さそうに話した。

☆清水、中盤でパスミス
 清水は攻撃に精彩を欠いた。長谷川監督は「守備の踏ん張りに応えてなんとか1点取ってくれればと思っていたのだが…」と悔しがった。
 中盤で簡単なパスミスを繰り返し、最後まで主導権を握れなかった。伊東は「良くなかった。後ろからなかなか(前線に)いいボールを供給できなかった」と反省の言葉を並べた。終了間際のPKを失敗したマルコスアウレリオは「悔しい気持ちでいっぱい」とコメントした。

【G大阪、新布陣で2ゴール】
G大阪2−1東京V
(万博・13693人)
≪得点者≫
G大阪:播戸13、ルーカス76
東京V:船越28
≪出場メンバー≫
G大阪
GK:
22.藤ヶ谷陽介
DF:
27.橋本英郎
2.中澤聡太
5.山口智
13.安田理大
MF:
17.明神智和
7.遠藤保仁
10.二川孝広
FW:
9.ルーカス
11.播戸竜二
(82分30.山崎雅人)
18.バレー
(88分4.水本裕貴)
東京V
GK:
1.土肥洋一
DF:
4.和田拓三
17.土屋征夫
5.那須大亮
22.服部年宏
MF:
23.福西崇史
14.富澤清太郎
20.廣山望
(59分16.飯尾一慶)
10.ディエゴ
FW:
7.レアンドロ
19.船越優蔵

 G大阪が新しい攻撃スタイルの片鱗を見せ、開幕3試合目でようやくリーグ戦の初勝利を手にした。
 ここまでは毎試合、システムとメンバーを変えており、この日も今季初めて試す布陣だった。中盤はルーカスを右に、遠藤を中央のやや下がりめに配置し、前線では播戸とバレーが2トップを組んだ。
 前半13分、待望の今季チーム初得点が生まれた。遠藤−ルーカスの連係から右サイドの橋本が早めのクロス。斜め後ろからの難しいボールを播戸がジャンピングボレーで華麗に蹴り込んだ。
 「最初からああやっていかんと」とリーグ戦初先発の播戸。その後は競った展開が続いたが、後半31分の決勝点もG大阪らしい流れで左サイドを崩し、最後はルーカスが左足で決めた。
 慣れないポジションで奮闘したルーカスについて、西野監督は「ベストの位置はどこなんでしょう」と苦笑いした。ただ、本人は「練習でもやったし、正直プレッシャーはなかった」と余裕のコメント。試行錯誤はまだ続きそうだが、J1屈指といわれる攻撃力を徐々に発揮し始めた。

☆前向きな柱谷監督
 東京Vは開幕からの3試合を1分け2敗で終えた。ただ、川崎、鹿島、G大阪という強豪との対戦が続いてきただけに、柱谷監督は「まだ3試合を終えたばかり。優勝候補と三つやったが、内容を悲観することはない」と前向きだった。
 この日も敵地で1−1のまま試合が進む中、「引き分けは頭になかった」という柱谷監督は積極的な姿勢を貫いた。最終ラインで奮闘した那須も「手応えはあるし、ネガティブには考えていない」と話した。

【今野が3試合連続弾】
FC東京3−3京都
(味スタ・19233人)
≪得点者≫
FC東京:吉本2、赤嶺44、今野87
京都:角田18、渡辺57、田原80
≪出場メンバー≫
FC東京
GK:
1.塩田仁史
DF:
25.徳永悠平
29.吉本一謙
2.茂庭照幸
5.長友佑都
MF:
6.今野泰幸
17.金沢浄
(74分7.浅利悟)
22.羽生直剛
30.大竹洋平
(84分20.川口信男)
FW:
24.赤嶺真吾
(82分13.平山相太)
9.カボレ
京都
GK:
1.平井直人
DF:
20.平島崇
24.増嶋竜也
5.手島和希
22.渡邉大剛
MF:
3.シジクレイ
26.角田誠
(後56分2.アタリバ)
14.佐藤勇人
FW:
13.柳沢敦
(後71分11.林丈統)
10.パウリーニョ
(後46分9.田原豊)
7.徳重隆明

 ホームのFC東京は日本代表MF今野の開幕3試合連続ゴールで引き分けに持ち込んだ。
 敗色ムードも漂った土壇場で一仕事した今野は「自分が前に出て得点に絡んでやろう」と狙い通りのゴールだったが、試合内容に不満顔。チームとして戦術の完成度もまだ低く、城福監督は「最後はよく追いついたが、中盤でボールを失いすぎ」と課題を口にした。

