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本日の超最新情報
2008.04.23.WED

INDEX

首位堅守
アジアチャンピオンズリーグ・グループリーグ第4戦
グループF
北京国安(中国)1−0鹿島アントラーズ
ナムディン(ベトナム)2−2クルンタイ・バンク(タイ)
グループG
ガンバ大阪2−0メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)
チョンブリ(タイ)2−2全南ドラゴンズ(韓国)
首位鹿島はACL初黒星!G大阪は山崎雅人の2ゴールで完勝して首位堅守!

打ち上げ
練習試合
日本代表候補3−0筑波大
日本は岡田ジャパン初招集の3選手のゴールで勝利!

打ち上げ
練習試合
U-23日本代表候補1−1浦和
U-23日本代表候補2−1大宮
大宮戦は川崎MF谷口博之のミドル弾2発で勝利!

CL展望
本日23日は欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦、バルセロナvsマンチェスター・ユナイテッド!

痛恨OG
欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦
リバプール(イングランド)1−1チェルシー(イングランド)
リバプールは試合終了直前のオウンゴールで痛恨ドロー!

マンCも参戦
バルセロナのブラジル代表FWロナウジーニョの争奪戦にマンチェスター・シティーも参戦!

楽観せず
北京五輪のグループリーグで楽なグループに入ったブラジル五輪代表のドゥンガ監督は楽観せず!

本日の超サカFLASH
体調不良のため離脱している浦和MF鈴木啓太は26日の京都戦も欠場ほか


本文
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首位堅守
アジアチャンピオンズリーグ・グループリーグ第4戦結果

グループF:

北京国安(中国)1−0鹿島アントラーズ
(豊台体育場)
≪得点者≫
北京国安:チアゴ44
≪出場メンバー≫
鹿島
GK:
21.曽ヶ端準
DF:
19.伊野波雅彦
3.岩政大樹
4.大岩剛
7.新井場徹
(46分22.石神直哉)
MF:
15.青木剛
6.小笠原満男
8.野沢拓也
(71分13.興梠慎三)
10.本山雅志
(54分14.増田誓志)
11.ダニーロ
FW:
9.田代有三

ナムディン(ベトナム)2−2クルンタイ・バンク(タイ)

グループG:

ガンバ大阪2−0メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)
(万博・8132人)
≪得点者≫
G大阪:山崎31、56
≪出場メンバー≫
G大阪
GK:
1.松代直樹
DF:
27.橋本英郎
2.中澤聡太
5.山口智
13.安田理大
(88分4.水本裕貴)
MF:
17.明神智和
7.遠藤保仁
10.二川孝広
FW:
9.ルーカス
18.バレー
(81分20.倉田秋)
30.山崎雅人

チョンブリ(タイ)2−2全南ドラゴンズ(韓国)

グループリーグ順位表
(第4節終了時)

上段:
順位.チーム・勝ち点
下段:
試合数・勝・分け・敗・得点・失点・得失点

グループF:

1.鹿島 9
4 3 0 1 16 2 +14
2.北京国安 9
4 3 0 1 8 4 +4
3.クルンタイ・バンク 4
4 1 1 2 14 16 -2
4.ナムディン 1
4 0 1 3 4 20 -16

グループG:

1.G大阪 10
4 3 1 0 11 7 +4
2.チョンブリ 5
4 1 2 1 6 5 +1
3.全南 4
4 1 1 2 6 8 -2
4.メルボルン 3
4 1 0 3 6 9 -3

 アジアクラブ王者を決めるアジアチャンピオンズリーグは本日23日、北京などでグループリーグ第4戦が行われ、グループFの鹿島アントラーズは0−1で北京国安(中国)に敗れた。通算3勝1敗の勝ち点9で北京国安に並ばれたが、得失点差で辛うじて首位。グループGのガンバ大阪はメルボルン(オーストラリア)に2−0で完勝し、勝ち点10で同グループ首位を堅持した。
 勝てばグループリーグ突破が決まっていた鹿島は前半に許した1点を最後まで取り返せず、初黒星。G大阪は山崎の2ゴールで3連勝とし、8強入りに前進した。メルボルンは同3でグループリーグ敗退が決まった。
 グループリーグでグループA〜Gの各1位と前回優勝の浦和レッズが準々決勝へ進む。優勝チームは12月に日本で行われるクラブワールドカップ(W杯)に出場する。

