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2008.06.03.TUE
日本代表がオマーンに向けて出発!!本日の超最新情報

INDEX

出発
日本代表がW杯アジア3次予選第4戦のアウェーでのオマーン戦(7日・マスカット)に向けて出発!

離脱&追加招集
日本代表DF阿部勇樹(浦和)が両足首痛のため離脱し、DF高木和道(清水)が追加招集!

疲労回復
日本女子代表は5日の女子アジアカップ準決勝・中国戦に向け、軽めの調整で疲労回復!

通夜
2日に死去した元日本サッカー協会会長の長沼健氏の通夜が営まれ、日本代表の岡田武史監督、同協会の岡野俊一郎名誉会長、川淵三郎会長らが参列。

首位堅守
W杯アジア3次予選第3戦
グループ1
カタール0−0中国
グループ3
トルクメニスタン0−0北朝鮮
グループ4
シンガポール3−7ウズベキスタン
サウジアラビア4−1レバノン
グループ5
シリア1−0クウェート
イラン0−0UAE
グループ4で首位のウズベキスタンは圧勝して3連勝!

欠場
イタリア代表DFカンナバーロ(34)が足首靱帯損傷でユーロ2008を欠場!フィオレンティーナDFガンベリーニが追加招集!

正式発表
インテルがモウリーニョ氏(45)の監督就任を正式に発表!3年契約で年俸は約14億6000万円!

正式発表
マンチェスター・シティーがエリクソン監督(60)の退任を正式に発表!

完勝
W杯アジア3次予選第3戦
グループ2
日本代表3−0オマーン代表
タイ代表2−3バーレーン代表
日本は長沼氏に捧げる3ゴールでオマーンに完勝!

1位突破
女子アジアカップ・グループリーグ第3戦(最終戦)
グループB
オーストラリア女子代表1−3日本女子代表
日本は快勝して1位通過での決勝トーナメント進出が決定!準決勝では前回王者の中国と激突!

本日の超サカFLASH
日本vsバーレーン(6月22日・埼玉)の大会概要を発表ほか


本文
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出発
 日本代表は本日3日、ワールドカップ(W杯)アジア3次予選、グループ2・第4戦のオマーン戦(7日・マスカット)に向けて羽田空港から出発した。日本は現在2勝1敗の勝ち点6で同組2位。
 出発前にチームは軽く調整した。3−0で制した前日のオマーン戦に先発した選手は宿舎のプールで体を動かし、それ以外のメンバーは横浜市内のグラウンドでミニゲームなどを行った。岡田監督は次戦へ向け「勝たなければいけない。総力を挙げて戦う」と意気込んだ。
 日本代表は14日にバンコクでタイと対戦し、15日に帰国する予定。


離脱&追加招集
 日本サッカー協会は本日3日、ワールドカップ(W杯)アジア3次予選でオマーン、タイへ遠征する日本代表からDF阿部勇樹(浦和)がケガのために離脱すると発表した。DF高木和道(清水)が追加招集され、同日午後からチームに合流。
 阿部は両足首痛のため、別メニューで調整を続けていた。日本代表は7日にオマーン、14日にタイといずれもアウェーで対戦する。


疲労回復
 ベトナムのホーチミンで行われているサッカーの女子アジアカップでグループリーグ・グループBを1位通過した日本女子代表は、5日の準決勝で前回優勝の中国(グループA・2位)と対戦する。グループリーグが中1日で3試合という強行日程だったため、3日はグラウンドでの練習をせずに軽いジョギングなどで疲労回復に努めた。
 初優勝を目指す日本が北京五輪で対戦の可能性もある中国に勝てば、2001年(当時はアジア選手権)以来の決勝進出となる。準決勝のもう1試合は北朝鮮(グループA・1位)vsオーストラリア(グループB・2位)。


通夜
 2日に死去した元日本サッカー協会会長の長沼健氏の通夜が本日3日、東京都内の斎場で営まれ、同協会の岡野俊一郎名誉会長、川淵三郎会長(キャプテン)、釜本邦茂副会長らが参列した。告別式は近親者のみで行うが、川淵キャプテンは「ご遺族と相談して、お別れの会を来月ぐらいにやりたい」と話した。
 日本代表の岡田武史監督も同日、ワールドカップ(W杯)アジア3次予選の遠征の出発前に斎場を訪れて故人をしのんだ。
 日本協会には韓国協会の鄭夢準会長らが弔辞を寄せた。アジア連盟のハマム会長は公式ホームページで「長沼氏は日本サッカーの強固な基盤づくりに貢献し、世界にアジアのサッカーをアピールした」と称えた。


