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2008.06.18.WED
ユーロ2008、ヒディング監督率いるロシアが決勝トーナメント進出!!本日の超最新情報

INDEX

出揃う
ユーロ2008グループリーグ第3戦(最終戦)
グループD
ギリシャ1−2スペイン
ロシア2−0スウェーデン
ヒディング監督率いるロシアが完勝して決勝トーナメント進出が決まり、8強が出揃う!

攻守切り替え練習
日本代表はW杯アジア3次予選最終戦のバーレーン戦(22日・埼玉ス)に向け、攻守切り替え練習などを実施!中村俊輔は2日連続の別メニュー調整!

全治4週間
2日のオマーン戦で負傷したFC東京の日本代表DF長友佑都は右足関節三角骨障害で全治約4週間!

勝利
リスモカップ2008
横浜M2−1城南一和(韓国)
マリノスがKリーグの強豪に勝利!

ユーロ展望
ユーロ2008グループリーグ・グループD・第3戦(最終戦)、決勝トーナメント行き最後の切符を懸け、ロシアとスウェーデンが直接対決!

イタリアが生還
ユーロ2008グループリーグ第3戦(最終戦)結果
グループC
オランダ2−0ルーマニア
フランス0−2イタリア
イタリアがフランスに快勝し、死のグループCで最後の生還!オランダは全3試合ともに快勝!

暫定4位浮上
W杯南米予選第6戦
ウルグアイ6−0ペルー
ウルグアイは圧勝して暫定4位浮上!

代表引退
ユーロ2008でのグループリーグ敗退が決まったフランス代表のDFテュラム(36)とMFマケレレ(35)が代表引退を表明!

本日の超サカFLASH
磐田FW山崎亮平が左足第5中足骨骨折で全治3ヶ月ほか


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出揃う
ユーロ2008(欧州選手権)グループリーグ第3戦(最終戦)結果

グループD:

ギリシャ1−2スペイン
(ザルツブルク)
≪得点者≫
ギリシャ:ハリステアス42
スペイン:デ・ラ・レッド61、グイサ88
≪出場メンバー≫
ギリシャ
GK:
1.ニコポリディス
DF:
11.ビントラ
16.キルギアコス
(62分19.アンザス)
5.デラス
4.スピロプロス
MF:
21.カツラニス
6.バシナス
10.カラグニス
(74分21.カツラニス)
FW:
14.サルピンギディス
(86分8.ヤナコプロス)
9.ハリステアス
20.アマナティディス
スペイン
GK:
23.レイナ
DF:
18.アルベロア
2.ラウール・アルビオル
20.グティエレス
3.ファビオ・ナバーロ
MF:
16.セルヒオ・ガルシア
22.デ・ラ・レッド
14.シャビ・アロンソ
10.セスク
6.イニエスタ
(58分12.カソルラ)
FW:
17.グイサ

ロシア2−0スウェーデン
(インスブルック)
≪得点者≫
ロシア:パブリュチェンコ24、アルシャビン50
≪出場メンバー≫
ロシア
GK:
1.アキンフェエフ
DF:
22.アニュコフ
4.イグナシェビッチ
8.コロジン
18.ジルコフ
MF:
17.ズリアノフ
20.セムショフ
11.セマク
15.ビリアレトジノフ
(66分9.サエンコ)
FW:
10.アルシャフィン
19.パブリュチェンコ
(89分23.ブイストロフ)
スウェーデン
GK:
1.イサクソン
DF:
5.ストール
3.メルベリ
4.ペッター・ハンソン
2.ニルション
(79分20.アルベック)
MF:
11.エルマンデル
19.ダニエル・アンデション
(56分16.シェルストレーム)
8.アンデルス・スベンション
9.リュングベリ
FW:
17.ヘンリク・ラーション
10.イブラヒモビッチ

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超ユーロ2008特集

決勝トーナメント準々決勝日程:

19日(木)
日本時間27:45〜
ポルトガルvsドイツ
(バーゼル)

20日(金)
日本時間27:45〜
クロアチアvsトルコ
(ウィーン)

21日()
日本時間27:45〜
オランダvsロシア
(バーゼル)

22日()
日本時間27:45〜
スペインvsイタリア
(ウィーン)