☆田原が圧巻のゴール
 京都は後半から途中出場した185センチの長身FW田原が圧巻のスーパーゴールを見せた。
 2−2の後半35分、右後方からの縦パスに滑り込みながら右足ボレーで豪快に蹴り込んだ。加藤監督も「素晴らしいゴール」と称賛し「今は高さだけでなく、速さも武器。オーバーヘッドとか難しいシュートほどゴール枠に入れる彼らしいシュートだった」と喜んだ。

【鄭大世のゴールで勢い】
川崎2−0千葉
(等々力・17658人)
≪得点者≫
川崎:鄭大世2、久木野44
≪出場メンバー≫
川崎
GK:
1.川島永嗣
DF:
4.井川祐輔
13.寺田周平
2.伊藤宏樹
MF:
19.森勇介
14.中村憲剛
29.谷口博之
8.山岸智
(60分26.村上和弘)
24.大橋正博
(80分20.養父雄仁)
FW:
16.鄭大世
23.久木野聡
(86分31.杉浦恭平)
千葉
GK:
1.立石智紀
DF:
39.松本憲
5.結城耕造
4.ボスナー
3.斎藤大輔
MF:
22.米倉恒貴■■==34分警告2枚
2.坂本將貴
(62分23.楽山孝志
6.下村東美
7.工藤浩平
(46分10.レイナウド)
FW:
9.青木孝太
(62分16.谷澤達也)
18.巻誠一郎

 試合開始わずか2分、川崎の北朝鮮代表FW鄭大世がいきなり決めた。「不運にもケガをした仲間のFWの分まで頑張ろうと思った」という気迫のこもった右足のシュートで先制ゴール。これでリズムを掴んだ川崎が今季初勝利を挙げた。
 開幕前には層の厚い攻撃陣が注目された。しかし、ここまで公式戦4試合でFW陣はノーゴール。起用法に不満を持ったフッキの退団が発表され、この日はケガのジュニーニョ、我那覇らがベンチ外だった。
 相手に1人退場者が出たこともあり、先制後も常に主導権を握って試合を支配した。ナビスコ杯を含めた公式戦5試合目でようやくの白星。関塚監督は「今日のサッカーが我々の原点。これを忘れずに一戦一戦、戦いたい」と言葉に力を込めた。

☆退場者出てリズム崩す
 千葉は前半34分に退場者を出してリズムを崩した。
 クゼ監督は1人少ない中でも後半にレイナウドや谷沢や攻撃的な選手を投入したが、実らず。23日のナビスコ杯に続いて10人での戦いを強いられた指揮官は「日本のサッカーはイエローカード(警告)やレッドカード(退場)を出し過ぎる」と主審への不満をあらわにした。

【謙虚なエースが大車輪】
鹿島2−1横浜M
(カシマ・22901人)
≪得点者≫
鹿島:マルキーニョス33、ダニーロ85
横浜M:小宮山67
≪出場メンバー≫
鹿島
GK:
21.曽ヶ端準
DF:
2.内田篤人
(87分19.伊野波雅彦)
3.岩政大樹
4.大岩剛
7.新井場徹
MF:
15.青木剛
40.小笠原満男
10.本山雅志
8.野沢拓也
(72分11.ダニーロ
FW:
18.マルキーニョス
9.田代有三
(82分13.興梠慎三)
横浜M
GK:
1.榎本哲也
DF:
7.田中隼磨
4.栗原勇蔵
22.中澤佑二
26.田中裕介
MF:
10.山瀬功治
8.ロペス
3.松田直樹
13.小宮山尊信
(89分18.清水範久)
FW:
9.ロニー
(86分11.坂田大輔)
15.大島秀夫