【アウェーで手痛い初黒星】
 やはり一筋縄ではいかないアジアのアウェー戦だった。ここまで3連勝で初のグループリーグ突破に向け順当に勝ち点を重ねてきた鹿島が、敵地の北京で手痛い初黒星。ライバル対決に敗れ、一転して決勝トーナメント進出は予断を許さない状況となった。
 負ければ後がない北京国安の荒々しい攻撃にさらされた。ロングボールを長身のチアゴに蹴り込み、こぼれ球を狙う単調極まりない攻め。一時は鹿島が試合を支配したかに見えたが、前半終了直前の一瞬の隙を突かれた。前線に残ったチアゴへの縦パスでオフサイドを取り損ねて失点。後半、増田、興梠の攻撃陣を投入して反撃を狙ったが、一度傾いた流れは引き戻せなかった。
 FW田代は「最低限の結果。むしろ2点目を取られなくて良かった」と疲労困憊。地元の大声援に押された北京国安の気迫が鹿島の技術を上回った。
 総得失点差で辛うじて首位を守ったが、グループリーグ突破の行方は、残り2試合で下位を相手に勝ち、どれだけゴールを稼ぐかの争いになる。公式戦3試合で無得点。Jリーグ序盤戦の勢いは完全に止まった。DF岩政は「1つ勝つことで流れを取り戻したい」。王者の宿命ともいえる過密日程の中で最初の正念場となる。

鹿島・オリベイラ監督
「予想通り厳しい試合だった。好機も多くあったし、決めていれば結果は違っていた。まだ得失点差のアドバンテージがある。あと2試合、しっかりやっていきたい」

【監督も驚く選手の闘志】
 北京国安が闘志を前面に押し出した戦いで、鹿島のグループリーグ突破に待ったをかけた。前半終了間際に先制すると、後半は完全に鹿島を圧倒した。
 試合後、多くの選手がピッチに倒れ込むほど走り抜いた。韓国人の李章洙監督は「今までで最もファイティングスピリットをみせてくれた」と話し、「2−0、3−0でも良かった」と追加点を奪えなかったことを残念がった。
 勝ち点で鹿島と並び、グループリーグ突破の希望もつながった。李監督は「今後に向けて光が見えた」と手応えを口にした。

【今季加入の山崎が2ゴール】
 組織的な守備でボールを奪い、中盤の巧みなパスワークで相手を圧倒したG大阪。大分から今季新加入した山崎が2得点で試合を決め、グループリーグ突破に前進した。
 前半31分の1点目は橋本−バレー−遠藤が流れるような連係で右サイドを崩し、低い折り返しに走り込んで右足で合わせた。3月のJリーグ開幕から公式戦11試合目での待望の初ゴールに続き、後半12分には遠藤が蹴った右FKを右足で直接蹴り込んだ。
 終盤にも左サイドをドリブル突破してシュート。GKの好守でハットトリックこそ逃したが「今日はたまたまです」と照れ笑いを浮かべた。
 Jリーグではこれまで83試合で3得点と、ストライカーとしては物足りない数字だ。だが、この大会では横浜M時代に2ゴールを記録している。
 その横浜Mで指導を受けたのが、現在は日本代表を率いる岡田武史監督。「試合に出る機会は少なかったが、人もボールも動くサッカーを植え付けられた」と言う。今では前線での献身的な動きも持ち味になっている。
 小中学校はフランスで活躍する松井大輔と同級生だった京都府出身の26歳。「我慢して使ってもらっていたので、決められて良かった」と喜びを噛みしめた。