 ユーロ2008(欧州選手権)第12日は18日、オーストリアでグループリーグ・グループDの最終戦2試合が行われ、ロシアが準々決勝進出を決めてベスト8が出揃った。インスブルックでロシアはスウェーデンを2−0で下し、勝ち点6の2位で突破。ザルツブルクでは同グループ首位のスペインが前回覇者ギリシャに2−1で逆転勝ちした。
 ロシアは前半24分、FWパブリュチェンコが右足で先制。後半5分にはFWアルシャビンが左クロスを右隅へ流し込んだ。準々決勝はグループC首位のオランダと当たる。
 スペインは後半16分にMFデ・ラ・レッド、同43分にFWグイサが決めた。

【知将の采配的中で8強入り】
 知将ヒディンク監督の魔法にかかったのか。初戦でスペインに1−4と大敗して窮地に陥ったロシアが、2連勝でベスト8入りを決めた。
 引き分けでもグループリーグ敗退となるため攻めなければいけない一戦で、指揮官はスウェーデンの中盤の守りに難があることを見抜き、その裏のスペースを狙わせた。
 采配は当たる。出場停止明けのエースFWアルシャビンらが次々とスペースに飛び込み、相手の守りを崩す。前半24分、流れるようにパスをつなぎ、パブリュチェンコが決めて先制。後半5分に速攻からエースがネットを揺らした。
 国内リーグの選手中心で国際経験に乏しい若手ばかりのチーム。「スペイン戦は子供のようだった」と落胆した同監督も「素晴らしい発展をしている」と目を丸くした。
 ワールドカップ(W杯)では日韓大会で韓国を4強、ドイツ大会でオーストラリアを決勝トーナメントに導いた。今大会の予選でもイングランドをけ落とした。決して強くない国で結果を残す手腕は「ヒディンク・マジック」と呼ばれる。
 準々決勝では圧倒的な強さの母国オランダにどんな手を打つのか。「とてもおもしろい試合になると思うよ」と不敵に笑っていた。

【スウェーデン、エース頼みも惨敗】
 試合後の光景がスウェーデンの現状を象徴していた。固まったまま、動けないチームメートを尻目に、エースFWイブラヒモビッチだけがぶぜんとした表情でピッチを後にした。
 左膝に故障を抱えるエースにボールを集めるだけの単調な攻め。ほとんどロシアに跳ね返された。だが、2点をリードされ、ラーゲルベック監督も満身創痍のFWを使い続けるしかなかった。
 今大会は代表を引退していた36歳のH・ラーションが復帰。だが、高齢化が進む主力の衰えは、若手中心で勢いに乗るロシアと対照的。26歳のイブラヒモビッチにしか頼れないチームはもろかった。
 同監督は「確かに年齢は上がっているが、年を取ったからこういう結果になったわけではない」と強がったが、北欧の雄は世代交代の時期にきている。

【スペインは逆転勝ちで3戦全勝】
 スペインはMFイニエスタだけを残し、前戦の先発を10人も休ませた。後半にリズムに乗り、好機を量産して逆転。アラゴネス監督は「全員、体調はとても良い」と手応えを口にした。
 国内リーグ得点王のグイサが2点に絡んだ。ロングパスを頭で落としてデ・ラ・レッドの右足シュートをアシストし、セルヒオ・ガルシアの右クロスを頭で叩き込んだ。
 準々決勝の相手はイタリア。69歳の指揮官は「前向きな姿勢で臨めば結果はついてくるだろう」と自信ありげだった。

【前回王者は3戦全敗】
 ギリシャは前半42分に左FKをFWハリステアスが頭で合わせて今大会のチーム初得点を挙げたが、後半に逆転を許して3戦全敗。レーハーゲル監督は「タレント集団のスペインに押されて持ちこたえられなかった」と悔しがった。
 代表を引退するGKニコポリディスが、試合直前に主将に任命された。後半16分にデ・ラ・レッドが放った強烈なハーフボレーに左手を伸ばしたが止めきれず、スーパーセーブで有終の美を飾ることはできなかった。