 頼もしいエースの存在も、鹿島の強さを語る上で欠かせない要素だろう。FWマルキーニョスは開幕から3戦連続で、今季早くも4ゴール目をマーク。アジアチャンピオンズリーグを含め5試合で9得点と大車輪の活躍で、チームの屋台骨を支えている。
 前半33分、相手のミスから得たチャンスで、小笠原と位置を入れ替わるようにしてボールを受け取り右足で強烈なシュート。GKの手を弾いてゴールをこじ開けた。
 「ああいう局面では、日頃の練習がモノを言うんだ。周りの選手がDFを引き連れてスペースを空けてくれた」と、自分のプレーよりチームメートの動きに賛辞を贈るのが、この人らしい。「連続ゴールも、味方のサポートがあってこそ」と謙虚な言葉を続けた。
 2001年からJリーグでプレーし、鹿島に加入した昨季は14得点。周囲を生かして守備にも献身的に走り回る。チーム戦術を最重視する鹿島にうってつけのストライカーは、今季さらに威力を増している。

☆ダニーロが決勝点
 鹿島は大詰めの後半40分、途中出場のダニーロが決勝点。「いい流れを切りたくなかった」というMFの左足シュートはGKの股間を抜けて熱戦に決着をつけた。
 小笠原のPK失敗で一度は勝ち越しの機会を逸したが、岩政は「PKを外しても負ける気はしない」とチームの充実ぶりを強調する。勝負強さを印象づける1勝に、オリベイラ監督は「90分の中に不安定な場面もあったが、チームで乗り越えたことを評価したい」と満足げだった。

☆横浜M、一歩及ばず
 昨季覇者を破っての開幕3連勝を狙った横浜Mだが、あと一歩及ばなかった。後半40分、新井場のクロスを中澤が足で当てたが、中途半端なクリアとなってダニーロの決勝点につながってしまった。
 互いに攻守の切り替えが素早く、ハイレベルな攻防が続いた。後半22分に小宮山が同点ゴールを決めたが、同30分の山瀬功の強烈なシュートは惜しくもポストを直撃。拮抗した内容に、桑原監督は「下を向くような試合ではない。次につながる」と明るい表情だった。

【浦和、巻き返しへのろし】
浦和3−0新潟
(埼玉・46962人)
≪得点者≫
浦和:相馬42、闘莉王46、永井67
≪出場メンバー≫
浦和
GK:
23.都築龍太
DF:
12.堤俊輔
20.堀之内聖
22.阿部勇樹
MF:
14.平川忠亮
(85分30.岡野雅行)
4.田中マルクス闘莉王
13.鈴木啓太
(9分3.細貝萌
16.相馬崇人
6.山田暢久
FW:
9.永井雄一郎
17.エジミウソン
(68分21.梅崎司
新潟
GK:
21.野澤洋輔
DF:
17.内田潤
5.千代反田充
6.永田充
2.中野洋司
MF:
8.ダヴィ
15.本間勲
(8分13.木暮郁哉)
3.千葉和彦
16.寺川能人
(71分23.田中亜土夢)
FW:
9.アレッサンドロ
(75分20.河原和寿)
11.矢野貴章

 開幕連敗、監督解任と最悪の状態だった浦和が、ホームの埼玉スタジアムで力強く巻き返しののろしを挙げた。昨季から続くリーグ戦勝ち星なしの試合を7で止める今季勝利に、エンゲルス監督は「どうしても勝ちたい試合だった」と安堵の表情を浮かべた。
 流れを変えたのは、新監督が温めていた「奇策」だった。左太ももを痛め、この試合から復帰した守備の大黒柱、闘莉王を「守備と攻撃の間でリーダーシップを取れる。前線でのアイデアも持っている」と守備的MFに起用。監督の狙い通り、中盤で相手をつぶし、そこから攻撃に移る起点として停滞していた浦和の中盤に新たな活力を与えた。
 前半、浦和の今季リーグ戦初得点となる相馬のゴールで先制。そして後半開始直後、闘莉王がエジミウソンに縦パスを出し、リターンパスを豪快に蹴り込むと、そのままゴール裏のサポーターに駆け寄った。オジェック前監督に、持ち味の攻撃参加を制限され「自分もバカみたいに攻めていたわけじゃない。拒否されて理解できなかった」と、不満を溜めていたDFの顔に久々の笑みが浮かんだ。
 浦和にとってはこの日が本当の開幕戦になる。清水、磐田と続く連戦に向け、阿部は「続けてやるだけです」と、短い言葉に力を込めた。
 一方、日本代表MF鈴木が左膝を痛めて前半9分で途中交代した。エンゲルス監督は「脚が変な曲がり方をしたようだ。検査結果を待つしかない」と語った。31日に精密検査を受ける。