首位堅守
W杯アジア3次予選第3戦結果

グループ1:

カタール0−0中国

グループ3:

トルクメニスタン0−0北朝鮮

グループ4:

シンガポール3−7ウズベキスタン
サウジアラビア4−1レバノン

グループ5:

シリア1−0クウェート
イラン0−0UAE

 ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会のアジア3次予選は2日、シンガポールなどで行われ、グループ4のウズベキスタンはシンガポールに7−3と圧勝し、3連勝で勝ち点を9とした。グループ3の北朝鮮はトルクメニスタンと0−0で引き分け、同グループの韓国と同じ1勝2分けの勝ち点5となった。
 3月に強豪サウジアラビアを3−0で破ったウズベキスタンは、同日行われるサウジアラビアvsレバノンを待たずに同組首位を守り、サウジアラビアはレバノンに4−1で快勝し、首位ウズベキスタンに勝ち点3差の2位につけた。
 一方、グループ5ではシリアがクウェートを1−0で破り、イランと0−0で引き分けた首位のUAE(アラブ首長国連邦)と、勝ち点5で並んだ。
 グループ1では勝ち点7で首位のオーストラリアを追う2位カタールと3位中国が0−0で引き分けた。


欠場
 イタリアサッカー連盟2日、レアル・マドリード(スペイン)所属の同国代表DFファビオ・カンナバーロ(34)が、足首を負傷し代表チームから離脱したと発表した。
 カンナバーロは、ユーロ2008(欧州選手権)に向けたイタリア代表のトレーニング中にDFキエッリーニのタックルを受けた際に痛めた。病院に搬送され検査を受けた結果、靱帯を損傷していたことが判明した。これを受け、同連盟は公式HP上で「カンナバーロは、ユーロ2008に別れを告げなければならない」との声明を発表。フィオレンティーナ所属のDFアレッサンドロ・ガンベリーニの追加招集を決定した。
 代表キャップ数116を誇り、優勝を果たした2006年ドイツW杯でも主将としてトロフィーを掲げたカンナバーロは、同年のFIFA年間最優秀選手にも選出されており、ユーロ2008でもディフェンスの中心として活躍することが期待されていた。


正式発表
 イタリアセリエAのインテルは2日、イングランドプレミアリーグ、チェルシーの前監督だったジョゼ・モウリーニョ氏(45)の監督就任を正式に発表した。3年契約が結ばれ、本日3日に就任会見を行う。年俸は900万ユーロ(約14億6000万円)。
 インテルは今季、国内リーグで3連覇を達成したものの、ロベルト・マンチーニ前監督を解任していた。
 ポルトガル人のモウリーニョ氏はプロ選手経験はないものの、戦術と人心掌握に長ける知将で、2003−2004年シーズンにポルト(ポルトガル)を欧州王者に導くと、2004年に就任したチェルシーでは、約3シーズンでリーグ2連覇など国内主要タイトル5つをもたらした。昨年には、イングランド代表監督の有力候補にもなった。イタリアでの指揮は初めて。


正式発表
 イングランドプレミアリーグのマンチェスター・シティーは2日、ズベン・ゴラン・エリクソン監督(60)の退任を正式に発表した。
 プレミアリーグで、序盤こそトップ4を争う好調な滑り出しを見せたものの、後半戦に入ると失速し、結局9位で今シーズンを終えたマンチェスターCだが、同クラブは、公式HP上で双方合意のもとでのエリクソン監督の退任を発表した。昨年7月に就任した同監督は、わずか1年足らずで同クラブを離れることとなった。
 エリクソン氏は、クラブ幹部との共同声明で「私はマンチェスターCでの時間をとても楽しんだ。サポーターと選手達、スタッフ、彼らの素晴らしいサポートに感謝したい。クラブに関係する皆さんの今後の成功を望んでいる」との別れの言葉を残している。なお、同監督の去就については、かつて監督を務めたとこともあるポルトガルの名門・ベンフィカへの復帰の可能性などが報じられている。