【今日から決勝トーナメント】
 ユーロ2008(欧州選手権)は18日で8強が出揃った。本日19日から始まる決勝トーナメントには、4年前の前回大会でグループリーグ敗退したドイツ、イタリア、スペインという強豪が顔を揃えた。
 一方で前回の王者ギリシャ、4強のチェコ、W杯ドイツ大会準優勝のフランスが敗退した。
 2大会連続で決勝トーナメント進出は、前回準優勝のポルトガルとオランダだけ。ポルトガルは4大会連続、オランダは6大会連続で、ともに今大会も危なげなくグループリーグを首位で通過、ユーロでの強さを実証した。
 主催国のオーストリア、スイスが敗退。現行方式になって初めてホスト国のいない決勝トーナメントを迎えるが、グループリーグでドイツを倒したクロアチア、劇的な勝利で勝ち上がったトルコ、名将ヒディンク監督率いるロシアがどこまで旋風を巻き起せるかなど、楽しみは尽きない。


攻守切り替え練習
 ワールドカップ(W杯)アジア3次予選最終戦でバーレーンと対戦する日本代表は本日18日、千葉県習志野市内で約1時間半練習し、4対4や5対5のミニゲームなどで攻守の切り替えの意識を高めた。
 守備陣はバーレーン戦をにらみ、ロングボールへの対処を確認。守りの要であるDF中澤(横浜M)は「いい形で(3次予選を)終わりたい」と話し、3月に敵地で敗れたバーレーンへの雪辱を誓った。
 右足首痛のMF中村俊(セルティック)は前日に続いて宿舎で別メニュー調整だった。
 日本は3次予選のグループ2で3勝1分け1敗の勝ち点10で既に2位以内を確保し、9月に始まる最終予選進出を決めている。バーレーン戦は22日に埼玉スタジアムで行われる。

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W杯アジア3次予選の
日本代表メンバー25名


【中村俊「走れるくらい回復した」】
 右足首痛の中村俊は2日連続して宿舎で別メニューのトレーニングとなった。チームの広報によると「走れるくらいにまで回復した」そうだが、ピッチには姿を見せなかった。
 7日のオマーン戦後に痛みが出たものの、14日のタイ戦は強行出場。帰国後はバーレーン戦出場へ意欲を見せていた中村俊だが、回復の程度次第では欠場の可能性もありそうだ。

【積極的な本田圭】
 北京五輪で主力を担うことが期待される22歳の本田圭(VVV)は積極的に動き回った。
 今年1月にオランダに渡って以後、岡田監督の下で代表に招集されるのは初めて。指揮官が掲げるサッカーについて「早くボールをはたくことやスペースに抜ける動きなど、基本的なことは同じ。戦術的な練習が始まってからどうなるか」と話し、貪欲な姿勢で練習に取り組んでいた。


全治4週間
 J1のFC東京は本日18日、先のワールドカップ(W杯)アジア3次予選のオマーン戦で負傷した日本代表DF長友佑都が、右足関節三角骨障害で全治約4週間の診断を受けたと発表した。
 長友は日本代表として出場した2日のオマーン戦で負傷し、そのまま代表に帯同したが完治せず、試合への出場はなかった。
 長友は8月の北京五輪代表候補としても期待されている。


勝利
リスモカップ2008結果

横浜M2−1城南一和(韓国)
(日産ス)
≪得点者≫
横浜M:ロペス60、兵藤68
城南一和:キム・トンヒョン73

 サッカーの国際親善試合、リスモカップ2008の横浜F・マリノスvs城南一和(韓国)は本日18日、日産スタジアムで行われ、横浜Mが2−1で競り勝った。
 横浜Mは後半16分、斎藤陽の左クロスをロペスが右足で合わせて先制。同23分にはロペスのスルーパスで抜け出した兵藤が決めた。
 城南も後半は速攻からゴールに迫ったが、1点を返すのが精一杯だった。
 横浜MはMF兵藤やGK秋元ら若手の活躍が目立った。親善試合ながらトップチームで初ゴールを挙げた兵藤は「これをリーグで出したい」と話した。秋元も好セーブを連発。リーグ戦再開前の若手のアピールに、桑原監督は「練習から目の色を変えてやってくれていた」と満足そうだった。


ユーロ展望
ユーロ2008(欧州選手権)グループリーグ第3戦(最終戦)日程

グループD:

