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2008.06.08.SUN
ユーロ2008、ドイツは快勝発進、開催国オーストリアは黒星スタート!!本日の超最新情報

INDEX

快勝発進
ユーロ2008グループリーグ第1戦
グループB:
オーストリア0−1クロアチア
ドイツ2−0ポーランド
ドイツはポドルスキの2ゴールで快勝発進!開催国オーストリアはスイスとともに黒星スタート!

完勝で3位
女子アジアカップ
3位決定戦
オーストラリア女子代表0−3日本女子代表
決勝
北朝鮮女子代表2−1中国女子代表
なでしこジャパンは完勝して3位!北朝鮮は2大会ぶり3度目の優勝!

準々決勝進出
ヤマザキナビスコカップ・グループリーグ第6節(最終節)
グループA
浦和1−5名古屋
神戸1−1京都
グループB
東京V2−4FC東京
磐田2−0清水
グループC
札幌0−3
千葉3−2川崎
グループD
新潟0−1横浜M
大分1−0大宮
清水、FC東京、千葉、横浜M、大分の決勝トーナメント進出が決定!
J2第18節
甲府1−2草津
C大阪1−2水戸
愛媛0−0岐阜
熊本1−2福岡
山形3−0鳥栖
横浜FC1−1徳島
広島5−2湘南
首位広島は5ゴール大勝で5連勝!山形は3ゴール完勝で3位浮上!

タイに同行
7日のオマーン戦で退場処分となり、タイ戦(14日・バンコク)で出場停止となる日本代表FW大久保嘉人がタイ遠征に同行!

ユーロ展望
ユーロ2008グループリーグ・グループB・第1戦、開催国のオーストリアはクロアチアと、優勝候補のドイツはポーランドと激突!

開幕
ユーロ2008グループリーグ第1戦(開幕戦)
グループA
スイス0−1チェコ
ポルトガル2−0トルコ
チェコとポルトガルが白星発進!

一番乗り
W杯アジア3次予選第4戦
グループ1
イラク1−0オーストラリア
中国0−1カタール
グループ3
ヨルダン0−1韓国
北朝鮮1−0トルクメニスタン
グループ4
ウズベキスタン1−0シンガポール
レバノン1−2サウジアラビア
グループ5
UAE0−1イラン
ウズベキスタンが4戦全勝で最終予選進出一番乗り!

2連勝
W杯アフリカ2次予選第2戦
グループ4
シエラレオネ0−1ナイジェリア
南アフリカ4−1赤道ギニア
グループ8
モーリタニア1−4モロッコ
グループ9
セイシェル0−2チュニジア
グループ10
チャド1−2マリ
グループ12
ジブチ0−4エジプト
ナイジェリア、モロッコなどが2連勝!

敗れる
国際親善試合
ブラジル0−2ベネズエラ
インドネシア1−1マレーシア
ブラジルが過去17戦全勝のベネズエラ相手に完敗!

獲得
バルセロナがセビージャからブラジル代表DFダニエウ・アウベス(25)を獲得!4年契約で移籍金は約48億8000万円!

DRAW
W杯アジア3次予選第4戦
グループ2
オマーン代表1−1日本代表
バーレーン代表1−1タイ代表
日本は遠藤のコロコロPKで追い付いてドロー!

本日の超サカFLASH
第339回toto BIGで6億円の1等当選が2口出るほか


本文
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快勝発進
ユーロ2008(欧州選手権)グループリーグ第1戦結果

グループB:

オーストリア0−1クロアチア
(ウィーン)
≪得点者≫
クロアチア:モドリッチ4=PK
≪出場メンバー≫
オーストリア
GK:
21.マチョ
DF:
4.ポガテツ
3.シュトランツル
15.プレドル
19.サウメル
(61分7.バスティッチ)
MF:
6.アウフハウザー
12.ゲルカリウ
(69分11.コルクマズ)
10.イバンシッツ
2.シュタントフェスト
FW:
9.リンツ
(73分18.キーナスト)
20.ハルニク
クロアチア
GK:
1.プレティコサ
DF:
22.プラニッチ
3.シムニッチ
4.ロベルト・コバッチ
5.チョルルカ
MF:
19.クラニツァール
(61分15.クネジェビッチ)
14.モドリッチ
10.ニコ・コバッチ
11.スルナ
FW:
21.ペトリッチ
(72分20.ブダン)
18.オリッチ
(83分8.ブコエビッチ)

ドイツ2−0ポーランド
(クラーゲンフルト)
≪得点者≫
ドイツ:ポドルスキ20、72
≪出場メンバー≫
ドイツ
GK:
1.レーマン
DF:
2.ヤンセン
17.メルテザッカー
21.メッツェルダー
16.ラーム
MF:
20.ポドルスキ
13.バラック
8.フリンクス
4.フリッツ
(56分7.シュバインシュタイガー
FW:
11.クローゼ
(89分22.クラニイ)
9.ゴメス
(75分15.ヒツルスペルガー)
ポーランド
GK:
1.ボルツ
DF:
4.ゴラニスキ
(75分11.サガノフスキ)
6.ボンク
14.ジェフワコフ
13.ワシレフスキ
MF:
8.クジヌベク
18.レワンドフスキ
5.ドゥドカ
17.ウォボジンスキ
(65分16.ビシュチェク)
FW:
9.ジュラフスキ
(46分20.ゲレイロ
7.スモラレク