完勝
W杯アジア3次予選第3戦結果

グループ2:

日本代表3−0オマーン代表

会場:日産スタジアム
観衆:46764人
主審:マリック(シンガポール)
天気:曇りのち雨
湿度:76%
気温:17℃
ピッチ:全面良芝

≪得点者≫
日本:中澤10、大久保22、中村俊49
≪出場メンバー≫
日本代表
GK:
18.楢崎正剛(名古屋)
DF:
3.駒野友一(磐田)
2.中澤佑二(横浜M)(cap)
4.田中マルクス闘莉王(浦和)
6.長友佑都(FC東京)
(82分15.今野泰幸(FC東京))
MF:
10.中村俊輔(セルティック)
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
7.遠藤保仁(G大阪)
9.松井大輔(サンテティエンヌ)
16.大久保嘉人(神戸)
(72分13.香川真司(C大阪)
FW:
11.玉田圭司(名古屋)
(79分12.巻誠一郎(千葉))
ベンチ:
1.川口能活(磐田)
DF:
5.寺田周平(川崎)
MF:
14.中村憲剛(川崎)
8.山瀬功治(横浜M)

フォーメーション
(4-5-1)

   11
 9  16  10
   7  17
6  4  2  3
   18

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W杯アジア3次予選の
日本代表メンバー24名


オマーン代表
GK:
1.アリ・アルハブシ
DF:
7.イスマイル・アルアジミ
6.イサム・ファヤル
5.ナビル・アシュール
4.アシュラフ・エイド
17.ハサン・マダファル
MF:
15.モハメド・アルムシャイヒ
(55分2.ハイサム・ハミス)
8.アハメド・ハディド
16.モハメド・ムバラク
(75分14.ハサン・ラビア)
10.ファウジ・ドゥールビーン(cap)
FW:
11.エマド・アルホスニ
ベンチ:
18.バダル・アルアラウィ
12.イブラヒム・サビール
3.サリム・アルハブシ
9.ハシム・サレハ
13.モハメド・アハメド

フォーメーション
(5-4-1)

   11
 16 10 15
    8
17 4  5  6  7
   18

≪各種データ≫
日本オマーン
ボール支配率:
66%:34%
シュート数:
12:4
直接FK数:
13:15
間接FK数:
2:5
CK数:
5:3
GK数:
6:18
PK数:
0:0
オフサイド:
2:4

タイ代表2−3バーレーン代表
≪得点者≫
タイ:チャイカムディー25、ウィノータイ44
バーレーン:イサ22、ラティフ34、サイド・モハメド57

W杯大会アジア3次予選順位表
(第3戦終了時)

上段:
順位.チーム・勝ち点
下段:
試合数・勝・分け・敗・得点・失点・得失点

グループ2:

1.バーレーン 9
3 3 0 0 5 2 +3
2.日本 6
3 2 0 1 7 2 +5
3.オマーン 3
3 1 0 2 1 4 -3
4.タイ 0
3 0 0 3 3 8 -5

 2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会アジア3次予選グループ2第3戦の日本代表vsオマーン代表は2日、横浜市の日産スタジアムに4万6764人の観衆を集めて行われ、日本が3−0で快勝した。この日死去した日本協会元会長の長沼健氏に捧げる勝利で厳しい6月の4連戦初戦を順調に突破した。
 日本は2勝1敗で勝ち点を6とし、2位を堅持。同グループのもう1試合ではバーレーンがタイを3−2で下して3連勝の同9で首位を守った。
 4大会連続4度目の出場を目指す日本は7日にオマーン、14日にタイと敵地で対戦し、22日には埼玉スタジアムでバーレーンとぶつかる。
 日本は立ち上がりから中盤でボールを支配。前半10分にCKを中澤が頭で押し込み先制。22分にも、中村のロングパスを闘莉王が頭で落としたところを大久保が決め早々とペースを握った。後半4分には中村が3点目を奪い試合を決めた。
 敗北濃厚になってもオマーンは攻撃的な姿勢を見せず、余裕が出た終盤に岡田監督は香川(C大阪)を中盤で、今野(F東京)を左サイドバックで試すなど次戦へ向けた備えも施した。
 日本は3日夜に出発して7日にアウエーでオマーン戦を迎える。ホーム&アウェー方式の3次予選は各グループ2位までが9月に始まる最終予選に進む。