【ほぼ完ぺきな守備で零封】
 G大阪は今月9日のアウェーでは4−3で辛勝したメルボルンを零封。西野監督は「守備の精度は上がってきた。守備の安定はうまくいった」と手応えを口にした。
 中盤からしつこくプレスを掛けた上、最終ラインを高い位置で保ち続け、相手の攻撃をほぼ完璧に封じた。
 これで敵地に乗り込むチョンブリ(タイ)との次戦に勝利すればグループG・1位が確定し、準々決勝進出が決まる。西野監督は「チーム力は互角と思っていない。最終戦には持ち込みたくない」と意気込んだ。

メルボルン・メリック監督
「高い質の試合だった。G大阪の中盤の選手がとても力強く、オフサイドラインも高かった。G大阪の方が今日はいいチームだったということだ」

【松代が強行出場】
 G大阪は左肩を負傷中のGK松代が強行出場。雨でボールが滑りやすい悪条件の中、空中戦でも力強く守って無失点で切り抜けた。
 19日の鹿島戦で負傷し、全治1週間と診断された。この日は痛み止めの注射を打って臨んだ。試合後は左肩をアイシングしながら「このために練習してるので、自分の存在価値をしっかりアピールしないと」と充実した表情だった。


打ち上げ
練習試合結果

日本代表候補3−0筑波大
≪得点者≫
日本:香川8、永井54、赤嶺88
≪出場メンバー≫
日本代表候補
前半メンバー
GK:
楢崎正剛
(29分都築龍太)
DF:
徳永悠平
寺田周平
田中マルクス闘莉王
駒野友一
MF:
今野泰幸
中村直志
香川真司
茂原岳人
FW:
玉田圭司
大久保嘉人
(29分永井雄一郎)
後半メンバー
GK:
都築龍太
(60分川口能活)
DF:
阿部勇樹
栗原勇蔵
高木和道
長友佑都
MF:
山瀬功治
中村憲剛
西紀寛
山岸智
FW:
巻誠一郎
(62分赤嶺真吾)
永井雄一郎
(68分茂原岳人)

 日本代表候補は本日23日、千葉県習志野市内で筑波大と練習試合を行い、6月のワールドカップ(W杯)アジア3次予選に向けた3日間の強化合宿を打ち上げた。
 3−0で勝った練習試合では合宿で取り組んできた、連動してプレスをかける意識の浸透がうかがえた。得点を決めたのは岡田ジャパン初招集の3選手。前半は19歳のMF香川(C大阪)がゴールを奪い、後半はFW永井(浦和)と赤嶺(FC東京)が加点した。
 日本は5月24日にコートジボワール、同27日にパラグアイとキリンカップで対戦し、W杯アジア3次予選4試合に備える。
 なお、この試合では、巻が相手選手と接触して右膝を痛めた。倒れ込んだまま立ち上がれず、担架でピッチを離れた。病院での検査の結果をチームドクターから聞いた岡田監督は「(全治)1週間から10日間ぐらいの打撲」と話した。


打ち上げ
練習試合結果

U-23日本代表候補1−1浦和レッズ
≪得点者≫
日本:李78=PK
浦和:高橋(ユース)58
≪出場メンバー≫
U-23日本代表候補
前半メンバー
GK:
西川周作
DF:
槇野智章
小林祐三
細貝萌
MF:
辻尾真二
菊地光将
梶山陽平
柏木陽介
上田康太
FW:
李忠成
平山相太
後半メンバー
GK:
松井謙弥
DF:
槇野智章
小林祐三
菊地光将
MF:
辻尾真二
青山敏弘
細貝萌
柏木陽介
上田康太
FW:
李忠成
平山相太