 オーストリアとスイスが共催するサッカーのユーロ2008(欧州選手権)第2日は8日、オーストリアの2都市でグループリーグ・グループBの第1戦の2試合が行われ、クラーゲンフルトでは最多4度目の優勝を狙うドイツが2−0で初出場のポーランドに快勝した。ウィーンではクロアチアが初出場の地元オーストリアを1−0で下した。
 ドイツはFWポドルスキが2得点。前半20分にFWクローゼの横パスを合わせ、後半27分には左足ボレーを蹴り込んだ。クロアチアは前半4分、FWオリッチが倒されて得たPKをMFモドリッチが真ん中に決めた。
 前日のスイスに次いでオーストリアも敗れ、両ホスト国が初戦を落とす形となった。

【ポドルスキが鮮やか2得点】
 ドイツは大会予選で最多の35得点をマークしている。高い攻撃力を象徴するような2得点を挙げたのは、FWながら攻撃的MFで先発したポドルスキだった。
 前半20分、右サイドでゴメスがポンと浮かしたボールを受けたクローゼがGKと1対1に。ポドルスキはその左に走り込んでパスを受け楽々と決めた。後半27分には、豪快なボレーシュートでネットを揺らした。「いいハーモニーが奏でられた」と自賛したが、出身のポーランドからのゴールとあってかどこか喜びは控えめだった。
 所属のバイエルンでは控えの23歳を起用し続けるレーウ監督には批判の声もあった。それでも若手を積極的に起用し、チーム力の底上げを図ってきた指揮官の信念が結果につながった。
 サッカー強国ドイツだが、ビッグタイトルから遠ざかっている。3度の優勝を誇る今大会は1996年以来、W杯では1990年イタリア大会以来、勝っていない。新鋭のゴメスなど若い世代が台頭し、柱となるバラックらが健在の今大会では優勝候補に挙げられている。「勝つことは大事だが、まだ一歩にすぎない」。そう語ったレーウ監督に揺るぎない自信が感じられた。

【ポーランドはまたドイツに敗れる】
 初出場のポーランドは歴史的にも関わりが深い隣国ドイツに敗れた。過去の対戦では1度も勝ったことがない。相手を圧倒する、地響きのようなサポーターの声援も力にならなかった。
 後半は押し込む時間もあったが、あと一歩でドイツ守備陣の高い壁に弾き返された。ベーンハッカー監督は「我々はとても落胆しているが、希望をまだ持っている」と前向きに話した。

【クロアチア、音楽かけて勝利祝う】
 クロアチアは1996年大会以来の白星を挙げた。ビリッチ監督は「やっと勝てたことが大きい。弾みがつく」と胸をなで下ろした。
 予選でチーム最多10得点をマークしたエドゥアルドを故障で欠く。戦力低下が心配されたが、エースの代役オリッチが誘ったPKを、同国史上最高額の約40億円でイングランドに移籍した新鋭MFモドリッチが大胆にゴール中央にけり込んだ。
 ロックバンドの一員という一面も持つ39歳の指揮官は「攻撃の選手は良くやってくれた。ロッカールームでは音楽をかけて祝ったよ」と上機嫌だった。

【オーストリアは今後へ明るい兆しも】
 オーストリアが主要国際大会に出場するのは、1998年W杯フランス大会以来。低迷が続いたが、この日は今後へ明るい兆しもうかがえた。
 「序盤は緊張して浮足立っていた。だが後半は盛り返し、試合を支配できた」とヒッカースベルガー監督。最大の同点機は後半34分、元Jリーグ名古屋のMFバスティッチが惜しいヘディングシュートを放つと、5万人の大観衆が沸いた。


完勝で3位
女子アジアカップ結果

3位決定戦:

オーストラリア女子代表0−3日本女子代表
(ベトナム・ホーチミン)
≪得点者≫
日本:永里15、宮間77、澤86

決勝:

北朝鮮女子代表2−1中国女子代表
(ベトナム・ホーチミン)

 女子アジアカップ最終日は本日8日、ベトナムのホーチミンで行われ、日本女子代表は3位決定戦でオーストラリア女子代表に3−0で完勝した。澤穂希(日テレ)が大会最優秀選手(MVP)に選ばれ、日本はフェアプレー賞を受賞した。
 決勝は北朝鮮女子代表が2−1で前回優勝の中国女子代表を下し、2大会ぶり3度目の優勝(前身のアジア選手権を含む)を果たした。
 日本は前半15分に縦パスに抜け出した永里優(日テレ)が決めて先制。後半33分に宮間(岡山湯郷)が直接FKを蹴り込むと、同42分には澤(日テレ)が加点した。GK海堀(INAC)の好守もあり、オーストラリアの反撃を封じた。

日本女子代表・佐々木則夫監督
「1−0の時間が長くて(準決勝で敗れた)中国戦のような展開だったが、バランスを保てた。中国戦がいい経験になった。選手は大会を通じて成長した」

澤穂希
「(MVP選出に)ビックリしている。アジアのMVPはめったにないこと。大事な試合で点を取れたし、攻守にわたってチームに貢献できたからかな?」

【なでしこ、我慢の守備で勝利】
 なでしこジャパンが勝利で大会を締めくくった。岡山合宿スタートから1ヶ月弱。佐々木監督は「試合の流れを感じながら戦い方を変えていくという点で成長した。若い選手の質も上がっている。コンセプトも浸透してきた」と総括した。
 先制後に攻め込みながら得点できないのは、中国に敗れた準決勝と同じだった。しかし選手は慌てない。「共通の意識を持って守備ができた」と永里優。約束事を徹底し、集中力は途切れなかった。我慢が実を結び、終盤に突き放した。
 準決勝の翌日、チームはホテルの外へ出掛け、焼き肉としゃぶしゃぶで英気を養った。17歳から33歳まで幅広い年齢構成のメンバーはピッチ外でも一層結束を強めた。勝負の北京五輪では当然今回の顔触れが軸となる。念願のメダル獲得へ、大黒柱の澤は「チームとしてまとまりつつある」と手応えを口にした。