☆新潟、開幕3連敗
 昨季6位と躍進した新潟だが、今季は開幕3連敗。ナビスコ杯も1分け1敗でまだ公式戦で白星がない。鈴木監督は「もう少しの辛抱ができずに失点を重ねてしまった」と悔やんだ。
 中盤の組織的なプレーでは上回ったが、昨季は前線で決定的な仕事をしたエジミウソンは対戦相手の浦和に移籍。日本代表の矢野、新外国人のアレッサンドロも不発で打つ手がなかった。

【復帰後リーグ戦初勝利】
1−2札幌
(柏・10048人)
≪得点者≫
柏:鎌田12
札幌:西嶋38、西66
≪出場メンバー≫

GK:
21.南雄太
DF:
23.藏川洋平
2.鎌田次郎
13.小林祐三
4.石川直樹
MF:
14.太田圭輔
(76分6.アレックス)
17.永井俊太
(70分15.菅沼実)
7.大谷秀和
8.茂原岳人
FW:
27.大津祐樹
20.李忠成
(64分11.ポポ)
札幌
GK:
26.富永康博
DF:
19.坪内秀介
4.曽田雄志
32.柴田慎吾
6.西嶋弘之
MF:
17.岡本賢明
(71分8.砂川誠)
15.クライトン
18.芳賀博信
22.西大伍
FW:
10.ダヴィ
(87分5.池内友彦
13.中山元気
(78分29.ディビッドソン純マーカス)

 札幌は最後は守り抜き、J1復帰後のリーグ戦初勝利を決めて沸き返った。決勝点となる2点目を挙げた西はJ1初ゴール。札幌ユース出身の20歳は「チャンスだと思って全力で走った。勝てる自信がついた」と笑みがこぼれた。
 先制を許しても、開幕2連敗した頃のように浮足立たない。前半38分に同点ゴールを頭でねじ込んだ西嶋は「イメージ通りに勝てたと思う」と手応えを口にする。三浦監督は「後半、柏のペース(の時間帯)でよく耐えた」と内容を評価した。

☆柏は攻撃が機能せず
 柏は攻撃が機能せず逆転負け。ポポ、アレックスを投入し活性化を図ったが効果は薄かった。石崎監督は「2点目の失点の仕方が悪くて、なかなかリズムができなかった。攻撃は改善しないといけないところがたくさんある」と課題が山積ととらえた。

【初得点に上機嫌の玉田】
名古屋2−1大分
(瑞穂陸・8764人)
≪得点者≫
名古屋:玉田3、マギヌン70
大分:金崎39
≪出場メンバー≫
名古屋
GK:
1.楢ア正剛
DF:
30.竹内彬
3.バヤリッツァ
34.吉田麻也
6.阿部翔平
MF:
29.小川佳純
7.中村直志
14.吉村圭司
(67分19.杉本恵太)
8.マギヌン
(82分13.山口慶)
FW:
11.玉田圭司
(88分16.増川隆洋)
9.ヨンセン
大分
GK:
1.西川周作
DF:
4.深谷友基
6.森重真人
22.上本大海
(87分7.西山哲平)
MF:
3.ホベルト
5.エジミウソン
(81分18.市原大嗣)
8.金崎夢生
11.鈴木慎吾
33.藤田義明
FW:
10.ウェズレイ
19.前田俊介
(67分21.松橋優)

 ワールドカップ(W杯)アジア3次予選のバーレーン戦で久々の代表復帰を果たした玉田が、今季初得点を挙げた。
 前半3分、中村の右クロスにDFと競り合いながら飛び込み、左足の裏で合わせて先制ゴール。輝きを取り戻してきた2006年W杯ドイツ大会代表の27歳は「自然に体が動いたから、調子がいい証拠でしょ。ゴールを決められたのは自分の中でも大きい」と上機嫌だった。

