あなたの脳内診断
2008.06.12.THU
本日の超最新情報
INDEX
★金星★
ユーロ2008グループリーグ第2戦
グループB
クロアチア2−1
ドイツ
オーストリア1−1
ポーランド
クロアチアがドイツを撃破して決勝トーナメント進出決定!開催国オーストリアはヴァスティッチのユーロ最年長ゴールで土壇場ドロー!
★0−0★
国際親善試合
U-23日本代表0−0
U-23カメルーン代表
日本は決定機を決め切れずスコアレスドロー!
★非公開練習★
W杯アジア3次予選第5戦のタイ戦(14日)に向け、日本代表は非公開練習で紅白戦!
★ユーロ展望★
ユーロ2008グループリーグ・グループB・第2戦、決勝トーナメント進出を懸け、ドイツとクロアチアが激突!
★一番乗り★ユーロ2008グループリーグ第2戦
グループA
チェコ1−3
ポルトガル
スイス1−2
トルコ
ポルトガルが決勝トーナメント進出一番乗り!トルコは土壇場でスイスに逆転勝利、開催国スイスは敗退が決定!
★新監督★
チェルシーがポルトガル代表監督を務めるブラジル人のスコラリ氏(59)が7月1日から新監督に就任すると発表!
本日の超サカFLASH
日本代表FW巻誠一郎が14日に行われるタイ代表戦でスタメン出場ほか
本文
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★金星★
ユーロ2008(欧州選手権)グループリーグ第2戦結果
グループB:
クロアチア2−1
ドイツ
(クラーゲンフルト)
≪得点者≫
クロアチア:スルナ24、オリッチ62
ドイツ:ポドルスキ79
≪出場メンバー≫
【
クロアチア】
GK:
1.プレティコサ
DF:
22.プラニッチ
3.シムニッチ
■
4.ロベルト・コバッチ
5.チョルルカ
MF:
10.ニコ・コバッチ
14.モドリッチ
■
7.ラキティッチ
11.スルナ
■
(80分16.レコ
■)
FW:
18.オリッチ
(72分21.ペトリッチ)
19.クラニチャール
(85分15.クネジェビッチ)
【
ドイツ】
GK:
1.レーマン
■
DF:
2.ヤンセン
(46分19.オドンコール)
17.メルテザッカー
21.メッツェルダー
16.ラーム
MF:
13.バラック
■
8.フリンクス
20.ポドルスキ
4.フリッツ
(72分22.クラニー)
FW:
9.ゴメス
(66分7.シュバインシュタイガー
■=89分一発退場)
11.クローゼ
オーストリア1−1
ポーランド
(ウィーン)
≪得点者≫
オーストリア:ヴァスティッチ89=PK
ポーランド:ゲレイロ30
≪出場メンバー≫
【
オーストリア】
GK:
21.マチョ
DF:
4.ポガテツ
3.シュトランツル
15.プレドル
■
14.ガリチ
MF:
6.アウフハウザー
(74分19.サウメル)
11.コルクマズ
■
10.イバンシッツ
(64分7.ヴァスティッチ)
8.ライトゲプ
FW:
9.リンツ
(64分18.キーナスト)
20.ハルニク
【
ポーランド】
GK:
1.ボルツ
DF:
14.ジェフワコフ
6.ボンク
■
2.ヨップ
(46分4.ゴラニスキ)
13.ワシレフスキ
■
MF:
8.クジヌベク
■
18.レワンドフスキ
5.ドゥドカ
20.ゲレイロ
(85分19.ムラフスキ)
FW:
7.スモラレク
11.サガノフスキ
(83分17.ウォボジンスキ)
超ユーロ2008特集
ユーロ2008(欧州選手権)第6日は12日、オーストリアでグループリーグ・グループBの第2戦の2試合が行われ、クラーゲンフルトではクロアチアが最多3度の優勝を誇るドイツを2−1で下し、準々決勝進出を決めた。ウィーンでは地元オーストリアが終了間際のPKで追いつき、ポーランドと1−1で引き分け、8強進出の可能性を残した。
クロアチアは前半24分にMFスルナが先制し、後半17分にFWオリッチが加点。ドイツは同34分にFWポドルスキが今大会3点目を挙げたが及ばなかった。