準々決勝進出
Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ・グループリーグ第6節(最終節)結果

グループA:

浦和1−5名古屋
(埼玉・35417人)
≪得点者≫
浦和:梅崎54
名古屋:小川14、杉本61、76、87、阿部71

神戸1−1京都
(ホムスタ・8519人 )
≪得点者≫
神戸:馬場63
京都:田原77

グループB:

東京V2−4FC東京
(国立・12257人)
≪得点者≫
東京V:広山11、フッキ19
FC東京:カボレ16、平山43、46、76

磐田2−0清水
(ヤマハ・11731人)
≪得点者≫
磐田:カレン36、ジウシーニョ44

グループC:

札幌0−3
(札幌ド・10296人)
≪得点者≫
柏:ポポ15、84=PK、フランサ89

千葉3−2川崎
(フクアリ・12921人)
≪得点者≫
千葉:オウンゴール4、ボスナー57、レイナウド83
川崎:我那覇27、黒津69

グループD:

新潟0−1横浜M
(東北電ス・28542人)
≪得点者≫
横浜M:ロニー55

大分1−0大宮
(九石ド・16435人)
≪得点者≫
大分:鈴木73

ナビスコカップグループリーグ順位表
(全日程終了)

上段:
順位.チーム・勝ち点
下段:
試合数・勝・分け・敗・得点・失点・得失点

グループA:

1.名古屋 15
6 5 0 1 14 5 +9

2.神戸 10
6 3 1 2 5 5 ±0
3.京都 6
6 1 3 2 7 8 -1
4.浦和 2
6 0 2 4 8 16 -8

グループB:

1.清水 11
6 3 2 1 13 6 +7
2.FC東京 11
6 3 2 1 12 7 +5

3.磐田 10
6 3 1 2 10 7 +3
4.東京V 1
6 0 1 5 2 17 -15

グループC:

1.千葉 12
6 3 3 0 9 5 +4

2.柏 9
6 2 3 1 9 7 +2
3.川崎 6
6 2 0 4 9 10 -1
4.札幌 5
6 1 2 3 4 9 -5

グループD:

1.横浜M 12
6 3 3 0 8 2 +6
2.大分 11
6 3 2 1 9 5 +4

3.新潟 4
6 0 4 2 4 8 -4
4.大宮 3
6 0 3 3 4 10 -6

…決勝トーナメント進出

 Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ第6日は本日8日、埼玉スタジアムなどでグループリーグ最終節の全8試合が行われ、グループBの清水エスパルスとFC東京、グループCのジェフ千葉、グループDの横浜F・マリノス、大分トリニータが8強入りを決めた。
 各グループ1位と、各グループ2位の勝ち点上位2チームに、シード勢の鹿島アントラーズとガンバ大阪を加えた準々決勝は、第1戦が7月2日、第2戦が8月6日に行われる。
 清水は0−2でジュビロ磐田に敗れたが勝ち点11でグループB・1位、FC東京は平山のハットトリックなどで東京ヴェルディに4−2で勝ち、同11の2位となった。
 グループCで千葉は川崎フロンターレに3−2で競り勝って1位通過。柏レイソルはコンサドーレ札幌に3−0で快勝したが勝ち点9で準々決勝に進めなかった。
 グループDの横浜Mはアルビレックス新潟、大分は大宮アルディージャをともに1−0で下してベスト8に進んだ。
 グループAで名古屋グランパスは杉本のハットトリックなどで5−1と浦和レッズに圧勝。ヴィッセル神戸は京都サンガと1−1で引き分け、勝ち点10で8強入りを逃した。
 決勝トーナメント準々決勝の日程は以下の通り。

Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ決勝トーナメント日程

準々決勝第1戦

7月2日(水)

19:00〜
FC東京vs大分
(味スタ)

19:00〜
千葉vs名古屋
(フクアリ)

19:00〜
G大阪vs横浜M
(金沢)

19:00〜
鹿島vs清水
(カシマ)

準々決勝第2戦

8月6日(水)

19:00〜
大分vsFC東京
(九石ド)

19:00〜
名古屋vs千葉
(会場未定)

19:00〜
横浜MvsG大阪
(会場未定)

19:00〜
清水vs鹿島
(日本平)

トーナメント表

大 分
F東京┘┐
名古屋┐┘┐
千 葉┘ │
     ├優勝
G大阪┐ │
横浜M┘┐┘
清 水┐┘
鹿 島

【平山3発で反町監督へ猛アピール】
 アウェーで相手の数倍に膨れ上がったFC東京のサポーターは歓喜に沸き、3得点のFWをU-23(23歳以下)代表から外した反町監督を非難した。当の平山は「周りがチャンスをつくってくれたおかげ」と小声ではにかむだけだ。
 同点、勝ち越し、ダメ押し。どれも貴重な得点だった。切れがあるドリブルも見せた。いつ以来か「分からない」と首をひねるハットトリックはリーグ戦、ナビスコ杯では初めて。最近、上向く状態を感じ取っていた城福監督は「(得点が)入り始めるのを期待していた」と笑顔だった。
 今月6日に23歳になったばかりの平山は、準々決勝進出へ貢献して「勝つことだけに集中していた」と表情を緩ませ、安堵した。五輪代表入りの方もあきらめておらず「まずはチームで結果を残すだけ」とアピールを続ける。