名古屋・ストイコビッチ監督
「後半にストライカーを1人増やした選択が当たったのかもしれない。(玉田は)素晴らしいクオリティーを見せてくれた」

☆大分、開幕3連勝ならず
 クラブ初のJ1開幕戦勝利から連勝した大分だったが、勢いは3戦目で止まった。シャムスカ監督は「調子が良かったので開幕3連勝の短期目標を掲げていた。達成できず、残念だ」と顔をしかめて悔しがった。
 雨でびしょぬれになったピッチの上、イレブンはもがき苦しんだ。パスがどうにもつながらず、攻撃を組み立てられない。シュート数は6で相手の4本を上回ったものの、苦し紛れに遠目から放つ場面が目立った。
 開幕以来ウェズレイと2トップを組んできた高松を負傷で欠いたのも痛かった。「高松ほどの選手なら、どのチームにいたとしても欠場は大きな痛手になる」と監督。前線での連動性がなく、結果的に孤立したウェズレイは「高松がいないのは辛いが、何とか次の試合に切り替えたい」と硬い表情だった。梅崎ら主力が去り、選手層は厚いとはいえない。この苦境をしのぐことができるか。

【神戸の最年長・栗原が2ゴール】
神戸3−2磐田
(ホムスタ・10043人)
≪得点者≫
神戸:ボッティ49、栗原66、72
磐田:オウンゴール31、ジウシーニョ70
≪出場メンバー≫
神戸
GK:
1.榎本達也
DF:
25.石櫃洋祐
4.北本久仁衛
32.柳川雅樹
15.内山俊彦
MF:
8.栗原圭介
10.ボッティ
(83分18.田中英雄)
6.金南一
16.古賀誠史
FW:
9.レアンドロ
(79分17.吉田孝行)
13.大久保嘉人
(73分7.朴康造)
磐田
GK:
1.川口能活
DF:
15.加賀健一
4.大井健太郎
3.茶野隆行
MF:
25.駒野友一
6.河村崇大
27.上田康太
(69分23.山本康裕)
10.成岡翔
(77分16.名波浩)
11.西紀寛
FW:
8.ジウシーニョ
(81分29.山崎亮平)
32.萬代宏樹

 神戸はチーム最年長で34歳の栗原が2得点を挙げるなど全3ゴールに絡む活躍を見せた。
 0−1の後半4分に大久保へのラストパスが同点ゴールにつながり、21分にはボッティの絶妙な右クロスに遠いサイドから詰めて逆転ゴール。4分後に追い付かれたものの、その2分後に味方のシュートをゴール前で「体が勝手に反応した」とトラップし、右足で決勝点を蹴り込んだ。
 昨季は11月に左足首を骨折して終盤を棒に振ったが、今季はこれで3試合で3得点。チームは2位に浮上し「これが本物の力かどうか分からないが、今日は強い精神力を見せた」とベテランらしく落ち着いた口調で喜んだ。

神戸・松田監督
「前半はパスを受ける人と出す人のタイミングが合わなかった。後半の戦い方に関しては選手達が個々の力を存分に出してくれた」

☆システム変更に対処できず
 磐田は神戸のシステム変更にうまく対処できず、後半に逆転を許した。
 前半は前線から守備ラインまでをコンパクトに保ち、オウンゴールで先制するなど優勢だった。しかし、神戸が2トップから布陣を変えた後半はプレスが甘くなり、3得点を許した。日本代表GKの川口は「前半は良かったが、相手が3トップになってうまく対応できなかった。後半の立ち上がりに同点にされたことが敗因」ともどかしそうに話した。

磐田・内山監督
「前半はバランス良く守備に入れて流れが良かったが、後半は受けに回ってしまった。1試合を通じて前半の流れを続けなければいけない」

J2第5節最終日結果

福岡2−0愛媛
(レベスタ・9096人)
≪得点者≫
福岡:大久保37、グリフィス62

鳥栖1−1熊本
(ベアスタ・6201人)
≪得点者≫
鳥栖:金信泳24
熊本:高橋60

 J2第5節最終日は30日、ベストアメニティスタジアムなどで残りの2試合が行われ、アビスパ福岡は大久保のゴールなどで2−0で愛媛FCを下し、勝ち点7で6位に浮上した。愛媛は9位。
 サガン鳥栖はロアッソ熊本と1−1で引き分け、勝ち点8で5位に一歩後退。高橋の今季4点目となるゴールで追いついた熊本は13位。
 今節は試合のないサンフレッチェ広島が勝ち点10で首位。


フル出場
スコティッシュプレミアリーグ第32節結果

レンジャーズ1−0セルティック
≪得点者≫
レンジャーズ:トムソン44

マザーウェル1−0ハイバーニアン
インバーネス3−4アバディーン
フォルカーク0−0キルマーノック
ハーツ1−0ダンディー・ユナイテッド
セントミレン2−0グレトナ