オーストリアは前半30分にMFゲレイロの先制点を許したが、後半ロスタイムに元Jリーグ名古屋のMFヴァスティッチがPKを左隅に蹴り込んだ。
【クロアチア金星!ドイツ撃破】
クロアチアは序盤から激しいプレスでドイツの攻撃の芽を摘み、前半24分、MFプラニッチの左クロスにスルナが滑り込んであわせ、先制。後半17分にはスルナのシュートがポストに当たって跳ね返ったところをオリッチが楽々とゴールした。
ドイツはなかなか攻撃の形を作れず、後半34分にFWポドルスキのゴールで1点差とし、その後もパワープレーを仕掛けるなどしたが、クロアチアの捨て身の守備を崩せなかった。
予選でイングランドに2勝したクロアチアが、優勝候補の一角ドイツをねじ伏せた。39歳のビリッチ監督は大会最年少だが、戦術のセンスとチームをまとめる力は屈指だろう。「ドイツに勝つには最高のプレーをするしかない。それができた」と誇った。
相手の司令塔バラックを、かつて同僚だった主将のN・コバッチが徹底マーク。長身FWに合わせてくるボールはDFシムニッチが跳ね返した。得点はともに、サイドで素早いパスを回してスペースをつくってから上げたクロスが生んだ。
個々の力は高いが、連係に難があるドイツの長所と短所を完璧に把握し、主導権を握った。
同監督は、3位に入った1998年ワールドカップの準々決勝でドイツに3−0と完勝したチームの主力だった。ドイツに勝った時の気分を熱を込めて語り、シムニッチ、オリッチらドイツでプレーする選手の琴線に触れた。
「(聖地)ウェンブリーでイングランドに勝つより意義深い勝利だ」。狙い通りに選手を踊らせ、満足感に浸った。
【ドイツは攻守にもろさ露見】
ドイツは攻守にもろさを露見。レーウ監督は「負けてしかるべきだった」と白旗を掲げた。
快勝した初戦と同じ布陣で臨んだが、相手にうまく攻略されてリズムを崩した。早いプレスに押され、焦って出すパスはつながらなかった。所属チームで出場機会が極端に少なかったGKレーマンとDFメッツェルダーは、実戦感覚の乏しさが目立った。レーウ監督は「プレーに正確さと速さを欠いた」と認めた。
グループリーグ最終戦は隣国の開催国オーストリアが相手。実力差は歴然だが、心配の種はある。
この日は選手が苛立ちを抑えられず、シュバインシュタイガーは反則への報復行為で一発退場し、リーダー的なバラックとレーマンが警告を受けた。相手サポーターで埋まるウィーンで、平常心を保てるか。
【ヴァスティッチが38歳の最年長得点】
負ければグループリーグ敗退の共催国オーストリア。後半ロスタイムに得たPKを、38歳のヴァスティッチが落ち着いてゴール左に決めて、引き分けに持ち込んだ。ユーロで初の勝ち点にサポーターは歓喜に沸いた。ヴァスティッチはユーロの最年長得点者となった。
ヒッカースベルガー監督は「初の勝ち点は大変うれしい。最後のドイツ戦に(予選突破の)望みがつながった」と話した。
【ポーランド、PK判定「不可解」】
後半ロスタイムのPKで引き分けに持ち込まれたポーランドのベーンハッカー監督は、判定について「全く不可解。43年間この仕事をしているが、通常の小競り合いだ」と納得がいかない様子。
オーストリアとともに勝ち点1を確保し、最終のクロアチア戦に予選突破の望みをつないだが、「オーストリアは興奮しているが、我々の決勝トーナメント進出は不可能だろう。明日になれば考えが変わるかもしれないが」とさじを投げた。
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★0−0★
国際親善試合結果
U-23日本代表0−0
U-23カメルーン代表
会場:国立霞ヶ丘競技場
観衆:15560人
主審:廖国文(香港)
天気:曇り
気温:19℃
ピッチ:全面良芝
≪出場メンバー≫
【
U-23日本代表】
GK:
1.西川周作(
大分)
DF:
9.森重真人(
大分)
(82分5.伊野波雅彦(
鹿島))
4.水本裕貴(
G大阪)(cap)
19.吉田麻也(
名古屋)
12.田中裕介(
横浜M)
MF:
17.梅崎司(
浦和)
(67分7.水野晃樹(
セルティック))
16.本田拓也(
清水)
(87分6.青山敏弘(
広島))
10.梶山陽平(
FC東京)
(76分15.上田康太(
磐田))
8.本田圭佑(
VVV)
13.谷口博之(
川崎)
(76分21.エスクデロ・セルヒオ(
浦和))
FW:
11.森本貴幸(
カターニャ)
■
(63分20.李忠成(
柏))
ベンチ:
GK:
18.山本海人(
清水)
DF:
3.青山直晃(
清水)
FW:
14.興梠慎三(
鹿島)
フォーメーション
(4-5-1)
11
8 13 17
10 16
12 19 4 9
1
サッカー男子の国際親善試合は12日、東京・国立霞ヶ丘競技場で行われ、北京五輪日本代表候補はカメルーン五輪代表候補と0−0で引き分けた。
7月中旬の五輪代表決定前最後の実戦。森本(カターニャ)が1トップ、本田圭(VVV)が左MFで先発し惜しいシュートもあったが得点できず、後半には李(柏)、エスクデロ(浦和)らを次々に投入したが、実らなかった。
この試合には24歳以上のオーバーエージ選手も出場できるが、日本は23歳以下でチームを構成した。
8月の北京五輪で日本はグループリーグ・グループBに入り、アメリカ、ナイジェリア、オランダと対戦する。カメルーンは2000年シドニー五輪で金メダルを獲得した強豪。
U-23日本代表・反町康治監督
「いゲームだったが、本番を考えるとそれだけでは済まない。球際の強さや体のぶつかり合いでひるまずにできたが、あとはゴールを決める力が足りない」
U-23カメルーン代表・ムピレ監督
「両チームともしっかり戦っていた。こちらもポジショニングを確実に取って、譲らなかった。日本はスピードがあり攻撃の組み立てが良かったと思う」
日本サッカー協会・田嶋幸三専務理事
「内容は良かった。森本、水野が決めてくれれば、とも思うが、以前と比べて格段に進歩した。北京五輪に向けてすごく期待が持てる試合をしてくれた」
【反町監督はOA枠活用に前向き】
U-23日本代表の反町康治監督は本日12日、北京五輪で3選手が認められるオーバーエージ(24歳以上)枠について「考えていかないといけない」と述べ、同枠の活用に前向きな姿勢を示した。
この日のU-23カメルーン代表との親善試合は、押し気味ながらも0−0に終わった。反町監督は「ペナルティーエリアの近くで、ボールを持って仕掛けられる選手が必要」とし、OA枠は前線の選手を中心に考えていることを示唆した。今後は、五輪メンバー18選手の最終的な絞り込みを行うが、同監督は「(OA枠について)今後2週間、しっかり頭を整理してやっていきたい」と話した。
【
五輪躍進の感触は得られず】
最後の水野の直接FKもクロスバーに当たり、もどかしい90分が終わった。0−0。シュート14本を放って押し気味に進めた日本だったが、カメルーンと引き分けた。反町監督は「いい試合でも、勝ち点3を取れないことは真摯に受け止めないと」と切り出した。アフリカの雄を相手に決め手を欠き、ホームで勝利には届かなかった。
主導権を握る最大の好機は前半9分。右クロスにフリーで走り込んだ森本が右足で合わせたが枠を外した。さらに26分、左クロスから梅崎がボレー。GKに防がれ、再び先制機を逸した。「最後のところでパワーがダウンしてしまう」(反町監督)という最大の課題を修正しきれなかった。
守備は西川のスーパーセーブなどで無失点でしのいだ。パス回しや攻撃の組み立て、球際の競り合いは互角以上。5月下旬のトゥーロン国際大会(フランス)で厳しい5試合を経験し、進歩の一端はみせた。ただ、勝負どころで得点を奪えないのが心もとない。本田圭は「決定機でゴールできなければ勝てない」と嘆く。