U-23日本代表候補2−1大宮アルディージャ
≪得点者≫
日本:谷口25、89
大宮:橋本63
≪出場メンバー≫
U-23日本代表候補
前半メンバー
GK:
山本海人
DF:
中村北斗
青山直晃
吉田麻也
田中裕介
MF:
大竹洋平
本田拓也=42分
谷口博之
梅崎司
FW:
山崎亮平
萬代宏樹
後半メンバー
GK:
山本海人
DF:
中村北斗
青山直晃
吉田麻也
田中裕介
MF:
岡崎慎司
本田拓也
谷口博之
梅崎司
(81分大竹洋平)
FW:
山崎亮平
萬代宏樹

 北京五輪を控えるサッカーのU-23(23歳以下)日本代表候補は本日23日、さいたま市内でJ1の浦和レッズと大宮アルディージャを相手に練習試合を行い、3日間の合宿を打ち上げた。
 合宿に参加した26選手全員が2組に分かれて出場。浦和戦は1−1の引き分け、大宮戦はMF谷口(川崎)の2得点で2−1で勝った。FW勢のゴールは李(柏)のPKによる1点のみで、浦和戦に出た平山(FC東京)らは不発に終わった。
 U-23日本代表は5月下旬にフランスで行われるトゥーロン国際大会に出場する。

【谷口がミドルで2得点】
 谷口がミドルシュートで2得点とアピールした。大宮戦の前半26分に右足で強烈な先制ゴールを決めると、思わず両こぶしを握った。さらに後半44分にも同じく右足でネットに突き刺し「正直、ゴールは狙っていた」と練習試合での好アピールに満足そうだった。
 主力である梶山(FC東京)らを追いかける立場にいる。中盤でライバルは多く、生き残りは容易ではない。谷口は「Jリーグでも活躍を続けて、次にまた呼ばれるようにしたい」と話した。


CL展望
欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦日程

23日(水)
日本時間27:45〜
バルセロナ(スペイン)vsマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
(カンプ・ノウ)

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最新TVスケジュール

 欧州チャンピオンズリーグは本日23日、準決勝第1戦で、バルセロナ(スペイン)とマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)が激突する。世界で最も魅力的なサッカーを繰り広げている両チームだけに、最高にスペクタクルな試合への期待が高まっている。
 2年ぶりのビッグイヤー獲得を目指すバルセロナだが、国内リーグでは週末のエスパニョール戦に0−0で引き分け、逆転優勝の可能性がほぼ消滅。しかも、ここ8試合でわずか1勝と、不調が続いている。足の故障で戦線離脱中のロナウジーニョは依然見通しが立たず、風邪でエスパニョール戦を欠場したアンリの状態も不透明。さらに第1戦ではキャプテンのプジョルが出場停止と満身創痍の状態に陥っている。
 しかし、そんな状況を一転させる起爆剤と期待されているのが、先月初頭から故障で離脱していたメッシの戦線復帰だ。エスパニョール戦でもプレーしたメッシは、持ち前のドリブルを何度も披露。短い時間でどこまでコンディションを戻せるかが勝負のカギとなる。そのメッシともども攻撃の主役を担うエトーは、「優勝候補と言われる相手と戦うのは、個人的にはモチベーションが上がる。強敵を倒してやりたいという気持ちになる」と語り、挑戦者としてマンUに挑む気持ちを明かした。
 一方のマンUにとって、第1戦の行われるカンプノウは、1999年にバイエルン(ドイツ)を倒して欧州の頂点に立った思い出の地。国内リーグ、FAカップ、CLと3冠を達成した伝説のチームのメンバーのうち、現在も在籍しているのはギグス、G・ネビル、スコールズ(カンプ・ノウでのCL決勝は出場停止)の3人となった。
 国内リーグでも優勝に向けて首位をひた走るマンUは、週末のブラックバーン戦でそ径部に故障を抱えるGKファン・デルサールが欠場し、ルーニーも臀(でん)部を負傷。しかし、2人とも深刻な状況ではなく、バルサ戦のメンバーに名を連ねる見込み。マンUの現在の故障者は、太ももを傷めているハーグリーブスと、そ径部負傷のアンデルソンのみとなっている。