 スコティッシュプレミアリーグは29日、第32節の全6試合が行われ、MF中村俊輔が所属するセルティックは、グラスゴーの敵地でレンジャーズに0−1で敗れた。中村は右MFでフル出場し攻撃を組み立てたが、決定機はつくれなかった。
 首位のレンジャーズは勝ち点を74とし、逆転でリーグ3連覇を狙う2位のセルティックとは勝ち点6差に広がった。
 セルティックの次戦は4月5日、ホームでマザーウェルと対戦する。

中村俊輔
「もっと組み立てたいとか、前の方で絡みたいとかはもちろんある。でもFWに当てたこぼれ球を狙うしかない試合だから、FWの下で動いていた」

【俊輔、悔しさにじませる】
 宿敵レンジャーズのホームでのオールドファーム・ダービー。中村も体を張ってプレーし、ストラカン監督からは「今までのここでの試合でベストだった」と言われたという。だが決定的なチャンスを演出することはできず「こういうのは勝ちか負けだから」と悔しさをにじませた。
 優勢な時間帯が多かった前半に、クールな背番号25がピッチで珍しく悔しさをあらわにしたのは16分。右サイドでボールを持つと、切り返しで相手をかわして右足でふわりとゴール前のスペースへ送り込んだが、わずかに球足が長かった。同30分ごろに相手選手に左足甲を踏まれ、その後は「痛かったけど我慢してプレーした」。フル出場したものの、後半は動きが鈍かった。


フル出場
オランダエールディビジ第31節結果

NEC0−0PSV

ヘーレンフェーン2−4アヤックス
≪得点者≫
ヘーレンフェーン:スレイマニ59、プラニッチ89
アヤックス:スアレス44、ペレス55=PK、フンテラール60、88

エクセルシオール2−1VVV
≪得点者≫
エクセルシオール:ステーンセル77、ブラーベル80
VVV:ソルタニ10

ヘラクレス0−0ローダ

 オランダエールディビジは29日、第31節の4試合が行われ、VVVに所属するMF本田圭佑は、アウェーのロッテルダムでの最下位エクセルシオール戦に左MFでフル出場したがチームは1−2で敗れた。本田はチャンスにつながるパスを送るなど奮闘したが実らなかった。
 VVVは1−0の後半開始直後に相手に退場者が出て優位に立ったが、PKを外すなどした末に逆転を許して4連敗とし、最下位エクセルシオールに勝ち点26で並ばれた。
 一方、首位PSVは11位NECと0−0で引き分けた一方、2位アヤックスは3位ヘーレンフェーンに4−2で快勝。同日にも優勝が決まる可能性があったPSVだが、祝杯はお預けとなった。


フル出場
スイススーパーリーグ第28節結果

ルツェルン1−0バーゼル

 スイススーパーリーグは29日、第28節が行われ、DF中田浩二の所属するバーゼルはアウェーでルツェルンと対戦し、0−1で敗れた。
 骨折からの復帰以来、リーグ戦3試合連続で先発フル出場を果たした中田だが、後半にバーゼルは決勝点を奪われ、中田が復帰してから初の黒星を喫した。
 バーゼルの次戦は4月2日、敵地でグラスホッパーと対戦する。


途中出場
ドイツブンデスリーガ第26節結果

ニュルンベルク1−1バイエルン
≪得点者≫
ニュルンベルク:ミシモビッチ44
バイエルン:ポドルスキ81

ブレーメン1−2デュイスブルク
≪得点者≫
ブレーメン:ジエゴ58
デュイスブルク:グルリッチ32、イシアク42

カールスルーエ0−0シャルケ

レバークーゼン0−2フランクフルト
≪得点者≫
フランクフルト:オウンゴール23、マンツィオス89

ボーフム3−3ドルトムント
≪得点者≫
ボーフム:ダブロウスキ3、アウア9、42
ドルトムント:ケール37、ペトリッチ39、ティンガ65

ハンブルガーSV1−1ビーレフェルト
≪得点者≫
HSV:ゲレーロ83
ビーレフェルト:ボルマン72

 ドイツブンデスリーガは29日、第26節の6試合が行われ、MF小野伸二の所属する11位ボーフムは、ホームで13位のドルトムントと3−3で引き分けた。小野は2−0の前半34分から交代で出場し、トップ下でテンポよくパスを供給したが、得点には絡めなかった。
 フランクフルトのMF稲本潤一は20日のコットブス戦で右太ももを痛めた影響で、アウェーの3位レバークーゼン戦でベンチ入りしなかった。フランクフルトは2−0で逃げ切った。フランクフルトはこれで6位に浮上し、レバークーゼンとブレーメンとの勝ち点差を2に縮めている。
 一方、首位バイエルンはニュルンベルクと対戦し、ポドルスキの土壇場ゴールで1−1と引き分けて勝ち点1を拾った。