本番まで2ヶ月を切った。梅崎は「全体の流れは悪くないが、最後の精度を上げていかないと」と話す。日本が五輪で躍進できるという感触は、現時点でまだ得られていない。
【森本、工夫重ねるもゴールなし】
2年前にイタリアに渡って以来、初めて日本のファンの前でプレーを披露した森本は後半18分に不本意な途中交代となった。「自分の仕事ができなかった」と沈んだ表情で話した。
最大の見せ場は前半9分。梅崎の右センタリングを合わせたが、シュートをゴール左へ外す痛恨のミス。「点を取ってアピールしたかったのに」と悔やんだ。
トゥーロン国際大会で全5試合に出場したことで周囲との連係は向上した。森本も巧みなステップでマークを外し、スローインでも相手2人を引きつけ、味方に背後のスペースを使わせる工夫も重ねた。反町監督も「プレーは悪くない」と内容を評価した。
森本は「もし(五輪代表に)選ばれたら自分の全てを出す」とこの悔しさを晴らす心づもりだ。
【GK西川は無失点に手応え】
GK西川は前半30分、ゴール正面からのヘディングシュートを好反応で防いだ。守護神は「あのシュートはイメージしていた」としてやったりの表情を浮かべた。
6選手が交代し、統率を取るのが難しい状況だったが、最後方から大きな声で指示を出し、無失点に貢献した。「守備陣としてはゼロにこだわっているので、良かった」と納得顔だった。
【不完全燃焼の水野】
途中出場の水野は不完全燃焼に終わった。「拮抗した試合では途中出場した選手が流れを変えないといけないのに、できなかった」と険しい表情だった。
後半ロスタイムに直接ゴールを狙ったFKは惜しくもGKの手に当たり、バーに跳ね返された。「あの位置は決めないといけない。もし(北京五輪)本番で同じような場面があって、今日のように外したら一生悔いが残る」と悔しがった。
【1万5千人余りの淋しい観客席】
前売り券の売り上げ不調で懸念された観客数は1万5560人だった。昨年2月に国立競技場で行われた北京五輪アジア2次予選の香港戦で記録した1万1909人のワースト記録更新は免れた。
日本協会の田嶋専務理事は「前売りの状況からすれば、これだけ入って良かった。見た人はそれなりに満足してくれたのではないか」と悲観していなかった。
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★非公開練習★
2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会アジア3次予選グループ2の第5戦で、日本代表は14日午後5時20分(日本時間同7時20分)からバンコクでタイ代表と対戦する。日本は本日12日はバンコク近郊で、ウオーミングアップなどを除いて大半を非公開とし、約1時間半の練習を行った。公開されたのは最初の15分のみで、その後は報道陣をシャットアウトして7分間の紅白戦を3本行った。右足首を痛めている中村俊(セルティック)も3本のうち2本プレーした。右足首痛の長友(FC東京)はこの日も別メニューで調整。岡田監督は中村俊の起用について、「明日の状態次第」と話した。
日本代表は明日13日に、試合会場のラジャマンガラ競技場で公式練習となる最終調整を行う。
第4戦まで日本は2勝1分け1敗の勝ち点7で同グループ2位。タイ(勝ち点1)に勝つか引き分ければ、もう1試合のバーレーン(同10)vsオマーン(同4)の結果次第では2位以内が確定し、9月に始まる最終予選進出が決定する。3次予選は20チームが5グループに分かれて争われ、各グループ2位までが通過する。
W杯アジア3次予選の
日本代表メンバー24名
【俊輔のタイ戦出場は微妙】
右足首痛を抱える中村俊は患部をテーピングで固めて紅白戦に出場したが「多少痛みは出ている。1日1日良くはなっているが…」と歯切れは悪かった。タイ戦に万全で臨むのは難しい状況のようだ。岡田監督も「明日の状況次第」と判断を持ち越した。