【メッシvsクリロナを否定】
 本日23日に行われる欧州チャンピンズリーグ準決勝第1戦のバルセロナ(スペイン)vsマンチェスターU(イングランド)で、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとの競演が注目されるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが22日、前日会見でこの一戦への意気込みを示した。
 「2つのビッグクラブの戦いであり、2人の戦いじゃない」とコメントしたメッシは、C・ロナウドとの対決に焦点を当てようとする報道陣に釘を刺すと、「僕らが勝つためには、11人の選手がうまくプレーすることが必要で、僕ら2人だけの話ではない。チームのためにベストを尽くすだけ」と語った。
 また、メッシは最後に「準備はできている。重要な試合だけど、リラックスしているし、変なプレッシャーもない。むしろその逆だね」と話し、強豪相手との試合を楽しみにしている様子だった。
 また同日、バルセロナのフランク・ライカールト監督が窃盗被害に遭っていたことが明らかになった。現地警察によると、事件が発生したのは20日の夜で、ライカールト監督は家族とともに在宅中だったとのこと。現地紙の報道によると、現金や貴金属などが盗まれたとのこと。


痛恨OG
欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦結果

リバプール(イングランド)1−1チェルシー(イングランド)
(アンフィールド・45000人)
≪得点者≫
リバプール:カイト43
チェルシー:オウンゴール89
≪出場メンバー≫
リバプール
GK:
25.レイナ
DF:
17.アルベロア
23.キャラガー
37.シュクルテル
12.アウレリオ
(62分6.リーセ)
MF:
14.シャビ・アロンソ
20.マスチェラーノ
8.ジェラード
18.カイト
19.バベル
(76分11.ベナユン)
FW:
9.トーレス
チェルシー
GK:
1.ツェフ
DF:
20.パウロ・フェレイラ
6.カルバーリョ
26.テリー
3.アシュリー・コール
MF:
8.ランパード
4.マケレレ
13.バラック
(86分39.アネルカ)
FW:
10.ジョー・コール
(63分21.カルー)
15.マルーダ
11.ドログバ

 サッカーの欧州チャンピオンズリーグは22日、英国・リバプールで準決勝第1戦の1試合が行われ、昨季と同じ顔合わせとなったイングランド勢対決は初の決勝進出を目指すチェルシーが昨季準優勝のリバプールと敵地で1−1の引き分けに持ち込んだ。
 先制したのはリバプールで、前半43分に浮き球に走り込んだカイトが決めた。その後も再三の決定機をつくったが、GKツェフの好守にも阻まれ加点できなかった。チェルシーは後半ロスタイムに、カルーの左クロスがリバプールDFリーセのオウンゴールを誘って追い付いた。
 第2戦は30日にチェルシーのホームで行われる。

【終了直前に痛恨オウンゴール】
 リバプールの本拠地、アンフィールドで行われた一戦は、リバプールが攻め、チェルシーがそれを凌ぐ展開となった。徐々に支配率を上げたリバプールは、前半31分にフェルナンド・トーレスが最初の決定的なシュートを放つが、これはチェルシーGKツェフの好セーブで防がれる。それでも43分、高い位置のチェックから波状攻撃を仕掛けたリバプールは、マスチェラーノのシュートミスに走り込んだカイトがうまくGKツェフの股間を抜き、先制のネットを揺らす。
 後半も優勢に試合を進めたリバプールは、何度もチャンスを作ったものの、追加点を奪うまでは至らない。そして、試合は規定の90分間が過ぎ、4分と表示されたロスタイムも4分が経過した。ここでチェルシーFWカルーが入れたクロスをヘッドでクリアしようとした途中出場のリバプールDFリーセが痛恨のオウンゴール。リバプールは土壇場で白星を逃し、試合は1−1のドローに終わった。
 敵地でゴールを挙げてドローという上々の結果を手にしたチェルシーのグラント監督は、「今日は両チームのゴールともミスから生まれた。ランパードのミスから失点したが、その後の選手交代で流れを引き寄せることができた。アウェーでゴールを挙げることの重要性を考え、カルーとアネルカを送り込んで中盤も変更し、それが実った」と振り返った。
 さらに「目標の決勝進出へ向け、大きなステップが踏み出せた。アウェーで1−1のドローというのは、素晴らしいアドバンテージ。第2戦もタフな試合になるだろうが、ホームで戦える我々が有利だ」と語り、第2戦の戦いに自信を窺わせていた。
 一方のリバプール、ベニテス監督は、「あの状況で選手を責めることはできない。あんな風にバウンドしたボールを扱うのは難しいものだ」と、オウンゴールのリーセをかばった。そして、「あの時間にオウンゴールで追い付かれたのだから、誰もが落胆している。しかし試合中には、これ以上にない決定機が3度はあり、それを決めなければいけなかった。スタンフォードブリッジでの勝利が必要になったが、我々にはそれを達成できる力があると信じている」と話していた。