日本時間27:45〜
ギリシャvsスペイン
(ザルツブルク)

日本時間27:45〜
ロシアvsスウェーデン
(インスブルック)

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超ユーロ2008特集
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最新TVスケジュール

 ユーロ2008(欧州選手権)は本日18日、グループD最終戦の2試合が行われる。ともに勝ち点3で並び、勝った方が準々決勝の切符を手にするロシアとスウェーデンの対決は、激しい戦いになりそうだ。また、すでに敗退の決定している前回優勝国ギリシャは、1位抜けを確定しているスペインと対戦する。
 グループDは、スペインが2連勝で首位を決め、勝ち点3で並ぶロシアとスウェーデンが2位の座を激しく争っている。最終戦で迎えるロシアとスウェーデンの激突では、勝った方が2位となってベスト8への切符を手にするが、引き分けの場合はグループ全体の得失点差で優るスウェーデンが2位となる。
 初のグループ突破(旧ソ連時代を除く)を目指すロシアにとって追い風なのは、チームの得点源、アルシャビンが出場停止から復帰し、今大会初めて出場できること。ヒディンク監督は、「アルシャビンは、ゼロから何かを生み出すことのできる選手。どこからでも点が取れるので、チームとしてもありがたい存在。彼がプレーするかしないか、あるいはどこで使うかは話せないが、4日の親善試合を最後に実戦から離れていたこともあり、90分間通してやるには十分なコンディションでない面もある」と話し、ベスト8進出の切り札として期待していた。
 予想では、アルシャビンは下がり目のFWとしてパブリュチェンコとコンビを組むとみられていて、疲れの見えるMFビリャレトディノフが先発から外れる見込み。スウェーデン側は引き分けでもいいことについて、ヒディンク監督は、「スウェーデン人のメンタルからして引き分けのためにプレーするというのは合わないだろう。彼らは攻撃的な志向を持っていて、勝つことを好むのだ」と話し、攻め合いの展開を望んでいた。
 これに対し、スウェーデンでは、ここまで2得点を決めているエースのイブラヒモビッチの状態が気にかかる。イブラヒモビッチは膝に故障を抱えているため、初戦では71分、第2戦では前半のみ退いている。また、チームとしても後半途中から急速に勢いを失って支配権を明け渡す戦いが続いており、この点をラガーバック監督がどう修正してくるか注目されている。
 スウェーデンは、アレクサンデションの太ももの故障が癒え、ストールに代わって右DFに復帰する見込み。先発変更はここだけとみられているが、展開次第ではスピードが武器のセバスティアン・ラーションを早めに投入し、エルマンダーを中央に移して攻撃を厚くするオプションもある。ラガーバック監督は、「我々にはたくさんの選択肢がある」と話していた。
 もう1試合では、勝ち抜きを決定しているスペインと敗退決定のギリシャが対戦する。
 スペインのアラゴネス監督は、2006年W杯でも消化試合のサウジアラビア戦で控え選手を起用。ただ、その時は十分に休養させたはずのメンバーで臨んだ決勝トーナメント1回戦でフランスに敗れている。「当初から1位が決定したら、メンバーの大半を入れ替えて選手達にアピールの機会を与えたいと思っていた。少なくとも今はそう考えているが、気が変わる可能性もある」と、同監督。おそらく、フェルナンド・トーレス、ビジャらは休ませ、グイサ、セルヒオ・ガルシア、セスク、レイナらが先発起用されるとみられている。
 それでもF・トーレスは、「ここまでの仕事はうまくいっているが、本当の戦いは準々決勝から。これまで、こういう状況は何度も迎えてきたのに、様々な理由からタイトルは達成できていなかった。だから、優勝候補だとは思ってはいないし、そう言われたいとも思わない」と、気を引き締めていた。
 一方、ギリシャ側もケガ人の続出などから、控えメンバー中心で臨む見込み。また、ここまで89キャップを記録し、今大会を最後に代表引退を表明しているGKニコポリディスにとっては、ギリシャのユニフォームをまとって戦う最後の試合となる。


イタリアが生還
ユーロ2008(欧州選手権)グループリーグ第3戦(最終戦)結果

グループC:

オランダ2−0ルーマニア
(ベルン)
≪得点者≫
オランダ:フンテラール54、ファン・ペルシー87
≪出場メンバー≫
オランダ
GK:
16.ステケレンブルフ
DF:
21.ブラルーズ
(58分12.メルヒオット)
3.ハイティンガ
14.バウマ
15.デクレル
MF:
6.デゼーウ
8.エンヘラール
20.アフェライ
7.ファンペルシー
11.ロッベン
(62分18.カイト)
FW:
19.フンテラール
(83分22.フェネホール・オフ・ヘッセリンク)
ルーマニア
GK:
1.ロボンツ
DF:
2.コントラ
4.ターマシュ
14.ギオネア
3.ラト
MF:
8.コドレア
(72分20.ディカ)
5.キブ
11.コチシュ
FW:
16.ニコリツァ
(82分7.フロレンティン・ペトレ)
18.マリウス・ニクラエ
(59分21.ダニエル・ニクラエ)
10.ムトゥ

フランス0−2イタリア
(チューリヒ)
≪得点者≫
イタリア:ピルロ25=PK、デ・ロッシ62
≪出場メンバー≫
フランス
GK:
23.クペ
DF:
14.クレール
5.ギャラス
3.アビダル=24分一発退場
13.エブラ
MF:
10.ゴブ
(66分8.アネルカ)
20.トゥララン
6.マケレレ
22.リベリー
(10分11.ナスリ)
(26分2.ブームソン
FW:
9.ベンゼマ
12.アンリ
イタリア
GK:
1.ブッフォン
DF:
19.ザンブロッタ
2.パヌッチ
4.キエリーニ
3.グロッソ
MF:
21.ピルロ
(55分13.アンブロジーニ)
10.デ・ロッシ
8.ガットゥーゾ
(82分22.アクイラーニ)
20.ペッロッタ
(64分16.カモラネージ)
FW:
9.トニ
18.カッサーノ

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超ユーロ2008特集

 ユーロ2008(欧州選手権)は17日、スイスでグループリーグ・グループCの最終戦2試合が行われ、チューリヒではワールドカップ(W杯)ドイツ大会覇者のイタリアが同準優勝のフランスに2−0で快勝し、勝ち点4の2位で2大会ぶりに8強入りした。
 ベルンでは既に準々決勝進出を決めているオランダがルーマニアを2−0で下し3連勝。勝てば2位通過だったルーマニアは勝ち点2止まりで敗退した。
 イタリアは前半25分にFWトニが倒されて得たPKをMFピルロが決め、後半17分に間接FKからMFデ・ロッシがミドルシュートで加点した。オランダは後半にFWフンテラールとFWファン・ペルシーが得点した。
 イタリアは準々決勝でグループD首位のスペインと対戦する。

【宿敵破り、自信回復】
 ふがいない初戦と、もの足りない第2戦で崖っぷちに追い込まれたイタリアは、宿敵相手に一歩も引かなかった。ドナドーニ監督は「10点満点。15点を与えてもいい」と興奮で声を上ずらせた。
 フランスにはユーロ2000(2000年欧州選手権)決勝で延長戦の末に敗れ、煮え湯を飲まされた。2年前のW杯決勝ではPK戦の末に退けたが、記録はあくまで引き分けだ。イタリアにとって、フランスに勝つことほど自信回復に効く薬はない。
 44歳の指揮官が「滑り出しの守備が良かった。スペースをうまく封じた」と褒めたように、常に1人の相手に2人以上で素早く詰め寄った。主導権を握ったところでPKを得る。左隅にズバリ決めたピルロは、アッパーカットのようなガッツポーズで喜びを爆発させた。
 後半17分には、デ・ロッシのシュートがアンリの足に当たってゴールに吸い込まれた。「運もあったが、必死の姿勢が呼び込んだゴールだ」とドナドーニ監督。準々決勝のスペイン戦に向け「今回以上に気迫を持って臨みたい」と、自信ありげに言った。