セリエA
イタリアセリエA第31節結果

ラツィオ1−1インテル
≪得点者≫
ラツィオ:ロッキ59
インテル:クレスポ11

カリアリ1−1ローマ
≪得点者≫
カリアリ:オウンゴール3
ローマ:トッティ44

 イタリアセリエAは29日、第31節の2試合が行われ、首位インテルが10位タイのラツィオと1−1で引き分けたほか、2位ローマも17位タイのカリアリと1−1のドローと、それぞれ格下相手に勝ち点2を取りこぼした。
 気付けばローマとの勝ち点差は4ポイントと、楽観できない状況にあるインテルは、前半11分にクレスポが決めてラツィオ相手に先制したものの、前半のうちに加点することができない。この日何度か雑な面が見えたインテルは後半14分、ついにロッキにネットを揺らされ、同点に追い付かれる。インテルはここから勝ち越すことが叶わず、勝ち点2を逃がす格好となった。
 その間隙を縫いたいローマだったが、こちらも勝ち点3を積み上げることができなかった。開始わずか3分にオウンゴールを喫した後、前半終了間際にトッティのFKで同点に追い付く。しかし、その後アクイラーニやトッティが勝ち越しのチャンスを掴んだものの、相手GKの好セーブもあっていずれも得点には結び付かず、不完全燃焼で試合を終えた。


プレミア
イングランドプレミアリーグ第32節結果

マンチェスター・ユナイテッド4−0アストンビラ
≪得点者≫
マンU:クリスティアーノ・ロナウド17、テベス33、ルーニー53、70

ボルトン2−3アーセナル
≪得点者≫
ボルトン:テイラー14、43
アーセナル:ギャラス63、ファン・ペルシー68=PK、オウンゴール89

バーミンガム3−1マンチェスター・シティー
≪得点者≫
バーミンガム:サラテ40、54、マクシェフリー76=PK
マンC:エラーノ58=PK

ポーツマス2−0ウィガン
≪得点者≫
ポーツマス:デフォー32、89

レディング0−0ブラックバーン

サンダーランド2−1ウェストハム
≪得点者≫
サンダーランド:ジョーンズ29、レイド89
ウェストハム:リュングベリ18

ダービー2−2フルハム
≪得点者≫
ダービー:ビジャ10、80
フルハム:カマラ24、オウンゴール78

 イングランドプレミアリーグは29日、第32節の7試合が行われ、首位マンチェスター・ユナイテッドが7位アストンビラを4−0で迎撃した。これで勝ち点を76としたマンUは、この日の勝利で2位に浮上したアーセナルに同6差、翌日に試合を控えるチェルシーに暫定8差を付け、首位を快走している。
 この日の役者はなんといっても得点ランクトップに立つクリスティアーノ・ロナウド。開始17分、CKからのボールを最後はヒールでトリッキーに流し込むと、33分にはテベスのヘッド弾を右クロスからアシストし、ホームのサポーターを盛り上げる。
 この日今季リーグ26ゴール目を挙げたC・ロナウドの調子は後半に入っても衰えず、8分にはノールックでラストパスを前線に送ると、これを受けたルーニーが相手GKを簡単にかわしてネットを揺らす。そのルーニーは25分にもC・ロナウドのお膳立てからまたも得点を挙げてみせる。攻撃陣が結果を出し、C・ロナウドの1ゴール3アシストという最高の形でマンUが白星を飾った。
 3位アーセナルは敵地でボルトンに2点を先行されながら、試合終了間際のオウンゴールで3−2と競り勝った。0−1で迎えた前半30分、アーセナルはMFディアビーが悪質なタックルを仕掛けたとして一発退場の憂き目に遭うと、その後さらに失点。0−2と苦しい展開を強いられるが、後半17分にギャラスのゴールで息を吹き返すと、その後はファン・ペルシーのPK弾とオウンゴールで辛くも逆転勝利に成功した。
 残留争いでは、最下位ダービーがフルハムと2−2で引き分けて勝ち点1を獲得するに留まった一方で、17位バーミンガムは9位マンチェスター・シティーに3−1と勝利。この結果、現在勝ち点わずか11のダービーが残り試合全てに勝利しても、17位に浮上することは計算上不可能となり、同クラブの来季降格が確定した。プレミアリーグで3月のうちに降格チームが確定するのは史上初。