【敵地で価値あるドロー】
 ロスタイムも5分に差しかかっていた。ピッチの左隅でカルーが相手を振り切り、右足で低い弾道のクロスを送る。遠いサイドで待ち構えるアネルカの前に突然飛び込んだ相手DFリーセが、誤って頭でゴールに叩き込んだ。
 棚からぼたもちの同点弾だが、チェルシーにとって価値は計り知れない。グラント監督は「我々は常に落ち着いていた。同点は妥当な結果だ」と話したが、本心ではないだろう。枠内へ飛んだシュート数は3対7で、ボール支配率も45%と相手に10%も劣った。
 リバプールとは過去3シーズンで2度準決勝でぶつかり、いずれも敗れた。特に敵地アンフィールドは、2度とも0−1で屈している“鬼門”だった。さらにドログバは膝痛で、ランパードは病気の母の見舞いで最近まで離脱していたため、ともに精彩を欠いた。
 GKツェフが連発した好守がチームを救った。25歳の守護神も今月半ばまで1ヶ月以上戦列を離れたが、後半40分にジェラードが放った左隅への強烈なシュートを弾くなど存在感を示した。「世界最高のGKだ。ケガが多くて世界一不運だけどね」とはランパード。上機嫌で軽口が出るほど、土壇場の同点劇がうれしかったようだ。

【ロスタイムの悲劇】
 先行したリバプールは終盤にも果敢に追加点を狙った。後半40分にはジェラードの強烈なシュートがGKに阻まれ、2分後にはフェルナンド・トレースがフリーで抜けたがシュートに持ち込めなかった。逸機が続き、ロスタイムに逆襲でまさかの同点ゴールを喫した。
 ロスタイムの表示は4分だったが、同点直後に試合が終了したのは5分を回ってから。ベニテス監督は「なぜあれほど長いのか理解できない」と不満をぶちまけた。
 リバプールはチェルシーのホームで最近8試合勝ち星がないという。それでも同監督は「次でストップをかける。チームの出来は良く、勝算はある」と自信を口にした。


マンCも参戦
 イングランドプレミアリーグ、マンチェスター・シティーが、スペインリーガエスパニョーラ、バルセロナからの移籍の可能性が高まっているブラジル代表FWロナウジーニョの代理人と交渉していたことが22日、明らかになった。
 英紙デーリー・テレグラフによると、交渉は今月上旬、同選手の代理人とクラブ幹部の間で行われ、条件面などに関し口頭で基本合意したという。マンチェスター・シティーはタイ元首相のタクシン・オーナーの資金力を生かし、アジア市場開拓を中心とした世界進出のため、大物選手獲得を目指しているという。
 ロナウジーニョを巡っては、イタリアセリエAのミランが選手側と条件面で基本合意したのを受け、バルセロナと予備交渉したが、移籍金などで隔たりがあり、不調に終わっている。同じミラノのインテルも獲得に動いており、三つ巴での獲得争いの様相を呈してきた。