日本代表・岡田武史監督
「前半は相手のプレスが甘く、いい形で2点取れた。後半も俊輔(中村)が点を取ってくれて楽になった。最後までファイトした選手達に感謝したい。大変お世話になった(元日本協会会長の)長沼さんのためにも勝てて良かった」

中村俊輔(セルティック)
「みんなで激しくいき、ボールを取られたらすぐチェックするなど細かいところが良かった。それらが積み重なってこの結果になった」

中澤佑二(横浜F・マリノス)
「(先制点は)いいボールが来たので、絶対に決めなければいけないと思った。3点取れて非常に良かった。今後のアウェーでも怖がらずに攻めていきたい」

【中心にいたのはやっぱり俊輔】
 組織と個人技。岡田監督が目指す組織的な守備に、欧州組の技が融合した新しい日本のサッカーがピッチ上に結実した。日本が4連戦の最初のオマーン戦で今後に弾みをつける勝ち点3。3月のバーレーン戦の敗戦後「これからは好きにやらせてもらう」と宣言した岡田監督なりの答えでもあった。
 その中心にいたのはやはり欧州組の中村俊輔だった。「五分五分のボールに1人目が詰めて、こぼれ球にスライディングして奪う。それが良かった」。何よりチームの戦う姿勢を評価した背番号『10』に、かつてのひ弱な司令塔の面影はなかった。
 1−0の前半22分、自陣からのロングパスを走り込んだ闘莉王に合わせ、大久保の追加点を呼び込む。圧巻は後半4分。松井からのパスを受け、右足で豪快に決めてオマーンにとどめを刺した。長谷部を含めた欧州組が組織の中で創造力と高い技術を発揮。この両輪がチームに推進力を生んだ。
 重苦しい空気はひとまず振り払った。しかし、主力5人を出場停止などで欠いたオマーンに精彩がなかったのも事実。岡田監督も「まだ何も得たわけではない。今日のオマーンは本当のオマーンではない」と次の敵地での戦いに警戒を緩めない。
 それでも負ければ全てが暗転する可能性があった一戦を勝ちきった意味は大きい。「ヤマは越えていないが、一歩は踏み出せた」と岡田監督。日本に再び、南アフリカへ向かう力を与える一歩だった。

【大一番で大きなボンバーヘッド】
 中澤のボンバーヘッドが大一番の重圧から日本代表たちを解き放った。前半10分、遠藤の右CKにゴール中央で体ごと投げ出し豪快ヘッド。ボールがネットを揺らすと、力強いガッツポーズで雄叫びをあげた。
 3日間連続の非公開練習で練り上げたセットプレーの成果だった。闘莉王と中澤という2人のターゲットがあえて同じサイドで待ち、1人がDFを引きつける。「僕がおとりになったり、闘莉王とうまく話し合ってやれれば、セットプレーから得点の可能性が高くなる」。試合前、話していた言葉通りの一撃に、笑いも止まらない。
 それにしても、FW顔負けである。これでDFながら代表通算14得点。本職の守備はもちろん、攻撃面でも長く日本の得点源の1つになっている。このチームでは精神面でも柱の1人だ。「自分を信じてやれば、大丈夫」。3月のバーレーンで敗れ緊迫感も漂う中、平常心の大切さを説き続けてきた。

【欧州組の松井&長谷部が存在感】
 欧州組の松井、長谷部が存在感を示した。
 松井は「勝つことが大事なのでバランスを見ながらやった」と冷静にプレー。後半4分に左サイドでボールを奪うと、中村俊にパスを出して3点目をアシストした。
 長谷部は「監督の意図が攻撃的にやろうということだったので、どんどん前に飛び出した」と積極的な攻撃参加で貢献した。

【大久保が貴重な追加点GET】
 大久保が前半22分、右足で貴重な追加点を決めた。「入れて当たり前と思われるが、難しいシュート」と振り返った。風邪からの回復具合が心配されたが、後半27分に退くまでピッチを精力的に動き回った。守備の意識も高く、攻守に存在感を示した。
 大久保は「体力的にはしんどくて、気力でやった。プレッシャーもあった」と安堵の表情を浮かべた。