【名古屋・杉本がハットトリック】
 後半12分から出場した名古屋の杉本が3得点した。出場4分後の勝ち越し点から26分間でのハットトリックに「チームで取った得点はうれしい」と満面の笑み。
 1点目はペナルティーエリア内で相手DFをかわした個人技の右足シュート。2点目は左CKが流れてきたところを左足で決め、最後は小川の折り返しを頭で合わせた。持ち前のスピードを生かし、流れを呼び込んだ25歳に、ストイコビッチ監督は「私にとって貴重な選手。何も言うことはない」と手放しで称えていた。

J2第18節結果

甲府1−2草津
(小瀬・10110人)
≪得点者≫
甲府:秋本77
草津:後藤65、鳥居塚89

C大阪1−2水戸
(長居・6356人)
≪得点者≫
C大阪:小松55
水戸:赤星33、荒田68

愛媛0−0岐阜
(ニンスタ・3371人)

熊本1−2福岡
(水前寺・4886人)
≪得点者≫
熊本:中山9
福岡:中村29、タレイ41=PK

山形3−0鳥栖
(NDスタ・3754人)
≪得点者≫
山形:秋葉15、56、宮崎64

横浜FC1−1徳島
(ニッパ球・3139人)
≪得点者≫
横浜FC:山田59
徳島:石田86

広島5−2湘南
(広島ビ・12156人)
≪得点者≫
広島:服部4、槙野12、高萩31、佐藤56、久保76
湘南:石原79、永里89

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Jリーグディビジョン2
順位表&得点ランキング


 J2第18節は本日8日、広島広域公園陸上競技場などで全7試合が行われ、サンフレッチェ広島は湘南ベルマーレに5−2と快勝し、5連勝で首位を守って勝ち点を38に伸ばした。セレッソ大阪は水戸ホーリーホックに1−2で敗れて連勝が7で止まり、同34のままで2位。
 モンテディオ山形は3−0でサガン鳥栖を破り、勝ち点31で3位に浮上した。アビスパ福岡はロアッソ熊本、ザスパ草津はヴァンフォーレ甲府をともに2−1で下した。横浜FCは徳島ヴォルティスと1−1、愛媛FCvsFC岐阜は0−0の無得点で引き分けた。


タイに同行
 日本サッカー協会の小野剛技術委員長は本日8日、ワールドカップ(W杯)アジア3次予選のオマーン戦(7日)で退場となり、タイ戦(14日・バンコク)で出場停止となる日本代表FW大久保嘉人(神戸)を、チームに同行させる方針を示した。
 大久保への処分は週明けの国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会で決まる。1試合の出場停止だった場合、同予選最終戦のバーレーン戦(22日・埼玉スタジアム)に出場できるため、練習に参加させることとした。2試合以上の出場停止となった場合は、タイから帰国させる。
 小野委員長はFWの追加招集について「可能性はあるが、時間があるのでじっくり吟味したい」と話した。

【軽率な大久保の退場に幹部も苦言】
 マスカット(オマーン)で7日に行われたW杯アジア3次予選で日本はオマーンと1−1で引き分けた。勝ち点7の日本はグループ2で2位。敗れれば、オマーンに勝ち点で並ばれていた。ドローに最も安堵したのは、退場処分を受けた大久保(神戸)だろう。
 後半29分、玉田(名古屋)のクロスに飛び込んだ大久保は相手GKのA・ハブシと激突。直後にハブシを蹴り、一発退場となった。大久保は「股間を蹴られて頭が真っ白になった」。交錯した際にハブシの足が急所を直撃。激痛の中で、足を振り上げたガッツは見上げたもの。しかし、国を代表する選手として許される行為ではない。怒りはプレーで返すのが責務のはずだ。
 大久保は国内でも、審判への暴言やラフプレーが多い。大事なW杯予選で素行の悪さが出てしまった。
 この乱闘騒ぎで相手選手も退場となり、数的不利にはならかった。だが、大久保の軽率な行為が日本を窮地に陥れたのは間違いない。日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事も「とんでもないことになっていたかもしれない。深く反省してほしい」と苦言を呈した。


ユーロ展望
ユーロ2008(欧州選手権)グループリーグ第1戦日程

グループB:

日本時間25:00〜
オーストリアvsクロアチア
(ウィーン)

日本時間27:45〜
ドイツvsポーランド
(クラーゲンフルト)