【フランス、万事休す】
 3度目の優勝を目指したフランスは1分け2敗の勝ち点1で最下位に沈み、4大会ぶりのグループリーグ敗退を喫した。
 前半10分、タックルに入ったリベリーが自身の足を痛めてうずくまり、続行不能で交代。同24分には背後からのファウルでPKを献上したアビダルが一発退場。相手に最も恐れられた攻撃の要を失った上、数的不利も強いられて万事休した。
 ドメネク監督は悲観するのを拒むように「あきらめずに力を振り絞ってくれた」。前半34分にアンリがポスト左に外し、後半29分にはベンゼマの右足シュートがGKブッフォンに阻まれた。決定機はこれくらいだった。
 スタンドの半分近くはフランスのサポーターだったが、いつも力強く響く「行け、ブルー(フランスの愛称)」コールは一度も聞かれなかった。

【オランダは3戦連続快勝で勝ち点9】
 オランダが強豪揃いのグループリーグ・グループCで一歩抜けた強さを見せて3連勝。既に準々決勝進出が決まっていることでフランス戦から先発を9人入れ替えても、余裕の勝利だった。
 エースFWファン・ニステルローイに代わり、1トップに入ったフンテラールが後半9分、右クロスを左足で合わせて先制。終了前にファン・ペルシーが加点した。ファン・バステン監督は「“死のグループ”で勝ち点9を獲得し、9ゴールも奪えて幸せだよ」と笑みが絶えなかった。

【ルーマニア、ゴール遠く敗退】
 勝てばグループリーグ突破が決まったルーマニアは、エースFWムトゥ頼みの単調な攻撃でゴールが遠かった。逆に主力を休ませたオランダに2得点を奪われ、試合後の選手は憔悴しきった様子だった。
 強豪が集うグループCで最も評価は低かったが、フランス、イタリアと引き分けて実力があることは示した。ピチュルカ監督は「オランダは私達より良いチームで、生き生きとしていたね」と素直に敗戦を受け入れた。


暫定4位浮上
W杯南米予選第6戦結果

ウルグアイ6−0ペルー
≪得点者≫
ウルグアイ:フォルラン8、38=PK、57、ブエノ61、69、アブレウ89

 2010年W杯南米予選は17日、第6戦の1試合が行われ、ウルグアイは6−0とペルーに圧勝した。
 ホームにペルーを迎えたウルグアイがゴールラッシュを見せた。スペインリーガエスパニョーラで活躍するエースのフォルラン(アトレティコ・マドリード)が、開始8分で口火を切ると、38分にもPKを沈めリードを2点として後半へ。
 フォルランはさらに、後半12分にもゴールを決めてハットトリックを達成。その後も得点を重ねたウルグアイは6点を挙げ、ペルー攻撃陣には最後までゴールを許さず、完勝を収めた。
 6試合を終えた両国は、ウルグアイが勝ち点を8に伸ばして暫定4位に浮上した一方、ペルーはいまだ未勝利で同3と苦しんでいる。


代表引退
 フランス代表のDFリリアン・テュラム(36)とMFクロード・マケレレ(35)が17日、代表からの引退を表明した。ユーロ2008(欧州選手権)に出場していたフランスはこの日、イタリアに敗れ、グループリーグ敗退が決まった。
 テュラムはイタリア戦は欠場したが、同国歴代最多の代表142試合出場を誇り、守備の要として地元での1998年ワールドカップ(W杯)制覇とユーロ2000(2000年欧州選手権)優勝に貢献。中盤の守備力が持ち味のマケレレは、イタリア戦で同通算71試合目の出場を果たした。


超サカFLASH

本格合流
 J1怪我で離脱していた浦和DF阿部勇樹、MF三都主アレサンドロ、平川忠亮が17日からスタートした北海道・夕張キャンプで練習に本格合流した。

全治3ヶ月
 J1磐田FW山崎亮平が左足第5中足骨骨折の重傷を負っていたことが17日、明らかになった。全治は3ヶ月で、10月に行われるアジアユース選手権の出場は微妙。

レンタル
 J2甲府は本日、ブラジルのグレミオからFWサーレス(22)、マリリアからFWマラニョン(23)=ともにブラジル=の期限付き移籍での加入が決まったと発表した。期間は来年1月1日まで。

先勝
W杯北中米カリブ海2次予選第1戦結果

アンティグア・バーブータ3−4キューバ


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