中村俊も「動けないようなら監督も万全の選手を使いたいと思う。その辺は自分で見極めないと」と複雑な表情だった。
【香川がタイ攻略に自信】
MF香川真司(C大阪)がタイ攻略に自信を示した。「簡単にはいかないけど、ハイプレッシャーの中でも技術は日本のほうが上」。非公開で行われたゲーム形式の練習では、レギュラー組に入った模様。ケガ人も複数出ており、代表初スタメンの可能性も十分にある。オマーン遠征中に水あたりとみられる腹痛による下痢に襲われ、「1、2キロくらいやせた」と体調は万全ではないが、試合には問題ない。「出れれば運動量を上げて活性化させたい」。タイ戦へのイメージはすでにできあがっている。
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★ユーロ展望★
ユーロ2008(欧州選手権)グループリーグ第2戦日程
グループB:
日本時間25:00〜
クロアチアvs
ドイツ
(クラーゲンフルト)
日本時間27:45〜
オーストリアvs
ポーランド
(ウィーン)
超ユーロ2008特集
最新TVスケジュール
ユーロ2008(欧州選手権)は12日、グループB・第2戦の2試合が行われる。注目されるのは、初戦でともに勝利を収めているドイツとクロアチアの激突。ヨーロッパの盟主復活を目指すドイツにとっては、越えなければばならない最初の壁となる。
ドイツとクロアチアの対戦成績は、メジャートーナメントに限れば通算1勝1敗。ユーロ1996準々決勝ではドイツが2−1で勝ったが、1998年W杯準々決勝では逆にクロアチアが3−0とドイツに一泡吹かせている。
ドイツの主将バラックは、「クロアチアとの試合は僕らの威信を示すための戦いになるだろう。ここで勝利をもぎ取らなければならないことは分かっている。彼らは予選でイングランド相手に連勝しているし、この大会にも大きな野望を持って臨んできている。ポーランド戦よりもさらに攻撃的に来るのだろう」と話し、クロアチア戦を自らの力を試す試金石だと位置づけた。
ドイツでは23人のメンバー全員が故障もなく順調で、バラックも「前線の層が厚いから、監督も選手を選ぶのが大変だと思う」とコメントするほどの状態。初戦ではベンチスタートだったシュバインシュタイガーの先発起用があるのかも注目されている。
対するクロアチアのビリッチ監督は、10年前のW杯でドイツを破った時のメンバー。「ベスト8進出へ足がかりを築くチャンス。我々は全てのポジションで相手と遜色がないし、うまくやれるだろう」と、強敵相手の戦いに自信を見せる。オーストリア戦で決勝PKを決めたモドリッチが試合中に足首を傷めていたが、ドイツ戦には間に合う見込み。
初戦で不調だったペトリッチに代わって先発濃厚のFWラキティッチも、「ドイツを恐れてはいないし、自分達のベストのサッカーができれば彼らを倒すチャンスは大いにあると思う。もちろん、オーストリア戦よりもずっといいプレーをしなければならないけれど…」と、意気込みを話していた。
もう1試合では共催国オーストリアとポーランドが対戦する。初戦ではクロアチアに0−1と敗れたオーストリアだが、終盤の20分間はいい形を作れていたことが第2戦へ向けての明るい材料となっている。ヒッケルスベルガー監督は、「我々にとって重要な試合だが、それはポーランドにとっても同じ。状況はオール・オア・ナッシング。敵を倒すために、最初からリスクを負わなければ」と、必勝の覚悟を明かした。
オーストリアでは、初戦で負傷していたリンツとポガテツに問題がないことが判明。ベストメンバーで第2戦へ臨む。一方のポーランドでは、初戦でミスが目立った左サイドバックのゴランスキに代えてワルジニアクが起用される見込み。また、途中出場でチャンスを演出したブラジル出身のゲレイロ抜擢の可能性もありそうだ。