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超ユーロ2008特集

 ユーロ2008(欧州選手権)EURO2008は本日8日にグループリーグ・グループBの2試合が行われ、2006年W杯3位のドイツが初出場となるポーランドと対戦。また、ホスト国オーストリアはクロアチアと顔を合わせる。グループリーグ突破が確実視されるドイツとクロアチアが下馬評通りに好スタートを切ることができるか、注目が集まる。
 ポーランドとは1933年に対戦して以来、11勝4分けと無敗のドイツ。しかし、前回大会では不甲斐ない成績に終わった上、2006年W杯で顔を合わせた時には、ロスタイム弾で1−0の勝利という結果だったことから、初戦でのパフォーマンスを心配する声もある。また、ドイツが最後にユーロで優勝したのは1996年にまでさかのぼる。
 アヒム・レーブ監督は「前回ポーランドに勝った時は運が良かった。彼らの粘りは驚異的だった。(レオ・)ベーンハッカー監督のもと、彼らは2年を経てさらに強さを増している」と慎重な姿勢を示している。
 対するポーランドのベーンハッカー監督は「プレースタイルを変えていこうと思う。ポーランドには独自の理念があるが、オランダに少し似た形を取りたい」とコメント。オランダ人監督だけにアグレッシブなスタイルを目指すとほのめかすと、「我々にとってバラックが脅威となるのは、彼がボールを持った時だけ。だからボールを持たせないようにする」と、“バラック封じ”を明言した。
 これに先立つ第1試合では、ホスト国オーストリアがクロアチアと対戦する。過去の国際マッチではなかなか勝利を挙げられず、国内での評判が今一つ。そんな中、ヨゼフ・ヒッケルスベルガー監督は「明日(8日)、試合前に選手の発表を行う」とコメント。正GKの起用を巡り地元各紙が報道合戦を続ける状況を前に、口をつぐんだ。
 一方、クロアチアの先発メンバーには特にサプライズはない様子。スラベン・ビリッチ監督はいつもの4−4−2システムで行くと語り、「我々は若手とベテランが見事にマッチした、とてもバランスの良いチーム」と胸を張る。今予選でチーム最多の10得点をマークしたエドゥアルド・ダ・シウバがケガにより大会欠場となったことが痛いが、「彼の不在は、チーム一丸となることで補いたい」と力強い言葉を残していた。


開幕
ユーロ2008(欧州選手権)グループリーグ第1戦(開幕戦)結果

グループA:

スイス0−1チェコ
(バーゼル)
≪得点者≫
チェコ:スビェルコシュ71
≪出場メンバー≫
スイス
GK:
1.ベナリオ
DF:
3.マニン
4.センデロス
20.ミュラー
5.リヒトシュタイナー
(75分22.フォンランテン
MF:
16.バルネッタ
15.フェルナンデス
8.インラー
19.ベーラミ
(84分12.デルディオク)
FW:
11.シュトレラー
9.フレイ
(46分10ハカン・ヤキン)
チェコ
GK:
1.ツェフ
DF:
6.ヤンクロフスキ
21.ウイファルシ
22.ロゼーナル
2.グリゲラ
MF:
4.ガラセク
3.ポラーク
14.ヤロリーム
(87分5.ラドスラフ・コバッチ)
20.プラシル
FW:
7.シオンコ
(83分11.ブルチェク)
9.コラー
(56分10.スビェルコシュ)

ポルトガル2−0トルコ
(ジュネーブ)
≪得点者≫
ポルトガル:ペペ61、ラウール・メイレレス89
≪出場メンバー≫
ポルトガル
GK:
1.リカルド
DF:
2.フェレイラ
16.リカルド・カルバーリョ
15.ペペ
4.ボジングワ
MF:
10.ジョアン・モウティーニョ
8.ペティート
20.デコ
(89分5.フェルナンド・メイラ)
FW:
11.シモン
(83分6.ラウール・メイレレス)
7.クリスティアーノ・ロナウド
21.ヌーノ・ゴメス
(69分19.ナニ)
トルコ
GK:
23.ボルカン
DF:
3.ハカン・バルタ
4.ギョクハン・ザン
(55分15.エムレ・アシュク)
2.セルべト・チェティン
22.ハミト・アルトゥントップ
(46分20.サブリ
MF:
7.アウレリオ
5.エムレ・ベロゾール
18.カズム・カズム
17.トゥンジャイ
FW:
21.メブリュト・エルディンチ
(76分9.セミフ)
8.ニハト

 オーストリアとスイスが共催するサッカーのユーロ2008(欧州選手権)は7日に開幕した。スイスの2都市でグループリーグ・グループA第1戦の2試合が行われ、ジュネーブではポルトガルが今大会で最も注目されるFWクリスティアーノ・ロナウドの活躍などでトルコを2−0で下した。バーゼルではチェコがスイスを1−0で破った。
 前回準優勝のポルトガルは、いずれもロナウドの左からのパスを起点に得点。後半16分にDFペペが先制し、終了間際にはMFラウルメイレレスが決めた。チェコは後半26分、DFグリゲラのヘディングパスで抜けたFWスビェルコシュが決勝点を奪った。
 4年に一度欧州一を争う大会には、開催国のオーストリア、スイスと予選を勝ち抜いた14チームが参加。4グループに分かれてグループリーグを戦い、各グループ2位までが準々決勝に進む。決勝は29日にウィーンで行われる。

【C・ロナウドが圧倒的存在感】
 ポルトガルが前評判通りの攻撃力でトルコを下し、好発進した。その中心にいたのはエースFWのクリスティアーノ・ロナウド。2点に絡んで圧倒的な存在感を示した。
 後半16分は左サイドで相手の注意を引きつけ中央にパス。ボールを受けたペペが、ヌーノ・ゴメスとのパス交換で先制ゴールを決めた。
 後半途中交代したヌーノ・ゴメスから主将マークを譲られたC・ロナウドはロスタイム、左サイドを電光石火のドリブルで突破し中央に絶妙なパス。モウティーニョ、ラウール・メイレレスと渡って2点目が生まれた。
 所属するマンチェスター・ユナイテッドから、レアル・マドリードへの移籍が噂される中での大舞台でもある。「将来について悩んだりしていない。全てはこの大会が終わってから」と、周囲の雑音をシャットアウトしてチームの悲願の優勝に向け、集中することを表明した。
 母国開催の4年前に準優勝、2年前のワールドカップ(W杯)ドイツ大会は4位に終わった。司令塔のデコら攻撃陣にタレントが揃い、タイトル獲得に機は熟した感がある。スコラーリ監督は「50パーセントの確率でグループリーグは突破できるだろう」と余裕の表情で決勝トーナメントを見据えた。