【長沼氏死去に「最後のゲキ」】
 選手として日本初のワールドカップ(W杯)予選出場、監督としてのメキシコ五輪銅メダル、そして日韓共催の2002年W杯の招致。戦後日本サッカー界最大の功労者、長沼元会長の突然の訃報にサッカー界は深い悲しみに包まれた。
 くしくも、元会長が最後まで気に懸けた日本代表はW杯アジア3次予選の正念場となるオマーン戦の当日だった。日本協会の川淵三郎キャプテンは「本当に大事な試合の前に、長沼さんが最後のゲキを与えてくれたのではないか。チームにきっと伝わって、きっと勝利を勝ち取ってくれると思う」と、沈痛な表情で語った。選手はキックオフ前に黙祷をささげ、喪章をつけて哀悼の意を示した。
 現役時代に日本代表として長沼監督の下でプレーした藤口光紀・浦和社長は「親分肌で人望が厚く、みんなが付いていった。W杯招致もあの人がいなければ実現していない」と人柄をしのんだ。長沼元会長が、浦和のホームスタジアム、埼玉スタジアム場長を務めていたこともあり、「浦和が勝つと本当に喜んでくれた。年が明けてから急に細くなって心配していたが…」と言葉を失った。

【岡田監督「長沼さんも喜んでくれる」】
 日本サッカーの発展に尽力した長沼健さんが息を引き取った2日、喪章を腕に巻いた日本代表の選手達はワールドカップ(W杯)アジア3次予選でオマーンに快勝した。会場の横浜・日産スタジアムは、長沼さんが招致に全身全霊を傾けた2002年W杯決勝の舞台だった。
 出発前のホテルで悲報を知った岡田武史監督は「長沼さんも勝って喜んでくれると思う」。1997年、加茂周監督の更迭と岡田コーチ昇格を断行したのは、当時日本協会会長だった長沼さんだ。「あの方が盾となって前面に出てやってくれた」と当時を述懐した。
 敗れると岡田監督自身の進退問題にもつながりかねなかった一戦に突然の訃報が重なったが、チームに動揺はなかった。ある選手は「それだから頑張るというのではなく、いつも通り気持ちを入れてプレーした」と平常心を強調。頼もしく育った日本の選手が、鮮やかな勝利で故人を天国へと送った。

≪超サカ採点表≫
日本代表
GK:
18.楢崎正剛 5.5
目立った仕事なし
DF:
3.駒野友一 5.5
バランス重視で長友ほど目立てず
2.中澤佑二 6.5
見事な先制弾で、気合い注入
4.田中マルクス闘莉王 6.5
守備しっかり、2点目の落としは完璧
6.長友佑都 6.5
積極的な上がりと激しいプレス
(82分15.今野泰幸 --)
MF:
10.中村俊輔 7.5
圧巻プレーでスキルの違いを見せ付けた
17.長谷部誠 5.5
決して無理せずバランス取った
7.遠藤保仁 6.0
絶妙CKで先制アシスト
9.松井大輔 6.5
トリッキーな技と体の張ったプレー
16.大久保嘉人 7.0
フリーランニングで相手を釣った
(72分13.香川真司 5.0)
流れに乗れなかった
FW:
11.玉田圭司 6.0
激しい運動量とボール追う姿勢○
(79分12.巻誠一郎 --)
オマーン代表
GK:
1.アリ・アルハブシ 5.5
失点は仕方ない
DF:
7.イスマイル・アルアジミ 5.0
ズルズル下がり過ぎた
6.イサム・ファヤル 5.0
闘莉王にやられすぎた
5.ナビル・アシュール 5.0
中央で我慢できず
4.アシュラフ・エイド 5.0
ポジショニングが中途半端
17.ハサン・マダファル 5.0
アルアジミと共にズルズル下がる
MF:
15.モハメド・アルムシャイヒ 5.5
中盤と右サイドをケア
(55分2.ハイサム・ハミス --)
何もできずに終わる
8.アハメド・ハディド 5.5
DFラインの前で体張った
16.モハメド・ムバラク 5.0
前半はボールに絡むも後半は停滞
(75分14.ハサン・ラビア --)
ほとんど絡めず
10.ファウジ・ドゥールビーン 4.5
ボールを持っても展開できず
FW:
11.エマド・アルホスニ 4.5
前線でボールの収まりどころになれず