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★一番乗り★ユーロ2008(欧州選手権)グループリーグ第2戦結果
グループA:
チェコ1−3
ポルトガル(ジュネーブ)
≪得点者≫
チェコ:シオンコ17
ポルトガル:デコ8、クリスティアーノ・ロナウド63、クアレスマ89
≪出場メンバー≫
【
チェコ】
GK:
1.ツェフ
DF:
2.グリゲラ
21.ウイファルシ
22.ロゼーナル
6.ヤンクロフスキ
MF:
4.ガラセク
(73分9.コラー)
17.マテヨフスキー
(68分11.ブルチェク)
3.ポラーク
7.シオンコ
■20.プラシル
(85分14.ヤロリーム)
FW:
15.バロシュ
【
ポルトガル】
GK:
1.リカルド
DF:
2.フェレイラ
16.リカルド・カルバーリョ
15.ペペ
4.ボジングワ
MF:
10.ジョアン・モウティーニョ
(75分5.フェルナンド・メイラ)
8.ペティート
20.デコ
■FW:
11.シモン
(80分17.クアレスマ
■)
7.クリスティアーノ・ロナウド
■21.ヌーノ・ゴメス
(80分9.ウーゴ・アルメイダ)
スイス1−2
トルコ(バーゼル)
≪得点者≫
スイス:ハカン・ヤキン32
トルコ:セミフ・シェンテュクル57、トゥラン89
≪出場メンバー≫
【
スイス】
GK:
1.ベナリオ
DF:
5.リヒトシュタイナー
20.ミュラー
4.センデロス
3.マニン
MF:
19.ベーラミ
8.インラー
15.フェルナンデス
(76分7.カバナス)
16.バルネッタ
(66分22.フォンランテン)
FW:
10.ハカン・ヤキン
(85分14.ギガックス)
12.デルディオク
■【
トルコ】
GK:
23.ボルカン
DF:
3.ハカン・バルタ
■2.セルべト・チェティン
15.エムレ・アシュク
22.ハミト・アルトゥントップ
MF:
7.アウレリオ
■14.アルダ
10.ギョクデニズ
(46分9.セミフ)
11.トゥメル
(46分6.メフメト・トパル)
FW:
17.トゥンジャイ
■8.ニハト
(85分18.カズム・カズム)
ユーロ2008(欧州選手権)第5日は11日、スイスの2都市でグループリーグ・グループA第2戦の2試合が行われ、ジュネーブではポルトガルがFWクリスティアーノ・ロナウドの活躍でチェコに3−1で快勝し、2勝の勝ち点6で同グループ2位以内が確定し、準々決勝へ進出した。バーゼルでは地元スイスがトルコに1−2で逆転負けし、敗退が決まった。
ロナウドは全得点に絡んだ。前半8分にシュートをGKに阻まれたが、こぼれ球をMFデコが押し込んだ。後半18分には自ら右足で決め、終了間際には横パスでFWクアレスマの得点を引き出した。
トルコは0−1の後半12分にFWセミフが頭で決め、ロスタイムにMFアルダが勝ち越した。
グループAでは勝ち点3同士のトルコとチェコが準々決勝進出を懸けて15日に対戦する。
【ポルトガルの中心にいるデコ】
高速ドリブルに無回転のFK。そして、指令塔デコのスルーパスに絶妙のタイミングであわせた決勝ゴール。今大会最高の選手との評判が高いクリスティアーノ・ロナウドの持ち味が凝縮された試合だった。
ただ、ポルトガルを決勝トーナメント一番乗りに導いた主因はデコの勝利への執念だろう。
前半8分、ゴール前で粘って先制点を奪うと、後半18分には抜群のタイミングでスルーパスを出し、ロナウドの今大会初得点をアシスト。後半ロスタイムにも素早いリスタートでダメ押し点の起点となった。
特に相手の隙をついて奪った3点目のシーンは狡猾ともいえるプレー。それこそが、デコの強欲に勝利を求める姿勢の表れといえるだろう。
ブラジルから帰化したデコにとって、地元開催でポルトガルが準優勝した前回のユーロ2004(欧州選手権)は一つの転機だった。前年に代表入りしたものの、「ポルトガル人ではない」との批判も受けた。それを自身の献身的なプレーで封じ、今やロナウドと並ぶチームに不可欠の存在となった。