【開催国スイスはエースの負傷退場響く】
 2大会連続3度目の出場となるスイスは、初勝利がまた持ち越された。クーン監督は「選手の出来には満足している。勝てたはずだが、サッカーは採点競技ではないからね」と渋面だった。
 確かに押し気味ではあったが、決め手を欠いた。前半終了直前、同国歴代最多得点記録を持つ主将でエースのフライが接触プレーで負傷退場。交代で入ったヤキンが絶好機でヘディングシュートを外すなど、歯車が合わなくなった。


一番乗り
W杯アジア3次予選第4戦結果

グループ1:

イラク1−0オーストラリア
≪得点者≫
イラク:ハワル・モハメド28

中国0−1カタール

グループ3:

ヨルダン0−1韓国
≪得点者≫
韓国:朴主永24=PK

北朝鮮1−0トルクメニスタン

グループ4:

ウズベキスタン1−0シンガポール
≪得点者≫
ウズベキスタン:ゲインリフ80

レバノン1−2サウジアラビア

グループ5:

UAE0−1イラン
≪得点者≫
イラン:ザンディ9

 2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会アジア3次予選第4戦は7日、各地で行われ、グループ4ではウズベキスタンがシンガポールを1−0で破って4戦全勝で勝ち点12とし、最終予選進出を決めた。サウジアラビアはレバノンを2−0で下し同9で2位。
 グループ3の韓国は1−0でヨルダンを下し、勝ち点8で北朝鮮と並び、得失点差で首位。グループ1はカタールが中国に1−0で勝ち、イラクに0−1で敗れたオーストラリアと勝ち点7で並んだ。
 グループ5ではイランが1−0でアラブ首長国連邦を下した。


2連勝
W杯アフリカ2次予選第2戦結果

グループ2:

カーボヴェルデ諸島1−0タンザニア
ケニア2−0ギニア

グループ4:

シエラレオネ0−1ナイジェリア
≪得点者≫
ナイジェリア:ヨボ89

南アフリカ4−1赤道ギニア
≪得点者≫
南アフリカ:ディクガコイ10、89、モリリ34、ファンテニ60

グループ5:

リビア1−0ガボン

グループ6:

アルジェリア3−0リベリア

グループ8:

モーリタニア1−4モロッコ
≪得点者≫
モーリタニア:ダ・シルバ82=PK
モロッコ:セクテウィ8、ベンジェルミン36、サフリ59、ハルジャ79

グループ9:

セイシェル0−2チュニジア
≪得点者≫
チュニジア:ジョマ12、ベン・サーダ44

ブルキナファソ2−0ブルンジ

グループ10:

チャド1−2マリ
≪得点者≫
チャド:カディギ43
マリ:カヌーテ5、21

グループ12:

ジブチ0−4エジプト
≪得点者≫
エジプト:ザキ40、ハッサン54、アブドゥルマレク65、ラボ47=PK

 2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会アフリカ2次予選は6、7日に各地で行われ、グループ4ではナイジェリアがシエラレオネを1−0で下し、2戦2勝とした。同予選が2010年アフリカ・ネーションズカップ(アフリカ選手権)の予選も兼ねるため出場している南アフリカは赤道ギニアに4−1で快勝、1勝1敗となった。グループ8では、モーリタニアを下したモロッコが2戦2勝で首位。グループ9ではブルキナファソが2連勝、そのほかグループ10のマリなどが勝った。


初黒星
国際親善試合結果

ブラジル0−2ベネズエラ
インドネシア1−1マレーシア

 国際親善試合は6、7日に各地で行わ、ブラジルがベネズエラに0−2と黒星を喫し、これまで17回対戦して全て勝利を収め、実に78ゴールを奪ってきた相手に完敗した。
 これまでベネズエラと対戦し、7−0での勝利が1回、6−0での勝利が4回、5−0での勝利が3回と、圧倒的な強さを誇ってきたブラジルだが、この日はパト、アドリアーノ、ロビーニョら攻撃陣が沈黙。1点も奪えなかったばかりか、ネットを2度揺らされて黒星を喫した。


獲得
 スペインリーガエスパニョーラのバルセロナが、同じスペインのセビージャに所属するブラジル代表DFダニエウ・アウベス(25)と移籍について合意したことが7日、明らかになった。移籍金は2950万ユーロ(約48億8000万円)で4年契約。
 ダニエウ・アウベスは「合意に達し、これからバルセロナという名門クラブの一員になれることを思うと、とてもうれしい。私には野心がある。こうした偉大なクラブに加わることで、数々のタイトルを獲得できたらと願っている」と、自らの目標について語った。
 守備も中盤もこなせるアウベスは2003年にセビージャに加入すると、一際異彩を放つプレーで2006年、2007年と2年連続でのUEFAカップ戴冠に貢献。昨季終了時にはチェルシー(イングランド)へ移籍間近とも報じられていたが、結局セビージャに残留という結末を迎えていた。