リーガ
スペインリーガエスパニョーラ第30節結果

ベティス3−2バルセロナ
≪得点者≫
ベティス:エドゥ64、78、ファニート76
バルセロナ:ボージャン12、エトー14

ビジャレアル3−0アトレティコ・マドリード
≪得点者≫
ビジャレアル:サンティ・カソルラ39、ニハト43、66

 スペインリーガエスパニョーラは29日、第30節の2試合が行われ、2位バルセロナが13位ベティスに2−3で敗れた一方、3位ビジャレアルは4位アトレティコ・マドリードに3−0と完勝した。この結果、バルセロナが3位に転落し、勝ち点1差でビジャレアルが2位に浮上した。
 序盤試合を優位に進めたのはアウェーのバルサだった。前半12分にボージャンが粘って近距離からネットを揺らすと、その2分後にはエトーのヘディングが決まって早くも2点先取。しかしその後得点を奪えないままでいると、後半19分にエドゥ、31分にはファニートにゴールを割られて試合を振り出しに戻される。さらに33分、バルサはDFがエドゥにかわされるとそのままシュートを放たれ、2−3と逆転を許してしまう。スコアはその後動くことはなく、バルサが正念場で勝ち星を落とす格好となった。
 もう1試合では、ホームのビジャレアルがアトレティコに快勝した。前半39分にサンティ・カソルラのゴールで先制すると、43分と後半21分にニハトが2得点。あとは相手にネットを揺らさせず、余裕の白星を祝った。
 ビジャレアルはこれで勝ち点を59に伸ばし、バルサ(同58)をかわして2位に浮上。翌日に試合を控える首位レアル・マドリードとは同3差と、ここに来て伏兵が一気にタイトルレースに加わってきた。


アン
フランスリーグアン1第31節結果

ボルドー2−1ナンシー

 フランスリーグ1は29日、第31節の1試合が行われ、2位ボルドーが3位ナンシーに2−1で勝利し、翌日に試合を控える首位リヨンとの勝ち点差を暫定ながら6に縮めた。
 前半28分にゼルカのゴールでナンシーに先制されたホームのボルドーだったが、相手が退場者を出したことにも助けられ、後半に2得点を挙げて逆転勝利。26日にアルゼンチン代表デビューを飾ったばかりのカベナギが後半8分に同点弾を決めると、終了間際には再びカベナギが逆転PK弾を沈めた。


【超サカFLASH】

視察
 日本代表の岡田武史監督が本日行われたJ1の鹿島vs横浜M戦を視察した。

視察
 U-23日本代表の反町康治監督が本日行われたJ1のFC東京vs京都戦を視察した。

ベンチ入り
 左太もも痛で離脱していたが、28日からチーム練習に合流したイタリアセリエA、カターニャFW森本貴幸が、本日行われるトリノ戦でベンチ入りする見込みとなった。

ベンチ外
 イタリアセリエA、トリノFW大黒将志が本日行われるカターニャ戦の遠征メンバーから外れた。

欠場
 スペイン2部リーグで、ラスパルマスのFW福田健二は29日、アウェーのグラナダ戦を欠場した。ラスパルマスは3−0で勝った。

常務取締役就任
 J1の東京Vのラモス瑠偉エグゼクティブディレクター(ED)が4月17日に同チームの常務取締役に就任することが明らかになった。

4.6復帰
 左アキレス腱周囲炎のため離脱していたJ2広島MF柏木陽介が29日に行われた福岡大との練習試合にスタメン出場し、4月6日に行われる岐阜戦でスタメン出場する可能性が濃厚になった。

優勝
フランスリーグカップ決勝結果

パリ・サンジェルマン2−1ランス

 フランスリーグカップは29日、パリ郊外サンドニで決勝を行い、パリ・サンジェルマンがランスを2−1で下し、10季ぶり3度目の優勝を果たした。1−1の後半ロスタイムにPKで決勝点を奪った。


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