「デコはポルトガルの頭脳」と敗れたチェコのブリュックナー監督。スコラリ監督は「彼が今日の仕事をしたのは、彼の能力を考えると当然だよ」と振り返った。
マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたロナウドは「我々は全員が犠牲になるプレーができる。」と胸を張る。そんな“大人のチーム”の中心にいるのがデコなのは間違いない。
【チェコの堅守が崩壊】
堅守が持ち味のチェコが3失点と崩れた。クリスティアーノ・ロナウドら強力な攻撃陣を誇るポルトガルに対し、真っ向勝負を挑んだ戦い方が災いした。何度も好セーブを見せたGKツェフも持ちこたえられなかった。
ブルックナー監督は「相手のパフォーマンスに我々の足がついていかなくなった」と残念そうに話した。
【トルコ、劇的な逆転勝ち】
トルコのテリム監督は、選手時代にバーゼルでのスイス戦で代表デビューを飾った。思い出の地で貴重な勝利を挙げ「一気に希望が沸いてきた。我々の大会は今から始まる」と大喜びだった。
先制されたが、強い雨でぬかるんだピッチで必死に前進した。後半12分に左クロスをセミフが頭で決め、終了直前にはアルダが左から切れ込んでGKの頭上を抜く鮮やかな一発を蹴り込んだ。
国内でプレーする選手がほとんどで、国外では無名の選手が多い。同監督は「セミフは得点センスが抜群。アルダは欧州屈指の選手になる素質がある。まあ見てなさい」と不敵に笑った。
【スイス、大声援むなしく散る】
超満員のスタンドから「ホップ(頑張れ)」と懸命の声援が送られた。だが初のグループリーグ突破を目指したスイスは2連敗で早々と散った。クーン監督は「ベストは尽くしたが…」と肩を落とした。
前半32分、右を突破したデルディヨクのパスをヤキンが右足で決めた。だが今季国内リーグ得点王のベテランは、その後の決定機を外し続けてヒーローになり損ねた。
「選手はよく頑張ってくれた。ただ、この国は欧州トップクラスの選手に溢れているわけではない」と同監督。ドイツで活躍するエースのフレイが初戦で負傷離脱した穴は大きかった。
過去に出場した2大会は、いずれも1分け2敗だった。今大会限りで退任する指揮官は「国民のために最高の試合をしたい」と、初勝利をせめてもの手土産にするつもりだ。
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★新監督★
イングランドプレミアリーグのチェルシーは11日、ポルトガル代表監督を務めるブラジル人の名将、ルイス・フェリペ・スコラリ氏(59)が7月1日から新監督に就任すると発表した。
スコラリ氏は組織力と個性を融合させたチーム作りに定評があり、日韓が共催した2002年ワールドカップ(W杯)でブラジルを優勝に導き、ポルトガルでもユーロ2004(2004年欧州選手権)準優勝、2006年W杯ドイツ大会4強と手腕を発揮。2006年にはイングランド代表監督の就任要請も受けた。短期間ながらJ1のジュビロ磐田を指揮したこともある。欧州クラブの指揮を執るのは初めて。
チェルシーは発表文で「彼は才能ある選手の集団から最高のものを引き出せる」とその手腕に期待した。チェルシーは欧州チャンピオンズリーグで準優勝したが、シーズン終了後にグラント前監督を解任していた。
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【超サカFLASH】
★スタメン
★
日本代表FW巻誠一郎が14日に行われるW杯アジア3次予選のタイ代表戦でスタメン出場する可能性が濃厚となった。
★親善
★
国際親善試合結果
グレナダ2−1ジャマイカ
インドネシア1−0ベトナム
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