DRAW
W杯アジア3次予選第4戦結果

グループ2:

オマーン代表1−1日本代表

会場:ロイヤル・オマーン・ポリス・スタジアム
観衆:6500人
主審:モフド・サレー(マレーシア)
天気:晴れ
気温:38℃
湿度:41%
ピッチ:全面良芝

≪得点者≫
オマーン:ムバラク11
日本:遠藤53=PK
≪出場メンバー≫
オマーン代表
GK:
1.アリ・アルハブシ
DF:
6.イサム・ファヤル
2.モハメド・ラビア(cap)
4.カリファ・アルナウフリ=74分一発退場
MF:
15.タラル・アルファルシ
12.アハメド・ムバラク
(69分11.モハメド・アルムシャイヒ)
8.イブラヒム・サビール
16.モハメド・ムバラク
(46分3.ナビル・アシュール)
7.イスマイル・アルアジミ
10.ファウジ・ドゥールビーン
(85分13.ユーニス・ムバラク)
FW:
9.ハシム・サレハ
ベンチ:
18.バダル・アルアラウィ
5.アシュラフ・エイド
14.ハサン・ラビア
17.モハメド・アルラワティ

フォーメーション
(3-6-1)

    9
 10    7
16  7  12  15
 4  2  6
    1

日本代表
GK:
18.楢崎正剛(名古屋)
DF:
6.内田篤人(鹿島)
(89分15.今野泰幸(FC東京))
2.中澤佑二(横浜M)(cap)
4.田中マルクス闘莉王(浦和)
3.駒野友一(磐田)
MF:
10.中村俊輔(セルティック)
17.長谷部誠(ボルフスブルク)
7.遠藤保仁(G大阪)
9.松井大輔(サンテティエンヌ)
(78分8.山瀬功治(横浜M))
16.大久保嘉人(神戸)=74分一発退場
FW:
11.玉田圭司(名古屋)
(89分12.矢野貴章(新潟))
ベンチ:
GK:
1.川島永嗣(川崎)
DF:
5.寺田周平(川崎)
MF:
13.鈴木啓太(浦和)
14.中村憲剛(川崎)

フォーメーション
(4-5-1)

   11
 9  16  10
   7  17
3  4  2  6
   18

NEW!
W杯アジア3次予選の
日本代表メンバー24名


≪各種データ≫
オマーン日本
ボール支配率:
60%:40%
シュート数:
17:9
直接FK数:
13:10
間接FK数:
1:5
CK数:
8:4
GK数:
7:8
PK数:
1:1
オフサイド:
1:5

バーレーン代表1−1タイ代表
(マナマ)
≪得点者≫
バーレーン:イサ67
タイ:トーンラオ65

W杯大会アジア3次予選順位表
(第4戦終了時)

上段:
順位.チーム・勝ち点
下段:
試合数・勝・分け・敗・得点・失点・得失点

グループ2:

1.バーレーン 10
4 3 1 0 6 3 +3
2.日本 7
4 2 1 1 8 3 +5
3.オマーン 4
4 1 1 2 3 6 -3
4.タイ 1
4 0 1 3 4 9 -5

 ワールドカップ(W杯)アジア3次予選は7日、各地で第4戦が行われ、グループ2の日本代表はマスカットのロイヤル・ポリススタジアムでオマーン代表と対戦し、1−1で引き分けた。
 日本は2勝1分け1敗の勝ち点7で同グループ2位をキープした。オマーンは勝ち点4で3位。14日にバンコクで行われるタイ戦で日本が勝つか引き分けると、バーレーンvsオマーンの結果次第で同グループ2位以内が確定し、最終予選進出が決まる。
 日本は前半12分に失点したが、後半8分に遠藤(G大阪)がPKを決めた。同13分には相手にPKを与える場面があったがGK楢崎(名古屋)の好セーブでしのいだ。
 グループ2のもう1試合、バーレーンvsタイは1−1で引き分けた。

日本代表・岡田武史監督
「ゲームは支配できていたし、チャンスもあったので十分勝てると思った。勝ち点3を取るためにベストを尽くしたが、最後の一本が入らなかった。この暑さで選手は頑張ったと思う」

オマーン代表・アザニ監督
「前の日本戦でいなかった5人が戻ってきたのが大きかった。この暑さで後半はこちらの選手にも疲れが出た。日本のような強豪には、チャンスを生かさなければ勝てない」

日本サッカー協会・川淵三郎キャプテン
「結果的に引き分けることができて良かった。酷暑のアウェーで、堅守速攻の本来の形を取り戻したオマーンに先取点を取られただけに、苦戦が予想されたが、選手はよく頑張った。遠藤のPKはまさに職人芸だね」

日本サッカー協会・小野剛技術委員長
「勝ち点3を取れなかったが、よく追い付いた。後半はテンポ良く球を回せた。こういうサッカーを続けていけば、必ず得点は生まれる」

【出た!遠藤の必殺コロコロPK】
 日本の値千金のPKは遠藤がクールな表情でゴール右下に蹴り込んだ。GKが動けない一発に「基本的に緊張しない方なので、いつも通り落ち着いて蹴れた。大事な場面で決められて良かった」と淡々と口にした。
 正確なキックで左CKも任された背番号7は引き分けが残念そう。「できれば逆転して勝って終わりたかった。次は引き分けも許されない。チーム一丸で勝ち点3を取りたい」と浮かれた様子はなかった。