1位突破
女子アジアカップ・グループリーグ第3戦(最終戦)結果

グループB:

オーストラリア女子代表1−3日本女子代表
(ベトナム・ホーチミン)
≪得点者≫
オーストラリア:ポルキングホーン70
日本:安藤9、永里34、宮間50

 サッカーの女子アジアカップ第6日は2日、ベトナムのホーチミンでグループリーグ・グループBの最終戦が行われ、日本女子代表はオーストラリア女子代表を3−1で下し、2勝1敗の勝ち点6とした。韓国が台湾を2−0で下したため、日本、オーストラリア、韓国が勝ち点6で並んだが、3チーム間の成績で日本が同グループ1位となり準決勝進出を決めた。2位はオーストラリア。
 日本は終始主導権を握り、前半8分に安藤(浦和)が先制、さらに2得点を重ね、オーストラリアの反撃を1点にしのいだ。
 日本は5日の準決勝でグループA・2位の中国と対戦する。オーストラリアはグループA・1位の北朝鮮と当たる。

【力強く準決勝への扉を開く】
 力強く準決勝への扉を開いた。佐々木監督は「2点差をつけないといけない、という目標があった。積極的に失敗を恐れず、やってくれた」と選手を称えた。 自力でグループリーグを突破するには、2点差以上の勝利が必要だった。重圧のかかる中、前半8分という早い段階で先制ゴールが生まれた。決めたのは、チームでただ1人、3試合連続先発の安藤。ゴールやや右でパスを受けると、落ち着いて右足で蹴り込んだ。 先制点でリズムを掴んだ日本は前半34分に永里優が追加点。「1位通過か、帰国かという瀬戸際だった。外したら大変なことになる、と思って押し込んだ」と気持ちを込めたゴールだった。日本は後半5分に宮間が加点、反撃を1点にとどめて目標通りの勝利を手にした。
 北京への強化を見据えた場合、グループリーグの3試合で終わるのと、準決勝に進んで計5試合を戦うのとは大きな違い。チームの大黒柱、澤は「みんな気持ちが入っていた。なでしこは追い詰められたら、力を発揮する」と言って笑った。

【負けている豪州が時間稼ぎ】
 日本が3−1とリードした試合終盤、負けているオーストラリアが時間稼ぎを始めた。
 同時に行われていた韓国が台湾に2−0という情報が伝わったようで、オーストラリアはさらに失点しなければ準決勝に進める状況となったからだ。セルマーニ監督は「勝ち抜くことを考えて、攻撃しなかった」と説明。その結果、日本とオーストラリアが揃って準決勝へ進んだ。


超サカFLASH

大会概要発表
 日本サッカー協会は本日、2010年W杯南アフリカ大会アジア3次予選グループ2の第6戦、日本vsバーレーン(22日・埼玉スタジアム)の大会概要を発表した。キックオフは午後7時20分予定。入場券の一般販売は6月8日から開始する。

全治4週間
 J1清水は本日、U-23日本代表FW岡崎慎司が静岡市内の病院で検査を受け、右足首の靱帯と右膝外側半月板の損傷で全治4週間と診断されたと発表した。5月22日のトゥーロン国際大会フランス戦で負傷した。

業務提携
 J1の横浜Mは本日、フランスリーグ1のリヨンとの業務提携を発表した。強化と友好を目的に人的、文化交流を進める。フランス代表FWベンゼマらを擁するリヨンは国内リーグ7連覇中の強豪。

全治4週間
 J1神戸は本日、MF古賀誠史が左ふくらはぎを痛め下腿(かたい)腓腹(ひふく)筋肉離れで全治4週間と診断されたと発表した。5月27日の練習中に負傷した。

2試合の出場停止
 Jリーグは本日の規律委員会で、J2湘南のFW阿部吉朗に2試合の出場停止処分を科した。対象は8日の広島戦と11日の草津戦。阿部は5月31日の仙台戦で、相手選手ともつれて起き上がる際に左腕で相手選手の下腹部付近を打ち、退場処分となった。

監督昇格
 スペインリーガエスパニョーラのエスパニョールは2日、バルトロメ“ティンティン”マルケスコーチ(46)が監督に昇格すると発表した。先週、エルネスト・バルベルデ前監督がオリンピアコス(ギリシャ)の指揮官就任に向けて辞任していた。


[提携サイト]
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