楽観せず
 ブラジル代表と五輪代表を率いるドゥンガ監督は22日、北京五輪グループリーグで楽とみられる組み合わせになったことについて「注意して臨む必要がある」と楽観しなかった。
 サッカー王国ブラジルだが、過去の五輪で銀メダル2度、銅メダル1度で金メダルがなく、北京で初優勝を目指す。20日の抽選でブラジルはグループCで中国、ニュージーランド、ベルギーと同グループだが「このグループを勝ち抜くことが簡単か難しいかに関わらず、ブラジルの力量をピッチで示さなければならない」と話した。


【超サカFLASH】

基本合意
 日本サッカー協会は本日、大阪府堺市と大阪府サッカー協会との三者間で、堺市に建設するナショナルトレーニングセンターの整備事業に関する基本合意書を交わすと発表した。25日に堺市役所で締結する。施設設備の支援として日本協会が5億円を負担することなどで合意している。

スタメン
 スコティッシュプレミアリーグ、セルティックMF中村俊輔は左足首痛のため22日はクラブハウス内で治療に専念したが、27日に行われるレンジャーズ戦にはスタメン出場する見込みとなった。

右足首痛再発
 スコティッシュプレミアリーグ、セルティックMF水野晃樹の右足首痛が再発し、今季の残り試合出場が微妙となった。本日23日にも精密検査を受ける。

欠場
 体調不良のため離脱しているJ1浦和MF鈴木啓太は26日に行われる京都戦も欠場する見込みとなった。同チームのエンゲルス監督は「いつやれるか分からない」と練習復帰の見通しが立っていないことを明らかにした。

太もも裏負傷
 J1浦和DF坪井慶介が22日の練習中に右太もも裏を負傷した。本日23日に精密検査を受ける予定だが、長期離脱の可能性もある。

全治10日
 J1清水MF枝村匠馬が左足首捻挫で全治10日間と診断されたことが明らかになった。

プロA契約
 J1新潟は本日、MF木暮郁哉(18)との契約をプロC契約からプロA契約に変更したと発表した。

部分合流
 右膝半月板損傷のため離脱していたJ1磐田FW前田遼一が22日、練習に部分合流した。前田は今週中の完全合流を目指している。

部分合流
 左鎖骨下静脈血栓症が判明し、選手契約が見送られたJ1磐田MF山本脩斗(契約社員)が明日24日からチームに合流する見込みとなった。病気が完治すれば選手契約となる。

ランニング再開
 右大腿部の筋挫傷で全治1〜2週間と診断された横浜MのDF中澤佑二が22日、ランニングを再開した。26日に行われる大分戦の出場は微妙。

新記録の可能性
 26日に西京極で行われるJ1の京都vs浦和戦の前売りチケットが既に約2万枚売れており、同スタジアムでの最高記録を更新する可能性が出てきた。

復帰
 左足首捻挫のため離脱していたJ1京都FW柳沢敦が26日に行われる浦和戦で復帰する見込みとなった。

53%減
 J2草津の運営会社は本日、2007年度決算で経常利益が前年度比52.9%減の2600万円、純益が同34.4%減の2100万となったと発表した。Jリーグは同クラブに対し「公式試合安定開催基金」から4年連続の融資を決めている。

前倒し
 イタリアサッカーリーグは22日、セリエA最終節のサンプドリアvsユベントスの一戦を、5月18日から1日前倒しして行うと発表した。18日にローマ法王がジェノアを訪れるため。

昇格
 フランスリーグ2(2部相当)で22日、首位を走るルアーブルが5年ぶりに来季のリーグ1昇格を決めた。ホームでセダン相手に0−0のスコアレスドローに持ち込んだルアーブルは、残り4試合を残した段階で4位トロワとの勝ち点差を15とし、昇格圏内となる3位以内を確定させた。


[提携サイト]
日本代表ニュース

日本の超サッカー情報
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