【楢崎が日本を窮地から救う】
 日本を窮地から救ったのは、GK楢崎だった。後半13分、ドゥールビーンのPKを左に跳んで弾き、素早くボールを抱え込んだ。同点に追い付いた直後だっただけに、大きな意味を持つプレーだ。日本の士気を高め、オマーンを明らかに気落ちさせる好セーブだった。
 長年、ポジションを争う川口(磐田)から正GKの座を再び奪いつつある。前半12分に先制ゴールこそ許したが、その後の安定感は抜群だった。終盤は広い守備範囲で相手のCKを何度もキャッチした。
 2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会では4試合のゴールを1人で守り抜いた。2006年W杯ドイツ大会ではベンチを温めたが、決して腐ることなく「日本のGK全体の力を高めることが大事。試合に出られなくてもやることはたくさんある」と、高い意識で日本代表に名を連ねていた。
 厳しい予選を勝ち抜くには、能力の高いGKの存在は不可欠になってくる。

【大久保、次戦出場停止】
 FW大久保(神戸)が痛恨のレッドカードを受けた。同点の後半29分、左サイドを駆け上がったFW玉田(名古屋)のクロスに鋭く反応。ゴール前になだれ込んだ際、相手GKハブシと激しく接触。その後、大久保が右足でハブシの背中を蹴ったため、退場処分となった。
 14日のタイ戦(アウェー)は出場停止となり、頼れる点取り屋不在はFW不足の日本にとっては大打撃となった。

≪超サカ採点表≫
オマーン代表
GK:
1.アリ・アルハブシ 6.5
好セーブ連発でオマーンの今日MVP
DF:
6.イサム・ファヤル 5.5
対人プレーに強かった
2.モハメド・ラビア 5.5
守備を統率していた
4.カリファ・アルナウフリ 4.5
不用意な応対で一発退場
MF:
15.タラル・アルファルシ 5.5
守備に専念してサイドのスペース埋めた
12.アハメド・ムバラク 6.0
強烈シュートで先制点決める
(69分11.モハメド・アルムシャイヒ 5.5)
効果的仕事できず
8.イブラヒム・サビール 6.0
中盤で起点つくる
16.モハメド・ムバラク 5.0
サイドを突破できず
(46分3.ナビル・アシュール 5.0)
守備に専念したプレー
7.イスマイル・アルアジミ 5.5
ポジションチェンジは効果薄かった
10.ファウジ・ドゥールビーン 5.0
遠藤の影響を受けた?PKは痛かった
(85分13.ユーニス・ムバラク --)
FW:
9.ハシム・サレハ 6.0
PK獲得などスピード生かしてカウンターの起点になる
日本代表
GK:
18.楢崎正剛 6.5
PKストップで日本を救う
DF:
6.内田篤人 5.5
後半は猛攻の起点になる
(89分15.今野泰幸 --)
2.中澤佑二 6.0
守備を牽引、セットプレーで存在感みせた
4.田中マルクス闘莉王 5.5
簡単なミスが目立った
3.駒野友一 5.5
攻撃面での貢献度は低かった
MF:
10.中村俊輔 6.5
絶妙なパスや強烈なシュートで存在感示す
17.長谷部誠 5.5
効果的な攻撃参加はできず
7.遠藤保仁 6.0
必殺のコロコロPKは世界最高レベル
9.松井大輔 5.5
アクセント付けられず
(78分8.山瀬功治 5.5)
決定的な仕事はできず
16.大久保嘉人 4.5
不必要な相手GKでの蹴りで一発退場
FW:
11.玉田圭司 6.0
果敢なドリブルでPK奪取
(89分12.矢野貴章 --)


超サカFLASH

6億円2口
 サッカーくじを運営する日本スポーツ振興センターは本日8日、第339回totoのBIGで6億円の1等当選が2口出たと発表した。次回への繰越金は71億5704万240円で、2回連続で70億円を突破した。

300億円突破
 日本スポーツ振興センターは本日、スポーツ振興くじ(サッカーくじ、愛称toto)の今年度売上額が305億8896万7500円となり、史上初めて6月に年度売り上げが300億円を超えたと発表した。

CMに出演
 川崎は本日、日本代表MF中村憲剛がコナミデジタルエンタテインメントから発売されている『ウイニングイレブンプレーメーカー2008』のイメージキャラクターとしてテレビCMに出演することが決定したと発表した。CMは既に7日からオンエアされている。

渡仏
 J1名古屋は本日、ドラガン・ストイコビッチ監督が長男の卒業式出席のため、明日9日にフランスに経つと発表した。再来日は22日の予定。

手術
 J1名古屋は本日、MF大森征之が右膝半月板の治療のためイタリアで検査、手術を受けると発表した。明日9日に出発し、帰国日は未定。

骨折
 ユーロ2008(欧州選手権)出場国のポルトガル代表メンバーから、GKキム・シウバが手首の骨折により離脱したことが7日、明らかになった。UEFA(欧州サッカー連盟)広報担当者によれば、キムは試合への出場はできないものの、グループAの全日程が終了する15日まではチームに帯同するとのこと。

獲得
 スペインリーガエスパニョーラのビジャレアルは7日、ニューヨーク・レッドブルズ(アメリカ)からアメリカ人FWジョジー・アルティドア(18)、リバープレート(ウルグアイ)からウルグアイ人FWロベルト・フローレス(22)を獲得したと発表した。


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